JP2733139B2 - 自動塗装装置 - Google Patents
自動塗装装置Info
- Publication number
- JP2733139B2 JP2733139B2 JP429191A JP429191A JP2733139B2 JP 2733139 B2 JP2733139 B2 JP 2733139B2 JP 429191 A JP429191 A JP 429191A JP 429191 A JP429191 A JP 429191A JP 2733139 B2 JP2733139 B2 JP 2733139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- painting
- coated
- coating machine
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のピッチで連続的
に搬送される被塗物を、これと等しいピッチで設置され
た複数台一組の塗装機により一組ずつ塗装するようにな
された自動塗装装置に関する。
に搬送される被塗物を、これと等しいピッチで設置され
た複数台一組の塗装機により一組ずつ塗装するようにな
された自動塗装装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ビンの表面を塗装するトップコ
ート塗装においては、一定の塗装品質を維持しつつ量産
処理することが要求される。量産処理するためには、例
えば、被塗物であるビンを回転させながら連続的に搬送
し、コンベアに沿って複数台並設された塗装機により塗
料を吹きつけて、連続的に塗装するようにしている。
ート塗装においては、一定の塗装品質を維持しつつ量産
処理することが要求される。量産処理するためには、例
えば、被塗物であるビンを回転させながら連続的に搬送
し、コンベアに沿って複数台並設された塗装機により塗
料を吹きつけて、連続的に塗装するようにしている。
【０００３】しかし、この手段によると、当該塗装機の
正面を通過する際に当該塗装機と向かい合う部分のみが
厚塗りされてしまい、周面を一定の膜厚で塗装すること
ができず、また、塗装機からは、塗料が連続的に吐出さ
れるので、塗料の無駄を生ずる。一方、塗料の無駄をな
くして均一な塗膜を得るためには、コンベアを停止させ
た状態でビンを回転しながら塗装すればよいが、今度は
塗装中コンベアを停止しなければならないため、量産処
理することができなくなる。
正面を通過する際に当該塗装機と向かい合う部分のみが
厚塗りされてしまい、周面を一定の膜厚で塗装すること
ができず、また、塗装機からは、塗料が連続的に吐出さ
れるので、塗料の無駄を生ずる。一方、塗料の無駄をな
くして均一な塗膜を得るためには、コンベアを停止させ
た状態でビンを回転しながら塗装すればよいが、今度は
塗装中コンベアを停止しなければならないため、量産処
理することができなくなる。
【０００４】そこで、従来は、複数台一組の塗装機を、
被塗物と対向するようにその搬送ピッチと等しいピッチ
で設置し、被塗物の搬送コンベアとトラッキングさせる
ことにより、塗装機を被塗物に対して相対的に停止させ
た状態で塗装できるようにしていた。このようにすれ
ば、コンベアを停止させることなく被塗物の周面を均一
に塗装することができ、量産処理及び塗装品質の維持を
図ることができると同時に、塗装中だけ塗料を吐出させ
ればよいので、塗料の無駄もなくなる。
被塗物と対向するようにその搬送ピッチと等しいピッチ
で設置し、被塗物の搬送コンベアとトラッキングさせる
ことにより、塗装機を被塗物に対して相対的に停止させ
た状態で塗装できるようにしていた。このようにすれ
ば、コンベアを停止させることなく被塗物の周面を均一
に塗装することができ、量産処理及び塗装品質の維持を
図ることができると同時に、塗装中だけ塗料を吐出させ
ればよいので、塗料の無駄もなくなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長時間
連続して塗装し続けると、塗装機内で徐々に塗料が硬化
してしまい、ノズルが詰まって塗装パターンが変化した
り、硬化した塗料が吐出されて塗装不良を生ずることと
なる。このため、塗料が硬化する前に、塗装機を洗浄し
て常に清浄な状態にしておく必要があるが、塗装機を洗
浄するには、コンベアを一旦停止しなければならない。
