JP2735413B2 - ピーク信号検出装置 - Google Patents

ピーク信号検出装置

Info

Publication number
JP2735413B2
JP2735413B2 JP3220012A JP22001291A JP2735413B2 JP 2735413 B2 JP2735413 B2 JP 2735413B2 JP 3220012 A JP3220012 A JP 3220012A JP 22001291 A JP22001291 A JP 22001291A JP 2735413 B2 JP2735413 B2 JP 2735413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
delay
slice
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3220012A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560802A (ja
Inventor
義士 井上
竹彦 梅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP3220012A priority Critical patent/JP2735413B2/ja
Priority to US07/933,713 priority patent/US5300825A/en
Publication of JPH0560802A publication Critical patent/JPH0560802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2735413B2 publication Critical patent/JP2735413B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1532Peak detectors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は入力信号のピーク時を
検出するピーク信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は磁気ディスクの読み取り信号等の
入力信号のピーク時を検出する従来のピーク信号検出装
置の構成を示すブロック図である。図9はピーク信号検
出装置の各種信号を示す波形図である。図8に示すよう
に、読み取り信号S0(図9参照)が入力端子7を介し
て微分回路1及びレベルスライス回路3に付与される。
【0003】微分回路1は読み取り信号S0を微分して
微分信号S1(図9参照)をゼロクロス検出回路2に出
力する。ゼロクロス検出回路2は微分信号S1を取り込
み、通常はLレベルで、微分信号S1がゼロレベルにな
る時点(ゼロレベルをクロスする時点)、つまり、読み
取り信号S0の傾きが0になる時点を検出すると所定期
間Hレベルのパルスとなるゼロクロス信号S2(図9参
照)をゲート回路4に出力する。
【0004】一方、レベルスライス回路3は、読み取り
信号S0の絶対値が所定の閾値VT1以上/以下でH/
Lに変化するレベルスライス信号S3(図9参照)をゲ
ート回路4に出力する。
【0005】ゲート回路4はゼロクロス信号S2及びレ
ベルスライス信号S3を受け、両者S2及びS3の論理
積をとったゲート信号S4(図9参照)を出力端子8を
介して外部に出力する。したがって、ゲート信号S4が
Hレベルとなるのは、微分信号S1が0で、かつ読み取
り信号S0の絶対値がVT1以上の時となり、読み取り
信号S0が0レベル付近で傾きが0になる時点ではゲー
ト信号S4はLレベルとなる。その結果、読み取り信号
S0がピーク位置に到達した時点に対応してゲート信号
S4がHレベルとなるため、ゲート信号S4のHレベル
を検出することにより、読み取り信号S0のピーク時を
検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピーク信号検出装置では、図10の時刻t1に示すよう
に、レベルスライス回路3の閾値VT1を越えるレベル
でノイズNZが発生してしまい読み取り信号S0に偽り
の極点が発生すると、ゼロクロス信号S2がHレベルと
なるとともにレベルスライス信号S3もHレベルにな
り、ゲート信号S4がHレベルとなるため、ノイズNZ
の発生時を誤ってピーク時と判定してしまい、ピーク時
検出精度が劣化するという問題点があった。
【0007】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、ノイズが発生しても正確に入力信号のピ
ーク時を検出することができるピーク信号検出装置を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のピーク信号検出装置は、入力信号を受け、該入
力信号を微分して微分信号を出力する微分手段と、前記
