JP3220986U - 外気導入装置 - Google Patents

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好彦 米本
好彦 米本
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株式会社日星電機
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【課題】風乾機能の向上と保管温度の安定化が安価に図られた外気導入装置を提供する。【解決手段】農作物等を収容する施設内の下方に設置されて外気を前記施設内に導入する外気導入装置であって、外気を取り込む背面側の給気口11と、施設内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部12と、所定の駆動源により給気口と開口部との間の所定位置で停止するダンパー13と、所定のファン機構とを有する本体部10と、本体部に連接されて上方に延伸してから短く略90度屈折し、施設内の上方において施設内の奥部まで空気が届く風速で排気するための複数本のダクト20とを備え、施設内に設けられた排気口4等から気圧差により施設内の空気を外部に排出する。【選択図】図7

Description

本考案は、倉庫等の施設内に設置されて外気を施設内に導入する外気導入装置の技術に関する。
従来から農産物等の冷蔵貯蔵倉庫が建設されており、そこで使用される外気導入装置があった。外気導入装置には、農作物等が収穫時の状態が雨天時等で濡れていたりすると腐りや痛みの原因となるため風乾機能と、また、保管温度の安定化機能が必要である。
(1)風乾に関しては、収穫した農作物等を倉庫内に収納した後に天井から吊り下げられた外気導入装置により天井ダクトを経て倉庫内に外気を送り、上方のダンパー又は、天井に設置している攪拌ファン等で下部に風を当てることで乾燥させていた。
(2)貯蔵の際の保管温度に関しては、外気導入装置により、庫内温度より低い温度の外気を取り入れて設定温度に調整していた。
従来の外気導入装置では、天井に設置した外気導入装置ダクトからの風乾に際しての風の循環不足や、風が床まで到達しずらく、水分が多い場合等の腐れ等の問題が多々あった。
ここで、断熱構造の屋根及び側壁により囲繞形成した貯蔵庫内を、熱伝導性の良い金属材からなる隔壁で仕切って氷雪を堆積収容する氷室と農産物等を貯蔵する貯蔵室とに区画し、氷室内に熱交換パイプを設けるとともに、該熱交換パイプの給風口と排風口とを貯蔵室にそれぞれ開口し、貯蔵室内の空気を循環させる送風ファンを給風口に設ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−79637号公報
従来の外気導入装置よりも農産物等の風乾及び貯蔵の際の品質向上とイニシャルコストを抑えることで農業の安定化・強い農業を実現することが望まれていた。
例えば、設備費が高いと既存の建物等に簡単に設置できないことや、炭酸ガスや水分を比較的多く含んだガス空気が下方に溜まり排出しにくい点等を考慮する必要もあった。
本考案の目的は、風乾機能の向上と保管温度の安定化が安価に図られた外気導入装置を提供することにある。
本考案の外気導入装置は、
農作物等を収容する施設内の下方に設置されて外気を前記施設内に導入する外気導入装置であって、
前記外気を取り込む背面側の給気口と、前記施設内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部と、所定の駆動源により前記給気口と前記開口部との間の所定位置で停止するダンパーと、所定のファン機構とを有する本体部と、
前記本体部に連接されて上方に延伸してから短く略90度屈折し、前記施設内の上方において前記施設内の奥部まで前記空気が届く風速で排気するための複数本のダクトと、
を備え、
前記施設内に設けられた排気口等から気圧差により前記施設内の前記空気を外部に排出することができる。
これにより、例えば、本体部を床置き式として、倉庫などの施設内の空気を下方から吸って上方で吹き出すこととなり、施設内の下方に停滞する二酸化炭素等の腐れの原因となるガス等を上方から吐き出し施設内の空気が均一に循環され、適宜、施設外に排気し易くなる。そのため、農作物等の歩留まりが向上し品質も向上する。
また、本体部において冷たい外気と施設内の空気を混合することで、吹き出し温度を一定にすることができ、農産物等にヒートショックを与えずに発芽等への影響を最小限とすることが可能となる。
外気導入装置ないしはダクトを施設内の天井に取り付ける必要がないのでイニシャルコストを削減することができ、また、メンテナンス等も容易で管理コストも削減することができる。
