JP2735294B2 - パチンコホール用遊技システム - Google Patents

パチンコホール用遊技システム

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JP2735294B2
JP2735294B2 JP1164131A JP16413189A JP2735294B2 JP 2735294 B2 JP2735294 B2 JP 2735294B2 JP 1164131 A JP1164131 A JP 1164131A JP 16413189 A JP16413189 A JP 16413189A JP 2735294 B2 JP2735294 B2 JP 2735294B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、プリペイドカードである遊技券を利用して
パチンコホール内での遊技を行うようにしたパチンコホ
ール用遊技システムに関する。
(従来の技術) パチンコホールにおいては、玉貸機によるパチンコ玉
貸出動作のキャッシュレス化を図った遊技システムを構
築することが考えられている。このようなシステムの一
例として、従来より、発行価額に対応したパチンコ玉数
を示す数値情報が所定の記憶エリアに記憶された例えば
磁気カード式の遊技券を発行(販売)する構成とした上
で、遊技券の挿入に応じてその記憶エリアに記憶された
数値情報の範囲内でパチンコ玉を自動的に貸出すと共に
その貸出数だけ上記記憶エリアに記憶された数値情報を
減少させる玉貸機を設けることが考えられている。ま
た、このようなシステムを実現する場合には、前記遊技
券が挿入されたときにその記憶エリアに記憶された数値
情報に応じた現金を返却するための精算装置を設ける構
成とするのが通常である。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにキャッシュレス化を図った場合のメリッ
トの一つとして、一旦遊技券が発行された場合には、そ
の遊技券に記憶された数値情報(つまり貸出可能なパチ
ンコ玉数の残高)を最後まで消費する割合が高く、これ
がパチンコホールの売上高の向上に繋がるという点があ
る。
しかしながら、前述のように精算装置が設けられてい
たときには、パチンコゲーム機での遊技に区切りがつい
た場合(遊技客が遊技により得たパチンコ玉を一旦景品
と交換した場合など)において遊技券に未使用の数値情
報が残っていたときに、その遊技券を玉貸機によるパチ
ンコ玉の貸出に供することなく精算装置により現金化し
て帰る客が多少生ずると考えられる。このため、前述の
ようなパチンコホールの売上高向上を必ずしも実現でき
ないという問題点を惹起する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、プリペイドカードである遊技券に記憶された数
値情報に応じた現金を返却するための精算装置が設けら
れる場合でも、遊技券に所定のプレミアムをつけること
によってパチンコホールの売上高の減少を極力防止する
ことが可能になるパチンコホール用遊技システムを提供
することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、発行価額に対応
したゲーム用品数が所定の単位数を1度とした度数情報
にて記憶された遊技券、並びに上記遊技券がセット可能
に設けられそのセット状態の遊技券に記憶された度数情
報の範囲内でゲーム用品を自動的に貸出すと共にその貸
出数だけ上記記憶度数情報を減少させる貸出装置を備え
たパチンコホール用遊技システムにおいて、前記遊技券
を、前記度数情報が記憶される場合に1度数につき所定
個数のゲーム用品数を示すプレミアム数値情報が記憶さ
れるように構成すると共に、前記貸出装置を、任意個数
のゲーム用品を放出可能な放出機構を有し前記度数単位
のゲーム用品の放出毎に前記プレミアム数値情報により
示される数のゲーム用品を放出するように構成したもの
である。
(作用) パチンコホール内で遊技を行おうとする場合には、遊
技者の所定の価額を支払って遊技券の発行を受けるもの
である。このように発行された遊技券には上記発行価額
に対応したゲーム用品数が所定の単位数を1度とした度
