JP2732348B2 - 加圧ローラの製造方法 - Google Patents

加圧ローラの製造方法

Info

Publication number
JP2732348B2
JP2732348B2 JP5260444A JP26044493A JP2732348B2 JP 2732348 B2 JP2732348 B2 JP 2732348B2 JP 5260444 A JP5260444 A JP 5260444A JP 26044493 A JP26044493 A JP 26044493A JP 2732348 B2 JP2732348 B2 JP 2732348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer periphery
vulcanization
rubber
sponge rubber
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5260444A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0792841A (ja
Inventor
弘志 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arai Seisakusho Co Ltd filed Critical Arai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP5260444A priority Critical patent/JP2732348B2/ja
Publication of JPH0792841A publication Critical patent/JPH0792841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2732348B2 publication Critical patent/JP2732348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、電子複写機やレーザ
ビームプリンタ(以下L B P と略記する)の定着部に使
用される加圧ローラを得るための加圧ローラの製造方法
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、電子複写機やL B P の定着部に
おける加圧ローラとしてトナーの離型性を良好とするた
めに、芯金入りゴムローラの外周にフッ素樹脂スリーブ
被覆したローラが知られている。そして、近年、定着ロ
ラを使用した電子複写機やL B P などの小型化が進
み、加熱ローラや加圧ローラの外径が1 0 〜 2 5 mm 程
度となり、特に加圧ローラにおいては小型となるため定
着時におけるニップ幅を確保するために、金属芯金の外
周に被覆した弾性体を低硬度化する傾向があり、例えば
特公平4 ー7 7 3 1 5 号公報にて開示されるように弾性
体層を多孔質弾性体(スポンジゴム)としたものが多用
されている。
【0003】最近においては、加圧ローラのトナーに対
する離型性を保持するために、表層にフッ素樹脂スリー
ブを被覆したものが提案されており、このようなロー
、一般には特公昭4 7 ー2 0 7 4 7 号公報に開示され
ているように、弾性体層を被覆した心棒に接着剤を被覆
し、その心棒をスリーブ中へ挿入し、加熱することによ
スリーブを心棒に被覆された弾性体層の外周に固定す
るという方法で製造されている。
【0004】上記したような従来の加圧ローラは、最外
層に設けられたフッ素樹脂によりトナーとの離型性には
優れているものの、定着用加熱ローラとの摩擦により帯
電しやすく、その結果、静電オフセットと呼ばれる問題
が発生している。この静電オフセット現象は、定着用加
圧ローラが加熱ローラとの摩擦により数K V に帯電し、
転写材上の荷電トナーが飛び散ったり、機械内に浮遊し
ているトナーを引きつけたりして転写材を汚してしまう
ことであり、この現象を防止するためには、加圧ロー
表面電位を下げる必要があり、特公平5 ー2 2 9 0 8
号公報には、加圧ローラの弾性体層に導電性カーボンフ
ァイバーのような低抵抗物質を含有せしめて加圧ロー
弾性体層を導電性にした定着装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した金属芯金の外
周に被覆されるスポンジゴムとして通常シリコーンスポ
ンジゴムが用いられるが、このシリコーンスポンジゴム
は常圧熱気加硫(HAV)法にて成形されており、その
加硫剤としてはベンゾルパーオキサイドや2,4−ジク
ロロベンゾイルパーオキサイドなどのアシル系パーオキ
サイドが使用されている。しかしながら、導電性カーボ
ンを含有するシリコーンゴムにアシル系パーオキサイド
を加硫剤として使用すると、常圧熱気加硫では十分な加
硫が得られないという不具合があった。したがって、導
電性カーボンを含有するシリコーンスポンジゴムは特開
平3−223345号公報にて開示されているような付
加型の導電性シリコーンゴムに発泡剤を添加して作成さ
れている。しかしながら、前記の付加型の組成物は混練
り後の可使時間が短いために硬度などに安定した製品が
得られないという問題点があった。
