JPH10217179A - 有線式移動体に対する配線構造 - Google Patents

有線式移動体に対する配線構造

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JPH10217179A
JPH10217179A JP6334398A JP6334398A JPH10217179A JP H10217179 A JPH10217179 A JP H10217179A JP 6334398 A JP6334398 A JP 6334398A JP 6334398 A JP6334398 A JP 6334398A JP H10217179 A JPH10217179 A JP H10217179A
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flat cable
cable
cables
flat
fixed
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JP6334398A
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Shuichi Nakada
周一 中田
Yuji Tanemura
雄二 種村
Hideyasu Sawai
英康 澤井
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DENKINO TOMOSHIYA KK
Toyoda Koki KK
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DENKINO TOMOSHIYA KK
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】騒音の発生が少なく、断線の危険の少ないケー
ブルベアに代わる構造を実現する。 【解決手段】接続ケーブルを多芯の平型にする。ガイド
フレームに収容し、テフロンシースを介装しておく。あ
るいは、絶縁体に潤滑補助剤をいれてもよい。これによ
って、しなやかに屈曲して移動に追従し、騒音の発生も
低く、断線の危険も少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定の軌道上を移動可能
な工作機械の移動部や産業ロボット等の移動体に対する
動力供給ラインや信号線等のケーブル接続構造とそれに
好適に用いられるフラットケーブル関する。
【0002】
【従来の技術】一定の軌道上を移動可能な工作機械の移
動部や産業ロボット等の移動体に対し、その移動を妨げ
ないように動力供給ラインや信号線等を接続しておくた
めに、ケーブルベヤが利用される。図8は特開平2−3
03777号公報に記載されている接続構造を示すもの
であり、産業用ロボットRがレールLに沿って図中左右
方向に移動可能となっている。この産業用ロボットRの
接続ボックスBと地上側に固定されているコントローラ
Cの間に動力供給ラインや信号線が接続されており、こ
のロボットRはコントローラCによって制御されるとと
もに動力供給ラインから電力や油圧、空圧等の供給を受
けて移動等の動作を行なう。動力供給ラインや信号線は
ケーブルベア2に収容されており、動力供給ラインや信
号線等がロボットRの移動に追従する一方、その移動を
妨げないようになっている。なお図中3はケーブルベア
2を支承するローラである。ケーブルベア2の一例が図
9に示されている。ケーブルベア2は複数のフレーム2
aがピン2bで屈曲可能に接続されており、フレーム2
a中に動力供給ラインや信号線1a〜1dが収容されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このケーブルベアによ
ると下記の点が問題となる。 (1) 産業用ロボットRが走行してケーブルベアのフレー
ム2a,2aが屈曲するときに、フレーム2a同士ある
いはフレーム2aとケーブル1a〜1dあるいはケーブ
ル1a〜1d同士がこすれ合ったり振動したりして騒音
が発生する。 (2) フレーム2a内でケーブル1a〜1dが移動したり
振動する。これが繰返されているうちにケーブル1a〜
1dが断線することがある。 (3) フレーム2aの断面形状がケーブル1a〜1dの断
面形状以上である必要があり、構成全体が大型化する。 本発明は、ケーブルベアのもつ上記問題点を解決するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、図1に模式的に示されているように、複数のケーブ
