JP2735097B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2735097B2
JP2735097B2 JP7184430A JP18443095A JP2735097B2 JP 2735097 B2 JP2735097 B2 JP 2735097B2 JP 7184430 A JP7184430 A JP 7184430A JP 18443095 A JP18443095 A JP 18443095A JP 2735097 B2 JP2735097 B2 JP 2735097B2
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clock signal
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光男 馬場
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ディジタルLSI
において、データ送受信タイミングを遅延制御するPL
Lを有する半導体集積回路に関し、特にLSI間高速同
期伝送を実現する半導体集積回路に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路は、図6に示すよ
うにクロック信号CLKINは、第一のLSI(第一の
LSI)311及びLSI(第二のLSI)321にク
ロック信号ICLK3及びICLK4として分配されP
LL(Phase−Locked Loop)391に
入力される。PLL391は、PLL391に入力され
た信号とPLL391からの出力信号をフィードバック
した信号との位相が、時間軸上で一致するように出力信
号の位相を制御する動作を行うものである。
【0003】PLL391の出力信号は、LSI31
1,321内にクロックを分配するCTS361に入力
され、PLL391にフィードバックされる。
【0004】LSI311,321に入力された入力デ
ータ信号IDAT3及びIDAT4は、クロック信号I
CLK3及びICLK4のLSI311,321入力時
点と等しい位相をもつCTS361からのクロック信号
によりフリップフロップ回路(第一のフリップフロップ
回路F/F)331で受信される。LSI311及びL
SI321外部へ出力されるデータ信号は、CTS36
1からのクロック信号によりフリップフロップ回路(第
二のフリップフロップ回路F/F)341から出力さ
れ、出力バッファ回路351を経て出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
では、クロック信号がデータ信号の送信を行うフリップ
フロップ回路331に入力されてからLSI311,3
21外部にデータ信号を駆動出力する出力手段から出力
されるまでの遅延時間の変動量を制御することができ
ず、LSIの電源変動、温度変動、製造プロセスのばら
つき等により出力データ信号の変化点の位相が遅延変動
するという問題があるため、データ信号を受信するLS
I311、321のフリップフロップ回路331、34
1でのタイミングマージンが小さくなり、LSI31
1、321間データ伝送のタイミング設計を困難にして
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため、本発明の半導体集積回路では、入力データ信号
の受信を行う第一のフリップフロップ回路と、データ信
号の送信を行う第二のフリップフロップ回路と、前記第
二のフリップフロップ回路の出力をLSI外部に駆動す
る出力手段と、前記LSIに分配されたクロック信号を
前記第一のフリップフロップ回路と前記第二のフリップ
フロップ回路にそれぞれ遅延制御を行い受信クロック信
号と送信クロック信号として供給する遅延制御クロック
分配手段とを有し、データ信号の送受信を行う第一のL
SI及び第二のLSIにおいて、前記遅延制御クロック
分配手段は、前記第一のLSI及び前記第二のLSIに
分配された前記クロック信号が前記第一のLSI及び前
記第二のLSIに入力した時点の正或は逆エッヂの位相
と、前記受信クロック信号の正或は逆エッヂの位相とを
時間軸上でほぼ一致させ、前記第一のフリップフロップ
回路に前記受信クロック信号を供給するとともに、前記