数情報により記憶されているから、遊技者は、その遊技
券に記憶された度数情報の範囲内で貸出装置からゲーム
用品の貸出を受け、斯様なゲーム用品により遊技を行
う。このとき、貸出装置にあっては、上記ゲーム用品の
貸出動作を所定の単位数に応じた度数単位で自動的に行
うと共に、その貸出数だけ遊技券に記憶された度数情報
を減少させる。
しかして、遊技者が上記のような度数情報が記憶され
た遊技券の発行を受けたときには、その遊技券に1度数
につき所定個数のゲーム用品数を示すプレミアム数値情
報が記憶される。そして、貸出装置にあっては、前記の
ような度数単位のゲーム用品の放出時において、その放
出が1度数分行われる毎に前記プレミアム数値情報によ
り示される数のゲーム用品を放出するようになる。従っ
て、遊技者サイドにおいて上記プレミアム数値情報を有
効に利用すべく、遊技券の記憶エリアに記憶された度数
情報によるゲーム用品の貸出を最後まで受ける可能性が
高くなり、これがパチンコホールの売上高向上に繋がる
ようになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第7図に発券機1の正面外観が示されており、まずこ
れについて述べる。即ち、第7図において、2は紙幣を
投入するための投入口、3は金額表示部で、この金額表
示部3は投入口2からの投入金額をデジタル表示するよ
うに構成されている。4,5及び6は第1,第2及び第3の
発券スイッチで、これらには夫々「千円」,「3千円」
及び「5千円」の各文字(何れも図示せず)が施されて
いる。7は返却スイッチで、これは前記投入口2に一旦
投入した紙幣を戻すときにオン操作される。8はカード
受皿で、これには発券機1内から後述する所定データを
記憶させた遊技券たる磁気カード9(第8図参照)が送
出されるようになっている。10は釣銭受皿で、これには
前記磁気カード9の発行時における釣銭が送出されるよ
うになっている。
上記磁気カード9は、第8図に示すように、セキュリ
ティ用のコードなどを記憶するためのシステムエリアE0
の他に、その発行価額に相当したパチンコ玉数(ゲーム
用品数)を、所定の単位数K(例えば100円分に相当し
たパチンコ玉数=例えば25個)を1度とした度数情報M
にて記憶するための第1の記憶エリアE1、所定個数のパ
チンコ玉数を示す後述のプレミアム数値情報N1或はN2
記憶するための第2の記憶エリアE2を有する。
さて、発券機1は、上述した各装置の他に、カードラ
イタ,投入紙幣の真贋及び金額判定装置,制御装置など
を含んで構成されており、以下においては発券機1の機
能の大略について第9図のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
即ち、発券機1は、投入口2に紙幣が投入されるまで
待機した状態を保持し(ステップC1)、この待機状態か
ら紙幣が投入されたときには、その紙幣の真贋判定を行
い(ステップC2)、「本物でない」と判定したときには
当該紙幣を返却し(ステップC3)、この後にステップC1
へ戻る。投入紙幣が「本物である」と判断した場合(ス
テップC2で「YES」)には、その投入金額を判定して記
憶すると共に、その記憶値つまり投入金額を金額表示部
3に表示させる(ステップC4,C5)。
以上のように紙幣が投入された後には、第1乃至第3
の発券スイッチ4〜6若しくは返却スイッチ7がオン操
作されるまで待機する(ステップC6〜C9)。
第1の発券スイッチ4がオン操作されたとき(ステッ
プC6で「YES」)には、前記ステップC4での記憶結果に
基づいて投入金額が5千円以上か否かを判断し(ステッ
プC10)、ここで「NO」となった場合にはステップC7へ
移行するが、「YES」となった場合には、発券ルーチンC
11を実行する。この発券ルーチンC11では、内部にスト
ックしてある未使用の磁気カード9に対して所要のデー
タを記憶した後に当該磁気カード9をカード受皿8へ送
り出す。具体的には、上記発券ルーチンC11では、磁気
カード9のシステムエリアE0に対してパチンコホール固
有の暗号コードCX及び当日の日付を示す日付コードCDを
記憶すると共に、同じく第1の記憶エリアE1に対して前
記単位数Kを1度した場合に50度分(5千円分のパチン
コ玉数に相当)の度数情報Mを記憶し、さらに第2の記