ルが一体的かつ平状に固着され、一端を固定設備側に接
続し、他端を移動体側に接続して用いられるフラットケ
ーブルに関するものであり、このフラットケーブルは任
意の中間部で折り返して一端側の上部に他端側を積重ね
た姿勢で安定する幅Wと厚みTを有し、その姿勢で前記
他端に外力を加えた際に前記積重ねられた一端側と他端
側の接触面で発生する摩擦力以上の外力を折り返し部に
向けて作用させたときに座屈しない強度を有している。
特に、個々のケーブルの絶縁体の断面の輪郭が略四角形
であり、しかも各ケーブルの絶縁体の一面が相互に溶着
されてフラットケーブルとなっていることが好ましい。
【0005】あるいは個々のケーブルの少なくとも一部
が中空のフレキシブルなチューブであり、そのチューブ
が他のケーブルと同一平面内に配置された状態で他のケ
ーブルに接続されているものであってもよい。なおこの
明細書でいうケーブルは電線に限られるものでなく、油
圧用チューブ空油用チューブ、ガス用チューブ等のチュ
ーブ類、あるいは電線を通す為の絶縁性フレキシブルチ
ューブ等、長尺物であって移動体の移動に追従しながら
移動体と固定設備の間を接続しているものを総称するも
のとする。また請求項4の発明は、複数のケーブルに接
続された状態で一定の軌道上を移動する有線式移動体に
対する配線構造に関しており、前記複数のケーブルを並
列配置するとともに一体的かつ平状に固着したフラット
ケーブルを形成し、このフラットケーブルを任意の部位
で折り返して前記フラットケーブルの一端を前記有線式
移動体に接続し、もう一端を固定設備に接続したことを
特徴としている。
【0006】
【作用】図1に模式的に示されているフラットケーブル
によると、移動体が図中右方に動いて他端に外力が作用
する場合、フラットケーブルは座屈しない強度を有して
いるために、他端側の全体が一端側の上方を図中右側に
スライドしてゆき、折り返し点の位置を変えることによ
って他端の位置も変わる。このときフラットケーブルは
他端側が一端側の上方に積み重なった姿勢で安定してお
り、途中で座屈して折れ曲がることがない。このため、
フラットケーブル自体がケーブルベアの機能を営むこと
になり、ケーブルベアを不要とできる。なお姿勢が安定
し、かつ座屈しない強度を有するフラットケーブルは現
在のところ実現されておらず、本発明者らによって始め
て開発されたものである。
【0007】また図2の模式的に示されているフラット
ケーブル、すなわち個々のケーブルの絶縁体の断面の輪
郭が略四角形であり、各ケーブルの絶縁体の一面が相互
に溶着されたフラットケーブルによると、個々のケーブ
ルが強固に一体化されて容易に分離せず、しかも他端側
が一端側の上をスムースにスライドしてゆくことがで
き、極めて好ましい。さらに、図3に例示されているよ
うに、個々のケーブルの少なくとも一部が中空のフレキ
シブルチューブであると、そのチューブによってエアや
ガスや油圧等を移動体に供給したり、あるいはその中を
電線を通して大電力を供給したりすることができ、多様
な需要に応じることが可能となる。またこうしたフラッ
トケーブルで移動体と固定設備間を接続しておくと、フ
ラットケーブルは移動体の移動に追従すると同時にその
移動を妨げることがなく、ケーブルベアを用いなくとも
よくなる。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
4は全体構成を示すものであり、産業用ロボットRが台
車ごと紙面左右方向に所定距離内で移動可能となってい
る。産業用ロボットRには複数の電動モータが収容され
ており、そのモータの回転によって紙面左右方向に走行
し、アームを旋回させる。
【0009】産業用ロボットRの走行経路の側方にガイ
ドフレーム11が平行に配置されている。ガイドフレー
ム11は断面長方形の内部空間を有し、側方に溝12が
形成されている。産業用ロボットRにはフランジを介し
てターミナルボックスBが取付けられており、フランジ
が溝12を通り抜け、ターミナルボックスBがガイドフ
レーム11内で移動可能となっている。ガイドフレーム
11の一端には地上側に固定された電源装置内蔵のコン
トローラCが配置されている。このコントローラCとタ
ーミナルボックスB間は多芯のフラットケーブルFで接
続されている。このフラットケーブルFはコントローラ
CとターミナルボックスBとの間の中間点で折り返して
配置されており、産業用ロボットRの走行に追従してそ
の折り返し位置を変化させながらターミナルボックスB
に接続されている側がコントローラCに接続されている
側の上をスライドする。
【0010】図5に良く示されているように、この実施
