JPH08203096A - 光学式情報記録再生装置と情報記録再生装置 - Google Patents
光学式情報記録再生装置と情報記録再生装置Info
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- JPH08203096A JPH08203096A JP7011661A JP1166195A JPH08203096A JP H08203096 A JPH08203096 A JP H08203096A JP 7011661 A JP7011661 A JP 7011661A JP 1166195 A JP1166195 A JP 1166195A JP H08203096 A JPH08203096 A JP H08203096A
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/094—Methods and circuits for servo offset compensation
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B7/0901—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスク半径方向全範囲をカバーする一段ト
ラッキングアクチュエータにおいて、フォーカス位置に
応じて発生するトラッキングのオフセットを補正するこ
とを目的とする。 【構成】 フォーカス及びトラック方向に移動するアク
チュエータとを備えた光学的情報記録再生装置におい
て、情報媒体により反射された光ビームを受光し、情報
トラックと光ビームとのずれを検出するトラック誤差検
出手段と、トラック誤差検出手段のオフセットを測定す
るオフセット測定手段と、トラック誤差検出手段のオフ
セットを補正するオフセット補正手段を有し、オフセッ
ト補正手段はオフセット測定手段により測定されたオフ
セットに基づき、トラッキングサーボ制御時にオフセッ
トをトラック誤差に加算することを特徴とする光学式情
報記録再生装置。
ラッキングアクチュエータにおいて、フォーカス位置に
応じて発生するトラッキングのオフセットを補正するこ
とを目的とする。 【構成】 フォーカス及びトラック方向に移動するアク
チュエータとを備えた光学的情報記録再生装置におい
て、情報媒体により反射された光ビームを受光し、情報
トラックと光ビームとのずれを検出するトラック誤差検
出手段と、トラック誤差検出手段のオフセットを測定す
るオフセット測定手段と、トラック誤差検出手段のオフ
セットを補正するオフセット補正手段を有し、オフセッ
ト補正手段はオフセット測定手段により測定されたオフ
セットに基づき、トラッキングサーボ制御時にオフセッ
トをトラック誤差に加算することを特徴とする光学式情
報記録再生装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式の情報記録再生装
置における対物レンズ駆動装置に関し、特にトラッキン
グサーボにおけるオフセットの補正に関する。
置における対物レンズ駆動装置に関し、特にトラッキン
グサーボにおけるオフセットの補正に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式の情報記録再生装置に用い
られる対物レンズ駆動装置はディスク状の情報記録媒体
に、光スポットを照射して情報の記録を行う際には2つ
の制御が必須である。それは、光スポットを情報トラッ
クに追従させるために対物レンズを上記記録媒体の半径
方向に移動させるトラッキング制御、および光スポット
の焦点を媒体面上に結ばせるために対物レンズを光軸に
沿って移動させるフォーカシング制御である。
られる対物レンズ駆動装置はディスク状の情報記録媒体
に、光スポットを照射して情報の記録を行う際には2つ
の制御が必須である。それは、光スポットを情報トラッ
クに追従させるために対物レンズを上記記録媒体の半径
方向に移動させるトラッキング制御、および光スポット
の焦点を媒体面上に結ばせるために対物レンズを光軸に
沿って移動させるフォーカシング制御である。
【0003】また通常の装置においては、光学ヘッドあ
るいは、対物レンズを含むキャリッジユニットをディス
クの半径方向に広範囲で移動させる必要があり、これら
光学ヘッド、キャリッジユニットを移動させる機構を有
する。
るいは、対物レンズを含むキャリッジユニットをディス
クの半径方向に広範囲で移動させる必要があり、これら
光学ヘッド、キャリッジユニットを移動させる機構を有
する。
【0004】最近、情報記録装置の高速化のためには、
光学ヘッドあるいはキャリッジユニット等の可動部の軽
量化が必要である。また、光スポットをトラック横断方
向に移動させる機構として、対物レンズアクチュエータ
と光学ヘッドを移動させるアクチュエータとを2つ有す
ると、制御回路も複雑かつ高価になるという問題があ
る。そこで、本出願人は先に特開平5−298724号
公報において高速アクセスが可能で、かつ、十分な軽量
化が図られた対物レンズ駆動装置を提唱した。そこでは
フォーカス制御により固定側光学系と可動光学系との間
におけるレーザ光の光束中心の位置ずれがおこることを
指摘し、その解決法を開示した。
光学ヘッドあるいはキャリッジユニット等の可動部の軽
量化が必要である。また、光スポットをトラック横断方
向に移動させる機構として、対物レンズアクチュエータ
と光学ヘッドを移動させるアクチュエータとを2つ有す
ると、制御回路も複雑かつ高価になるという問題があ
る。そこで、本出願人は先に特開平5−298724号
公報において高速アクセスが可能で、かつ、十分な軽量
化が図られた対物レンズ駆動装置を提唱した。そこでは
フォーカス制御により固定側光学系と可動光学系との間
におけるレーザ光の光束中心の位置ずれがおこることを
指摘し、その解決法を開示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではアクチュエータのフォーカス方向の検出器が必
要となり、装置のコストアップ、制御回路の複雑化を招
いていた。また、この検出器の出力を用いてトラッキン
グオフセットの補正を行うが、補正の度合いすなわち補
正感度の調整を装置組立時に行う必要があり、組立工数
によるコストアップになる欠点がある。さらにこの検出
器の経時変化、あるいはディスクの特性の違いにより、
トラッキングオフセット補正にずれが生じ、精度のよい
オフセット補正ができなかった。
来例ではアクチュエータのフォーカス方向の検出器が必
要となり、装置のコストアップ、制御回路の複雑化を招
いていた。また、この検出器の出力を用いてトラッキン
グオフセットの補正を行うが、補正の度合いすなわち補
正感度の調整を装置組立時に行う必要があり、組立工数
によるコストアップになる欠点がある。さらにこの検出
器の経時変化、あるいはディスクの特性の違いにより、
トラッキングオフセット補正にずれが生じ、精度のよい
オフセット補正ができなかった。
【0006】
【発明の目的】本発明に係る第1の目的は、フォーカス
方向の検出器を不要にし、かつトラッキングの精度を保
つ光学式情報記録再生装置を提供することにあり、また
本発明に係る第2の目的は、フォーカス方向の検出器を
用いた場合でも検出器の経時変化、あるいはディスクの
特性の違いに影響されず精度の高いオフセット補正がで
きる光学式情報記録再生装置を提供することにある。
方向の検出器を不要にし、かつトラッキングの精度を保
つ光学式情報記録再生装置を提供することにあり、また
本発明に係る第2の目的は、フォーカス方向の検出器を
用いた場合でも検出器の経時変化、あるいはディスクの
特性の違いに影響されず精度の高いオフセット補正がで
きる光学式情報記録再生装置を提供することにある。
【0007】従ってディスク半径方向全範囲をカバーす
ることのできる一段トラッキングアクチュエータにおい
て、フォーカス位置に応じて発生するトラッキングのオ
フセットを補正する。このときディスクの特性ばらつ
き、フォーカス方向位置センサの特性ばらつき、経年変
化があっても正確なオフセット補正を行うことを目的と
する。
ることのできる一段トラッキングアクチュエータにおい
て、フォーカス位置に応じて発生するトラッキングのオ
フセットを補正する。このときディスクの特性ばらつ
き、フォーカス方向位置センサの特性ばらつき、経年変
化があっても正確なオフセット補正を行うことを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本発明に係る第1の発明は、情報トラック
をもつ情報媒体に対し光ビームを照射し、光学的に情報
の記録再生を行う光学的情報記録再生装置において、光
ビームを発光する光源と、光源からの光ビームの主光線
を情報媒体面に対して平行とする手段と、情報媒体面に
平行な光ビームを折り曲げ、情報媒体に向けて垂直に照
射する折り曲げ手段と、折り曲げ手段により照射された
光ビームを媒体上に集光する対物レンズと、対物レンズ
と折り曲げ手段を保持し、集光された光ビームの焦点位
置をフォーカス方向に移動するフォーカスアクチュエー
タと、集光された光ビーム位置をトラッキング方向に移
動するトラッキングアクチュエータと、情報媒体により
反射された光ビームを受光し、情報トラックと光ビーム
とのずれを検出するトラッキング誤差検出手段と、トラ
ッキング誤差検出手段のオフセットを測定する手段と、
トラッキング誤差検出手段のオフセットを補正するオフ
セット補正手段をもち、オフセット測定手段は情報媒体
交換時にオフセットを測定することを特徴とする。
成するため、本発明に係る第1の発明は、情報トラック
をもつ情報媒体に対し光ビームを照射し、光学的に情報
の記録再生を行う光学的情報記録再生装置において、光
ビームを発光する光源と、光源からの光ビームの主光線
を情報媒体面に対して平行とする手段と、情報媒体面に
平行な光ビームを折り曲げ、情報媒体に向けて垂直に照