特に、硬化するまでの有効使用時間（いわゆるポットラ
イフ）の短い即乾性塗料にあっては、２〜３時間ごとに
ラインを停止しなければならず、塗装品質を維持しよう
とすれば、生産効率が低下することとなる。
連続して塗装し続けると、塗装機内で徐々に塗料が硬化
してしまい、ノズルが詰まって塗装パターンが変化した
り、硬化した塗料が吐出されて塗装不良を生ずることと
なる。このため、塗料が硬化する前に、塗装機を洗浄し
て常に清浄な状態にしておく必要があるが、塗装機を洗
浄するには、コンベアを一旦停止しなければならない。
特に、硬化するまでの有効使用時間（いわゆるポットラ
イフ）の短い即乾性塗料にあっては、２〜３時間ごとに
ラインを停止しなければならず、塗装品質を維持しよう
とすれば、生産効率が低下することとなる。
【０００６】そこで、本発明は、連続的に搬送される被
塗物を塗装しながら、コンベアを止めることなく塗装機
の洗浄を行うことができ、生産効率を低下させずに一定
の塗装品質を維持するようにすることを課題としてい
る。
塗物を塗装しながら、コンベアを止めることなく塗装機
の洗浄を行うことができ、生産効率を低下させずに一定
の塗装品質を維持するようにすることを課題としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、被塗物を所定のピッチで連続的に搬送す
るコンベアの進行方向に沿って往復走行移動される基台
に、複数台一組の塗装機が被塗物のピッチと等しいピッ
チで各被塗物に対向するように設置され、当該各塗装機
により同時に塗装される一組の被塗物が各塗装機と対向
する位置に到来するたびに、前記基台を塗装開始位置か
ら塗装終了位置までコンベアと等しい速度でトラッキン
グさせながら所定時間被塗物を塗装すると共に、塗装終
了と同時に塗装開始位置に戻って、後続の被塗物を一組
ずつ繰り返し塗装するようになされた自動塗装装置にお
いて、前記一組の塗装機が洗浄のために一台ずつ順次休
止されると共に、基台上には、前記一組の塗装機の前段
又は後段に、塗装機が休止中であるために塗装されない
被塗物と対向する位置に移動制御されて、前記一組の塗
装機と同一のタイミングで塗装開始される補助塗装機が
設けられていることを特徴とする。
に、本発明は、被塗物を所定のピッチで連続的に搬送す
るコンベアの進行方向に沿って往復走行移動される基台
に、複数台一組の塗装機が被塗物のピッチと等しいピッ
チで各被塗物に対向するように設置され、当該各塗装機
により同時に塗装される一組の被塗物が各塗装機と対向
する位置に到来するたびに、前記基台を塗装開始位置か
ら塗装終了位置までコンベアと等しい速度でトラッキン
グさせながら所定時間被塗物を塗装すると共に、塗装終
了と同時に塗装開始位置に戻って、後続の被塗物を一組
ずつ繰り返し塗装するようになされた自動塗装装置にお
いて、前記一組の塗装機が洗浄のために一台ずつ順次休
止されると共に、基台上には、前記一組の塗装機の前段
又は後段に、塗装機が休止中であるために塗装されない
被塗物と対向する位置に移動制御されて、前記一組の塗
装機と同一のタイミングで塗装開始される補助塗装機が
設けられていることを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によれば、前記一組の塗装機が洗浄のた
めに一台ずつ順次休止されるようになされているので、
例えばポットライフ内に一巡するように順次洗浄するこ
とによって全ての塗装機が常に清浄な状態に維持され、
塗装不良を生ずることがない。そして、塗装機が休止し
ているために塗装されずに搬送された被塗物は、当該被
塗物と対向する位置に移動制御される補助塗装機によっ
て、例えば前記一組の塗装機で後続の一組の被塗物を塗
装する際に、これらと同一のタイミングで塗装開始さ
れ、休止中の塗装機と交替してその被塗物が別途塗装さ
れる。なお、補助塗装機は、一組の塗装機で塗装を行っ
ている間に休止させて洗浄させることができるので、補
助塗装機も清浄な状態で使用され、塗料の硬化等に起因
する塗装不良を起こすことがない。
めに一台ずつ順次休止されるようになされているので、
例えばポットライフ内に一巡するように順次洗浄するこ
とによって全ての塗装機が常に清浄な状態に維持され、
塗装不良を生ずることがない。そして、塗装機が休止し
ているために塗装されずに搬送された被塗物は、当該被
塗物と対向する位置に移動制御される補助塗装機によっ
