JP2735573B2 - アクリレート鞣剤、その製法及び浸酸法及び鞣製法 - Google Patents

アクリレート鞣剤、その製法及び浸酸法及び鞣製法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮革製造で、特に浸酸、クロム鞣製及び後
鞣製で使用するためのクロムポリアクリレートに関す
る。
〔従来の技術〕
全体の皮革製造でクロム鞣が現在約80%を占めてい
る。しかしクロム化合物は費用の面からも環境上の観点
からも全く問題がないとは言えない。従つて業界は方法
の改善、特にクロム消費に関する改善にかなり多大な努
力を費やしている。
主として強力にマスキングされた(maskiert)クロム
鞣剤が使用される〔ウルマンズ・エンサイクロペデイア
・オブ・インダストリアル・ケミストリー(Ullmanns E
ncyclopedia of Industrial Chemistry)第5版、A7
巻、81〜83頁、VCH;ダルムシユタツト(Darmstadt)198
6;ビブリオテーク・デス・レーデルス(Bibliothek des
Leders)〕、H.ヘルフエルド(Herfeld)、第3巻、ゲ
ルブミツテル、ケルブング・ウント ナツハゲルブング
(Gerbmittel、Gerbung und Nachgerbung)、67〜88
頁、ウムシユラークフエルラーク(Umschlag−Verla
g)、フランクフルト1984参照〕。
マスキング剤としては有利にはモノ−及びジカルボン
酸を用いる。この種のクロム節約法では酸化クロム含分
は、常用の方法の場合に(生皮に対して)1.9〜2.5重量
%であるのに対して、Cr2O30.8〜1.3重量%である。低
い酸化クロム供給にも拘らず、ウエツト ブルー(Wet
Blue)中の酸化クロム含量は乾燥重量に対して4〜5重
量%である。総処理液の残処理液(約20%)中のCr2O3
含量は0.3〜1.5g/である。高消費(hoch−auszehren
d)法を用いて製造される完成革は一般により高度の填
充性及び硬銀面性(Festnarbigkeit:firm grain)を生
じ、又均一な染色も生じる。
廃水中のクロム含量を減少させるその他の処理方法は
再循環である〔J.E.バーンズ(Burns)その他著J.Soc.L
eather Technol.Chem.60巻、106(1976);H.W.アーノル
デイ(Arnoldi)その他著、同書、60巻、106(1976)参
照〕。この場合に浸酸として又は鞣処理液と一緒に鞣処
理液を直接再使用することも提案されている。この方法
を使用することによつて、鞣必要量を約20%減らすこと
ができる。しばしば再循環法の他にクロム沈澱も行なわ
れる〔H.ヘルフエルド、ダス レーデル(Das Leder)2
5巻、134頁(1981);J.M.コンスタンチン(Constanti
n)その他、ダス レーデル31巻、52頁(1980)参
照〕。その際クロムをアルカリを用いて沈澱させ、再溶
解後に再び使用する。
特許文献には、浸酸及び鞣製でポリアクリル/メタク
リル酸の使用が記載されており、この場合に改良された
クロム消費が観察される。鞣剤として特にクロム鞣製に
おけるポリ(メタ)アクリル酸の適性も多々記載されて
いる〔フランス特許(FR−A)第1 415 763号、第1
549 717号明細書、西ドイツ特許(DE−A)第19 30
225号、第27 55 087号明細書、米国特許(US−A)
第3 997 486号明細書、欧州特許(EP−A)第118 2
13号明細書、コジレバ(Kozyreva)その他著、ケミカル
・アブストラクツ(Chemical Abstrac4ts)89巻、131
079q;ラルキナ(Larkina)その他著、ケミカル・アブス
トラクツ79巻、6807w参照〕。西ドイツ特許(DE−A)
第27 55 087号明細書には、場合により付加的にジカ
ルボン酸、乳化剤及び酸結合剤を混合したCr(III)塩
の存在で鞣製作用物質を用いて生皮又は革を鞣製する及
び/又は後鞣製するための方法が記載されているが、そ
の際、鞣製作用物質としてカルボキシル基含有単量体の
重合体及び/又は重縮合物を使用している。有利には重
合体は分子量約170〜30000を有する。西ドイツ特許(DE
−C)第34 06 912号明細書には、鉱物鞣製、特にク
ロム鞣製した革の後鞣製法が記載されているが、その際
革をカルボキシル基を含有する、クロムを添加した有機
重合体錯化合物の水溶液を用いて処理する。両方の文献
で、特にアクリル酸及び/又はメタクリル酸から成る酸
性の重合体又は共重合体の使用が推奨されている。更に
英国特許(GB−A)第2 068 999号明細書には、皮を
多価塩の塩、例えばクロム塩及びカルボキシル基を含有
するか又はヒドロキシ基を含有する重合体又はオリゴマ
ーを用いる皮の処理を行なう皮安定性を改良する方法が
推奨されている。その際重合体の分子量は有利には500
以上である。
チエコスロヴアキア特許(CSSR−A)第208 566号明
細書には、中性化合物(エステル、エーテル)から加水
分解によつて得られたポリーブテン骨格を有するオリゴ
マー〜ポリマーの酸を基礎とする合成鞣剤が記載されて
いる。加水分解の間又はその後に反応混合物にクロム塩
を添加することができる。150〜2500の分子量範囲が浸
透力に関して特に有利であると記載されている。特に後
鞣製に使用されるアクリレート乳濁液から特に出発す
る。
西ドイツ特許(DE−A)第311496号明細書では後鞣製
で陽イオン基を有するポリアクリルアミド又はポリメタ
クリルアミドの共重合体が推奨されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のように現在の全観点にできる限り応じ、しかも
使用されるクロムを最大限利用する製革を可能にするク
ロム鞣製法が求められている。特に得られる革の最良の
染色性が重視される。常用の方法では残処理液の酸化ク
ロム含量(20%の処理液に対する)は一般に6〜8g/
である。ウエツト・ブルー中のCr2O3含量は一般に同様
に4〜4.5重量%である。
〔課題を解決するための手段〕
アクリレート鞣剤が有機結合のチオ基少なくとも1個
