JP2731699B2 - 電解コンデンサのエージング処理回路 - Google Patents

電解コンデンサのエージング処理回路

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JP2731699B2
JP2731699B2 JP5158892A JP15889293A JP2731699B2 JP 2731699 B2 JP2731699 B2 JP 2731699B2 JP 5158892 A JP5158892 A JP 5158892A JP 15889293 A JP15889293 A JP 15889293A JP 2731699 B2 JP2731699 B2 JP 2731699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサのエージ
ング処理回路に関し、特に電解コンデンサをエージング
処理する際に、当該コンデンサに流す励磁電流を最適な
状態に制御できる電解コンデンサのエージング処理回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】薄形電解コンデンサは、周知のとおり、
例えばアルミニューム薄を陽極とし、その陽極箔と陰極
箔との間に電解物質を含浸させ、両電極箔に直流電圧を
印加し電解物質を電解酸化させて両電極箔の間に極めて
薄い酸化皮膜からなる誘電体を生成させることにより製
造される素子である。
【0003】したがって、上記電解コンデンサを製造す
る工程においては、当該コンデンサの検査前に、当該コ
ンデンサに電圧を印加して前記コンデンサを化成化する
エージング処理を必要としている。このため、従前よ
り、エージング処理を行うエージング処理回路が提案さ
れている。
【0004】従来のエージング処理回路としては、大別
して、定電流回路を用いるもの、充電抵抗のみを用いる
ものがあった。
【0005】この定電流回路を用いるエージング処理回
路は、当該コンデンサと定電流回路とを直列接続し、当
該コンデンサに一定電流を流すようにしたものであり、
充電電流を流すことにより当該コンデンサの化成化がで
きることになる。
【0006】また、充電抵抗のみを用いるエージング処
理回路は、当該コンデンサと充電抵抗とを直列接続し、
この直列回路に直流電圧を印加するようにしたものであ
り、充電電流を流すことにより当該コンデンサの化成化
ができることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記定電流、または、
充電抵抗を介したエージング方法では、多数個のコンデ
ンサの中でエージング工程中で、箔欠陥により熱破壊に
至るコンデンサがエージング中破壊し、付近の良品コン
デンサを機械的に破壊する欠点があつた。
【0008】本発明はこのように、熱破壊に至るコンデ
ンサの破壊前にこれを検知し、周囲への影響を防止する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電解コンデンサのエージング処理回路は、
複数個の電解コンデンサを並列に接続してエージング
電圧を各々の電解コンデンサに与え、エージング処理を
行う電解コンデンサのエージング処理回路において、前
記各々の電解コンデンサの一端にプロテクタリレーの常
閉接点とリレーコイルとを直列に接続し、該プロテクタ
リレーは自己保持電源回路に接続された開接点を更に備
え、前記電解コンデンサに所定の電流以上の電流が流れ
たときに、前記リレーコイルの作動によって前記常閉リ
レースイッチが前記開接点側に開放され、該開放状態が
を保持されることを特徴とする。
【0010】
【作用】上述したような構成とし本た発明では、エージ
ング電源に対して、電解コンデンサ、スイッチ手段、開
放する手段からなる直列回路を接続し、当該電解コンデ
ンサに所定の一定電流以上の電流が流れると、開放する
手段が動作してスイッチ手段を開放することにより当該
電解コンデンサに流れる電流を切り、かつスイッチ手段
が開放されると保持手段が働くことによりスイッチ手段
を開放したままにする。これにより、電解コンデンサに
は、以後、励磁電流が流れなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本発明に係る電解コンデンサのエ
ージング処理回路の一実施例を示す要部回路構成図であ
る。
【0013】図1において、エージング処理回路1は、
大別して、エージング用治具3と、エージング電源5
と、保持用電源7とを備えている。
【0014】前記エージング用治具3は、複数の電解コ
ンデンサCx1,Cx2,…,Cxn(nは任意の整数)を着
脱できるようになっており、複数個の電解コンデンサC
x1,Cx2,…,Cxnを並列に装着接続し、エージング電
源5からエージング電圧を各々の電解コンデンサCx1
x2,…,Cxnに与え、エージング処理を行うことがで
きるようになっている。前記エージング用治具3におい
て、各充電抵抗R1,R2,…,Rnの一端は共通にされ
てエージング電源5の陽極に接続されている。
【0015】また、各充電抵抗R1,R2,…,Rnの他
端は、それぞれ電解コンデンサCx1,Cx2,…,Cxn
一端に接続されている。各電解コンデンサCx1,Cx2
…,Cxnの他端は、プロテクタリレーCR1,CR2
…,CRnの各常時閉接点crb1,crb2,…,crbn
に接続されている。また、各プロテクタリレーCR1
CR2,…,CRnの共通接点crc1,crc2,…,cr
cnは、各プロテクタリレーCR1,CR2,…,CRn
励磁コイル(開放する手段)L1,L2,…,Lnの一端
にそれぞれ接続されている。各励磁コイル(開放する手
段)L1,L2,…,Lnの他端は共通接続されて、エー
ジング電源5及び保持用電源7の陰極にそれぞれ接続さ
れている。また、保持用電源7の陽極は、ダイオードD
のアノードに接続されている。ダイオードDのカソード
は、プロテクタリレーCR1,CR2,…,CRnの各常
時開接点cra1,cra2,…,cranにそれぞれ接続さ
れている。前記保持用電源7、ダイオードD、接点cr
a1,cra2,…,cran、及びそれらの接続により保持
手段が構成されている。
【0016】なお、エージング電源5は、例えば100
〔V〕〜550〔V〕までユーザが任意に設定できるよ
うに構成される。また、各プロテクタリレーCR1,C