憶エリアE2に対して例えば2個のパチンコ玉数に対応し
たプレミアム数値情報N2を記憶する。そして、斯かるル
ーチンC11の実行後には、釣銭がある場合つまり投入口
2を介した投入金額が5千円より多い場合にそれを釣銭
受皿10へ返却し(ステップC12)、且つステップA4での
記憶金額並びに金額表示部3の表示を初期化し(ステッ
プC13)、この後にステップC1へ戻る。
第2の発券スイッチ5がオン操作されたとき(ステッ
プC7で「YES」)には、投入金額が3千円以上か否かを
判断し(ステップC14)、ここで「NO」となった場合に
はステップC8へ移行するが、「YES」となった場合に
は、発券ルーチンC15を実行して磁気カード9をカード
受皿8へ送り出す。この発券ルーチンC15では、内部に
ストックしてある未使用の磁気カード9のシステムエリ
アE0に対して前記暗号コードCX及び日付コードCDを記憶
すると共に、第1の記憶エリアE1に対して単位数Kを1
度した場合に30度分(3千円分のパチンコ玉数に相当)
の度数情報Mを記憶し、さらに第2の記憶エリアE2に対
して例えば1個のパチンコ玉数に対応したプレミアム数
値情報N1を記憶する。そして、斯かるルーチンC16の実
行後には、釣銭がある場合つまり投入口2を介した投入
金額が3千円より多い場合にそれを釣銭受皿10へ返却し
(ステップC16)、この後に前記初期化ステップC13を経
てステップC1へ戻る。
また、第3の発券スイッチ6がオン操作されたとき
(ステップC8で「YES」)には、投入金額が千円以上か
否かを判断し(ステップC17)、ここで「NO」となった
場合にはステップC9へ移行するが、「YES」となった場
合には、発券ルーチンC18を実行して磁気カード9をカ
ード受皿8へ送り出す。この発券ルーチンC18では、内
部にストックしてある未使用の磁気カード9のシステム
エリアE0に対して前記暗号コードCX及び日付コードCDを
記憶すると共に、第1の記憶エリアE1に対して単位数K
を1度した場合に10度分(千円分のパチンコ玉数に相
当)の度数情報Mを記憶する。即ち、このルーチンC18
では、磁気カード9の第2の記憶エリアE2に対するプレ
ミアム数値情報の記憶を行わない。そして、斯かるルー
チンC18の実行後には、釣銭がある場合つまり投入口2
を介して投入金額が千円より多い場合にそれを釣銭受皿
10へ返却し(ステップC19)、この後に初期化ステップC
13を経てステップC1へ戻る。
さらに、返却スイッチ7がオン操作されたときには、
投入口2に投入された状態の紙幣を返却し(ステップC2
0)、この後に初期化ステップC13を経てステップC1へ戻
る。
以上要するに、発券機1により発行される磁気カード
9には、一定価額たる例えば3千円相当以上の度数情報
Mが記憶される場合に、1度数につき1個若しくは2個
のプレミアム数値情報N1若しくはN2が記憶されるもので
ある。
一方、第3図において、11は貸出装置たる玉貸機で、
これはパチンコホール内に複数台列設されたパチンコゲ
ーム機(図示せず)間に設けられる。この玉貸機11にお
いて、12はカード挿入口で、これには、前記磁気カード
9が挿入によりセットされるようになっている。また、
13はカード挿入口12に挿入された状態の磁気カード9を
取出すときにオン操作されるイジェクトスイッチ、14は
表示器で、これは磁気カード9に記憶された度数情報M
を表示するための度数表示部14aと同じく磁気カード9
に記憶されたプレミアム数値情報N1或はN2をデジタル表
示するためのプレミアム数値情報表示部14bを有する。1
5は上記表示器14に対応して設けられた玉貸スイッチ
で、これは磁気カード9に記憶された度数情報Mの範囲
内のパチンコ玉を放出口体11aから放出させるために設
けられている。
玉貸機11の内部には放出制御機構16が設けられてい
る。この放出制御機構16は、任意個数のパチンコ玉を前
記放出口体11aを通じて放出できる構成のものであり、
その概略構成を第4図に示す。
即ち、第4図において、17は図示しないパチンコ玉供
給源からのパチンコ玉を落下により放出口体11aへ供給
するためのパチンコ玉供給管、18は軸18aを支点に回動
可能に設けられたスプロケットで、これはその外周に例
えば10個の歯部18bを有し、以てこれら歯部18b間にパチ
