JP2733470B2 - 保冷庫内設置用循環ダクト - Google Patents
保冷庫内設置用循環ダクトInfo
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- JP2733470B2 JP2733470B2 JP11771393A JP11771393A JP2733470B2 JP 2733470 B2 JP2733470 B2 JP 2733470B2 JP 11771393 A JP11771393 A JP 11771393A JP 11771393 A JP11771393 A JP 11771393A JP 2733470 B2 JP2733470 B2 JP 2733470B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- circulation duct
- cool box
- installation
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、野菜、果実、穀物等
の鮮度品の保冷庫（冷蔵運搬車含む）に設置して使用す
る庫内の循環ダクトに関する。
の鮮度品の保冷庫（冷蔵運搬車含む）に設置して使用す
る庫内の循環ダクトに関する。
【０００２】
【従来技術】これまでの冷凍機によって保冷する保冷
庫、冷蔵運搬車等においては、室内の空気の均一化、温
度の均一化が難しく、特に室の隅部分と他の部分との温
度差が＋−４゜Ｃぐらいとなるため均一鮮度保持が不可
能であった。これを補うため冷凍機の流れに遠赤外線放
射物質を置いて室内空気全体の活性化を図ったものも見
られるが、未だ充分な効果を期待し得ない現状にある。
またエチレンを生成する農産物（いちご、さくらんぼ、
カ−ネ−ションなど）の単独あるいは他のものとの混
納、混載の場合、エチレンによる鮮度喪失の問題も解消
されていない。さらには低温時における湿度調整の正確
性を期待し得なかった。
庫、冷蔵運搬車等においては、室内の空気の均一化、温
度の均一化が難しく、特に室の隅部分と他の部分との温
度差が＋−４゜Ｃぐらいとなるため均一鮮度保持が不可
能であった。これを補うため冷凍機の流れに遠赤外線放
射物質を置いて室内空気全体の活性化を図ったものも見
られるが、未だ充分な効果を期待し得ない現状にある。
またエチレンを生成する農産物（いちご、さくらんぼ、
カ−ネ−ションなど）の単独あるいは他のものとの混
納、混載の場合、エチレンによる鮮度喪失の問題も解消
されていない。さらには低温時における湿度調整の正確
性を期待し得なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、室内にエチレン濾過パ
ネルを組込んだ循環ダクトを設置することにより室内空
気の不均一、温度差を解消するとともに、農産物から生
成される過剰エチレンの濾過排出を図り、さらに低温時
の湿度調整の正確性を高めて、野菜、果実等の鮮度品の
鮮度を有効に維持するための循環型の装置を提供しよう
とする。
る実情に鑑みてなされたもので、室内にエチレン濾過パ
ネルを組込んだ循環ダクトを設置することにより室内空
気の不均一、温度差を解消するとともに、農産物から生
成される過剰エチレンの濾過排出を図り、さらに低温時
の湿度調整の正確性を高めて、野菜、果実等の鮮度品の
鮮度を有効に維持するための循環型の装置を提供しよう
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、室内底部に設置する水平誘導ダクト３と
その水平誘導ダクト３の中間部位に連通状に起立させた
直立メインダクト２とからなる。そしてその直立メイン
ダクト２の上方部位に小型吸込式送風機４を内蔵して吸
気５を設け又中間高さにはエチレン濾過パネル６を備
え、前記誘導ダクト３の間隔置きには排気口７を配設し
て構成される保冷庫内設置用循環ダクトである。また、
上記構成において、直立メインダクト２内のエチレン濾
過パネル６直下部位に乾球・湿球センサー（８）を備
え、該センサー（８）と保冷庫に備わる冷凍機とを電気
的に接続して、保冷庫に備わる冷凍機と電気的に接続し
て、低温における湿度調整を正確に行えるようにした保
冷庫内設置用循環ダクトである。これら装置において、
送風機４の操作が、保冷庫の冷凍機などと同様室外にお
いて制御されることはいうまでもない。なお図虫（９）
はセンサー装着具、（１０）はセンサー出入口である。
め、本発明は、室内底部に設置する水平誘導ダクト３と
その水平誘導ダクト３の中間部位に連通状に起立させた
直立メインダクト２とからなる。そしてその直立メイン
ダクト２の上方部位に小型吸込式送風機４を内蔵して吸
気５を設け又中間高さにはエチレン濾過パネル６を備
え、前記誘導ダクト３の間隔置きには排気口７を配設し
て構成される保冷庫内設置用循環ダクトである。また、
上記構成において、直立メインダクト２内のエチレン濾
過パネル６直下部位に乾球・湿球センサー（８）を備
え、該センサー（８）と保冷庫に備わる冷凍機とを電気
的に接続して、保冷庫に備わる冷凍機と電気的に接続し
て、低温における湿度調整を正確に行えるようにした保
冷庫内設置用循環ダクトである。これら装置において、
送風機４の操作が、保冷庫の冷凍機などと同様室外にお
