JP2733572B2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2733572B2 JP1015831A JP1583189A JP2733572B2 JP 2733572 B2 JP2733572 B2 JP 2733572B2 JP 1015831 A JP1015831 A JP 1015831A JP 1583189 A JP1583189 A JP 1583189A JP 2733572 B2 JP2733572 B2 JP 2733572B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品、医薬品、雑貨用品等の包装に用いら
れる包装袋に係り、特に、包装袋の開封構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
食品等の内容物が密封された包装袋では、直線状に容
易に開封されることが望まれている。
従来より、包装袋を直線状に開封するために、包装袋
を構成する基材フィルムとして一軸延伸フィルム等一方
向に裂けやすいフィルムを用いるもの(従来例1)、包
装袋を製造した後、この包装袋に開封手段を二次的に施
すもの(従来例II)、さらに、基材フィルムの切取部に
テープを溶着固定し、このテープの長手方向に沿って切
欠を形成するもの(従来例III)が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、一方向に裂けやすいフィルムを用いる従来
例Iでは、使用できる基材フィルムの材質が制限される
という問題点がある。また、開封手段を二次加工的に付
与する従来例IIでは、後工程が煩雑であり、また、包装
袋の製作のためのコストがかかるという問題点がある。
さらに、テープに切欠を設ける従来例IIIでは、輸送中
等において包装袋に外力が加わって誤って開封されない
ようにするため、切欠の深さをあまり深くできないこと
から、開封の際、必ずしも切欠に沿って一方向に開口で
きないという問題点がある。
ここに、本発明の目的は、直線的に容易に開封でき、
使用される基材フィルムの材質が制限されず、しかも、
製造の容易な包装袋を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の包装袋は、基材フィルムにより内部に内容物
を密封して形成され、かつ、一端縁から他端縁まで延び
る線状の切取部を有する包装袋であって、前記切取部に
沿ってテープ状部が固定され、このテープ状部の内部に
糸状のガイド部材が前記切取部の両側に前記切取部に沿
って設けられ、前記ガイド部材の太さ寸法は前記テープ
状部の厚み寸法より小さいことを特徴とする。この糸状
のガイド部材は、切取部を挟んで少なくとも1本ずつあ
ればよい。また、ガイド部材の材質として、ナイロン
(ポリアミド)、ポリエステル、アラミド繊維等を例示
できる。この中でも特にアラミド繊維が融点が高く、高
強度であるという点で優れている。
ここで、包装袋としては、チャック付き包装袋、つま
り前記基材フィルムに互いに咬合可能な咬合具が設けら
れたものでもよく、この場合、前記ガイド部材より内容
物側に咬合具の咬合部を設ける。この咬合部は前記テー
プ状部に支持されている。この咬合具の材質として、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、アイオノマー等を例示できる。
〔作用〕
このような構成の本発明では、基材フィルムの切取部
にシールされるテープ状部に押出成形等によって糸状の
ガイド部材を設ける。
これらの包装袋では、切取部の一端から包装袋を引き
裂くと、切取部の両側に設けられたガイド部材に沿って
基材フィルムが切り欠かれて包装袋は一方向に開口さ
れ、包装袋のカット面はきれいになる。従って、チャッ
ク付き包装袋では、包装袋が直線状に開口されるので、
咬合具開閉の際、咬合具を指で支持する部分が少なくな
るという不都合を回避できる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。こ
こで、各実施例中、同一または同様構成部分は同一符号
を付し、説明を省略もしくは簡略にする。
第1実施例 第1図及び第2図には、本発明の第1実施例が示され
ている。これらの図において、包装袋は、2枚の長方形
基材フィルム1の上下左右の側縁にシール部1Aが形成さ
れ、これらの基材フィルム1の内側には線状の切取部1B