例の場合は2本のフラットケーブル22,24が用いら
れている。フラットケーブル22と24の間にはシート
状のテフロンシース23aが介装されている。フラット
ケーブル22とガイドフレーム11の内面との間にもお
なじテフロンシース23bが介装されている。さらにフ
ラットケーブル24の内側同士にも同じテフロンシース
23cが介装されており、ガイドフレーム11とフラッ
トケーブル22、フラットケーブル22とフラットケー
ブル24並びに上下のフラットケーブル24同士が滑ら
かに摺動する構成となっている。このフラットケーブル
22,24はガイドフレーム11内に収容されているこ
ともあって、ロボットRが左進することにも右進するこ
とにもよく追従する。フラットケーブル22,24は小
さな曲率半径に曲げることができることからガイドフレ
ーム11の高さを著しく低くすることができる。
【0011】この実施例で用いられているフラットケー
ブル24の断面図が図6に示されている。図中30と3
4は動力線であり、合せて16本の線からなっている。
31,32,33はそれぞれシールド31a,32a,
33aが施された信号線であり、合せて64線からなっ
ている。すなわちこのフラットケーブル24は80本の
線が5グループに分割されて平型のケーブルに纏められ
ている。なお5グループはしなやかで絶縁性が高く、し
かも難燃性のポリ塩化ビニル製のシース35で平型状に
纏められている。このフラットケーブル24は5本のケ
ーブル30,31,32,33,34を押出し成形ダイ
に送り込みながら、それらのケーブルのまわりにビニル
製シース35を押し出し成形することで生産されてい
る。
【0012】なお図6のフラットケーブルは一例であ
り、例えば図7のように複数の丸型ケーブル37a〜d
が一平面内に配置された状態で丸型ケーブル37a〜3
7d間を絶縁性の接着剤36で平型に纏められていても
良い。
【0013】さらに図2は、別のフラットケーブルの一
例を示している。このケーブルは5本の単位ケーブル4
0,41,42,43,44が平型に纏められている。
40と44は動力線であり、同一のものである。また4
1〜43は信号線であり、やはり同一のケーブルであ
る。動力線40はモータ駆動電力用の4本のケーブル4
1aとブレーキ電流用の4本のケーブル41bとを備え
ており、そのまわりが絶縁性の塩化ビニルシース41c
で被覆されている。信号線41〜43は、それぞれ3本
のツイストペア線42aとシールドされたツイストペア
線42bを備え、そのまわりにシールド層42cが配置
され、さらにこの外部が塩化ビニルシース42dで被覆
されている。各塩化ビニルシースの断面輪郭はほぼ四角
形であり、隣り合う面が相互に溶着されて全体として平
型に纏められている。図2ではケーブル43と44を溶
着する様子を示しており、隣り合う面43aと44aを
左右から力Gを作用させて密着した状態でその隙間に上
方からシンナー系の塩化ビニル用の揮発性溶剤50を滴
下する。溶剤50は面43a,44a間を毛細管現象に
よってしみわたり、塩化ビニルを溶かして面43aと4
4aを溶着し、その後揮発する。このようにして生産さ
れたフラットケーブルは図6に示す一体形成されたもの
にくらべてフレキシブルにその長さ、単位ケーブルの数
の変化に対応できるので、安価に生産される。そのう
え、広い面積で溶着されているために容易にケーブル間
で分離することがない。
【0014】しかもこの場合、シース41c,42d等
の塩化ビニルシース中にパラフィンを主体とする潤滑補
助剤が含まれているために、シース表面の摩擦係数が小
さくされている。このためこのケーブルによると、図5
で例示したケースで必要とされていたテフロンシースを
用いる必要がない。
【0015】さらに、図3は別のフラットケーブルの一
例を示している。図中60は金属箔が蛇腹状に曲げられ
た中実のフレキシブルチューブの回りに塩化ビニル層が
コートされて絶縁化された絶縁チューブであり、このチ
ューブ内には単芯の電線61や多芯の電線62,63等
が挿入可能となっている。すなわちこのチューブ60を
用いると、必要に応じて選択された電線をこの中に通す
ことが可能となる。また図中65はエア用のチューブ、
66は油圧用のチューブ、69はガス用のチューブを示
している。これらのチューブ60,65,66,69は
同一平面内に配置されており、かつ相互に接着剤68で
接着されている。しかもこの実施例の場合、さらにこの
外部に熱収縮性のチューブ67が施されて、全体として
強く一体化されている。
【0016】このように、本発明は電線のみならず、チ
ューブ類についても適用できる。また熱収縮性チューブ