短く略90度屈折したダクトで施設内の奥部まで空気が届く風速で強い風を排気して送るので、施設内に農作物等を格納したコンテナを4段くらい重ねて保管する場合であっても、ダクトが長くて邪魔となることはない。
また、本考案の外気導入装置は、前記複数のダクトにはそれぞれダクト用ダンパーが設けられることであってもよい。
このように構成することにより、ダクト用ダンパーにより左右上下方向に送風方向を変更調整可能となり、施設内部の形状や農産物等の配置状況等に応じて施設内の空気をより効率的に循環させることができるとともに、1本のダクトに逆流してしまうこともない。
本考案によれば、風乾機能の向上と保管温度の安定化が安価に図られた外気導入装置を提供することができる。
本考案の実施の形態における外気導入装置の外観構成を示す斜視図である。 本考案の実施の形態における外気導入装置の構成を説明する正面図である。 本考案の実施の形態における外気導入装置の構成を説明する背面図である。 図2におけるa−a’部分における内部構造を一部省略した使用状態を示すA−A拡大断面図である。 図2におけるa−a’部分における内部構造を一部省略した使用状態を示すA−A拡大断面図である。 図2におけるa−a’部分における内部構造を一部省略した使用状態を示すA−A拡大断面図である。 本考案の実施の形態における外気導入装置の設置例を示す図である。
以下、本考案の実施の形態における外気導入装置1の構成を図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図7に示すように、本実施の形態における外気導入装置1は、ジャガイモや南瓜等の農産物等をパレット等の容器3に収容・保管する冷蔵貯蔵倉庫等の施設2内の下方に設置されて外気を施設内に導入する外気導入装置であり、本体部10と複数本(図示するのは3本)のダクト20を備えている。
図1乃至図6に示すように、本実施の形態の外気導入装置1の本体部10は、外気を取り込む背面側の給気口11と、施設2内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部12と、所定の駆動源(モータ付の伸縮可能な制御棒等であってもよい。)により給気口11と開口部12との間の所定位置(多段階でも無限段階でもよい。)で停止するダンパー13と、不図示の所定のファン機構とを有する。
また、本実施の形態の外気導入装置1の3本のダクト20は、本体部10と連接されて上方に延伸してから短く略90度屈折し、施設2内の上方において施設2内の奥部まで空気が届く風速で排気する。なお、複数本であればよく、3本か4本が好適である。
短く屈折したダクト20で強い風を出すのは、容器3を4段くらい重ねて保管する場合等には長いと邪魔になるからである。ダクト20は屈曲後の長さ寸法が短いので施設2内の奥部まで風が届くように強い風を出すことが必要となる。
1本だけ逆流しないように3本のダクト20にそれぞれダクト用ダンパー21が設けられることであってもよい。ダクト用ダンパー21により左右上下方向に送風方向を変更調整可能となり、施設2内部の形状(高さ・幅・奥行きなどを含む)や容器3の配置状況(4段重ねなど)等に応じて施設2内の空気をより効率的に循環させることができる。従来のインバーター等では奥まで風が届くように風速を落とさないようにするには不十分であった。また、不図示の温度センサーに基づく制御により施設2内の温度を一定にキープするために、比例制御で一定にコントロールすることも可能である(従来はオンオフのみ)。
図4を参照すると、本実施の形態の外気導入装置1の本体部10のダンパー13は、外気を取り込む背面側の給気口11を塞ぐ位置で停止している。例えば、外気温度が施設2内設定温度超である場合に、外気を取り込むことなく、施設2内で空気循環を行うことができる。
図5を参照すると、本実施の形態の外気導入装置1の本体部10のダンパー13は、外気を取り込む背面側の給気口11と施設2内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部12の中間位置で停止している。例えば、外気温度が施設2内設定温度以下である場合に、外気を取り込みつつ、施設2内の下方に溜まった空気を取り込み、混合してダンパー20から廃棄することができる。
図6を参照すると、本実施の形態の外気導入装置1の本体部10のダンパー13は、施設2内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部12を塞ぐ位置で停止している。例えば、最初の風乾時において、施設2内の下方に悪い空気があまり溜まっていない状態の際に、外気を十分に取り込んで風乾を促進することなどが可能となる。
次に、図7を参照して、本実施の形態の外気導入装置1の設置・使用例を説明する。