に沿ってそれぞれテープ状部であるテープ2が溶着固定
されている。
ここで、基材フィルム1の材質としては、単層フィル
ム、多層フィルム、ラミネートフィルム等、特に限定さ
れるものではなく、多層ラミネートフィルムとしては、
ガスバリヤー性を有するエチレン−ビニルアルコール共
重合体(EVA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリア
クリロニトリル、ナイロン(NY)、あるいはアルミニウ
ム(Al)等の金属と、他のフィルムとの複合フィルム等
が用いられる。さらに、紙、不織布等の他の材料からな
る多層材料とすることもできる。これら多層フィルム、
多層材料、包装される内容物等を考慮して各種材料を3
種以上の多層としたものであってもよい。この基材フィ
ルム1のより具体的な例としては、ONY/LDPE、PET/LDP
E、PET/Al/LDPE、ONY/LLDPE、PET/LLDPE、PET/Al/LLDP
E、ONY/EVA、PET/EVA、PET/Al/EVA等である。ここにお
いて、ONYは二軸延伸ナイロン、PETはポリエチレンテレ
フタレート、LDPEは低密度ポリエチレン、LLDPEは直鎖
状低密度ポリエチレンである。
また、前記テープ2の材質としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の種々のものが用いられる。
前記基材フィルム1の切取部1Bの一端には開封用ノッ
チ1Cが形成されるとともに、切取部1Bに沿って糸状のガ
イド部材3が前記テープ内に設けられている。このガイ
ド部材3は前記切取部1Bを挟んで複数設けられ、その数
は切取部1Bの上下に少なくとも1本ずつ計2本あればよ
く、第1図及び第2図のように4本あるもの、あるいは
3本、5本以上あるものでもよい。
ここで、ガイド部材3の材質としては、前記テープ2
の溶ける温度で溶解、変形、変質せず、基材フィルム1
より引張強度が強いことが必要であり、主にナイロン、
ポリエステル、アラミド等の繊維等が用いられる。この
中でも特にアラミド繊維が融点が高く、高強度であると
いう点で優れている。さらに、糸状とは、太さに対して
十分の長さをもつ細くて撓みやすいものをいう。
このように構成される包装袋を製造するには、まず、
第3図及び第4図に示される押出装置によりガイド部材
3が設けられたテープ2を製造する。即ち、押出機10の
スクリュー11により低密度ポリエチレン等の樹脂を金型
12内へ送り、この金型12内でこの樹脂を帯状に押し出し
た後冷却してテープ2を成形する。一方、前記金型12内
に先端が挿通された筒状部材13内にアラミド繊維等から
なるガイド部材3を挿通し、このガイド部材3を前記テ
ープ2内に設ける。
このように製造されたテープ2を所定寸法にカット
し、このテープ2を基材フィルム1の切取部1Bにヒート
シールする。テープ2が溶着された基材フィルム1を重
ね合わせ、図示しない内容物を収納するとともに、ヒー
トシール、超音波シール等の適宜なシール手段によりシ
ール部1Aを形成する。さらに、切取部1Bの一端にノッチ
1Cを形成する。
このように製造された包装袋では、ノッチ1Cから包装
袋を引き裂くと、切取部1Bの両側に設けられたガイド部
材3に沿って基材フィルム1が切り欠かれ、包装袋は直
線状に開口される。
このような構成の包装袋によれば、基材フィルム1の
線状の切取部1Bにテープ2を設け、このテープ2内に切
取部1Bに沿ってこの切取部1Bの両側に複数の糸状のガイ
ド部材3を設けたので、包装袋が直線状に容易に開口さ
れる。従って、包装袋の開封に際し、鋏等の刃物を用い
ることなく包装袋のカット面をきれいにできる。さら
に、基材フィルム1の材質としては一軸延伸フィルム
等、特定のものに限定されないので、使用する基材フィ
ルム1の多様化が図れる。さらに、包装袋を製造した後
は開封手段を付与するための二次加工を施す必要がない
ので、包装袋の製造が容易なものとなる。
この効果を確認するため、テープ2の材質として低密
度ポリエチレンを用い、ガイド部材3の材質としてアラ
ミド繊維を用いて第3図及び第4図に示される押出装置
によりガイド部材3が内部に設けられたテープ2を押出
成形した。この際、ガイド部材3を2本とし、170℃の
押出温度で樹脂を押し出した後、水冷してテープ2を得
た。このテープ2を、ONY/LDPE(15μ/40μ)の基材フ
ィルム1にヒートシールし、さらに、ノッチ1Cを形成し
て包装袋を製造した。