67は必ずしも必要とされず、チューブ類を接着剤で接
着しておくだけでもよい。あるいは接着剤を用いずに、
熱収縮性チューブ67のみで平型に纏めておいてもよ
い。
【0017】さて図2、図3、図6、図7で例示した各
フラットケーブルはいずれも図1に示す特性を備えてい
る。すなわちその幅Wと厚みTの関係が中間部で折り返
して一端側の上部に他端側を積み重ねた姿勢で安定して
いる関係におかれており、またその姿勢で接触面で生じ
る摩擦力以上の力を他端に作用させても他端側で座屈す
ることのない強度を備えており、他端側は一端側の上部
をスムースにスライドしてゆく。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、複数のケーブルを纏め
て平状のフラットケーブルとし、・中間部で折り返して
一端側の上部に他端側を積み重ねた姿勢で安定し、・し
かも他端に外力を加えると、他端側で座屈することな
く、他端側が一端側の上部を滑らかにスライドするフラ
ットケーブルを作り出したために、フラットケーブル自
体がケーブルベアの機能を合わせ持つことになり、ケー
ブルベアを廃止することができる。従って、ケーブルを
引張った状態で移動する移動体に対する接続構造が簡単
化される他、騒音の発生と断線の危険性を軽減すること
ができる。またコスト面でも極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットケーブルを模式的に示す図
【図2】フラットケーブルの一例を示す図
【図3】フラットケーブルの他の例を示す図
【図4】実施例の全体図
【図5】図4のII−II線断面を示す図
【図6】フラットケーブルの一つの断面図
【図7】フラットケーブルの他の断面図
【図8】従来例の全体図
【図9】ケーブルベアの一例斜視図
【符号の説明】
R:産業用ロボット 11:ガイドフレーム 23a,23b,23c:テフロンシース 22,24:フラットケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 有線式移動体に対する配線構造
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一定の軌道上を移動
可能な工作機械の移動部や産業ロボット等の移動体に対
する動力供給ラインや信号線等のケーブル接続構造に関
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する有線式移動体に対する配線構造によって解
決される。即ち、請求項1に記載の有線式移動体に対す
る配線構造は、複数のケーブルに接続された状態で一定
の軌道上を移動する有線式移動体に対する配線構造であ
り、前記複数のケーブルを並列配置するとともに一体的
かつ平状に固着したフラットケーブルを形成し、このフ
ラットケーブルを任意の部位で折り返して前記フラット
ケーブルの一端を前記有線式移動体に接続し、もう一端
を固定設備に接続した。本発明によると、前記有線式移
動体と固定設備とを接続する複数のケーブルは並列に配
置されるとともに一体的かつ平状に固着されてフラット
ケーブルを形成している。このため、固定設備に対して
有線式移動体が移動する際に、個々のケーブル同士がこ
すれ合ったり振動したりすることがない。また、フラッ
トケーブルは複数のケーブルが一体的に固着されて平状
に成形されているため、強度が増すとともに、そのフラ
ットケーブルが任意の部位で折り返されても姿勢が安定
する。このため、前記フラットケーブル自体がケーブル
ベアの機能を営めるようになり、ケーブルベアを不要に
することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、請求項2に記載の有線式移動体に対
する配線構造は、請求項1に記載された有線式移動体に
対する配線構造において、フラットケーブルは、個々の
ケーブルを被覆する絶縁体の断面の輪郭が略四角形で、
各ケーブルの絶縁体の隣り合う面が相互に溶着されるこ
とにより形成される。本発明によると、個々のケーブル
を被覆する絶縁体の断面の輪郭が略四角形であるため、
各ケーブルの絶縁体の隣り合う面をほぼ面接触状態に保
持することができる。このため、各ケーブルの絶縁体の
隣り合う面を相互に溶着する場合に、広い溶着面を確保
することができ、ケーブル間の分離を防止することがで
きる。また、フラットケーブルを一体成形する場合に比
べてフレキシブルにその長さ、単位ケーブル数の変化に
対応することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、請求項3に記載された有線式移動体