て、例えば前記一組の塗装機で後続の一組の被塗物を塗
装する際に、これらと同一のタイミングで塗装開始さ
れ、休止中の塗装機と交替してその被塗物が別途塗装さ
れる。なお、補助塗装機は、一組の塗装機で塗装を行っ
ている間に休止させて洗浄させることができるので、補
助塗装機も清浄な状態で使用され、塗料の硬化等に起因
する塗装不良を起こすことがない。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図１は本発明に係る自動塗装装置を示すフロ
ーシート、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。
説明する。図１は本発明に係る自動塗装装置を示すフロ
ーシート、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。
【００１０】図中１は、第一塗装機Ｔ1 から第四塗装機
Ｔ4までの４台一組の塗装機が、コンベアＣで回転され
ながら搬送されるビン等の被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 のピッチｄ
と等しいピッチでこれらと対向するように設置された基
台であって、コンベアＣと平行に配設されたレール２，
２上を、モータ３により正逆回転される送りねじ４によ
り往復移動されるように成されている。
Ｔ4までの４台一組の塗装機が、コンベアＣで回転され
ながら搬送されるビン等の被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 のピッチｄ
と等しいピッチでこれらと対向するように設置された基
台であって、コンベアＣと平行に配設されたレール２，
２上を、モータ３により正逆回転される送りねじ４によ
り往復移動されるように成されている。
【００１１】基台１は、同時に塗装される一組の被塗物
Ｗ1 〜Ｗ4 が各塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 と対向する位置に到来
するたびに、塗装開始位置ＸS から塗装終了位置ＸF ま
で、コンベアＣと等しい速度で同一方向にトラッキング
され、このとき、各塗装機Ｔ 1 〜Ｔ4 から塗料が噴霧さ
れて被塗物Ｗ1〜Ｗ4 を夫々塗装し、塗装終了と同時に
塗装開始位置Ｘs に戻って、後続の被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 が
到来するまで待機している。
Ｗ1 〜Ｗ4 が各塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 と対向する位置に到来
するたびに、塗装開始位置ＸS から塗装終了位置ＸF ま
で、コンベアＣと等しい速度で同一方向にトラッキング
され、このとき、各塗装機Ｔ 1 〜Ｔ4 から塗料が噴霧さ
れて被塗物Ｗ1〜Ｗ4 を夫々塗装し、塗装終了と同時に
塗装開始位置Ｘs に戻って、後続の被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 が
到来するまで待機している。
【００１２】各塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 は、制御装置５の制御
信号に基づいて、洗浄のために一台ずつ順次休止される
ようになされると共に、この一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の
後段には、塗装機が休止中であるために塗装されなかっ
た被塗物を塗装する補助塗装機Ｔ0 が設けられている。
信号に基づいて、洗浄のために一台ずつ順次休止される
ようになされると共に、この一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の
後段には、塗装機が休止中であるために塗装されなかっ
た被塗物を塗装する補助塗装機Ｔ0 が設けられている。
【００１３】補助塗装機Ｔ0 は、基台１上を前記コンベ
アＣと平行に往復移動される台座１ａに設置され、当該
台座１ａは、基台１に配設されたレール６及び６上を、
モータ７により正逆回転される送りねじ８によって走行
されるように成されている。そして、当該補助塗装機Ｔ
0 は、制御装置５の制御信号に基づいて、前記塗装され
なかった被塗物と対向する位置Ｐ1〜Ｐ4 に移動制御さ
