JP2735773B2 - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

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JP2735773B2
JP2735773B2 JP24267893A JP24267893A JP2735773B2 JP 2735773 B2 JP2735773 B2 JP 2735773B2 JP 24267893 A JP24267893 A JP 24267893A JP 24267893 A JP24267893 A JP 24267893A JP 2735773 B2 JP2735773 B2 JP 2735773B2
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周一 中田
雄二 種村
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定の軌道上を移動可能
な産業用ロボットや工作機械の移動部等に用いられる動
力線や信号線等のケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一定の軌道上を移動可能な産業用
ロボットや工作機械の可動部等に対し、その移動を妨げ
ないように動力線や信号線等を接続しておくために、ケ
ーブルベアが使用されている。例えば図7は特開平2−
303777号公報に記載されているケーブルの接続を
示すものである。産業用ロボットRがレールLに沿って
図中左右方向に移動可能になっている。この産業用ロボ
ットRの接続ボックスBとコントローラCの間に動力線
や信号線が接続されており、このロボットRはコントロ
ーラCによって制御されるとともに動力線から電力の供
給を受けて移動等の動作を行う。動力線や信号線はケー
ブルベア2に収納されており、動力線や信号線等がロボ
ットRの移動に追従する一方、その移動を妨げないよう
になっている。なお図中3はケーブルベア2を支持する
ローラである。
【0003】ケーブルベア2の一例を図8に示す。ケー
ブルベア2は複数のフレーム2aがピン2bで屈曲可能
に接続されている。このフレーム2aの中に、後述する
動力線ケーブル10a,10dおよび信号線ケーブル1
0b,10cが収納されている。図9は図7中X−X’
断面を示したものである。動力線ケーブル10a,10
dは、動力線であるシールドされた電線12a,12d
が複数束ねられ、断線防止用の保護管11a,11dに
挿入されている。同様に、信号線ケーブル10b,10
dは、信号線であるシールドされた電線12b,12b
が複数束ねられ、断線防止用の保護管11b,11cに
挿入されている。そして、この動力ケーブル10a,1
0dおよび信号ケーブル10b,cが、ケーブルベア2
の断面積に対する動力線および信号線ケーブル10a〜
10dの占める割合である占積率が50%を越えない範
囲内でケーブルベア2に収納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したケーブルベア
2を使用した動力線および信号線ケーブル10a〜10
dの配線には以下の問題点がある。すなわち、産業用ロ
ボットRが走行してケーブルベアのフレーム2a,2b
が屈曲するときに、フレーム2aおよびケーブル1a〜
1dならびにケーブル1a〜1d同士がこすれ合うこと
により保護管11a〜11dが破損し、さらには電線1
2a〜12dが破損して断線することがある。また、動
力線および信号線ケーブル10a〜10dは保護管11
a〜11dに挿入されているために個々のケーブル10
a〜10dが太くなってしまう。そして、この太いケー
ブル10a〜10dが占積率が50%を越えない範囲で
ケーブルベア2に収納されているためにケーブルベア2
を大きくする必要があり、設備全体が大型化してしま
う。さらに、保護管11a〜11dに電線12a〜12
dを挿入する場合に、電線12a〜12dが保護管11
a内で折れ曲がったり、からまったりすると断線の原因
になり易いといった問題があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するもの
で、ケーブルベアおよび保護管を必要とせず、断線しに
くいケーブルの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
点を解決するためになされたものであり、請求項1に記
載のものは、複数のケーブルが一体的かつ平状に固着さ
れ、一端を固定設備側に接続し、他端を移動体側に接続
して用いられるフラットケーブルにおいて、このフラッ
トケーブルの外表面に平面部と円弧部とが並列に形成さ
れているものである。 また、請求項2に記載のもの