を有する成分少なくとも1種類を含有する場合に、特に
クロム鞣製で当業者の要求を特に満たすことが判明し
た。〔IUPAC推奨“ナメンクラチヤー・オブ・オーガニ
ツク・ケミストリー(Nomenclature of Organic Chemis
try)”バターワーズ(Butterworths)、1969、211頁に
より、名称チオは−S−基を表す〕。作用物質として本
発明によるアクリレート鞣剤は、一般式I: 〔式中、R1は水素、メチル又は基−CH2COOR2(式中R2
水素又は炭素原子1〜18個を有するアルキル基を表す)
を表し、Qは基−COOM、シアノ基、−CONR3R4−基を表
し、その際R3及びR4は相互に無関係に水素又は炭素原子
1〜6個を有するアルキル基を表すか又はその他の窒素
原子、酸素原子又は硫黄原子と含んで(有利には飽和
の)複素環を形成し、Mは水素、アルカル金属−、アン
モニウム−又はアルカリ土類金属−又はクロム陽イオン
を表す〕の反復単位を有する規則的な重合体Pを含有
し、その際、有機結合中のチオ基少なくとも1個を有す
る成分は、Qが式Iの反復単位で同一又は異なるもので
あつて良く、重合体P中の式Iの反復単位分が常に少な
くともその水溶性(20℃での)を保証するように十分大
きいような割合の、重合体Pの成分であるのが有利であ
る。
有機結合中のチオ基少なくとも1個を有する成分のア
クリレート鞣剤の本発明により所望の含量は、次の方法
又はその組合せにより得ることができる: 方法a): 式Vのメルカプト化合物少なくとも5、有利には少な
くとも10、特に少なくとも15重量%及び60重量%まで
(単量体合計に対して)の存在における重合による重合
体Pの製造及び/又は、 方法b): 重合体Pが成分として式IVの単量体から成る共重合体
であること及び/又は 方法c): 使用される処理水溶液中のアクリレート鞣剤が有機結
合硫黄少なくとも7、有利には少なくとも10、特には少
なくとも15重量%及び40重量%までを(例えば式Vのメ
ルカプト化合物の成分として)含有すること。
重合体P 有利には式Iの反復単位は重合体Pの(100−X)重
量%であり、その際Xは有機結合中のチオ基少なくとも
1個を有する成分の百分率含量である。
特に式Iの反復単位は重合体Pの10〜95重量%、特に
60〜80重量%である。
重合体Pは一般に200〜30000、特に200〜15000、更に
特には200〜1500の範囲の平均分子量を有する(平均分
子量の測定はゲル透過クロマトグラフイーによる)。
有利には本発明により使用されるアクリレート鞣剤は
クロムを添加した重合体錯化合物である。特にクロムを
添加した重合体錯化合物は、重合体Pから誘導したよう
なものである。
一般に重合体P中のクロムと単位Q(式I参照)の添
加比は1:0.2〜1:150が有利であるといえる。浸酸及び主
鞣製でクロムを添加した重合体錯化合物を使用する際
に、クロムと単位Qの(数量的)比は有利には1:0.3〜
1:100、特には1:0.4〜1:3の範囲である。
後鞣製における特に有利な使用では、クロムと単位Q
の比は一般に同様に1:0.3〜1:100、有利には1:0.3〜1:5
0、特には1:0.2〜1:2.5の範囲である。
総じて、多陰イオン特性を有する重合体Pが特に有利
である。
本発明により使用される重合体Pは、従つて有利に
は、0〜(100−X)重量%までの式I A: 〔式中、R′は水素又はメチルを表し、M′は水素又
はアルカリ陰イオン例えばナトリウム、カリウム、アン
モニウム−又はクロム陽イオン(価数に応じた分)を表
す〕の単量体から成るが、その際Xは有利には5〜60重
量%、特に10〜40重量%、特に20〜40重量%である。更
に重合体Pは、式I B: 〔式中R′は前記のものを表す〕の単量体から0〜50
重量%、有利には0.5〜30重量%、特に5〜20重量%ま
で成るか及び/又は式I C: 〔式中R′、R3及びR4は前記のものを表す〕の単量体
から0〜50重量%、有利には5〜20重量%まで成るか及
び/又は式II: 〔式中R1は前記のものを表し、Yは酸素又は基−NR4
表し、R5は場合により分枝した炭素原子1〜8個、有利
には2〜6個を有するアルキレン基を表し、ZはOH基又
は基−NR′3R′(式中、R′及びR′はR3及びR4
と同じものを表す)か又は基−CN又は基−SO3M′又は基 を表し、qは0又は1を表し及びM′は前記のものを表
す)を表す〕の単量体から成つてよい。
本発明により使用される重合体P中の式IIの単量体の
含量は、一般に0〜60重量%、有利には2〜40重量%、
特に10〜30重量%の範囲である。二義的な量、すなわち
0〜20重量%、特に0.5〜15重量%、更に特には1〜12
重量%の範囲で本発明により使用される重合体Pは、な
お一般式III: 〔式中R′は前記のものを表し、Lは基−COOR6、又
又は基−OR6(式中、R6は炭素原子1〜20個、有利には
1〜12個、特には1〜4個を有するアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、炭素原子5〜6個を有するシクロア
ルキル基を表す)を表すか又はLは場合により炭素原子
1〜2個を有するアルキル基1個又は2個で置換された
フエニル基を表す〕の非親水性単量体から成つていても
よい。
式IIの単量体は一般に僅かしかか又は全く水溶性では
ない。
例えばアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ヒドロ
キシエチルアクリレートが挙げられる。最後に重合体P
は0〜30重量%、有利には2〜20重量%、分子中にチオ
基を有する式IV: 〔式中R′、Y′及びR′は前記のものを表し、R7
は炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表す〕の単量
体から成つていてよい。
例えば、2−エチルメルカプトエチルアクリレート及
び2−エチルメルカプトエチルメタクリレート、2−イ
ソプロピルメルカプトエチルメタクリレートが挙げられ
る。
式I Aの代表例としては、アクリル−及びメタクリル
酸又はそれから誘導される塩、例えばアルカリ金属塩又
はアンモニウム塩、特にナトリウム塩又はカリウム塩が