射する折り曲げ手段と、折り曲げ手段により照射された
光ビームを媒体上に集光する対物レンズと、対物レンズ
と折り曲げ手段を保持し、集光された光ビームの焦点位
置をフォーカス方向に移動するフォーカスアクチュエー
タと、集光された光ビーム位置をトラッキング方向に移
動するトラッキングアクチュエータと、情報媒体により
反射された光ビームを受光し、情報トラックと光ビーム
とのずれを検出するトラッキング誤差検出手段と、トラ
ッキング誤差検出手段のオフセットを測定する手段と、
トラッキング誤差検出手段のオフセットを補正するオフ
セット補正手段をもち、オフセット測定手段は情報媒体
交換時にオフセットを測定することを特徴とする。
【0009】また、情報媒体を支持する手段をもち、オ
フセット測定手段は情報媒体を支持する手段からの距離
が異なった複数の情報媒体位置でのオフセットを測定す
ることも特徴とし、さらに、情報媒体を回転する回転手
段と、回転手段の位相を検知する位相検知手段をもち、
オフセット測定手段は位相検知手段の検知する複数の位
相位置においてオフセットを測定することを特徴とす
る。
フセット測定手段は情報媒体を支持する手段からの距離
が異なった複数の情報媒体位置でのオフセットを測定す
ることも特徴とし、さらに、情報媒体を回転する回転手
段と、回転手段の位相を検知する位相検知手段をもち、
オフセット測定手段は位相検知手段の検知する複数の位
相位置においてオフセットを測定することを特徴とす
る。
【0010】上記構成において、オフセット測定手段
は、光学式情報記録再生装置に情報媒体が装着される。
あるいは装置の起動時にトラッキングオフセットを測定
し、オフセット補正手段によりトラッキングオフセット
を補正することで正確なトラッキング制御を可能にす
る。さらに、情報媒体の複数の位置(半径方向および周
方向)でトラッキングオフセットを測定し、位置に応じ
てオフセット補正を行うことでより正確なトラッキング
制御をアクチュエータ位置検出器なしで実現することが
できる。
は、光学式情報記録再生装置に情報媒体が装着される。
あるいは装置の起動時にトラッキングオフセットを測定
し、オフセット補正手段によりトラッキングオフセット
を補正することで正確なトラッキング制御を可能にす
る。さらに、情報媒体の複数の位置(半径方向および周
方向)でトラッキングオフセットを測定し、位置に応じ
てオフセット補正を行うことでより正確なトラッキング
制御をアクチュエータ位置検出器なしで実現することが
できる。
【0011】さらに本発明に係る第2の発明は、情報ト
ラックをもつ情報媒体に対し光ビームを照射し、光学的
に情報の記録再生を行う装置において、光ビームを発光
する光源と、光源からの光ビームの主光線を情報媒体に
対して平行とする手段と、情報媒体に平行な光ビームを
折り曲げ、情報媒体に向けて垂直に照射する折り曲げ手
段と、折り曲げ手段により照射された光ビームを媒体上
に集光する対物レンズと、対物レンズと折り曲げ手段を
保持し、集光された光ビームの焦点位置をフォーカス方
向に移動するフォーカスアクチュエータと、折り曲げ手
段のフォーカス方向の位置を検出する位置検出手段と、
集光された光ビーム位置をトラッキング方向に移動する
トラッキングアクチュエータと、情報媒体により反射さ
れた光ビームを受光し、情報トラックと光ビームとのず
れを検出するトラッキング誤差検出手段と、トラッキン
グ誤差検出手段のオフセットを測定する手段と、トラッ
キング誤差検出手段のオフセットを補正するオフセット
補正手段をもち、オフセット補正手段は位置検出手段の
出力とオフセット測定手段により測定されたオフセット
に基づき、位置検出手段の出力に応じたオフセットをト
ラッキング誤差に加算することを特徴とする。
ラックをもつ情報媒体に対し光ビームを照射し、光学的
に情報の記録再生を行う装置において、光ビームを発光
する光源と、光源からの光ビームの主光線を情報媒体に
対して平行とする手段と、情報媒体に平行な光ビームを
折り曲げ、情報媒体に向けて垂直に照射する折り曲げ手
段と、折り曲げ手段により照射された光ビームを媒体上
に集光する対物レンズと、対物レンズと折り曲げ手段を
保持し、集光された光ビームの焦点位置をフォーカス方
向に移動するフォーカスアクチュエータと、折り曲げ手
段のフォーカス方向の位置を検出する位置検出手段と、
集光された光ビーム位置をトラッキング方向に移動する
トラッキングアクチュエータと、情報媒体により反射さ
れた光ビームを受光し、情報トラックと光ビームとのず
れを検出するトラッキング誤差検出手段と、トラッキン
グ誤差検出手段のオフセットを測定する手段と、トラッ
キング誤差検出手段のオフセットを補正するオフセット
補正手段をもち、オフセット補正手段は位置検出手段の
出力とオフセット測定手段により測定されたオフセット
に基づき、位置検出手段の出力に応じたオフセットをト
ラッキング誤差に加算することを特徴とする。
【0012】また、オフセット補正手段は、情報媒体の
複数位置でのオフセット測定手段の出力と位置検出手段
の出力により補正量を決定することを特徴とする。
複数位置でのオフセット測定手段の出力と位置検出手段
の出力により補正量を決定することを特徴とする。
【0013】上記構成において、オフセット測定手段は
トラッキング誤差検出手段の出力であるところのトラッ
キング誤差信号のオフセットを測定する。また位置検出
手段はアクチュエータのフォーカス方向の位置を検出
し、測定されたオフセットと位置検出手段による検出位
置を対応させて、補正するオフセット量を割り出す。そ
してオフセット測定位置を複数にすることで検出位置の
値を複数にして、検出位置に対する補正オフセット量を
導き出す精度を高め、トラッキング制御の精度を上げる
ことができる。
トラッキング誤差検出手段の出力であるところのトラッ
キング誤差信号のオフセットを測定する。また位置検出
手段はアクチュエータのフォーカス方向の位置を検出
し、測定されたオフセットと位置検出手段による検出位
置を対応させて、補正するオフセット量を割り出す。そ
してオフセット測定位置を複数にすることで検出位置の
値を複数にして、検出位置に対する補正オフセット量を
導き出す精度を高め、トラッキング制御の精度を上げる
ことができる。
【0014】上記の場合、装置起動時又はディスク交換
時に、フォーカス位置によるトラッキングオフセットを
測定し、装置が情報の記録再生又はシーク動作を行うと
きに、測定されたオフセットを基にトラッキングオフセ
ットを補正する。また、フォーカス位置検出器なしで、
ディスクの半径、回転位相に関連してトラッキングオフ
セットを測定、補正する。さらに、フォーカス位置検出
器を用いた場合で、ディスクの複数の位置でフォーカス
位置検出器とトラッキングオフセットの関係を測定し、
フォーカス位置から補正オフセットまでの変換係数を求
め、補正オフセット量の自動調整を可能にする。オフセ
ットの測定位置を変えることで、異なったフォーカス位
置でのトラッキングオフセットの測定を可能にする。
時に、フォーカス位置によるトラッキングオフセットを
測定し、装置が情報の記録再生又はシーク動作を行うと
きに、測定されたオフセットを基にトラッキングオフセ
ットを補正する。また、フォーカス位置検出器なしで、
ディスクの半径、回転位相に関連してトラッキングオフ
セットを測定、補正する。さらに、フォーカス位置検出
器を用いた場合で、ディスクの複数の位置でフォーカス
位置検出器とトラッキングオフセットの関係を測定し、
フォーカス位置から補正オフセットまでの変換係数を求
め、補正オフセット量の自動調整を可能にする。オフセ
ットの測定位置を変えることで、異なったフォーカス位
置でのトラッキングオフセットの測定を可能にする。
【0015】さらに説明すれば、装置起動時又はディス
ク交換時に、フォーカス位置によるトラッキングオフセ
ットを測定し、装置が情報の記録再生又はシーク動作を
行うときに測定されたオフセットを基にトラッキングオ
フセットを補正するが、 ◎フォーカス位置検出器なしで、ディスクの半径、回転
位相に関連してトラッキングオフセットを測定し、オフ
セット補正し、 ◎フォーカス位置検出器を用いた場合で、ディスクの複
数の位置でフォーカス位置検出器とトラッキングオフセ
ットの関係を測定し、フォーカス位置から補正オフセッ
トまでの変換係数を求め、補正オフセット量の自動調整
を可能にする。また、オフセットの測定位置を変えるこ
とで、異なったフォーカス位置でのトラッキングオフセ
ットの測定を可能にした。
ク交換時に、フォーカス位置によるトラッキングオフセ
ットを測定し、装置が情報の記録再生又はシーク動作を
行うときに測定されたオフセットを基にトラッキングオ
フセットを補正するが、 ◎フォーカス位置検出器なしで、ディスクの半径、回転
位相に関連してトラッキングオフセットを測定し、オフ
セット補正し、 ◎フォーカス位置検出器を用いた場合で、ディスクの複
数の位置でフォーカス位置検出器とトラッキングオフセ
ットの関係を測定し、フォーカス位置から補正オフセッ
トまでの変換係数を求め、補正オフセット量の自動調整
を可能にする。また、オフセットの測定位置を変えるこ
とで、異なったフォーカス位置でのトラッキングオフセ
ットの測定を可能にした。
【0016】また、本発明によれば、情報トラックに情
報セクタさらにアドレス部を有する情報媒体に対し光ビ
ームを照射し、フォーカスサーボ及びトラッキングサー
ボ制御手段により対物レンズの位置を制御するアクチュ
エータを有する情報記録再生装置において、情報トラッ
クに追従するためのトラッキング誤差信号検出手段と、
アドレス部のアドレスを検出するアドレス検出部と、ト
ラッキング誤差信号検出手段のオフセットを測定するオ
フセット測定手段と、トラッキング誤差信号検出手段の
オフセットを補正するオフセット補正手段とを有し、オ
フセット測定手段はアドレス検出部の複数個のアドレス
に応じてそれぞれのオフセット値を測定し、オフセット
