JP2004142938A - 巻芯への接着剤付与装置並びに帯状シート先端部への接着剤付与装置及びシート分割巻取装置 - Google Patents

巻芯への接着剤付与装置並びに帯状シート先端部への接着剤付与装置及びシート分割巻取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート分割巻取装置における巻芯への接着剤付与作業を省力化すると共に、接着剤を巻芯上に適正に付与する。
【解決手段】シート分割巻取装置に装着された複数の巻芯Cの、タッチローラ1に対向する部分に、夫々帯状シート先端接着用の接着剤Gを付与する。巻芯Cに接着剤を塗るための糊付頭2及び該糊付頭2に補給する接着剤を有する糊付器3と、糊付頭2を巻芯Cの、タッチローラ1に対向する部分へ向けた状態で糊付器3を複数の巻芯Cに平行な軸線方向に移動する移送機構4と、糊付頭2を、巻芯Cに接着剤Gを塗ることができる進出位置と巻芯からの後退位置とに進出後退させる進退機構5と、糊付頭2が各巻芯Cの糊付開始位置L1a、L3aに達すると糊付頭2が進出位置へ進出し、各巻芯Cの糊付停止位置L1b、L3bに達すると糊付頭2が進出位置から後退するように進退機構5を作動させる制御装置6とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック、紙等の広幅の帯状シートをスリッターにより複数条の所要幅の帯状シートに分割して巻き取るシート分割巻取装置の巻取装置に装着された複数の巻芯にシート先端接着用の接着剤を付与する接着剤付与装置、並びに、シート分割巻取装置のタッチローラ上に保持された帯状シートの先端部に接着剤を付与する帯状シート先端部への接着剤付与装置、及びシート分割巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート分割巻取装置においてシート先端接着用の接着剤を巻芯に付与する接着剤付与装置としては、新しい巻芯を巻取装置の巻芯チャックに装着する前に、巻芯供給手段において、一対の塗布用刷毛により接着剤容器の接着剤を新しい巻芯の両端付近の2箇所の全周に塗布するものがある(特開平10−35959号公報参照)。
【0003】
また、巻取装置に装着され1列に並んだ複数の巻芯に平行に伸び、かつ複数の巻芯の表面に向けて開口した霧通し管を備え、この霧化手段により霧化された接着剤を霧通し管から噴出させることで、巻芯の全長にわたって均一な幅で付着させるものが提案されている(特開昭62−240247号公報参照)。
【0004】
また、完成した巻取ロールを巻取装置から受取り巻芯長手方向に搬送して巻取装置の外側方に取出す搬送台車上に巻芯補給装置を備えるシート分割巻取装置では、搬送台車を装置内に復帰させるときに、巻取装置の外側方で巻芯補給装置に装着した新しい巻芯に接着剤を噴射する接着剤噴射ノズルを備えるものもある(特許第2802901号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、接着剤を新しい巻芯の両端付近2箇所の全周に塗布する上述の接着剤付与装置では、巻芯の2箇所にしか接着剤を付与できないので、巻芯に接着された帯状シートには2箇所の接着箇所に巻取張力が集中し、それによってシワが発生して巻取ロールが不良品になり易いという問題が生じる。特に帯状シートが薄くて伸びやすいプラスチックフィルの場合に、この問題が顕著になる。しかも、巻芯の2箇所で円周方向の全周に接着剤を塗布するので、帯状シートの巻芯への接着長さが長くなり帯状シートの無駄も多くなるし、巻取ロールから帯状シートを巻戻して使用した後、巻芯再利用のために、帯状シート接着部分を巻芯から剥がす際に手間もかかる。
【0006】
また、巻取装置に装着され1列に並んだ複数の巻芯に平行に伸び、かつ複数の巻芯の表面に向けて開口した霧通し管を備える接着剤付与装置では、霧通し管の全長にわたって開口を設けると、巻芯以外の部分にも霧化した接着剤が付着するという問題が生じる。この問題は、巻芯に対向する部分以外の開口を塞ぐことにより回避できるが、スリッターによる帯状シート分割幅が変更されたときに開口の位置を変更しなければならず、この作業が面倒であり手間がかかることになる。
【0007】
また、搬送台車上の巻芯供給装置が巻取装置内に復帰するとき巻芯に接着剤を噴射するノズルを備える接着剤付与装置は、巻芯をセンサで検出して噴射ノズルを作動させるので、巻芯の長さが帯状シート幅より長い場合は、接着剤が帯状シートからはみ出した状態で付着し、巻取ロールの端面に接着剤が付着して不良品となる原因になる。またシート分割巻取装置が、巻取ロールを巻取装置の外側方に取出す搬送台車を備えない場合には使用できず、搬送台車を設けた場合は、搬送台車が、巻取装置による巻取ロールの支持間隔と同じ間隔で巻取ロールを支持しなければならないので、シート分割巻取装置は、その外側方に搬送台車を待機させるための大きな設置空間が必要になる。また予め接着剤を巻芯に付与した後、その巻芯をシート分割巻取装置に装着するので、接着剤を巻芯に付与して帯状シートを接着するまでに時間がかかる。そのため接着剤が乾いて接着が不確実になり易い。
【0008】