第一のLSI及び前記第二のLSIに分配された前記ク
ロック信号が前記第一のLSI及び前記第二のLSIに
入力した時点の逆或は正エッヂの位相並びに前記受信ク
ロック信号の逆或は正エッヂの位相と、前記出力手段か
ら出力される時点の出力データ信号の変化点の位相とが
時間軸上でほぼ一致する位相をもつ前記送信クロック信
号を前記第二のフリップフロップ回路に供給し、前記第
一のLSIと前記第二のLSIとで、それぞれに分配さ
れた前記クロック信号の位相に対し前記受信クロック信
号の位相と前記出力データ信号の変化点の位相をほぼ固
定位相にする構成を備えている。
【0007】また、本発明の半導体集積回路によれば、
前記遅延制御クロック分配手段は、入力されたPLL入
力信号と出力したPLL出力信号をフィードバックした
フィードバック信号との位相とが時間軸上でほぼ一致す
る様に前記PLL出力信号の位相を遅延制御する動作を
行う内部PLLと、クロック信号を分配する第一のバッ
ファ手段と、入力信号を遅延させ反転出力を行うゲート
遅延回路と、クロック信号を分配する第二のバッファ手
段とで構成され、前記第一のLSI及び前記第二のLS
Iに分配された前記クロック信号は、前記内部PLLに
入力され、前記内部PLLからの前記PLL出力信号
は、前記第一のLSI及び前記第二のLSI内に遅延制
御されたクロック信号を分配する前記第一のバッファ手
段に入力され、前記第一のバッファ手段からの第一の分
配クロック信号は、前記ゲート遅延回路に入力され、前
記ゲート遅延回路の出力信号は、前記第二のバッファ手
段へ入力され、前記第二のバッファ手段からの第二の分
配クロック信号は、前記内部PLLに前記フィードバッ
ク信号として入力され、前記第二のバッファ手段は前記
第一のLSI及び前記第二のLSIに入力される前記入
力データ信号を受信するための前記第一のフリップフロ
ップ回路に前記第二の分配クロック信号を前記受信クロ
ック信号として供給し、前記ゲート遅延回路は前記第一
の分配クロック信号により前記第一のLSI及び前記第
二のLSI外部へデータ信号の出力を行う前記第二のフ
リップフロップ回路と、前記第二のフリップフロップ回
路の出力信号を前記第一のLSI及び前記第二のLSI
外部へ駆動する前記出力回路とを合わせた遅延時間が、
前記第二のバッファ手段と前記ゲート遅延回路とを合わ
せた遅延時間がほぼ等しくなる遅延時間をもつものであ
るとともに、前記第二のバッファ手段への入力信号を反
転して出力するものであり、前記第一のLSI及び前記
第二のLSIに入力された前記入力データ信号は、前記
クロック信号が前記第一のLSI及び前記第二のLSI
に入力された時点での時間軸上の位相とほぼ等しい位相
をもつ前記第二のバッファ手段からの前記受信クロック
信号により前記第一のフリップフロップ回路で受信さ
れ、前記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へ出力
される前記出力データ信号は前記第一のバッファ手段か
らの前記第一の分配クロック信号を前記送信クロック信
号として前記第二のフリップフロップ回路から出力され
たものが前記出力回路を経て前記第一のLSI及び前記
第二のLSI外部へ出力され、前記出力データ信号の前
記第一のLSI及び前記第二のLSI出力時点でのデー
タ変化点の時間軸上の位相は前記入力データ信号を受信
する前記受信クロック信号の逆或は正エッヂの位相及
び、前記第一のLSI及び前記第二のLSIに入力され
た時点での前記クロック信号の逆或は正エッヂの位相と
ほぼ等しいものである構成を備えている。
【0008】さらに、本発明の半導体集積回路によれ
ば、前記遅延制御クロック分配手段は、入力されたPL
L入力信号と出力したPLL出力信号をフィードバック
したフィードバック信号との位相とが時間軸上でほぼ一
致する様に前記PLL出力信号の位相を遅延制御する動
作を行う内部PLLと、クロック信号を分配する第一の
バッファ手段と、入力信号を遅延させ出力を行うゲート
遅延回路と、クロック信号を分配する第二のバッファ手
段とで構成され、前記第一のLSI及び前記第二のLS
Iに分配された前記クロック信号は、前記内部PLLに
入力され、前記内部PLLからの前記PLL出力信号は
前記第一のLSI及び前記第二のLSI内に遅延制御さ
