JP6909579B2 - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース Download PDF

Info

Publication number
JP6909579B2
JP6909579B2 JP2016253129A JP2016253129A JP6909579B2 JP 6909579 B2 JP6909579 B2 JP 6909579B2 JP 2016253129 A JP2016253129 A JP 2016253129A JP 2016253129 A JP2016253129 A JP 2016253129A JP 6909579 B2 JP6909579 B2 JP 6909579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
painting
work
chamber
side wall
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016253129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018103117A (ja
Inventor
啓彰 神澤
啓彰 神澤
孝文 畑中
孝文 畑中
幸造 永尾
幸造 永尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2016253129A priority Critical patent/JP6909579B2/ja
Publication of JP2018103117A publication Critical patent/JP2018103117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909579B2 publication Critical patent/JP6909579B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

本発明は、塗装ブースに関する。
図6に、下記の特許文献1に従来技術として示されている塗装ブース101を示す。この塗装ブース101では、塗装室102内にワークW(バンパー)を配置し、塗装ロボット103でワークWに対して塗装を施している。
特開2006−187742号公報
上記の塗装ブース101では、所定方向の気流(図示例では下降気流110)を発生させた状態で塗装を行うことで、ワークWに付着せずに飛散した塗料を、塗装室102の下部に設けられた排気室104に送りこんで回収している。しかし、飛散した塗料の一部は、排気室104に到達する前に塗装室102の内壁に付着する。特に、ワークWの端部を塗装する際には、塗装室102の内壁に近い場所で塗装が行われるため、塗装室102の内壁に塗料が付着しやすい。塗装室102の内壁に塗料が多量に付着すると、乾いた塗料が脱落してワークWに付着し、塗装不良の原因となるおそれがある。従って、塗装室102の内壁は定期的に清掃する必要があるが、この清掃作業は非常に手間がかかる。
例えば、塗装室102を大きくして、塗装室102の中央に配したワークWを塗装室102の内壁から離間させれば、飛散した塗料が塗装室102の内壁に付着しにくくなり、内壁の清掃頻度を低減することができる。しかし、塗装室102を大きくすると、塗装ブース101全体が大型化するため好ましくない。
そこで、本発明は、塗装ブースを大型化することなく、塗装室の内壁に付着する塗料を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、少なくとも互いに対向する一対の側壁で囲まれた塗装室と、前記塗装室内に配されたワークに対して塗装を施す塗装装置と、前記塗装室内に配されたワークを、前記一対の側壁の中央からオフセットした回転軸周りに回転させる回転手段とを備えた塗装ブースを提供する。
このように、塗装室内に配したワークを、塗装室を囲む一対の側壁の中央からオフセットした回転軸周りに回転させることにより、ワークのうち、側壁に近接した部位を、側壁から離すことができる。こうして、回転手段によりワークを回転させ、ワークの被塗装部を塗装室の側壁から離した状態で塗装を行うことにより、側壁の内面(内壁)に塗料が付着しにくくなる。
以上のように、本発明の塗装ブースによれば、塗装室を大きくすることなく、塗装室の内壁に付着する塗料を低減することができる。
塗装ブースを側方から見た断面図である。 塗装ブースを上方から見た断面図であり、ワークを初期位置に配した状態を示す。 塗装ブースを上方から見た断面図であり、ワークを初期位置から90°回転させた状態を示す。 塗装ブースを上方から見た断面図であり、ワークを初期位置から180°回転させた状態を示す。 塗装ブースを上方から見た断面図であり、ワークを初期位置から270°回転させた状態を示す。 従来の塗装ブースを側方から見た断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の塗装ブース1は、例えば、自動車の車体や部品(バンパー等)に塗装を施すものである。図示例では、複数のワークW,X(例えば、フロントバンパー及びリアバンパー)に塗装を施す場合を示す。
塗装ブース1は、塗装室2と、塗装室2の上方に設けられた給気室3と、塗装室2の下方に設けられた排気室4とを有する。塗装室2と給気室3との間、及び塗装室2と排気室4との間には、多数の通気孔を有する隔壁が設けられる。塗装を行っている間は、給気室3に導入された空気が塗装室2を通って排気室4に排出されることにより、塗装室2には常に下向きの空気の流れが生じている。