本発明の目的は、上述のような問題点に鑑み、シート分割巻取装置においてスリッターにより分割された帯状シートの先端を巻取開始前に巻芯に巻付けるために行う、巻芯又は帯状シート先端部への接着剤付与作業を省力化すると共に、巻芯又は帯状シートの先端部に接着剤を適正に付与することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、接着剤を塗布又は噴射する糊付頭及び該糊付頭に補給する接着剤を有する糊付器を、前記糊付頭が、シート分割巻取装置の巻取装置に装着した巻芯の、タッチローラに対向する部分に、又は、タッチローラ上に保持した帯状シートの先端部の、巻取装置に装着した巻芯に対向する部分に向いた状態で、前記巻芯に平行な軸線方向に移送機構により移動させながら、前記糊付頭が糊付開始位置に達するとその糊付頭が接着剤の塗布又は噴射を開始し、前記糊付頭が糊付停止位置に達するとその糊付頭が接着剤の塗布又は噴射を停止するように、前記糊付頭による接着剤の塗布又は噴射を可能にする機構を制御装置によって制御する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の巻芯への接着剤付与装置の第1実施態様に係る説明図である。図1において、巻芯への接着剤付与装置A1は、シート分割巻取装置に備えた巻取装置(図示しない)に装着されて共通の中心軸線CL上に1列に並んだ複数の巻芯C1、C3の、タッチローラ1に対向する部分に、夫々帯状シートS1、S3の先端を接着するための接着剤Gを付与するものであり、巻芯C1、C3に接着剤Gを塗るための糊付頭2及びこの糊付頭2に補給する接着剤Gを有する糊付器3と、糊付頭2が巻芯C1、C3の、タッチローラ1に対向する部分へ向いた状態で糊付器3を、複数の巻芯C1、C3に平行な軸線方向に移動する移送機構4と、糊付頭2を、巻芯C1、C3に対して接着剤Gを塗ることができる進出位置と後退位置とに進出後退させるとができる進退機構5と、糊付頭2が各巻芯C1、C3の糊付開始位置(La1、La3)に達すると糊付頭2が進出位置へ進出し、各巻芯C1、C3の糊付停止位置(Lb1、Lb3)に達すると糊付頭2が進出位置から後退するように進退機構5を作動させる制御装置6とを備える。
【0011】
シート分割巻取装置は、矢印AR1方向に供給される広幅の帯状シートS0を公知のスリッター7により複数の帯状シートS1、S2、S3、S4に分割し、それぞれの巻芯C1、C2、C3、C4のまわりにロール状に巻き取るための装置であり、巻取中、タッチローラ1は、巻芯のまわりに巻き取られた帯状シートの巻取ロールに接触する。
【0012】
スリッター7は、個々に刃物Kをもつ複数の刃物保持装置8を備え、各刃物保持装置8は、広幅の帯状シートS0の幅方向に平行に伸びた案内梁部材9に摺動可能に取り付けてあり、案内梁部材9上の刃物保持装置8の各々を必要な間隔で配置することにより、幅広の帯状シートS0を刃物Kにより長手方向に切断して異なる幅又は同一幅の複数の帯状シートS1、S2、S3、S4に分割することができる。
【0013】
分割された帯状シートS1、S2、S3、S4は、交互に前後に振り分けられ、タッチローラ1を経て、巻芯C1、C2、C3、C4に至り、夫々の先端部が巻芯に接着剤で接着された後、巻き取られるが、図1は、帯状シートS1、S2、S3、S4の先端部が、巻芯に接着される前の段階においてタッチローラ1上に保持された状態を示している。なお、後側へ振り分けた帯状シートS2、S4を巻き取るための巻芯C2、C4については、前側の巻芯への接着剤付与装置A1と同様の図示しない装置により接着剤Gが付与される。
【0014】
図2は、糊付器並びに糊付頭の進退機構及び糊付器の移送機構を示す正面図、図3は同じく平面図、図4は同じく側面図である。図2及び図3では移送機構の中央部分を省略して示している。糊付器3は接着剤を溜める容器10を備え、この容器10に例えば酢酸ビニル系の糊、澱粉糊、或いは適当な粘稠液等を接着剤として溜めておく。糊付頭2は、例えばスポンジ等の多孔質部材又は刷毛からなり接着剤を含ませることができ、容器10の下部に取り付けてある。容器10と糊付頭2とは接着剤の通路で連絡してあり、糊付頭2に容器10内の接着剤が重力等の働きにより通路を通じて適度に補給されるようにしてある。それゆえ、糊付頭2は、それを巻芯Cに接触させた状態で巻芯Cに沿って移動したとき、その移動中に連続的に巻芯Cとの接触部位に接着剤Gを塗ることができる。また、この糊付器3は、進退機構5を含んでおり、進退機構5により糊付頭2を進出位置に進出させることで、その糊付頭2を巻芯Cの外周面に接触させることができる。
【0015】
進退機構5は、糊付器3の基台11に設けた流体圧シリンダ装置12を備える。この流体圧シリンダ装置12は、そのピストンロッド12aを巻芯Cへ向けた状態でシリンダ本体12bを基台11に固着してあり、そのピストンロッド12aの先端に容器10を保持している。
【0016】
流体圧シリンダ装置12のピストンロッド12aを作動させて糊付頭2を進出位置へ進出させるために、可とう性ダクト13内に収容したホース(図示せず)から圧力流体の供給を受ける電磁切換え弁14を基台11上に取付け、この電磁切換え弁14と流体圧シリンダ装置12のシリンダ内とを管路(図示せず)で接続し、電磁切換え弁14のソレノイド部と図1に示す制御装置6とを、ダクト13に収容した電線(図示せず)で接続している。
【0017】
移送機構4は、糊付器3の基台11を固着した移動体15と、移動体15を支持案内する、巻芯Cに平行に伸びた支持バー16と、移動体15を支持バー16に沿って往復駆動することができる往復駆動機構17とからなる。支持バー16は、シート分割巻取装置に装着した全ての巻芯Cに対応する長さ有し、その両端付近においてシート分割巻取装置のフレーム18、18の適当な箇所に取り付けあり、また前述の移動体15を移動可能に装着した、巻芯に平行に伸びたレール16aを持っている。
【0018】
往復駆動機構17は、支持バー16の両端付近に設けたプーリ19及びプーリ20と、プーリ19とプーリ20とに平行掛けすると共に両端を糊付器3の移動体15に連結したタイミングベルト21と、片方のプーリ19を正逆両方向に選択的に回転駆動することができるモータ22とを備える。モータ22は、接着剤付与時に起動してプーリ19を図2における時計方向に回転駆動し、糊付器3が支持バー16のプーリ19側の待機位置からプーリ20側の移動限まで移動すると、プーリ19を反時計方向に回転駆動し、糊付器3を再び待機位置に復帰すると停止するようにしてある。
【0019】
図1において、小型コンピュータからなる制御装置6には、入力装置6a、往復駆動機構17のモータ22の回転に応じて一定の角度ごとにパルス信号を発生するロータリーエンコーダ23、及び、移動する糊付頭2を基準位置において検知して検知信号を発生するセンサ24が夫々電気的に接続されている。