挙げられる。すなわち例えばアクリル酸90重量%及びア
クリル酸エチル10重量%から成る重合体Pが挙げられ
る。
式I Bの単量体の代表例としては、アクリロニトリル
及びメタクリロニトリルが挙げられる。
式I Cの代表例としては、アクリルアミド及びメタク
リルアミド及びN−アルキル置換されたアミド(すなわ
ち第一アミンH2NR2の誘導体)が挙げられる。更に式I C
の代表例は、式中R5が基(CH2、−(CH2−、−
CH2−CH(CH3)−CH2−又は−CH2−C(CH3−CH2
を表すものである。
例えば式中R5が前記のものを表し、Zが−SO3Hを表わ
すもの、例えばβ−スルホエチル(メタ)アクリレー
ト、β−スルホエチル(メタ)アクリルアミド、N−ア
クリロイル−2−アミノ−2−メチルプロパン−スルホ
ン酸、2−アクリルアミド−ドデカンスルホン酸及び同
族体のメタクリルアミノ化合物が有利である。
更にZが−CNを表す化合物としては、2−シアノエチ
ルアクリレート、2−シアノエチルメタクリレート、2
−シアノ−1−メチルエチルアクリレート及び2−シア
ノ−1−メチルエチルメタクリレート、N−2−シアノ
エチルアクリルアミド及びN−2−シアノエチルメタク
リルアミドが挙げられる。
Zが−OHを表す単量体の代表例としては、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート及び2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリ
ルアミド、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルメタクリ
レート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート及び4−
ヒドロキシブチルアクリレートが挙げられる。
重合体Pの単量体成分I A、I B、I C、II、III及びIV
は、各々合せて100重量%になる。鞣製作用物質又は鞣
製助剤として使用するために、生じる重合体Pは(a)
それ自体が水溶性であるか又は(b)調整可能な加水分
解により水溶性の誘導体に変えることができる。
一般に重合体Pは、クロム鞣製の前に1〜80重量%、
有利には5〜60重量%、特に有利には10〜40重量%の量
で水溶液PLで前以つて装入される。有利には重合体Pの
酸価は100〜800、特に600〜800の範囲である。
重合体Pを式I Aの単量体60〜95モル%、式I Bの単量
体又は式I C及び式IIの単量体10〜40モル%、式III及び
/又は式IVの単量体0〜30モル%から製造するのが特に
有利である。
重合体水溶液PLの製造は、重合体Pを水に溶かすか又
は既に記載したようにそれ遺体は不溶性であるか又は完
全には可溶性でない重合体−Pの前駆物質−を加水分解
することによつて行われる。後者の場合には一般に、製
造から<25モル%の疎水性単量体を含有するような重合
体が該当する。
有利には不溶性又は完全には可溶性でない重合体VPを
アルカリ類、特にNaOH、KOH又はアンモニウム水を一般
に25〜70%アルカリ溶液を用いて温度20℃〜220℃で加
水分解する。沸点より上の温度では圧力釜中で一般に15
〜20atの圧で加熱する。反応時間は使用されるアルカ
リ類の特性と濃度及び温度により、一般に5〜24時間の
範囲である。引続きpHを酸、有利には鞣製に認溶性の
酸、特に有機酸例えば蟻酸、酢酸又はジカルボン酸、例
えば蓚酸、マロン酸、グルタル酸、特にアジピン酸及び
/又は琥珀酸を用いて、2.5〜7.5有利には3〜7の間の
値に調整する。酸性にするために低分子量の酸の代りに
重合体の酸、例えばアクリル酸又はメタクリル酸の重合
体を使用することもできる。加水分解法及び酸性化は西
ドイツ特許(DE−A)第32 48 485号明細書により実
施することができる。
重合体Pの製造 所望の構造の重合体Pの製造は、前記のように単量体
I A、I B及びI C並びに場合によりII、III及びIVをラジ
カル重合することによつて行うか又は重合体VPの加水分
解による分解(前記参照)により行うことができる。有
機結合中のチオ基少なくとも1個を有する成分の本発明
により所望の方法(a)による含量の調整は、自体公知
の方法で全単量体を、式Vのメルカプト化合物の単量体
に対して少なくとも5、有利には10、特には20重量%及
び60重量%までの存在で、ラジカル重合することによつ
て行う。
前記の単量体のラジカル重合は、自体公知である〔例
えばH.ラウフ−プンチガム(Rauch−Puntigam)、Th.フ
エルケル(Vlker)、“アクリル−ウント・メタクリ
ルフエルビンドウンゲン(Acryl−und Methacrylverbin
dungen)”、スプリンゲル−フエルラーク(Springer−
Verlag)1967;ホウベン−ウエイIV(Houben−Weyl)、
第4版、第XIV/1巻、マクロモレクラーレ・シユトツフ
エ(Makromolekulare Stoffe)、1部、1010〜1078頁、
ゲオルグ・テイーメ・フエルラーク(Georg Thieme Ver
lag)1961参照〕。式I A、I B及びI C又は式IIの親水性
単量体が該当する場合には、例えば水溶液中で有利には
水溶性開始剤、例えば(NH42S2O8、H2O2−Fe2(SO4
×5H2O等の添加下に重合させることができる。開始剤
の濃度は一般に単量体に対して0.01〜20重量%である。
単量体の濃度はしばしば30重量%より下、例えば10〜25
重量%(総バツチに対する)である。しかしこれより高
くしてもよい。前記の式I A〜I C及びIIの水溶性単量
体、特に(メタ)クリルアミド及び(メタ)クリル酸用
に、いわゆる逆懸濁重合(die umgekehrte Suspensions
polymerisction)を有利に使用することもでき、この重
合では単量体の濃水溶液、例えば油相、有利には炭化水
素中の10〜60重量%溶液を乳化し、水溶性開始剤を用い
て重合する。
分散剤としては、特に「浸酸乳化剤」例えばアルカリ
土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属スルホン酸塩及びア
