JP2731644B2 - 光学式寸法測定装置 - Google Patents

光学式寸法測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査ビーム径より細い
ワークの寸法を高精度に測定可能とする走査型の光学式
寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを平行に走査して測定対象
物(ワーク)に照射し、このワークの後側で検出した走
査方向の明暗パターンからワークの寸法を測定する走査
型の光学式測定装置がある。
【0003】図4はこの種の光学式測定装置の一例を示
す構成図である。図中、10はレーザ光源であり、この
レーザ光源10から出力されたレーザビーム12はポリ
ゴンミラー14で回転走査ビーム16に変換され、更に
f−θレンズ18でビーム径を絞った等速度の平行走査
ビーム20に変換される。この平行走査ビーム20はポ
リゴンミラー14の回転に伴いワーク22を含む測定領
域を走査するように照射され、集光レンズ24を通して
測定用受光素子26に入射する。28はレーザビーム1
2を反射させてポリゴンミラー14に入射するミラー、
30はポリゴンミラー14を回転させるモータ、32は
回転走査ビーム16の有効走査範囲外に配置され、1走
査の開始又は終了を検出するリセット用受光素子であ
る。
【0004】測定用受光素子26の出力はアンプ48で
増幅された後、エッジ検出回路50に入力する。このエ
ッジ検出回路50は、アンプ48の出力を波形成形して
エッジ検出を行う。一方、リセット用受光素子32の出
力はリセット回路52に入力する。このリセット回路5
2はリセット用受光素子32の出力タイミングを基にリ
セット信号を発生する。
【0005】ゲート回路56はエッジ検出回路50から
出力されるエッジ信号やリセット回路52から出力され
るリセット信号のタイミングでオン、オフし、カウンタ
58はゲート回路56のオン期間に入力されるクロック
を計数して信号間の時間を計測する。このクロックはク
ロック発生器54で発生され、モータ30の回転同期に
も使用される。60はこのための同期信号発生器であ
り、また62はモータ駆動回路である。レーザ出力調整
回路64はレーザ光源10の出力を一定に保つ。40は
各種の処理及び制御を行うCPU、42はキーボード表
示回路、44は入出力装置、46はリードオンリメモリ
(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)を含む
記憶装置である。
【0006】アンプ48の出力(スキャン信号)は図5
に示すように、走査範囲の全体がレベルの高い明部とな
り、その中のワーク部分がレベルの低い暗部となる。従
って、この暗部の幅からワークの寸法が計測できる。こ
の原理を実現するため、エッジ検出回路50はこのスキ
ャン信号を所定のスレッショルドレベルで2値化し、エ
ッジ信号に変換する。このとき、暗部が実線のように幅
狭で深い(シャープな)場合と、破線のように幅広で浅
い場合とでは、同じスレッショルドレベルで2値化した
場合に異なるエッジ信号が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にワークがビーム
の焦点位置にあると実線のようにシャープな暗部が得ら
れる。これに対し、ワークが焦点位置からずれると破線
のようなシャープでない暗部となる。この様なケースで
はスキャン信号両端部の傾き(ガウス分布をしている)
が変化すると測定精度が低下する。この度合いは、図6
のようにビームウエストを極端に細く絞ったレーザビー
ムの場合には顕著である。例えば、直径3mmのレーザ
ビームを焦点距離45mmのf−θレンズで直径25μ
mに絞った場合、ワークが焦点から僅かでも離れると、
ワークに照射されるビーム径が極端に太くなる。このた
め、ワークがビームウエストより細く、例えば直径10
μm程度の細線である場合には、破線のケースでは極端
に測定精度が低下する。
【0008】従って、ワークをビームウエストの範囲内
に設置すれば良いが、ビームウエストのビーム進行方向
の長さは0.3mm程度と短いので、これを手動操作で
正確に行うことは極めて困難である。本発明は、このよ
うな点を改善し、ワークを常にビーム焦点に一致させる
ことにより、ビーム径より細いワーク寸法でも高い測定
精度で測定可能とすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、所定の測定領域を平行ビームで走査すると
共に、この測定領域を通過したビームを測定用受光素子
で受光し、この受光素子で得られた走査方向の明暗パタ
ーンから前記測定領域に含まれるワークの寸法を測定す
る走査型の光学式寸法測定装置において、前記ビームの
焦点に対する前記ワークのビーム進行方向位置を検出す