【0020】
図5に示すように、制御装置6は入力装置6aから入力された各巻芯の糊付開始位置L1a、L3a及び糊付停止位置L1b、L3bを記憶する糊付位置記憶手段25と、糊付器3の糊付頭2の現在位置Lを時々刻々検出する位置検出手段26と、糊付位置記憶手段25からの糊付開始位置及び糊付停止位置と、位置検出手段26からの現在位置の検出値とを比較して、位置検出手段26による検出値が記憶した糊付開始位置に等しくなってから糊付停止位置に等しくなるまでの間、糊付頭2が進出位置へ進出するように進退機構5を作動させるための制御信号を発生する制御信号発生手段27とを備える。
【0021】
この場合、進退機構5は、流体圧シリンダ装置12に圧力流体を電磁切換え弁14を通じて供給することにより、糊付頭2を進出位置に進出させることができる。そのため、制御信号発生手段27は、糊付頭2が進出するように進退機構5を作動させるとき、制御信号として所定電圧を電磁切替え弁14に出力して電磁切換え弁14を開き、糊付頭2が進出位置から後退するように進出機構5を作動させるとき、所定電圧の電磁切換え弁14への出力を停止して電磁切換え弁14を閉じる。
【0022】
糊付位置記憶手段25は、帯状シートS1、S3の糊付開始位置及び糊付停止位置を、図1に示す基準点Pからその位置までの距離L1a、L3a、L1b、L3bとして記憶する。また位置検出手段26は、ロータリーエンコーダ23からパルス信号を受け取ると共にセンサ24からの検知信号を受け取ることができ、センサ24の検知信号を受けたときロータリーエンコーダ23からのパルス信号の計数を開始し、その計数値に基づき、適当な位置に設定された基準点Pからの距離Lを糊付頭2の現在位置として刻々記憶する。
【0023】
次に、図1に示す巻芯へ接着剤付与装置A1の動作について説明する。巻取装置に装着した巻芯C1、C3に接着剤Gを付与するには、入力装置6aより各巻芯C1、C3の糊付開始位置L1a、L3a、及び糊付停止位置L1b、L3bを入力して糊付位置記憶手段25に記憶させておく。その後、図1に示す往復駆動機構17のモータ22を作動させて糊付器3を、図1に示す待機位置から支持バー16沿いに右方へ走行させる。そして糊付頭2が走行して最初の帯状シートS1に対する巻芯C1への糊付開始位置L1aにきたとき、制御装置6の働きにより進退機構5が作動して流体圧シリンダ装置12のピストンロッドが進出し、糊付頭2が巻芯Cに押し当てられ、糊付頭2が糊付停止位置L1bにきたとき、制御装置6の働きにより流体圧シリンダ装置12のピストンロッドが後退して糊付頭2が巻芯Cから後退し、その間に糊付頭2から巻芯Cの外周面の、タッチローラ1に対向する部分に接着剤Gが所定長さ付与される。そして次の帯状シートS3に対しても糊付頭2は同様に作動する。糊付器3が巻取装置の全巻取幅を走行すると往復駆動機構17のモータ22を逆転作動させて糊付器3を待機位置に復帰させる。このとき糊付頭2は後退位置につけ、進退機構5は作動しないようにしておく。
【0024】
なお制御装置6が進退機構5に作動を指令してから実際に糊付頭2が巻芯Cに接触離反するまで僅かな遅れがあるので、厳密には、設定した糊付開始位置、糊付停止位置と、実際の糊付開始位置、糊付停止位置とは一致せず、その誤差が無視できない場合には、その誤差を加味して糊付開始位置、糊付停止位置の設定を行うとよく、必要に応じて、設定値から所定の誤差分を差し引いて糊付位置記憶手段25に記憶させる補正回路を設けてもよい。
【0025】
図6は本発明による巻芯への接着剤付与装置の第2実施態様に係る説明図である。帯状シートの分割幅や分割数の変更に伴い刃物保持装置8の位置を変更する作業の省力化を図るために、図6に示すスリッター7では、各刃物保持装置8を、案内梁部材9上を移動させて夫々の設定した目的位置に配置することができる公知の自動位置決め装置28を備えている。この自動位置決め装置28は、例えば特公平1−16639号公報に開示されているので、これについての詳細な説明は省略するが、入力装置28aから入力されたシート分割幅又は分割位置に基づき各刃物保持装置8の目的位置を演算して記憶し、各刃物Kの現在位置を、夫々検出器29により時々刻々検出することができるようになっている。
【0026】
図7に示すように、制御装置6は、スリッター7によるシート分割位置L1、L2、L3、L4を記憶する分割位置記憶手段30と、帯状シートSの両縁から巻芯C上の接着剤付与部分の両端までの夫々の接着剤非付与部分の長さLa、Lbを記憶する非付与長記憶手段31と、分割位置記憶手段30及び非付与長記憶手段31に記憶した分割位置及び接着剤非付与部分長さより、巻取装置で巻取る各帯状シートS1、S3の糊付開始位置L1a、L3a、及び糊付停止位置L1b、L3bを演算して記憶する糊付位置演算手段32と、糊付器3の糊付頭2の現在位置Lを時々刻々検出する位置検出手段26と、糊付位置演算手段32からの糊付開始位置及び糊付停止位置と、位置検出手段26からの検出値を比較して、位置検出手段26による検出値が演算した糊付開始位置に等しくなってから糊付停止位置に等しくなるまでの間、進退機構5を糊付頭2が進出するように作動さたせるための制御信号を発生する制御信号発生手段27とを備える。
【0027】
分割位置記憶手段30は、図6における基準点Pから刃物Kまでの距離L1、L2、L3、L4を夫々の分割位置として記憶し、非付与長記憶手段31は、図6に示す糊付器3の待機位置に近い方の巻芯端から糊付開始位置までの長さLa、糊付器3の待機位置に遠い方の巻芯端から糊付停止位置までの長さLbを夫々接着剤非付与長さとして入力装置6aから入力される。糊付位置演算手段32は、図6における糊付開始位置L1a、L3aを、演算式(L1a=L1+La、L3a=L3+La)に基づき演算し、糊付停止位置L1b、L3bを、演算式(L1b=L2−Lb、L3b=L4−Lb)に基づき演算する。
【0028】