ンコ玉Qが嵌まり込む10個の凹部18cが形成されてい
る。斯かるスプロケット18にあっては、その歯部18bを
パチンコ玉供給管17内に突出させており、その回転停止
状態ではパチンコ玉供給管17内でのパチンコ玉Qの落下
(つまり放出口体11aへのパチンコ玉の供給)を規制す
ると共に、その回転に応じてパチンコ玉を凹部18cによ
り案内しながら放出口体11aへ落下させるようになって
いる。従って、斯かるスプロケット17の回転角度を制御
することによって、放出口体11aへの供給パチンコ玉数
を1個単位で調節できる。
そして、19はスプロケット18の回転角度(ひいては放
出口体11aへの供給パチンコ玉数)を制御するためのス
テッピングモータで、これの回転軸19aに固定された駆
動ギア20がスプロケット18に同軸状に固定された従動ギ
ア21に噛合されている。22はスプロケット18の側面に取
付けられた光反射用のマーカで、これの回転奇跡と対向
した適宜静止部位にには反射形光センサ23が設けられて
いる。従って、この光センサ23からはスプロケット18が
1回転する毎(つまり放出口体11aへ10個のパチンコ玉
が供給される毎)に検出信号Spが出力されるものであ
り、この検出信号Spに基づいてステッピングモータ19の
回転量と供給パチンコ玉数との関係の安定化を図ること
ができる。
さて、玉貸機11の内部には制御回路24が設けられてお
り、以下においては、この制御回路24に関連した電気的
構成を機能ブロックの組合わせにて示した第1図につい
て説明する。
即ち、第1図において、25はカード挿入口12に対応し
て設けられたカードリーダライタで、これは、磁気カー
ド9の取込み及び排出のための送り装置(図示せず)を
有すると共に、カード挿入口12に挿入された磁気カード
9の記憶データを読込む機能並びにその磁気カード9の
記憶データを書替える機能を備えて成り、制御回路24と
信号の授受を行うようになっている。また、制御回路24
には、カードリーダライタ25による読取りデータの他
に、イジェクトスイッチ13及び玉貸スイッチ15からの各
オン信号並びに放出制御機構16内の光センサ23からの検
出信号Spが入力されるようになっている。
この制御回路24は、マイクロコンピュータを含んで構
成されたもので、上記のような各入力信号,ROM24aに予
め記憶されたプログラム及びRAM24bとのデータ転送並び
に時計部24cからの日付情報に基づいて、表示器14の制
御並びに前記放出制御機構16に対する放出指令パルスPs
の出力制御を行うものであり、その制御内容は第2図の
フローチャートに示すようになっている。
しかして、以下においては、第2図に示した制御回路
24による制御内容について、関連した作用と共に説明す
る。
即ち、制御回路24は、まずカード挿入口12に磁気カー
ド9が挿入(セット)されたか否かを判断し(ステップ
A1)、磁気カード9が挿入されるまで待機する。カード
挿入口12に磁気カード9が挿入されたときには、その磁
気カード9を挿入状態に保持すると共に、磁気カード9
に記憶された暗号コードCX,日付コードCD及びプレミア
ム数値情報N1或はN2を読取る(ステップA2,A3)。
次いで、制御回路24は、上記読取り暗号コードCXと例
えばRAM24bに予め記憶した照合用コードとの比較に基づ
いて磁気カード9が当該パチンコホールのものか否かを
判断し(ステップA4)、当該パチンコホールのものでな
いと判断したときには磁気カード9を排出する(ステッ
プA5)と共に、表示器14の表示を初期化する動作、並び
に後述する放出数プリセット値NSを初期化する動作を行
い(ステップA6,A7)、この後にステップA1へ戻る。挿
入された磁気カード9が当該パチンコホールのものであ
った場合(ステップA4で「YES」)には、前記読取り日
付コードCDと時計部24cからの日付情報との比較に基づ
いて磁気カード9が期限内のものであるか否かを判断し
(ステップA8)、期限過ぎであると判断したときには前
記カード排出ステップA5及び初期化ステップA6,A7を経
てステップA1へ戻る。
制御回路24は、挿入された磁気カード9が当該パチン
コホールのもので且つ期限内のものであった場合(ステ
ップA4,A8で順次「YES」)には、その磁気カード9の第
