JP2820539B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

Info

Publication number
JP2820539B2
JP2820539B2 JP40528690A JP40528690A JP2820539B2 JP 2820539 B2 JP2820539 B2 JP 2820539B2 JP 40528690 A JP40528690 A JP 40528690A JP 40528690 A JP40528690 A JP 40528690A JP 2820539 B2 JP2820539 B2 JP 2820539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
coating
mark sensor
state
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP40528690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04222655A (ja
Inventor
政信 山口
友▲泰▼ 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP40528690A priority Critical patent/JP2820539B2/ja
Publication of JPH04222655A publication Critical patent/JPH04222655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2820539B2 publication Critical patent/JP2820539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チャンバー内で回転中
のワークに塗料を噴霧して塗布する塗装装置に関する。
特に、塗布状態の自動確認ができるように構成したもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ある種スピンドル,クランクシ
ャフト等のような全体として細長く形状複雑なワークの
特定部位や全体に比較的薄い塗膜を形成する場合には、
ワークを回転させつつ塗料を径方向から噴霧して塗布す
ることが能率的である。ワーク形状が円柱,円筒,球体
等についても同様である。
【0003】かかる塗装装置は、図5に示される構造と
されているのが一般的である。同図において、チャンバ
ー1内には、ワークWを回転保持するワーク回転機構2
(モータ2A)とスプレーガン3が配設され、塗料噴霧
領域Zの一方側には水流板4が形成されている。ワーク
Wは、チェーンコンベア等の搬送機構5で紙面垂直方向
手前から送られかつワーク回転機構2に保持されつつモ
ータ2Aで回転される。塗布後に紙面垂直方向奥行へ搬
送されてチャンバー1に連結された密閉状オーブンに移
行される。チャンバー1内の雰囲気は、下方の水洗浄化
ユニット6,エリミネータ7,ダクト8を通し排風機9
で適所に排出される。
【0004】したがって、搬送機構5によって順次ワー
クWをチャンバー1,オーブンに搬送するれば、オーブ
ンを出たときに所定部位または全部が塗装されたワーク
Wつまり製品を連続的に生産することができる。ところ
で、チャンバー1は、塗料飛散防止等のための開口部が
非常に小さく形成され、しかも、人の覗込む位置はワー
クWとは遠いところにありかつ内部が暗いから、塗布状
態や乾燥焼付状態を外部から目視確認することはほとん
ど不可能である。そこで、生産当初は見本ワークWを使
って回転速度,噴霧状態,焼付温度等々の妥当性を調整
確認する等の慎重配慮がはらわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
Wは間歇送りされて来るものでありスプレーガン3が連
続塗料噴霧しているわけでない。生産計画上短・中期的
に停止されることもある。したがって、ノズルの先端に
塗料が固まってしまい塗布不良や未塗布が発生する場合
がある。時々に発生するものではあるが、オーブンから
取出された場合に初めて不良を認知できる従来構造では
不利が大き過ぎる。しかも、多様化に伴って塗料性状
(例えば粘度)を種々なるものに切替える現今では、こ
の問題が益々生じ易くなっている。焼付後の塗膜剥離は
非常に困難で手間もかかるから、結果として高価材質,
高加工コストの例えば200本以上の材料を破棄しなけ
ればならない事態を招来するからである。また、塗料,
熱エネルギー,時間を労費する。そして、この問題は、
装置の一段の小型化と高速連続処理が求められる現今要
請を満たすためには是非解決しなければならない技術的
課題となっている。ここに、本発明の目的は、チャンバ
ー内での塗布工程の直後にその塗布状態の良否を迅速に
かつ自動的に確認できる塗装装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、チャンバー内
で回転支持されたワークにその径方向から塗料を噴霧し
て塗装処理する塗装装置において、前記ワークの径方向
から光ビームを照射するとともにその反射光からワーク
表面の塗布状態を検出するマークセンサーと、このマー
クセンサーを前記チャンバー内でワークに離隔接近可能
かつ離隔状態においてマークセンサーを塗料噴霧領域外
に待機可能に形成された移動機構と、塗料噴霧停止期間
中にマークセンサーをワークに接近させかつ塗布状態検
出後にワークから離隔するように移動機構を駆動制御す
る駆動制御手段とからなる塗布状態自動確認ユニットを
設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】駆動制御手段は、塗布工程終了により塗料噴霧
が停止されると、移動機構を駆動制御してマークセンサ
ーを当該ワークに接近させる。すると、マークセンサー
がワーク表面の塗布状態を自動検出する。よって、その
検出信号で表示・警報等を行えばオペレータは遠隔場所
で塗布良否を知ることができるから、高品質製品を能率
よく生産できる。一方、不良と検出した場合にも迅速な