補正手段は複数個のアドレスに応じてそれぞれのオフセ
ットを補正することを特徴とする。これにより、ディス
ク回転位相検出器を有しなくても、ディスクのトラック
位置に応じた正確なオフセット補正が可能となる。
報セクタさらにアドレス部を有する情報媒体に対し光ビ
ームを照射し、フォーカスサーボ及びトラッキングサー
ボ制御手段により対物レンズの位置を制御するアクチュ
エータを有する情報記録再生装置において、情報トラッ
クに追従するためのトラッキング誤差信号検出手段と、
アドレス部のアドレスを検出するアドレス検出部と、ト
ラッキング誤差信号検出手段のオフセットを測定するオ
フセット測定手段と、トラッキング誤差信号検出手段の
オフセットを補正するオフセット補正手段とを有し、オ
フセット測定手段はアドレス検出部の複数個のアドレス
に応じてそれぞれのオフセット値を測定し、オフセット
補正手段は複数個のアドレスに応じてそれぞれのオフセ
ットを補正することを特徴とする。これにより、ディス
ク回転位相検出器を有しなくても、ディスクのトラック
位置に応じた正確なオフセット補正が可能となる。
【0017】さらに、上記オフセット補正手段に加え、
複数個のアドレスに応じたそれぞれのオフセット値から
さらに多数のアドレスに応じたそれぞれのオフセット値
を演算する演算手段を有することを特徴とし、さらに詳
細なオフセット補正を可能とする。
複数個のアドレスに応じたそれぞれのオフセット値から
さらに多数のアドレスに応じたそれぞれのオフセット値
を演算する演算手段を有することを特徴とし、さらに詳
細なオフセット補正を可能とする。
【0018】
〔実施例1〕以下、本発明について図面を参照して説明
する。図2〜図5において、符号1はアクチュエータで
ある。アクチュエータ1は、対物レンズ1Aと、光源を
備えた固定光学系(図示せず)からもたらされたレーザ
ビームを上記対物レンズ1Aに差し向け、また、光ディ
スクからの反射光を戻すミラー1Bとを有する。上記ア
クチュエータ1の左右にはトラッキング用のコイル13
が装着してあり、上記コイル13はトラッキング方向
(シーク方向)に平行に延びる内ヨーク10を囲撓して
いる。また、上記コイル13の側面上にはフォーカシン
グ用のコイル14が装着してある。上記内ヨーク10に
対しては、これと平行な外ヨーク12が、その両端で連
結してあり、上記内ヨーク10に対面して上記外ヨーク
12にはマグネット11が装着してあって、上記コイル
13に対して直交する磁束が働くように、所要の磁気回
路を構成している。
する。図2〜図5において、符号1はアクチュエータで
ある。アクチュエータ1は、対物レンズ1Aと、光源を
備えた固定光学系(図示せず)からもたらされたレーザ
ビームを上記対物レンズ1Aに差し向け、また、光ディ
スクからの反射光を戻すミラー1Bとを有する。上記ア
クチュエータ1の左右にはトラッキング用のコイル13
が装着してあり、上記コイル13はトラッキング方向
(シーク方向)に平行に延びる内ヨーク10を囲撓して
いる。また、上記コイル13の側面上にはフォーカシン
グ用のコイル14が装着してある。上記内ヨーク10に
対しては、これと平行な外ヨーク12が、その両端で連
結してあり、上記内ヨーク10に対面して上記外ヨーク
12にはマグネット11が装着してあって、上記コイル
13に対して直交する磁束が働くように、所要の磁気回
路を構成している。
【0019】上記アクチュエータ1は、長方形支持部材
2および3に装着しており、バネ房囲の一側端は、それ
ぞれ複合平行板バネ機構4で支持されている。上記複合
平行板バネ機構4のそれぞれは、外ヨーク12の背面に
固定される固定ベース部材4Aと、上記固定ベース部材
4Aの両端(トラッキング方向についての両端)に一端
を固定するとともに上記トラッキング方向と直交する方
向に延びる第1の平行板バネ4Bと上記平行板バネ4B
の他端を固定した可動枠部材4Cと、上記可動枠部材4
Cの両端上下に固定するとともにその先端を上記バネ部
材2および3に連結しており、かつ、上記平行板バネ4
Bと平行に延びる、上下二対の第2の平行板バネ4Dと
により構成されている。この場合、各対の上記第2の平
行板バネ4Dの両端は折り曲げ囲いによって一体的に形
成されたヒンジ部4Eおよび4Fを介して互いに連続し
ており、上記ヒンジ部4E,4Fは、上記平行板バネ4
Bと4Dとの間のクリアランスの範囲で、若干の弾性的
な撓みにより、上下のヒンジ動作を行うことができる。
2および3に装着しており、バネ房囲の一側端は、それ
ぞれ複合平行板バネ機構4で支持されている。上記複合
平行板バネ機構4のそれぞれは、外ヨーク12の背面に
固定される固定ベース部材4Aと、上記固定ベース部材
4Aの両端(トラッキング方向についての両端)に一端
を固定するとともに上記トラッキング方向と直交する方
向に延びる第1の平行板バネ4Bと上記平行板バネ4B
の他端を固定した可動枠部材4Cと、上記可動枠部材4
Cの両端上下に固定するとともにその先端を上記バネ部
材2および3に連結しており、かつ、上記平行板バネ4
Bと平行に延びる、上下二対の第2の平行板バネ4Dと
により構成されている。この場合、各対の上記第2の平
行板バネ4Dの両端は折り曲げ囲いによって一体的に形
成されたヒンジ部4Eおよび4Fを介して互いに連続し
ており、上記ヒンジ部4E,4Fは、上記平行板バネ4
Bと4Dとの間のクリアランスの範囲で、若干の弾性的
な撓みにより、上下のヒンジ動作を行うことができる。
【0020】そして、図からも明らかなように、上記コ
イル13に印加される直流電流と磁気回路の磁束との働
きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク10に沿っ
てアクチュエータ1が移動するとき、上記平行板バネ4
Bおよび4Dが撓んで、上記アクチュエータ1を支持し
た状態で、トラッキング方向への移動を許容している。
この場合、本発明では、アクチュエータ1がトラッキン
グ方向に移動するとき、複合平行板バネ機構4の各平行
板バネ4B,4Dが側方に撓むが、上記平行板バネ4B
の基端が固定ベース部材4Aに固定しているので、可動
枠部材4C側の端部は円弧状の運動軌跡を描き、一方、
バネ部材2,3に連結される板バネ4Dの端部は上記可
動枠部材4C側の端部とは反対向きの円弧状の運動軌跡
を描くから、その合成運動は、上円弧状の運動軌跡を相
殺するように補正され、上記アクチュエータ1及びそれ
と共に対物レンズ1Aは正しい直線軌跡で移動できる。
その結果、レーザビームの光軸が対物レンズ1Aの中心
から外れることがなく、光強度が低下するおそれもな
く、安定した情報の読みとり、書き込みが実現できる。
イル13に印加される直流電流と磁気回路の磁束との働
きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク10に沿っ
てアクチュエータ1が移動するとき、上記平行板バネ4
Bおよび4Dが撓んで、上記アクチュエータ1を支持し
た状態で、トラッキング方向への移動を許容している。
この場合、本発明では、アクチュエータ1がトラッキン
グ方向に移動するとき、複合平行板バネ機構4の各平行
板バネ4B,4Dが側方に撓むが、上記平行板バネ4B
の基端が固定ベース部材4Aに固定しているので、可動
枠部材4C側の端部は円弧状の運動軌跡を描き、一方、
バネ部材2,3に連結される板バネ4Dの端部は上記可
動枠部材4C側の端部とは反対向きの円弧状の運動軌跡
を描くから、その合成運動は、上円弧状の運動軌跡を相
殺するように補正され、上記アクチュエータ1及びそれ
と共に対物レンズ1Aは正しい直線軌跡で移動できる。
その結果、レーザビームの光軸が対物レンズ1Aの中心
から外れることがなく、光強度が低下するおそれもな
く、安定した情報の読みとり、書き込みが実現できる。
【0021】また、この実施例では、フォーカシング用
のコイル14に対する直流電流の印加および磁気回路の
磁束との働きで、垂直方向への力が発生し、上記ヒンジ
部4E,4Fを撓ませながら、対物レンズ1Aを上下
し、フォーカシング制御が実現される。
のコイル14に対する直流電流の印加および磁気回路の
磁束との働きで、垂直方向への力が発生し、上記ヒンジ
部4E,4Fを撓ませながら、対物レンズ1Aを上下
し、フォーカシング制御が実現される。
【0022】上記アクチュエータ1がフォーカス方向に
移動すると、光源を備えた固定光学系から上記アクチュ
エータ1に配置した可動光学系、すなわち、ミラー1B
に入射する光束中心が上下方向にずれる。図5(a)に
おいて、図示せぬ右方にある固定光学系からの平行光束
がミラー1Bに入射して反射され、対物レンズ1Aによ
りディスクDISC上に集光される。ディスクに反射さ
れた光は入射光の経路を逆にたどり再び固定光学系に戻
る。
移動すると、光源を備えた固定光学系から上記アクチュ
エータ1に配置した可動光学系、すなわち、ミラー1B
に入射する光束中心が上下方向にずれる。図5(a)に
おいて、図示せぬ右方にある固定光学系からの平行光束
がミラー1Bに入射して反射され、対物レンズ1Aによ
りディスクDISC上に集光される。ディスクに反射さ
れた光は入射光の経路を逆にたどり再び固定光学系に戻
る。
【0023】図5(a)ではアクチュエータ1のフォー
カス方向位置が標準位置にあるため、ミラー1Bで反射
された光束中心は対物レンズ1Aの中心を通過するの
で、ディスクに反射された光は全く同じ経路を逆にたど
る。一方図5(b)では、アクチュエータ1のフォーカ
ス方向位置が標準位置より上方にあるので、ミラー1B
で反射された光束中心は対物レンズ1Aの中心を通ら
ず、図上で右よりを通過する、よってディスクで反射さ
れた光は対物レンズ1Aの左よりを通過し、ミラー1B
で反射されたときには破線で示す光束となり固定光学系
へと戻っていく。逆にアクチュエータ1のフォーカス方
向位置が標準位置より下方にある場合は、図5(c)の
ようにミラー1Bの上よりに入射、ディスクからの反射
光はミラー1Bの下よりを経て固定光学系へ戻る。