入力信号を受け、前記入力信号の絶対値と第1の基準レ
ベルとの比較結果のに基づき、前者が後者より大きいと
き第1の論理レベルになり、前者が後者より小さいとき
第2の論理レベルとなる第1のレベルスライス信号を出
力する第1のレベルスライス手段と、前記微分信号を受
け、前記微分信号の絶対値と第2の基準レベルとの比較
結果に基づき、前者が後者より大きいとき第1の論理レ
ベルになり、前者が後者より小さいとき第2の論理レベ
ルとなる第2のレベルスライス信号を出力する第2のレ
ベルスライス手段と、前記微分信号を受け、前記微分信
号がゼロレベルに到達した時点を検出してゼロクロス信
号を出力するゼロクロス検出手段と、前記第2のレベル
スライス信号を受け、前記第2のレベルスライス信号を
第1の期間遅延させた遅延信号を出力する遅延手段とを
備え、前記遅延手段は前記第2のレベルスライス信号の
前記第1の論理レベルの期間が前記所定の有効期間以下
の場合は該第1の論理レベルを無効にする機能を有し、
前記第1のレベルスライス信号、前記ゼロクロス信号及
び前記遅延信号に基づき、前記入力信号のピーク状態を
示すピーク検出信号を出力するピーク検出手段とをさら
に備えて構成されている。
【0009】
【0010】
【作用】この発明における遅延手段は、第2のレベルス
ライス信号を第1の期間遅延させた遅延信号を出力する
とともに、第2のレベルスライス信号の第1の論理レベ
ルの期間が所定の有効期間以下の場合は第1の論理レベ
ルを無効にする。
【0011】ところで、入力信号がピーク位置に到達す
る前に、必ず入力信号が所定レベル以上の傾きを前記所
定の有効期間以上有し、一方、ノイズの影響により入力
信号が偽りの極点を有する場合、入力信号が所定レベル
以上の傾きを有する期間は前記所定の有効期間を越える
ことはないという特徴がある。
【0012】したがって、ノイズの影響により入力信号
が偽りの極点を有する場合は、遅延手段から出力される
遅延信号には第1の論理レベルは現れない。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例であるピーク信号
検出装置の構成を示すブロック図である。図2は図1で
示したピーク信号検出装置の各種信号を示す波形図であ
る。図1に示すように、磁気ディスクの読み取り信号S
0(図2参照)が入力端子7を介して微分回路1及びレ
ベルスライス回路3に付与される。
【0014】微分回路1は読み取り信号S0を微分して
微分信号S1(図2参照)をゼロクロス検出回路2及び
レベルスライス回路5に出力する。ゼロクロス検出回路
2は微分信号S1を取り込み、通常はLレベルで、微分
信号S1がゼロレベルになる時点、つまり、読み取り信
号S0の傾きが0になる時点を検出すると所定期間Hレ
ベルのパルスとなるゼロクロス信号S2(図2参照)を
ゲート回路4に出力する。
【0015】そして、レベルスライス回路3は、読み取
り信号S0の絶対値が所定の閾値VT1以上/以下でH
/Lに変化するレベルスライス信号S3(図2参照)を
ゲート回路4に出力する。
【0016】一方、レベルスライス回路5は微分信号S
1の絶対値が所定の閾値VT2以上/以下でH/Lに変
化するレベルスライス信号S5(図2参照)を遅延回路
6に出力する。
【0017】遅延回路6は内部でまずレベルスライス信
号S5の立ち上がりエッジ(前縁)のみを時間T1遅ら
せた内部信号S60(図2参照、図1では図示せず)を
生成し、次にこの内部信号S60の立ち下がりエッジ
(後縁)のみを時間T2遅らせて遅延信号S6を生成す
る。
【0018】ゲート回路4はゼロクロス信号S2、レベ
ルスライス信号S3及び遅延信号S6を受け、3つの信
号S2、S3及びS6の論理積をとったゲート信号S
4′(図2参照)を出力端子8を介して外部に出力す
る。
【0019】以下、図2を参照して、本実施例のピーク
信号検出装置の動作を説明する。図2に示すように、読
み取り信号S0がピーク位置になる時刻t21に、従来
同様、ゼロクロス信号S2及びレベルスライス信号S3
がHレベルとなる。
【0020】一方、この時刻t21以前の期間TA(>
T1)において微分信号S1が閾値VT2を越える。つ
まり、読み取り信号S0がピーク位置に到達し傾きが0
になる時刻t21以前に、読み取り信号S0の傾きがV
T2を越える、時間長さT1以上の期間TAが必ず存在
するようにVT2,T1を設定しておく。したがって、
時刻t21以前の時刻t20に、レベルスライス信号S
5はパルス幅TAのHレベルパルス(P3)を発生す
る。
【0021】このレベルスライス信号S5のHレベルパ
ルスP3のパルス幅TAはTA>T1であるため、Hレ
ベルパルスP3の前縁が遅延回路5により、時間T1遅
延されても、内部信号S60にHレベルパルスP3′が
残る。そして、内部信号S60の後縁が時間T2遅延さ
れることにより、時刻(t20+T1)からパルス幅
(TA+T2ーT1)のHレベルパルスP3′′を有す
る遅延信号S6が遅延回路6から発生される。この時、