対処策を施せる。自動確認後に、駆動制御手段は移動機
構を逆動作させマークセンサー等を塗料噴霧領域外に待
機させる。よって、長期間に亘って正確かつ安定に働
く。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の要旨を簡潔に現した模式図、図
2は平面図、図3は側面図である。本塗装装置は、基本
的構造を図5に示した従来例と同じ構造とされ、マーク
センサー10と移動機構20と駆動制御手段30とから
なる塗布状態自動確認ユニットを備え、チャンバー1内
でのワークWの塗布状態を自動確認できるものと構成さ
れている。
【0009】まず、マークセンサー10は、ワークWの
ある大きさの表面の塗布状態を検出するもので、この実
施例では図1に示す如く光ビームIを照射しワーク表面
からの反射光Oを受けて塗布状態を自動検出する2つの
検出素子11A,11Bをケース12に取付けた防爆構
造である。2つの検出素子11A,11Bを設けた理由
は、円柱形ワークWの上端部と下端部との塗布状態を知
ることによりワーク全周面の塗布状態の良否を擬制検出
することにある。したがって、1以上の検出素子11N
をケース12内で例えばネジ・ナット構造により上下方
向に移動可能としたり、複数の検出素子を上下方向に列
配しても、さらにはワークWの特定部位のみに塗装する
場合には1ケの検出素子を対応する位置として設ける
等、ワークWの形態と塗布態様に応じて適宜に選択して
実施することができる。
【0010】また、移動機構20は、マークセンサー1
0をチャンバー1内でワークWに離隔接近する手段で、
図1〜図3に示すように先端部21Aにマークセンサー
10が固着され後端部が支軸22に回転支持されたリン
クバー21と、ピストンロッド26がブラケット21
B,ピン23を介してリンクバー21の中間に回転支持
されるとともにシリンダ24の後端部がピン25で回転
支持されたシリンダ装置(24,26)とからなる。ピ
ストンロッド26は、アクチュエータ27からシリンダ
24内に所定空気圧を供給・排出することにより、図2
に実線で示す如くシリンダ24内に没入し、2点鎖線で
示すように突出する。そして、ピストンロッド26を突
出した状態では、マークセンサー10を回転機構2に回
転支持されたワークWの表面から所定距離だけ隙間をあ
けて接近することができる。一方、ピストンロッド26
を没入させた場合には、マークセンサー10をスプレー
ガン3による塗料噴霧領域Z外に待機させることができ
る。塗料付着防止のためである。
【0011】次に、駆動制御手段30は、マークセンサ
ー10を塗料噴霧停止期間中にワークWに接近させ、か
つ塗布状態検出後にワークWから離隔させるように移動
機構20を駆動制御するものである。この実施例では、
スプレーガン3の制御ユニット3A(図1),搬送機構
5,回転機構2(モータ2A)等々装置全体の制御盤
(例えばCPU,ROM,RAM等から形成される。)
を兼用して構成している。この駆動制御手段30の機能
は、図1,図4に示す如く、塗布工程が終了〔ステップ
(ST10)〕すると図1の信号Sを出力し、移動機構
20を前進させてマークセンサー10をワークWに接近
させ(ST11,12)る。また、塗布状態確認が終了
する(ST13,14)と移動機構20を後退させて、
マークセンサー10をワークWから離隔して塗料噴霧領
域Z外に待機させる(ST15,16)ものである。
【0012】また、制御盤(30)は、搬送機構5の起
動・停止,ワークWの回転機構2への着脱等とタイミン
グをとり、適時に図1の信号Nで制御ユニット3Aを停
止し、所定時間経過後に再び制御ユニット3Aを起動す
る他、マークセンサー10からの検出信号Dを読取って
塗布状態を判別する(ST13,14)、とともに塗布
状態良好の場合にはその旨を表示し、不良の場合にはそ
の旨を警報しかつライン停止をするものと構成されてい
る。
【0013】なお、この実施例では、制御ユニット3A
の再起動はマークセンサー10が待機状態となったこと
を条件とし、また、塗布状態検出はワークWを回転させ
たまま行い、その確認後に回転機構2(モータ2A)を
停止してワークWを回転機構2から取外し、しかる後に
搬送機構5へ引渡すものとされている。さらに、この実
施例では、各ワークWごとに塗布状態を自動確認するも
のと形成されているが、サンプリングしたワークWのみ
について自動確認するように形成し実施することも容易
である。
【0014】しかして、この実施例によれば、マークセ
ンサー10と移動機構20と駆動制御手段30とからな
る塗布状態自動確認ユニットを設け、チャンバー1内で
の塗布状態を塗布工程終了後に直ちに自動確認すること
ができる構成であるから、高品質塗装を高能率に行えか
つ塗布不良の場合にはスプレーガン3等の調整復旧を迅
速に行える。
【0015】また、ワークWごとに塗布状態確認を行う
構成とされているので、高価材質,高加工コストの大量
ワークWを破棄や、塗料,熱エネルギー,時間の損失を
未然防止できる。
【0016】また、移動機構20はリンクバー21,シ
リンダ装置(24,26)等からなる簡単な構成である
から、チャンバー1内にコンパクトに収納でき、移動速
度が速くワークWの着脱・搬送を含む塗布工程にいささ
かの時間遅れを与えない。しかも、マークセンサー10
を塗料噴霧領域Z外に待機させるのでいつでもクリーン
に保ちマークセンサー10の安定動作を保障できる。
【0017】さらに、駆動制御手段30は装置全体のC
PU,ROM等からなる制御盤を兼用した構成とされて
いるので、信頼性が高く高速処理できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、マークセンサー,この
マークセンサーの移動機構およびマークセンサーをワー
クに離隔接近させる駆動制御手段から構成された塗布状
態自動確認ユニットを備え、チャンバー内での塗布状態
の良否を自動検出する構成とされているので、高品質製
品を高能率に生産できる、とともに塗布不良が生じた場
合には迅速に対処できるから大量の不良製品を発生させ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を簡潔に現した模式図である。
【図2】平面図である。