れたクロック信号を分配する前記第一のバッファ手段に
入力され、前記第一のバッファ手段からの第一の分配ク
ロック信号は前記ゲート遅延回路に入力され、前記ゲー
ト遅延回路の出力信号は前記第二のバッファ手段へ入力
され、前記第二のバッファ手段からの第二の分配クロッ
ク信号は前記内部PLLに前記フィードバック信号とし
て入力され、前記第二のバッファ手段は前記第一のLS
I及び前記第二のLSIに入力される前記入力データ信
号を受信するための前記第一のフリップフロップ回路に
前記第二の分配クロック信号を前記受信クロック信号と
して供給し、前記ゲート遅延回路は前記第一の分配クロ
ック信号により前記第一のLSI及び前記第二のLSI
外部へデータ信号の出力を行う前記第一のフリップフロ
ップ回路とは逆のエッヂでデータ信号を保持する前記第
二のフリップフロップ回路と、前記第二のフリップフロ
ップ回路の出力信号を前記第一のLSI及び前記第二の
LSI外部へ駆動する前記出力回路とを合わせた遅延時
間が、前記第二のバッファ手段と前記ゲート遅延回路と
を合わせた遅延時間がほぼ等しくなる遅延時間をもつも
のであり、前記第一のLSI及び前記第二のLSIに入
力された前記入力データ信号は前記クロック信号が前記
第一のLSI及び前記第二のLSIに入力された時点で
の時間軸上の位相とほぼ等しい位相をもつ前記第二のバ
ッファ手段からの前記受信クロック信号により前記第一
のフリップフロップ回路で受信され、前記第一のLSI
及び前記第二のLSI外部へ出力される前記出力データ
信号は前記第一のバッファ手段からの前記第一の分配ク
ロック信号を前記送信クロック信号として前記第二のフ
リップフロップ回路から出力されたものが前記出力回路
を経て前記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へ出
力され、前記出力データ信号の前記第一のLSI及び前
記第二のLSI出力時点でのデータ変化点の時間軸上の
位相は前記入力データ信号を受信する前記受信クロック
信号の逆或は正エッヂの位相及び、前記第一のLSI及
び前記第二のLSIに入力された時点での前記クロック
信号の逆或は正エッヂの位相とほぼ等しいものである構
成を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の半導体集積回路の実施例
における全体構成を示すブロック図である。
【0011】図1を参照して、半導体集積回路は、デー
タの送受信を行うLSI(第一のLSI)1及びLSI
(第二のLSI)2とを有している。LSI1,2は、
入力データ信号IDAT1,IDAT2の受信を行うフ
リップフロップ回路(第一のフリップフロップ回路F/
F)3と、データ信号の送信を行うフリップフロップ回
路(第二のフリップフロップ回路F/F)4と、フリッ
プフロップ回路4の出力をLSI外部に駆動する出力回
路5と、分配されたクロック信号ICLK1,ICLK
2をフリップフロップ回路3、4にそれぞれ遅延制御を
行い受信クロック信号102と送信を行う内部クロック
信号(送信ブロック信号)103として供給する遅延制
御クロック分配手段6とを有している。
【0012】遅延制御クロック分配手段6は、LSI
1,2にそれぞれ分配されたクロック信号ICLK1,
ICLK2がLSI1,2に入力した時点Aの入力クロ
ック信号101の正エッヂの位相と、受信クロック信号
102の正エッヂの位相Bとを時間軸上で一致させ、フ
リップフロップ回路3に受信クロック信号102を供給
する。これとともに、LSI1及びLSI2に分配され
たクロック信号ICLK1,2がLSI1,2に入力し
た時点Aの入力クロック信号101の逆エッヂの位相並
びに受信クロック信号102の逆エッヂの位相と、出力
回路5から出力される時点Cの出力データ信号ODAT
1,ODAT2の変化点の位相とが時間軸上で一致する
位相をもつ内部クロック信号103をフリップフロップ
回路4に供給する。
【0013】その結果、LSI1,2において、それぞ
れに分配されたクロック信号ICLK1,2の位相に対
し受信クロック信号102の位相と出力データ信号OD
AT1,2の変化点の位相を正エッヂ及び逆エッヂと等
しい位相にすることができるものである。
【0014】次に本発明の半導体集積回路の内部構成に
