JP6757147B2 - 塗装ブース及びそれを用いた塗装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インストルメントパネル等の被塗物の塗装に適した塗装ブース及びそれを用いた塗装方法に関するものである。
従来、インストルメントパネル等の被塗物の塗装は、塗装用ロボットが設置された塗装ブースにおいて行われるようになっている。例えば、図7に示されるように、通常、塗装ブース101の床部にはコンベア102が設置されている。コンベア102は、被塗物103を支持した状態の枠体104を搬送するためのものである。また、塗装ブース101の床部には塗装用ロボット105が設置されている。塗装用ロボット105はロボットアーム106を備えており、ロボットアーム106の先端部には、被塗物103に対して塗料を吹き付ける塗装ガン107が取り付けられている。塗装用ロボット105は、塗装ガン107の向きを前後左右に変更しながら、被塗物103の塗装を行うようになっている。また、塗装ガン107には、同塗装ガン107に塗料を供給するホース108が接続されている。
なお、上記の塗装ブース101では、色替えを行う際に、塗装を停止して塗装ガン107のメンテナンス(洗浄など)を行う必要があるため、生産停止となる期間が生じてしまうという問題がある。そこで、塗色ごとに、または、同色で複数の塗装ガンを準備しておき、色替えを行う際、または、同色で所定数(例えば30個)の被塗物103の塗装を行った後に、塗装用ロボットに取り付ける塗装ガンを交換する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようにすれば、生産を停止させることなく、新たに取り付けた塗装ガンを用いて被塗物を塗装することができるため、生産効率の向上を図ることができる。
特開昭53−56237号公報(第1図等)
ところが、特許文献1に記載の従来技術では、塗装用ロボットが塗装ガンを移動させるのに伴い、塗装ガンに接続されているホースや塗装用ロボットの可動部(ロボットアームなど)が、被塗物の上方を移動するようになる。しかも、可動部が移動することに伴い、ホースがばたついてしまう。その結果、ホースや可動部から落下した埃が被塗物に付着するおそれがあるため、被塗物の塗装品質が低下するという問題がある。また、塗装ガンから被塗物に吹き付けた塗料の一部がコンベアに付着してしまい、コンベアが汚れてしまうという問題もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンベアの汚れを防止しつつ、被塗物の塗装品質の向上を図ることができる塗装ブース及びそれを用いた塗装方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、手段1に記載の発明は、被塗物を塗装するための塗装用ロボットが設置された塗装ブースであって、前記被塗物を支持可能な枠体が先端に設けられたキャリアと、環状のレール部の外側領域に突出するように前記キャリアを前記レール部で支持するとともに、前記キャリアを前記レール部に沿って前記外側領域内を移動させるレールコンベアとを備え、前記レールコンベアを挟んで前記塗装用ロボットが前記レール部の内側領域に配置されかつ前記枠体が前記レール部の外側領域に配置されており、前記塗装用ロボットが備えるロボットアームの先端部に、棒状のブラケットの基端が接続され、前記ブラケットの先端に、前記被塗物に対して塗料を吹き付ける塗装ガンが設けられ、前記ブラケットの長さは、平面視での前記枠体の最大幅よりも長く、前記塗装ガンは、塗料吹き付け時にブラケット先端側の斜め下方を向くように、ブラケット長さ方向を基準として傾斜した状態で前記ブラケットに取り付けられ、前記塗装ガンに、同塗装ガンに前記塗料を供給するホースが接続され、前記ホースは前記ブラケットの内部に収容されていることを特徴とする塗装ブースをその要旨とする。
手段1に記載の発明によれば、塗装用ロボットが備えるロボットアームの先端部にブラケットの基端が接続され、ブラケットの先端に塗装ガンが設けられており、ブラケットの長さが枠体の最大幅よりも長くなっている。このため、コンベアを挟んで枠体の反対側にある塗装用ロボットのロボットアームが、枠体で支持した被塗物の上方を移動しなくても、塗装ガンから被塗物に対して確実に塗料を吹き付けることができる。ゆえに、ロボットアームから落下した埃が被塗物に付着するという問題が解消されるため、被塗物の塗装品質を向上させることができる。また、塗装ガンがコンベアの上方を移動しなくなるため、塗料の付着に起因するコンベアの汚れを防止することができる。