いて制御されることはいうまでもない。なお図虫（９）
はセンサー装着具、（１０）はセンサー出入口である。
【０００５】
【作用】今、保冷庫内にいちご、梨、椎茸等の農産物を
積載し保存ないし運搬する場合、本発明の循環ダクトを
庫内に導入設置する。庫内の設置場所は適宜位置を選ぶ
が、普通は水平誘導ダクト３を庫内壁に沿わせるように
置く。すると図３及び図４における矢視に示すように、
冷凍機の冷気が室内を循環するとともに、その流れの過
程において送風機４の吸引作用により直立メインダクト
２の上方の吸気口５から冷気が吸込まれる。そして途中
エチレン濾過パネル６に濾過されてエチレンが除去され
つつ下方の壁沿い位置する前後の水平誘導ダクト３に導
かれ、その側面ないし上面間隔置きに設けられた排気口
７より室内へ放出される。さらに乾球・湿球センサー８
を備えて保冷庫側の冷凍機と電気的に接続した態様にお
いては、該センサー８が庫内の正確な湿球温度を感知
し、冷気の取入れ調整により低温下における所望の湿度
維持を図る。
積載し保存ないし運搬する場合、本発明の循環ダクトを
庫内に導入設置する。庫内の設置場所は適宜位置を選ぶ
が、普通は水平誘導ダクト３を庫内壁に沿わせるように
置く。すると図３及び図４における矢視に示すように、
冷凍機の冷気が室内を循環するとともに、その流れの過
程において送風機４の吸引作用により直立メインダクト
２の上方の吸気口５から冷気が吸込まれる。そして途中
エチレン濾過パネル６に濾過されてエチレンが除去され
つつ下方の壁沿い位置する前後の水平誘導ダクト３に導
かれ、その側面ないし上面間隔置きに設けられた排気口
７より室内へ放出される。さらに乾球・湿球センサー８
を備えて保冷庫側の冷凍機と電気的に接続した態様にお
いては、該センサー８が庫内の正確な湿球温度を感知
し、冷気の取入れ調整により低温下における所望の湿度
維持を図る。
【０００６】
【発明の効果】本発明は以上のようで、冷凍機の冷気で
の循環では行届かない、従って室内の空気の均一化、温
度の均一化ができずに鮮度の均一保持が不可能であった
（温度差が＋−４゜Ｃ）これまでの保冷庫、冷蔵運搬車
と比べ、循環ダクトによる強制循環によって冷気が室内
の上下隅々まで行渡り、空気の不均一、温度差が殆どな
くなり（出願人の実験では＋−１゜Ｃ）、またエチレン
濾過パネルによる過剰エチレンの除去が行われ、さらに
乾球・湿球センサー８を備えた態様においては、冷風の
流れの中でセンサー８が正確な湿球温度を感知し、冷気
の取入れ調整により低温下における所望の湿度維持を図
り、全体として鮮度維持効果を著しく高める。本発明に
より、野菜、果実等の出荷時期の延長による計画出荷、
販売区域の拡大、栽培作業の配分合理化、人手不足の解
消に資することになり、また椎茸など栽培ハウス内に設
置した場合には、ＣＯ２除去をこれまで行っていた天井
開放式（熱カロリー、湿度のロスを伴う）から室内方式
に改めることができ、省資源化にも資することになり、
栽培農家の受ける利益は図り知れない。
の循環では行届かない、従って室内の空気の均一化、温
度の均一化ができずに鮮度の均一保持が不可能であった
（温度差が＋−４゜Ｃ）これまでの保冷庫、冷蔵運搬車
と比べ、循環ダクトによる強制循環によって冷気が室内
の上下隅々まで行渡り、空気の不均一、温度差が殆どな
くなり（出願人の実験では＋−１゜Ｃ）、またエチレン
濾過パネルによる過剰エチレンの除去が行われ、さらに
乾球・湿球センサー８を備えた態様においては、冷風の
流れの中でセンサー８が正確な湿球温度を感知し、冷気
の取入れ調整により低温下における所望の湿度維持を図
り、全体として鮮度維持効果を著しく高める。本発明に
より、野菜、果実等の出荷時期の延長による計画出荷、
販売区域の拡大、栽培作業の配分合理化、人手不足の解
消に資することになり、また椎茸など栽培ハウス内に設
置した場合には、ＣＯ２除去をこれまで行っていた天井
開放式（熱カロリー、湿度のロスを伴う）から室内方式
に改めることができ、省資源化にも資することになり、
栽培農家の受ける利益は図り知れない。
【０００７】
【実施例】小型冷凍機Ｃにて室内Ｒに冷風を循環させる
冷蔵運搬車Ａにおいて、該室内Ｒの両壁沿いに循環ダク
ト１を備える。その循環ダクト１は、荷台Ｂ上に設置す
る水平状の誘導ダクト３とその誘導ダクト３の中間部位
に連通状に起立させた直立メインダクト２から成る。そ
して、その直立メインダクト２は、その上方に小型吸込
式送風機４を内蔵して吸気口５を設け、又その中間高さ
にはヤシガラ活性炭層から成るエチレン濾過パネル６を
交換自在に備える。そしてさらに、前記誘導ダクト３の
適宜間隔置きに排気口７を配設して構成されるものであ
る。なお前記送風機４は、冷凍機と同様電気的配線によ
り運転席において制御されるものとする。
冷蔵運搬車Ａにおいて、該室内Ｒの両壁沿いに循環ダク
ト１を備える。その循環ダクト１は、荷台Ｂ上に設置す
る水平状の誘導ダクト３とその誘導ダクト３の中間部位
に連通状に起立させた直立メインダクト２から成る。そ
して、その直立メインダクト２は、その上方に小型吸込
式送風機４を内蔵して吸気口５を設け、又その中間高さ
にはヤシガラ活性炭層から成るエチレン濾過パネル６を
交換自在に備える。そしてさらに、前記誘導ダクト３の
