JP2732172B2 - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2732172B2
JP2732172B2 JP4272407A JP27240792A JP2732172B2 JP 2732172 B2 JP2732172 B2 JP 2732172B2 JP 4272407 A JP4272407 A JP 4272407A JP 27240792 A JP27240792 A JP 27240792A JP 2732172 B2 JP2732172 B2 JP 2732172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像表示装置に関
し、詳しくは、縁どりのついた文字やパターンを表示す
る機能を有する映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるテレビに代表される映像表示装
置は、映像の表示に加えて例えばチャンネル番号表示等
のための文字やパターン等のキャラクタをも表示する。
そして、このために、キャラクタ映像信号生成回路を具
備する。図4は、従来の映像表示装置のキャラクタ映像
信号生成回路部分を中心とするブロック図である。この
キャラクタ映像信号生成回路13は、画面上に一時に表
示される全てのキャラクタコードを蓄えておくことがで
きる表示データRAM5(メモリ)を備える。
【0003】マイクロコンピュータ1から送られて来た
キャラクタコード“W”を表示データRAM5に書込む
ために、この回路は書込みアドレスレジスタ2と書き込
みデータレジスタ3を備える(書込み回路)。さらに、
この書込みと表示データRAM5からの読出しとを制御
するために、書込み同期回路4とアドレス選択回路6を
備えている(読み書き制御回路)。書込みアドレスレジ
スタ2はマイクロコンピュータ1からの制御およびデー
タ信号Bを受けてアドレス信号Aを保持する。書き込み
データレジスタ3はキャラクタコード“W”を保持しキ
ャラクタ信号W上に出力する。書込み同期回路4は書込
み同期信号Sを生成し、さらに、この書込み信号Sを受
けて、アドレス選択回路6は表示データRAM5へのア
ドレス信号Uを生成する。
【0004】表示すべきキャラクタコード“G”を表示
データRAM5から読出すために、キャラクタ映像信号
生成回路13は、垂直アドレスカウンタ12と発振回路
11、水平アドレスカウンタ10とを備える。垂直アド
レスカウンタ12は、走査線との同期をとるための垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとを受けて行選択信号Rを
生成し、表示画面上の垂直方向位置を定めるための行選
択信号Rをアドレス選択回路6へ送出する。発振回路1
1は、水平方向走査中のタイミングをとるために、水平
同期信号Hを受けてこれに発振開始の位相が同期してい
るドットクロックDを発生する。水平アドレスカウンタ
10は、水平同期信号HとドットクロックDを受けて表
示画面上の水平方向位置を定めるための桁選択信号Cを
生成し、アドレス選択回路6と書込み同期回路4へ桁選
択信号Cを送出する。
【0005】さらに、キャラクタ信号G上に読み出され
たキャラクタコード“G”のパターンを表示するため
に、キャラクタ映像信号生成回路13は、キャラクタジ
ェネレータ7とシリアル変換回路8とを備えている。キ
ャラクタジェネレータ7は、アドレス選択回路6で生成
されたアドレス信号Lとキャラクタ信号G上のキャラク
タコード“G”とを受けて1キャラクタ分のマトリック
ス状パターンの内の1行分のキャラクタパターン“P”
を生成する。
【0006】また、シリアル変換回路8は、1行分の複
数ビットからなるキャラクタパターンをドットクロック
Dにより1ドットづつ順次出力する。シリアル変換回路
8は、さらに縁どりパターンを生成する回路を有してお
り、縁どりパターン“Y”のついたキャラクタパターン
“P”を他の映像信号Eに合成してCRT9に表示する
こともできる。
【0007】このような構成のキャラクタ映像信号生成
回路13において、マイクロコンピュータ1から送られ
て来たキャラクタコード“W”を表示データRAM5に
