JP2007109485A - フラットケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】車体等の固定部材とスライドドア等の可動部材との間に架け渡されるものであって、可動部材の移動に確実に追従し、かつ、容易かつ低コストで作製されるフラットケーブルを提供する。
【解決手段】車体20とスライドドア21との間に架け渡されるフラットケーブル10は、帯状の導体11と帯状の補強部材12とを一体的に絶縁被覆材13で被覆しており、補強部材12は導体11の長さ方向に沿って延在すると共に、補強部材12と導体11とは絶縁被覆材13を介在させて厚さ方向に積層している。
【選択図】図1
【解決手段】車体20とスライドドア21との間に架け渡されるフラットケーブル10は、帯状の導体11と帯状の補強部材12とを一体的に絶縁被覆材13で被覆しており、補強部材12は導体11の長さ方向に沿って延在すると共に、補強部材12と導体11とは絶縁被覆材13を介在させて厚さ方向に積層している。
【選択図】図1
Description
本発明は、フラットケーブルに関し、詳しくは、車両の車体とドア等の可動部材との間に架け渡される配線材として好適に用いられるものである。
従来、ワンボックスカーなどの車両のサイドドアには、引き戸式の1枚のスライドドアが採用されており、また、近時は車両の前後方向に移動させる2枚のスライドドアを設け、ドアの解放時には互いに離れる方向に移動されるスライドドアも提供されている。
このスライドドアには、パワーウィンドウ駆動モータやリミットスイッチなどが設けられ、これらの機器に給電するために車体側からスライドドアへハーネスを配索する必要がある。
このスライドドアには、パワーウィンドウ駆動モータやリミットスイッチなどが設けられ、これらの機器に給電するために車体側からスライドドアへハーネスを配索する必要がある。
車体とスライドドアとの間に架け渡すハーネスとしてフラットケーブルを用いたものが特開2000−245046号公報(特許文献1)において提供されている。特許文献1で提供されているフラットケーブル1は、車体とスライドドア間にU字状に折り返すように配索して余長を持たせ、スライドドアの開閉に追従可能としている。詳細には、図8に示すように、帯状の導体2を絶縁樹脂材3で被覆したフラットケーブル1に帯状鋼鈑4を重ね合わせ、これらを熱収縮チューブ5内で保持している。
前記構成とすることにより、帯状鋼鈑4が補強部材となり、フラットケーブル1が弛んで周囲の部材に干渉して損傷したり、U字状に折り返した位置で座屈を起こしたりするのを防止して、フラットケーブル1をスライドドアに容易に追従させることができる。
前記構成とすることにより、帯状鋼鈑4が補強部材となり、フラットケーブル1が弛んで周囲の部材に干渉して損傷したり、U字状に折り返した位置で座屈を起こしたりするのを防止して、フラットケーブル1をスライドドアに容易に追従させることができる。
しかしながら、前記構成であると、フラットケーブル1と帯状鋼鈑4とを重ね合わせた状態で熱収縮チューブ5に通し、さらに加熱して熱収縮チューブ5を収縮させる必要があり、ハーネスの作製にかかる工数及び部品点数が増加する問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、車体等の固定部材とスライドドア等の可動部材との間に架け渡されるものであって、可動部材の移動に確実に追従し、かつ、容易かつ低コストで作製されるフラットケーブルを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、導体と、該導体の長さ方向に沿うと共に導体と積層される補強部材と、前記導体と補強部材とを一体的に被覆する絶縁被覆材を備えていることを特徴とするフラットケーブルを提供している。
前記構成によれば、フラットケーブル自体に補強部材を一体的に設けて適度な強度と柔軟性を持たせているため、該フラットケーブルを車体等の固定部材とスライドドア等の可動部材に架け渡すと、弛んだり座屈することなく可動部材に追従させることができる。
また、補強部材を導体と共に絶縁被覆材内に埋設しているため、フラットケーブルを押出し成形やシート状の絶縁樹脂材と導体と補強部材を積層させるラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
また、補強部材を導体と共に絶縁被覆材内に埋設しているため、フラットケーブルを押出し成形やシート状の絶縁樹脂材と導体と補強部材を積層させるラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
前記導体は導電性金属箔あるいは導電性線材からなり、長さ方向と直交する幅方向において1個あるいは複数個を配置させている一方、前記補強部材は金属材あるいは硬質樹脂材からなり、
前記導体同士、あるいは導体と前記金属材の補強部材が厚さ方向に隣接配置される部分には絶縁樹脂層を介在させていることが好ましい。
前記導体同士、あるいは導体と前記金属材の補強部材が厚さ方向に隣接配置される部分には絶縁樹脂層を介在させていることが好ましい。
前記のように、導体は幅方向断面において複数個に分断して配置してもよいし、厚さ方向において前記絶縁樹脂層を介在させて積層してもよい。
また、補強部材は金属製でも樹脂製でもよいが、金属製とすると、フラットケーブルの放熱性やシールド性を高めることができる。放熱性を高めることにより導体を薄肉化できフラットケーブルを薄くすることができる。