れ、前記一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 で後続の一組の被塗物
Ｗ1 〜Ｗ4 を塗装する際に、同一のタイミングで塗装さ
れる。
アＣと平行に往復移動される台座１ａに設置され、当該
台座１ａは、基台１に配設されたレール６及び６上を、
モータ７により正逆回転される送りねじ８によって走行
されるように成されている。そして、当該補助塗装機Ｔ
0 は、制御装置５の制御信号に基づいて、前記塗装され
なかった被塗物と対向する位置Ｐ1〜Ｐ4 に移動制御さ
れ、前記一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 で後続の一組の被塗物
Ｗ1 〜Ｗ4 を塗装する際に、同一のタイミングで塗装さ
れる。
【００１４】図２は補助塗装機Ｔ0 を示すものであり、
塗装時には、被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 の正面を均一に塗装し得
るように、被塗物の形状に応じて所定の曲率で湾曲させ
たレール９に沿ってシリンダ１０により昇降されると共
に、洗浄時には、その塗装機後方に取り付けられたシリ
ンダ１１により吐出口１２が下方へ向けられ、残存塗料
を廃液回収口１３へ排出するようになされている。な
お、一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 は、その台座１ｂが基台１
に直接設置されている点を除けば、補助塗装機Ｔ0 と同
様の構成を有する。
塗装時には、被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 の正面を均一に塗装し得
るように、被塗物の形状に応じて所定の曲率で湾曲させ
たレール９に沿ってシリンダ１０により昇降されると共
に、洗浄時には、その塗装機後方に取り付けられたシリ
ンダ１１により吐出口１２が下方へ向けられ、残存塗料
を廃液回収口１３へ排出するようになされている。な
お、一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 は、その台座１ｂが基台１
に直接設置されている点を除けば、補助塗装機Ｔ0 と同
様の構成を有する。
【００１５】制御装置５は、その入力側に、コンベアＣ
の速度検出器１４と、被塗物の搬送個数を検出する光電
スイッチ１５と、基台１の位置を検出するロータリーエ
ンコーダ１６と、補助塗装機Ｔ0 の位置を検出するロー
タリーエンコーダ１７とが接続され、その出力側に、基
台１を往復走行させるモータ３と、補助塗装機Ｔ0 を移
動させるモータ７と、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 に主剤及び硬
化剤を供給する塗布剤供給装置Ｋ0 〜Ｋ4 の各バルブ操
作装置１８が接続されている。
の速度検出器１４と、被塗物の搬送個数を検出する光電
スイッチ１５と、基台１の位置を検出するロータリーエ
ンコーダ１６と、補助塗装機Ｔ0 の位置を検出するロー
タリーエンコーダ１７とが接続され、その出力側に、基
台１を往復走行させるモータ３と、補助塗装機Ｔ0 を移
動させるモータ７と、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 に主剤及び硬
化剤を供給する塗布剤供給装置Ｋ0 〜Ｋ4 の各バルブ操
作装置１８が接続されている。
【００１６】塗布剤供給装置Ｋ0 〜Ｋ4 は、塗装機Ｔ0
〜Ｔ4 に接続されたスタティックミキサ１９に対して主
剤及び硬化剤を供給するバルブ装置２０及び２１が接続
されて成る。そして、各バルブ装置２０及び２１には、
主剤供給源ＢT 及び硬化剤供給源ＢH に夫々接続された
切替バルブＶT 及びＶH が設けられている。 な
お、ＶA 及びＶS は、夫々圧縮空気供給源（図示せず）
及び洗浄溶剤供給源（図示せず）に夫々接続された切替
バルブである。
〜Ｔ4 に接続されたスタティックミキサ１９に対して主
剤及び硬化剤を供給するバルブ装置２０及び２１が接続
されて成る。そして、各バルブ装置２０及び２１には、
主剤供給源ＢT 及び硬化剤供給源ＢH に夫々接続された
切替バルブＶT 及びＶH が設けられている。 な
お、ＶA 及びＶS は、夫々圧縮空気供給源（図示せず）
及び洗浄溶剤供給源（図示せず）に夫々接続された切替
バルブである。