書込む時の動作を説明する。表示データRAM5に書込
みたいキャラクタコード“W”をマイクロコンピュータ
1が制御およびデータ信号Bに従ってデータを書込みデ
ータレジスタ3に送出すると、これを受けて書込みデー
タレジスタ3はキャラクタコード“W”を保持しキャラ
クタ信号W上に出力する。
【0008】キャラクタコード“W”を書込みたい表示
データRAM5のアドレス“A”をマイクロコンピュー
タ1が制御およびデータ信号Bに従ってアドレスを書込
みアドレスレジスタ2に送出すると、これを受けて書込
みアドレスレジスタ2はアドレス“A”を保持しアドレ
ス信号A上に出力する。書込みアドレスレジスタ2がア
ドレス“A”を保持し書込みデータレジスタ3がキャラ
クタコード“W”を保持していることをマイクロコンピ
ュータ1が制御およびデータ信号Bに従って制御信号を
書込み同期回路4に送出し書込みの準備が整っているこ
とを知らせると、これを受けて書込み同期回路4は書込
みを行わせるための書込み同期信号Sを出力しようとす
る。
【0009】しかし、このとき表示データRAM5から
は、行選択信号Rと桁選択信号Cを受けたアドレス選択
回路6が生成したアドレス信号Uにより選択された表示
のためのキャラクタコード“G”の読出しが水平同期信
号Hおよび垂直同期信号Vに同期して行われている。こ
のため、詳細は後述するが、書込み同期回路4は、キャ
ラクタコード“G”が読出されているタイミングを避け
て、書込み同期信号Sを出力する。この書込み同期信号
Sを受けてアドレス選択回路6はアドレス信号Aを選択
し、このアドレス信号A上のアドレス“A”をアドレス
信号Uとして表示データRAM5へ出力する。アドレス
信号Uとキャラクタ信号Wとを受けて、それに従って、
表示データRAM内のアドレス“A”にキャラクタコー
ド“W”が書込まれる。
【0010】また、表示すべきキャラクタコード“G”
を表示データRAM5から選択して読出すときの回路の
動作を説明する。垂直アドレスカウンタ12は、垂直同
期信号Vを受けてカウント値が初期化され、水平同期信
号Hを受けてカウント値を進め、走査線の垂直方向の位
置を定めるための行選択信号Rを出力する。発振回路1
1は、水平同期信号Hを受けて発振の位相が初期化さ
れ、走査線の水平方向の走査速度に対応する周波数のド
ットクロックDを生成し出力する。
【0011】水平アドレスカウンタ10は、水平同期信
号Hを受けてカウント値が初期化され、ドットクロック
Dを受けてカウント値を進め、走査線の水平方向の位置
を定めるための桁選択信号Cを出力する。アドレス選択
回路6は、このようにして生成された行選択信号Rと桁
選択信号Cが入力されて、表示データRAM5へのアド
レス信号Uとキャラクタジェネレータ7へのアドレス信
号Lとを、それぞれの記憶形態に応じて演算して生成し
出力する。
【0012】表示データRAM5は、アドレス信号Uを
受けて、それにより指定されたアドレスに予め記憶して
いたキャラクタコード“G”を読出し、それをキャラク
タ信号Gとして、キャラクタジェネレータ7へ出力す
る。キャラクタジェネレータ7は、キャラクタパターン
を記憶したROMでよく、キャラクタコード“G”を受
けて、そのコードに対応する1キャラクタ分のパターン
(マトリックス状構成)を選択し、さらにアドレス信号
Lを受けて、1キャラクタ分のパターンの内の1行分の
キャラクタパターン“P”をパターン信号Pとして出力
する。
【0013】縁どりパターンを生成するには、上下の行
のパターンも必要であり、通常は合わせて三行分のパタ
ーンを要するから、例えば、アドレス信号Lの値が
“N”の時に表示したいキャラクタパターン“P”を指
すとすれば、一キャラクタ分の幅を走査する時間内にア
ドレス信号Lの値は、“(N−1)”,“N”,“(N
+1)”と変化し、一キャラクタ分のパターンの内の三
行分のキャラクタパターンを、順次パターン信号P上に
読出す。
【0014】このようなことを行うために、桁選択信号
Cを受けたアドレス選択回路6が、1キャラクタパター
ンの幅を走査する期間をT0とし、このT0の時間をT
1,T2,T3,T4の4つに分割する。T1の期間に
は、アドレス選択回路6が、行選択信号Rと桁選択信号