なお、塗装ガンに、同塗装ガンに塗料を供給するホースが接続され、ホースはブラケットの内部に収容されていることが好ましい。このようにすれば、ホースがブラケットの内部に収容されることにより、外部へのホースの露出が減少するため、ロボットアームから落下した埃が被塗物に付着するという問題に加えて、ホースから落下した埃が被塗物に付着するという問題も解消される。従って、被塗物の塗装品質がよりいっそう向上する。
また、ブラケットの基端部に、ホースを側方から支持することによってホースの折れを防止するガイド部材が設けられていることが好ましい。このようにすれば、ガイド部材によってホースの折れが防止されるため、ホースに付着した塗料が剥れて落下し被塗物に付着するという問題が解消される。また、折れに起因するホースの破損を防止することができる。
なお、塗装ブースの塗装空間を区画形成する隔壁の内面側に、使用していないブラケット及び塗装ガンを待機させる待機領域が設けられ、ブラケットに、塗装用ロボット用のチャック部と、待機領域用のチャック部とが別々に設けられていてもよい。このようにした場合、塗装用ロボットに取り付けられているブラケット及び塗装ガンを待機領域に受け渡す際に、待機領域内に設置したチャックに待機領域用のチャック部を挟持させた後、ロボットアームに設けられたロボットハンドによる塗装用ロボット用のチャック部の挟持を解除させることにより、ブラケット及び塗装ガンの落下を防止することができる。また、待機領域に待機しているブラケット及び塗装ガンを塗装用ロボットに受け渡す際に、塗装用ロボット用のチャック部をロボットハンドに挟持させた後、待機領域内に設置したチャックによる待機領域用のチャック部の挟持を解除させることにより、ブラケット及び塗装ガンの落下を防止することができる。
手段2に記載の発明は、上記手段1に記載の塗装ブースを用いた塗装方法であって、前記塗装用ロボットが動作するロボット動作領域、及び、前記枠体が移動する枠体移動領域が、前記コンベアを挟んで互いに反対側に配置され、前記枠体移動領域の上方に前記ブラケット及び前記塗装ガンを移動させた状態で、前記被塗物に対して塗料を吹き付けることを特徴とする塗装方法をその要旨とする。
手段2に記載の発明によれば、枠体移動領域の上方にブラケット及び塗装ガンを移動させた状態で、枠体で支持した被塗物に対して塗装ガンから塗料を吹き付けている。このため、コンベアを挟んで枠体移動領域の反対側に配置されたロボット動作領域内を移動するロボットアームは、被塗物の上方を移動することができなくなる。ゆえに、ロボットアームから落下した埃が被塗物に付着するという問題が解消されるため、被塗物の塗装品質を向上させることができる。また、塗装ガンがコンベアの上方を移動できなくなるため、塗料の付着に起因するコンベアの汚れを防止することができる。
手段3に記載の発明は、被塗物を塗装するための塗装用ロボットが備えるロボットアームの先端部に着脱可能に取り付けられ、前記被塗物に対して塗料を吹き付ける塗装ガンと、前記塗装ガンが先端に設けられたブラケットとを備える塗装ガンユニットであって、前記ブラケットの長さは、前記塗装ガンの全長よりも長いことを特徴とする塗装ガンユニットをその要旨とする。
手段3に記載の発明によれば、ブラケットの長さが、ブラケットの先端に設けた塗装ガンの全長よりも長くなっている。このため、塗装用ロボットが備えるロボットアームの先端部に塗装ガンユニットを取り付ける場合に、ロボットアームが被塗物の上方を移動しなくても、塗装ガンから被塗物に対して確実に塗料を吹き付けることができる。ゆえに、ロボットアームから落下した埃が被塗物に付着するという問題が解消されるため、被塗物の塗装品質を向上させることができる。
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の発明によると、被塗物の塗装品質の向上を図ることができる。