後縁の遅延時間T2を十分に長く設定することにより、
時刻t21に遅延信号S6を確実にHレベルにする。し
たがって、ほとんどの場合、T2>T1となる。
【0022】その結果、時刻t21において、ゼロクロ
ス信号S2、レベルスライス信号S3及び遅延信号S6
がすべてHレベルになることにより、ゲート信号S4′
がHレベルとなるため、読み取り信号S0のピーク位置
を検出できる。
【0023】また、時刻t11に閾値VT1を越えるレ
ベルで読み取り信号S0にノイズNZ1が発生したとす
ると、従来同様、ゼロクロス信号S2及びレベルスライ
ス信号S3がHレベルとなる。
【0024】そして、この時刻t11以前の期間TB
(<T1)において微分信号S1が閾値VT2を越え
る。つまり、読み取り信号S0がノイズピーク位置に到
達し傾きが0になる時刻t11以前に、読み取り信号S
0の傾きがVT2を越える期間TBが存在する。したが
って、時刻t11以前の時刻t10に、レベルスライス
信号S5はパルス幅TBのHレベルパルス(P2)を発
生する。しかし多くの場合、ノイズであるが故に期間T
Bの時間長さはそれ程長くなく、よってT1を適切に設
定することにより、ほとんどの場合においてTB<T1
とすることができる。
【0025】このように、レベルスライス信号S5のH
レベルパルスP2のパルス幅TB<T1であるため、遅
延回路6によりレベルスライス信号S5のHレベルパル
スP2の前縁が時間T1遅延される際にHレベルパルス
P2は無効になる。このため、内部信号S60にはレベ
ルスライス信号S5のHレベルパルスP2の対応するH
レベルパルスが現れない。したがって、遅延信号S6に
もHレベルパルスP2の対応するHレベルパルス全くが
現れない。
【0026】その結果、時刻t11において、ゼロクロ
ス信号S2及びレベルスライス信号S3がHレベルにな
っても、遅延信号S6がLレベルになることにより、ゲ
ート信号S4′がLレベルとなるため、読み取り信号S
0のノイズNZ1による偽りの極点を、誤ってピーク位
置と検出することはない。したがって、ノイズの影響に
かかわらず、常に精度よく読み取り信号S0のピーク時
を検出することができる。
【0027】したがって、ディスク上の隣接するトラッ
ク信号やディスクの欠陥等によるディスクからの読取り
信号の波形が変化(ノイズ)の影響で発生する偽りの極
点を誤ってピークと検出することがなくなり、ディスク
の高密度化において精度良く、読み取り信号のピーク時
を検出できる。
【0028】図3は図1で示したピーク信号検出装置の
詳細を示す回路図である。同図に示すように、読み取り
信号S0及び画像読み取り反転信号バーS0が微分回路
1の正入力及び負入力にそれぞれ取り込まれる。
【0029】微分回路1は読み取り信号S0を微分して
微分信号S1及び反転微分信号バーS1を出力する。ゼ
ロクロス回路2は、微分信号S1及び反転微分信号バー
S1をそれぞれコンパレータ21の正入力及び負入力に
取り込み、コンパレータ21の出力は遅延回路22及び
排他的論理和ゲート23の一方入力に付与され、遅延回
路22の出力が排他的論理和ゲート23の他方入力に付
与される。そして、排他的論理和ゲート23の出力がゼ
ロクロス信号S2となる。
【0030】このような構成のゼロクロス回路2は、コ
ンパレータ21の出力がH→L,あるいはL→Hになる
時点、つまり、微分信号S1がゼロレベルをクロスした
時点から、遅延回路22により遅延された期間の間、排
他的論理和ゲート23の出力がHになる。
【0031】レベルスライス回路3はコンパレータ3
1、32及びORゲート33から構成され、コンパレー
タ31の正入力及び負入力にそれぞれ読み取り信号S0
及び基準電圧VT1を取り込み、コンパレータ32の正
入力及び負入力にそれぞれ読み取り反転信号バーS0及
び基準電圧VT1を取り込む。コンパレータ31及び3
2の出力はそれぞれORゲート33の一方入力及び他方
入力となる。そして、ORゲート33の出力がレベルス
ライス信号S3となる。
【0032】このような構成のレベルスライス回路3
は、読み取り信号S0が閾値VT1を越えたときコンパ
レータ31の出力がHレベルとなり、読み取り反転信号
バーS0が閾値VT1を越えたとき(読み取り信号S0
が閾値−VT1を下回ったとき)コンパレータ32の出
力がHレベルとなるため、ORゲート33の出力である
レベルスライス信号S3は、読み取り信号S0の絶対値
が閾値VT1以上/以下でH/Lに変化する。
【0033】レベルスライス回路5はコンパレータ5
1、52及びNORゲート53から構成され、コンパレ
ータ51の正入力及び負入力にそれぞれ微分信号S1
基準電圧VT2を取り込み、コンパレータ52の正入
力及び負入力にそれぞれ反転微分信号バーS1及び基準
電圧VT2を取り込む。コンパレータ51及び52の出
力はそれぞれNORゲート53の一方入力及び他方入力
となる。そして、NORゲート53の出力が反転レベル
スライス信号バーS5となる。
【0034】このような構成のレベルスライス回路5