【００１７】そして、各塗布剤供給装置Ｋ0 〜Ｋ4 は、
塗装時には、切替バルブＶT 及びＶ H が開成されて主剤
及び硬化剤がスタティックミキサ１９で混合されて各塗
装機Ｔ0 〜Ｔ4 に供給され、洗浄時には、切替バルブＶ
A 及びＶS が交互に開閉されて、圧縮空気と洗浄溶剤が
交互に供給され、塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 及び供給管路内の残
存塗料を排出するようになされている。
塗装時には、切替バルブＶT 及びＶ H が開成されて主剤
及び硬化剤がスタティックミキサ１９で混合されて各塗
装機Ｔ0 〜Ｔ4 に供給され、洗浄時には、切替バルブＶ
A 及びＶS が交互に開閉されて、圧縮空気と洗浄溶剤が
交互に供給され、塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 及び供給管路内の残
存塗料を排出するようになされている。
【００１８】以上が発明の一例構成であって、次にその
作用について説明する。まず、基台１を塗装開始位置Ｘ
S に待機させて被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 を搬送すると、光電ス
イッチ１５からのパルス信号に基づいて、４パルス係数
されるたびに、カウンタ２２から制御装置５に対し所定
のタイミングで被塗物到来信号ＱS を出力する。そし
て、制御装置５に被塗物到来信号ＱS が入力されると同
時に、モータ３に開始塗装開始信号が出力され、速度検
出器１４により検出されたコンベアＣの速度Ｖと等しい
速度で、基台１が塗装開始位置ＸS から塗装終了位置Ｘ
f に向かって走行される。
作用について説明する。まず、基台１を塗装開始位置Ｘ
S に待機させて被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 を搬送すると、光電ス
イッチ１５からのパルス信号に基づいて、４パルス係数
されるたびに、カウンタ２２から制御装置５に対し所定
のタイミングで被塗物到来信号ＱS を出力する。そし
て、制御装置５に被塗物到来信号ＱS が入力されると同
時に、モータ３に開始塗装開始信号が出力され、速度検
出器１４により検出されたコンベアＣの速度Ｖと等しい
速度で、基台１が塗装開始位置ＸS から塗装終了位置Ｘ
f に向かって走行される。
【００１９】次いで、基台１が塗装終了位置Ｘf に達す
るとロータリーエンコーダ１６から塗装終了信号Ｑf が
制御装置５に出力されて、今度はモータ３が逆転され、
次の被塗物到来信号ＱS が出力される前に、塗装開始位
置ＸS まで戻って待機する。したがって、塗装開始位置
ＸS から塗装終了位置Ｘf までの間で塗装を行うことに
より、連続して搬送される被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 を四つ一組
として、一組ずつ塗装することができる。
るとロータリーエンコーダ１６から塗装終了信号Ｑf が
制御装置５に出力されて、今度はモータ３が逆転され、
次の被塗物到来信号ＱS が出力される前に、塗装開始位
置ＸS まで戻って待機する。したがって、塗装開始位置
ＸS から塗装終了位置Ｘf までの間で塗装を行うことに
より、連続して搬送される被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 を四つ一組
として、一組ずつ塗装することができる。
【００２０】一方、制御装置５から、各塗料供給装置Ｋ
0 〜Ｋ4 のバルブ操作装置１８に対し、予め設定された
順番で、塗料を硬化させることなく使用しうる有効時間
（いわゆるポットライフ）内に一巡するように、休止信
号が出力され、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 は、例えば、図３に
示すように、補助塗装機Ｔ0 （図３）→第一塗装機Ｔ
1 （図３）→第二塗装機Ｔ2 （図３）→第三塗装機
Ｔ3（図３）→第四塗装機Ｔ4 （図３）の順で一台
ずつ順次休止され、休止中の塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 が洗浄さ
れる。したがって、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 は、所定時間ご