本実施形態における塗装設備を示す概略平面図。 塗装ブース及び調合室を示す概略斜視図。 塗装ガンユニットを示す概略構成図。 (a)は、塗装用ロボット用のチャック部を示す側面図、(b)は、待機領域用のチャック部を示す側面図。 塗装ガンユニットの交換方法を示すタイミングチャート。 塗装ガンユニットの動作を示す説明図。 従来技術における塗装ブースを示す概略斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1,図2に示されるように、本実施形態の塗装設備10は、被塗物W1を塗装するために用いられるものである。塗装設備10には、被塗物W1を支持可能な枠体11を搬送するメインコンベア12が設置されている。なお、本実施形態の被塗物W1は、自動車用内装部品であるインストルメントパネルを構成する装飾パネルである。
また、塗装設備10は、エアブローブース13、コンベア通路14、塗装ブース15及び調合室16を備えている。エアブローブース13内にはエアブロー装置17が設置されている。エアブロー装置17は、メインコンベア12によって搬送されてきた被塗物W1(枠体11)に付着しているごみを、エアによって吹き飛ばすためのものである。また、コンベア通路14の上流側部分には、枠体11に取り付けられたタグを読み取る読取装置18が設置されている。タグには、被塗物W1の搭載車種名、部品分類、塗料種、塗装ティーチNo. 、生産形態、工程経過時間、枠体使用回数などの情報が含まれている。なお、本実施形態では、RFID(オムロン株式会社製)を用いている。また、RFIDを用いる代わりに、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)などの二次元コードやバーコードなどの一次元コードを用いてもよい。そして、コンベア通路14と塗装ブース15との境界部分には、移載機19が設置されている。移載機19は、読取装置18側から搬送されてきた枠体11をメインコンベア12から降ろして、塗装ブース15内のコンベア(ブースコンベア22)に載せるようになっている。また、移載機19は、枠体11をブースコンベア22から降ろして、メインコンベア12に戻すようになっている。
図1,図2に示されるように、塗装ブース15の塗装空間S1内には、枠体11が先端に設けられたキャリア21と、キャリア21を移動させる環状のブースコンベア22とが設置されている。キャリア21は、ブースコンベア22の外側領域に突出し、先端が枠体11の中央部に接続可能となっている。即ち、本実施形態の枠体11は、縦及び横の長さが500mm以上600mm以下の平面視矩形状をなしている。そして、枠体11は、ブースコンベア22の外側領域である枠体移動領域B2内を移動するようになっている。
また、塗装空間S1内には、被塗物W1を塗装するための塗装用ロボット31が設置されている。塗装用ロボット31は、本体部32と、本体部32から延びるロボットアーム33とを備えている。塗装用ロボット31は、ブースコンベア22の内側領域であるロボット動作領域B1内で動作するようになっている。即ち、塗装用ロボット31(ロボット動作領域B1)及び枠体11(枠体移動領域B2)は、ブースコンベア22を挟んで互いに反対側に配置されている。
そして、図1〜図4に示されるように、ロボットアーム33の先端部には、塗装ガンユニット41が着脱可能に取り付けられている。塗装ガンユニット41は、塗装ガン42と、棒状をなすブラケット43とを備えている。本実施形態の塗装ガン42は、被塗物W1に対して塗料を吹き付けるための塗装機であり、ブラケット43の先端に取り付けられている。塗装ガン42は、ブラケット43に対して傾斜した状態に取り付けられており、ブラケット43の長さ方向を基準とした塗装ガン42の傾斜角度は、約45°に設定されている。なお、制御装置80(図1参照)がロボットアーム33を駆動制御することにより、塗装ガン42から噴霧される塗料の吹付方向や吹付位置が変更される。その結果、被塗物W1の表面に塗膜が形成される。
図3に示されるように、塗装ガン42は、取付部材42aを介してブラケット43の先端に取り付けられている。また、塗装ガン42には、同塗装ガン42に塗料を供給するための複数のホース44が接続されている。塗装ガン42には、調合室16に設置された塗料供給装置(図示略)からの塗料がホース44を介して供給されるようになっている。なお、塗装ガン42は、エアモータによって回転駆動されるベル型の回転霧化頭を備えるものであってもよい。
また、ブラケット43は、金属材料(本実施形態ではアルミニウム)を用いて矩形筒状に形成されており、ブラケット43の基端には、ロボットアーム33の先端部が接続されている。なお、本実施形態では、ブラケット43の長さ方向における長さL1が約800mmとなっている。即ち、ブラケット43の長さL1は、塗装ガン42の全長L2(90mm)よりも長く、かつ平面視での枠体11の最大幅(本実施形態では、縦及び横の長さ:500mm以上600mm以下)よりも長くなっている(図6参照)。さらに、ブラケット43の長さL1は、ロボットアーム33の先端部を構成するアーム部34の長さ(300mm)よりも長くなっている。