塗装室2は、少なくとも互いに対向する一対の側壁で囲まれている。本実施形態では、塗装室2が一対の側壁2aで囲まれており、塗装室2の図中上下両側には開口部2bが設けられる(図2参照)。塗装室2には、塗装装置としての塗装ロボット5と、ワークW,Xを回転させる回転手段6とが設けられる。尚、塗装室2の構成は上記に限らず、例えば、塗装室2の図中上下両側の開口部2bの一方又は双方に代えて、側壁を設けてもよい。
塗装ロボット5は、多関節アーム5aと、その先端に取り付けられた吐出部5bとを備える。多関節アーム5aは、吐出部5bを任意の三次元位置に任意の姿勢で配置するものである。吐出部5bは、塗料をワークWに吹き付けて塗装を行うものであり、例えばベルガンやスプレーガンで構成される。
回転手段6は、ワークW,Xを支持する支持部6aと、支持部6aで支持されたワークW,Xを回転軸O周りに回転させる駆動部(図示省略)とを有する。回転軸Oは、塗装室2を囲む側壁2aと平行な方向(本実施形態では鉛直方向)に延びる。図2に示すように、回転軸Oは、一対の側壁2aの中央を結ぶ面(以下、塗装室2の中央面Lと言う)からオフセットして配置される。すなわち、回転軸Oは、何れか一方の側壁2a側に偏った位置に配置される。
次に、上記の塗装ブース1でワークWに塗装を施す手順を説明する。
まず、図1及び2に示すように、ワークW,Xを塗装室2内に配置し、回転手段6の支持部6aに支持させる。図示例では、ワークW,Xが、車体に取り付けたときの前面W1が上向きになるように、塗装室2内に配置される。本実施形態では、回転軸Oを挟んだ両側に、ワークW,Xが配置される。図2に示す初期位置では、ワークW,Xの車幅方向が塗装室2の中央面Lと平行であり、ワークWが塗装面2の中央面L側に配置される。尚、W2はワークWを車体に取り付けたときの下面、W3は同右側の側面、W4は同左側の側面である。この状態で、塗装ロボット5により、ワークWの前面W1及び下面W2に塗装を施す。
次に、図3に示すように、回転手段6により、回転軸Oを中心にワークW,Xを回転させる。図示例では、ワークW,Xを、図2に示す初期位置から90°回転させ、これによりワークWの右側の側面W3を塗装室2の中央面Lに近づける。この状態で、塗装ロボット5によりワークWの右側の側面W3に塗装を施す。
次に、図4に示すように、回転手段6により、回転軸Oを中心にワークW,Xをさらに回転させる。図示例では、ワークW,Xを、図3に示す状態からさらに90°回転させ、これによりワークXを塗装室2の中央面Lに近づける。この状態で、塗装ロボット5によりワークXに塗装を施す。
次に、図5に示すように、回転手段6により、回転軸Oを中心にワークW,Xをさらに回転させる。図示例では、ワークW,Xを、図4に示す状態からさらに90°回転させ、これによりワークWの左側の側面W4を塗装室2の中央面Lに近づける。この状態で、塗装ロボット5によりワークWの左側の側面W4に塗装を施す。以上により、ワークW,Xに対する塗装が完了する。
以上のように、ワークW,Xを、塗装室2の中央面Lからオフセットした回転軸Oを中心に回転させることにより、ワークW,Xの被塗装部位を、塗装室2の中央面L付近に配することができる。これにより、ワークW,Xの塗装を、常に塗装室2の中央面L付近、すなわち、塗装室2の側壁2aから離れた場所で行うことができるため、塗装室2の内壁に付着する塗料を低減することができる。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、上記の実施形態では、回転手段6によりワークを90°ずつ回転させた場合を示したが、ワークの回転角はこれに限られない。例えば、回転手段6によるワークの一回当たりの回転角を、90°より大きく(例えば180°)したり、90°より小さくしたりしてもよい。また、上記の実施形態では、回転手段6でワークを回転させて停止させた後、塗装ロボット5でワークに塗装を施す場合を示したが、これに限らず、回転手段6でワークを回転させながら、塗装ロボット5でワークに塗装を施してもよい。
また、上記の実施形態では、二個のワークW,Xに塗装を施す場合を示したが、これに限らず、三個以上のワーク、あるいは一個のワークに対して塗装を施す場合に、本発明の塗装ブース1を適用してもよい。
また、ワークは、回転軸Oを中心として回転させるだけでなく、他の動作を加えてもよい。例えば、塗装ブース1に、ワークを昇降させる昇降手段を設けてもよい。この場合、昇降手段によりワークを上昇させることで、ワークの下方から塗装を施しやすくなる。
あるいは、ワークを、多関節アームを有するロボットで保持して、任意の姿勢を取ることができるようにしてもよい。この場合、塗装装置の吐出部を塗装室の中央面付近に固定し、ワークの被塗装部が吐出部に対向するようにワークを動かすことで、常に塗装室の中央面付近で塗装を行うことができる。この場合、ワークは、ロボットで保持可能な重量のものに限定される。また、ワークを保持するロボットには多量の塗料が付着するため、ロボットの関節部に塗料が浸入して不具合を招くおそれがある。従って、ワークの動作はなるべく単純であることが好ましく、例えば、ワークの駆動を、塗装室2の中央面Lからオフセットした回転軸O周りに回転させる回転手段6のみ、あるいは、回転手段6と、所定方向に平行移動させるスライド手段(例えば昇降手段)のみで駆動することが好ましい。
1 塗装ブース
2 塗装室
3 給気室
4 排気室
5 塗装ロボット
6 回転手段
L 塗装室の中央面(一対の側壁の中央)
O ワークの回転軸
W,X ワーク