カス方向位置が標準位置にあるため、ミラー1Bで反射
された光束中心は対物レンズ1Aの中心を通過するの
で、ディスクに反射された光は全く同じ経路を逆にたど
る。一方図5(b)では、アクチュエータ1のフォーカ
ス方向位置が標準位置より上方にあるので、ミラー1B
で反射された光束中心は対物レンズ1Aの中心を通ら
ず、図上で右よりを通過する、よってディスクで反射さ
れた光は対物レンズ1Aの左よりを通過し、ミラー1B
で反射されたときには破線で示す光束となり固定光学系
へと戻っていく。逆にアクチュエータ1のフォーカス方
向位置が標準位置より下方にある場合は、図5(c)の
ようにミラー1Bの上よりに入射、ディスクからの反射
光はミラー1Bの下よりを経て固定光学系へ戻る。
【0024】固定光学系ではトラッキング誤差信号を得
るために、ディスクからの反射光を分割センサで受光す
るが、このセンサを模式的に符号41で示す。この分割
線は図上において上下に分割された位置にある。つまり
図5(a)の状態であればセンサ分割線を中心に光束が
あたるが、図5(b),(c)の状態だと、分割線にず
れた形で光束があたる。トラッキング誤差信号は分割セ
ンサ41の各々のセンサ出力の減算により得られるの
で、センサ入射位置がずれると、トラッキング誤差信号
にオフセットが発生する。即ち、フォーカス誤差のため
にトラッキング誤差としてのオフセットが生じる。
るために、ディスクからの反射光を分割センサで受光す
るが、このセンサを模式的に符号41で示す。この分割
線は図上において上下に分割された位置にある。つまり
図5(a)の状態であればセンサ分割線を中心に光束が
あたるが、図5(b),(c)の状態だと、分割線にず
れた形で光束があたる。トラッキング誤差信号は分割セ
ンサ41の各々のセンサ出力の減算により得られるの
で、センサ入射位置がずれると、トラッキング誤差信号
にオフセットが発生する。即ち、フォーカス誤差のため
にトラッキング誤差としてのオフセットが生じる。
【0025】図1により本発明を用いた光ディスク装置
の第1の実施例のトラッキング制御の構成について説明
する。
の第1の実施例のトラッキング制御の構成について説明
する。
【0026】図1において、41はトラッキング誤差信
号を検出するための2分割センサで減算器42により差
動分がとられ、トラッキング誤差信号となる。減算器4
2の出力は加算器43に入力し、かつA/Dコンバータ
47及びアクチュエータ半径位置検出部51へ接続す
る。加算器43はオフセット補正信号としてD/Aコン
バータ48の出力と減算器42の出力とを加算して位相
補償44へオフセット補正されたトラッキング誤差信号
を出力する。位相補償44ではサーボ系安定化のための
位相補償がなされ、その出力信号はループスイッチ45
を経てドライバー46に入力される。ドライバー46で
電力増幅された信号はアクチュエータ1内のトラッキン
グコイル13に印加され、アクチュエータ1をトラッキ
ング方向に駆動する。
号を検出するための2分割センサで減算器42により差
動分がとられ、トラッキング誤差信号となる。減算器4
2の出力は加算器43に入力し、かつA/Dコンバータ
47及びアクチュエータ半径位置検出部51へ接続す
る。加算器43はオフセット補正信号としてD/Aコン
バータ48の出力と減算器42の出力とを加算して位相
補償44へオフセット補正されたトラッキング誤差信号
を出力する。位相補償44ではサーボ系安定化のための
位相補償がなされ、その出力信号はループスイッチ45
を経てドライバー46に入力される。ドライバー46で
電力増幅された信号はアクチュエータ1内のトラッキン
グコイル13に印加され、アクチュエータ1をトラッキ
ング方向に駆動する。
【0027】ディスク回転位相検出部52は図示せぬデ
ィスクの回転に同期した回転位相を検出するものであ
る。この回転位相検出部52は例えばディスクを回転さ
せるスピンドルモータにつけた回転エンコーダーの出力
パルスをカウントする。あるいはスピンドルモータであ
るところの3相ブラシレスモータのホール素子の出力に
より同期をとる。あるいはディスク上に存在する、アド
レス情報等情報セクタ内のアドレス部や同期信号部のI
Dのタイミング等をカウントすることにより回転に同期
した回転位相の検出を実現できる。この場合、ディスク
回転が定速度であれば、ディスクの回転に同期した1回
転につき1発以上の同期タイミングを検出し、そのタイ
ミングでリセットするタイマーカウンターにより同等の
回転位相検出を行うことができる。
ィスクの回転に同期した回転位相を検出するものであ
る。この回転位相検出部52は例えばディスクを回転さ
せるスピンドルモータにつけた回転エンコーダーの出力
パルスをカウントする。あるいはスピンドルモータであ
るところの3相ブラシレスモータのホール素子の出力に
より同期をとる。あるいはディスク上に存在する、アド
レス情報等情報セクタ内のアドレス部や同期信号部のI
Dのタイミング等をカウントすることにより回転に同期
した回転位相の検出を実現できる。この場合、ディスク
回転が定速度であれば、ディスクの回転に同期した1回
転につき1発以上の同期タイミングを検出し、そのタイ
ミングでリセットするタイマーカウンターにより同等の
回転位相検出を行うことができる。
【0028】アクチュエータ半径位置検出部51はアク
チュエータ1のディスク半径方向の位置を検出するもの
である。このアクチュエータ半径位置検出部51は例え
ば、図1に示すようにトラッキング誤差信号を用いて、
トラック横断数をカウントすることで、アクチュエータ
1の位置を知ることができる。現在市販されているこの
種の装置のトラックカウントによるシークと同等の構成
を用いれば容易に実現できる。また図示はしないが、デ
ィスク上に存在するアドレスを再生することでもアドレ
ス値からアクチュエータ1の半径位置を知ることができ
る。またリニアエンコーダ、ポジションセンスダイオー
ド等の外部検出器を用いることでも勿論アクチュエータ
1の位置検出が可能である。
チュエータ1のディスク半径方向の位置を検出するもの
である。このアクチュエータ半径位置検出部51は例え
ば、図1に示すようにトラッキング誤差信号を用いて、
トラック横断数をカウントすることで、アクチュエータ
1の位置を知ることができる。現在市販されているこの
種の装置のトラックカウントによるシークと同等の構成
を用いれば容易に実現できる。また図示はしないが、デ
ィスク上に存在するアドレスを再生することでもアドレ
ス値からアクチュエータ1の半径位置を知ることができ
る。またリニアエンコーダ、ポジションセンスダイオー
ド等の外部検出器を用いることでも勿論アクチュエータ
1の位置検出が可能である。
【0029】また、図1中のメモリ50はオフセット調
整のための調整データを記憶するメモリである。A/D
コンバータ47は減算器42のトラッキング誤差信号出
力をディジタル化してオフセット調整処理部49へ送る
アナログディジタル変換器で、D/Aコンバータ48は
オフセット調整処理部49が指令するオフセットデータ
をアナログ値に変換するディジタルアナログ変換器であ
る。
整のための調整データを記憶するメモリである。A/D
コンバータ47は減算器42のトラッキング誤差信号出
力をディジタル化してオフセット調整処理部49へ送る
アナログディジタル変換器で、D/Aコンバータ48は
オフセット調整処理部49が指令するオフセットデータ
をアナログ値に変換するディジタルアナログ変換器であ
る。
【0030】オフセット調整処理部49ではトラッキン
グ誤差信号のオフセットの測定、およびオフセットの補
正データの設定を行う。またトラッキングサーボループ
スイッチであるところのスイッチ45の操作も行う。
グ誤差信号のオフセットの測定、およびオフセットの補
正データの設定を行う。またトラッキングサーボループ
スイッチであるところのスイッチ45の操作も行う。
【0031】オフセット調整処理部49は通常マイクロ
コンピュータ(CPU)で実現され、このマイクロコン
ピュータはオフセット調整処理だけではなく、その他の
装置全体のコントロール、例えば操作部ボタンによるデ
ィスクのロードイジェクト、ディスク回転の起動停止、
情報データの管理、フォーカスサーボの引き込み動作等
を行っている。これらその他の処理は、本発明の説明に
不用であるので、図には明示しない。また、ハードウエ
ア的にA/Dコンバータ47,D/Aコンバータ48、
メモリ50はもとより、アクチュエータ半径位置検出部
51、ディスク回転位相検出部52をCPUを中心とし
た1チップのICとして実現できることはいうまでもな
い。さらには、ソフトウエアサーボ技術を用いて減算器
42、加算器43、位相補償44の部分までディジタル
化、あるいは1チップIC化することができる。
コンピュータ(CPU)で実現され、このマイクロコン
ピュータはオフセット調整処理だけではなく、その他の
装置全体のコントロール、例えば操作部ボタンによるデ
ィスクのロードイジェクト、ディスク回転の起動停止、
情報データの管理、フォーカスサーボの引き込み動作等
を行っている。これらその他の処理は、本発明の説明に
不用であるので、図には明示しない。また、ハードウエ
ア的にA/Dコンバータ47,D/Aコンバータ48、
メモリ50はもとより、アクチュエータ半径位置検出部
51、ディスク回転位相検出部52をCPUを中心とし
た1チップのICとして実現できることはいうまでもな
い。さらには、ソフトウエアサーボ技術を用いて減算器
42、加算器43、位相補償44の部分までディジタル
化、あるいは1チップIC化することができる。
【0032】ソフトウエアサーボ技術について、手順を
追って説明する。本発明を適用した光ディスク装置に電
源が投入されると、搭載されているCPUがディスクが
ローディングされているか否かをチェックする。ディス
クがローディングされていればそのままスピンドルモー
タを起動する。また、ディスクがユーザーによりローデ