2の記憶エリアE2にプレミアム数値情報N1或はN2が記憶
されているか否かを判断し(ステップA9)、「NO」の場
合には、表示器14のプレミアム数値情報表示部14bに
「0」の表示を行う(ステップA10)。次いで、RAM24b
に対して、単位数Kにより示されるパチンコ玉数に対応
した数値「25」を放出数プリセット値NSとして記憶させ
る(ステップA11)。
これに対して、磁気カード9にプレミアム数値情報N1
或はN2が記憶されている場合(ステップA9で「YES」)
には、制御回路24は、その記憶プレミアム数値情報が
「N2」か否かを判断し(ステップA12)、「NO」の場合
つまりプレミアム数値情報N1が記憶されていた場合に
は、表示器14のプレミアム数値情報表示部14bに「1」
(=N1)の表示を行う(ステップA13)。次いで、RAM24
bに対して、単位数Kにより示されるパチンコ玉数とプ
レミアム数値情報N1との和に対応した数値「26」を放出
数プリセット値NSとして記憶させる(ステップA14)。
また、上記ステップA12で「YES」と判断した場合、つま
りプレミアム数値情報N2が記憶されていた場合には、表
示器14のプレミアム数値情報表示部14bに「2」(=
N2)の表示を行い(ステップA15)、次いで、RAM24bに
対して、単位数Kにより示されるパチンコ玉数とプレミ
アム数値情報N2との和に対応した数値「27」を放出数プ
リセット値NSとして記憶させる(ステップA16)。
以上のように、磁気カード9の第2の記憶エリアE2の
記憶内容に基づいてステップA11,A14,A16の何れかが選
択的に行われるものであり、この後に制御回路24は、磁
気カード9に記憶された度数情報Mを読取り(ステップ
A17)、その度数情報Mを表示器14の度数表示部14aに残
高度数として表示させる(ステップA18)。次いで、磁
気カード9の第1の記憶エリアE1に記憶された度数情報
Mが「1」以上あるか否か、つまり残高度数があるか否
かを判断する動作を行い(ステップA19)、残高度数が
ない場合には、カード排出ステップA5及び初期化ステッ
プA6,A7を経てステップA1へ戻る。
これに対して、残高度数がある場合(ステップA19で
「YES」)には、玉貸スイッチ15がオンされたか否かを
判断し(ステップA20)、その玉貸スイッチ15がオンさ
れていないときには、イジェクトスイッチ13がオン操作
されたか否かを判断する(ステップA21)。イジェクト
スイッチ13がオン操作されたときには、カード排出ステ
ップA5及び初期化ステップA6,A7を経てステップA1へ戻
るが、イジェクトスイッチ13がオン操作されなかった場
合には、ステップA20へ戻る。従って、玉貸スイッチ15
及びイジェクトスイッチ13が双方とも操作されない状態
では、磁気カード9がカード挿入口12に挿入された状態
が保持されると共に、表示器14により残高度数及びプレ
ミアム数値情報を表示した状態が保持される。
この後、玉貸スイッチ15がオンされたときには、制御
回路24は、放出制御機構16内のステッピングモータ19を
駆動してその放出制御機構16から前述のように記憶した
放出数プリセット値NSにより示される数のパチンコ玉を
放出させる(ステップA22)。尚、25個,26個或は27個の
パチンコ玉を放出させる各場合には、ステッピングモー
タ19によりスプロケット21を夫々2.5回転,2.6回転或は
2.7回転させれば良く、このとき制御回路24は、光セン
サ23からの検出信号Spに基づいて上記回転量の制御を正
確に行うようになっている。
そして、制御回路24は、上記ステップA22の実行後に
は、第1の記憶エリアE1の度数情報Mを上記放出パチン
コ玉数に相当した度数だけ減少するように更新し(ステ
ップA23)、この後にステップA17へ戻り、この後には、
上述のような玉貸スイッチ15のオン操作に応じたパチン
コ玉の放出動作を、度数情報Mの残高が零になるまで
(ステップA19で「NO」と判断されるまで)、若しくは
返却スイッチ13がオン操作されるまで(ステップA21で
「YES」と判断されるまで)行う。
以上要するに、玉貸機11は、そのカード挿入口12に対
して度数情報Mが記憶された磁気カード9が挿入された
状態では、それらの度数情報Mの範囲内でパチンコ玉を