ついて、第一の実施例と第二の実施例について図面を参
照して説明する。
【0015】図2は、本発明の第一の実施例の内部構成
を示すブロック図である。
【0016】図2において、本発明の第一の実施例によ
る半導体集積回路では、LSI1,2に分配されたクロ
ック信号ICLK1,2は、内部PLL(Phase−
Locked Loop)9に入力される。ここで内部
PLL9は、内部PLL9に入力された入力クロック信
号101と、内部PLL9からのPLL出力信号105
をフィードバックしたフィードバック信号104との位
相とが、時間軸上で一致するように、PLL出力信号1
05の位相を遅延制御する動作を行うものである。
【0017】内部PLL9のPLL出力信号105は、
LSI1,2内に遅延制御された内部クロック信号10
3を分配するバッファ手段であるCTS10に入力され
る。ここでCTS10は、LSI1,2内のフリップフ
ロップ回路にクロック信号をスキューを抑えて分配する
クロック・ツリー・シンセシスや、駆動能力が大きいク
ロック用のドライバを表したものである。
【0018】CTS10から分配された内部クロック信
号103は、ゲート遅延回路7に入力され、ゲート遅延
回路7の出力信号は、バッファ手段8へ入力される。バ
ッファ手段8から分配される信号は、内部PLL9にフ
ィードバック信号104として入力されるとともに、ま
た、LSI1,2に入力されるデータ信号IDAT1,
2を受信するためのフリップフロップ回路3にも、受信
クロック信号102として供給される。ここでゲート遅
延回路7は、CTS10からの内部クロック信号103
によりLSI1,2外部へデータ信号の出力を行うため
のフリップフロップ回路4と、このフリップフロップ回
路4の出力信号をLSI1,2外部へ駆動するための出
力回路5とを合わせた遅延時間が、バッファ手段8とゲ
ート遅延回路7とを合わせた遅延時間とが等しくなる遅
延時間をもつものである。さらにバッファ手段8への入
力信号を反転して出力するものである。
【0019】CTS10からの内部クロック信号103
は、クロック信号の逆エッヂでデータ信号を保持するフ
リップフロップ回路(F/F)11と、データ信号の出
力を行うためのフリップフロップ回路4にクロック信号
として供給される。このフリップフロップ回路11とフ
リップフロップ回路4の間でLSI1,2のもつ通常機
能が構成されることになる。
【0020】次に、タイムチャートを用いて半導体集積
回路の第一の実施例の動作について説明する。図4は、
本発明の第一の実施例の半導体集積回路の動作を示すタ
イムチャートを示している。
【0021】LSI1,2に入力されたデータ信号ID
AT(C:)は、クロック信号ICLKがLSI1,2
に入力された時点での入力クロック信号101(A:)
の時間軸上の位相と等しい位相をもつバッファ手段8か
らの受信クロック信号102(B:)により、フリップ
フロップ回路3で受信され、クロック信号の逆エッヂで
データ信号を保持するフリップフロップ回路11におい
て、CTS10から分配された内部クロック信号103
(D1:)により乗せ変えられる。
【0022】LSI1,2外部へ出力される出力データ
信号ODATは、CTS10からの内部クロック信号1
03(D1:)によりフリップフロップ回路4から出力
されたものが、出力回路5を経てLSI1,2外部へ出
力される。この出力データ信号ODATのLSI1,2
出力時点でのデータ変化点の時間軸上の位相(C:)
は、データ信号IDATを受信するクロック信号102
の逆エッヂの位相(B:)及び、LSI1,2に入力さ
れた時点でのクロック信号101の逆エッヂの位相
(A:)と等しいものとなるように内部クロック信号1
03の位相(D1:)により作られるものである。ここ
で(D1:)は、電源変動、温度変動、製造プロセスの
ばらつき等による不確定区間をもつが、出力データ信号
ODATのLSI1,2出力時点でのデータ変化点の時
間軸上の位相(C:)は常に固定位相となる。
【0023】このように、LSI1,2に入力された時
点でのクロック信号101の位相(A:)と、LSI
1,2に入力されたデータ信号IDATを受信するクロ
ック信号102の位相(B:)とを等しくするととも
に、LSI1,2に入力された時点でのクロック信号1
