JPH01184638A - 光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスク装置に関するものである。

従来の技術 光ディスクには様々な種類のものがある。例えば、記録
面上にスパイラル上の案内溝が設けられ、レーザスポッ
トがこの案内溝に追随するように位置決め制御を行うも
のがあり、さらにその位置決め制御の方法としては光学
系の構成の違いや反射光の検出方法の違いによって、種
々方法が考案されている。例えばその一つの方法として
第６図および第７図に示されるプッシュプル方式がある
。この方式のものは第７図に示すように案内溝１１から
の反射光を対物レンズ１２およびその他の光学系を通し
て受光面を二分割したように配置された二つの受光素子
１３．１４に同時に当て、双方の受光素子の出力電圧の
差をトラッキングエラー信号として取り出し、これをア
クチュエータところで、ディスク保持機構の精度にもよ
るが、ディスクを偏心や傾きにか生じないように正確に
取り付けるには精度の限界があり、通常はディスクを取
り付けて回転させれば僅かの偏心や傾きが生じる。また
ディスク自体にも変形が生じている場合がある。そして
これをそのまま回転させると面撮れ等が生じ、対物レン
ズに対するトラック位置がディスクの回転に同期して周
期的に変動することとなる。例えば、第８図および第９
図に示されるようにディスクが傾いてしまっている場合
は、たとえレーザスポットが正しく案内溝１１に当たっ
ている場合であっても第９図に示されているように双方
の受光素子に当たる光の強度に差が生じてしまい、不必
要なトラッキングエラー信号が送出されてレーザスポッ
トが案内溝１１からずれるようサーボが働いてしまう事
となる。将来さらに記録密度を上げようとする場合には
たとえ僅かな偏心や傾きが生じていても、その影響を十
分に押えるようにしなければならない。

従来、これらディスクの偏心や傾きによる影響を無くす
ための方法の−゛例として、案内溝の側部に鏡面部を設
けるものがあった。そして、ディスク回転時にこの鏡面
部からの反射光から補正用の信号を抽出し、リアルタイ
ムでエラー信号をフィードバックするように構成されて
いた。ところが、このような構成では、あらかじめディ
スク側に鏡面部等を設けてお（必要があり、このような
専用のディスク以外のものでは効果がなく、情報の読み
書き動作中にリアルタイムでエラー信号を抽出する構成
であるので、それだけ処理時間を要本発明は以上の問題
点を解決するため、光電変換手段からの出力信号より光
ディスクの回転と同期して変化する低周波成分のみを取
り出す信号処理手段、ディスクが一回転する時間内に複
数のサンプリング点にて上記信号処理手段の出力電圧を
サンプリングしてディジタルデータに変換する手段、お
よびそのディジタルデータを格納するデータ記憶手段を
設けた。

作用 以上のようにさまざまな周波数成分が含まれた充電変換
手段からの出力信号より光ディスクの回転と同期して変
化する低周波成分のみを取り出すように構成したので、
ディスクの種類に係わらずディスクの面振れに起因する
変動成分だけを抽出することができる。そしてこの動作
をディスク回転軸と同心のある円弧上の複数の点にて行
なう事となり、その結果を記憶しておく事により、他の
領域においてもそのデータを利用して補正を行うことが
できる。

実施例 以下、本発明の実施例における光ディスク装置の実施例
について説明する。第１図において、ｌは対物レンズで
あり、トラッキングおよびフォーカシング兼用の電磁ア
クチュエータの可動部に保持され、上記可動部はばねや
ゴム等の弾性部材によって移動可能に保持されている。

そして、上記電磁アクチュエータのコイルに流れる電流
によってフォーカシング方向およびトラッキング方向に
移動可能になっている。２はトラッキングエラー検出部
であり、受光面を二分割または四分割したように配置さ
れた複数の受光素子を有している。

そして、トラック方向の位置ずれはこれらの受光素子に
ディスクからの反射光を同時に当てた時の各受光素子の
出力電圧の差より検出される。３は　　　ゝトラッキン
グエラー信号を受けてその位相を適切なように整える位
相補償回路であり、上記電磁アクチュエーターの機械的
特性に合わせてサーボ帯域での安定化を図るものである
。４は上記電磁アクチュエーターへ動作に十分な電力を
供給するためのアンプである。トラッキングエラー検出
部２より出力されたトラッキングエラー信号は位相補償
回路３へ加えられる。そして、位相補償回路３にて処理
が加えられ、その出力信号がアクチュエータ駆動信号と
してアンプ４へ送られる。５はポジション検出部であり
、上記電磁アクチュエー夕の固定部に対する可動部の相
対的な位置ずれより対物レンズ１の中心位置からのずれ
を検出する。

