JP2733509B2 - シート防水構造 - Google Patents

シート防水構造

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JP2733509B2
JP2733509B2 JP63034817A JP3481788A JP2733509B2 JP 2733509 B2 JP2733509 B2 JP 2733509B2 JP 63034817 A JP63034817 A JP 63034817A JP 3481788 A JP3481788 A JP 3481788A JP 2733509 B2 JP2733509 B2 JP 2733509B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプール、地下室、蓄熱水槽等のコーナー部
あるいは陸屋根、ベランダのパラペットの立上り部等の
構築物コーナー部のシート防水工法に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、通常実施されている陸屋根の立入り部のシート
防水構造は一例として第8図のように、例えば陸屋根1
とパラペット2との立上り部入隅に断面L形の鋼材3を
添付け固定し、パラペット2面に敷設した防水シート4
の縁部を鋼材3の上片面に溶着し、続いて陸屋根1面に
敷設した防水シート5の縁部を鋼材3の下片面に溶着
し、さらに鋼材3の入隅まで押込み溶着し、その縁先端
部を先に溶着したパラペット2側から伸びた防水シート
4上面に重ね溶着して固定し納める方法がとられてい
た。この方法は防水シートと鋼材との溶着、防水シート
と防水シートとの溶着、鋼材入隅への防水シートの押込
み溶着等の職人の手による溶着等の多数の複雑な固定手
段を必要とし、防水シートに適正な張力をかけて緊張状
態にするので正確に敷設するのが困難で、職人技能に依
存する点が大きく、施工上の性能のバラツキが発生し易
かった。したがって施工に手間がかかり、施工品質を一
定にしがたく、品質管理がむずかしい難点が常にあっ
た。
この発明は上記問題点に着目しなされたものである。
その目的は高度の専門技能を要さず施工ができ、品質が
不均一となることが少なく、施工能率を向上できるシー
ト防水構造を提案するにある。
〔課題を解決するための手段および実施例〕
この発明は構築物のコーナー部入隅におけるシート防
水工法において、内側に予け防水性シートを固着した断
面L形部材を入隅に固定し、そのL形部材の両側方向面
に敷設した防水シートの縁部を前記防水性シートに重ね
て固着する。また断面L形部材の内側に固着された防水
性シートがそのL形部材の長手方向の片側もしくは両側
に張り出されており、複数の前記L形部材を互いに隣接
して入隅に固定し、前記防水性シートの張り出し部分を
隣接する防水シートまたは防水性シートに固着するシー
ト防水工法である。
〔実施例〕
第1図において陸屋根1のパラペット2立上り部の入
隅に断面L形の鋼材3が添付けられ、屋根躯体に植込ん
だフィッシャープラグ(図示せず)を介し固定してあ
る。このL形鋼材3の内側面には防水性シート6が接着
によって固着してある。そしてパラペット2および陸屋
根1上に敷設した防水シート4,5の縁部は鋼材3に固着
した防水性シート6の上側片面および下側片面に重ね、
溶着固定してシート防水する。
第2図に示すシート防水工法は、第3図の防水性シー
ト6が一側片縁から張出して張出部7を形成しているL
形鋼材3を用いた実施例である。L形鋼材3は張出部7
を上側片となして陸屋根1上のパラペット2立上り部入
隅に添付け固定し、パラペット2に敷設した防水シート
4の縁部を張出部7の下側に重ね溶着固定し、続いて陸
屋根1上に敷設した防水シート5の縁部をL形鋼材3の
下側片の防水性シート6上に重ね溶着固定し施工され
る。
このシート防水は前記した実施例のほか、様々の態様
をとることができる。例えば第4図のごとく、L形鋼材
3の内面に防水性シート6をL形鋼材3の両側縁から張
出させ固着しておき、陸屋根1およびパラペット2に敷
設した防水シート5,4の縁部をそれぞれ張出部7の下側
に重ね溶着して防水構造を構成してもよい。あるいは第
5図のごとく、陸屋根1およびパラペット2に敷設した
防水シート5,4の縁部をそれぞれ張出部7の上側に重ね
て溶着し防水構造を構成することもできる。
第6,7図に示す実施例では、L形鋼材3に固着した防
水性シート6の一側縁および長さ方向一端側に張出部7