Cとから生成する読み出しアドレス“Q”を、アドレス
信号Uとして、表示データRAM5へ送出する。これに
より、表示データRAM5のアドレス“Q”に記憶され
ているキャラクタコード“G”がキャラクタ信号G上に
読み出される。
【0015】T2の期間には、縁どりパターン“Y”を
生成するために走査対象の行“N”の隣の行のキャラク
タパターンを読出す。そこで、この期間に、アドレス選
択回路6がこのタイミングでアドレス信号Lに“(N−
1)”を出力する。これとキャラクタコード“G”とを
受けてキャラクタジェネレータ7はキャラクタ信号Pと
して“(N−1)”行目のパターンをキャラクタコード
“G”のマトリックス状パターンから読出す。
【0016】この間、キャラクタジェネレータ7がキャ
ラクタコード“G”を使用しているので、表示データR
AM5からキャラクタ信号G上に読み出されているキャ
ラクタコード“G”が安定している必要がある。このた
めには、表示データRAM5の入力であるアドレス信号
Uが安定している必要がある。さらに、このためには、
アドレス信号Uを生成しているアドレス選択回路6は、
アドレス信号U上に読出しアドレス“Q”を出力してい
ることが必要である。
【0017】T3の期間には、縁どりパターン“Y”の
生成および本来のキャラクタパターン“P”の表示のた
めに走査対象の行“N”の行のキャラクタパターン
“P”を読出す。そこで、この期間に、アドレス選択回
路6がこのタイミングでアドレス信号Lに“N”を出力
する。これとキャラクタコード“G”とを受けてキャラ
クタジェネレータ7はキャラクタ信号Pとして“N”行
目のパターンすなわちキャラクタパターン“P”をキャ
ラクタコード“G”のマトリックス状パターンから読出
す。
【0018】この間も、キャラクタジェネレータ7がキ
ャラクタコード“G”を使用しているので、表示データ
RAM5からキャラクタ信号G上に読み出されているキ
ャラクタコード“G”が安定している必要がある。この
ためには、表示データRAM5の入力であるアドレス信
号Uが安定している必要がある。さらに、このために
は、アドレス信号Uを生成しているアドレス選択回路6
は、アドレス信号U上に読出しアドレス“Q”を出力し
ていることが必要である。
【0019】T4の期間には、縁どりパターン“Y”を
生成するために走査対象の行“N”の隣の行のキャラク
タパターンを読出す。そこで、この期間に、アドレス選
択回路6がこのタイミングでアドレス信号Lに“(N+
1)”を出力する。これとキャラクタコード“G”とを
受けてキャラクタジェネレータ7はキャラクタ信号Pと
して“(N+1)”行目のパターンをキャラクタコード
“G”のマトリックス状パターンから読出す。
【0020】この間もやはり、キャラクタジェネレータ
7がキャラクタコード“G”を使用しているので、表示
データRAM5からキャラクタ信号G上に読み出されて
いるキャラクタコード“G”が安定している必要があ
る。このためには、表示データRAM5の入力であるア
ドレス信号Uが安定している必要がある。さらに、この
ためには、アドレス信号Uを生成しているアドレス選択
回路6は、アドレス信号U上に読出しアドレス“Q”を
出力していることが必要である。
【0021】シリアル変換回路8は、パラレルデータを
シリアルデータに変換するためのシフトレジスタを有
し、縁どりパターンの生成に要する3行分のキャラクタ
パターンを処理するために、通常は3組のシフトレジス
タを主体に構成される回路であって、複数ビットからな
るキャタクタパターン“P”および両隣の行のキャラク
タパターンをパラレルにラッチし、ドットクロックDを
受けて、キャラクタパターン“P”および生成した縁ど
りパターン“Y”とを、1ドットづつシリアルに出力す
る。
【0022】このようにしてキャラクタ映像信号生成回
路13により生成されて1ドットづつ順次出力される映
像信号は、通常は他の映像信号Eと合成されて、CRT
9に表示される。ここで、概要のみ前述の書込み同期回
路4ついて詳述する。上述の如く、表示画面に表示中に
はキャラクタ信号Gの状態が安定していなければならな
い。ところが、表示データRAM5がキャラクタコード
“G”を出力している時に、アドレス信号Uに書込みの
ためのアドレス信号Aを選択し出力すると、キャラクタ