とに洗浄され、常に清浄な状態で使用されるので、ノズ
ルが詰まったり、硬化した塗料のかたまりが吐出される
ことによる塗装不良を生ずることがない。
0 〜Ｋ4 のバルブ操作装置１８に対し、予め設定された
順番で、塗料を硬化させることなく使用しうる有効時間
（いわゆるポットライフ）内に一巡するように、休止信
号が出力され、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 は、例えば、図３に
示すように、補助塗装機Ｔ0 （図３）→第一塗装機Ｔ
1 （図３）→第二塗装機Ｔ2 （図３）→第三塗装機
Ｔ3（図３）→第四塗装機Ｔ4 （図３）の順で一台
ずつ順次休止され、休止中の塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 が洗浄さ
れる。したがって、各塗装機Ｔ0 〜Ｔ4 は、所定時間ご
とに洗浄され、常に清浄な状態で使用されるので、ノズ
ルが詰まったり、硬化した塗料のかたまりが吐出される
ことによる塗装不良を生ずることがない。
【００２１】この場合において、例えば被塗物Ｗ1 と対
向した状態で移動される塗装機Ｔ1 が休止すると（図３
）、この被塗物Ｗ1が、塗装されずに搬送されること
となる。そこで、補助塗装機Ｔ0を、塗装されずに搬送
されてくる被塗物Ｗ1 と対向する位置Ｐ1 に移動制御し
て、前記一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 が後続の一組の被塗物
を塗装する際に、これと同じタイミングで塗装開始する
ことにより、塗装機Ｔ1 に替わって補助塗装機Ｔ0 によ
り被塗物Ｗ1 が塗装されることとなる。
向した状態で移動される塗装機Ｔ1 が休止すると（図３
）、この被塗物Ｗ1が、塗装されずに搬送されること
となる。そこで、補助塗装機Ｔ0を、塗装されずに搬送
されてくる被塗物Ｗ1 と対向する位置Ｐ1 に移動制御し
て、前記一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 が後続の一組の被塗物
を塗装する際に、これと同じタイミングで塗装開始する
ことにより、塗装機Ｔ1 に替わって補助塗装機Ｔ0 によ
り被塗物Ｗ1 が塗装されることとなる。
【００２２】そして、洗浄が終了した第一塗装機Ｔ1 を
稼動開始させ、次の第二塗装機Ｔ2 を休止させて洗浄す
る場合（図３〜）、まず、図４ｔ1 に示すように、
いままで休止していた第一塗装機Ｔ1 を稼動開始すると
同時に、いままで稼動していた第二塗装機Ｔ2 を休止す
る。このとき補助塗装機Ｔ0 は休止中の第一塗装機Ｔ 1
で塗装されなかった被塗物Ｗ1 を位置Ｐ1 で塗装してい
が、この被塗物Ｗ1 の塗装が終了すると、図４ｔ2 〜ｔ
3 に示すように、第二塗装機Ｔ2 によって塗装されない
被塗物Ｗ2 の対応位置Ｐ2 に移動され、その位置で被塗
物Ｗ2 が塗装される。
稼動開始させ、次の第二塗装機Ｔ2 を休止させて洗浄す
る場合（図３〜）、まず、図４ｔ1 に示すように、
いままで休止していた第一塗装機Ｔ1 を稼動開始すると
同時に、いままで稼動していた第二塗装機Ｔ2 を休止す
る。このとき補助塗装機Ｔ0 は休止中の第一塗装機Ｔ 1
で塗装されなかった被塗物Ｗ1 を位置Ｐ1 で塗装してい
が、この被塗物Ｗ1 の塗装が終了すると、図４ｔ2 〜ｔ
3 に示すように、第二塗装機Ｔ2 によって塗装されない
被塗物Ｗ2 の対応位置Ｐ2 に移動され、その位置で被塗
物Ｗ2 が塗装される。
【００２３】このようにして、塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 を洗浄
するために順次休止しても、休止中の塗装機で塗装され
なかった被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 は、所定の位置Ｐ1 〜Ｐ4 に
移動制御された補助塗装機Ｔ0 によって塗装されるの
で、コンベアＣを止めることなく、各塗装機Ｔ1 〜Ｔ4
を順次洗浄することができる。したがって、各塗装機Ｔ
1 〜Ｔ4 を常に清浄な状態に維持して、被塗物Ｗ1 〜Ｗ
4 を連続的に塗装することができ、塗装品質を一定に維
持することができると共に、コンベアＣを止める必要が
ないので生産効率を向上させることができる。
するために順次休止しても、休止中の塗装機で塗装され