図6において、スリッター7によるシート分割位置が変更されても、それに応じて自動的に接着剤の付与位置が変わるようにするために、図7の分割位置記憶手段30は、スリッター7の自動位置決め装置28からシート分割位置のデータL1、L2、L3、L4を受け取って記憶する。したがって、制御装置6は、スリッター7によるシート分割位置に基づき糊付開始位置及び糊付停止位置を演算して、糊付器3の接着剤付与動作を制御することができる。なお、スリッター7の自動位置決め装置28を備えない場合には、図7に示す制御装置6を、シート分割位置のデータを入力装置6aから分割位置記憶手段30に入力することができるものに替えることができる。
【0029】
図8乃至図10に糊付器及び進退機構の別の態様を示す。図8は糊付器の正面図、図9は同じく平面図、図10は図8における切断線B−B沿いの断面を矢印D方向に見た断面図である。
【0030】
糊付頭2は、塗布用ローラ34と、この塗布用ローラ34の外周面に容器10の中の接着剤Gを供給するための無端ベルト35とからなる。無端ベルト35は塗布用ローラ34と、容器10内に配置した案内プーリ36とに掛けてある。
【0031】
塗布用ローラ34が巻芯Cの表面をその巻芯長手方向に転がることができるようにするために、塗布用ローラ34の中心軸線は、巻芯Cの中心から、巻芯Cの外周面の接着剤付与部分を通って半径方向に伸びた軸線に対して直角又はほぼ直角に向ける。この場合、巻芯Cのタッチローラとの接点は、巻芯Cの中心を通る水平線上にあるので、また塗布用ローラ34は容器10より高い位置にあるので、図10に示すように塗布用ローラ34を支持する支持部材37をかぎ形に形成し、その支持部材37の水平方向に伸びた部分の先端付近の上面に塗布用ローラ34を回転自在に装着し、支持部材37の下方に伸びた部分の背面の下端付近に案内プーリ36を回転自在に装着し、支持部材37の曲がり角付近の左右側面に中間プーリ38、39を回転自在に装着し、この中間プーリ38、39に無端ベルト35を掛け、かぎ形の支持部材37に沿って無端ベルト35が循環するようにしてある。
【0032】
進退機構5は、糊付頭2を保持する可動腕40と、可動腕40を動かすための流体圧シリンダ装置12とを備える。この可動腕40は、糊付器3の基台11に固設した軸部材41にそれを中心に揺動可能に装着し、糊付頭2は、それを装着した支持部材37を可動腕40の一端に固着することにより、可動腕40の一端に配置してある。流体圧シリンダ装置12のシリンダ12bは基台11にブラケット12cを介して固着し、ピストンロッド12aは公知の連結器12dにより可動腕40の他の一端に連結してある。そして、図1に示す流体圧シリンダ装置12と同様に、基台11に取付けた切換え弁14を経て供給される圧力流体によって作動する。
【0033】
この糊付器3を往復駆動機構17により支持バー16沿いに走行させながら、図9に示すように進退機構5により糊付頭2を、実線で示す進出位置につけると、糊付頭2が巻芯Cへ押付けられて、塗布用ローラ34の外周面に付着している接着剤が巻芯Cに塗布されると共に、その間は巻芯Cと糊付頭2との摩擦力により塗布用ローラ34が回転して無端ベルト35が循環し、容器10内の接着剤Gが無端ベルト35により塗布用ローラ34の外周面に連続的に供給される。したがって、この糊付器3を備えた巻芯への接着剤付与装置によれば、接着剤が容器10から糊付頭2の巻芯Cとの接触面に安定して確実に供給でき、帯状シートSの先端を巻芯Cに確実に接着することができる。
【0034】
接着剤が比較的早く乾くものである場合には、図8及び図11に示すように、糊付器2の待機位置付近の所定位置に、移動中の塗布用ローラ34の外周部に係合して該塗布用ローラ34を回転させるための所定長さの係合体42を設けるのが望ましい。この係合体42は、その基部42aを支持バー16に固着してあり、糊付器3の走行に支障のないように形成してある。このようにすることにより、糊付頭2の接着剤が乾いていても、モータ22が起動して糊付器3が走行を開始した直後に、塗布用ローラ34が係合体42に係合し、その間は両者の摩擦力で塗布用ローラ34が回転して無端ベルト35が循環し、塗布用ローラ34が巻芯Cへの糊付開始位置に到達する前に、その塗布用ローラ34に容器10の中の新しい接着剤Gが供給されて付着する。係合体42と、支持バー16に沿って移動する塗布用ローラ34とを係合させるために、係合体42は、後退位置にある塗布用ローラ34に係合する位置に配置する。必要に応じて、係合体42を進出位置にある塗布用ローラ34に係合する位置に配置し、後退位置にある塗布用ローラ34が係合体42に対向する位置にきたとき、塗布用ローラ34が一定時間だけ電磁切換え弁14を切換えて進出位置に進出するように進退機構5を作動させるようにしてもよい。
【0035】
本発明によれば、進退機構が糊付器と共に移動しないようにして進退機構への動力の供給を容易にするために、図12に示すように、移送機構4を、糊付器3を支持案内する、巻取装置Wに装着した巻芯Cに平行に伸びた支持バー16と、糊付器3を支持バー16に沿って往復駆動することができる往復駆動機構17とで構成し、糊付頭2を基台11に対し固定した位置に配置し、進退機構5を、支持バー16を、その長手方向に直角方向かつ糊付頭2の進出後退方向に移動可能に両端支持する支持機構43と、支持バー16を進退駆動する駆動機構46とで構成してもよい。支持機構43は、支持バー16の両端に設けた軸体44と、軸体44を回転自在に保持する一対のブラケット45とからなり、ブラケット45は一対のフレーム18に設けてある。支持バー16の駆動機構46は、流体圧シリンダ装置12を備え、その流体圧シリンダ装置12のシリンダ12bの一端はフレーム18に取付け、ピストンロッド12aの先端は、支持バー16の端部に固設したアーム16bに連結してある。糊付頭2が軸体44を中心に旋回して後退位置と進出位置とに選択的に配置されるようにアーム16bを押し引きするために、その流体圧シリンダ装置12のピストン前後の室内に、夫々圧力流体を切換えて供給することができる公知の切換え弁14を備え、この切換え弁14を、図1又は図6に示す制御装置6と同様の制御装置により切換えることができるようにしてある。