は、外周に円弧部を有する円弧型ケーブルと、外周に平
面部を有する角型ケーブルとからなり、前記円弧型ケー
ブルと前記角形ケーブルとを並列配置するとともに、一
体的かつ平状に固着したものである。また、特にこの構
成において前記円弧型ケーブルは断面形状が丸形であ
り、前記角型ケーブルは断面形状が四角形であり、前記
円弧型ケーブルと前記角型ケーブルとが交互に配置され
ているものである。さらには、上記した各フラットケー
ブルの外表面をテフロンコーティングしたものである。
【0007】
【作用】請求項1のフラットケーブルは、複数のケーブ
ルが一体的かつ平状に固着され、外表面に平面部と円弧
部とが並列に形成された構成のために、各ケーブルがこ
すれたりからまることなく、フラットケーブルをその剛
により屈曲できる。また、このフラットケーブルを複
数本重ねて使用する際、重なり合うフラットケーブルが
平面部と円弧部とで接触するように配置することにより
互いのフラットケーブルの接触面積が小さく、フラット
ケーブル間の摩擦を最小限にし、ケーブルが損傷するこ
とを防止するようになっている。さらに、各ケーブル同
士が食い込んで摩擦することも防止する。請求項2のフ
ラットケーブルは、外周に円弧部を有する円弧型ケーブ
ルと外周に平面部を有する角型ケーブルを並列配置した
構成であるため、上記請求項1のフラットケーブルと同
様の作用がある。
【0008】
【実施例】以下に発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の実施例であるフラットケーブルを用
いた産業用ロボットの全体構成を示した図である。産業
用ロボットRが台車ごと図面左右方向に所定距離内で移
動可能となっている。産業用ロボットRには複数の電動
モータが設けられており、この電動モータにより、産業
用ロボットRの走行およびアームの駆動が行われるよう
になっている。
【0009】産業用ロボットRの走行経路の方向に配線
ダクト11が平行に配置されている。配線ダクト11は
断面形状が長方形で内部に空間を有し、側面には図略の
溝が形成されている。産業用ロボットRには図略のフラ
ンジを介してタームナルボックスBが取り付けられてお
り、前記フランジが前記溝を通り抜け、ターミナルボッ
クスBは配線ダクト11内で移動可能となている。配線
ダクト11の一端には電源装置を内蔵したコントローラ
Cが配設されている。このコントローラCとターミナル
ボックスB間は本発明の実施例であるフラットケーブル
50で接続されている。このフラットケーブル50はコ
ントローラCとターミナルボックスBとの間で屈曲して
配置されており、産業用ロボットRの走行によってその
屈曲位置を変化させながら移動するようになっている。
【0010】次に、図2、図3および図4に基づき本発
明の実施例であるフラットケーブル50について説明す
る。図2[A]は図1中Y−Y’断面を示した図であ
る。本実施例の場合は3本のフラットケーブル50a,
50b,50cが重ねられて使用されている。図2
[B]に示すように、個々のフラットケーブル50a,
50b,50cは丸型ケーブル60と角型ケーブル70
から構成されている。丸型ケーブル60は信号線として
使用されており、図3に示すように、シールドされた電
線62を2本束にした対電線61を5本一まとめにし
て、シース63にて断面形状が円になるように固められ
ている。また、角型ケーブル70は動力線として使用さ
れており、図4に示すように、シールドされた電線71
を8本一まとめにして、シース73にて断面形状が正方
形になるように固められている。なお、上記シース6
3,73はしなやかで絶縁性が高く、しかも難燃性のポ
リ塩化ビニル製のものが使用されている。そして、上述
した丸型ケーブル60と角型ケーブル70が交互に並列
され、各シース63,73間で融着され、各フラットケ
ーブル50a,50b,50cを形成している。さら
に、この各フラットケーブル50a,50b,50cが
丸型ケーブル60と角型ケーブル70が接触するように
重ねられて使用されている。
【0011】本実施例のケーブルは丸型ケーブル60と
角型ケーブル70を交互に並列配置にし、各ケーブル間
を融着し、一体化したフラットケーブルのために、この
ケーブルの剛性のみよってケーブルを案内・支承でき
る。また、丸型ケーブル60と角型ケーブル70を交互
に配列した構成のために、複数本数のフラットケーブル
50を重ねて使用する場合、各フラットケーブル50
a,50b,50cの接触部分が丸型ケーブル60と角
型ケーブル70とで接触することで、フラットケーブル
間の摩擦を最小限にでき、図5に示すような丸型ケーブ
ル70のみで構成されたフラットケーブルのように、各
ケーブルごとの食い込を防止できる。さらに、角型ケー
ブル70は剛性が高いため、産業用ロボットRによって
ケーブル全体がけん引または押し進められる時、ケーブ