ィングされるとCPUはそれを検知して、やはりスピン
ドルモータを起動する。そして、スピンドルモータが規
定の速度に達するとレーザを点灯する。
追って説明する。本発明を適用した光ディスク装置に電
源が投入されると、搭載されているCPUがディスクが
ローディングされているか否かをチェックする。ディス
クがローディングされていればそのままスピンドルモー
タを起動する。また、ディスクがユーザーによりローデ
ィングされるとCPUはそれを検知して、やはりスピン
ドルモータを起動する。そして、スピンドルモータが規
定の速度に達するとレーザを点灯する。
【0033】次にCPUはアクチュエータ1をフォーカ
ス方向に移動させながら、引き込み動作を行う、CPU
はディスクの反射光から得たフォーカス誤差信号により
引き込みタイミングを知り、フォーカスサーボループを
オンにする。このようにして、対物レンズ1Aにより集
光されたスポットがディスク面上に焦点を結ぶことがで
きる。
ス方向に移動させながら、引き込み動作を行う、CPU
はディスクの反射光から得たフォーカス誤差信号により
引き込みタイミングを知り、フォーカスサーボループを
オンにする。このようにして、対物レンズ1Aにより集
光されたスポットがディスク面上に焦点を結ぶことがで
きる。
【0034】この状態で、通常はディスクの偏心により
光スポットがトラックを横断するときのトラック誤差信
号が図6(a)のように観察される。図6(a)は光デ
ィスク装置および光ディスクのフォーカス方向位置関係
がちょうど標準位置になった場合で、トラッキング誤差
信号振幅は±1のレベルでオフセットが発生していな
い。図6(b)は図5(b)の状態、つまりディスクと
固定光学系から出射される光束との位置関係が標準より
近くなった場合である。センサー41に入射する光がセ
ンサー中心からずれるのでトラッキング誤差信号は−
0.7〜+1.3の範囲の信号となりプラスのオフセット
が生じる。同様に図5(c)の状態であれば図6(b)
とは逆の例えば−1.3〜+0.7の範囲のトラッキング
誤差信号となりマイナスのオフセットが生じる。
光スポットがトラックを横断するときのトラック誤差信
号が図6(a)のように観察される。図6(a)は光デ
ィスク装置および光ディスクのフォーカス方向位置関係
がちょうど標準位置になった場合で、トラッキング誤差
信号振幅は±1のレベルでオフセットが発生していな
い。図6(b)は図5(b)の状態、つまりディスクと
固定光学系から出射される光束との位置関係が標準より
近くなった場合である。センサー41に入射する光がセ
ンサー中心からずれるのでトラッキング誤差信号は−
0.7〜+1.3の範囲の信号となりプラスのオフセット
が生じる。同様に図5(c)の状態であれば図6(b)
とは逆の例えば−1.3〜+0.7の範囲のトラッキング
誤差信号となりマイナスのオフセットが生じる。
【0035】オフセット調整処理部49はこの状態のト
ラッキング誤差信号を例えばサンプル周波数100KH
zで取り込み、トラッキング信号の正側ピーク値と負側
ピーク値を測定する。そして、正側のピーク値と負側の
ピーク値との平均値を算出してトラッキング誤差信号の
オフセットを得る。例えば、図6(b)の状態であると
すると、正側のピーク値が1.3、負側のピーク値が−
0.7である。よって、得られたトラッキング誤差信号
のオフセットは、その平均値として+0.3となる。
ラッキング誤差信号を例えばサンプル周波数100KH
zで取り込み、トラッキング信号の正側ピーク値と負側
ピーク値を測定する。そして、正側のピーク値と負側の
ピーク値との平均値を算出してトラッキング誤差信号の
オフセットを得る。例えば、図6(b)の状態であると
すると、正側のピーク値が1.3、負側のピーク値が−
0.7である。よって、得られたトラッキング誤差信号
のオフセットは、その平均値として+0.3となる。
【0036】次にオフセット調整処理部49はトラッキ
ング誤差信号のオフセットを補正するために測定したオ
フセットの補正値+0.3のデジタル値をD/Aコンバ
ータ48に設定する。こうすることにより、加算点43
(実際は減算器である)の出力はオフセットのない図6
(a)のような信号となる。
ング誤差信号のオフセットを補正するために測定したオ
フセットの補正値+0.3のデジタル値をD/Aコンバ
ータ48に設定する。こうすることにより、加算点43
(実際は減算器である)の出力はオフセットのない図6
(a)のような信号となる。
【0037】そして、トラッキングサーボのループスイ
ッチ45を閉じることによってトラッキングサーボをか
ける。オフセットを補正したことによって、正確にトラ
ックの中央をトラッキングすることが可能になる。
ッチ45を閉じることによってトラッキングサーボをか
ける。オフセットを補正したことによって、正確にトラ
ックの中央をトラッキングすることが可能になる。
【0038】このように、装置の起動時(ディスクの記
録再生動作開始時)、あるいはディスク交換時等のディ
スク挿入時にトラッキング誤差信号のオフセットを測定
して、補正することにより、装置、あるいはディスクの
ばらつきによる、固定光学系とアクチュエータのフォー
カス方向の位置ずれにより引き起こされる誤差を打ち消
すことができる。また、通常のタイプのアクチュエータ
1をもつ装置(いわゆる2段トラッキングアクチュエー
タ、例えば対物レンズ用アクチュエータとキャリッジ用
アクチュエータを持つ)における対物レンズをトラッキ
ング方向に移動させることにより発生するトラッキング
誤差信号のオフセットとは異なり、フォーカス方向の位
置はディスクが装着された時点でほとんど決定される。
通常、このフォーカス位置すなわち、固定光学系からの
光束とフォーカス動作時のミラーのずれは装置、ディス
クそれぞれのばらつきを考えると、±500μm程度に
なる。しかし、装置とディスクの組み合わせ、装着状態
が決まるとだいたい±50μmの変動しか発生しない。
よって、ディスク装着時点で一度トラッキング誤差信号
のオフセットを調整するだけで、トラッキング制御の高
精度化に対して大きな効果が得られる。
録再生動作開始時)、あるいはディスク交換時等のディ
スク挿入時にトラッキング誤差信号のオフセットを測定
して、補正することにより、装置、あるいはディスクの
ばらつきによる、固定光学系とアクチュエータのフォー
カス方向の位置ずれにより引き起こされる誤差を打ち消
すことができる。また、通常のタイプのアクチュエータ
1をもつ装置(いわゆる2段トラッキングアクチュエー
タ、例えば対物レンズ用アクチュエータとキャリッジ用
アクチュエータを持つ)における対物レンズをトラッキ
ング方向に移動させることにより発生するトラッキング
誤差信号のオフセットとは異なり、フォーカス方向の位
置はディスクが装着された時点でほとんど決定される。
通常、このフォーカス位置すなわち、固定光学系からの
光束とフォーカス動作時のミラーのずれは装置、ディス
クそれぞれのばらつきを考えると、±500μm程度に
なる。しかし、装置とディスクの組み合わせ、装着状態
が決まるとだいたい±50μmの変動しか発生しない。
よって、ディスク装着時点で一度トラッキング誤差信号
のオフセットを調整するだけで、トラッキング制御の高
精度化に対して大きな効果が得られる。
【0039】通常のタイプのアクチュエータをもつ装置
における対物レンズをトラッキング方向に移動させるこ
とにより発生するトラッキング誤差信号の補正の場合に
は、光ヘッドごとに移動するマクロシーク動作に対して
対物レンズのみを移動させて近距離のシークを行うミク
ロシーク動作(あるいはジャンプ動作、マルチジャンプ
動作、ニアシーク動作という)の必要から、対物レンズ
のトラッキング方向の可動範囲をできるだけ広くとる。
例えばその値は±500μm程度になり、装置動作中に
この範囲を対物レンズが移動するので、この範囲におい
て、有効にトラッキング誤差信号のオフセットを補正す
る必要がある。そこで、通常はトラッキング方向のレン
ズ位置を検出するセンサを用いてトラッキング誤差信号
のオフセットの補正が行われている。なお、従来はマク
ロシーク動作とミクロシーク動作用に別々のトラッキン
グアクチュエータを用いていたが、近年は1つのシング
ルアクチュエータで両動作を兼用する傾向にある。
における対物レンズをトラッキング方向に移動させるこ
とにより発生するトラッキング誤差信号の補正の場合に
は、光ヘッドごとに移動するマクロシーク動作に対して
対物レンズのみを移動させて近距離のシークを行うミク
ロシーク動作(あるいはジャンプ動作、マルチジャンプ
動作、ニアシーク動作という)の必要から、対物レンズ
のトラッキング方向の可動範囲をできるだけ広くとる。
例えばその値は±500μm程度になり、装置動作中に
この範囲を対物レンズが移動するので、この範囲におい
て、有効にトラッキング誤差信号のオフセットを補正す
る必要がある。そこで、通常はトラッキング方向のレン
ズ位置を検出するセンサを用いてトラッキング誤差信号
のオフセットの補正が行われている。なお、従来はマク
ロシーク動作とミクロシーク動作用に別々のトラッキン
グアクチュエータを用いていたが、近年は1つのシング
ルアクチュエータで両動作を兼用する傾向にある。
【0040】トラッキング誤差信号のオフセットの測定
は前述したように、正側のピークと負側のピークを測定
することで実現できるが、また、A/D変換されたデー
タのDC分すなわち平均値を求めることでも実現可能で
ある。この場合例えばディスク一回転分の時間、360
0rpmであれば16.66msの間に100kHzで
サンプルされたデータの単純平均をとることでトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定することができる。
は前述したように、正側のピークと負側のピークを測定
することで実現できるが、また、A/D変換されたデー
タのDC分すなわち平均値を求めることでも実現可能で
ある。この場合例えばディスク一回転分の時間、360
