JP2733455B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2733455B2
JP2733455B2 JP7098314A JP9831495A JP2733455B2 JP 2733455 B2 JP2733455 B2 JP 2733455B2 JP 7098314 A JP7098314 A JP 7098314A JP 9831495 A JP9831495 A JP 9831495A JP 2733455 B2 JP2733455 B2 JP 2733455B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置等のよ
うなモデムを備えた通信装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の通信装置として、電話機を別個
に付属したり、あるいは内蔵したりして設けておき、話
中のとき保留音を発生させるようにしたファクシミリ装
置が知られている。図4はこのようなファクシミリ装置
の一例を示すブロック図である。 【0003】このファクシミリ装置は、ファクシミリ通
信を行うための通信用モデム1と、専用のメロディー発
生回路2と、通信用モデム1が生成したファクシミリ信
号およびメロディー発生回路2が生成したメロディー信
号を選択的に取込む加算器3と、電話回線4と電話機5
との接続を切換えるリレー6と、本装置の各回路を制御
する制御部7とを有し、操作パネル8を操作することに
よって制御部7が作動し、メロディー発生回路2が独立
に動作してメロディー信号を発生する。このメロディー
信号は加算器3、トランス9およびリレー6を経由して
電話回線4へ送出される。また、制御部7はリレー10
を切換えて、メロディー発生回路2で発生したメロディ
ー信号を増幅回路11を介してスピーカ12から出力す
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、メロディー
音を生成するためには音階に対応した単一周波数信号を
多数種類必要とし、さらにこれらの信号を極めて短かい
時間で切換えたりあるいはON,OFF制御したりする
ことが必要である。このため、上述したような従来のフ
ァクシミリ装置では専用のメロディー発生回路を用いて
いる。 【0005】この結果、メロディー発生回路を収納する
スペースを新たに確保しなければならない上、このメロ
ディー発生回路自身の追加分およびメロディー発生回路
を収納する装置本体部の拡大化等のためコストが増加す
るという問題点があった。 【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、構成が容易で、装置本体部のスペースを押えられ、
かつ、コストの増加を生じさせることなくメロディー信
号を発生できるファクシミリ装置等のような通信を提供
することを目的とする。また、本発明は自局のオペレー
タが保留を適切に確認できるようにした通信装置を提供
することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために為されたものであり、複数個のデジタルデー
タの各々に各音階に対応した単一周波数データをそれぞ
れ対応させて生成する通信用モデムと、該通信用モデム
を制御して前記デジタルデータをあらかじめ設定した手
順で選択して各単一周波数データを出力させることによ
メロディー音を回線へ出力させる制御手段と、前記メ
ロディー音を出力するスピーカと、前記メロディー音の
出力を前記スピーカへ出力させるか否かを選定する切替
手段とを備えたものである。 【0008】 【作用】本発明は上記構成によりファクシミリ通信等
用いられる通信用モデムを複数種類の単一周波数信号の
生成に流用でき、この結果専用のメロディー発生回路を
取り立てて用意する必要がなくなるので構成が簡易にな
りしかもコストやスペースの増加を招かずにメロディー
信号を発生できる。また、相手側オペレータに電話通信
の保留を知らせる一方、スピーカを介してのメロディー
音の出力を選択することができるため、所望により自局
のオペレータも保留を適切に確認することができる。 【0009】 【実施例】図1は本発明による通信装置の一実施例の
ァクシミリ装置を示すブロック図である。 【0010】図1において、30は装置本体部、41は
装置本体部30に取付けられた操作パネル、42は装置
本体部30に切替自在に接続した電話回線、43は装置
本体部30を介して電話回線42と切替自在に接続した
電話機である。 【0011】また、31は通信用モデム、32は通信用
モデム31を含め装置本体部30内の各回路を制御する
制御回路、33は電話回線42との交流的な接続及びそ
の保持に用いられるライントランス、34は電話回線4
2の接続を電話機43と切替えるリレー、35は送・受
信信号をモニターするためのスピーカ、36はスピーカ
35を駆動するための増幅回路、37は増幅回路36と
通信用モデム31とを切替接続するためのリレーであ
る。 【0012】通信用モデム31は従来の変復調によるフ
ァクシミリ信号生成機能の他に単一周波数信号発生機能
を有している。すなわち、通信用モデム31はあらかじ
め複数個のデジタルデータに単一周波数信号をそれぞれ
対応させており、デジタルデータで指定を受けることに
よりそのデジタルデータに対応した単一周波数信号を出
力する。なお、本実施例では音階データとして4ビット
のデジタルデータと単一周波数信号とを第1表のように
対応させている。そして、この場合、それぞれの単一周
波数信号は‘ド’‘レ’‘ミ’…のような音階に相当し
ている。 【0013】なお、操作パネル41の所定のボタンを操
作することによって通信用モデム31の二つの機能はそ
れぞれモード切替されて片方の機能が設定されるように
なっている。 【0014】制御回路32は記憶部を有している。その
メモリエリアは図2に示すようにn番地からm番地にわ
たって8ビットのメロディーデータDNを納めている。
メロディーデータDNの上位4ビット、下位4ビットは
それぞれ音階データdn,dn +1,…dm(以下、dnで総称
する)、音の長さデータln,ln+1,…lm(以下