適宜間隔置きに排気口７を配設して構成されるものであ
る。なお前記送風機４は、冷凍機と同様電気的配線によ
り運転席において制御されるものとする。
【図１】斜視図
【図２】別の態様の斜視図
【図３】本発明装置を施した冷蔵運搬車の縦断側面図
【図４】本発明装置を施した冷蔵運搬車の横断平面図
１ 循環ダクト ２ 直立メインダクト ３ 誘導ダクト ４ 小型送風機 ５ 吸気口 ６ エチレン濾過パネル ７ 排気口 ８ 乾球・湿球センサ−
Claims (2)
- 【請求項１】 室内底部に設置する水平誘導ダクト
（３）とその水平誘導ダクト（３）の中間部位に連通状
に起立させた直立メインダクト（２）とからなり、その
直立メインダクト（２）の上方部位に小型吸込式送風機
（４）を内蔵して吸気（５）を設け又中間高さにはエチ
レン濾過パネル（６）を備え、前記誘導ダクト（３）の
間隔置きには排気口（７）を配設したことを特徴とする
保冷庫内設置用循環ダクト。 - 【請求項２】 直立メインダクト（２）内のエチレン濾
過パネル（６）直下部位に乾球・湿球センサー（８）を
備え、該センサー（８）と保冷庫に備わる冷凍機とを電
気的に接続して、低温における湿度調整を正確に行える
ようにした請求項１記載の保冷庫内設置用循環ダクト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11771393A JP2733470B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 保冷庫内設置用循環ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11771393A JP2733470B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 保冷庫内設置用循環ダクト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307751A JPH06307751A (ja) | 1994-11-01 |
| JP2733470B2 true JP2733470B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14718465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11771393A Expired - Lifetime JP2733470B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 保冷庫内設置用循環ダクト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733470B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2892589B2 (ja) * | 1994-04-18 | 1999-05-17 | 日本郵船株式会社 | 粒粉状穀物の散積み輸送方法およびその装置 |
| KR100819762B1 (ko) * | 2007-08-18 | 2008-04-08 | 삼원금속공업 주식회사 | 냉기 우회 공급장치가 구비된 냉 테이블 |
| CN107839581B (zh) * | 2017-09-05 | 2020-01-10 | 鲁东大学 | 一种基于温度场三维成像的自控反馈车厢和方法 |
| WO2023032117A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | 日栄インテック株式会社 | リーファーコンテナ及び除菌装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5854988B2 (ja) * | 1973-10-03 | 1983-12-07 | キヤノン株式会社 | インジヨウドラムソウチ |
| JPS5898963A (ja) * | 1981-12-09 | 1983-06-13 | Nec Corp | 半導体装置 |
| JPS5935861A (ja) * | 1982-08-24 | 1984-02-27 | Seiki Kinzoku Kako Kk | 脱酸用シヨツトアルミ及びその製造法 |
| JPS6014198A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-24 | 株式会社東芝 | 原子炉容器の振れ止め装置 |
| JPH01300847A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 食品保存器 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP11771393A patent/JP2733470B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06307751A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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