0rpmであれば16.66msの間に100kHzで
サンプルされたデータの単純平均をとることでトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定することができる。
【0041】〔実施例2〕さらに精度良くトラッキング
誤差信号のオフセットを補正するためには、アクチュエ
ータのフォーカス位置によるトラッキングオフセットを
複数の位置で測定し、補正においてもトラックの位置に
応じて補正を行う。
誤差信号のオフセットを補正するためには、アクチュエ
ータのフォーカス位置によるトラッキングオフセットを
複数の位置で測定し、補正においてもトラックの位置に
応じて補正を行う。
【0042】図2のようなアクチュエータではトラッキ
ングコイル13を駆動しないと、支持ばねの反力の影響
で、トラッキング方向(シーク方向)のほぼ中央に位置
することになる。まず、この状態で前述した方法により
トラッキング誤差信号のオフセットを測定する。そのと
きのオフセット量をOF2(指標で、OFFSET の2番
目)とする、またアクチュエータのトラッキング方向の
位置はアクチュエータ半径位置検出部51によって検出
され、ディスクのアドレス情報を再生することにより知
ることができる、この位置をADR2とする。OF2と
ADR2はそれぞれメモリ50に記憶する。
ングコイル13を駆動しないと、支持ばねの反力の影響
で、トラッキング方向(シーク方向)のほぼ中央に位置
することになる。まず、この状態で前述した方法により
トラッキング誤差信号のオフセットを測定する。そのと
きのオフセット量をOF2(指標で、OFFSET の2番
目)とする、またアクチュエータのトラッキング方向の
位置はアクチュエータ半径位置検出部51によって検出
され、ディスクのアドレス情報を再生することにより知
ることができる、この位置をADR2とする。OF2と
ADR2はそれぞれメモリ50に記憶する。
【0043】次にトラッキング用コイル13を駆動し、
アクチュエータ1をディスクの外周方向へ移動する。バ
ネ反力に応じた適当な駆動力を発生させても良いし、ト
ラック横断時のトラッキング誤差信号をカウント、移動
制御することによって、外周へと移動させてもよい。も
ちろん外周のアドレスを指定して、シーク動作により移
動させることも可能である。外周に移動したら、やはり
前述の方法によりトラッキングサーボオフの状態で、ト
ラッキングオフセットを測定する。そのときのオフセッ
ト量をOF3とする、またアクチュエータ1のトラッキ
ング方向の位置はディスク中央のときと同様にディスク
のアドレス情報を再生することにより知ることができ、
この位置をADR3とする。OF3とADR3はそれぞ
れメモリ50に記憶する。
アクチュエータ1をディスクの外周方向へ移動する。バ
ネ反力に応じた適当な駆動力を発生させても良いし、ト
ラック横断時のトラッキング誤差信号をカウント、移動
制御することによって、外周へと移動させてもよい。も
ちろん外周のアドレスを指定して、シーク動作により移
動させることも可能である。外周に移動したら、やはり
前述の方法によりトラッキングサーボオフの状態で、ト
ラッキングオフセットを測定する。そのときのオフセッ
ト量をOF3とする、またアクチュエータ1のトラッキ
ング方向の位置はディスク中央のときと同様にディスク
のアドレス情報を再生することにより知ることができ、
この位置をADR3とする。OF3とADR3はそれぞ
れメモリ50に記憶する。
【0044】同様にして、アクチュエータ1を内周に移
動し、トラッキングオフセットOF1とアドレスADR
1をメモリ50に記憶する。
動し、トラッキングオフセットOF1とアドレスADR
1をメモリ50に記憶する。
【0045】図7に測定データの例を示す。全トラック
数が1万本程度として、最内周トラックが0のディスク
の場合を考えるとADR1が1000、ADR2が50
00、ADR3が9000程度のトラック値をとる。ま
たOF1が0.3、OF2が0.25、OF3が0.2
であったとする。
数が1万本程度として、最内周トラックが0のディスク
の場合を考えるとADR1が1000、ADR2が50
00、ADR3が9000程度のトラック値をとる。ま
たOF1が0.3、OF2が0.25、OF3が0.2
であったとする。
【0046】オフセットの測定が終了すると、オフセッ
ト調整処理部49はアクチュエータ半径位置検出部59
によるアクチュエータ1のトラッキング方向位置に応じ
て補正データをD/Aコンバータ48にセットする。
ト調整処理部49はアクチュエータ半径位置検出部59
によるアクチュエータ1のトラッキング方向位置に応じ
て補正データをD/Aコンバータ48にセットする。
【0047】ディスクを3分割、例えば、アドレス0か
ら3300、3301から6600、6601から10
000と領域分けを行い、現在のアクチュエータ位置に
応じて、アドレス0から3300の内周に位置する場合
は、補正オフセットOF1:0.3をD/Aコンバータ
48に設定し、中周にいる場合は補正オフセット0.2
5を、また外周にいるときは0.2をD/Aコンバータ
48に設定する。
ら3300、3301から6600、6601から10
000と領域分けを行い、現在のアクチュエータ位置に
応じて、アドレス0から3300の内周に位置する場合
は、補正オフセットOF1:0.3をD/Aコンバータ
48に設定し、中周にいる場合は補正オフセット0.2
5を、また外周にいるときは0.2をD/Aコンバータ
48に設定する。
【0048】このようにして、ディスク半径位置に応じ
てトラッキング誤差信号のオフセットを補正することに
より、先の実施例よりさらに高精度なトラッキングが可
能になる。
てトラッキング誤差信号のオフセットを補正することに
より、先の実施例よりさらに高精度なトラッキングが可
能になる。
【0049】また、アクチュエータ1の半径方向位置を
知る手段はアドレスを再生するだけでなく、トラッキン
グ誤差信号をカウントすることによっても可能であり、
ばね反力に対抗するためのトラッキングコイルへの駆動
力によっても知ることができる。
知る手段はアドレスを再生するだけでなく、トラッキン
グ誤差信号をカウントすることによっても可能であり、
ばね反力に対抗するためのトラッキングコイルへの駆動
力によっても知ることができる。
【0050】アクチュエータ1が外周に位置するとき
は、バネによる内周方向への力が作用するため、DC的
に外周方向への駆動力が発生している。この原理を用い
てトラッキングサーボがオンしていても、光ビームがト
ラック上を追従している状態でのDC的な駆動電流、あ
るいは電圧を参照することで、アクチュエータ1の半径
位置を知ることができる。よって、トラッキングON時
であっても、アクチュエータ1の半径方向の位置を知る
ことができ、位置に応じたオフセット補正が可能とな
る。
は、バネによる内周方向への力が作用するため、DC的
に外周方向への駆動力が発生している。この原理を用い
てトラッキングサーボがオンしていても、光ビームがト
ラック上を追従している状態でのDC的な駆動電流、あ
るいは電圧を参照することで、アクチュエータ1の半径
位置を知ることができる。よって、トラッキングON時
であっても、アクチュエータ1の半径方向の位置を知る
ことができ、位置に応じたオフセット補正が可能とな
る。
【0051】測定した3点の間を補間する方法としてさ
らに好ましい方法は直線近似を用いる方法である。AD
R1とADR2の間のアドレスADR4に位置している
のであれば、補正オフセットOF4は OF4=(OF2−OF1)/(ADR2−ADR1)*(ADR4−ADR1 ) +OF1 と演算することができる。
らに好ましい方法は直線近似を用いる方法である。AD
R1とADR2の間のアドレスADR4に位置している
のであれば、補正オフセットOF4は OF4=(OF2−OF1)/(ADR2−ADR1)*(ADR4−ADR1 ) +OF1 と演算することができる。
【0052】また、3点のオフセット測定終了後に補正
データテーブルを作成すれば、直線近似の演算処理時間
を節約することができる。例えばディスク半径を10に
分割し、その10個の領域に対して、予め補正オフセッ
トを直線近似で求めてテーブル化することで、そのテー
ブルをメモリに記録しておき、トラックの位置毎に対応
する補正オフセット値をメモリから読み出してトラッキ
ングサーボ制御を実行し、そうしてオフセット補正のた
めの直線近似計算時間を大幅に短縮することができる。
データテーブルを作成すれば、直線近似の演算処理時間
を節約することができる。例えばディスク半径を10に
分割し、その10個の領域に対して、予め補正オフセッ
トを直線近似で求めてテーブル化することで、そのテー
ブルをメモリに記録しておき、トラックの位置毎に対応
する補正オフセット値をメモリから読み出してトラッキ
ングサーボ制御を実行し、そうしてオフセット補正のた
めの直線近似計算時間を大幅に短縮することができる。
【0053】〔実施例3〕また、形状がゆがんだディス
クであっても精度良くトラッキング誤差信号のオフセッ
トを補正するためには、アクチュエータのフォーカス位
置によるトラッキングオフセットをディスク周方向の複
数の位置で測定し、補正においても周方向の位置に応じ
て補正を行う。
クであっても精度良くトラッキング誤差信号のオフセッ
トを補正するためには、アクチュエータのフォーカス位
置によるトラッキングオフセットをディスク周方向の複
数の位置で測定し、補正においても周方向の位置に応じ
て補正を行う。
【0054】ディスクの回転に伴う面ぶれ量の大きいデ
ィスクでは、ディスクが1回転する間にアクチュエータ
のフォーカス方向の位置が大きく変化する。このフォー
カス方向のアクチュエータの位置変動もトラッキング誤
差信号のオフセットを発生する。これを補正するために
は、ディスクの回転位相を知る必要がある。図1におい
て、ディスク回転位相検出部52がそれにあたる。ディ
