JPH0731294U - 配線/配管装置 - Google Patents

配線/配管装置

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JPH0731294U
JPH0731294U JP6014593U JP6014593U JPH0731294U JP H0731294 U JPH0731294 U JP H0731294U JP 6014593 U JP6014593 U JP 6014593U JP 6014593 U JP6014593 U JP 6014593U JP H0731294 U JPH0731294 U JP H0731294U
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繁次 田中
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工多関節ロボットの手首にアシスト
気体および冷却液などの流体を導き、また電気信号を導
く可撓性長手体を、簡単な構成で、しかも摺動抵抗をな
くして、案内し、またメンテナンスを容易にすること。 【構成】 第1内筒とそれを外囲する第1外筒との間に
第1収納空間を形成し、また第2内筒とそれを外囲する
第2外筒との間に第2収納空間を形成し、可撓性を有す
る一対の長手体の各一端部は、第1内筒と第1外筒とに
よって構成される第1支持体に固定し、各他端部は第2
内筒と第2外筒とによって構成される第2支持体に固定
し、それらの長手体のU字状に弯曲された各凸部を、保
持具で緩やかに連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配線/配管のための長手体を案内する装置に関し、たとえばレーザ 加工を行う多関節ロボットの手首に可撓性を有する導線およびいわゆるアシスト 気体用の可撓性管を配線/配管するために有利に実施することができる装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
典型的な先行技術は、特開平4−253589に開示されている。この先行技 術では、レーザ加工を行うロボットの手首鞘管と、それを外囲するオイルシール 保持環とが相互に軸線まわりに回転可能に設けられ、その鞘管とオイルシール保 持環との間に軸線方向に間隔をあけてオイルシールを配置して、軸線方向に複数 の環状室を設け、これらの環状室を、アシスト気体および冷却液などの受渡し室 として形成し、これらの環状室を経由してその環状室に接続される配管路を設け てアシスト気体および冷却液の供給/回収を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような先行技術では、相互に独立した複数の環状室を構成するために、オ イルシールおよびその他の部品の数が多く、それらの部品の加工および組付けが 煩雑となり、また価格が高くなる。
【0004】 またこのような先行技術では、複数のオイルシールが取付けられているので、 摺動抵抗が大きくなり、動力が無駄になり、いわゆるロストモーションが大きく なる。
【0005】 さらにまたこの先行技術では、オイルシールによる摺動によって、そのオイル シールが摩耗し、オイルシールを定期的に交換する必要があり、メンテナンスが 煩雑である。
【0006】 さらにこの先行技術では、アシスト気体および冷却液などの流体を案内するこ とはできるけれども、電気信号および電力を伝送する導線のための工夫はなされ ていない。
【0007】 本考案の目的は、部品点数を少なくし、また摺動抵抗を低減し、メンテナンス が容易である配線/配管装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1支持体と第2支持体とを有し、 第1支持体は、第1内筒と、その第1内筒を外囲して第1内筒に固定される第 1外筒との間に、第1収納空間を有して形成して構成され、 第2支持体は、第1内筒と同一直線上に軸線を有し第1内筒と相対的に回転自 在である第2内筒と、その第2内筒を外囲して第2内筒に固定される第2外筒と の間に、第1収納空間に臨む第2空間を形成して構成され、 可撓性を有する配線/配管のための一対の長手体の各一端部が第1支持体に固 定され、各他端部が第2支持体に固定され、 各長手体は、前記第1および第2収納空間内で、周方向にU字状に、かつ相互 に逆方向に凸になるように弯曲して収納され、 各長手体の相互に対向する凸部には、各長手体、第1および第2内筒、ならび に第1および第2外筒と相互に変位可能であって、各長手体を周方向に連結して 保持する保持具が設けられることを特徴とする配線/配管装置である。
【0009】 また本考案は、第1および第2収納空間の軸線方向長さは等しく、 また前記一対の各長手体の長さは等しいことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案に従えば、可撓性を有する配線/配管のための導線または管である一対 の長手体は、U字状で第1および第2支持体の各収納空間にわたって収納されて おり、第1支持体と第2支持体とが共通の一直線上にある軸線まわりに角変位す ることによって、長手体の長手方向に沿うU字状に弯曲した凸部が移動して、追 随する。
【0011】 しかも本考案に従えば、各長手体の凸部には、保持具が設けられ、この保持具 によって各凸部が連結されるので、それらの長手体が、いわゆる腰の弱い構成で あっても、それらの長手体が座屈しないようにして滑らかに弯曲して長手体を第 1および第2収納空間で案内することができる。
【0012】 さらに本考案に従えば、第1および第2収納空間の軸線方向の長さを等しく選 び、また一対の各長手体を等しい長さとし、これによって各長手体と収納空間を 形成する第1および第2内筒ならびに第1および第2外筒との摩耗を減少するこ とが可能である。
【0013】 配線/配管を行うために単一本の導線または管である長手体だけを案内すれば よいときには、もう1つの長手体として、可撓性を有する索条などのいわばダミ ーの長手体を準備し、こうして対をなす各長手体とすればよい。
【0014】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の簡略化した斜視図であり、図2はその一部の水平断 面図である。これらの図面を参照して、レーザ加工を行う多関節ロボットの手首 にアシスト気体および冷却液を導く可撓性管を案内するために、また電気信号や 電力を導く可撓性導線を案内するために、本考案の配線/配管装置が関節付近で 有利に実施される。この配線/配管装置は基本的には、固定側の第1支持体1と 、可動側の第2支持体2とを有する。第1支持体1は、直円筒状の第1内筒3と 、その第1内筒3を同心に外囲して第1内筒3に固定される直円筒状の第1外筒 4とを有する。内筒3と外筒4とは、端板5によって固定される。内筒3と外筒 4との間には第1収納空間6が形成される。