なかった被塗物Ｗ1 〜Ｗ4 は、所定の位置Ｐ1 〜Ｐ4 に
移動制御された補助塗装機Ｔ0 によって塗装されるの
で、コンベアＣを止めることなく、各塗装機Ｔ1 〜Ｔ4
を順次洗浄することができる。したがって、各塗装機Ｔ
1 〜Ｔ4 を常に清浄な状態に維持して、被塗物Ｗ1 〜Ｗ
4 を連続的に塗装することができ、塗装品質を一定に維
持することができると共に、コンベアＣを止める必要が
ないので生産効率を向上させることができる。
【００２４】また、実施例の説明では、補助塗装機Ｔ0
を、一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の後段側に設けた場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、休止された塗
装機により塗装されない被塗物を予め塗装するように、
一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の前段側に設けてもよい。さら
に、２液混合型の塗料を使用する場合に限らず、通常の
塗料を使用する場合にも適用し得ることは勿論である。
を、一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の後段側に設けた場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、休止された塗
装機により塗装されない被塗物を予め塗装するように、
一組の塗装機Ｔ1 〜Ｔ4 の前段側に設けてもよい。さら
に、２液混合型の塗料を使用する場合に限らず、通常の
塗料を使用する場合にも適用し得ることは勿論である。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数台の塗装機が一台ずつ順次休止されて洗浄されると共
に、休止された塗装機によって塗装されない被塗物を、
休止中の塗装機と交替して補助塗装機により塗装するよ
うに成されているので、連続的に搬送される被塗物を塗
装しながら、コンベアを止めることなく塗装機の洗浄を
行うことができ、生産効率を低下させずに一定の塗装品
質を維持することができるという優れた効果を有する。
数台の塗装機が一台ずつ順次休止されて洗浄されると共
に、休止された塗装機によって塗装されない被塗物を、
休止中の塗装機と交替して補助塗装機により塗装するよ
うに成されているので、連続的に搬送される被塗物を塗
装しながら、コンベアを止めることなく塗装機の洗浄を
行うことができ、生産効率を低下させずに一定の塗装品
質を維持することができるという優れた効果を有する。
【図１】 本発明による自動塗装装置を示すフローシー
ト
ト
【図２】 そのＡ−Ａ線断面図
【図３】 各塗装機の塗装順序を示すグラフ
【図４】 塗装時から休止時に移行する際の塗装機の稼
動状態を示すグラフ
動状態を示すグラフ
１・・・・・・・基台 Ｔ1 〜Ｔ4 ・・・塗装機 Ｔ0 ・・・・・・補助塗装機 Ｗ1 〜Ｗ4 ・・・被塗物 Ｐ1 〜Ｐ4 ・・・塗装されない被塗物と対向する位置 ＸS ・・・・・・塗装開始位置 Ｘf ・・・・・・塗装終了位置
Claims (1)
- 【請求項１】 被塗物（Ｗ1 〜Ｗ4 ) を所定のピッチ
(ｄ）で連続的に搬送するコンベア（Ｃ）の進行方向に
沿って往復走行移動される基台（１）に、複数台一組の
塗装機 (Ｔ1 〜Ｔ4 ) が被塗物 (Ｗ1 〜Ｗ4 ) のピッチ
と等しいピッチ（ｄ）で各被塗物 (Ｗ1 〜Ｗ4 ) に対向
するように設置され、当該各塗装機 (Ｔ 1 〜Ｔ4 ) によ
り同時に塗装される一組の被塗物 (Ｗ1 〜Ｗ4 ) が各塗
装機 (Ｔ 1 〜Ｔ4)と対向する位置に到来するたびに、前
記基台（１）を塗装開始位置 (Ｘ S ) から塗装終了位置
(Ｘf ) までコンベア（Ｃ）と等しい速度でトラッキン
グさせながら所定時間被塗物 (Ｗ1〜Ｗ4 ) を塗装する
と共に、塗装終了と同時に塗装開始位置（ＸS ）に戻っ
て、後続の被塗物 (Ｗ1 〜Ｗ4 ) を一組ずつ繰り返し塗
装するようになされた自動塗装装置において、前記一組
の塗装機 (Ｔ1 〜Ｔ 4 ) が洗浄のために一台ずつ順次休
止されると共に、基台（１）上には、前記一組の塗装機
(Ｔ1 〜Ｔ4 ) の前段又は後段に、塗装機が休止中であ
るために塗装されない被塗物と対向する位置（Ｐ1 〜Ｐ
4）に移動制御されて、前記一組の塗装機（Ｔ1 〜