1度数分(25個)ずつ放出すると共に、特に上記磁気カ
ード9にプレミアム数値情報N1或はN2が記憶されていた
場合、即ち、当該磁気カード9の発行価額が3千円若し
くは5千円であった場合には、上記パチンコ玉の1度数
分の放出毎にその記憶プレミアム数値情報N1或はN2によ
り示される数(1個或は2個)のパチンコ玉を同時に放
出するものである。
しかして、第5図には、磁気カード9に記憶された度
数情報Mに応じた現金を返却するための精算装置26が示
されており、以下これについて説明する。即ち、この精
算装置26は、例えば景品交換カウンタに設置されるもの
であり、その前面側下部にはカード挿入口27及び現金受
皿28が設けられていると共に、これらと各々対応するよ
うにして返却スイッチ29及び精算スイッチ30が設けられ
ている。また、精算装置26の前面側上部には、度数情報
Mをデジタル表示するための表示部31が設けられてい
る。
第6図には上記精算装置26の概略的な機能が示されて
おり、以下これについて説明する。即ち、まず、カード
挿入口27に磁気カード9が挿入されたか否かを判断し
(ステップB1)、磁気カード9が挿入されるまで待機す
る。カード挿入口27に磁気カード9が挿入されたときに
は、その磁気カード9を挿入状態に保持すると共に、磁
気カード9に記憶されたデータを読取る(ステップB2,B
3)。次いで、上記読取りデータに含まれる暗号コードC
X並びに予め記憶した照合用コードに基づいて磁気カー
ド9が当該パチンコホールのものか否かを判断し(ステ
ップB4)、当該パチンコホールのものでないと判断した
ときには磁気カード9を排出する(ステップB5)と共
に、表示部31の表示を初期化する動作を行い(ステップ
B6)、この後にステップB1へ戻る。挿入された磁気カー
ド9が当該パチンコホールのものであった場合(ステッ
プB4で「YES」)には、前記読取りデータに含まれる日
付コードCD並びに図示しない時計部からの日付情報に基
づいて磁気カード9が期限内のものであるか否かを判断
し(ステップB7)、期限過ぎであると判断したときには
磁気カード9を排出する前記カード排出ステップB5及び
表示初期化ステップB6を経てステップB1へ戻る。
挿入された磁気カード9が当該パチンコホールのもの
で且つ期限内のものであった場合には、その磁気カード
9の第1の記憶エリアE1に記憶された度数情報Mを、表
示部31に表示させる(ステップB8)。次いで、度数情報
Mが零であるか否かを判断し(ステップB9)、零の場合
つまり残高がない場合には、その磁気カード9を回収し
(ステップB10)、この後にステップB1へ戻る。度数情
報Mの残高がある場合(ステップB9で「NO」の場合)に
は、返却スイッチ29がオン操作されたか否かを判断する
(ステップB11)。このとき、返却スイッチ29がオン操
作された場合には、カード排出ステップB5及び表示初期
化ステップB6を経てステップB1へ戻るが、その返却スイ
ッチ29がオンされていないときには、精算スイッチ30が
オン操作されたか否かを判断し(ステップB12)、精算
スイッチ18がオン操作されなかった場合には、ステップ
B12へ戻る。従って、返却スイッチ29及び精算スイッチ3
0が双方ともオン操作されない状態では、磁気カード9
がカード挿入口27に挿入された状態が保持されると共
に、表示部31に度数情報Mの残高を表示した状態が保持
される。
精算スイッチ30がオン操作されたときには、磁気カー
ド9の第1の記憶エリアE1に記憶された度数情報Mに応
じた現金を現金返却皿28へ放出するという精算動作を行
う(ステップB13)と共に、上記第1の記憶エリアE1の
記憶内容を初期化して度数情報Mを零に更新し(ステッ
プB14)、この後にステップB3へ戻る。従って、このと
きには、その後のステップB9で「YES」と判断されるよ
うになり、このときには前述したように、ステップA10
で磁気カード9の回収が行われる。
要するに、精算装置26は、挿入された磁気カード9に
度数情報Mの残高がある場合には、精算スイッチ28の操
作に応じてその度数情報Mに相当した現金を返却した後
に、その磁気カード9を回収するが、磁気カード9に記
憶されたプレミアム数値情報N1,N2については全く無視
し、また、度数情報Mが零の磁気カード9についてはこ