放熱性を高める金属材質としては、熱伝導性のよいアルミニウム、銅、銀等が好ましく、シールド性を高める材質としては、透磁性の高いパーマロイ、ステンレス等が好ましい。
硬質樹脂から成形する場合には、ポリオキシメチレン(POM)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)から成形することが好ましい。
また、絶縁樹脂としてはポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステルを用いることが好ましい。なお、前記絶縁樹脂層は、導体と補強部材の周囲を被覆する絶縁被覆材と一体でもよいし、シート状の絶縁樹脂層であってもよい。
また、補強部材は金属製でも樹脂製でもよいが、金属製とすると、フラットケーブルの放熱性やシールド性を高めることができる。放熱性を高めることにより導体を薄肉化できフラットケーブルを薄くすることができる。
放熱性を高める金属材質としては、熱伝導性のよいアルミニウム、銅、銀等が好ましく、シールド性を高める材質としては、透磁性の高いパーマロイ、ステンレス等が好ましい。
硬質樹脂から成形する場合には、ポリオキシメチレン(POM)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)から成形することが好ましい。
また、絶縁樹脂としてはポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステルを用いることが好ましい。なお、前記絶縁樹脂層は、導体と補強部材の周囲を被覆する絶縁被覆材と一体でもよいし、シート状の絶縁樹脂層であってもよい。
前記導体と補強部材と絶縁被覆材とからなるフラットケーブルは、押出成形で形成しても良いし、絶縁被覆材をフィルムで形成しておき、導体および補強部材の間および両側外面にラミネートして形成してもよい。
前記補強部材は長さ方向と直交する幅方向断面において湾曲させていることが好ましい。特に、該補強部材は幅方向断面において両端縁を除く略全面にかけて配置する1枚から形成していることが好ましい。この最大湾曲部の曲率半径は、前記フラットケーブルを車体等の固定部材とスライドドア等の可動部材にU字状に屈曲させて配索した場合の屈曲半径の2倍程度とすることが好ましい。
前記構成によれば、フラットケーブルの直進性を高めることができ、可動部材にスムーズに追従させることができる。
補強部材の湾曲形状は、円弧状、放物線状、双曲線状、あるいは、これらと直線との組み合わせ等がある。
前記構成によれば、フラットケーブルの直進性を高めることができ、可動部材にスムーズに追従させることができる。
補強部材の湾曲形状は、円弧状、放物線状、双曲線状、あるいは、これらと直線との組み合わせ等がある。
また、前記補強部材は放熱性金属材から形成し、前記導体の厚さ方向の一側あるいは両側に配置することが好ましい。導体を厚さ方向に置いて絶縁樹脂材を介して介在させる場合には、積層した導体の両側外面に配置することが好ましい。
前記構成によれば、フラットケーブルの導体の厚さ方向の一側あるいは両側に金属製の補強部材を配置しているため、金属製の補強部材で導体を両側から覆った状態となりフラットケーブルの放熱性とシールド性を更に高めることができる。
前記構成によれば、フラットケーブルの導体の厚さ方向の一側あるいは両側に金属製の補強部材を配置しているため、金属製の補強部材で導体を両側から覆った状態となりフラットケーブルの放熱性とシールド性を更に高めることができる。
本発明のフラットケーブルは、車両の車体と該車体に可動自在に連結した可動部材との間に架け渡されるものとして好適であり、特に、スライドドア用として適用し、フラットケーブルの両端を車体とスライドドアとに接続することが好ましい。
また、可動部材としては、スライドドア以外の回転式のドア、シート(スライドシート、福祉車両のリフトアップシート)、サンルーフ、福祉車両のスロープ等が挙げられる。
また、可動部材としては、スライドドア以外の回転式のドア、シート(スライドシート、福祉車両のリフトアップシート)、サンルーフ、福祉車両のスロープ等が挙げられる。
前述したように、本発明によれば、フラットケーブル自体に補強部材を一体的に設けて適度な強度と柔軟性を持たせているため、該フラットケーブルを車体等の固定部材とスライドドア等の可動部材に架け渡すと、弛んだり座屈することなくスムーズに可動部材に追従させることができる。
また、補強部材を導体と共に絶縁被覆材内に埋設しているため、フラットケーブルを押出し成形やラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
また、補強部材を導体と共に絶縁被覆材内に埋設しているため、フラットケーブルを押出し成形やラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示し、フラットケーブル10は、複数の帯状のフレキシブルな導電性金属箔からなる導体11と帯状の補強部材12が一体的に絶縁被覆材13で被覆されている。帯状の導体11は長さ方向に直交する幅方向に間隔をあけて3枚並列配置し、これら導体11よりも幅を大とした補強部材12を導体11の長さ方向に延在させると共に、補強部材12と導体11とは互いに厚さ方向に間隔をあけて対向配置されている。導体11と補強部材12との間には絶縁被覆材13からなる絶縁樹脂層を介在させて互いに絶縁させている。