Ｔ4 ）と同一のタイミングで塗装開始される補助塗装機
（Ｔ0 ）が設けられていることを特徴とする自動塗装装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP429191A JP2733139B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 自動塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP429191A JP2733139B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 自動塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04235764A JPH04235764A (ja) | 1992-08-24 |
| JP2733139B2 true JP2733139B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=11580416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP429191A Expired - Lifetime JP2733139B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 自動塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733139B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP429191A patent/JP2733139B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04235764A (ja) | 1992-08-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000306878A (ja) | 洗浄装置及び切削装置 | |
| CN109227903A (zh) | 一种八工位全自动上釉流水线 | |
| JP2733139B2 (ja) | 自動塗装装置 | |
| JP2016020578A (ja) | ケレン装置 | |
| JP2005131620A (ja) | 建築板の塗装装置および塗装ガンの洗浄装置 | |
| CN211385478U (zh) | 一种保温装饰板生产用自动喷漆机 | |
| JP4176421B2 (ja) | 塗装方法及びそのための塗装装置 | |
| JP2588920B2 (ja) | セラミックパッケージの異物除去装置およびその除去方法 | |
| JPS61216762A (ja) | 塗装装置 | |
| KR940006205A (ko) | 세정용 브러시를 가지는 기판세정장치 및 기판 세정방법 | |
| JP2927983B2 (ja) | 塗装ラインにおける開閉操作部材の洗浄装置 | |
| JP2010167355A (ja) | 自動連続塗装に用いる塗装用回転フィーダ | |
| KR20160034604A (ko) | 도장장치용 스핀들 고정체 | |
| JPH03101866A (ja) | 被膜形成装置 | |
| JP2662263B2 (ja) | 塗料の重ね塗り方法及びその装置 | |
| JPS61271046A (ja) | 金属板の額縁塗装装置 | |
| JPH07267342A (ja) | 板の搬送装置 | |
| JPH0558434A (ja) | 両面連続処理用搬送装置 | |
| JPH10251880A (ja) | ワ−クの洗浄装置及び洗浄方法 | |
| JP2820539B2 (ja) | 塗装装置 | |
| JPS5990661A (ja) | 塗装ガンの洗浄装置とその方法 | |
| TW523425B (en) | Dust-free paint spraying device and method | |
| KR20230106847A (ko) | 피도장체의 스프레이 자동 코팅시스템 | |
| JPH04210269A (ja) | 接着剤の押出塗布機における塗布作業の中断装置 | |
| JPH06226194A (ja) | 吹き付け処理方法 |