Claims (1)

  1. 少なくとも互いに対向する一方の側壁及び他方の側壁で囲まれた塗装室と、前記塗装室内に配された一又は複数のワークからなる塗装対象物に対して塗装を施す塗装装置と、前記塗装室内に配された塗装対象物を、前記一方の側壁及び他方の側壁の中央を結ぶ中央面から前記一方の側壁側にオフセットした回転軸周りに回転させる回転手段とを備え、
    前記塗装対象物を、前記一方の側壁に近接し、且つ、前記塗装対象物に含まれる一つのワークの第1の部分を前記中央面よりも前記他方の側壁側に配した状態で、前記塗装装置で前記一つのワークの第1の部分に塗装を施し、
    前記塗装対象物を前記回転軸周りに回転させることで、前記一つのワーク第2の部分を前記中央面よりも前記他方の側壁側に配し、前記塗装装置で前記一つのワークの第2の部分に塗装を施す塗装ブース。
JP2016253129A 2016-12-27 2016-12-27 塗装ブース Active JP6909579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016253129A JP6909579B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 塗装ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016253129A JP6909579B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 塗装ブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018103117A JP2018103117A (ja) 2018-07-05
JP6909579B2 true JP6909579B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=62786003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016253129A Active JP6909579B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 塗装ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6909579B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102323111B1 (ko) * 2021-07-21 2021-11-08 전일재 본드 스프레이 머신
CN113695141A (zh) * 2021-09-10 2021-11-26 沛县亨得利眼镜有限公司 一种眼镜框生产用喷漆装置
CN113695121A (zh) * 2021-09-16 2021-11-26 徐州康翔精密制造有限公司 一种电机外壳旋转喷涂装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018103117A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6909579B2 (ja) 塗装ブース
JP6309954B2 (ja) コーティング材料を噴霧するための設備
JP5904376B2 (ja) ボートなどの船体の塗装用装置および方法
JP4698978B2 (ja) 塗装装置
US20170304860A1 (en) Work piece processing arrangements
JP2005040791A5 (ja)
US11572199B2 (en) End effector for cleaning objects having multiple surfaces
US20160121372A1 (en) Cleaning process and cleaning device for one or more parts of an application system
KR20110096049A (ko) 보수 장치
JP5298665B2 (ja) 筒体の塗装設備
JP6683114B2 (ja) 塗装用治具及び塗装方法
JP5588768B2 (ja) 緩衝器の洗浄装置、洗浄方法および製造方法
JP4881644B2 (ja) 塗装装置
JP5721090B1 (ja) 枠組足場洗浄用回転ノズルヘッド
US20170282226A1 (en) Cleaning water feeding tool, water sprinkling cleaning apparatus, and method for cleaning paint collecting path
KR102423027B1 (ko) 도장 자동화 장치
KR101655789B1 (ko) 외판도장용 더스트 비산방지장치
JP5184291B2 (ja) 除塵システム
JP3232899U (ja) 洗浄装置
JP5963712B2 (ja) 粉体塗装方法
JP2020069422A (ja) 洗浄装置
KR20130073656A (ko) 고소 작업용 자동 로봇
JP5798889B2 (ja) ドアミラーハウジングの塗装方法
JP2023039703A (ja) 電着塗料の二次タレ防止装置および二次タレ防止方法
JPH06142561A (ja) 静電塗装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250