および張出端部8が設けてある。そして張出端部8側の
L形鋼材3の端部に絶縁テープ9を端面までまき込み貼
着し、防水性シート6と鋼材3とを絶縁し相互の固着が
防水してある。
このL形鋼材3を用いたシート防水は、コーナー部入
隅に添付け固定したL形鋼材3,3の突合わされた端部間
は、一方の鋼材3から張出した張出端部8を他方の鋼材
3に固着した防水性シート6上に重ね固着し、その上に
防水シート5または防水シート4を重ね固着し施工され
る。この防水工法ではL形鋼材3,3間の間隙の伸縮が絶
縁テープ9により形成された幅の広い非固着部分で緩和
されるので、防水シート4,5の破損が防止できる。
この発明で用いる防水性シートは耐水性、可撓性があ
る合成樹脂、あるいはゴム等を素材とする例えば合成高
分子系ルーフィング材等のものであり、L形部材の両側
方向面に敷設する防水シートと同種類あるいは類似のも
のを用いると溶媒接着、接着剤接着、溶融接着等により
容易、強固に固着できて好適である。なかでも、防水性
シートおよび防水シートの母材樹脂として同種の塩化ビ
ニル系の樹脂を用いると一層好適である。
なお、このシート防水構造が適用できるコーナー部入
隅は直角なものに限定されるものではない。鈍角、鋭角
あるいは円弧形であってもよい。勿論L形部材はそれら
形状の入隅に添付けできる形状としなければならない。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成からなり、このシート防水工法
は断面L形の部材に予め防水性シートが固着してあり、
L形部材の両側方向面に敷設した防水シートの縁部は防
水性シートと重なり固着してある。従って施工の現場で
は、防水シートをL形部材の狭い入隅部を押込み固着し
たり、防水シートを相互に重ね合せ固着する必要がな
く、防水シートの縁部をL形部材上に固着してある防水
性シートに重ね固着するのみで施工できる。従って、施
工作業が単純であり、容易に防水シートをピーンと張っ
てシワ等をつくることなく、正確に敷設固定ができる。
またL形部材の側縁から張出して防水性シートを固着
し、張出部を設けるとL形部材の幅を小さくしても防水
性シートと防水シートとの重なり幅を広くとることがで
き、L形部材のコスト低減と、信頼性が高い施工を同時
に達成できる。
さらに、L形部材の長さ方向一端部から張出して防水
性シートを固着し張出端部を設け、かつ、端部に絶縁テ
ープを貼着する等の手段で防水性シートと鋼材との固着
を防止すると、L形部材端部間にまたがり張出端部を配
し、その上に重ねて防水シートを敷設した際に、L形部
材端間の間隙の伸縮を絶縁テープ幅で緩和するので防水
シートの破損が防止できる。
したがって高度の専門技能を要することなく、能率よ
く施工ができ、しかも品質のバラツキが少なく、信頼性
が高い施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のシート防水工法の一部断面で示す斜視
図、第2図は張出部があるL形鋼材を用いた実施例のシ
ート防水工法の一部断面で示す斜視図、第3図は張出部
を設けたL形鋼材の斜視図、第4,5図はそれぞれシート
防水工法の別の態様例を示す縦断面図、第6,7図は張出
端部を設けたL形鋼材の斜視図、およびこのL形鋼材を
用いた構成したシート防水工法の断面図、第8図は従来
のシート防水の一部断面で示す斜視図である。 1……陸屋根、2……パラペット、3……L形鋼材、4,
5……防水シート、6……防水性シート、7……張出
部、8……張出端部、9……絶縁テープ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築物のコーナー部入隅におけるシート防
    水工法において、内側に予め防水性シートを固着した断
    面L形部材を入隅に固定し、そのL形部材の両側方向面
    に敷設した防水シートの縁部を前記防水性シートに重ね
    て固着することを特徴とするシート防水工法。
  2. 【請求項2】断面L形部材の内側に固着された防水性シ
    ートがそのL形部材の長手方向の片側もしくは両側に張
    り出されており、複数の前記L形部材を互いに隣接して
    入隅に固定し、前記防水性シートの張り出し部分を隣接
    する防水シートまたは防水性シートに固着する請求項1
    に記載のシート防水工法。
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