01の位相(A)の逆エッヂの位相と、LSI1,2の
出力時点での出力データ信号ODATのデータ変化点の
位相(C:)とを等しくすることができる。
【0024】そして、データの送受信を行うすべてのL
SIにおいて、データ受信タイミングとデータ送信タイ
ミングを各LSIの電源変動、温度変動、製造プロセス
のばらつき等によらずに、各LSIに入力されるクロッ
ク信号に対してそれぞれ固定位相に制御することができ
るものである。その結果、LSI間のデータ送受信タイ
ミングの個々の遅延調整が不必要になり、またデータ受
信を行うフリップフロップ回路において、最大のタイミ
ングマージンが常に得られることから、高速データ伝送
が可能になるものである。
【0025】図3は、本発明の第二の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0026】図において、本発明の第二の実施例による
半導体集積回路は、図2の第一の実施例において、ゲー
ト遅延回路7を入力信号を反転せずに出力するゲート遅
延回路17に、フリップフロップ回路11をクロック信
号の正エッヂでデータ信号を保持するフリップフロップ
回路21に、フリップフロップ回路4をクロック信号の
逆エッヂでデータ信号を保持するフリップフロップ回路
(F/F)14に置き換えた構成のものである。
【0027】LSI1,2に分配されたクロック信号I
CLKは、内部PLL9に入力される。ここで内部PL
L9は、内部PLL9に入力された入力クロック信号1
01と、内部PLL9からのPLL出力信号105をフ
ィードバックしたフィードバック信号104との位相と
が、時間軸上で一致するように、PLL出力信号105
の位相を遅延制御する動作を行うものである。
【0028】内部PLL9のPLL出力信号113は、
LSI11内に遅延制御された内部クロック信号114
を分配するバッファ手段であるCTS6に入力される。
ここでCTS6は、LSI1,2内のフリップフロップ
回路にクロック信号をスキューを抑えて分配するクロッ
ク・ツリー・シンセシスや、駆動能力が大きいクロック
用のドライバを表したものである。
【0029】CTS6から分配された内部クロック信号
103は、ゲート遅延回路17に入力され、ゲート遅延
回路17の出力信号は、バッファ手段8へ入力される。
バッファ手段8から分配される信号は、内部PLL9に
フィードバック信号104として入力される。これとと
もに、LSI1,2に入力されるデータ信号IDATを
受信するためのフリップフロップ回路3にも、受信クロ
ック信号102として供給される。ここでゲート遅延回
路17は、CTS10からの内部クロック信号103に
より、LSI1,2外部へデータ信号の出力を行うため
のクロック信号の逆エッヂでデータ信号を保持するフリ
ップフロップ回路14とフリップフロップ回路14との
出力信号をLSI1,2の外部へ駆動するための出力回
路5とを合わせた遅延時間が、バッファ手段8とゲート
遅延回路17とを合わせた遅延時間とが等しくなる遅延
時間をもつものである。
【0030】CTS10からの内部クロック信号103
は、フリップフロップ回路(F/F)21と、データ信
号の出力を行うためのフリップフロップ回路F/F14
にクロック信号として供給される。このフリップフロッ
プ回路21とフリップフロップ回路14の間でLSI
1,2のもつ通常機能が構成されることになる。
【0031】次に、タイムチャートを用いて本PLL回
路の第二の実施例の動作について説明する。
【0032】図5は、本発明の第二の実施例による半導
体集積回路動作を示すタイムチャートである。
【0033】LSI1,2に入力されたデータ信号ID
ATは、クロック信号IDCKがLSI1,2に入力さ
れた時点での入力クロック信号101(A:)の時間軸
上の位相と等しい位相をもつバッファ手段8からの受信
クロック信号102(B:)により、フリップフロップ
回路3で受信される。
【0034】そして、フリップフロップ回路21におい
て、CTS10から分配された内部クロック信号103
(D2:)により乗せ変えられる。LSI1,2外部へ
入力される出力データ信号ODATは、CTS10から
の内部クロック信号103(D2:)によりクロック信
号の逆エッヂでデータ信号を保持するフリップフロップ