図3,図4に示されるように、ブラケット43の内部には、塗装ガン42に接続される全てのホース44が収容されている。さらに、ブラケット43には、塗装用ロボット31用のチャック部45(図4(a)参照)と、待機領域40a〜40d(図1,図2参照)用のチャック部46(図4(b)参照)とが別々に設けられている。具体的に言うと、塗装用ロボット31用のチャック部45はブラケット43の先端側に設けられ、待機領域40a〜40d用のチャック部46はブラケット43の基端側に設けられている。そして、本実施形態のブラケット43では、チャック部45の先端からブラケット43と取付部材42aとの接続部分までの長さL3(図3参照)が、500mm以上600mm以下となっている。なお、各チャック部45,46は、金属材料(本実施形態ではアルミニウム)を用いてブロック状に形成されており、矩形状をなす側面91,92の4つの角部に穴部93,94を有している。各穴部93,94のうち、側面91,92に設定された対角線C1,C2上に位置する2つの穴部93,94には、アルミニウムよりも機械的強度が高い金属材料(本実施形態ではステンレス鋼)からなる駒95が収容されている。各駒95の表面には、凹部材96が取り付けられている。なお、塗装用ロボット31用のチャック部45は、ロボットアーム33の先端部に設けられたロボットハンド(図示略)によって把持(挟持)されるようになっている。このとき、ロボットハンドに形成された凸部(図示略)の表面が、凹部材96の内側面に当接した状態になる。また、待機領域40a〜40d用のチャック部46は、待機領域40a〜40dの収容室52(図1参照)内に設置したチャック(図示略)によって把持(挟持)されるようになっている。このとき、チャックに形成された凸部(図示略)の表面が、凹部材96の内側面に当接した状態になる。
また、図3に示されるように、ブラケット43の基端部の一側面には、ブロック状をなす樹脂製のガイド部材47が取り付けられている。ガイド部材47の後端部(図3では上端部)は、ブラケット43の基端部から後方(図3では上方)に突出しており、ガイド部材47の後端部のブラケット43側の角部には、後端面48に対して傾斜するテーパ面49が設けられている。このテーパ面49に対して、ブラケット43の基端側から後方に延出してガイド部材47側に曲げられたホース44の外周面が接触することにより、ホース44がガイド部材47によって側方から支持される。この場合、ガイド部材47のエッジ部分はホース44の外周面に接触しないため、ホース44の折れが防止される。
図1,図2に示されるように、本実施形態の塗装ブース15では、塗装空間S1内に4つの塗装ガンユニット41が収容されている。各塗装ガンユニット41の塗装ガン42からは、それぞれ同色、または異なる色の塗料が噴霧されるようになっている。そして、塗装空間S1を区画形成する隔壁51(具体的には、塗装ブース15と調合室16とを区画する隔壁51)の内面側(塗装ブース15側)には、待機領域40a,40b,40c,40dが4箇所に設けられている。各待機領域40a〜40dは、使用していないブラケット43及び塗装ガン42を待機させるとともに、待機する塗装ガン42に接続されたホース44が引き込まれる領域である。
また、調合室16には、待機領域40a〜40dにある塗装ガンユニット41のホース44を収容するための収容室52が4箇所に設けられるとともに、待機領域40a〜40dにある塗装ガンユニット41の塗装ガン42を収容して洗浄するための洗浄箱53が4箇所に設けられている。各収容室52は、隔壁51の上部に取り付けられ、内部が塗装ブース15に連通している。一方、各洗浄箱53は、隔壁51の下部に取り付けられ、内部が塗装ブース15に連通している。よって、塗装ガンユニット41は、塗装ガン42を塗装ブース15の床部54側に向けた状態で、待機領域40a〜40dに待機するようになる。