【図3】側面図である。
【図4】動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】塗装装置の全体構成を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 回転機構 3 スプレーガン 3A 制御ユニット 4 水流板 5 搬送機構 10 マークセンサー 11A,11B 検出素子 12 ケース 20 移動機構 21 リンクバー 22 支軸 24 シリンダ 26 ピストンロッド 30 駆動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−18371(JP,A) 特開 昭53−49042(JP,A) 特開 昭60−129646(JP,A) 特開 昭61−157378(JP,A) 実開 昭63−54462(JP,U) 特公 昭48−24014(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 12/08 - 12/12 B05C 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバー内で回転支持されたワークに
    その径方向から塗料を噴霧して塗装処理する塗装装置に
    おいて、前記ワークの径方向から光ビームを照射すると
    ともにその反射光からワーク表面の塗布状態を検出する
    マークセンサーと、このマークセンサーを前記チャンバ
    ー内でワークに離隔接近可能かつ離隔状態においてマー
    クセンサーを塗料噴霧領域外に待機可能に形成された移
    動機構と、塗料噴霧停止期間中にマークセンサーをワー
    クに接近させかつ塗布状態検出後にワークから離隔する
    ように移動機構を駆動制御する駆動制御手段とからなる
    塗布状態自動確認ユニットを設けたことを特徴とする塗
    装装置。
JP40528690A 1990-12-21 1990-12-21 塗装装置 Expired - Lifetime JP2820539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40528690A JP2820539B2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40528690A JP2820539B2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04222655A JPH04222655A (ja) 1992-08-12
JP2820539B2 true JP2820539B2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=18514905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40528690A Expired - Lifetime JP2820539B2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2820539B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1536036B1 (en) 2003-11-14 2007-06-20 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04222655A (ja) 1992-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6811807B1 (en) Method of applying a peel-off protective layer
US5415337A (en) Method and apparatus for applying solder flux to a printed circuit
US6412535B1 (en) Label application unit
EP1338344A2 (en) A method and system for coating
US9573155B2 (en) Device for applying adhesive to a material
JP4022785B2 (ja) 塗布パターンの位置ずれを検知する方法及びその補正方法
JP2820539B2 (ja) 塗装装置
CN100540324C (zh) 标记装置及标记方法
JP2005131620A (ja) 建築板の塗装装置および塗装ガンの洗浄装置
US20070227672A1 (en) Apparatus for preparing roll of paper
JP2006082848A (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付システム
JP2007290860A (ja) 巻取紙仕立装置
JPH07267342A (ja) 板の搬送装置
US10994253B2 (en) Device for expelling drops of a flowable product, and method for operating one such device
US4301726A (en) Method of marking hot material
JP2001038273A (ja) 塗布量の測定方法および塗装装置
JP2004142938A (ja) 巻芯への接着剤付与装置並びに帯状シート先端部への接着剤付与装置及びシート分割巻取装置
JP2733139B2 (ja) 自動塗装装置
JPH07204546A (ja) 塗装装置
JP6757147B2 (ja) 塗装ブース及びそれを用いた塗装方法
JPS63123463A (ja) 溶融液吐出装置
JP2865885B2 (ja) 塗装ロボット装置
JPH0579412B2 (ja)
KR0173874B1 (ko) 헤드드럼의 로터리 트렌스 공급 및 접착시스템의 접착제 도포장치
JP2007098218A (ja) 接着剤の噴射状態検査方法、装置、および接着剤塗布装置