は、微分信号S1が閾値VT2を越えたときコンパレー
タ51の出力がHレベルとなり、反転微分信号バーS1
が閾値VT2を越えたとき(微分信号S1が閾値−VT
2を下回ったとき)コンパレータ52の出力がHレベル
となるため、NORゲート53の出力である反転レベル
スライス信号バーS5は、微分信号S1の絶対値が閾値
VT2以上/以下でL/Hに変化する。
【0035】遅延回路6は、NPNトランジスタ61,
65、抵抗62,66、キャパシタ63,67、インバ
ータ64及びバッファ68から構成される。ベースに反
転レベルスライス信号バーS5が印加されたNPNトラ
ンジスタ61のコレクタが電源Vccに接続され、エミッ
タが抵抗62の一端、キャパシタ63の一方電極及びイ
ンバータ64の入力に接続される。そして、抵抗62の
他端及びキャパシタ63の他方電極は共に接地される。
インバータ64の出力が前縁遅延信号S60となる。
【0036】前縁遅延信号S60がNPNトランジスタ
65のベースに印加され、NPNトランジスタ65のコ
レクタが電源Vccに接続され、エミッタが抵抗66の一
端、キャパシタ67の一方電極及びバッファ68の入力
に接続され、抵抗66の他端及びキャパシタ67の他方
電極は共に接地される。そして、バッファ68の出力が
遅延回路6の遅延信号S6となる。
【0037】このような構成の遅延回路6は、通常、反
転レベルスライス信号バーS5がHであるため、NPN
トランジスタ61がオンしキャパシタ63が充電される
とともに、NPNトランジスタ61のエミッタ電位がH
レベルとなる。したがって、前縁遅延信号S60である
インバータ64の出力はLレベルである。
【0038】反転レベルスライス信号バーS5がLレベ
ルになると、NPNトランジスタ61がオフしキャパシ
タ63が放電されるとともに、NPNトランジスタ61
のエミッタ電位が低下する。このとき、キャパシタ63
の容量値を適当に設定することにより、NPNトランジ
スタ61のオフ期間がT1以下であれば、NPNトラン
ジスタ61のエミッタ電位がインバータ64の閾値を下
回らないようにする。したがって、レベルスライス信号
S5のHレベルの期間がT1以下であると、内部信号S
60はLレベルから変化せず、レベルスライス信号S5
のHレベルの期間がT1以上になると、はじめて内部信
号S60はLレベルからHレベルに反転することによ
り、レベルスライス信号S5の期間T1の前縁遅延が実
現する。
【0039】一方、前述したように、内部信号S60は
通常、Lレベルであるため、NPNトランジスタ65は
オフしキャパシタ67が放電されるとともに、NPNト
ランジスタ65のエミッタ電位がLレベルとなる。した
がって、遅延信号S6であるバッファ68の出力は、通
常Lレベルとなる。
【0040】内部信号S60がHレベルになると、NP
Nトランジスタ65がオンしキャパシタ67が充電され
るとともに、瞬時にNPNトランジスタ65のエミッタ
電位がHレベルとなる。その後、内部信号S60がH→
Lに立ち下がると、NPNトランジスタ65がオフしキ
ャパシタ67が放電されるとともに、NPNトランジス
タ65のエミッタ電位が低下する。このとき、キャパシ
タ67の容量値を適当に設定することにより、内部信号
S60のLレベル期間がT2以上になると、はじめてN
PNトランジスタ65のエミッタ電位がバッファ68の
閾値電圧を下回るようにしておく。これにより、内部信
号S60の期間T2の後縁遅延が実現する。
【0041】このように構成することにより、遅延回路
6は、内部でレベルスライス信号S5の前縁を時間T1
遅らせた内部信号S60を生成し、この内部信号S60
の後縁を時間T2遅らせて遅延信号S6を出力すること
ができる。
【0042】ANDゲート(ゲート回路)4は、ゼロク
ロス信号S2、レベルスライス信号S3及び遅延信号S
6を入力して、その論理積をゲート信号S4′として出
力端子8から出力する。
【0043】図4は、遅延回路6の第2の構成例を示す
回路図である。同図に示すように、遅延回路6は、抵抗
71、キャパシタ72及びヒステリシス付きバッファ7
3から構成される。
【0044】レベルスライス信号S5は抵抗71を介し
てヒステリシス付きバッファ73の入力に付与される。
また、ヒステリシス付きバッファ73の入力であるノー
ドN1と接地レベルとの間にキャパシタ72が介挿され
る。ヒステリシス付きバッファ73はL→H閾値VHの
方が、H→L閾値VLより高く設定されている。
【0045】このような構成において、レベルスライス
信号S5がL→Hに立ち上がると、ノードN1の電位
は、接地レベルから、抵抗71とキャパシタ72の決定
するRC時定数で緩やかに上昇する。この時、抵抗71
の抵抗値、キャパシタ72の容量値及び閾値VHを適当
に設定することにより、図5に示すように、レベルスラ
イス信号S5がL→H立ち上がり時刻からノードN1の
電位が閾値VHに達する期間をT1にする。
【0046】したがって、レベルスライス信号S5のH