図1,図2に示されるように、各収容室52は、待機領域40a〜40dの一部をそれぞれ構成するものである。各収容室52内には、エアシリンダ61a,61b,61c,61dがそれぞれ配置されている。エアシリンダ61a〜61dは、収容室52の奥行方向に沿って延びるレール部62を備えている。レール部62には、空気圧によってレール部62の延出方向に移動するスライダ63が設けられている。スライダ63は、ホース44の一部を保持するようになっている。そして、エアシリンダ61a〜61dは、塗装ガン42の使用時に、ホース44を収容室52(待機領域40a〜40d)から引き出す引出位置にスライダ63を移動させる動作を行うようになっている。一方、エアシリンダ61a〜61dは、塗装ガン42の非使用時に、ホース44を収容室52(待機領域40a〜40d)に引き込む引込位置にスライダ63を移動させる動作を行うようになっている。なお、本実施形態のエアシリンダ61a〜61dは、2位置のエアシリンダであり、制御装置80から出力される制御信号に基づいて、引出位置または引込位置に切り替えられる。
図2に示されるように、各洗浄箱53には、塗装ガン42の色替えや洗浄を行うための洗浄室71が設けられている。なお、洗浄室71は、待機領域40a〜40dの一部を構成するものである。さらに、洗浄箱53には、洗浄室71の内外を遮断する扉74が待機領域40a〜40dごとに設けられている。扉74は、待機領域40a〜40dに待機している塗装ガンユニット41の塗装ガン42に対応する部分に配置されている。
なお、以下の制御は、塗装状況やコンベアを制御する盤(具体的には、図1に示す制御装置80)によって行われる。制御装置80には、色替えや洗浄が実施されていることの表示や、扉74が開いていることの表示を行うランプ(図示略)が取り付けられている。本実施形態では、通常時(色替えの有無にかかわらず、異常がない場合)にランプが緑色に点灯し、扉74が開いている場合にランプが橙色及び緑色に交互点滅し、設備異常時(ガン交換にかかわらず、塗装設備10全体における異常時)にランプが赤色に点灯するようになっている。また、本実施形態では、扉74が開いている場合に洗浄や寸吹き(塗装ガン42までの塗料充填)を停止させる制御が行われる。特に、洗浄時に扉74を開いてしまった場合には、洗浄及び寸吹きを停止させる制御が行われるとともに、塗装用ロボット31による塗装ガンユニット41の交換を停止させる制御が行われる。
次に、塗装設備10の電気的構成について説明する。
図1に示されるように、塗装設備10は、設備全体を統括的に制御する制御装置80を備えている。制御装置80は、CPU81、メモリ82及び入出力ポート83等からなる周知のコンピュータにより構成されている。CPU81は、塗装用ロボット31、塗装ガン42及びエアシリンダ61a〜61dに電気的に接続されており、各種の駆動信号によってそれらを制御する。
次に、塗装ブース15を用いた被塗物W1の塗装方法を説明する。
まず、枠体11に未塗装状態の被塗物W1を取り付ける。そして、被塗物W1を取り付けた枠体11をメインコンベア12上に載置する。なお、メインコンベア12上に載置された枠体11は、メインコンベア12の下流側に移動して、エアブローブース13に搬入される。
枠体11がエアブローブース13に到達すると、エアブロー装置17から被塗物W1に対してエアを噴出するエアブロー工程が行われる。その結果、被塗物W1に付着しているごみが、エアブロー装置17から噴出したエアによって吹き飛ばされる。その後、枠体11は、メインコンベア12の下流側に移動して、コンベア通路14に搬入される。
枠体11がコンベア通路14に到達すると、読取装置18により、枠体11に取り付けられたタグが読み取られる。なお、読取装置18は、タグの情報を読取信号に変換し、制御装置80のCPU81に出力する。その後、枠体11は、メインコンベア12の下流側に移動する。
そして、枠体11が移載機19に到達すると、移載機19は、枠体11をメインコンベア12から降ろして、塗装ブース15内のブースコンベア22にあるキャリア21上に載置する。その結果、被塗物W1が、枠体11に載置された状態で塗装ブース15に搬入される。なお、キャリア21は、ブースコンベア22に沿って塗装用ロボット31の周囲を移動する。
そして、枠体11及びキャリア21が塗装位置A1(図1参照)に到達すると、CPU81は、塗装用ロボット31に取り付けられている塗装ガンユニット41の塗装ガン42に駆動信号を出力し、塗装ガン42から枠体11上の被塗物W1に対して塗料を吹き付ける制御(塗装工程)を行う。このとき、塗装位置A1(枠体移動領域B2)の上方にブラケット43及び塗装ガン42が移動した状態で、被塗物W1に対して塗料が吹き付けられる。詳述すると、ブラケット43及び塗装ガン42は、枠体11の上方において、クランク状に移動(具体的には、左右方向に往復しつつ、ロボット前後方向に移動)する(図6参照)。また、塗装ガン42は、ブースコンベア22の外側(図6では上方向)に向けて塗料を噴射する。その結果、被塗物W1の表面に塗膜が形成される。