ル全体の長手方向のたわみを発生せずに移動させること
を助ける作用がある。
【0012】また、図6に示すようにフラットケーブル
50の外周面をテフロンによりコーティングすることに
より、ケーブル間の摩擦をより少なくできる。以上の実
施例では、産業用ロボットに使用されるケーブルの接続
について示したが、例えばレーザ加工機の加工ヘッド等
の移動体に対する配線に使用することもできる。また、
信号線は電線に限られず、光ファイバであってもよい。
さらに、本実施例においては動力線と信号線の双方を接
続する例について説明したが、いずれか一方の接続に用
いることもできる。
【0013】また、本実施例において、フラットケーブ
ル50,50b,50cは丸型ケーブル60と角型ケー
ブル70が交互に配置されているが、必ずしも交互に配
置する必要はない。
【0014】
【発明の効果】請求項1のフラットケーブルは、複数の
ケーブルが一体的かつ平状に固着され、外表面に平面部
と円弧部とが並列に形成された構成とし、この一体型ケ
ーブルの剛性によりケーブルを案内・支承できるように
したために、ケーブルベアおよび保護管を廃止すること
ができ、設備全体を安価かつ小型にすることができる。
また、ケーブルベアを使用したときに比べ、発生する騒
音も小さいといった利点がある。さらに、ケーブル同士
が接触する面において、ケーブルの食い込み現象を防止
し、フラットケーブル同士の摩擦を最小限にでき、ケー
ブルの寿命を著しく向上させるといった効果がある。
求項2のフラットケーブルは、外周に円弧部を有する円
弧型ケーブルと外周に平面部を有する角型ケーブルを並
列配置した構成であるため、上記請求項1のフラットケ
ーブルと同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す産業用ロボットの全体構
成図である。
【図2】本発明の実施例であるフラットケーブルの断面
形状を示した図である。
【図3】丸型ケーブルの断面図である。
【図4】角型ケーブルの断面図である。
【図5】ケーブルの食い込みを示した参考図である。
【図6】フラットケーブルをテフロンコーティングした
図である。
【図7】従来の産業用ロボットを示した図である。
【図8】ケーブルベアを示した図である。
【図9】ケーブルベアの断面図である。
【符号の説明】
2 ケーブルベア 10a,10d 動力線ケーブル 10b,10c 信号線ケーブル 11 保護管 12a〜d 電線 50 フラットケーブル 60 丸型ケーブル(円弧部、円弧型ケーブル) 61 対電線 63 シース 70 角型ケーブル(平面部) 71 電線 73 シース B 接続ボックス C コントローラ L レール R 産業用ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−303777(JP,A) 実開 平2−104992(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブルが一体的かつ平状に固着
    され、一端を固定設備側に接続し、他端を移動体側に接
    続して用いられるフラットケーブルにおいて、このフラ
    ットケーブルの外表面に平面部と円弧部とが並列に形成
    されていることを特徴とするフラットケーブル。
  2. 【請求項2】 工作機械の移動部分や走行型ロボット等
    の配線に使用されるケーブルであって、外周に円弧部を
    有する円弧型ケーブルと、外周に平面部を有する角型ケ
    ーブルとからなり、前記円弧型ケーブルと前記角形ケー
    ブルとを並列配置するとともに、一体的かつ平状に固着
    したことを特徴とするフラットケーブル。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載されたフラットケー
    ブルであって、前記前記円弧型ケーブルは断面形状が丸
    形であり、前記角型ケーブルは断面形状が四角形であ
    り、前記円弧型ケーブルと前記角型ケーブルとが交互に
    配置されていることを特徴とするフラットケーブル。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から前記請求項3のいずれ
    か1項に記載されたフラットケーブルであって、前記フ
    ラットケーブルの外表面をテフロンコーティングしたこ
    とを特徴とするフラットケーブル。
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JP3826118B2 (ja) * 2003-07-08 2006-09-27 キヤノン株式会社 露光装置

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