【0036】
図13は、図1又は図6に示す巻芯への接着剤付与装置を備えたシート分割巻取装置の概略側面図、図14は、図13に示すシート分割巻取装置の概略平面図である。このシート分割巻取装置では、前後に配置した巻取装置Wを備えるので、スリッター7で分割されて隣接する帯状シートSは前後の振り分けローラ47へ交互に振り分けられ、タッチローラ1を経て、前後の巻取装置Wに装着した巻芯Cへ導かれる。また前後の巻取装置W夫々に対応させて、巻芯への接着剤付与装置Aが備えてある。
【0037】
タッチローラ1は、分割された帯状シートSの幅に応じた長さのもので、公知の一対の支持腕装置48の間に架け渡して取り付けてある。この支持腕装置48はタッチローラ1を巻芯へ所要の力で押付けることができるようにしてあり、タッチローラ1を巻取中に巻芯C上に巻き取られた帯状シートSの巻取ロールRに接触させることができる。帯状シートSの幅に応じた長さのタッチローラ1を一対の支持腕装置48間に装着するために、支持腕装置48の基部は、少なくとも両端をフレーム18に固定した案内部材49に沿ってその長手方向に移動でき、所望の位置においてその場に固定できるようにしてある。なおタッチローラは広幅の帯状シートS0の全幅にわたる長さを有し、巻取装置に装着した各巻芯に対して共通のものを採用してもよい。その場合の巻取装置は、装着している巻芯を個々に所要の力でタッチローラへ押付ける機能を有することが望ましい。
【0038】
巻取装置Wは、巻芯Cをその両端部において支持する一対の巻取アーム50を備える。一対の巻取アーム50には、その先端部に巻芯Cを着脱する巻芯チャック50aが夫々向かい合わせに配設してある。
【0039】
巻取装置Wに、帯状シートSの幅に応じた長さの巻芯Cを装着するために、各巻取アーム50の基部を、夫々間隔調整台51に摺動することができ、所望の位置で間隔調整台51に固定することができるように取り付けてある。
【0040】
巻芯Cを回転させて、帯状シートSをその上に巻くために、巻取アーム50に電動機52を配置し、その出力軸の回転を、適当な動力伝達機構を介して巻芯チャック50aに伝達し、更に巻芯チャック50aから巻芯Cに伝達することができるようにしてある。
【0041】
巻取アーム50に装着した巻芯C上に巻き取った帯状シートSの巻取ロールRの半径が増大するにつれ、その巻取ロールRに接触するタッチローラ1と巻芯Cとの間隔を大きくするために、また、このシート分割巻取装置の場合、タッチローラ1を所定位置に維持できるようにするために、巻取アーム50は、巻取開始時に巻芯Cをタッチローラ1に接触する位置まで前進させ、巻取ロールRの半径が増大するにつれ巻芯Cを巻取ロール半径Rの増加分だけタッチローラ1から後退させる必要がある。そのために、間隔調整台51の基部を、床の上に固定したレール53上に移動できるように取り付け、レール53に平行にネジ棒54を配設し、このネジ棒54に、間隔調整台51に固設したナット55を螺合させると共に、そのネジ棒54の一端を公知の回転駆動機構56に連結し、ネジ棒54を回転駆動機構56により正逆両方向に選択的に所要速度で回転駆動することができるようにしてある。なお、巻取装置Wは、巻芯に平行な軸線を中心に揺動可能な巻取アームを備えたものでもよく、また巻芯を常時固定位置に保持するものとし、巻取ロールの半径増大につれてタッチローラを巻芯に対して進退できるようにしたものでもよい。
【0042】
巻取ロールが巻き上がってから次の巻取りを開始するまでの時間を短縮して稼動率を向上させると共に作業の省力化を図るために、このシート分割巻取装置は、巻上がった巻取ロールRからタッチローラ1へ延びている帯状シートSを、タッチローラ1の巻取ロールRとの接点より僅かに下流側で切断する切断機構57と、切断された上流側の帯状シートSの先端部をタッチローラ1上に保持するシート保持機構58とを、前後の巻取装置Wに沿って備えている。
【0043】
前後の切断機構57は、それ自体は公知であって、図15、図16に示すように、帯状シート幅方向に平行に伸びた、広幅の帯状シートS0の全幅に対応する長さを持つ案内梁部材59と、この案内梁部材59に沿って案内部材59の一端付近の待機位置と他の一端付近の移動限の間を往復駆動されるナイフ保持装置60に装着した、帯状シートSを切断するためのナイフ61と、案内梁部材59を、ナイフ61が帯状シートSを切断可能になる実線で示す進出位置と、帯状シートSや巻取ロールRから退避する図13に示す退避位置とに選択的に配置することができる進出退避機構62とからなる。
【0044】
進出退避機構62は、巻取装置に装着した巻芯Cの中心とタッチローラ1の中心を通る直線に直角又は概略直角に交差する方向に伸びた案内面を有する、左右一対のフレーム18に夫々固設した案内体63と、各案内体63にスライド可能に装着したスライド体64とを備える。スライド体64は、その一端で案内梁部材59を保持し、他の一端を、図示しないモータにより正逆両方向に選択的に回転駆動されるネジ棒、又は流体圧シリンダ装置のピストンロッド等に係合している。
【0045】
図15に示すように、左側の巻取装置Wのシート保持機構58は、切断機構57の案内梁部材59に装着した押さえ板65からなり、この押さえ板65の先端付近又は先端で帯状シートSを、タッチローラ1と巻芯Cとの接点より僅かに上流側のタッチローラ1の外周面上に押付けて保持することができる。図15に示す案内梁部材59は切断位置についており、押さえ板65は帯状シートSをタッチローラ1上に保持している。
【0046】