る位置検出手段と、前記ワークを移動させ、又は前記ビ
ームの焦点を決定するコリメータレンズを移動させて、
前記位置検出手段で検出された前記ワークの位置を前記
ビームの焦点に一致させるサーボ手段とを備えてなるこ
とを特徴としている。
【0010】本発明ではまた、前記位置検出手段が、前
記ビームを直接受光する第1の受光素子と、前記ビーム
をハーフミラーを介して受光する第2の受光素子とを備
え、両受光素子で得られる信号の位相関係から前記ビー
ム焦点に対する前記ワークの位置関係を検出するもので
あることを特徴としている。
【0011】
【作用】ビーム焦点とワーク位置とのビーム進行方向誤
差を検出し、この誤差を零にするようにサーボをかける
システム構成にすると、ワークは常にビーム焦点に配置
されることになるため、ビームウエストが極端に絞り込
まれたビームでもそのビームウエスト部分にワークを位
置させることができ、特にビームウエストより細いワー
ク寸法でも高精度に計測することができる。
【0012】また、ワークの位置検出を2つの受光素子
を分散配置し、且つハーフミラーを用いて行うと、受光
強度の最も強いビーム中央部を確実に受光できるので、
精度の高い位置検出が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で、図4の
寸法測定装置に付加する位置検出手段およびサーボ手段
を示している。レーザ光源10、ポリゴンミラー14、
f−θレンズ18、ワーク22、集光レンズ24、反射
ミラー28は図1と同様の配置関係にある。但し、この
実施例のレーザ光源10は、レーザダイオード70とそ
のレーザビームを通過させるコリメータレンズ72とか
らなり、このコリメータレンズ72がアクチュエータ7
4により光軸方向に移動できるようになっている。この
アクチュエータ74は、コリメータレンズ72が数μm
移動すると焦点位置が数mmも移動するため、例えば圧
電振動子やボイスコイルモータ等を用いる微小移動方式
で充分である。
【0014】集光レンズ24の後方には2つの位置検出
用受光素子S1,S2が配置され、一方の受光素子S2
には直接ビームが入射し、他方の受光素子S1にはハー
フミラー76で反射したビームが入射するようになって
いる。これら受光素子S1,S2の受光出力はそれぞれ
アンプA1,A2で増幅された後、波形成形回路78で
エッジ情報を持つパルス波形D1,D2に変換される。
位相比較回路80は2つのパルス列D1,D2の位相を
比較し、その位相差に応じたパルス幅を有し、且つ、進
み位相と遅れ位相とで極性を逆にした位相比較出力を発
生する。この位相比較出力は中央値が例えば5V、進み
位相側のピーク値が10V、遅れ位相側のピーク値が0
Vである。
【0015】積分器82はこの位相比較出力を積分し、
また全波整流器84はこの位相比較出力を全波整流して
サンプル信号を発生する。サンプルホールド回路86は
サンプル信号が発生する毎に積分出力をサンプリングし
てホールドする。このサンプルホールド出力は加算器8
8に入力され、ここでバイアス電源90から与えられる
バイアス電圧を加算されてアクチュエータドライバ92
の入力になる。このバイアス電圧は可変型であり、希望
とする初期焦点位置の決定に利用される。ドライバ92
はアクチュエータ74を駆動するためのもので、以上の
閉ループでサーボ系が構成される。
【0016】図2は図1の各部信号波形図であり、左半
分はA1出力の位相が進んでいる場合、右半分はA1の
位相が遅れている場合を示している。A1出力もA2出
力もワーク22によるシャープなレベル低下部(暗部)
を有する。この様なA1,A2出力を波形成形すること
により、エッジ情報を有するパルス列D1,D2が得ら
れる。位相比較出力は進み位相と遅れ位相で極性が逆に
なるが、これを全波整流したサンプル信号は単極性にな
る。この例では、サンプルホールド回路86のサンプリ
ングはサンプル信号の後縁(立下り)で行われる。
【0017】図1のサーボ系は図3のようにしてビーム
焦点94を移動させることができる。即ち、図3の
(b)を基準とした場合、同図(a)のようにアクチュ
エータ74によりコリメータレンズ72をレーザダイオ
ード70から遠ざけた場合には、ビーム焦点94はf−
θレンズ18に近づく。これとは逆に同図(c)のよう
にコリメータレンズ72をレーザダイオード70に近づ
けた場合には、ビーム焦点94はf−θレンズ18から
遠ざかる。コリメータレンズ72をいずれの方向にどれ
だけ移動させるかは、直前のビーム焦点94とワーク2
2(図1参照)のビーム進行方向の位置ずれ量による。
したがって、このサーボ系を上記の位置ずれ量を零にす
る方向に作用させることにより、ワーク22の位置とビ
ーム焦点94とを常に一致した状態に保つことができ、
ビームウエストより細い系のワーク寸法でも高精度に測