レベル期間がT1以上の時、はじめてヒステリシス付き
バッファ73の出力信号である遅延信号S6がHレベル
となり、レベルスライス信号S5のHレベル期間がT1
以下であれば、遅延信号S6にはHレベルは全くあらわ
れない(図5の期間TT参照)。
【0047】そして、レベルスライス信号S5がH→L
に立ち下がると、ノードN1の電位は、電源Vccレベル
から、抵抗71とキャパシタ72の決定するRC時定数
で緩やかに下降する。この時、抵抗71の抵抗値、キャ
パシタ72の容量値及び閾値VLを適当に設定すること
により、図5に示すように、レベルスライス信号S5の
H→Lに立ち下がり時刻からノードN1の電位が閾値V
Lに達する期間をT2にする。
【0048】したがって、レベルスライス信号S5の後
縁が期間T2遅延してヒステリシス付きバッファ73の
出力である遅延信号S6に現れる。
【0049】このように構成することにより、遅延回路
6は、レベルスライス信号S5の前縁を時間T1遅ら
せ、後縁を時間T2遅らせた遅延信号S6を出力するこ
とができる。
【0050】図6は遅延回路6の第3の構成例を示す回
路図である。同図に示すように、遅延回路6は、AND
ゲート81、遅延部82,83、Dフリップフロップ8
4から構成される。レベルスライス信号S5はANDゲ
ート81の一方入力、遅延部82,83に付与される。
遅延部82はレベルスライス信号S5を時間T1遅延さ
せた出力信号Y1をANDゲート81の他方入力に出力
する。遅延部83はレベルスライス信号S5を時間TD
遅延させた出力信号Y2をDフリップフロップ84のリ
セット入力Rに付与する。また、ANDゲート83の出
力信号Y3がDフリップフロップ84のトグル入力Tに
付与される。Dフリップフロップ84はD入力に電源V
ccが接続され、Q出力が遅延信号S6なる。
【0051】図7は図6で示した遅延回路6の動作を示
す波形図である。以下、同図を参照して、図6で示した
遅延回路6の遅延動作の説明を行う。
【0052】まず、レベルスライス信号S5がL→Hに
立ち上がると、その後、遅延部82の遅延時間T1経過
後に遅延部82の出力信号Y1もL→Hに立ち上がるた
め、この時、はじめてANDゲート81の出力信号Y3
がL→Hと立ち上がり、Dフリップフロップ84にトグ
ルがかかり、そのQ出力である遅延信号S6がHレベル
となる。
【0053】したがって、レベルスライス信号S5のH
レベル期間がT1以上の時、はじめてDフリップフロッ
プ84のQ出力である遅延信号S6がHレベルとなり、
レベルスライス信号S5のHレベル期間がT1以下であ
れば、遅延信号S6にはHレベルが全く現れない。
【0054】レベルスライス信号S5がL→Hに立ち上
った後、遅延部83の遅延時間TD経過後、遅延部83
の出力信号Y2がL→Hに立ち上がるため、Dフリップ
フロップ84のリセット入力RがHとなりリセットがか
かり、そのQ出力である遅延信号S6がLレベルとな
る。
【0055】したがって、遅延部83の遅延時間TDを
十分に長く設定することにより、レベルスライス信号S
5の後縁を遅延した信号が、Dフリップフロップ84の
Q出力である遅延信号S6に現れるようにできる。
【0056】このように構成することにより、遅延回路
6は、レベルスライス信号S5の前縁を時間T1遅ら
せ、後縁を所定時間以上遅らせた遅延信号S6を出力す
ることができる。
【0057】なお、上記各実施例ではレベルスライス信
号S5を期間T1で前縁遅延させ、期間T2で後縁遅延
させることにより、遅延信号S6を出力したが、これに
限定されず、レベルスライス信号S5のHレベルの期間
が期間T1以下ではHレベルを無効にし、かつ、レベル
スライス信号S5のHレベルを有効にした場合、遅延信
号S6のHレベルが、確実に読み取り信号S0のピーク
時に現れるように遅延できればよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のピ
ーク信号検出装置によれば、遅延手段により、第2のレ
ベルスライス信号を第1の期間遅延させた遅延信号を出
力するとともに、第2のレベルスライス信号の第1の論
理レベルの期間が所定の有効期間以下の場合は第1の論
理レベルを無効にする。
【0059】したがって、ノイズの影響により入力信号
が偽りの極点を有する場合は、遅延手段から出力される
遅延信号には第1の論理レベルは現れなくすることがで
きる。加えて第1の期間を適当に設定することにより、
入力信号のピーク時には確実に遅延信号の第1の論理レ
ベルが現れるようできる。
【0060】
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるピーク信号検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示したピーク信号検出装置の動作を示す
波形図である。
【図3】図1で示したピーク信号検出装置の詳細を示す
回路図である。
【図4】図1で示した遅延回路の第2の構成例を示す回