回路14から出力されたものが、出力回路5を経てLS
I1,2の外部へ出力される。この出力データ信号OD
ATのLSI1,2の出力時点でのデータ変化点の時間
軸上の位相(C:)は、データ信号IDATを受信する
クロック信号102(B:)の逆エッヂの位相及び、L
SI1,2に入力された時点でのクロック信号101
(A:)の逆エッヂの位相と等しいものとなるように内
部クロック信号103の位相(D2)により作られるも
のである。ここで(D2:)は、電源変動、温度変動、
製造プロセスのばらつき等による不確定区間をもつが、
出力データ信号ODATのLSI1,2出力時点でのデ
ータ変化点の時間軸上の位相(C:)は常に固定位相と
なる。
【0035】このように、LSI1,2に入力された時
点でのクロック信号101の位相(A)と、LSI1,
2に入力されたデータ信号IDATを受信するクロック
信号102の位相(B:)とを等しくするとともに、L
SI1,2に入力された時点でのクロック信号101の
位相(A:)の逆エッヂの位相と、LSI1,2の出力
時点での出力データ信号ODATのデータ変化点の位相
(C:)とを等しくすることができる。
【0036】また、データの送受信を行うすべてのLS
Iにおいて、データ受信タイミングとデータ送信タイミ
ングをLSI1,2の電源変動、温度変動、製造プロセ
スのばらつき等によらずに、LSI1,2に入力される
クロック信号に対してそれぞれ固定位相に制御すること
ができるものである。その結果、LSI間のデータ送受
信タイミングの個々の遅延調整が不必要になる。
【0037】また、データ受信を行うフリップフロップ
回路において、最大のタイミングマージンが常に得られ
ることから、高速データ伝送が可能になるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体集積
回路によると、第一のバッファ手段からの第一の分配ク
ロック信号により乗せ変えを行い、LSI外部へ出力す
る出力データ信号を第一のバッファ手段からの第一の分
配クロック信号により第二のフリップフロップ回路から
出力した後、出力回路を経てLSI外部へ出力するとい
う構成としたため、LSIの電源変動、温度変動、製造
プロセスのばらつき等によらず、入力データを受信する
タイミングの位相をLSIに分配入力された直後のクロ
ックの位相と等しくすることができる。
【0039】また、入力データを受信するタイミングの
位相と、出力データの変化点の位相とをクロックの半周
期の位相差に固定することができ、LSI間のタイミン
グ設計が容易になり、高速データに伝送が実現するとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の実施例の全体の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第二の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第一の実施例の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】本発明の第二の実施例の動作を示すタイミング
チャートである。
【図6】従来の半導体集積回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1,2,311,321 データの送受信を行うLS
I 3,4,11,14,21,331,341 フリッ
プフロップ回路 5,351 出力回路 6 遅延制御クロック分配手段 7 出力を反転するゲート遅延回路 8,361 クロックを分配するバッファ手段 9,391 内部PLL 10 クロックを分配するバッファ手段 17 出力を反転しないゲート遅延回路 101 入力クロック信号 102 受信クロック信号 103 内部クロック信号 104 フィードバック信号 105 PLL出力信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データ信号の受信を行う第一のフリ
    ップフロップ回路と、データ信号の送信を行う第二のフ
    リップフロップ回路と、前記第二のフリップフロップ回
    路の出力をLSI外部に駆動する出力手段と、前記LS