図16に示すように、右側の巻取装置Wに対応する巻芯への接着剤付与装置Aは、支持バー16を、鎖線で示す退避位置と実線で示す進出位置に選択的に移動させることができる支持バー移動機構66を備えており、シート保持機構58は、支持バー16に装着した押さえ板65からなる。支持バー移動機構66は、支持バー16の両端に設けた脚部16bを案内する、フレーム18に設けたレール67と、支持バー16の脚部16bをレール67に沿って駆動するアクチュエータ68とからなる。なお、図15、図16に示す押さえ板65は、広幅の帯状シートの全幅に対応するように案内梁部材59又は支持バー16の長手方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数の板部材、若しくはほとんど隙間なく並ぶ複数の板部材、又は一つの板部材で構成されており、適度の弾力性を持っている。そのため、帯状シートを薄いものから厚いものまで確実にタッチローラ上に保持することができる。
【0047】
図13、図14に示すシート分割巻取装置において巻取ロールRが巻き上がると、前後の巻取装置Wでは、夫々ネジ棒54の回転駆動機構56が作動し、巻取アーム50が後退して巻取ロールRとタッチローラ1との間が開き、その後、案内梁部材59が退避位置から切断位置に移動する。それによって左側の巻取装置Wでは、シート保持機構58の押さえ板65により帯状シートSが、タッチローラ1と巻芯Cとの接点の僅かに上両側でタッチローラ1に押し付けられて保持される。また右側の巻取装置Wでは、巻芯への接着剤付与装置の支持バー16が移動機構66によって進出位置に移動する。それによってシート保持機構58の押さえ板65の先端付近又は先端により帯状シートSがタッチローラ1の外周面に押し付けられて保持される。その後、前後の切断機構57のナイフ61が夫々案内梁部材59沿いに往復移動して帯状シートSが切断される。その後、左右の巻取装置Wの巻取アーム50から巻取ロールRを取り外して搬出した後、巻取アーム50に新たな巻芯Cを取り付け、回転駆動機構56を起動してネジ棒54を前進方向に回転駆動すると巻取アーム50が前進し、図15、図16に示す接着剤付与位置につくと、図示しないセンサが作動して、その前進が停止する。
【0048】
巻取アーム50の前進が停止すると、巻芯への接着剤付与装置Aにより、新たな巻芯Cの外周面の、タッチローラ1に対向する部分に接着剤Gを付与する。その後、巻取アーム50を再び前進させ巻取開始位置につけると、タッチローラ1上に保持した帯状シートSの先端部に巻芯Cが押し付けられ、帯状シートSの先端が接着剤により新たな巻芯Cに接着され、新たな巻芯Cに接着し、次の巻取りが可能になる。
【0049】
シート保持機構58は、必要に応じて押さえ板65に替え、帯状シートを帯電させて静電気力により保持するもの等を採用してもよく、また切断機構も他の公知のものを採用してもよい。
【0050】
図17及び図18は本発明の巻芯への接着剤付与装置の第3実施態様を示す。この巻芯への接着剤付与装置A3は、巻芯C1、C2に接着剤Gを噴射する糊付頭2及びこの糊付頭2に補給する接着剤を有する糊付器3と、糊付頭2から接着剤を随時に噴射させる噴射機構69と、糊付頭2を巻芯C1、C2の、タッチローラ1に対向する部分へ向けた状態で糊付器3を複数の巻芯C1、C2に平行な軸線方向に移動する移送機構4と、糊付頭2が各巻芯Cの糊付開始位置La1、La3に達すると糊付頭2から接着剤が噴射され、各巻芯C1、C2の糊付停止位置Lb1、Lb3に達すると糊付頭2からの接着剤の噴射が停止するように噴射機構69を作動させる制御装置6とを備える。なお図17において糊付頭2、糊付器3及び噴射機構69以外の各要素は、それ自体図6に示す各要素と同じものであり同じ符号をつけている。
【0051】
図18に示すように、糊付器3は、その基台11に取付けた、接着剤Gを溜めておくための容器10を備え、糊付頭2は、接着剤を限定された範囲に噴射することができるノズルからなり、容器10の上に巻芯Cへ向けて固設してある。噴射機構69は、容器10の中の接着剤Gを糊付頭2に導く通路70を開閉することができる弁装置71を備える。容器10は密閉されており、その内部には圧縮空気が、圧縮空気供給孔10aを通して常時供給されるようになっていので、弁装置71を開いたとき、容器10内の接着剤Gは圧縮空気の働きにより糊付頭2から噴射される。弁装置71は、図17に示す制御装置6から所定電圧が出力され、それによって励磁されたソレノイド72がニードル73を圧縮コイルバネ74の力に抗して弁座面から後退させたとき、糊付頭2への通路70を開くことができ、ソレノイド72が励磁されていないときは、圧縮コイルバネ74の力によりニードル73の円錐状の先端部が弁座面に押し当てられるので、糊付頭2への通路70を閉じる。
【0052】
図19、図20は本発明の帯状シート先端部への接着剤付与装置の一実施態様を示す。図19に示す糊付器3は、図18に示す糊付器3とは反対向きになっている。即ち、糊付頭2がタッチローラ1に対向するように基台11に取付けてあり、基台11は移送機構4の移動体15に固着してある。図20に示す帯状シート先端部への接着剤付与装置A4は、シート分割巻取装置のタッチローラ1上に保持された複数の帯状シートSの、シート分割巻取装置に装着した巻芯Cに対向する部分に接着剤Gを付与するものであり、帯状シートSに接着剤Gを噴射する糊付頭2及びこの糊付頭2に補給する接着剤を有する糊付器3と、糊付頭2から接着剤を随時に噴射させる噴射機構69と、糊付頭3をタッチローラ1上の帯状シートSの巻芯Cへの対向部分に向けた状態で、糊付器3をタッチローラ1に平行な軸線方向に移動する移送機構4と、糊付頭2が各帯状シートの糊付開始位置に達すると糊付頭2から接着剤が噴射され、各帯状シートの糊付停止位置に達すると糊付頭2からの接着剤の噴射が停止するように噴射機構69を作動させる制御装置6とを備える。図20において糊付器3は図19に示すものを採用しておりしており、糊付頭2の向きが図17に示すものと異なるが、各要素自体は、図17に示す要素と同じものであり同じ符号をつけている。
【0053】
