JP2736609B2 - 円板カッターの歯部の構造 - Google Patents

円板カッターの歯部の構造

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JP2736609B2
JP2736609B2 JP6168784A JP16878494A JP2736609B2 JP 2736609 B2 JP2736609 B2 JP 2736609B2 JP 6168784 A JP6168784 A JP 6168784A JP 16878494 A JP16878494 A JP 16878494A JP 2736609 B2 JP2736609 B2 JP 2736609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば草払い機に使用
される円板カッターに関し、特にその歯部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として図3に示すものがあっ
た。図3において、1は円板カッターであり、円板状の
台金2の外周部に歯丈の等しい歯部3を周方向に所定ピ
ッチで有する。各歯部3は、鋸歯状に形成した歯台4の
回転側端面(右端面)に板状に形成した超硬製のチップ
5をロウ付け固着するとともに、該チップ5の先端切刃
を上記歯台4の外周端から半径方向外方に突出させてな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記記従来のものは、
各歯台4の高さが等しいため、各チップ5が均等に接触
して被切断物を切断することになる。このため、障害物
との衝突によって一部のチップが折損すると、直に切断
性能が低下したり、振動が大きくなったりして草払い等
の作業が続行できなくなる欠点があった。本発明は、上
記欠点を解消した新規な円板カッターの歯部の構造を得
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、円
板状の台金の外周部に歯丈の高い第1歯部と該第1歯部
の切刃の半径方向内端よりも低い位置に切刃を有する
丈の低い第2歯部とを一体に有する段付き歯部を周方向
に所定ピッチで形成し、前記歯丈の高い第1歯部の基部
であってかつ第2歯部の切刃よりも低い位置に円周方向
の肉抜き部を形成するとともに、該肉抜き部は円周方向
に細長い長孔とする構成にしたものである。この場合、
前記肉抜き部は小孔を円周方向に所定ピッチで形成する
ようにしてもよい。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本発明の第1実施例を示す部
分側面図である。図1において、10は円板カッターで
あり、円板状の台金11の外周部に、歯丈の高い第1歯
部13と歯丈の低い第2歯部15とを一体に有する段付
き歯部12を周方向に所定ピッチで有する。この段付き
歯部12は以下の如くなっている。即ち、半径方向外方
に大きく突出する鋸歯形の第1歯台13aの回転側(右
側)に、この第1歯台13aに対して半径方向外方に小
さく突出する鋸歯形の第2歯台15aを段状に形成し、
第1歯台13aの回転側端面(図において右端面)に第
1チップ(切刃)14をロウ付け固着して上記第1歯部
13を形成し、また第2歯台15aの回転側端面(図に
おいて右端面)に第2チップ(切刃)16をロウ付け固
着して上記第2歯部15を形成してなる。
【0006】上記第1歯台13aおよび第2歯台15a
の外周面13b,15bは共に同じ逃げ角にするととも
に、第2歯台15aの外周面15bは、前段側(回転
側)第1歯台13aの外周面13bの延長線上に位置さ
せる。また、各第1チップ14,第2チップ16は、第
1歯台13a、第2歯台15aの先端から若干(約2m
m)半径方向外方に突出させる。このようにすれば、第
1歯部13を研磨する際に砥石が第2歯部15に衝突し
なくなり、円滑な研磨ができる。
【0007】上記第1歯部13の基部に円周方向の肉抜
き部17を形成する。この上記肉抜き部17は、図1に
示すように、第1歯部13の基部の円周方向中間部に円
周方向に細長い長孔17aを形成し、前部側(回転方
向)の肉幅L1を約4mmとし、後部側(反回転方向)
の肉幅L2を約3mmとする。これにより、上記第1歯
部13の基部の厚さ方向の強度を弱める。
【0008】図2は上記肉抜き部17の第2実施例を示
す。このものは、第1歯部13の基部に、例えば4個の
小径の小孔17bを円周方向に所定ピッチで形成したも
のである。その他は前述した第1実施例と同様の構造と
なっている。
【0009】次ぎに上記実施例の作用・効果について説
明する。円板カッター10を地面と平行に配置して回転
させ、草つまり被切断物に向けて進行させると、歯丈の
高い第1歯部13が主として上記被切断物に接触してこ
れを切断することになる。ここで、上記第1歯部13が
小石等の障害物に衝突して一部の第1歯部13の第1チ
ップ(切刃)14が折損し、切断機能が低下したりまた
は振動が大きくなったり、あるいは長期の使用によって
各第1チップ14が磨耗した場合には、該第1歯部13
を以下の如くして台金11から分離除去する。
【0010】即ち、ペンチ等の工具により上記第1歯部
13をその基部の肉抜き部17を中心として厚さ方向に
反復屈曲させ、肉抜き部17に交番加重を与える。さす
れば、上記第1歯部13は肉抜き部17で折損し、台金
11から分離することになる。上記第1歯部13が台金
11から除去されると、台金11の外周部に第2歯部1
の第2チップ(切刃)16が現れ、その後はこの第2
チップ16が被切断物を切断することになる。これによ
り切断性能が長期に亘って良好に維持されることにな
る。
【0011】なお、上記第1歯部13の折損数が少ない
場合には、この折損した第1歯部13およびこれと点対
称位置にある第1歯部13を前述の要領で台金11から
分離するようにしてもよい。このようにすれば、未損傷
の第1歯部13を有効に使用することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、切断性能を長期に亘って良好に維持することができ
るとともに、作業中に障害物の衝突による第1歯部の切
刃(チップの折損があっても、当初の性能を迅速に復
帰させることができ、作業能率が高くなる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部分側面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す部分側面図である。
【図3】従来例を示す部分側面図である。
【符号の説明】
10 円板カッター 11 台金 12 段付き歯部 13 第1歯部 13a 第1歯台 13b 外周面 14 第1チップ(切刃) 15 第2歯部 15a 第2歯台 15b 外周面 16 第2チップ(切刃) 17 肉抜き部 17a 長孔 17b 小孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の台金(11)の外周部に歯丈の
    高い第1歯部(13)と該第1歯部(13)の切刃(1
    4)の半径方向内端よりも低い位置に切刃(16)を有
    する歯丈の低い第2歯部(15)とを一体に有する段付
    き歯部を周方向に所定ピッチで形成し、前記歯丈の高い
    第1歯部(13)の基部であってかつ第2歯部(15)
    の切刃(16)よりも低い位置に円周方向の肉抜き部
    (17)を形成するとともに、該肉抜き部(17)は円
    周方向に細長い長孔(17a)としたことを特徴とする
    円板カッターの歯部の構造。
  2. 【請求項2】 前記肉抜き部(17)は小孔(17b)
    を円周方向に所定ピッチで形成してなることを特徴とす
    る請求項1記載の円板カッターの歯部の構造。
JP6168784A 1994-06-27 1994-06-27 円板カッターの歯部の構造 Expired - Lifetime JP2736609B2 (ja)

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JPH081578A JPH081578A (ja) 1996-01-09
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JPS55129730U (ja) * 1979-03-09 1980-09-13
JPH0533228Y2 (ja) * 1987-01-20 1993-08-24

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JPH081578A (ja) 1996-01-09

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