信号G上のキャラクタコードが不定になる。その不定な
キャラクタコードにより指定されて、キャラクタジェネ
レータ7が出力するパターン信号P上のキャラクタパタ
ーンも不定になる。
【0023】その結果パターンの一部が本来表示される
べきものでないものになるために、画面に不所望なチラ
ツキが現れてしまう。表示中のキャラクタ信号Gの状態
を安定させてこのような不都合を回避すべく、従来の書
込み同期回路4は、表示データRAMからの読出しが行
われることのない、走査線の水平帰線時間および垂直帰
線時間の期間(いわゆる無効画面の期間)においてのみ
書込み同期信号Sを出力するように構成されており、こ
れによって、画面のチラツキが防止されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成の
映像表示装置では、表示データRAMへの書込みを無効
画面の期間を利用して行っており、データの転送速度や
タイミングが限定される。このため、表示画面の更新が
遅く、マイクロコンピュータの処理も待たされてしま
う。また、一文字分の走査時間内に、表示データRAM
からの読出しとキャラクタジェネレータへの複数回のア
クセスとを行っている。しかも、この時間は映像信号の
走査速度によって規定されており、これを任意に変更す
る訳にはいかない。このため、この走査期間がさらに分
割された時間内で動作できるように、表示データRAM
とキャラクタジェネレータは高速のものしか使用できな
い。
【0025】これに対し、前者の書込みタイミングにつ
いては、表示データRAM5とキャラクタジェネレータ
7との間にコードデータラッチ25を設けることにより
(図3参照)、キャラクタジェネレータからの読出し時
に書込みも行えるという発明が、同一出願人の特許出願
番号3-174400の出願で開示されて、対処がなされている
が、後者については対処されていない。このため、高性
能ではあっても高価な素子を必要とするので問題であ
る。この発明の目的は、このような従来技術の問題点を
解決するためのものであって、縁どり表示が可能であっ
て、有効画面の走査中にもメモリへの書込みができて、
しかも画面にチラツキが現れることのない映像表示装置
を、比較的低速のメモリやキャラクタジェネレータを用
いて実現することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のこの発明の映像表示装置の構成は、従来の構成の回路
に、複数のコードデータラッチを設け、これらのコード
データラッチが、交互に又は順次に、メモリから読み出
されたキャラクタコードを一旦受けて保持し、この保持
しているキャラクタコードをキャラクタジェネレータへ
出力する。さらに書込み同期回路は、前記コードデータ
ラッチの何れもが前記メモリからのキャラクタコードを
受け取っていない時には、マイクロコンピュータからの
制御信号を受けると、書込み同期信号を出力する。そし
て、前記キャラクタジェネレータからのキャラクタパタ
ーン発生と、前記メモリへの書込み又は前記メモリから
の読出しとが、並行して行われるものである
【0027】具体的には、表示対象のキャラクタコード
を記憶するメモリと、このメモリに書込むキャラクタコ
ードを保持する書込み回路と、前記メモリから読み出さ
れたキャラクタコードを受けて対応するマトリックス状
パターンを選択しさらにこのマトリックス状パターン内
のアドレスを受けて前記マトリックス状パターンから対
応する1行分のキャラクタパターンを選択して出力する
キャラクタジェネレータと、を有し、前記キャラクタパ
ターンに縁どりして表示画面上に表示することができる
映像表示装置において、受けたキャラクタコードを交互
にラッチして出力する第1,第2のラッチ回路と、前記
表示画面上の垂直位置を定める行選択信号と水平位置を
定める桁選択信号とを受け、前記垂直位置に対応した第
1のアドレスと前記縁どりをするために必要な第2のア
ドレスとを前記マトリックス状パターン内のアドレスと
して順次に発生し、前記垂直位置と前記水平位置とに対
応して選択されるキャラクタコードを前記第1,第2の
アドレスの発生時間内に前記メモリから読出して前記第
1,第2のラッチ回路へ出力し、前記第1,第2のラッ