本発明では、図13に示すシート分割巻取装置の左側の巻芯への接着剤付与装置Aを、図21及び図22に示す巻芯への接着剤付与装置Aに替えることができる。図21及び図22に示す巻芯への接着剤付与装置Aは、図8乃至図10に示すものと同じ構造の糊付器3並びに移送機構4及び進退機構5を備えている。また、支持バー16と糊付頭の距離を短くして糊付頭2の移動中の振れを極力小さくするために、左右の接着剤付与装置Aに備えた支持バー16をその長手直角方向に昇降駆動することにより、糊付頭2が巻芯Cの接着剤付与箇所に向き合う図22に実線で示す進出位置と、帯状シートの巻取りに支障のない図22に鎖線で示す退避位置とに選択的に移動させることができる支持バー移動機構66を備える。この支持バー移動機構66は、支持バー16の両端に設けた脚部16bを案内する、フレーム18に設けたレール67と、支持バー16の脚部16bをレール67に沿って駆動するアクチュエータ68とからなる。
【0054】
本発明によれば、必要に応じてその実施態様は変わり得る。例えば、図1、図6、図17及び図20ではスリッター7が広幅の帯状シートS0を4条の帯状シートSに分割する例を示しているが、スリッター7による広幅の帯状シートS0の分割数は4条に限らない。また図13に示す巻取装置Wは、各巻芯Cの両端を夫々一対の巻取アーム50で支持するものであるが、必要に応じて、複数の巻芯を共通の巻軸で貫通して支持し、その巻軸の両端を巻取装置に装着するものであってもよい。また巻芯を巻取ロールの巻太りに関係なく固定位置に保持するものでもよい。また、本発明によるシート分割巻取装置は、その巻取装置毎に、上述の巻芯への接着剤付与装置、及び帯状シート先端部への接着剤付与装置のうちのいずれか一つを備えるものであればよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明の巻芯への接着剤付与装置によれば、巻芯の外周面のタッチローラに対向する部分に、その巻芯両端付近を残してほぼ全長に接着剤を自動的に短時間で付与することができる。そのため、巻芯に接着した帯状シートに巻取張力が幅方向に分散して作用するようになるので、帯状シートが薄くて伸び易いものであっても巻初めのシワの発生を防ぐことができる。また帯状シートの接着部分が巻芯を一周しないので、巻戻された帯状シートを巻芯から剥がし易くなり、巻芯を再利用する場合に都合が良い。また接着剤が帯状シートからはみ出して巻取ロール端面等に付着する恐れがない。また、シート分割巻取装置に装着した巻芯に接着剤を付与するので巻芯上の所定位置に正確に接着剤を付与でき、接着剤を付与してから短時間で巻芯に帯状シート先端部を接着することができるため、接着剤が乾き易いものであっても確実な接着が得られる。また、本発明の巻芯への接着剤付与装置、帯状シート先端部への接着剤付与装置は、シート分割巻取装置に装着した複数の巻芯沿いに共通の糊付器を走行させるので、例えば巻取ロールとタッチローラとが作る谷間上空の空所を利用して設けることができ、設置空間も比較的少なくて済む。
【0056】
また、制御装置は、スリッターによるシート分割位置に基づき、糊付器の接着剤付与動作を制御するものであることにより、帯状シート幅より巻芯長さが長くても、また巻芯長さに誤差があっても巻芯の適正な位置に適正な長さだけ接着剤を付与できる。また制御装置は、スリッターの自動制御装置からシート分割位置のデータを受け取るものであることにより、スリッターによるシート分割位置が変更されても、それに応じて自動的に接着剤の付与位置を変更することができる。また設定作業での誤りが生じない。
【0057】
また、糊付頭を、塗布用ローラ、及び該塗布用ローラと容器内に配置した案内プーリとに掛けた無端ベルトとで構成することにより、糊付器の移動中に容器に溜めた接着剤が無端ベルトで糊付頭と巻芯の接触部分に供給されるので巻芯に接着剤を確実に塗布することができる。また巻芯上を移動する塗布用ローラは巻芯との摩擦力で回転するので、その駆動用のモータが不要になる。また、支持バーの一端付近に、前記塗布用ローラの外周部に係合して該塗布用ローラを回転させるための所定長さの係合体を備えることにより、長時間の休止等により前記糊付頭の接着剤が乾いたとしても、糊付器の移動開始直後に塗布用ローラが回転して接着剤が糊付頭に供給されるので、最初の巻芯にも確実に接着剤を塗布できる。
【0058】
また、本発明のシート分割巻取装置によれば、帯状シート先端部の巻芯への接着作業が省力化され、その接着時間が大幅に短縮され、稼動率が向上する。また帯状シート先端の巻芯への接着が作業者の個人差無く確実に行われるので歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻芯への接着剤付与装置の第1実施態様に係る説明図である。
【図2】図1に示す糊付器並びに進退機構及び移送機構の正面図である。
【図3】図1に示す糊付器並びに進退機構及び移送機構の平面図である。
【図4】図1に示す糊付器並びに進退機構及び移送機構の側面図である。
【図5】図1に示す制御装置を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の巻芯への接着剤付与装置の第2実施態様に係る説明図である。
【図7】図6に示す制御装置を説明するためのブロック図である。
【図8】糊付器の他の態様を示す正面図である。
【図9】図8に示す糊付器の平面図である。
【図10】図8における切断線B−B沿いの断面を図Dの方向に見た断面図である。
【図11】図8に示す糊付器及び係合体の側面図である。
【図12】移送機構及び進退機構の他の実施態様をに係る側面図である。
【図13】巻芯への接着剤付与装置を備えるシート分割巻取装置の一実施態様に係る概略側面図である。
【図14】図13に示すシート分割巻取装置の概略平面図である。
【図15】図13に示すシート分割巻取装置における左側の巻芯への接着剤付与装置を示す概略側面図である。
【図16】図13に示すシート分割巻取装置における右側の巻芯への接着剤付与装置を示す概略側面図である。
【図17】本発明の巻芯への接着剤付与装置の第3実施態様に係る説明図である。
【図18】糊付頭から接着剤を随時に噴射させる噴射機構の説明図である。
【図19】本発明の帯状シート先端部への接着剤付与装置の一実施例に係る概略側面図である。
【図20】本発明の帯状シート先端部への接着剤付与装置の一実施態様に係る説明図である。