【0006】上記した問題点を解決するために、特開平
5 ー4 3 8 0 2 号公報には、導電性シリコーンゴムの加
硫剤としてジ(アルキルパーオキシカーボネト)を用
いた導電性シリコーンスポンジゴムが開示されている。
この場合にはジ(アルキルパーオキシカーボネート)が
カーボンブラックに対して加硫障害がなく、かつ常圧熱
気加硫できるので硬度などが安定した導電性シリコーン
スポンジゴムが得られるが前記したジ(アルキルパーオ
キシカーボネート)を加硫剤として導電性シリコーンゴ
ムに使用したスポンジゴムを加圧ローラの弾性体層に適
用した場合には、実機耐久後の製品硬度の低下が著し
く、耐久性がないという不具合があり、また、ジ(アル
キルパーオキシカーボネート)の使用量を増すと加硫し
たスポンジゴムにおいて部分的に極めて大きな気泡が生
じるという異常発泡が発生し、加圧ローラを形成できな
いという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明者は、前記した
不具合や問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、硬
度低下の主原因が導電性シリコーンスポンジゴムの架橋
密度が低いためであり、その加硫剤としてジ(アルキル
パーオキシカーボネート)とジアルキルパーオキサイド
とを併用して使用することにより、硬度低下の少ない加
圧ローラを得ることができ、前述した問題点を解消でき
ることを見いだして本発明を完成するにいたったもので
ある。すなわち、本発明に係る加圧ローラの製造方法
は、導電性付与剤を混入したシリコーンゴムに発泡剤及
び加硫剤としてジ(アルキルパーオキシカーボネート)
とこれと併用して使用されるジアルキルパーオキサイド
とを混練りしたものを加硫成形して芯金の外周に装着す
るか、あるいは前記の混練りしたものを芯金に装着のう
え加硫成形する工程と、次いで、前記芯金の外周に加硫
成形して被覆された導電性シリコーンスポンジゴムの外
研磨する工程と、該外周が研磨された導電性シリコ
ーンスポンジゴムの外周にフッ素樹脂チューブを被覆形
成する工程とよりなることをその特徴とするものであ
る。
【0008】前記した本発明において用いられる加硫剤
ジ(アルキルパーオキシカーボネート)としては、特開
平5−43802号公報等に開示される有機過酸化物が
適用でき、1,2−ビス(t−ブチルパーオキシカルボ
キシ)エタン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシカ
ルボキシ)プロパン、1,4−ビス(t−ブチルパーオ
キシカルボキシ)ブタン、1,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシカルボキシ)ペンタン、1,6−ビス(t−ブ
チルパーオキシカルボキシ)ヘキサン、1,7−ビス
(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘブタン、1,8
−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)オクタン、
2,2−ジメチル−1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シカルボキシ)プロパンなどが例示される。
【0009】本発明において加硫剤として併用使用して
いるジアルキルパーオキサイドとしては、ジt−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、α,α−ビス(t−ブチルパー
オキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキシン−3などが例示される。
【0010】本発明における導電性シリコーン組成物の
ゴム硬化物の硬度は特に制限されるものではなくJIS
A硬度計で15〜70度の範囲で任意に選定できる
が、その硬度と物理強度及び導電性とのバランスのうえ
から35〜65度の範囲が望ましい。また、前記の導電
性シリコーン組成物における導電性付与剤としては、導
電性カーボンブラックが一般的で、アセチレンブラック
であるデンカブラック(商品名、電気化学工業株式会社
製)やオイルファーネスブラックであるトーカブラック
(商品名、東海カーボン株式会社製)、三菱導電性カー
ボン(商品名、三菱化成株式会社製)、バルカン(商品
名、キャボット社製)、プリンテックス(商品名、デグ
ッサ製)、ケッチェンブラック(商品名、アクゾ社製)
等が挙げられ、これらの導電性カーボンが適宜使用され
る。また、金属粉、金属酸化物、カーボンファイバーな
どのカーボンブラック以外の導電性付与剤を単独もしく
はカーボンブラックと併用使用してもよく、体積固有抵
抗として10 6 Ω・cm以下とすることが肝要である。
【0011】充填材等の配合処方も、特に制限されるも
のではなく、硬化したシリコーン組成物層の機械的特
性、すなわち物理強度、ゴム硬度、圧縮永久歪み等を考
慮して決定されるものであり、これには、アエロジルや
Cab−O−Silで代表されるヒュームドシリカ、H
i−Silやニップシルの如き湿式シリカ、セライトや
ラジオライトの如きけいそう土、ミヌシルやクリスタラ
イトの如き石英粉などが例示され、これらの充填材を通