チ回路のうちこの読み出されたキャラクタコードのラッ
チをしない方のラッチ回路を指定する選択信号が前記第
1,第2のアドレスの発生時間に亙って出力され、前記
第1,第2のアドレスの発生時間のうちで前記メモリか
らの読出しを行っていないときに前記書込み回路が前記
メモリに書込むべきキャラクタコードを保持していれば
この書込むべきキャラクタコードが前記メモリに書込ま
れる読み書き制御回路と、前記選択信号を受けこの選択
信号により指定されたラッチ回路が保持するキャラクタ
コードを選択して前記キャラクタジェネレータに出力す
るセレクタと、を備え、前記キャラクタジェネレータか
らのキャラクタパターン発生と、前記メモリへの書込み
又は前記メモリからの読出しとが、並行して行われるも
のである。
【0028】
【作用】以上のような構成によれば、従来の映像表示装
置と異なるのは、有効画面の1行の走査の中の1キャラ
クタ分の走査期間内にも、メモリからの読出しの他にメ
モリへの書込みが可能なタイミングが存在することと、
これらの読出し書込みとキャラクタジェネレータからの
縁どりのための複数回のキャラクタパターン発生とが並
行して行われることである。これにより、キャラクタジ
ェネレータからのキャラクタパターン発生を間断なく行
うことができ、しかも、有効画面の走査中にもメモリへ
の書込みを行うことができる。
【0029】具体的には、1キャラクタパターンの幅を
走査する期間の間に、縁どりパターンを生成するために
キャラクタパターンの読出しが複数回おこなわれるが、
この期間ではキャラクタジェネレータに与えるキャラク
タコードが同一のものであることに着目すると、表示デ
ータRAM等のメモリから読出したキャラクタコードを
コードデータラッチがラッチしておけば、メモリからの
読出しは一回でよく、キャラクタジェネレータがコード
データラッチからのキャラクタコードを受けてキャラク
タパターンの読出しを行っている時はメモリの出力が何
であってもよい。よって、このタイミングであればメモ
リへの書込みを行っても画面に不所望なチラツキが現れ
ることがない。
【0030】また、一方のコードデータラッチがメモリ
からのキャラクタコードを受け取っているときでも、キ
ャラクタジェネレータは、他方のコードデータラッチが
既にラッチし終えて保持しているキャラクタコードを受
けて、キャラクタパターンの発生を継続して行うことが
できる。したがって、キャラクタジェネレータからのキ
ャラクタパターンの読出しは、メモリからの読出し書込
みの終了を待っている必要がなくなり、間断なく行うこ
とが可能である。これにより、待ち合わせのためにしか
使われないタイミングが不要となり、その分、キャラク
タジェネレータやメモリがゆっくりと動作しても間に合
うことになる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図面を
参照して詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例
の映像表示装置のキャラクタ映像信号生成回路部分を中
心とするブロック図であり、従来例を示す図4に対応す
るものである。図2(a)は、キャラクタパターンと、
上下左右のドットを囲む縁どりパターンの一例である。
図2(b)は、コードデータラッチ周りの信号の関係を
説明するためのタイミングテーブルである。
【0032】この実施例における映像表示装置のキャラ
クタ映像信号生成回路33の構成は、従来例の構成を示
す図4のものに対し、新たにコードデータラッチ25,
26とセレクタ27が設けられ、さらに、アドレス選択
回路6が選択信号Qをも出力するように改良されアドレ
ス選択回路60となったものである。コードデータラッ
チ25は、コードデータラッチ26と共に交互に、表示
データRAM5から読み出されたキャラクタ信号G上の
キャラクタコード“G”を受けて保持する。そして、こ
のキャラクタコード“G”を、コードデータラッチ25
はキャラクタ信号F’として、コードデータラッチ26
はキャラクタ信号F”として、セレクタ27へ出力す
る。
【0033】セレクタ27は、これらのキャラクタ
F’,F”の何れか一方の安定している方を選択信号Q