【図21】巻芯への接着剤付与装置の他の実施態様を説明するための概略正面図である。
【図22】図21に示す巻芯への接着剤付与装置の概略側面図である。
【符号の説明】
S0 広幅の帯状シート
S 帯状シート
C 巻芯
W 巻取装置
1 タッチローラ
2 糊付頭
3 糊付器
4 移送機構
5 進退機構
6 制御装置
7 スリッター
8 刃物保持装置
9 案内梁部材
10 容器
11 基台
12 流体圧シリンダ装置
14 切換え弁
15 移動体
16 支持バー
17 往復駆動機構
25 糊付位置記憶手段
26 位置検出手段
27 制御信号発生手段
30 分割位置記憶手段
31 非付与長記憶手段
32 糊付位置演算手段
34 塗布用ローラ
35 無端ベルト
36 案内プーリ
42 係合体
57 切断機構
58 シート保持機構
61 ナイフ
62 進出退避機構
65 押さえ板
66 支持バー移動機構
69 噴射機構

Claims (9)

  1. タッチローラを備えるシート分割巻取装置に装着された複数の巻芯の、前記タッチローラに対向する部分に、夫々帯状シート先端接着用の接着剤を付与する接着剤付与装置であって、前記巻芯に接着剤を塗るための糊付頭及び該糊付頭に補給する接着剤を有する糊付器と、前記糊付頭を前記巻芯の、タッチローラに対向する部分へ向けた状態で前記糊付器を前記複数の巻芯に平行な軸線方向に移動する移送機構と、前記糊付頭を、前記巻芯に接着剤を塗ることができる進出位置と巻芯からの後退位置とに進出後退させる進退機構と、前記移送機構により移動中の前記糊付頭が各巻芯の糊付開始位置に達すると前記糊付頭が進出位置へ進出し、各巻芯の糊付停止位置に達すると前記糊付頭が進出位置から後退するように前記進退機構を作動させる制御装置とを備えることを特徴とする巻芯への接着剤付与装置。
  2. タッチローラを備えるシート分割巻取装置に装着された複数の巻芯の、前記タッチローラに対向する部分に、夫々帯状シート先端接着用の接着剤を付与する接着剤付与装置であって、前記巻芯に接着剤を噴射するための糊付頭及び該糊付頭に補給する接着剤を有する糊付器と、前記糊付頭から接着剤を随時に噴射させることができる噴射機構と、前記糊付頭を前記巻芯の、タッチローラに対向する部分へ向けた状態で前記糊付器を前記複数の巻芯に平行な軸線方向に移動する移送機構と、前記移送機構により移動中の前記糊付頭が各巻芯の糊付開始位置に達すると前記糊付頭から接着剤が噴射され、各巻芯の糊付停止位置に達すると前記糊付頭からの接着剤の噴射が停止するように前記噴射機構を作動させる制御装置とを備えることを特徴とする巻芯への接着剤付与装置。
  3. シート分割巻取装置が備えるタッチローラ上に保持された複数の帯状シートの、前記シート分割巻取装置に装着された巻芯に対向する部分に、夫々接着剤を付与する接着剤付与装置であって、前記帯状シートに接着剤を噴射する糊付頭及び該糊付頭に補給する接着剤を有する糊付器と、前記糊付頭から接着剤を随時に噴射させることができる噴射機構と、前記糊付頭を、前記タッチローラ上の帯状シートの、前記巻芯に対向する部分に向けた状態で、前記糊付器を前記タッチローラに平行な軸線方向に移動する移送機構と、前記移送機構により移動中の前記糊付頭が各帯状シートの糊付開始位置に達すると前記糊付頭から接着剤が噴射され、各帯状シートの糊付停止位置に達すると前記糊付頭からの接着剤の噴射が停止するように前記噴射機構を作動させる制御装置とを備えることを特徴とする帯状シート先端部への接着剤付与装置。
  4. 前記制御装置は、シート分割巻取装置が備えるスリッターによる各帯状シート分割位置に基づき、各帯状シートの糊付開始位置と糊付停止位置を演算し、この糊付開始位置と糊付停止位置とに基づき、前記進退機構又は前記噴射機構を作動させるものである、請求項1もしくは請求項2に記載の巻芯への接着剤付与装置、又は請求項3に記載の帯状シート先端部への接着剤付与装置。
  5. 前記制御装置は、スリッターの自動制御装置からシート分割位置のデータを受け取るものである、請求項4に記載の巻芯への接着剤付与装置、又は請求項4に記載の帯状シート先端部への接着剤付与装置。
  6. 前記糊付頭は、塗布用ローラと、接着剤を溜めた容器の中に配置した案内プーリ及び前記塗布用ローラに掛けた無端ベルトとからなる請求項1に記載の巻芯への接着剤付与装置。
  7. 前記移送機構は、糊付器を支持案内する支持バーと、糊付器を支持バーに沿って往復駆動することができる往復駆動機構とからなることと、前記支持バーを、その長手直角方向に駆動することにより、前記糊付頭が巻芯又は帯状シート先端部の接着剤付与箇所に向き合う進出位置と退避位置とに進出後退させることができる支持バー移動機構を備えることを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の巻芯への接着剤付与装置又は請求項3に記載の帯状シート先端部への接着剤付与装置。
  8. 請求項1若しくは請求項2又は請求項4に記載の巻芯への接着剤付与装置、又は、請求項3若しくは請求項5に記載の帯状シート先端部への接着剤付与装置を備えると共に、前記巻芯上に巻取ロールが巻き上がった後、タッチローラ上の帯状シートを該タッチローラ上に保持するシート保持機構と、前記巻取ロールに繋がっている帯状シートを、前記タッチローラと新しい巻芯との接点より下流側で切断する切断機構とを備えるシート分割巻取装置。
  9. 前記シート保持機構は、押さえ板を備え、この押さえ板の先端又は先端付近で、タッチローラと巻芯との接点より上流側のタッチローラ外周面上に帯状シートを押付ける請求項8に記載のシート分割巻取装置。
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JP2011126629A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Kataoka Mach Co Ltd 接着剤付与装置
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