    Iに分配されたクロック信号を前記第一のフリップフロ
    ップ回路と前記第二のフリップフロップ回路にそれぞれ
    遅延制御を行い受信クロック信号と送信クロック信号と
    して供給する遅延制御クロック分配手段とを有し、デー
    タ信号の送受信を行う第一のLSI及び第二のLSIに
    おいて、 前記遅延制御クロック分配手段は、前記第一のLSI及
    び前記第二のLSIに分配された前記クロック信号が前
    記第一のLSI及び前記第二のLSIに入力した時点の
    正或は逆エッヂの位相と、前記受信クロック信号の正或
    は逆エッヂの位相とを時間軸上でほぼ一致させ、前記第
    一のフリップフロップ回路に前記受信クロック信号を供
    給するとともに、前記第一のLSI及び前記第二のLS
    Iに分配された前記クロック信号が前記第一のLSI及
    び前記第二のLSIに入力した時点の逆或は正エッヂの
    位相並びに前記受信クロック信号の逆或は正エッヂの位
    相と、前記出力手段から出力される時点の出力データ信
    号の変化点の位相とが時間軸上でほぼ一致する位相をも
    つ前記送信クロック信号を前記第二のフリップフロップ
    回路に供給し、前記第一のLSIと前記第二のLSIと
    で、それぞれに分配された前記クロック信号の位相に対
    し前記受信クロック信号の位相と前記出力データ信号の
    変化点の位相をほぼ固定位相にすることを特徴とする半
    導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記遅延制御クロック分配手段は、入力されたPL
    L入力信号と出力したPLL出力信号をフィードバック
    したフィードバック信号との位相とが時間軸上でほぼ一
    致する様に前記PLL出力信号の位相を遅延制御する動
    作を行う内部PLLと、クロック信号を分配する第一の
    バッファ手段と、入力信号を遅延させ反転出力を行うゲ
    ート遅延回路と、クロック信号を分配する第二のバッフ
    ァ手段とで構成され、 前記第一のLSI及び前記第二のLSIに分配された前
    記クロック信号は、前記内部PLLに入力され、前記内
    部PLLからの前記PLL出力信号は、前記第一のLS
    I及び前記第二のLSI内に遅延制御されたクロック信
    号を分配する前記第一のバッファ手段に入力され、前記
    第一のバッファ手段からの第一の分配クロック信号は、
    前記ゲート遅延回路に入力され、前記ゲート遅延回路の
    出力信号は、前記第二のバッファ手段へ入力され、前記
    第二のバッファ手段からの第二の分配クロック信号は、
    前記内部PLLに前記フィードバック信号として入力さ
    れ、前記第二のバッファ手段は前記第一のLSI及び前
    記第二のLSIに入力される前記入力データ信号を受信
    するための前記第一のフリップフロップ回路に前記第二
    の分配クロック信号を前記受信クロック信号として供給
    し、前記ゲート遅延回路は前記第一の分配クロック信号
    により前記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へデ
    ータ信号の出力を行う前記第二のフリップフロップ回路
    と、前記第二のフリップフロップ回路の出力信号を前記
    第一のLSI及び前記第二のLSI外部へ駆動する前記
    出力回路とを合わせた遅延時間が、前記第二のバッファ
    手段と前記ゲート遅延回路とを合わせた遅延時間がほぼ
    等しくなる遅延時間をもつものであるとともに、前記第
    二のバッファ手段への入力信号を反転して出力するもの
    であり、前記第一のLSI及び前記第二のLSIに入力
    された前記入力データ信号は、前記クロック信号が前記
    第一のLSI及び前記第二のLSIに入力された時点で
    の時間軸上の位相とほぼ等しい位相をもつ前記第二のバ
    ッファ手段からの前記受信クロック信号により前記第一
    のフリップフロップ回路で受信され、前記第一のLSI
    及び前記第二のLSI外部へ出力される前記出力データ
    信号は前記第一のバッファ手段からの前記第一の分配ク