に応じて選択し、それをキャラクタ信号Fとして、キャ
ラクタジェネレータ7へ出力する。書込み同期回路24
は、コードデータラッチ25及びコードデータラッチ2
6の何れもがキャラクタ信号Gを受け取っていない時に
は、マイクロコンピュータ1からの制御およびデータ信
号Bに従って制御信号を受けると、書込み同期信号Sを
出力する。
【0034】以上のような構成の下では、キャラクタパ
ターンのそれぞれの表示の時間内においても、表示デー
タRAM5への書込みができることと、キャラクタジェ
ネレータからのキャラクタパターンの読出しが間断なく
できることとを、図2のタイミングテーブルを参照しな
がら詳細に説明する。従来例と同様に1キャラクタパタ
ーンの幅を走査する期間をT0とするが、従来例とは異
なりこのT0の時間がT1,T2,T3の3つに分割さ
れる。
【0035】先ず、直前のT0期間内のT3の期間にお
いて、アドレス選択回路60が、行選択信号Rと桁選択
信号Cとから生成する読み出しアドレス“Q”を、アド
レス信号Uとして、表示データRAM5へ送出する。こ
れにより、表示データRAM5のアドレス“Q”に記憶
されているキャラクタコード“G”がキャラクタ信号G
として読み出される。そして、表示データRAM5の出
力を代行するために、コードデータラッチ25が、桁選
択信号Cの1ビットをクロック信号として受けて、この
キャラクタコード“G”を受け取って保持する。
【0036】次に、今回のT0期間内のT1の期間に
は、アドレス選択回路60によりコードデータラッチ2
5を選択すべき選択信号Qが生成されセレクタ27に送
出される。これにより、表示データRAM5の代わりに
コードデータラッチ25が保持するキャラクタコード
“G”が、キャラクタ信号F’,キャラクタ信号Fとし
てキャラクタジェネレータに送出される。また、縁どり
パターン“Y”を生成するためには走査対象の行“N”
の隣の行のキャラクタパターンを読出す必要がある。そ
こで、この期間に、アドレス選択回路60がこのタイミ
ングでアドレス信号Lに“(N−1)”を生成し出力す
る。これを受けてキャラクタジェネレータ7はパターン
信号Pとして“(N−1)”行目のキャラクタパターン
をキャラクタコード“G”の1キャラクタ分のマトリッ
クス状パターンから読出す。
【0037】この間、表示データRAM5が拘束されて
いないので、書込み同期回路24は、マイクロコンピュ
ータ1から制御およびデータ信号Bに従って制御信号を
受け取っていると、書込み同期信号Sを出力している。
そこで、このタイミングT1期間において、この信号S
を受けてアドレス選択回路60は、アドレス信号Uにア
ドレス信号A上のアドレス“A1”を選択して出力す
る。これにより、表示データRAM5にキャラクタ信号
W上のキャラクタコード“W1”が書込まれる。これに
より、有効画面の表示期間内であってもメモリへの書込
みが可能となり、しかも、キャラクタジェネレータから
の読出しとの並行処理も可能である。
【0038】続くT2の時間にも、表示データRAM5
の代わりにコードデータラッチ25が保持するキャラク
タコード“G”が選択されてキャラクタ信号F’,Fと
して出力される。この期間にあっては、アドレス選択回
路60はアドレス信号Lに“N”を出力する。これを受
けてキャラクタジェネレータ7はパターン信号Pとして
“N”行目のキャラクタパターン“P”をキャラクタコ
ード“G”の1キャラクタ分のマトリックス状パターン
から読出す。
【0039】この間にも、表示データRAM5が拘束さ
れていないので、書込み同期回路24は、マイクロコン
ピュータ1から制御およびデータ信号Bに従って制御信
号を受け取ると、書込み同期信号Sを出力する。そこ
で、このタイミングT2期間において、この信号Sを受
けてアドレス選択回路60は、アドレス信号Uにアドレ
ス信号A上のアドレス“A2”を選択して出力する。こ
れにより、表示データRAM5にキャラクタ信号W上の
キャラクタコード“W2”が書込まれる。これにより、
この有効画面の表示期間内にもメモリ書込みとキャラク
タジェネレータからの読出しとの並行処理が可能であ
る。
【0040】着目しているT0期間内の最後のT3の期
間にも、やはりコードデータラッチ25が保持するキャ