前記導体11は導電性の高い銅からなる一方、補強部材は放熱性の高いアルミニウムからなる。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示し、フラットケーブル10は、複数の帯状のフレキシブルな導電性金属箔からなる導体11と帯状の補強部材12が一体的に絶縁被覆材13で被覆されている。帯状の導体11は長さ方向に直交する幅方向に間隔をあけて3枚並列配置し、これら導体11よりも幅を大とした補強部材12を導体11の長さ方向に延在させると共に、補強部材12と導体11とは互いに厚さ方向に間隔をあけて対向配置されている。導体11と補強部材12との間には絶縁被覆材13からなる絶縁樹脂層を介在させて互いに絶縁させている。
前記導体11は導電性の高い銅からなる一方、補強部材は放熱性の高いアルミニウムからなる。
前記フラットケーブル10は、図2に示すように、自動車の車体20とスライドドア21(以下、ドア21と称す)との間に平面視でU字状に配索している。具体的には、フラットケーブル11の幅方向を垂直方向とした垂直姿勢で、フラットケーブル10を水平方向に延在させて配索し、U字状に折り返して湾曲部14を設けて、車体20とドア21との間で余長を持たせている。また、図3に示すように、U字状のフラットケーブル10の内周側に導体11が配置される一方、外周側に補強部材12が配置されるようにフラットケーブル10が配索されている。さらに、フラットケーブルの車体側の所要箇所を車体パネルにクリップ等で固定して端末に接続したコネクタ(図示せず)を車体に配索したワイヤハーネス端末のコネクタに接続する一方、ドア側も所要箇所をドアパネルにクリップ等で固定して端末のコネクタ(図示せず)をドア内に配索したドアハーネス端末のコネクタに接続している。
図2(A)はドア21の全閉状態を示し、図2(B)に示すように、ドア21を矢印方向にスライドさせて全閉状態から開放すると、フラットケーブル10のドア21側がドア21の動きに追従すると共に湾曲部14もドア開方向に移動する。
前記構成によれば、フラットケーブル10自体に補強部材12を一体的に設けて適度な強度と柔軟性を持たせているため、車体20とドア21間に架け渡したフラットケーブル10が弛んだり湾曲部14で座屈することなくスムーズにドア21に追従させることができる。
また、補強部材12を導体11と共に絶縁被覆材13内に埋設しているため、フラットケーブル10を押出し成形やラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
また、補強部材12を導体11と共に絶縁被覆材13内に埋設しているため、フラットケーブル10を押出し成形やラミネート成形により容易に作製でき、かつ、従来のようにフラットケーブルと補強部材を重ねた状態で保持する部材が不要となり、部品点数及びコストを低減することができる。
図4は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態のフラットケーブル20は、補強部材22を長さ方向と直交する幅方向断面で円弧形としている。フラットケーブル20は、押出し成形により製造しており、補強部材22の円弧形に沿ってフラットケーブル20の外形も幅方向断面が円弧形となっている。補強部材22は幅方向断面においてフラットケーブル20の両端縁を除く略全面にかけて配置する1枚から形成し、その幅方向の中心位置を最大湾曲部とし、この最大湾曲部の曲率半径を、前記自動車の車体20とスライドドア21との間にU字状に屈曲させて配索したフラットケーブル10の屈曲半径rの2倍としている。
本実施形態のフラットケーブル20は、補強部材22を長さ方向と直交する幅方向断面で円弧形としている。フラットケーブル20は、押出し成形により製造しており、補強部材22の円弧形に沿ってフラットケーブル20の外形も幅方向断面が円弧形となっている。補強部材22は幅方向断面においてフラットケーブル20の両端縁を除く略全面にかけて配置する1枚から形成し、その幅方向の中心位置を最大湾曲部とし、この最大湾曲部の曲率半径を、前記自動車の車体20とスライドドア21との間にU字状に屈曲させて配索したフラットケーブル10の屈曲半径rの2倍としている。
前記構成によれば、補強部材22の幅方向断面を円弧形としたことによりフラットケーブル20の直進性を高めることができ、第1実施形態のように車体とドアに架け渡した場合、さらにドアにスムーズに追従させることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態のフラットケーブル30では、導体11の厚さ方向の両側にパーマロイからなる帯状の補強部材32を配置している。
前記構成によれば、フラットケーブル30の導体11の厚さ方向の両側に透磁性の高いパーマロイからなる補強部材32を配置しているため、フラットケーブル30のシールド性と放熱性を高めることができる。
本実施形態のフラットケーブル30では、導体11の厚さ方向の両側にパーマロイからなる帯状の補強部材32を配置している。
前記構成によれば、フラットケーブル30の導体11の厚さ方向の両側に透磁性の高いパーマロイからなる補強部材32を配置しているため、フラットケーブル30のシールド性と放熱性を高めることができる。
図6は、本発明の第4実施形態を示す。
本実施形態のフラットケーブル40は、放熱性の高いアルミニウムからなる補強部材12と2層の導体15、11を絶縁被覆材13を介して厚さ方向に積層している。補強部材12側の層に配置されている導体15は、導体11よりも幅を大として大電流用としており、補強部材12と略同一幅としている。補強部材12から離れた側の他層には、第1実施形態と同様の小電流用の導体11が幅方向に間隔をあけて3枚並列配置されている。