ルカリ土類金属珪酸塩、及び水酸化アルミニウム、親水
基を有する重合体例えば炭水化物、例えば澱粉及びセル
ロース誘導体、蛋白質化合物、例えばゼラチン、水溶性
合成高分子重合体例えばポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)
アクリル酸及びポリ(メタ)アクリルアミド及び/又は
種々の溶解度の重合体単位を有するブロツク−又はグラ
フト共重合体が挙げられる〔西ドイツ特許(DE−C)第
10 81 228号明細書、米国特許(US−A)第3 767
629号明細書、西ドイツ特許(DE−A)第20 09 218号
明細書〕。多くの場合水相に対して0.5〜約5重量%を
使用するにすぎない。反応器としては一般に、場合によ
つては下から作動する羽根式撹拌機を有する、不連続性
反応釜を使用する。
その他の重合方法、例えば溶液重合を使用する場合に
は、その他の助触媒、例えばアゾ開始剤(アゾイソ酪酸
ニトリル)又は過酸化物(ジ−tブチルペルオキシド、
ジベンゾイルペルオキシド)を0.01〜10重量%の量で使
用してもよい(ラウフ−プンチガム前記引用文中参
照)。
多くの場合に有機結合中のチオ基を有する(成分自体
として)成分の担体(bertrger)としては有利には
式V: R7SH V 〔式中、R7は炭素原子2〜24個、特に2〜18個、更に特
には2〜12個を有する場合により分枝しており、場合に
より環状のアルキル基(その際アルキル基はヒドロキシ
置換されていてよい)(式V Aの化合物)又は基−(C
H2−NR″3R″(式中R″及びR″はR3及びR4
と同じものを表し、nは2〜6を表す)(式V Bの化合
物)又は基−R8−COOR9(式中R8は場合により分枝して
おり、場合によりその他のCOOR9基で置換された炭素原
子2〜6個を有するアルキル基を表し、その際−SHは第
一、第二又は第三炭素原子と結合していて良く、R9は水
素又は炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表す)
(式V Cの化合物)を表す〕のメルカプト化合物が挙げ
られる。
式V Aの化合物の代表例としては、例えばn−アルキ
ルチオール、例えばn−ブチルメルカプタン、n−アミ
ルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、ロロール
(LOROL) 型から成るメルカプタン、n−テトラデシ
ルメルカプタン、n−オクタデジルメルカプタン、更に
第三脂肪族メルカプタン例えばt−ブチルメルカプタ
ン、t−メンタンチオール〔米国特許(US−A)第2
535 557号明細書〕、t−ドデシルメルカプタン、t−
テトラデシルメルカプタン、t−ヘキサデシルメルカプ
タン〔G.R.ミツシエル(Mitchell)その他ラバーエイジ
(Rubber Age)(N.Y.)62巻、56頁(1947)〕、特にヒ
ドロキシ置換されたアルキルメルカプタン例えば2−メ
ルカプトエタノール及び不溶性メルカプタン〔米国特許
(US−A)第2 974 123号明細書〕が挙げられ、式V
Bの代表例としては例えばβ−(ジ−n−アミルアミ
ノ)エチルメルカプタン〔米国特許(US−A)第2 26
0 328号明細書〕が挙げられる。式V Cの代表例として
はメルカプトモノ−及びジカルボン酸、例えばメルカプ
ト酢酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプト
プロピオン酸、メルカプト琥珀酸及びその脂肪族C1−C6
アルコールとのエーテルが特に挙げられる。
式VのSH基を有する多数の化合物を同時に使用するこ
ともできる。方法(C)の場合の本発明によるアクリレ
ート鞣剤の含量を、式V Aの化合物で重合調整剤として
の作用のために一般的な濃度範囲より著しく上である。
いわゆる硫黄調整剤の濃度は一般に単量体に対して0.05
〜2(最高5)重量%の範囲である。
方法(C)による本発明のアクリレート鞣剤ではアク
リレート鞣剤Vの硫黄含量は処理水溶液中の重合体に対
して少なくとも7、有利には14重量%までである(すな
わち多くの場合に、場合によりその他の鞣製助剤、例え
ばアルミニウム化合物の添加下にクロムを添加した重合
体錯化合物の形の水性媒体中に存在する重合体Pに対し
て)。本発明の特に有利な態様では、有機結合のSH基少
なくとも1個を有する成分を式Vの化合物として完全に
は又は部分的に重合体Pの重合で使用する。特に式V A
の化合物は前記のように多かれ少なかれ卓越した調整剤
特性を有し、重合において分子量の調整に役立つ(ホウ
ベン−ウエイル前記引用文第XIV/1巻、320〜324頁参
照)。従つてこの化合物は自体公知の方法で(製造参
照)例えばペルオキシ化合物の種類、特に水溶性ペルオ
キシ化合物、過酸化物及びアゾ化合物と共に重合で使用
することができる。
アクリレート鞣剤の製造 クロム鞣剤として先ず自体公知のクロム鞣剤(公知技
術参照)、すなわち公知のようにイソ−ポリ塩基に結合
する三価クロムの塩を使用する。これは、主として、一
般に市販製品として既に塩基性に調整してある、二酸化
硫黄又はその他の(有機)還元剤を用いる重クロム酸ナ
トリウムの還元によつて一般に得られる硫酸クロム(II
I)を基礎とする粉末状のクロム鞣剤又は高濃度のクロ
ムアルカリ溶液である。〔ウルマンス・エンシクロペデ
イー・デル・テヒニツシエン・ヒエミー(Ullmanns Enc
yclopdie der techn・Chemie)4版、9巻、615頁及
び16巻、146頁;F.スターテル(Stather)ゲルベライヒ
エミー・ウント・ゲル・ベライテクノロジー(Gerberei
chemie und Gerbereitechnologie)アカデミーフエルラ
ーク(Akademie−Verlag)、ベルリン1967、402〜439頁
参照〕。
クロム塩又はクロム処理液の塩基度、すなわち塩又は
溶液中でOH基と結合しているクロムの量の量単位は、特
に33〜58%までである。「クロム−不溶−法(Chrom−U
ngelst−Verfahren)」で使用されるクロム鞣剤が挙
げられる。
市販の鞣用のクロム製品としては、製品バイクロム