スク回転位相検出部52は例えば光ディスクを回転させ
るためのスピンドルモータに取り付けられたロータリー
エンコーダーを用いることができる。このエンコーダー
が1回転につき10パルスを発生するものであれば、デ
ィスク回転位相検出部52は10カウントでリセットす
るカウンタをもつ。このカウンタを参照することで、デ
ィスクの回転角度すなわち回転位相を検知することがで
きる。また、ディスクに存在するアドレス信号も1回転
に複数個あるので、これをカウントすることによっても
実現できる。さらには、スピンドルモータにブラシレス
モータを使用した場合、駆動相の切り換えのためのタイ
ミングを利用することができる。このタイミングの発生
にはモータに付加されたホール素子が用いられたり、駆
動コイルが発生する逆起電力が用いられる。ディスクが
定速回転しているのであれば、1周に1回のディスク回
転に同期した信号から時間を刻むタイマーによって回転
位相を検出することも可能である。例えばディスク回転
速度が3600rpmであったとすると、1回転で1
6.66msにつき1ms間隔のパルスをカウンタに入
力し、さらに、一回転に1度のリセットをカウンタに入
力することでカウンタの値は0から16までのディスク
回転に同期した、位相を示す値となる。
ィスクでは、ディスクが1回転する間にアクチュエータ
のフォーカス方向の位置が大きく変化する。このフォー
カス方向のアクチュエータの位置変動もトラッキング誤
差信号のオフセットを発生する。これを補正するために
は、ディスクの回転位相を知る必要がある。図1におい
て、ディスク回転位相検出部52がそれにあたる。ディ
スク回転位相検出部52は例えば光ディスクを回転させ
るためのスピンドルモータに取り付けられたロータリー
エンコーダーを用いることができる。このエンコーダー
が1回転につき10パルスを発生するものであれば、デ
ィスク回転位相検出部52は10カウントでリセットす
るカウンタをもつ。このカウンタを参照することで、デ
ィスクの回転角度すなわち回転位相を検知することがで
きる。また、ディスクに存在するアドレス信号も1回転
に複数個あるので、これをカウントすることによっても
実現できる。さらには、スピンドルモータにブラシレス
モータを使用した場合、駆動相の切り換えのためのタイ
ミングを利用することができる。このタイミングの発生
にはモータに付加されたホール素子が用いられたり、駆
動コイルが発生する逆起電力が用いられる。ディスクが
定速回転しているのであれば、1周に1回のディスク回
転に同期した信号から時間を刻むタイマーによって回転
位相を検出することも可能である。例えばディスク回転
速度が3600rpmであったとすると、1回転で1
6.66msにつき1ms間隔のパルスをカウンタに入
力し、さらに、一回転に1度のリセットをカウンタに入
力することでカウンタの値は0から16までのディスク
回転に同期した、位相を示す値となる。
【0055】図8にディスク回転に伴うトラッキング誤
差信号オフセットが大きい場合のトラック横断時のトラ
ッキング誤差信号を示す。ディスク回転数3600rp
mの場合で、このようにトラッキング誤差信号がディス
ク回転に同期した形で揺らぐ信号となる。この図では正
弦波的な揺動となっているが、ディスクの形状により様
々な揺れ方になる。揺れ方はディスクのフォーカス方向
位置によって決まる。
差信号オフセットが大きい場合のトラック横断時のトラ
ッキング誤差信号を示す。ディスク回転数3600rp
mの場合で、このようにトラッキング誤差信号がディス
ク回転に同期した形で揺らぐ信号となる。この図では正
弦波的な揺動となっているが、ディスクの形状により様
々な揺れ方になる。揺れ方はディスクのフォーカス方向
位置によって決まる。
【0056】本実施例によるオフセット補正の手段を以
下に説明する。前述の実施例と同様にフォーカスサーボ
をかけた状態にする。ディスクの回転に伴い図8のよう
な波形が観察される。オフセット調整処理部49はディ
スク回転位相検出部52の回転位相を参照し、A/Dコ
ンバータ47で取り込まれるトラッキング誤差信号のオ
フセットを測定する。オフセット測定は基本的には前述
した方法を用いることができる。ディスク1回転16.
6msの間に複数回の測定を行うので、連続した平均化
等は行わない。ディスクの回転位相に基づいた平均化を
行う。
下に説明する。前述の実施例と同様にフォーカスサーボ
をかけた状態にする。ディスクの回転に伴い図8のよう
な波形が観察される。オフセット調整処理部49はディ
スク回転位相検出部52の回転位相を参照し、A/Dコ
ンバータ47で取り込まれるトラッキング誤差信号のオ
フセットを測定する。オフセット測定は基本的には前述
した方法を用いることができる。ディスク1回転16.
6msの間に複数回の測定を行うので、連続した平均化
等は行わない。ディスクの回転位相に基づいた平均化を
行う。
【0057】先にのべた1msタイマを用いた一回転に
0から16までカウントするディスク回転位相検出を行
った場合を例にとって説明する。
0から16までカウントするディスク回転位相検出を行
った場合を例にとって説明する。
【0058】簡単のためディスク周方向の分割を4つに
する。カウント値0から4未満、4から8未満、8から
12未満、12以上と4つに分割する。
する。カウント値0から4未満、4から8未満、8から
12未満、12以上と4つに分割する。
【0059】オフセット調整処理部49はディスク回転
位相検出部52のカウント値を随時参照しながらトラッ
キング誤差信号のオフセット測定を行う。
位相検出部52のカウント値を随時参照しながらトラッ
キング誤差信号のオフセット測定を行う。
【0060】オフセットの測定方法はA/Dコンバータ
47でディジタル化されたデータの平均を求める方法と
する。オフセットの測定を開始するに先立ち、ディスク
一回転の4分割に対応した、積算メモリ4つとデータ数
メモリ4つをクリアしておく。測定を開始すると、カウ
ント値が0以上4未満であれば、メモリ50上に配置し
た積算メモリ0−4にA/Dコンバータ47からのデー
タを積算していく。このときデータ数メモリ0−4を1
つインクリメントする。A/Dコンバータ47のサンプ
リング毎に積算メモリ、データ数メモリを更新してい
く。ディスクが回転してディスク回転位相検出部52の
カウンタが4になると、今度は積算メモリ4−8にA/
Dコンバータ47のデータを積算、データ数メモリ4−
8をインクリメントしていく。さらにディスクが回転し
カウント値が8以上12未満であれば積算メモリ8−1
2、データ数メモリ8−12を操作し、さらにディスク
回転に応じて積算メモリ12−16へ積算するという操
作を行っていく。
47でディジタル化されたデータの平均を求める方法と
する。オフセットの測定を開始するに先立ち、ディスク
一回転の4分割に対応した、積算メモリ4つとデータ数
メモリ4つをクリアしておく。測定を開始すると、カウ
ント値が0以上4未満であれば、メモリ50上に配置し
た積算メモリ0−4にA/Dコンバータ47からのデー
タを積算していく。このときデータ数メモリ0−4を1
つインクリメントする。A/Dコンバータ47のサンプ
リング毎に積算メモリ、データ数メモリを更新してい
く。ディスクが回転してディスク回転位相検出部52の
カウンタが4になると、今度は積算メモリ4−8にA/
Dコンバータ47のデータを積算、データ数メモリ4−
8をインクリメントしていく。さらにディスクが回転し
カウント値が8以上12未満であれば積算メモリ8−1
2、データ数メモリ8−12を操作し、さらにディスク
回転に応じて積算メモリ12−16へ積算するという操
作を行っていく。
【0061】そして最後に積算メモリの値をデータ数メ
モリの値で割ると平均値が求まる。これが対応した回転
位相のときのトラッキング誤差信号のオフセットとな
る。これをオフセットメモリ0−4,4−8,8−12
……に記憶する。オフセットの測定精度を上げるために
は、平均化のための測定をディスク複数回転にわたって
行うと良い。また、アクチュエータ1がトラッキング方
向に200Hz、±20μm程度微少に振動するような
駆動をトラッキングコイルに与えることでトラック横断
本数を増やすことができ、オフセット測定精度を上げる
こともできる。
モリの値で割ると平均値が求まる。これが対応した回転
位相のときのトラッキング誤差信号のオフセットとな
る。これをオフセットメモリ0−4,4−8,8−12
……に記憶する。オフセットの測定精度を上げるために
は、平均化のための測定をディスク複数回転にわたって
行うと良い。また、アクチュエータ1がトラッキング方
向に200Hz、±20μm程度微少に振動するような
駆動をトラッキングコイルに与えることでトラック横断
本数を増やすことができ、オフセット測定精度を上げる
こともできる。
【0062】オフセット補正を実行するには、ディスク
回転位相検出部52のカウンタの値を参照して、カウン
ト値に応じてディスク回転位相を認識し、位相に応じた
補正オフセット値をD/Aコンバータ48に設定する。
例えば、ディスク回転位相検出部52のカウンタの値が
2であれば、先に測定し、記憶してあるオフセットメモ
リ0−4から読み出し、D/Aコンバータ48にセット
する。さらにディスクが回転するとカウンタの値が増え
ていき、カウンタ値が4になるとオフセットメモリ4−
8のオフセットデータをD/Aコンバータ48にセット
する。同様にカウンタ値に応じて、順次対応したオフセ
ットメモリの値をD/Aコンバータ48にセットするこ
とで、回転に同期して変化するトラッキング誤差信号の
オフセットを補正していくことができる。
回転位相検出部52のカウンタの値を参照して、カウン
ト値に応じてディスク回転位相を認識し、位相に応じた
補正オフセット値をD/Aコンバータ48に設定する。
例えば、ディスク回転位相検出部52のカウンタの値が
2であれば、先に測定し、記憶してあるオフセットメモ
リ0−4から読み出し、D/Aコンバータ48にセット