路図である。
【図5】図4で示した遅延回路の動作を示す波形図であ
る。
【図6】図1で示した遅延回路の第3の構成例を示す回
路図である。
【図7】図6で示した遅延回路の動作を示す波形図であ
る。
【図8】従来のピーク信号検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8で示したピーク信号検出装置の動作を示す
波形図である。
【図10】従来のピーク信号検出装置の問題点を指摘し
た波形図である。
【符号の説明】
1 微分回路 2 ゼロクロス検出回路 3 レベルスライス回路 4 ゲート回路 5 レベルスライス回路 6 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−275962(JP,A) 特開 昭56−76057(JP,A) 特開 昭62−183214(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を受け、該入力信号を微分して
    微分信号を出力する微分手段と、 前記入力信号を受け、前記入力信号の絶対値と第1の基
    準レベルとの比較結果に基づき、前者が後者より大きい
    とき第1の論理レベルになり、前者が後者より小さいと
    き第2の論理レベルとなる第1のレベルスライス信号を
    出力する第1のレベルスライス手段と、 前記微分信号を受け、前記微分信号の絶対値と第2の基
    準レベルとの比較結果に基づき、前者が後者より大きい
    とき第1の論理レベルになり、前者が後者より小さいと
    き第2の論理レベルとなる第2のレベルスライス信号を
    出力する第2のレベルスライス手段と、 前記微分信号を受け、前記微分信号がゼロレベルに到達
    した時点を検出してゼロクロス信号を出力するゼロクロ
    ス検出手段と、 前記第2のレベルスライス信号を受け、前記第2のレベ
    ルスライス信号を第1の期間遅延させた遅延信号を出力
    する遅延手段とを備え、前記遅延手段は前記第2のレベ
    ルスライス信号の前記第1の論理レベルの期間が所定の
    有効期間以下の場合は該第1の論理レベルを無効にする
    機能を有し、 前記第1のレベルスライス信号、前記ゼロクロス信号及
    び前記遅延信号に基づき、前記入力信号のピーク状態を
    示すピーク検出信号を出力するピーク検出手段をさらに
    備えたピーク信号検出装置。
JP3220012A 1991-08-30 1991-08-30 ピーク信号検出装置 Expired - Lifetime JP2735413B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3220012A JP2735413B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ピーク信号検出装置
US07/933,713 US5300825A (en) 1991-08-30 1992-08-24 Peak signal detecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3220012A JP2735413B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ピーク信号検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560802A JPH0560802A (ja) 1993-03-12
JP2735413B2 true JP2735413B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=16744552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3220012A Expired - Lifetime JP2735413B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ピーク信号検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5300825A (ja)
JP (1) JP2735413B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5864793A (en) * 1996-08-06 1999-01-26 Cirrus Logic, Inc. Persistence and dynamic threshold based intermittent signal detector
JP2007121114A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Elpida Memory Inc デューティ検知回路、これらを備えたdll回路及び半導体装置