ラクタコード“G”がキャラクタ信号F’,Fとして出
力される。そして、縁どりパターン“Y”を生成するた
めには走査対象の行“N”の隣の行のキャラクタパター
ンを読出す必要があり、この期間には、アドレス選択回
路60がこのタイミングでアドレス信号Lに“(N+
1)”を生成し出力する。これを受けてキャラクタジェ
ネレータ7はパターン信号Pとして“(N+1)”行目
のキャラクタパターンをキャラクタコード“G”の1キ
ャラクタ分のマトリックス状パターンから読出す。
【0041】さらに、このT3の期間には、表示データ
RAM5がキャラクタ信号Fについては拘束されていな
いので、アドレス選択回路60が、行選択信号Rと桁選
択信号Cとから生成する読み出しアドレス“Q’”を、
アドレス信号Uとして、表示データRAM5へ送出す
る。そして、表示データRAM5のアドレス“Q’”に
記憶されているキャラクタコード“H”がキャラクタ信
号Gとして読み出される。また、この期間には、コード
データラッチ26も拘束されていない。
【0042】そこで、表示データRAM5の出力を代行
するために、コードデータラッチ26が、桁選択信号C
の1ビットをクロック信号として受けて、このキャラク
タコード“H”を受け取って保持する。このキャラクタ
コード“H”は、次のT0期間において、選択信号Qに
応じてセレクタ27により選択されて用いられることに
なる。よって、有効画面のこの表示期間内には、メモリ
からの次のT0期間のためのキャラクタコードの読出し
とキャラクタジェネレータからの読出しとを、並行して
処理することができる。
【0043】このように、この発明の回路にあっては、
キャラクタジェネレータ7が受けるキャラクタコード
“G”を、表示データRAM5が直接出力し続けるので
はなく、それに代わってコードデータラッチ25,26
が交互に保持し出力している。そして、セレクタ27に
より安定している方のコードデータラッチの保持するキ
ャラクタコードがキャラクタジェネレータ7に送出され
る。これにより、この間、表示データRAM5の出力が
不定であっても、キャラクタジェネレータ7が受けるキ
ャラクタ信号F上のキャラクタコード“G”は安定して
おり、画面にチラツキが現れることがない。しかも、キ
ャラクタジェネレータ7からの読出しが間断なく行え
る。
【0044】したがって、無効画面(走査線の水平帰線
時間および垂直帰線時間)の走査期間に加え、有効画面
の走査期間であっても、キャラクタジェネレータ7から
の読出し期間T1,T2には、すなわち約2/3の時間
において、マイクロコンピュータ1から表示データRA
M5への書込みが可能である。そこで、データ転送のた
めにマイクロコンピュータが長時間待つ必要がなく、効
率よくデータ転送が行なえて素早く画面更新ができる。
【0045】さらに、キャラクタジェネレータ7からの
読出し期間T3には、すなわち残りの約1/3の時間に
おいて、次の表示期間T0のためのキャラクタコードの
読出しが行える。つまり、表示データRAMへのアクセ
スとキャラクタジェネレータへのアクセスとが完全並行
して行える。このパイプライン化により、表示データR
AM,キャラクタジェネレータへのアクセスサイクルタ
イムは、従来(T0/4)しかなかったのが、(T0/
3)と長くなり、その分だけ低速の素子でも間に合わせ
ることができる。
【0046】以上、この発明の特徴である、有効画面の
走査期間内での書込みについて説明してきたが、その他
の動作については、従来例と同様である。なお、キャラ
クタコードには、JISやASCIIコード等に規定さ
れる符号コードに限らず、色情報,点滅情報等が付随し
ていてもよい。また、この発明の特徴は縁どりパターン
を生成するために必要な読み取りの時間を利用すること
にあるので、この発明の構成は、単なるキャラクタのみ
の表示装置のキャラクタ映像信号生成回路に限らず、縁
どりのついた文字やタイトル等をスーパーインポーズす
るテレビやVTR,ビデオカメラ,レーザディスク等の
映像表示装置のキャラクタ映像信号生成回路などにも適
用が可能である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明の映像表
示装置にあっては、簡易な回路の追加により、無効画面