前提として、農作物はジャガイモである。特にジャガイモのような夏から秋にかけて収穫された土のものは水分を持ってきてしまうため乾燥させる必要があり、風乾作業が必須である。また、ジャガイモ等は発熱するので施設2内の上下の空気層で温度差が発生し、ヒートショックによる発芽促進が発生するためこの観点からも、施設2内の上下の空気層の攪拌が必要となる。もちろん、そもそも床近くの下方に二酸化炭素や水分が多い空気が溜まる事情は存在する。
また、施設2は冷蔵貯蔵倉庫(例えば、100〜300坪、天井高6m〜8m)である。風乾と冷蔵庫の機能を有する。寒冷地では冬場の外気温度はマイナスに下がってくるので、その外気を取り込み、施設2内温度を2℃くらいにキープして春先まで保管しておく。なお、冷却システム(冷凍機)と組み合わせることで通年の使用が可能となる。
容器3は鉄製のコンテナである。コンテナにジャガイモを格納して、コンテナを例えば4段重ねて間隔無しで施設2内で保管する。
〔運転動作・外気冷却時〕
(1)外気温度が庫内設定温度以下になった場合に、外気導入装置1のダンパー13を開く。すなわち、ダンパー13を図4から図5の位置に遷移させる。
(2)外気導入装置1の所定のファン機構(例えば軸流ファン)にて給気口と連接されて庫壁を貫通して設けられた給気筒14から外気を取り入れると同時に、庫内下部の空気を一緒に吸い込む。また、不図示の温度センサーに基づく制御により施設2内の温度を一定にキープするために、吹出口温度を比例制御にて一定に保つ。(外気温度が低すぎる場合は所定のヒータにて調整することであってもよい。)
この動作により、庫内が図7の矢印で示すのような風の流れになり従来の方式に比べて庫内の上下の空気層の攪拌が促進され、庫内の上下の空気層間の温度差が少なくなる。
(3)施設2内に設けられた排気口4等(例えば風圧シャッター式)から気圧差により施設2内の空気を外部に排出することができる。すなわち循環した風(施設2内の下方に停滞する悪い空気を含む)が庫内圧力により排気される。
なお、施設2内の天井川に下部に風を送る攪拌ファンを設けたり、外気を庫内奥側へ送る送風ファンを設けたりすることであってもよい。
上記の本実施の形態によれば、外気導入装置1を床置き式として、倉庫などの施設2内の空気を下方から吸って上方で吹き出すこととなり、施設2内の下方に停滞する二酸化炭素等の腐れの原因となるガス等を上方から吐き出し施設内の空気が均一に循環され、適宜、施設2外に排気し易くなる。そのため、農作物等の歩留まりが向上し品質も向上する。
また、本体部10において冷たい外気と施設2内の空気を混合することで、吹き出し温度を一定にすることができ、農産物等にヒートショックを与えずに発芽等への影響を最小限とすることが可能となる。
外気導入装置1ないしはダクト20を施設2内の天井に取り付ける必要がないのでイニシャルコストを削減することができ、また、メンテナンス等も容易で管理コストも削減可能である。
短く略90度屈折したダクト20で施設2内の奥部まで空気が届く風速で強い風を排気して送るので、施設2内に農作物等を格納したコンテナを4段くらい重ねて保管する場合であっても、ダクト20が長くて邪魔となることはない。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されてよい。例えば、各構成部分の形状、大きさ、個数、位置、材質等は本考案の作用効果を奏する限り適宜変更されてよい。
1 外気導入装置
2 施設
3 容器
4 排気口
10 本体部
11 給気口
12 開口部
13 ダンパー
14 給気筒
20 ダクト
21 ダクト用ダンパー

Claims (2)

  1. 農作物等を収容する施設内の下方に設置されて外気を前記施設内に導入する外気導入装置であって、
    前記外気を取り込む背面側の給気口と、前記施設内の下方に溜まった空気を取り込む底面側の開口部と、所定の駆動源により前記給気口と前記開口部との間の所定位置で停止するダンパーと、所定のファン機構とを有する本体部と、
    前記本体部に連接されて上方に延伸してから短く略90度屈折し、前記施設内の上方において前記施設内の奥部まで前記空気が届く風速で排気するための複数本のダクトと、
    を備え、
    前記施設内に設けられた排気口等から気圧差により前記施設内の前記空気を外部に排出することができる外気導入装置。
  2. 前記複数のダクトにはそれぞれダクト用ダンパーが設けられる請求項1記載の外気導入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112413735A (zh) * 2020-12-03 2021-02-26 珠海格力电器股份有限公司 一种新风空调控制方法、装置、存储介质及新风空调

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