常は数種類組み合わせて使用する。また、熱伝導性など
の特性を付与するために、上記した充填材に加え、酸化
アルミニウム(アルミナ)、酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、けい酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、炭酸カ
ルシウムなどを併用してもよい。更に、密封老化性を考
慮して酸化セリウムの如き耐熱剤や酸化マグネシウムの
如き受酸剤を加えてもよい。
【0012】
【実施例】 以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。図1 において、1 は,本発明方法にて製造された
圧ローラを示し、該加圧ローラ1 は芯金2の外周に導電
性シリコーンスポンジゴム層3 が接着され、更にその外
周に厚さ0. 1 mm以下のフッ素樹脂スリーブ4 が被覆さ
れている。そして前記の導電性シリコーンスポンジゴム
層3 にはX ー3 0 ー2 1 0 3 U (信越化学工業株式会社
製商品名)の如きスポンジ用グレードが使用される。
【0013】前記した芯金2とスポンジ層3の接着は、
予め発泡剤と加硫剤とを混練りしたシリコーンゴムを、
押出機で押出して原料ゴムチューブを形成した後に、H
AV(Hot Air Vulcanization )法やFBV(Fluidize
d Bed Vulcanization )法などにより加熱発泡させてシ
リコーンスポンジチューブを作成し、このシリコーンス
ポンジチューブに、予めTSE322(東芝シリコーン
株式会社製商品名)のような付加型の接着剤を塗布した
芯金2を挿入した後、更に加熱して前記接着剤を硬化さ
せてシリコーンスポンジゴムチューブを芯金2に接着さ
せるようにしてもよいし、表面にプライマーNO.8
(信越化学工業株式会社製商品名)のような接着剤を塗
布した芯金2を押出機のクロスヘッドダイを通過させて
上記芯金2上に発泡剤と加硫剤を混練りしたシリコーン
ゴム層を形成し、次いで、これを恒温槽中や加熱した金
型中で加熱発泡させると同時に接着させてもよい。上記
したいずれの接着方法でも芯金2上にシリコーンスポン
ジ層3を形成した後に、表面に形成されたスキン層を除
去するためと、外径寸法精度を得るためにスポンジ外周
を研磨する必要がある。
【0014】本実施例は、先ず、導電性シリコーンスポ
ンジゴム層3として前記したX−30−2103Uを1
00重量部、加硫剤として使用するジ(アルキルパーオ
キシカーボネート)として1,6−ビス(t−ブチル−
パーオキシカルボキシ)ヘキサンを0.75重量部、前
記加硫剤と併用使用するジアルキルパーオキサイドとし
て、ジクミルパーオキサイドを0.2重量部を配合して
試料を混練りし、発泡剤の入っていない試料を作成した
ものを実施例1とし、上記ジクミルパーオキサイドを
0.4重量部とした他は実施例1と同様の配合にて試料
を混練りし、発泡剤の入っていない試料を作成したもの
を実施例2とし、上記実施例1,実施例2と比較するた
めに、ジクミルパーオキサイドを配合しない他は実施例
1及び実施例2と同様の配合にて混練し、発泡剤の入っ
ていない試料を作成したものを比較例1とし、更に、
1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキ
サンを1.25重量部とした他は比較例1と同様として
配合混練した比較例2として発泡剤の入っていない試料
を作成した。これを表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】次に、テストピースを加硫した後、200
℃で4時間二次加硫した。この試料の物性試験結果を表
2に示すが、この試験結果から実施例1,実施例2及び
比較例2のテストピースは、比較例1のテストピースよ
り架橋密度が高いことが分かった。ここでいう架橋密度
は特公平4−38579号公報に記載されるトルエン膨
潤法による架橋密度の測定を行ったものであるが、トル
エンへの浸漬試験における体積変化率も同様の傾向を示
した。すなわち架橋密度の高いゴムほど膨潤率が少ない
という結果となった。
【0017】
【表2】
【0018】次に、前記した表1に示した配合に発泡剤
であるKE−P−13(アゾビスイソブチロニトリルの
50%シリコーンペースト、信越化学工業株式会社製商
品名)を各々2重量部加えた試料を混練りした後、全長
330mm、外径20mmの芯金2を押出機のクロスヘッド
ダイを通過せしめて上記芯金2上に発泡剤と加硫剤とを
混練りした導電シリコーンゴム層を形成した後、常圧熱
気炉にて発泡させたところ表3に示すような結果とな
り、比較例2では部分的に発泡度合いの極端に大きい場
所が数箇所あり、均一なスポンジが得られないことが分
かった。
【0019】
【表3】
【0020】前記した比較例2での部分的な異常発泡
は、発泡温度を例えば150℃程度に下げることにより
解消される傾向にあるが、この場合には加硫不足に起因
する粘着感が大きく架橋密度も低くなるので耐久性が保
持できない。上記した異常発泡を解析するためにエラス
トグラフ67.85<ロータレスタイプ・キュアーメー
ター>(独ゴットフエルト社製)でこれらのシリコーン
スポンジ配合物の180℃での加硫速度を測定し、図2