本実施形態のフラットケーブル40は、放熱性の高いアルミニウムからなる補強部材12と2層の導体15、11を絶縁被覆材13を介して厚さ方向に積層している。補強部材12側の層に配置されている導体15は、導体11よりも幅を大として大電流用としており、補強部材12と略同一幅としている。補強部材12から離れた側の他層には、第1実施形態と同様の小電流用の導体11が幅方向に間隔をあけて3枚並列配置されている。
前記構成によれば、1枚のフラットケーブルに導体11、15を複数層で配置しているため、導体を効率良く配置したフラットケーブル40とすることができる。また、大電流用の導体15に近接する位置に放熱性の良い補強部材11を配置しているため、導体15から発生する熱を効率良く放熱することができる。
図7は、本発明の第5実施形態を示す。
本実施形態フラットケーブル50は、複数の導電性線材からなる導体51と帯状の補強部材52が一体的に絶縁被覆材13で被覆されている。導体51は長さ方向に直交する幅方向に間隔をあけて並列配置し、硬質樹脂材からなる補強部材52を導体11の長さ方向に延在させると共に、補強部材52と導体51とは互いに厚さ方向に間隔をあけて対向配置されている。
なお、本実施形態のように導体51を導電性線材により形成した場合にも、補強部材を金属材により形成してもよい。
また、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態フラットケーブル50は、複数の導電性線材からなる導体51と帯状の補強部材52が一体的に絶縁被覆材13で被覆されている。導体51は長さ方向に直交する幅方向に間隔をあけて並列配置し、硬質樹脂材からなる補強部材52を導体11の長さ方向に延在させると共に、補強部材52と導体51とは互いに厚さ方向に間隔をあけて対向配置されている。
なお、本実施形態のように導体51を導電性線材により形成した場合にも、補強部材を金属材により形成してもよい。
また、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
10、20、30、40、50 フラットケーブル
11、15、51 導体
12、22、32、52 補強部材
13 絶縁被覆材
14 湾曲部
20 車体
21 スライドドア
11、15、51 導体
12、22、32、52 補強部材
13 絶縁被覆材
14 湾曲部
20 車体
21 スライドドア
Claims (5)
- 導体と、該導体の長さ方向に沿うと共に導体と積層される補強部材と、前記導体と補強部材とを一体的に被覆する絶縁被覆材を備えていることを特徴とするフラットケーブル。
- 前記導体は導電性金属箔あるいは導電性線材からなり、長さ方向と直交する幅方向において1個あるいは複数個を配置させている一方、前記補強部材は金属材あるいは硬質樹脂材からなり、
前記導体同士、あるいは導体と前記金属材の補強部材が厚さ方向に隣接配置される部分には絶縁樹脂層を介在させている請求項1に記載のフラットケーブル。 - 前記補強部材は長さ方向と直交する幅方向断面において湾曲させている請求項1または請求項2に記載のフラットケーブル。
- 前記補強部材は放熱性金属材からなり、前記導体の厚さ方向の一側あるいは両側に配置している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフラットケーブル。
- 車両の車体と該車体に可動自在に連結した可動部材との間に架け渡されるものである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフラットケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298166A JP2007109485A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | フラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005298166A JP2007109485A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | フラットケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007109485A true JP2007109485A (ja) | 2007-04-26 |
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Family Applications (1)
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JP2005298166A Withdrawn JP2007109485A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | フラットケーブル |
Country Status (1)
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-
2005
- 2005-10-12 JP JP2005298166A patent/JP2007109485A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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