塗装工程の終了後、CPU81は、読取装置18から出力された読取信号に含まれている情報に基づいて、塗装ガンユニット41の交換が必要であるか否かを判定する。そして、塗装ガンユニット41の交換が必要であると判定された場合、CPU81は、塗装ガンユニット41を交換する制御を行う。ここで、現在使用中の塗装ガンユニット41を、図1において最も左に位置する待機領域40aに待機させた後、図1において左から3番目に位置する待機領域40cに待機している塗装ガンユニット41を用いて塗装を行う場合について説明する。
図5に示されるように、まず、現在使用中の塗装ガンユニット41による塗装が完了すると、CPU81は、塗装ガンユニット41を待機領域40aに返却する制御を行う。詳述すると、CPU81は、塗装用ロボット31に駆動信号を出力し、ロボットアーム33を待機領域40a〜40d側(図1では反時計回り方向)に回動させる制御を行う。その結果、ロボットアーム33の先端部に取り付けられている塗装ガン42が、塗装位置A1から待機領域40a側に移動する。それとともに、CPU81は、待機領域40aに位置するエアシリンダ61aに駆動信号を出力し、エアシリンダ61aのスライダ63を引出位置から引込位置に移動させる制御を行う。その結果、エアシリンダ61aにより、ホース44を収容室52に引き込む動作が行われる。なお、CPU81は、ホース44の引っ掛かりを防止するために、ロボットアーム33を回動させる制御よりも、スライダ63を移動させる制御を先に行うことにより、ホース44を張り気味にする。そして、ホース44の引き込みが終了すると、CPU81は、ロボットアーム33を停止させる制御を行う。
次に、CPU81は、塗装用ロボット31に取り付けられている塗装ガンユニット41を待機領域40aに受け渡す制御を行う。詳述すると、まず、CPU81は、待機領域40aの収容室52内に設置したチャック(図示略)に駆動信号を出力し、塗装ガンユニット41のチャック部46をチャックに挟持させる制御を行う。次に、CPU81は、塗装用ロボット31に駆動信号を出力し、ロボットハンドによる塗装ガンユニット41のチャック部45の挟持を解除させる制御を行う。この時点で、作業者は、待機領域40aを構成する洗浄室71の扉74を開くことにより、待機領域40aに待機している塗装ガンユニット41の塗装ガン42のメンテナンスを行うことが可能になる。
次に、CPU81は、塗装用ロボット31に駆動信号を出力し、ロボットアーム33を待機領域40c側(図1では時計回り方向)に回動させる制御を行う。その結果、ロボットアーム33の先端部に設けられたロボットハンドが、待機領域40a側から待機領域40c側に移動する。そして、CPU81は、待機領域40cに待機している塗装ガンユニット41を塗装用ロボット31に受け渡す制御を行う。詳述すると、まず、CPU81は、塗装用ロボット31に駆動信号を出力し、待機領域40cに待機している塗装ガンユニット41のチャック部45をロボットハンドによって挟持する制御を行う。次に、CPU81は、待機領域40cの収容室52内に設置したチャック(図示略)に駆動信号を出力し、チャックによるチャック部46の挟持を解除させる制御を行う。
次に、CPU81は、塗装用ロボット31に駆動信号を出力し、ロボットアーム33を塗装位置A1側(図1では時計回り方向)に回動させる制御を行う。その結果、ロボットアーム33の先端部に取り付けられている塗装ガン42が、待機領域40cから塗装位置A1側に移動する。それとともに、CPU81は、待機領域40cに位置するエアシリンダ61cに駆動信号を出力し、エアシリンダ61cのスライダ63を引込位置から引出位置に移動させる制御を行う。その結果、エアシリンダ61cにより、ホース44を収容室52から引き出す動作が行われる。なお、CPU81は、ホース44の引っ掛かりを防止するために、スライダ63を移動させる制御よりも、ロボットアーム33を回動させる制御を先に行うことにより、ホース44を張り気味にする。そして、ホース44の引き出しが終了すると、CPU81は、ロボットアーム33を停止させる制御を行う。