    ロック信号を前記送信クロック信号として前記第二のフ
    リップフロップ回路から出力されたものが前記出力回路
    を経て前記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へ出
    力され、前記出力データ信号の前記第一のLSI及び前
    記第二のLSI出力時点でのデータ変化点の時間軸上の
    位相は前記入力データ信号を受信する前記受信クロック
    信号の逆或は正エッヂの位相及び、前記第一のLSI及
    び前記第二のLSIに入力された時点での前記クロック
    信号の逆或は正エッヂの位相とほぼ等しいものである構
    成を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記遅延制御クロック分配手段は、入力されたPL
    L入力信号と出力したPLL出力信号をフィードバック
    したフィードバック信号との位相とが時間軸上でほぼ一
    致する様に前記PLL出力信号の位相を遅延制御する動
    作を行う内部PLLと、クロック信号を分配する第一の
    バッファ手段と、入力信号を遅延させ出力を行うゲート
    遅延回路と、クロック信号を分配する第二のバッファ手
    段とで構成され、 前記第一のLSI及び前記第二のLSIに分配された前
    記クロック信号は、前記内部PLLに入力され、前記内
    部PLLからの前記PLL出力信号は前記第一のLSI
    及び前記第二のLSI内に遅延制御されたクロック信号
    を分配する前記第一のバッファ手段に入力され、前記第
    一のバッファ手段からの第一の分配クロック信号は前記
    ゲート遅延回路に入力され、前記ゲート遅延回路の出力
    信号は前記第二のバッファ手段へ入力され、前記第二の
    バッファ手段からの第二の分配クロック信号は前記内部
    PLLに前記フィードバック信号として入力され、前記
    第二のバッファ手段は前記第一のLSI及び前記第二の
    LSIに入力される前記入力データ信号を受信するため
    の前記第一のフリップフロップ回路に前記第二の分配ク
    ロック信号を前記受信クロック信号として供給し、前記
    ゲート遅延回路は前記第一の分配クロック信号により前
    記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へデータ信号
    の出力を行う前記第一のフリップフロップ回路とは逆の
    エッヂでデータ信号を保持する前記第二のフリップフロ
    ップ回路と、前記第二のフリップフロップ回路の出力信
    号を前記第一のLSI及び前記第二のLSI外部へ駆動
    する前記出力回路とを合わせた遅延時間が、前記第二の
    バッファ手段と前記ゲート遅延回路とを合わせた遅延時
    間がほぼ等しくなる遅延時間をもつものであり、前記第
    一のLSI及び前記第二のLSIに入力された前記入力
    データ信号は前記クロック信号が前記第一のLSI及び
    前記第二のLSIに入力された時点での時間軸上の位相
    とほぼ等しい位相をもつ前記第二のバッファ手段からの
    前記受信クロック信号により前記第一のフリップフロッ
    プ回路で受信され、前記第一のLSI及び前記第二のL
    SI外部へ出力される前記出力データ信号は前記第一の
    バッファ手段からの前記第一の分配クロック信号を前記
    送信クロック信号として前記第二のフリップフロップ回
    路から出力されたものが前記出力回路を経て前記第一の
    LSI及び前記第二のLSI外部へ出力され、前記出力
    データ信号の前記第一のLSI及び前記第二のLSI出
    力時点でのデータ変化点の時間軸上の位相は前記入力デ
    ータ信号を受信する前記受信クロック信号の逆或は正エ
    ッヂの位相及び、前記第一のLSI及び前記第二のLS
    Iに入力された時点での前記クロック信号の逆或は正エ
    ッヂの位相とほぼ等しいものである構成を備えることを
    特徴とする半導体集積回路。
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