の走査期間に加えて有効画面の走査中であっても、マイ
クロコンピュータからのデータを画面がチラツクことな
く表示データRAMに書込こむことができ、マイクロコ
ンピュータ等を待たせずに効率よくデータ転送が行なえ
る。また、メモリのアクセスとキャラクタジェネレータ
のアクセスとのパイプライン化により、これらのアクセ
スのためのサイクルタイムを長く採ることができるので
低速の素子を採用することができる。その結果、素早く
画面更新のできる回路が安価に実現できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の映像表示装置のキャラク
タ映像信号生成回路部分を中心とするブロック図であ
る。
【図2】映像表示装置におけるキャラクタパターンとこ
れから生成されて上下左右のドットを囲む縁どりパター
ンの一例(a)と、この発明の映像表示装置の特徴であ
るコードデータラッチ周りの信号の関係を説明するため
のタイムテーブル(b)である。
【図3】既出願の映像表示装置の特にキャラクタ映像信
号生成回路部分のブロック図である。
【図4】従来の映像表示装置の特にキャラクタ映像信号
生成回路部分のブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 書込みアドレスレジスタ 3 書込みデータレジスタ 4 書込み同期回路 5 表示データRAM 6 アドレス選択回路 7 キャラクタジェネレータ 8 シリアル変換回路 9 CRT 10 水平アドレスカウンタ 11 発振回路 12 垂直アドレスカウンタ 13 キャラクタ映像信号生成回路 23 キャラクタ映像信号生成回路 24 書込み同期回路 25 コードデータラッチ 26 コードデータラッチ 27 セレクタ 33 キャラクタ映像信号生成回路 60 アドレス選択回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示対象のキャラクタコードを記憶するメ
    モリと、このメモリに書込むキャラクタコードを保持す
    る書込み回路と、前記メモリから読み出されたキャラク
    タコードを受けて対応するマトリックス状パターンを選
    択しさらにこのマトリックス状パターン内のアドレスを
    受けて前記マトリックス状パターンから対応する1行分
    のキャラクタパターンを選択して出力するキャラクタジ
    ェネレータと、を有し、前記キャラクタパターンに縁ど
    りして表示画面上に表示することができる映像表示装置
    において、 受けたキャラクタコードを交互にラッチして出力する第
    1,第2のラッチ回路と、 前記表示画面上の垂直位置を定める行選択信号と水平位
    置を定める桁選択信号とを受け、前記垂直位置に対応し
    た第1のアドレスと前記縁どりをするために必要な第2
    のアドレスとを前記マトリックス状パターン内のアドレ
    スとして順次に発生し、前記垂直位置と前記水平位置と
    に対応して選択されるキャラクタコードを前記第1,第
    2のアドレスの発生時間内に前記メモリから読出して前
    記第1,第2のラッチ回路へ出力し、前記第1,第2の
    ラッチ回路のうちこの読み出されたキャラクタコードの
    ラッチをしない方のラッチ回路を指定する選択信号が前
    記第1,第2のアドレスの発生時間に亙って出力され、
    前記第1,第2のアドレスの発生時間のうちで前記メモ
    リからの読出しを行っていないときに前記書込み回路が
    前記メモリに書込むべきキャラクタコードを保持してい
    ればこの書込むべきキャラクタコードが前記メモリに書
    込まれる読み書き制御回路と、 前記選択信号を受けこの選択信号により指定されたラッ
    チ回路が保持するキャラクタコードを選択して前記キャ
    ラクタジェネレータに出力するセレクタと、 を備え、前記キャラクタジェネレータからのキャラクタ
    パターン発生と、前記メモリへの書込み又は前記メモリ
    からの読出しとが、並行して行われることを特徴とする
    映像表示装置。
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