(BAYCHROM) 〔バイエル(Bayer)AG〕、クロメタン
(CHROMETAN) 〔ブリテイツシュクロム&ケミカルス
(Britisch Chrome&Chemicals)、クロミタン(CHROMI
TAN) (BASF)、クロモザール(CHROMOSAL) (バイ
エルAG)、サルクロモ(SALCHROMO) 〔ストツパーニ
(Stoppani)、イタリー〕が挙げられる。特に酸化クロ
ム26%及び塩基度33%を有する市販の鞣剤の使用が挙げ
られる。使用される量はクロムと単位Qの所望添加比に
よる。
重合体Pは、−例えば比較的濃縮された水溶液の形で
−10〜60重量%、標準値約40重量%の範囲で、又は固体
の形で使用し、水で溶かすか又は希釈する。
希釈後の重合体Pの濃度の標準値は、重合体P約1重
量部を水15〜25重量部に溶かすこととされている。この
ためにクロム鞣剤に、有利には徐々に、例えば常に攪拌
することによつて良好に混合しながら、添加する。その
際鞣剤は、錯形成下に溶解する。引続き有利には更にし
ばらくの間、例えば2〜3時間更に攪拌し、短時間、例
えば15〜30分間約70〜80℃に加熱し、冷却させる。
製造時からKP−SH、例えばn−ドデシルメルカプタン
約10〜60重量%の含量を有する、分子量範囲300〜2000
のアクリル酸エチル約10重量%を有する共重合体又はポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸の使用が特に有利であ
る。
鞣剤の使用 本発明によるチオ基含有クロム−ポリアクリレート鞣
剤を使用する際は、有利には濃厚処理液で操作する(20
〜40%)。使用は、前駆−又は主クロム鞣剤を添加した
短時間後に行う。〔Bibliothek d.Leders、Hrsq.H.ヘル
フエルド(Herfeld)、3巻、175頁以降、ウムシヤウ−
フエルラーク(Umschau−Verlag)フランクフルト〕。
前鞣製 クロムポリアクリレート鞣剤を直接浸酸に、塩−及び
酸添加後、又は浸酸後に前鞣製のために使用することが
できる。
浸酸に食塩及び常用の酸、有利には蟻酸/硫酸を有利
にはこの順序で添加する(F.シユターテル前記引用文中
423〜424頁参照)。浸酸時間は平均して1〜2時間であ
る。
こうして前鞣製した革を割り落とし(spalten)し、
削り落した(falzen)革の種類に応じてクロム鞣剤、合
成タンニン剤又は植物タンニン鞣剤又はこれらの組合せ
を用いて鞣製することができる。
鞣製 クロムポリアクリレート鞣剤の製造で付加的になおマ
スキング作用を有するモノ−又はジカルボン酸を使用す
ると、非常に高度にマスキングされた鞣剤が得られる。
高度にマスキングされたクロムポリアクリレート鞣剤
を使用する場合には、鞣製の間にpH4.0〜4.3に中和する
のが有利である。これは例えば高塩基性の、自己中和性
のクロム鞣剤を一緒に使用することによつてか又は酸化
マグネシウム又はMgCO3/CaCO3(ドロマイト)を添加す
ることによつて行うことができる。鞣製は慣例のように
例えば常用の種類の浸酸に次いで行われる〔例えばF.シ
ユテーテル前記引用文423〜424頁参照〕。有利には、市
販の33%塩基性クロム鞣製による前処理の後にクロムポ
リアクリレート鞣剤を主鞣製で塩基化剤と一緒に使用す
る。
鞣製時間は慣例のように皮の種類及び起原により一定
の範囲内である。
例えば牛生皮〔割り厚さ(Spaltstrke約2.0〜3.5m
m)では約6時間から1昼夜と考えられる。その際揺動
するのが有利である。温度は室温より上、例えば38〜40
℃であるのが有利である。
有利な作用 硫黄含量7〜20重量%(重合体に対する)を有する重
合体Pの誘導体としてクロムポリアクリレート鞣剤を使
用することが特に有利である。有利には重合体Pは200
〜1500の範囲の分子量を有する。
この重合体Pを用いて特に、同じ分子量範囲の硫黄不
含の重合体とは反対に室温(約25℃)で少なくとも8週
間以上貯蔵する場合に硬化してゼラチン様の塊にならな
い液体調整物を製造することができる。
意想外にも比較的高い硫黄含量を有するクロムポリア
クリレート鞣剤で臭気発生が減少されるか又は排除され
ることが確認された。硫黄含有のクロムポリアクリレー
ト鞣剤は硫黄不含のクロムポリアクリレート鞣剤と反対
に非常に均一な淡青色の染色を有するウエツト・ブルー
を生じ、このウエツト・ブリーはパステル色に染色する
ために特に有利に使用される。同様に非常に美しい色の
均等性も観察される。硫黄不含のクロムポリアクリレー
トに比較して、相応する硫黄含有の化合物は、クロム鞣
剤の沈澱を生じることなしに、中和してより高い最終値
にすることができる。より高い中和pH値は、更に処理液
に対してより高いクロム鞣剤の消費(Auszehrung)を有
する。更に硫黄含有のクロムポリアクリレート鞣剤を用
いる鞣で革のより充実した触感が得られる。
次に本発明を実施例につき詳説する。限界粘度(ml/
g)の測定はIZOD1628〜6により行い、還元粘度はDIN13
42による。
例 使用例1 割り厚さ2.0mmの、脱灰され、酵解された牛生皮100kg
を下記のように処理する: 家具革: 浸酸: 20.0%の水、温度23℃ 5.0%の食塩水、10〜15分間揺動 0.7%の蟻酸、10分間揺動 0.5%の硫酸、90分間揺動 ブロムクレゾールグリーンを塗る:90%黄色 処理液のpH 2.8〜3.0 クロム鞣: 3.2%のクロム鞣剤(Cr2O326%、塩基度33%) (例えばクロモザールB 、バイエルAG)60分間揺動、
処理液のpH3〜3.3 2.8%クロムポリアクリレート鞣剤、5〜6゜Be′(C
r2O3含量7.2%、ポリアクリレートの分子量1200〜1300;
Cr:COOH比1:1.6、生成物と同じ、硫黄含量:7.7重量%) 0.5%酸化マグネシウム 1夜又は6時間揺動、 温度38〜40℃、処理液の最終pH:4.0〜4.2。
1. 総酸化クロム供給:1.0% 2. 革中のCr2O3含量:4.6% 3. 残処理液中のCr2O3含量(処理液の25%):0.78g/ 4. 収縮温度98℃ ウエツト・ブルー中のクロム分散は均一である。
ウエツト・ブルーを公知方法で、例えば芳香族合成タ