【0015】 第2支持体2もまた、第1支持体1と同様な構成を有し、すなわち第2内筒7 と第2外筒8とが端板9によって固定されて構成され、第2内筒7と第2外筒8 との間に第2収納空間10が形成され、一直線11上に、第1および第2支持体 1,2の軸線が存在する。各支持体1,2は、ロボットの連続するアームにそれ ぞれ取付けられる。可撓性を有する配線/配管のための一対の長手体12,13 の各一端部12a,13aは、第1支持体1の外筒4に形成された挿通孔14, 15を挿通して固定される。これらの長手体12,13の各他端部12b,13 bもまた第2支持体2の外筒8を挿通して同様に固定される。各長手体12,1 3は、第1および第2収納空間6,10内で、周方向にU字状に、かつ相互に逆 方向に凸になるように弯曲して収納される。各長手体12,13の相互に対向す る凸部12c,13cには、保持具17が設けられる。
【0016】 図3は保持具17付近の前記直線11に垂直な切断面線から見た断面図であり 、図4はその保持具17付近の周方向展開図である。保持具17は、たとえば合 成樹脂材料から成り、各長手体12c,13cを部分的に収納する凹所18,1 9を有し、これによって第1および第2内筒3,7ならびに第1および第2外筒 4,8の周方向に各長手体12,13を連結して長手体12,13が前記周方向 に変位することを阻止する。この保持具17は、各長手体12,13、第1およ び第2内筒3,7ならびに第1および第2外筒4,8と相互に変位可能である。
【0017】 第1および第2収納空間6,10の軸線方向の長さは等しく、また各長手体1 2,13の長さは等しく、この実施例では直線11に垂直な対称面20に関して 面対称に構成される。
【0018】 図5に配線/配管装置の動作を説明するための簡略化した構成が示される。第 2支持体2が、たとえば矢符21のように角変位すると、一方の長手体12は第 2支持体2から第1支持体1側に乗り移ってゆき、またこのとき同時に、他方の 長手体13は第1支持体1から第2支持体2に乗り移ってゆく。こうして第1お よび第2支持体1,2の直線11まわりの相互の角変位に応じて、長手体12, 13は第1および第2収納空間6,9内で、それらの弯曲した凸部12c,13 cがそれらの長手体12,13の長手方向に移動しつつ、円滑に案内される。
【0019】 上述の実施例では、直線11に垂直な対称面20(前述の図1参照)に関して 面対称に構成されたけれども、本考案の他の実施例として、面対称に構成されて いなくてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、可撓性を有する一対の長手体を弯曲して第1お よび第2収納空間内に収納し、それらの長手体の相互に対向する凸部を保持具で 連結するようにしたので、部品点数が少なく、したがって加工および組付けが容 易であり、安価に実現することができる。
【0021】 さらにまた本考案によれば、前述の先行技術に関連して述べたオイルシールを 必要とせず、したがって摺動抵抗を小さくして第1および第2支持体の円滑な相 互の角変位を可能とすることができる。またメンテナンスが極めてよい。
【0022】 さらに本考案によれば、第1および第2収納空間の軸線方向の長さを等しく選 び、また各長手体を等しい長さに選ぶことによって、第1および第2支持体の相 互の角変位位置に、長手体と第1および第2収納空間を形成する第1および第2 内筒ならびに第1および第2外筒との接触移動量をできるだけ少なくして摩耗を 減少させることができる。
【0023】 また本考案によれば、液体を導く可撓管だけでなく、電気信号などを導く可撓 性導線を案内することもまた可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における第1および第2外筒
4,8を仮想線で示す斜視図である。
【図2】第1内筒3と第1外筒4との端部付近を示す断
面図である。
【図3】直線11に垂直な切断面線から見た一部の断面
図である。
【図4】保持具17付近の周方向展開図である。
【図5】第1および第2外筒4,8を省略して本考案の
動作を説明するための簡略化した斜視図である。
【符号の説明】
1 第1支持体 2 第2支持体 3 第1内筒 4 第1外筒 5 端板 6 第1収納空間 7 第2内筒 8 第2外筒 9 端板 10 第2収納空間 11 直線 12,13 長手体 17 保持具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1支持体と第2支持体とを有し、 第1支持体は、第1内筒と、その第1内筒を外囲して第
    1内筒に固定される第1外筒との間に、第1収納空間を
    有して形成して構成され、 第2支持体は、第1内筒と同一直線上に軸線を有し第1
    内筒と相対的に回転自在である第2内筒と、その第2内
    筒を外囲して第2内筒に固定される第2外筒との間に、
    第1収納空間に臨む第2空間を形成して構成され、 可撓性を有する配線/配管のための一対の長手体の各一
    端部が第1支持体に固定され、各他端部が第2支持体に
    固定され、 各長手体は、前記第1および第2収納空間内で、周方向
    にU字状に、かつ相互に逆方向に凸になるように弯曲し
    て収納され、 各長手体の相互に対向する凸部には、各長手体、第1お
    よび第2内筒、ならびに第1および第2外筒と相互に変
    位可能であって、各長手体を周方向に連結して保持する
    保持具が設けられることを特徴とする配線/配管装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2収納空間の軸線方向長さ
    は等しく、 また前記一対の各長手体の長さは等しいことを特徴とす
    る請求項1記載の配線/配管装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043463A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 テルモ株式会社 医療用マニピュレータ

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WO2012043463A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 テルモ株式会社 医療用マニピュレータ

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