に対する配線構造は、請求項1に記載された有線式移動
体に対する配線構造において、フラットケーブルは、個
々のケーブルを被覆する絶縁体の外部に熱収縮性のチュ
ーブを施し、そのチューブの収縮を利用することにより
形成される。本発明によると、複数のケーブルを熱収縮
性のチューブに通し、そのチューブを熱収縮させること
により、フラットケーブルを形成することができるた
め、フラットケーブルの製作が容易になる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、請求項4に記載された有線式移動体
に対する配線構造は、請求項1に記載された有線式移動
体に対する配線構造において、フラットケーブルは、任
意の部位で折り返して一端側の上部に他端側を積重ねた
姿勢で安定する幅と厚みを有し、その姿勢で前記他端に
外力を加えた際に前記積重ねられた一端側と他端側の接
触面で発生する摩擦力以上の外力を折り返し部に向けて
作用させたときに座屈しない強度を有している。本発明
によると、フラットケーブルは折り返して積重ねた姿勢
で安定する幅と厚みを備えているため、固定設備に対し
て有線式移動体が移動する際の振動が低減するととも
に、そのフラットケーブルの多端側が一端側の上部を滑
る際の摩擦力が低減する。さらに、フラットケーブルは
前記摩擦力以上の外力を折り返し部に向けて作用させた
ときに座屈しない強度を有しているため、固定設備に対
して有線式移動体が繰り返し移動しても断線の危険性が
軽減する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【発明の効果】本発明によると、固定設備に対して有線
式移動体が移動する際に、個々のケーブル同士がこすれ
合ったり振動したりすることがない。また、前記フラッ
トケーブル自体がケーブルベアの機能を営めるようにな
り、ケーブルベアを不要にすることができる。このた
め、コストの低減が図れるとともに、有線式移動体に対
する配線構造をコンパクトにすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 英康 愛知県岡崎市北本郷町字下寄79番地15 株 式会社電気の友社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブルが一体的かつ平状に固着
    され、一端を固定設備側に接続し、他端を移動体側に接
    続して用いられるフラットケーブルであり、 任意の部位で折り返して一端側の上部に他端側を積重ね
    た姿勢で安定する幅と厚みを有し、 その姿勢で前記他端に外力を加えた際に前記積重ねられ
    た一端側と他端側の接触面で発生する摩擦力以上の外力
    を折り返し部に向けて作用させたときに座屈しない強度
    を有しているフラットケーブル。
  2. 【請求項2】 個々のケーブルの絶縁体の断面の輪郭が
    略四角形であり、各ケーブルの絶縁体の一面が相互に溶
    着されてフラットケーブルとなっていることを特徴とす
    る請求項1に記載のフラットケーブル。
  3. 【請求項3】 個々のケーブルの少なくとも一部が中空
    のフレキシブルなチューブであり、そのチューブが他の
    ケーブルと同一平面内に配置された状態で他のケーブル
    に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ラットケーブル。
  4. 【請求項4】 複数のケーブルに接続された状態で一定
    の軌道上を移動する有線式移動体に対する配線構造であ
    り、 前記複数のケーブルを並列配置するとともに一体的かつ
    平状に固着したフラットケーブルを形成し、このフラッ
    トケーブルを任意の部位で折り返して前記フラットケー
    ブルの一端を前記有線式移動体に接続し、もう一端を固
    定設備に接続したことを特徴とする有線式移動体に対す
    る配線構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008056779A1 (de) 2007-11-13 2009-05-14 Denso Wave Inc. Industrieroboter mit einem elektrischen Kabel zum Verbinden eines bewegbaren Körpers und eines fixierten Körpers desselben
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