ンニン及び/又は植物タンニン鞣剤を用いて後鞣製し、
染色し、加脂する。
得られる革は常用のクロム鞣製法(Cr2O3供給1.9%)
で製造したようなものに比べてより填充性及び硬銀面性
(testnarbig)である。更にクラスト(crust)革の銀
面光沢及び染色均一性を強調すべきである。使用例3の
革に比べて、この革はより高度の硬銀面性を示すが、柔
軟性は少し劣る。
比較値:(常用の鞣製法) 酸化クロム:革:4.4% 残処理液(処理液の20%):6.1g/ 酸化クロム供給:2% 使用例2 割り厚さ3.5mmの脱灰され、酵解された牛生皮100kgを
下記のように処理する: 靴の上革 浸酸: 25.0%の水、温度33℃ 5.0%の食塩水、15分間揺動 0.7%の蟻酸、10分間揺動 0.5%の硫酸、60分間揺動 ブロムクレゾールグリーンを塗る:90%黄色、 処理液のpH:2.8〜3.0 クロム鞣製: 1.15%のクロム鞣剤(Cr2O326%、塩基度33%) (例えばクロモザールB 、バイエルAG)60分間揺動、
処理液のpH3〜3.3 3.5%のクロムポリアクリレート鞣剤(Cr2O37.2%、ポ
リアクリレートの分子量1200〜1300、生成物1と同じ、
Cr:COOH比は1:1.6、硫黄含量:7.7重量%) 0.5%酸化マグネシウム 1夜又は6時間揺動、温度40℃ 最終pH値:4.0 酸化クロム:革:4.5% 残処理液(処理液の25%)0.67g/ 酸化クロム供給:1.3% 収縮温度:100℃ ウエツト・ブルー中のクロム分散は均一である。
ウエツト・ブルーを公知方法で、例えば芳香族合成タ
ンニン剤及び/又は植物タンニン鞣剤を用いて後鞣製
し、染色し、加脂する。完成したクラスト革は均一な染
色を示す。この革は填充性であり、硬銀面性である。使
用例4の革に比してこの革は改良された硬銀面性を有
し、多少の填充性及び染色均一性を有する。
使用例3 割り厚さ1.8〜2mmの、脱灰され、酵解された牛生皮10
0kgを下記のように処理する: 家具革: 浸酸: 25.0%の水、温度23℃ 5.0%の食塩 15分間揺動、5.6゜Be′ +0.7%の蟻酸、85%(1:5)、 10分間揺動 +0.5%の濃硫酸(1:10) 60分間揺動、pH2.8〜3 クロム鞣製: +3.2%のクロム鞣剤(塩基度33%) (例えばクロモザールB 、バイエルAG)60分間揺動、
pH3.0〜3.3 +2.8%のクロムポリアクリレート鞣剤(酸化クロム
7.2%、分子量1200〜1300、生成物2と同じ)、Cr:COOH
比は1:0.4、ポリアクリレートの硫黄含量 7.7重量% +0.5%酸化マグネシウム 1夜又は6時間揺動、温度40℃ 最終鞣のpH:4.0〜4.2 酸化クロム供給:1.0% 酸化クロム:革:4.0% 残処理液:0.878/ 収縮温度:<100℃ ウエツト・ブルー中のクロム分散は均一である。
ウエツト・ブルーを公知方法で、例えば芳香族合成タ
ンニン剤及び/又は植物タンニン鞣剤で後鞣製し、染色
し、加脂する。完成した革は非常に柔軟であり、均一に
染色されている。同時にこの革は美しい銀面光沢を示
す。しかし例1の革に比べて充実さ及び硬銀面製はとぼ
しい。
使用例4 割り厚さ3.5mmの、脱解され、酵解された牛生皮100kg
を下記のようにして処理する: 靴上革: 浸酸: 25.0%の水、温度23℃ 5.0%の食塩水、10〜15分間揺動 0.7%の蟻酸、10分間揺動 0.5%の硫酸、60分間揺動 ブロムクレゾールグリーンを塗る:90%黄色 処理液のpH:2.8〜3.2 3.7%のクロムポリアクリレート鞣剤(Cr2O37.2%、
ポリアクリレートの分子量1200〜1300、生成物2と同
じ、Cr:COOH比は1:0.4)60分間揺動、 ポリアクリレートの硫黄含量7.7重量%。
クロム鞣製: 1.15%のクロム鞣剤(塩基度33%、Cr2O326%、例え
ばクロモザールB 、バイエルAG) 60分間揺動、処理液のpH3.2 3.2%のクロム鞣剤(塩基度67%、Cr2O321%、例えば
バイクロムA 、バイエルAG) 0.35%の酸化マグネシウム 1夜又は6時間揺動 温度40℃ 最終pH値:4.0〜4.2 酸化クロム:革:3.9% 残処理液(処理液の25%):1.5g/ 酸化クロム供給:1.3% 収縮温度:98℃ ウエツト・ブルーのクロム分散は、使用例2における
よりも均一ではない。
ウエツト・ブルーを公知方法で、例えば芳香族合成タ
ンニン剤及び/又は植物タンニン鞣剤を用いて後鞣し、
染色し、加脂する。得られる革は柔軟であり、より濃く
染色しているが、触感がなく、使用例2の革に比べて銀
面性が乏しい。
使用例5 実施方法は使用例2と同じである。
クロムポリアクリレート鞣剤3.7%を使用(Cr2O37.2
%、Cr:COOH比1:3.8、ポリアクリレートの分子量1200〜
1300、ポリアクリレートの硫黄含量7.7重量%、生成物
3と同じ)。
分析データ: 革のCr2O3含量:4.1% 残処理液(25%)中のCr2O3含量:0.78g/ 収縮温度:97℃ 酸化クロム供給:1.3% 革は硬銀面性であり、均一に染色されているが、例2
の革に比べて柔軟性及び填充性にとぼしく、染色変化が
ある(例えば青色から緑褐色への色調変化)。(ウエツ
ト・ブルー断面でのクロムの不均一な分散、強すぎる収
斂剤に基づく銀面及び肉面のクロムの過負荷及びそれに
よる拡散の悪化)。同時に銀面緊張(Narbenzug)の傾
向が確認された。
使用例6 実施方法は使用例4と同じである。
クロムポリアクリレート鞣剤(Cr2O37.2%、Cr:COOH
比1:3.8、ポリアクリレートの分子量1200〜1300、生成
物3と同じ)3.7%を使用。
分析データ: 革中のCr2O3含量:3.7% 残処理液(25%)中のCr2O3含量:1.8g/ 収縮温度:94℃ 酸化クロム供給:Cr2O31.3% 得られる革は使用例5の革より柔軟であり充実してお
り、染色変化も僅かである。しかし使用例2の革の全体
の特性(即ち柔軟性、填充性及び染色)には及ばない。
使用例7 実施方法は使用例4と同じである。
クロムポリアクリレート鞣剤〔Cr2O33.4%、Cr:COOH
比1:22;アクリレート共重合体(アクリル酸90%、アク
リル酸エチル10%)の分子量2100、生成物4と同じ〕3.