この包装袋のノッチ1Cから手で引き裂いたところ、ガ
イド部材3に沿って基材フィルム1が直線状に切り欠か
れ、しかも、カット面も非常に良好であった。
第2実施例 次に、本発明の第2実施例について、第5図及び第6
図に基づいて説明する。
第2実施例の包装袋は、チャック付き包装袋であり、
ガイド部材を咬合具に設けた点が前記第1実施例と異な
り、他の構成については、第1実施例と同様である。
第5図及び第6図において、雄型咬合具5及び雌型咬
合具6は、咬合部5A,6Aを支持する基部5B,6Bがそれぞれ
前記基材フィルム1の内側に溶着固定され、この基部5
B,6Bはテープ状部であり、その内部には、図中、咬合部
5A,6Aより上方に前記ガイド部材3が設けられている。
ここで、前記咬合具5,6の材質としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アイオノマー等を例示できる。
第2実施例の包装袋においても、前記第1実施例と同
様に、ガイド部材3が内部に設けられた咬合具5,6を押
出装置により製造する。この咬合具5,6を基材フィルム
1にヒートシール、超音波シール等の適宜な手段により
溶着固定し、さらに、この基材フィルム1を重ね合わせ
て端縁をシールしてチャック付き包装袋を製造する。
このように製造されたチャック付き包装袋を前記第1
実施例の場合と同様にノッチ1Cから引き裂けば、包装袋
が容易に開口でき、しかも、そのカット面が直線状とな
る。
このような第2実施例によれば、第1実施例と同様な
効果を奏する他、包装袋が直線状に開口されないことに
ことに起因して咬合具5,6の基部5B,6Bを指で支持する部
分が少なくなるという不都合を回避でき、咬合具5,6を
容易に開閉できる効果も奏することができる。
なお、前記各実施例では、基材フィルム1の切取部1B
の一端にノッチ1Cを形成したが、基材フィルム1自体が
一方向に裂け易い材質を用いていれば、このノッチ1Cを
設けることを要しない。
また、前記各実施例では、ガイド部材3はテープ2ま
たは咬合具5,6に必ずしも設けることを要せず、基材フ
ィルム1自体にガイド部材3を設けてもよい。さらに、
第2実施例においては、第1実施例で用いられたガイド
部材3が内部に設けられたテープ2を咬合具5,6に設け
るものであってもよい。
さらに、2枚の基材フィルム1を重ね合わせ、これら
の上下左右の端側をシールして包装袋を形成したが、1
枚の基材フィルムを重ね合わせ、3方の側縁をシールし
て包装袋を形成するものであってもよい。
〔発明の効果〕
前述のような本発明によれば、包装袋を容易に直線的
に開封でき、使用される基材フィルムの材質が制限され
ず、しかも、製造が容易であるという効果がある。
また、チャック付き包装袋とすれば、咬合具を指で支
持する部分がなくなることがないので、咬合具の開閉が
容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る包装袋の正面図、第
2図は第1図中II−II線に沿う矢視拡大断面図、第3図
及び第4図は押出装置を示すもので、第3図はその斜視
図、第4図は断面図、第5図は本発明の第2実施例に係
るチャック付き包装袋の正面図、第6図は第5図中VI−
VI線に沿う矢視拡大断面図である。 1…基材フィルム、1B…切取部、2…テープ状部である
テープ、3…ガイド部材、5,6…咬合具、5A,6A…咬合
部、5B,6B…テープ状部である基部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルムにより内部に内容物を密封し
    て形成され、かつ、一端縁から他端縁まで延びる線状の
    切取部を有する包装袋であって、前記切取部に沿ってテ
    ープ状部が固定され、このテープ状部の内部に糸状のガ
    イド部材が前記切取部の両側に前記切取部に沿って設け
    られ、前記ガイド部材の太さ寸法は前記テープ状部の厚
    み寸法より小さいことを特徴とする包装袋。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の包装袋にお
    いて、前記基材フィルムのガイド部材より内容物側には
    互いに咬合可能な咬合具の咬合部が設けられ、この咬合
    部は前記テープ状部に支持されていることを特徴とする
    包装袋。
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