EP2381439B1 (en) * 2009-01-22 2017-11-08 III Holdings 12, LLC Stereo acoustic signal encoding apparatus, stereo acoustic signal decoding apparatus, and methods for the same
WO2020097019A1 (en) * 2018-11-06 2020-05-14 Efficient Power Conversion Corporation Magnetic field pulse current sensing for timing-sensitive circuits

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3760282A (en) * 1972-03-29 1973-09-18 Ibm Data recovery system
US3767938A (en) * 1972-05-26 1973-10-23 Ibm Zero sense after peak detection circuit
US4122397A (en) * 1977-02-17 1978-10-24 Gte Automatic Electric Laboratories Incorporated Apparatus and method for timing recovery from a pseudo-ternary signal
JPS6028460A (ja) * 1983-07-21 1985-02-13 アメリカン,アブレイシブ,メタルス,カンパニ− 非スリツプ性表面を与えるための塗料組成物
JPH055725Y2 (ja) * 1987-02-06 1993-02-15
JPH029009A (ja) * 1988-06-28 1990-01-12 Victor Co Of Japan Ltd ディジタル・データ検出器
DE3933801A1 (de) * 1989-10-10 1991-04-18 Philips Patentverwaltung Adaptive vorrichtung zur identifikation eines periodischen signals
US5159340A (en) * 1990-08-31 1992-10-27 Hewlett-Packard Company Signal digitizer for bar code readers

Also Published As

Publication number Publication date
US5300825A (en) 1994-04-05
JPH0560802A (ja) 1993-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4857760A (en) Bipolar glitch detector circuit
US5097147A (en) Limited amplitude signal trigger circuit
US6535057B2 (en) Programmable glitch filter
US4524291A (en) Transition detector circuit
US5256914A (en) Short circuit protection circuit and method for output buffers
US6529046B1 (en) Minimum pulse width detection and regeneration circuit
JP2735413B2 (ja) ピーク信号検出装置
JP2960200B2 (ja) ピーク検出回路
JP3234575B2 (ja) ノイズ除去装置
US5001364A (en) Threshold crossing detector
JPH0133052B2 (ja)
US6366160B1 (en) Waveshaper for false edge rejection of an input signal
JP2850272B2 (ja) スイッチ入力検出回路
JP2936800B2 (ja) 信号発生装置
JP3036196B2 (ja) フォールトトレランスを備える通信装置
US5057706A (en) One-shot pulse generator
JP3195801B2 (ja) ディジタルカウンタ装置
JP3394503B2 (ja) 送風機回転数低下検出回路
JPH0744802A (ja) 負荷オープン検出回路
JPH06326566A (ja) デジタル信号の受信装置
JP3338726B2 (ja) サージ識別装置
JPS6123893B2 (ja)
JP3388165B2 (ja) 車両進行方向判定回路
JPS59157790A (ja) 赤外線炎感知器の信号処理回路
JP2630091B2 (ja) 警報保持回路