定する事が可能になる。
【0018】ここで、ワーク22の位置検出方法を説明
する。実公昭58−26325号公報に記載された位置
検出法によると、ワーク22がビーム焦点94の前にあ
るか後にあるかで図2の位相比較出力の極性が反転し、
且つワークとビーム焦点との位置ずれ量が位相位相比較
出力のパルス幅に反映する。従って、この位置検出法を
図1に適用することができる。
【0019】しかしながら、同公報による位置検出法
は、図8に示すように2つの受光素子S1,S2を近接
させ、理想的には密着させてレンズ光軸を両受光素子の
接触部に位置させるようにしている。ところが、実際に
2つの受光素子S1,S2を近接させても、完全に密着
させることは困難であり、両者の間に数10μmのギャ
ップ96が生じる。このギャップ96はビーム中央の受
光強度の最も高い部分98に一致するため、この部分を
受光できない欠点を内包する。
【0020】これに対し、図1のように受光素子S1,
S2を分離し、一方の受光素子は直接ビームを受光し、
他方の受光素子はハーフミラーを介して別の位置でビー
ムを受光するシステム構成にすると、次のような利点が
ある。例えば、図示のように一方の受光素子S1にはハ
ーフミラー76で反射したビームをその中央部に入射す
る。このようにすると、ビームを直接受光する他方の受
光素子S2の下端をビーム中心に一致させるように配置
しても、受光素子S1によって図8のような受光強度最
強部98を受光できるため、同図で説明したような欠落
が生じない。
【0021】この方式を更に進めると、受光素子S1,
S2がいずれもエッジでビーム中心を受光しても図8の
ような欠落は生じない。何故ならば、ハーフミラー76
を使用した場合、受光素子S1,S2の光学的位置を両
素子のエッジが密着するように個々に配置することがで
きるからである。
【0022】ハーフミラー76を用いることにより受光
素子S1に入射する光量そのものは半減するが、これは
後段のアンプA1で増幅すれば足りることなので、全く
問題にはならない。図1の構成では受光素子S1の出力
が和信号であるため、その出力をワーク寸法測定用とし
て図4のアンプ48へ入力することができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、走査
型の光学式寸法測定装置において、測定対象とするワー
クを常に走査ビームの焦点位置に一致させることができ
るので、ビーム径より細いワーク寸法でも高い測定精度
で測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】 図1の動作波形図である。
【図3】 本発明のサーボ系の動作説明図である。
【図4】 走査型光学式寸法測定装置の構成図である。
【図5】 ワーク走査信号の波形図である。
【図6】 走査ビームの説明図である。
【図7】 ワーク位置検出法の説明図である。
【図8】 従来のワーク位置検出用受光素子の配置図で
ある。
【符号の説明】
S1,S2…受光素子、10…レーザ光源、14…ポリ
ゴンミラー、18…f−θミラー、22…ワーク、24
…集光レンズ、70…レーザダイオード、72…コリメ
ータレンズ、74…アクチュエータ、76…ハーフミラ
ー、78…波形成形回路、80…位相比較回路、82…
積分器、84…全波整流器、86…サンプルホールド回
路、92…アクチュエータドライバである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の測定領域を平行ビームで走査する
    と共に、この測定領域を通過したビームを測定用受光素
    子で受光し、この受光素子で得られた走査方向の明暗パ
    ターンから前記測定領域に含まれるワークの寸法を測定
    する走査型の光学式寸法測定装置において、 前記ビームの焦点に対する前記ワークのビーム進行方向
    位置を検出する位置検出手段と、 前記ワークを移動させ、又は前記ビームの焦点を決定す
    るコリメータレンズを移動させて、前記位置検出手段で
    検出された前記ワークの位置を前記ビームの焦点に一致
    させるサーボ手段とを備えてなることを特徴とする走査
    型の光学式寸法測定装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段が、前記ビームを直接
    受光する第1の受光素子と、前記ビームをハーフミラー
    を介して受光する第2の受光素子とを備え、両受光素子
    で得られる信号の位相関係から前記ビーム焦点に対する
    前記ワークの位置関係を検出するものであることを特徴
    とする請求項1の光学式寸法測定装置。
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