その後、次の枠体11が塗装位置A1に搬送されてくると、CPU81は、塗装用ロボット31に取り付けられている塗装ガンユニット41の塗装ガン42に駆動信号を出力し、塗装ガン42から枠体11上の被塗物W1に対して塗装を開始させる制御(塗装工程)を行う。即ち、待機領域40aに待機している塗装ガンユニット41のメンテナンス時において、それとは別の塗装ガンユニット41をロボットアーム33の先端部に取り付けた状態で、被塗物W1の塗装を行う。
なお、塗装後の被塗物W1は、枠体11に載置された状態でブースコンベア22の下流側に移動する。そして、枠体11が移載機19に到達すると、移載機19は、枠体11をブースコンベア22のキャリア21から降ろして、メインコンベア12上に載置する。その後、枠体11は、メインコンベア12の下流側に移動し、塗装設備10から搬出される。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の塗装設備10では、塗装用ロボット31が備えるロボットアーム33の先端部にブラケット43の基端が接続され、ブラケット43の先端に塗装ガン42が設けられており、ブラケット43の長さL1が枠体11の最大幅(縦及び横の長さ)よりも長くなっている(図6参照)。このため、ブースコンベア22を挟んで枠体11の反対側にある塗装用ロボット31のロボットアーム33が、枠体11で支持した被塗物W1の上方を移動しなくても、塗装ガン42から被塗物W1に対して確実に塗料を吹き付けることができる。ゆえに、ロボットアーム33から落下した埃が被塗物W1に付着するという問題が解消されるため、被塗物W1の塗装品質を向上させることができる。また、塗装ガン42がブースコンベア22の上方を移動しなくなるため、塗料の付着に起因するブースコンベア22の汚れを防止することができる。
(2)本実施形態では、アルミニウムを用いて形成されたチャック部45,46を、ロボットアーム33に設けたロボットハンドや、収容室52内に設置したチャックによって把持している。しかし、アルミニウムは、比較的柔らかい金属材料であるため、ロボットハンドやチャックの把持力により、チャック部45,46が削れてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、アルミニウムよりも機械的強度が高い金属材料(ステンレス鋼)からなる駒95をチャック部45,46に設け、駒95に取り付けた凹部材96に対して、ロボットハンドやチャックを当接させるようになっている。その結果、ロボットハンドやチャックが直接チャック部45,46に接触しなくなるため、チャック部45,46が削れてしまうといった問題を解消することができる。
なお、本実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、塗装用ロボット31用のチャック部45がブラケット43の先端側に設けられ、待機領域40a〜40d用のチャック部46がブラケット43の基端側に設けられていたが、チャック部45をブラケット43の基端側に設け、チャック部46をブラケット43の先端側に設けてもよい。
・上記実施形態では、塗装空間S1内に4つの塗装ガンユニット41(塗装ガン42及びブラケット43)が収容され、塗装空間S1を区画形成する隔壁51の内面側に、4つの待機領域40a〜40dが設けられていた。しかし、塗装ガンユニット及び待機領域は、それぞれ5つ以上あってもよいし、2つ以上3つ以下であってもよい。
・上記実施形態では、塗装用ロボット31、塗装ガン42、エアシリンダ61a〜61d、及び、待機領域40a〜40dの収容室52内に設置したチャックの制御を1つのCPU81で制御していたが、各制御を別々のCPUで行うように構成してもよい。
・上記実施形態では、塗装ブース15において塗装される被塗物W1としてインストルメントパネル(装飾パネル)を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、コンソールボックスやアームレストなどの自動車用内装部品を被塗物としてもよいし、バンパーや空力付加物(スポイラー等)などの自動車用外装部品を被塗物としてもよい。また、被塗物は、必ずしも自動車用部品でなくてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記塗装ブースの塗装空間を区画形成する隔壁の内面側に、使用していない前記ブラケット及び前記塗装ガンを待機させる待機領域が設けられ、前記ブラケットに、前記塗装用ロボット用のチャック部と、前記待機領域用のチャック部とが別々に設けられ、前記塗装用ロボット用のチャック部が前記ブラケットの先端側に設けられ、前記待機領域用のチャック部が前記ブラケットの基端側に設けられていることを特徴とする塗装ブース。