7%を使用。
分析データ: 酸化クロム供給 Cr2O3 1.2% 革の酸化クロム:4.1% 残処理液(25%)中の酸化クロム:0.3g/ 収縮温度:94℃ ウエツト・ブルー中のクロム分散は不均一である(銀
面及び肉面でクロムが多い)。得られる革は均一に染色
されており、硬銀面性である。しかし使用例4の革に比
べて柔軟性が僅かである。染色の変化は確認されない。
クロムポリアクリレート鞣剤の製造 生成物1:低分子量のクロムポリアクリレート 低分子量のポリアクリル酸生成物P1a(硫黄含量7.7重
量%)(40%;分子量=1250)328g及び水396gに絶えず
攪拌しながら徐々にクロム鞣剤(酸化クロム26%、塩基
度33%)276%を加える。全部のクロム鞣剤が錯形成下
に溶解した後、更に2〜3時間攪拌し、単時間70〜80℃
に加熱し、冷却する。
分析データ: pH(10%):1.93 pH(純粋な):1.00 Cr2O3含量:7.2% Cr:COOH比:1:1.6 生成物2: 低分子量のポリアクリル酸生成物PIA(40%の溶液;
分子量=1250)80g及び水644gにクロム鞣剤(酸化クロ
ム26%、塩基度33%)276gを加え、生成物1で記載した
ように更に処理する。
分析データ: pH純粋:1.59 pH(10%):2.50 Cr2O3含量:7.2% Cr:COOH比:1:0.4 生成物3 低分子量のポリアクリル酸生成物PIA(40%の溶液、
分子量=1250)1kgにクロム鞣剤(酸化クロム26%、塩
基度33%)380gを加え、生成物1と同様に更に処理す
る。
分析データ: pH純粋:0.95 pH(10%):1.95 Cr2O3含量:7.2% Cr:COOH比:1:3.82 生成物4: 共重合体(アクリル酸90%、アクリル酸エチル10%、
40重量%、分子量2100、重合法は生成物P1aと同じ)1kg
にクロム鞣剤(酸化クロム26%、塩基度33%)150gを加
え、2時間攪拌し、15分間70℃に加熱する。
分析データ: pH純粋:0.82 pH(10%):1.84 Cr2O3含量:3.4% Cr:COOH比:1:22 生成物5: 生成物1を参照にして行うが、硫黄不含のポリアクリ
ル酸生成物P1bを使用する(製造指針参照)。
生成物6: 生成物Pと同様に製造するが、分子量500及び重合体
の乾燥含量の14重量%である硫黄含量を有するポリアク
リル酸(生成物P1c)を使用する。
生成物7: 生成物P1を参照にして行うが、アクリル酸80%及びヒ
ドロキシエチルアクリレート20%から成る共重合体(生
成物P1aの重合法と同様に共重合体を製造)を使用す
る。
生成物P1a: 分子量1200を有する低分子量のポリアクリル酸の2工程
酸化還元バツチ法での製造 第1工程の全バツチ(H2O7.49kg、アクリル酸2.33k
g、メルカプトエタノール466g及び1%のFeSO4溶液23
g)を反応容器に前以つて装入し、室温でペルヒドロー
ル(30%H2O2)585gの添加により開始する。その際温度
は80℃に上昇する。最高温度を越えた後、35℃に冷却
し、第2工程の全バツチ(アクリル酸2.33kg及びメルカ
プトエタノール466g)を添加し、再びペルヒドロール58
5gの添加により開始する。温度は85℃に上昇する。最高
温度に達した後なお1時間攪拌し、引続き冷却する。
重合体はpH1.5、固体含量40%、粘度<110mPa.s、ηs
pez/c<5ml/gを有する。
生成物P1b: 調整剤を用いない低分子量のアクリル酸の製造法 馬蹄羽根攪拌機、温度計及び冷却器を具備した内容2
のヴイツトシエン・ポツト(Wittshcen−Topf)に脱
塩水550gを前以つて装入し、攪拌下に(約100rpm)81℃
に加熱する。この温度に達したら単量体供給を開始す
る。これは、前以つて脱塩水100gに溶かしたアクリル酸
400g及びペルオキシ硫酸アンモニウム80gから成る。供
給漏斗から連続的に2時間添加し、その際開始直後に97
℃までの著しい温度上昇がおこる。供給してから1時間
後、脱塩水100gに溶解したペルオキシ硫酸アンモニウム
80gを反応混合物に添加する。その際温度上昇は全く観
察されない。供給後バツチをなお2時間80℃で攪拌し、
次いで冷却し、濾過し、注入する。
重合体は僅かに混濁しており無色である。固体含量は
43.0%である。ブルツクフイールド粘度計で測定した粘
度(akt.viskositt)31mPa.s及びメタノール中のEta
(ウベローデ粘度計で測定した粘度)4.8ml/gが判明し
た。pH値は1である。
生成物P1c 3段階の酸化還元バツチでの溶液重合体(分子量約500
〜600)としての極めて低分子量のアクリル酸の製造 馬蹄羽根攪拌機、温度計及び冷却器を具備した内容2
のヴイツトシエン・ポツトに脱塩水600g、アクリル酸
133.3g、メルカプトエタノール46.6g及びペルヒドロー
ル(30%の過酸化水素溶液)58.3gを前以つて装入し、
1%の硫酸鉄(III)溶液1mlを用いて開始する。直ちに
温度は90℃まで上昇し、次いで直ちに再び硬化する。約
30分後にバツチを35℃に冷却する。これにアクリル酸13
3.3g及びメルカプトエタノール46.6gを添加し、ペルヒ
ドロール58.3gを用いて第2工程を開始する。第1工程
と同様に温度は著しく上昇する。約30分後に約35℃に冷
却する。その後アクリル酸133.3g及びメルカプトエタノ
ール46.6gから成る第3工程バツチを添加し、ペルヒド
ロール58.3gを用いて開始する。
全重合時間の間、約110rpmで攪拌する。冷却時間後、
僅かに混濁した無色の沈澱を濾過する。固体含量は41.0
%である。メタノール中のEta3.3ml/gが確認された。pH
値は1.5である。
使用例8 実施方法は使用例2と同じである。Cr2O37.2%、Cr:C
OOH1:1.35のクロムポリアクリレート鞣剤3.5%を使用す
る。アクリレート共重合体(アクリル酸80%、ヒドロキ
シエチルアクリレート20%)の分子量:1000〜1300、生
成物7と同じ;共重合体の硫黄含量7.7%。
分析データ: 酸化クロム:革:4.2% 残処理液(処理液の25%):1.15g/ クロムオキシドアクリレート:1.3% 収縮温度:100℃ 得られる革は使用例2の革に比して若干充実してお
り、柔軟性は乏しい。
使用例9 実施方法は使用例2と同じである。
クロムポリアクリレート鞣剤(酸化クロム7.2%、Cr:
COOH1:1.65、硫黄不含のアクリレート共重合体の分子量
1000〜1300、生成物5と同じ)3.5%を使用。
分析データ: 酸化クロム:革4.3% 残処理液(処理液の25%):0.98g/ クロムオキシドアクリレート:1.3% 得られるウエツト・ブルーは使用例2のウエツト・ブ
ルーより暗青色の色を有する。得られる革は使用例2の
革より均一な染色性が乏しい。
使用例10 実施方法は使用例2と同じである。
クロムポリアクリレート鞣剤(酸化クロム7.2%、Cr:
COOH比1:1.6、アクリレート共重合体の分子量500〜60
0、重合体の乾燥重量に対する硫黄含量14%、生成物6
と同じ)3.5%を使用。