れをそのまま回収するものである。尚、上記の例では、
精算装置26において、精算後にプレミアム数値情報N2の
みが残った磁気カード9や当初からプレミアム数値情報
N2が記憶された磁気カード9については、その磁気カー
ド9を返却する構成としたが、それら磁気カード9につ
いては、これをそのまま回収する構成としても良いもの
である。
従って、以上述べた本実施例によれば、度数情報M及
びプレミアム数値情報N1或はN2が記憶されている磁気カ
ード9については、その度数情報Mに基づいたパチンコ
玉の貸出動作毎にプレミアム数値情報N1或はN2により示
される数のパチンコ玉が同時に放出されるものであり、
従って遊技者サイドにおいて上記プレミアム数値情報N1
或はN2により無償で与えられるパチンコ玉を有効に利用
すべく、磁気カード9に記憶された度数情報Mによるパ
チンコ玉の貸出を最後まで受ける可能性が高くなるた
め、度数情報Mの残高がある状態の磁気カード9が精算
装置26によって現金化される割合が少なくなり、結果的
にパチンコホールの売上高向上に繋がるようになる。
尚、上記実施例では、玉貸機11に対しパチンコ玉の放
出を行わせるために玉貸スイッチ15及び磁気カード返却
用の返却スイッチ13を設けたが、これらは特に必要なも
のではない。即ち、磁気カード9がカード挿入口12に挿
入される毎にパチンコ玉の放出(この放出は度数情報M
及びプレミアム数値情報N1,N2の範囲内で行われること
は上記実施例と同様である)を行うと共に、その放出後
に磁気カード9を排出する構成としても良いものであ
る。
その他、本発明は上記した実施例に限定されるもので
はなく、例えばゲーム用品としてスロットマシン用のメ
タルを対象にしても良いなど、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
[発明の効果] 本発明によれば以上説明したように、発行価額に対応
したゲーム用品数を示す度数情報が記憶された遊技券
と、この遊技券にセット可能に設けられそのセット状態
の遊技券に記憶された度数情報の範囲内でゲーム用品を
自動的に貸出すと共にその貸出数だけ上記記憶度数情報
を減少させる貸出装置とを備えたパチンコホール用遊技
システムにおいて、遊技券に所定のプレミアムをつける
ことによってパチンコホールの売上高の減少を極力防止
することが可能となるという優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は貸出装
置の電気的構成を示すブロック図、第2図は貸出装置の
制御内容を示すフローチャート、第3図は貸出装置の正
面図、第4図は貸出装置の要部を概略的に示す縦断正面
図、第5図は精算装置の正面図、第6図は精算装置の制
御内容を示すフローチャート、第7図は発券機の正面
図、第8図は遊技券の正面図、第9図は発券機の制御内
容を示すフローチャートである。 図中、1は発券機、9は磁気カード(遊技券)、11は玉
貸機(貸出装置)、12はカード挿入口、14は表示部、15
は玉貸スイッチ、16は放出制御機構、24は制御回路、26
は精算装置、27はカード挿入口を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発行価額に対応したゲーム用品数が所定の
    単位数を1度とした度数情報にて記憶された遊技券と、
    この遊技券がセット可能に設けられそのセット状態の遊
    技券に記憶された度数情報の範囲内でゲーム用品を自動
    的に貸出すと共にその貸出数だけ上記記憶度数情報を減
    少させる貸出装置とを備えたパチンコホール用遊技シス
    テムであって、 前記遊技券は、前記度数情報が記憶される場合に1度数
    につき所定個数のゲーム用品数を示すプレミアム数値情
    報が記憶されるように構成され、前記貸出装置は、任意
    個数のゲーム用品を放出可能な放出機構を有し前記度数
    単位のゲーム用品の放出毎に前記プレミアム数値情報に
    より示される数のゲーム用品を放出するように構成され
    ていることを特徴とするパチンコホール用遊技システ
    ム。
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