の結果を得た。図3は、図2で得られた加硫曲線を微分
したもので、カーブが高いほどその時間での加硫速度が
速いことを示している。
【0021】図2,図3より、加硫剤として1,6−ビ
ス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサンのみを
使用した比較例1,比較例2では加硫初期に加硫反応が
終了しているのに対して、ジクミルパーオキサイドを併
用した実施例1,2では90%加硫反応が終了後も徐々
に加硫反応が進行していることが分かった。このことか
ら、特に比較例2では加硫速度と発泡剤の分解速度のバ
ランスがとれておらず、部分的な異常発泡が生じるもの
と考えられる。これに対して、実施例1,実施例2では
反応温度の異なる過酸化物を加硫剤として併用使用して
いるのでゴムの架橋密度が比較例2と同レベルで、かつ
発泡剤の分解速度とバランスがとれ均一なスポンジが得
られるものと考えられる。
【0022】次に、表3 に示したスポンジローラのう
ち、実施例1 ,実施例2 及び比較例1のローラの表層に
厚さ5 0 μmのP F A チューブで被覆した後、キヤノン
株式会社製の複写機であるN P 6 0 3 0 (商品名)に取
付けて実機耐久試験を実施したところ、比較例1 のロー
ラでは3 万枚の通紙時に定着不良に起因する画像不良が
発生した。そこで比較例1 の製品硬度をアスカーC 硬度
計にて測定したところ、実機耐久試験前の硬度4 2 度に
対し、実機耐久試験後は3 6 度と約6 度の硬度低下がみ
られた。このため、スポンジゴム層を観察したところ部
分的にスポンジセルが破壊されて連泡状態になってお
り、この結果、製品硬度が低下して画像不良が発生した
ものと思われる。
【0023】これに対し、実施例1 ,実施例2 のロー
は7 万枚の実機耐久試験後も定着不良や紙しわなどの
不具合は発生せず、製品硬度の低下も約2 度程度であ
り、加圧ローラとして十分な耐久性を有していることが
分かった。実施例1 ,実施例2 のローラが比較例1 のロ
ラと比べて耐久性が良好なのは、スポンジゴム層の架
橋密度が高いうえに均一なセルが得られているためと考
えられ、単純に加硫剤である1 , 6 ービス(t ーブチル
パーオキシカルボキシ)ヘキサンを増量しても架橋密度
は高くなるが、比較例2 に示すような部分的に極端に発
泡の大きい部分が発生し、均一なスポンジが得られず加
圧ローラとしては不適切である。そのために、ベースゴ
ムの架橋密度は大きい方が好ましく、5 × 10- 4 mole/
cc以上であることが望ましい。
【0024】以上のように、本実施例においては、導電
性シリコーンスポンジゴムの加硫剤として反応温度の異
なる1 , 6 ービス(t ーブチルパーオキシカルボキシ)
ヘキサンとジクミルパーオキサイドとを併用使用したの
で、ゴムの架橋密度を高くでき、発泡剤の分解速度とバ
ランスがとれ、均一なスポンジゴムを得ることができ、
耐久性の良好な加圧ローラを得ることができたものであ
る。
【0025】
【発明の効果】 本発明に係る加圧ローラの製造方法
は、導電性付与剤を混入したシリコーンゴムに発泡剤及
び加硫剤としてジ(アルキルパーオキシカーボネート)
とこれと併用して使用されるジアルキルパーオキサイド
とを混練りしたものを加硫成形して芯金の外周に装着す
るか、あるいは前記の混練りしたものを芯金に装着のう
え加硫成形する工程と、次いで、前記芯金の外周に加硫
成形して被覆された導電性シリコーンスポンジゴムの外
周を研磨する工程と、該外周を研磨された導電性シリコ
ーンスポンジゴムの外周にフッ素樹脂チューブを被覆形
成する工程とよりなるものであり、特に前記したように
加硫剤としてジ(アルキルパーオキシカーボネート)と
アルキルパーオキサイドとを併用使用したのでスポンジ
ゴム層の架橋密度を高くすることができるとともに均一
なセルが得られ、この結果、耐久性に極めて優れた加圧
ローラを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧ローラーの縦断面図
【図2】シリコーンスポンジ配合物の180℃での加硫
速度を示す線図
【図3】図2を微分して示す加硫速度曲線
【符号の説明】
1 加圧ローラー 2 芯金 3 導電性シリコーンスポンジゴム層 4 フッ素樹脂層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性付与剤を混入したシリコーンゴム
    に発泡剤及び加硫剤としてジ(アルキルパーオキシカー
    ボネート)とこれと併用して使用されるジアルキルパー
    オキサイドとを混練りしたものを加硫成形して芯金の外
    周に装着するか、るいは前記の混練りしたものを芯金
    に装着のうえ加硫成形する工程と、次いで、前記芯金の
    外周に加硫成形して被覆された導電性シリコーンスポン
    ジゴムの外周を研磨する工程と、該外周を研磨された導
    電性シリコーンスポンジゴムの外周にフッ素樹脂チュー
    ブを被覆形成する工程とよりなることを特徴とする加圧
    ローラの製造方法。
  2. 【請求項2】 ジ(アルキルパーオキシカーボネート)
    が 1 , 6ービス(t ーブチルパーオキシカルボキシ)ヘ
    キサンであり、ジアルキルパーオキサイドがジクミルパ