分析データ: 酸化クロム:革:4.55% 残処理液:0.6g/ クロムオキシドアクリレート含量:1.3% 得られる革は良好な充実さ、柔軟性及び非常に均一な
染色により卓越している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チルマン・テーガー ドイツ連邦共和国ゼーハイム‐ユーゲン ハイム・ブレス ラウアー・シユトラー セ 35 (72)発明者 ゲルトルート・ヴイツク ドイツ連邦共和国ダルムシユタツト12・ アウミユーレンヴエーク 36

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞣剤が有機結合中のチオ基少なくとも1個
    を有する成分少なくとも1種を含有することを特徴とす
    る、鞣作用を有するアクリレート重合体を含有するアク
    リレート鞣剤。
  2. 【請求項2】鞣製作用物質として、式I: 〔式中R1は水素、メチル又は基CH2COOR2(式中R2は水素
    又は炭素原子1〜18個を有するアルキル基を表す)を表
    し、Qは基−COOM(式中Mは水素−、アルカリ−、アン
    モニウム−、アルカリ土類金属−又はクロム陽イオンを
    表す)シアノ基、CONR3R4基(式中R3及びR4は相互に無
    関係に水素又は炭素原子1〜6個を有するアルキル基を
    表すか又はその他の窒素−、酸素−又は硫黄原子を含ん
    で複素環を生成する)を表す〕の反復単位を有する重合
    体Pを含有することを特徴とする請求項1に記載のアク
    リレート鞣剤。
  3. 【請求項3】重合体P中の式Iの反復単位が自体同じで
    あるか又は異なるものであることを特徴とする、請求項
    2に記載のアクリレート鞣剤。
  4. 【請求項4】式Iの反復単位が重合体の100−X重量%
    (Xはチオ含有成分の百分率含量である)であることを
    特徴とする、請求項2及び3のいずれか1項に記載のア
    クリレート鞣剤。
  5. 【請求項5】式Iの反復単位が重合体Pの10〜95重量
    %、有利には40〜80重量%であることを特徴とする、請
    求項2及び3のいずれか1項に記載のアクリレート鞣
    剤。
  6. 【請求項6】重合体Pが200〜30000の範囲の平均分子量
    を有することを特徴とする請求項1から5までのいずれ
    か1項記載のアクリレート鞣剤。
  7. 【請求項7】重合体Pがクロムを添加した重合体錯化合
    物であることを特徴とする、請求項1から6までのいず
    れか1項記載のアクリレート鞣剤。
  8. 【請求項8】重合体P中のクロムと単位の添加比が1:0.
    2〜1:150であることを特徴とする、請求項7によるアク
    リレート鞣剤。
  9. 【請求項9】重合体Pが、0〜(100−X)重量%(そ
    の際Xはチオ含有成分の百分率含量を表す)まで式I A: 〔式中R′は水素又はメチルを表し、M′は水素、ア
    ルカリ金属陽イオン、アンモニウム陽イオン又は持分に
    応じた原子価のクロム陽イオンを表す〕の単量体から成
    ることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1
    項に記載のアクリレート鞣剤。
  10. 【請求項10】重合体Pの酸価が100〜800の範囲である
    ことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項
    に記載のアクリレート鞣剤。
  11. 【請求項11】アクリレート鞣剤中の有機結合の硫黄の
    含量が少なくとも5重量%〜40重量%までであることを
    特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載
    のアクリレート鞣剤。
  12. 【請求項12】コモノマーとして、式IV: 〔式中、R′は水素又はメチル、Y′は酸素又は基−
    NR4(式中R4は水素又は炭素原子1〜18個を有するアル
    キル基を表す)を表し、R′は炭素原子1〜18個、有
    利には2〜6個を有する分枝していてもよいアルキレン
    基を表し、R7は炭素原子1〜18個を有するアルキル基を
    表す〕の化合物を重合体P中の単量体の合計に対して2
    〜20重量%の含量で使用することを特徴とする、請求項
    1〜6項及び9〜11項のいずれか1項に記載のアクリレ
    ート鞣剤の製法。
  13. 【請求項13】重合体Pを生成する重合で、単量体の合
    計に対して少なくとも5〜60重量%までの式V: 〔式中R7は炭素原子2〜24個、特に2〜18個、更に特に
    は2〜12個を有する、分枝していてもよく、環状であつ
    てもよいアルキル基を表し、その際アルキル基はヒドロ
    キシ置換されていてもよく(式V Aの化合物)又は基−
    (CH2−NR″3R″(式中R″及びR″はR3
    びR4と同じものを表し、nは2〜6を表わす)を表す
    (式V Bの化合物)か又は基−R8−COOR9〔式中R8は分枝
    していてもよく、その他のCOOR9基で置換されていても
    よい炭素原子数2〜6のアルキレン基を表し、その際−
    SHは第一、第二又は第三炭素原子と結合していてよく、
    R9は水素又は炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表
    す(式V Cの化合物)〕のメルカプト化合物少なくとも
    1種類が存在していることを特徴とする、請求項1〜6
    及び9〜11項に記載のアクリレート鞣剤の製法。
  14. 【請求項14】水性のアクリレート鞣剤を含有する処理
    液に式Vのメルカプト化合物少なくとも7〜40重量%を
    添加することを特徴とする、請求項1〜6及び9〜11及
    び13項のいずれか1頁に記載のアクリレート鞣剤の製
    法。
  15. 【請求項15】請求項1〜4に記載のアクリレート鞣剤
    を浸酸に使用することを特徴とする浸酸法。
  16. 【請求項16】請求項1〜14までのいずれか1項に記載
    のアクリレート鞣剤を使用することを特徴とする、主鞣
    製法。
  17. 【請求項17】請求項1〜14までのいずれか1項に記載
    のアクリレート鞣剤を使用することを特徴とする後鞣製
    法。
  18. 【請求項18】重合体P中のクロムと単位Qの添加比が
    1:0.1〜1:100であることを特徴とする請求項7、8、15
    及び16のいずれかに記載のアクリレート鞣剤を使用する
    鞣製法。
  19. 【請求項19】重合体P中のクロムと単位Qの添加比が
    1:0.3〜1:50であることを特徴とする請求項7、8及び1
    7のいずれか1項に記載のアクリレート鞣剤を使用する
    鞣製法。
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