６はトラッキングに関する制御を行なうトラッキング制
御部である。トラッキング制御部６内において、６０は
波形整形用のフィルタ、６１はアナログ信号をディジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄコンバータ、６２はメモリ、６
３はディジタル信号をアナログ信号に変換するＤ／Ａコ
ンバータ、６４はメモリ６２ヘアドレスデータを与える
アドレスカウンタである。７はトラッキング機能および
他の機能全般における制御を司どるＣＰＵ、８はディス
ク回転用のスピンドルモータを制御するモータ制御部で
ある。

以下、動作を説明する。本実施例では本動作の前すなわ
ち実際に情報の読み書き動作を行なう前に電磁アクチュ
エータを固定状態にしてオフセット量を測定する準備段
階があり、まず初めにこの準備段階について説明する。

この段階では、ＳＷｌはトラッキング制御部６側に倒さ
れ、またＳＷ２は遮断状態にされる。するとアンプ４へ
はトラッキングエラー検出部側からの信号は入力せず、
ポジション検出部５からの信号のみが入力する。

従って、対物レンズ１は中心位置に固定されることとな
る。そして、ディスクが回転を始め、所定の回転速度に
達してからオフセット量の測定が行なわれる。まず、第
３図に示されるようなトラッキングエラー信号がトラッ
キングエラー検出部２から出力され、これがフィルタ６
０に加えられる。

フィルタ６０にて第４図に示されるようにディスクの回
転と同期して変化する成分のみが取り出され、これがＡ
／Ｄ変換器６１へ入力される。Ａ／Ｄ変換器６１では、
第３図に示されるようにディスクが１回転する間に複数
の点にてサンプリングが行なわれ、それぞれディジタル
信号に変換される。なお、各サンプリング点の時間軸上
の位置は光ディスク上の回転位置に対応し、各サンプリ
ングデータはそれぞれ各回転位置におけるディスク面の
傾きを示すものとなる。Ａ／Ｄ変換器６１からの各サン
プリングデータはメモリ６２へ送られる。一方、モータ
制御部８からはディスク回転に同期したクロック信号が
アドレスカウンタ６４へ送出され、アドレスカウンタ６
４にてアドレスデータが作成され、このアドレスデータ
がメモリ６２へ送られる。すると、各アドレスは上記光
ディスク上の回転位置に対応することとなる。従って、
メモリ６２内において、各サンプリングデータは光ディ
スクの各回転位置に対応したアドレスに格納される。

次に、本動作段階すなわち実際の情報の読み書き動作に
ついて説明する。本動作段階では、ＳＷｌは位相補償回
路３側に倒され、またＳＷ２は導通状態にされる。また
本動作段階においても、モータ制御部８からディク回転
に同期したクロック信号がアドレスカウンタ６４へ送出
され、アドレスカウンタ６４にて作成さたアドレスデー
タがメモリ６２へ送られる。メモリ６２からは準備段階
の時に格納されたデータが読み出され、Ｄ／Ａコンバー
タ６３へ送られる。そして、Ｄ／Ａコンバータ６３にて
アナログデータに変換され、位相補償回路３から送られ
るトラッキングエラー信号に加算され、アンプ４に送ら
れる。

以上の実施例では、準備段階におけるオフセットａの測
定はディスク回転軸と同心のある特定の円弧上のみにお
いて行なったが、それぞれディスク回転軸からの距離が
異なる複数の円弧上にて行なえば、さらに精度の高いデ
ータを得ることが出来る。第５図（イ）はこの場合にお
ける各測定点の一例を、また第５図（ロ）は各測定点に
おける測定データを格納するメモリ領域を示すものであ
るる。第５図（イ）（ロ）に示す例は同一角度であって
それぞれ中心からの距離が異なる三ケ所にて測定しよう
とするものであり、それぞれ半径の異なる三つの円弧す
なわち円弧１　ａ、　２ａ、　３ａにて三回の測定動作
が行なわれる。そしてそれぞれの測定データはメモリ上
の領域１ｂ、２ｂ、３ｂに分割して格納される。そして
本動作段階において、例えば円弧ｌａ上およびその付近
にて情報読み書き動作を行なう際は、領域１ｂに格納さ
れたデータを取り出して補正を行なう。