2,…,CRnの励磁コイルL1,L2,…,Lnは、例
えば20〔mA〕の電流が流れると励磁されて、共通接
点crc1,crc2,…,crcnを接点cra1,cra2
…,cran側に接続する。
【0017】このように構成された実施例の特徴ある動
作を説明する。
【0018】まず、エージング用治具3の所定の接続端
子に、複数個の電解コンデンサCx1,Cx2,…,Cxn
装着接続する。ついで、エージング電源5から所定のエ
ージング電圧(電圧値は、ユーザが選定する)を各々の
電解コンデンサCx1,Cx2,…,Cxnに与えて、エージ
ング処理を行う。
【0019】正常にエージング処理が終了しているとき
には、エージング処理を終了した電解コンデンサを接続
端子から外し、処理の終了していない電解コンデンサを
接続端子に装着してエージング処理を行い、この作業を
繰り返えす。
【0020】ところで、電解コンデンサの品質が劣悪で
ある場合には電圧・電流特性が悪くなる場合があり、例
えば電解コンデンサCx2の品質が悪く、その電圧・電流
特性が悪い場合には、電解コンデンサCx2で疑似ショー
トが発生する。すると、エージング電源5の正極→充電
抵抗R2→電解コンデンサCx2→プロテクタリレーCR2
の接点crb2→共通接点crc2→励磁コイルL2 →エー
ジング電源5の陰極という回路を通して例えば20〔m
A〕以上の電流が流れることになる。これによって、プ
ロテクタリレーCR2の励磁コイルL2が励磁されること
になり、共通接点crc2は、接点crb2から離れて接点
cra2に接続されることになる。この結果、保持用電源
7の陽極→ダイオードD→接点cra2→共通接点crc2
→励磁コイルL2 →保持用電源7の陰極という閉回路が
形成され、その閉回路に保持電流が流れることにより励
磁コイルL2 は励磁状態を保つ。したがって、接点cr
b2と共通接点crc2(スイッチ手段)が一度開放状態に
なると、その開放状態が保持されることになる。これに
より、電解コンデンサCx2には電流が流れない。
【0021】上述したように本実施例によれば、電解コ
ンデンサC、接点crb と共通接点crc からなるスイ
ッチ手段、励磁コイルLからなる開放手段を直列接続し
てエージング電源5の陽極・陰極間に接続し、当該電解
コンデンサCに一定電流が流れると、励磁コイルLが励
磁されてスイッチ手段(常時閉接点crb と共通接点c
c )を開放する。これにより当該電解コンデンサCに
流れる電流が遮断される。また、スイッチ手段(接点c
b と共通接点crc )が開放されることにより、接点
cra(常時開接点) ・共通接点crc ・保持用電源7
からなる保持手段が作動し、これにより前記スイッチ手
段の開放状態が維持されて、電解コンデンサCには、以
後電流が流れなくなる。
【0022】この結果、本実施例によれば、一定の値の
電流が流れると以後電解コンデンサに電流が流れないた
め、過大電流が流れることによる熱破損を防止できると
共に、励磁電流を制限する充電抵抗を各電解コンデンサ
毎に選定する必要がなくなり一定抵抗値の充電抵抗を使
用することができる。
【0023】また、本実施例では、完全なショート状態
を未然に防止できるため、従来のようにショートによる
スパーク及び破裂を防げることにより、他の良品コンデ
ンサへの悪影響を防止することができる。
【0024】さらに、本実施例では、共通接点crc
接点cra に接続していることを表示できるようにすれ
ば、疑似ショート状態になった電解コンデンサを検出で
き、不良品等を容易に判別することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の一定電流以上の励磁電流が流れると以後電解コンデ
ンサに電流が流れないように構成した。
【0026】したがって、(1) 過大電流が流れることに
よる熱破損を防止でき、(2) 充電抵抗を各電解コンデン
サ毎に選定する必要がなくなり一定抵抗値の充電抵抗を
使用することができ、(3) 完全なショート状態を未然に
防止できる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解コンデンサのエージング処理
回路の一実施例を示す要部回路構成図である。
【符号の説明】
1 エージング処理回路 3 エージング用治具 5 エージング電源 7 保持用電源 Cx1,Cx2,…,Cxn 電解コンデンサ R1,R2,…,Rn 充電抵抗 CR1,CR2,…,CRn プロテクタリレー cra1,cra2,…,cran 常時開接点 crb1,crb2,…,crbn 常時閉接点 crc1,crc2,…,crcn 共通接点 L1,L2,…,Ln 励磁コイル(開放する手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−71616(JP,A) 特開 昭58−134420(JP,A) 実開 昭56−134738(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電解コンデンサを並列に接続し
    てエージング電圧を各々の電解コンデンサに与え、エー
    ジング処理を行う電解コンデンサのエージング処理回路
    において、 前記各々の電解コンデンサの一端にプロテクタリレーの
    常閉接点とリレーコイルとを直列に接続し、 該プロテクタリレーは自己保持電源回路に接続された開
    接点を更に備え、 前記電解コンデンサに所定の電流以上の電流が流れたと
    きに、前記リレーコイルの作動によって前記常閉リレー
    スイッチが前記開接点側に開放され、該開放状態が保持
    されることを特徴とする電解コンデンサのエージング処
    理回路。
JP5158892A 1993-06-29 1993-06-29 電解コンデンサのエージング処理回路 Expired - Lifetime JP2731699B2 (ja)

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JPS58134420A (ja) * 1982-02-05 1983-08-10 信英通信工業株式会社 電解コンデンサのエ−ジング装置
JPS6171616A (ja) * 1984-09-14 1986-04-12 日立エーアイシー株式会社 コンデンサのエ−ジング装置

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