    ーオキサイドである請求項1記載の加圧ローラの製造方
    法。
JP5260444A 1993-09-27 1993-09-27 加圧ローラの製造方法 Expired - Lifetime JP2732348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5260444A JP2732348B2 (ja) 1993-09-27 1993-09-27 加圧ローラの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5260444A JP2732348B2 (ja) 1993-09-27 1993-09-27 加圧ローラの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0792841A JPH0792841A (ja) 1995-04-07
JP2732348B2 true JP2732348B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=17348028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5260444A Expired - Lifetime JP2732348B2 (ja) 1993-09-27 1993-09-27 加圧ローラの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2732348B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3102317B2 (ja) * 1995-09-08 2000-10-23 キヤノン株式会社 加圧ローラ、定着装置、及び画像形成装置
JP2020052315A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 住友理工株式会社 定着部材

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198763A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 Toshiba Silicone Co Ltd シリコ−ンゴム組成物
TW221837B (ja) * 1990-12-28 1994-03-21 Shinetsu Chem Ind Co
JPH05142961A (ja) * 1991-11-18 1993-06-11 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 弾性ローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0792841A (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0322099B1 (en) Organic polymeric material having antistatic property, and its use in an elastic revolution body and fixing device using the same
US5782730A (en) Pressure roller
JP5759256B2 (ja) 発泡シリコーンゴムの製造方法及びゴム被覆ローラの製造方法
JP2732348B2 (ja) 加圧ローラの製造方法
JP5459828B2 (ja) 弾性ローラ、画像形成装置用定着装置及び画像形成装置
JP2018031826A (ja) スポンジローラ、スポンジローラの製造方法及び画像形成装置
JP4986214B2 (ja) 導電性ローラの製造方法
JP2002339949A (ja) 複合半導電性シリコーンゴムロール
JP3679780B2 (ja) ローラ
JP2001064434A (ja) スポンジ及びそのスポンジを備えたスポンジロール
JP2608522B2 (ja) 加圧ローラ
JP3765431B2 (ja) 半導電性シリコーンゴムロール
JPH0822209A (ja) 導電性シリコーンスポンジゴム組成物及びその組成物を用いた加圧ローラ
JP3539767B2 (ja) 定着器用加圧ローラ
JPH04340579A (ja) 定着器用ロール
JP2944457B2 (ja) 加圧ローラ
JPH08202187A (ja) 加圧ローラ
JP2002338808A (ja) 電子写真式画像形成装置用導電性シリコーンゴム組成物
JP2975307B2 (ja) 加圧ローラ及びその製造方法
JP2000120655A (ja) 半導電性ロール
JPH0911362A (ja) ローラ
JP2963635B2 (ja) 加圧ローラ
JP5649775B2 (ja) 転写部材及び画像形成装置
JPH11190328A (ja) 半導電性シリコーンゴムロール
JPH07241934A (ja) 半導電性ローラー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 14

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term