(2)上記手段1において、前記ロボットアームの先端部に、前記塗装ガンと前記ブラケットとを備える塗装ガンユニットが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする塗装ブース。
(3)上記手段1において、前記ブラケットの長さは、前記ロボットアームの先端部を構成するアーム部の長さよりも長いことを特徴とする塗装ブース。
(4)上記手段1において、前記枠体は平面視矩形状をなしており、前記ブラケットの長さは、平面視での前記枠体の縦及び横の長さよりも長いことを特徴とする塗装ブース。
(5)上記手段1において、前記ブラケットに、前記塗装用ロボット用のチャック部が設けられており、前記塗装用ロボット用のチャック部が、前記ロボットアームの先端部に設けられたロボットハンドによって挟持されることを特徴とする塗装ブース。
(6)上記手段1において、前記キャリアの先端は、前記枠体の中央部に接続されていることを特徴とする塗装ブース。
11…枠体
15…塗装ブース
21…キャリア
22…コンベアとしてのブースコンベア
31…塗装用ロボット
33…ロボットアーム
40a,40b,40c,40d…待機領域
41…塗装ガンユニット
42…塗装ガン
43…ブラケット
44…ホース
45…塗装用ロボット用のチャック部
46…待機領域用のチャック部
47…ガイド部材
51…隔壁
B1…ロボット動作領域
B2…枠体移動領域
L1…ブラケットの長さ
L2…塗装ガンの全長
S1…塗装空間
W1…被塗物

Claims (4)

  1. 被塗物を塗装するための塗装用ロボットが設置された塗装ブースであって、
    前記被塗物を支持可能な枠体が先端に設けられたキャリアと、環状のレール部の外側領域に突出するように前記キャリアを前記レール部で支持するとともに、前記キャリアを前記レール部に沿って前記外側領域内を移動させるレールコンベアとを備え、
    前記レールコンベアを挟んで前記塗装用ロボットが前記レール部の内側領域に配置されかつ前記枠体が前記レール部の外側領域に配置されており、
    前記塗装用ロボットが備えるロボットアームの先端部に、棒状のブラケットの基端が接続され、前記ブラケットの先端に、前記被塗物に対して塗料を吹き付ける塗装ガンが設けられ、
    前記ブラケットの長さは、平面視での前記枠体の最大幅よりも長く、
    前記塗装ガンは、塗料吹き付け時にブラケット先端側の斜め下方を向くように、ブラケット長さ方向を基準として傾斜した状態で前記ブラケットに取り付けられ、
    前記塗装ガンに、同塗装ガンに前記塗料を供給するホースが接続され、前記ホースは前記ブラケットの内部に収容されている
    ことを特徴とする塗装ブース。
  2. 前記ブラケットの基端部に、前記ホースを側方から支持することによって前記ホースの折れを防止するガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の塗装ブース。
  3. 前記塗装ブースの塗装空間を区画形成する隔壁の内面側に、使用していない前記ブラケット及び前記塗装ガンを待機させる待機領域が設けられ、
    前記ブラケットに、前記塗装用ロボット用のチャック部と、前記待機領域用のチャック部とが別々に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の塗装ブース。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の塗装ブースを用いた塗装方法であって、
    前記塗装用ロボットが動作する前記レール部の内側領域としてのロボット動作領域、及び、前記枠体が移動する前記レール部の外側領域としての枠体移動領域が、前記レールコンベアを挟んで互いに反対側に配置され、
    前記枠体移動領域の上方に前記ブラケット及び前記塗装ガンを移動させた状態で、前記被塗物に対して塗料を吹き付ける
    ことを特徴とする塗装方法。
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