lnで総称する)になっている。 【0015】 【表1】 この場合、音階データdnは通信用モデム31の4ビット
のデジタルデータに対応したものになっている(表1参
照)。また、音の長さデータlnは第2表のように信号
の送出時間ta,tb,…(以下、tで総称する)に一対一で
対応している。なお、デジタルデータDNに対して音階
データdnの位置または音の長さデータlnの位置を調節
することにより結果的に所望のメロディーを自在に生成
することができる。 【0016】さらに、制御回路32はメロディーデータ
DNをアドレスに従って順次引き出し、引き出したメロ
ディーデータDNを通信用モデム31へ送出して通信用
モデム31を制御するプログラムを備えている。以上の
ように構成されたファクシミリ装置の動作について図4
に示すフローチャートを参照して以下、説明する。 【0017】まず電話機43が電話回線42に接続した
状態で通話を行い、このとき、操作パネル41に設けら
れた保留ボタンを押すと制御回路32はリレー34を閉
じ、電話回線42を電話機43側からライントランス3
3側に切換接続する(ステップ(以下、STという)
1)。 【0018】次に通信用モデム31を単一周波数信号送
出モードにセットする(ST2)。続いてプログラム上
のカウンタNに図2に示されるメロディーデータDNの
記録されているメモリの先頭番地nを書き込む(ST
3)。続くST4で制御回路32は、カウンタNに書か
れているメモリ番地に記録されている8bitのメロディ
ーデータDNを読み出す。 【表2】 【0019】そして、制御回路32は読み出したメロデ
ィーデータDNのうち上位4ビットの音階データdnと第
1表の変換表から単一周波数信号fNを求める(ST
5)一方、下位4ビットの音の長さデータlnと表2の
変換表から単一周波数信号fNにおける送出時間tNを求
める(ST6)。この後制御回路32は単一周波数信号
fNを発生させるよう通信用モデムのセットを行い、f
Nの信号を送出する(ST7)、この段階で単一周波数
信号fNはリレー34および電話回線42を経由して相
手側端末へ出力される一方、リレー37が閉じていれば
リレー37および増幅回路36を介してスピーカ35に
送られて所定の単一音を発生する。 【0020】そして、この単一周波数信号fNの発生・
送出はST6で変換して得られた送出時間tNに達するま
で継続しておこなわれ(ST8)、送出時間tNに達する
と停止される(ST9)。 【0021】この段階で制御回路32は操作パネル41
の保留停止用スイッチが操作されて保留停止の要求が成
されたかどうかを調べる(ST10)。ここで、停止要
求が成されていれば、リレー34を開放し、電話回線4
2をライントランス33側から電話機43側に切換えて
(ST11)動作を終了する。 【0022】また、ST10で停止要求が成されていな
いと判定された場合、プログラムのカウンタNに入って
いるメモリ番地を‘1’加算し(ST12)、このカウ
ンタNの値がメロディーデータDNのメモリエリアの最
終番地mを越えたかどうかを調べる(ST13)。 【0023】ST13で‘カウンタNの値が最終番地m
を越えていない’と判定されたときはST4の処理に戻
ってメモリ番地n+1の音階データdn+1および音の
長さデータln+1に対し上述したST4乃至ST12
の処理をカウンタNの値が最終番地mを越えるまで繰返
して行なう。また、‘カウンタの値が最終番地mを越え
た’と判定されたときはST3に戻ってメロディーデー
タDNの先頭の音階データdnおよび音の長さデータln
に対し上述したST3乃至ST12の処理を繰返して行
なう。 【0024】このようにして複数種類の単一周波数信号
fNをあらかじめ設定した手順に従って順次相手側端末
へ出力して保留音を発生させて相手側オペレータに電話
通信の保留を知らせる。なお、本実施例では相手側オペ
レータに電話通信の保留を知らせる一方、当局のオペレ
ータにもスピーカ35を介して知らせており、保留を適
切に確認できるようにしている。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はあらかじめ設定した手順でデジタルデータを選択しこ
れを通信用モデムに対して指定して通信用モデムから複
数種類の単一周波数データを所定の手順に従って発生さ
せるので、専用のメロディー発生回路を設けずにメロデ
ィー信号を発生でき、ひいてはコストやスペースの増加
を生じることがないという効果を有する。また、相手側
オペレータに電話通信の保留を知らせる一方、スピーカ
を介してメロディー音を選択的に出力しているため、所
望により自局のオペレータにも保留を適切に確認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例のファクシミリ装置を示すブ
ロック図 【図2】同ファクシミリ装置に適用されるメロディーデ
ータの記録されているメモリエリアを示す模式図 【図3】同ファクシミリ装置の動作例を示すフローチャ
ート 【図4】従来のファクシミリ装置の一例を示すブロック
図 【符号の説明】 30 装置本体部 31 通信用モデム 32 制御回路 33 ライントランス 42 電話回線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数個のデジタルデータの各々に各音階に対応した
    単一周波数データをそれぞれ対応させて生成する通信用
    モデムと、該通信用モデムを制御して前記デジタルデー
    タをあらかじめ設定した手順で選択して各単一周波数デ
    ータを出力させることによりメロディー音を回線へ出力
    させる制御手段と、前記メロディー音を出力するスピー
    カと、前記メロディー音の出力を前記スピーカへ出力さ
    せるか否かを選定する切替手段とを具備した通信装置。
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JPS5134604A (ja) * 1974-09-19 1976-03-24 Iwatsu Electric Co Ltd Horyuonsoshutsukinoojusuru denwaki
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