発明の効果 以上のように本発明は、充電変換手段からの出力信号よ
り光ディスクの回転と同期して変化する低周波成分のみ
を取り出す信号処理手段を設けた事により、さまざまな
周波数成分の中から光ディスクの回転と同期して変化す
る低周波成分のみを取り出す事となり、ディスクの種類
に係わらずディスクの面振れに起因する変動成分だけを
抽出することができ、どのような種類のディスクでもデ
ィスクの面振れ等に起因するトラッキングの不良を抑え
ることができる。また、実際の情報読み書き動作の前の
準備段階において補正データの抽出作業を済ませておき
、実際の情報の読み書き動作中には予め記憶装置内に格
納されていた補正データを読み出して使用するので、そ
れだけ情報読み書きのスピードを早（することも可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における光ディスク装置のブロ
ック図、第２図は同光ディスク装置の要部ブロック図、
第３図は同光ディスク装置の準備段階でのトラッキング
エラー検出部２の出力信号波形を示す波形図、第４図は
同光ディスク装置の準備段階においてフィルタ６０の出
力信号波形を示す波形図、第５図（イ）は第２の実施例
においてディスク上の各サンプリング点を示す概略図、
第５図（ロ）は同実施例において補正データを格納する
メモリのメモリ領域を示す概略図、第６図は従来のプッ
シュプル方式を示す概略図、第７図は同′プッシュプル
方式における受光素子の受光面上の光の様子を示す図、
第８図はディスクが傾いた様子を示す概略図、第９図は
第８図における要部拡大図である。 １・・・対物レンズ ２・・・トラッキングエラー検出部 ３・・・位相補償回路　　　　４・・・アンプ５・・・
ポジション検知部　　６・・・制御部７・・・ＣＰＵ　
　　　　　　　８・・・モータ制御部６０・・・フィル
タ ６１・・・Ａ／Ｄコンバータ　６２・・・メモリ６３・
・・Ｄ／Ａコンバータ ６４・・・アドレスカウンタ 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名／−−一対
物しンス゛ ２−）ラッキシグエラー検士部 ３°−イ立相桶償回路 ４−　アンプ ５−ボグカＺ検知都 ６−制ａ節 ７−−−ＣＦｕ ８−・モータ餌徊１ＴＳ Ｍ′−フィルタ ６１　゛−Ａ／ρコンバーグ 乙２−　　メモリ ２−　トラッキングエラー撲知部 ４−　アンフ０ １５−　　アクチュエータ音ｐ １６−　　傾さ審己・けミ、音ｐ １７−−一　験矢ＩＴ　　自４３ン帝還イ富２号ｌδ−
−−イ哄き記憶、埒のデーグ信号第２図 １δ 第３図 第４図 （イン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　（フッ第６図 （イ）　　　　　（ロ）　　　　　（ハ）第　８　図 第９図 ！！ 二分かロ爽工扁、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　光ディスクを回転させる手段と、上記光ディスクにレ
   ーザ光を当てる手段と、上記光ディスクからの反射光の
   強弱を電気信号に変換する光電変換手段と、上記光電変
   換手段からの出力信号より上記光ディスクの回転と同期
   して変化する信号成分のみを取り出す信号処理手段と、
   上記光ディスクの回転と同期し、上記光ディスクが一回
   転する時間内に複数のパルスを発生させるパルス発生手
   段と、上記パルスに従って上記信号処理手段の出力をサ
   ンプリングするサンプリング手段と、サンプリングされ
   たデータをディジタルデータに変換する手段と、上記デ
   ィジタルデータを格納するデータ記憶手段と、上記デー
   タ記憶手段からデータを読み出すとともに読みだされた
   データをアナログデータに変換する手段と、同アナログ
   データを上記パルスに同期してトラッキングアクチュエ
   ータ制御部へ送る手段とを設けた事を特徴とする光ディ
   スク装置。