する。さらにディスクが回転するとカウンタの値が増え
ていき、カウンタ値が4になるとオフセットメモリ4−
8のオフセットデータをD/Aコンバータ48にセット
する。同様にカウンタ値に応じて、順次対応したオフセ
ットメモリの値をD/Aコンバータ48にセットするこ
とで、回転に同期して変化するトラッキング誤差信号の
オフセットを補正していくことができる。
【0063】さらに精度良く補正するためには、直線近
似を用いて、4つの測定データを補間する。今までの説
明では補正するオフセットデータは1回転につき4つで
あるが、これらの間の回転位相を直線近似を用いて補間
することができる。オフセットメモリ0−4の保持する
データはディスク回転位相0から4までの平均的なオフ
セットを示しているので、ディスク回転位相において
「2」の位相におけるデータと見なせる。同様にオフセ
ットメモリ4−8のデータは「6」の位相におけるデー
タと見なせる。これによりディスク回転位相2から6の
間での、直線近似による補正オフセットデータを算出す
る。位相「x」における補正データは次式で計算でき
る。
似を用いて、4つの測定データを補間する。今までの説
明では補正するオフセットデータは1回転につき4つで
あるが、これらの間の回転位相を直線近似を用いて補間
することができる。オフセットメモリ0−4の保持する
データはディスク回転位相0から4までの平均的なオフ
セットを示しているので、ディスク回転位相において
「2」の位相におけるデータと見なせる。同様にオフセ
ットメモリ4−8のデータは「6」の位相におけるデー
タと見なせる。これによりディスク回転位相2から6の
間での、直線近似による補正オフセットデータを算出す
る。位相「x」における補正データは次式で計算でき
る。
【0064】補正データ=[(OM4−8)−(OM0
−4)]*「x」/(「6」−「2」) このようにしてさらにディスク回転により引き起こされ
るアクチュエータ1のフォーカス方向の変位で発生する
トラッキング誤差信号のオフセットを除去することがで
き、精度の高いトラッキング制御が可能となる。
−4)]*「x」/(「6」−「2」) このようにしてさらにディスク回転により引き起こされ
るアクチュエータ1のフォーカス方向の変位で発生する
トラッキング誤差信号のオフセットを除去することがで
き、精度の高いトラッキング制御が可能となる。
【0065】もちろんディスクの回転位相を16に分割
し、直線近似の演算により16分割に対応するデータテ
ーブルを作成することもできる。方法は前述した、ディ
スク半径方向に分割した場合とほぼ同じなので説明を省
く。やはりディスク回転位相の分割の場合もテーブル作
成時のみ直線近似の計算を行い、通常時はテーブル参照
だけで済むので、オフセット調整処理部49を含む制御
用CPU等の負荷を減らすことができ、CPUは別の処
理を行うことができる。
し、直線近似の演算により16分割に対応するデータテ
ーブルを作成することもできる。方法は前述した、ディ
スク半径方向に分割した場合とほぼ同じなので説明を省
く。やはりディスク回転位相の分割の場合もテーブル作
成時のみ直線近似の計算を行い、通常時はテーブル参照
だけで済むので、オフセット調整処理部49を含む制御
用CPU等の負荷を減らすことができ、CPUは別の処
理を行うことができる。
【0066】また、さらに精度良くこのフォーカス位置
によるトラッキングオフセットの補正を行うには、ディ
スク半径方向に10分割、ディスク周方向に16分割さ
れた2次元のテーブルを作成する。オフセットデータ測
定には、ディスク半径の複数箇所において、それぞれデ
ィスク位相を分割した場合のオフセット測定を行い。そ
の後直線近似等の補間計算を行いテーブルを作成する。
によるトラッキングオフセットの補正を行うには、ディ
スク半径方向に10分割、ディスク周方向に16分割さ
れた2次元のテーブルを作成する。オフセットデータ測
定には、ディスク半径の複数箇所において、それぞれデ
ィスク位相を分割した場合のオフセット測定を行い。そ
の後直線近似等の補間計算を行いテーブルを作成する。
【0067】2次元テーブルによる詳細なトラッキング
補正を行えば、フォーカス位置センサ等の検出器を用い
た場合に相当する補正精度を得ることができる。さら
に、ディスク面上の特性ばらつきも同時に補正すること
になり、この点を考慮するとフォーカス位置センサを用
いた場合よりも高精度なオフセット補正が可能になる。
補正を行えば、フォーカス位置センサ等の検出器を用い
た場合に相当する補正精度を得ることができる。さら
に、ディスク面上の特性ばらつきも同時に補正すること
になり、この点を考慮するとフォーカス位置センサを用
いた場合よりも高精度なオフセット補正が可能になる。
【0068】これらのオフセット補正はディスクのフォ
ーカス方向位置の再現性が非常に高いために実用となる
のであり、いわゆる2段アクチュエータの場合の対物レ
ンズのトラッキング方向位置によるオフセットと異なる
ところである。トラッキング方向位置によるオフセット
はシーク動作特にジャンプ動作において、対物レンズは
自由なトラッキング方向位置にありえるので、何らかの
形で必ずトラッキング方向位置の検出器が必要になる。
ーカス方向位置の再現性が非常に高いために実用となる
のであり、いわゆる2段アクチュエータの場合の対物レ
ンズのトラッキング方向位置によるオフセットと異なる
ところである。トラッキング方向位置によるオフセット
はシーク動作特にジャンプ動作において、対物レンズは
自由なトラッキング方向位置にありえるので、何らかの
形で必ずトラッキング方向位置の検出器が必要になる。
【0069】〔実施例4〕さらにこのアクチュエータの
フォーカス位置により引き起こされるトラッキングオフ
セットの補正を精密に行う方法を図9を用いて説明す
る。
フォーカス位置により引き起こされるトラッキングオフ
セットの補正を精密に行う方法を図9を用いて説明す
る。
【0070】図9は先の実施例である図1のアクチュエ
ータ半径位置検出部51とディスク回転位相検出部52
の代わりにアクチュエータフォーカス位置検出部53を
設けたものである。
ータ半径位置検出部51とディスク回転位相検出部52
の代わりにアクチュエータフォーカス位置検出部53を
設けたものである。
【0071】このアクチュエータフォーカス位置検出部
53は、アクチュエータ1のフォーカス方法の位置を検
出するためのもので、位置検出用のセンサを用いる。図
10にこのセンサの例を示す。センサは対物レンズ1A
のアクチュエータ1の下方に配置された、トラッキング
方向に延びる反射板22と、反射板22に対向してアク
チュエータ1の下側に設けた発光素子23および受光素
子24とにより構成されている。そして、発光素子23
から反射板22を介して反射される光を、受光素子24
で受光し、その受光量の変化で、アクチュエータ1と反
射板22との距離を検出する。また、簡単のためアクチ
ュエータフォーカス位置検出部53の内部にA/D変換
器をもつこととする。センサで検出されたアナログ位置
信号はこのA/D変換器によりディジタルデータに変換
され、オフセット調整処理部49へ入力される。
53は、アクチュエータ1のフォーカス方法の位置を検
出するためのもので、位置検出用のセンサを用いる。図
10にこのセンサの例を示す。センサは対物レンズ1A
のアクチュエータ1の下方に配置された、トラッキング
方向に延びる反射板22と、反射板22に対向してアク
チュエータ1の下側に設けた発光素子23および受光素
子24とにより構成されている。そして、発光素子23
から反射板22を介して反射される光を、受光素子24
で受光し、その受光量の変化で、アクチュエータ1と反
射板22との距離を検出する。また、簡単のためアクチ
ュエータフォーカス位置検出部53の内部にA/D変換
器をもつこととする。センサで検出されたアナログ位置
信号はこのA/D変換器によりディジタルデータに変換
され、オフセット調整処理部49へ入力される。
【0072】フォーカス方向の位置検出器を用いて、ト
ラッキング誤差信号のオフセットを補正する技術は従来
例にあげた特開平5−298724号公報で開示されて
いるが、このとき問題となるのが、補正するオフセット
が装置製造時に固定されてしまう点である。つまり位置
検出用のセンサ出力に所定の係数を乗算した結果を補正
出力とするため、この係数にマッチしたディスク以外は
オフセット補正に誤差が生じる。また、LED等で構成
され経時変化を避けることのできない位置検出用のセン
サを用いているため、装置製造後年月を経たり、あるい
は装置内の温度変化等により、フォーカス方向の位置検
出に誤差が生じ、やはりトラッキング誤差信号オフセッ
トの補正を正確に行うことができない。トラッキング誤
差信号がディスクの案内溝の影響で大きく変化するのと
同様にフォーカス位置によるトラッキング誤差信号のオ
フセットもディスクの特性によって非常にばらつく。よ
って、これらディスクのばらつきによるオフセット補正
誤差を野放しにすると、トラッキング精度を著しく落と
すことになり、データ記録再生の信頼性が落ちる。ある
いは、トラックピッチを狭くして、大容量化するとき
に、トラッキング精度を保証できず、ディスクの記憶容
量を増やすことができない。
ラッキング誤差信号のオフセットを補正する技術は従来
例にあげた特開平5−298724号公報で開示されて
いるが、このとき問題となるのが、補正するオフセット
が装置製造時に固定されてしまう点である。つまり位置
検出用のセンサ出力に所定の係数を乗算した結果を補正
出力とするため、この係数にマッチしたディスク以外は
オフセット補正に誤差が生じる。また、LED等で構成
され経時変化を避けることのできない位置検出用のセン
サを用いているため、装置製造後年月を経たり、あるい
は装置内の温度変化等により、フォーカス方向の位置検
出に誤差が生じ、やはりトラッキング誤差信号オフセッ
トの補正を正確に行うことができない。トラッキング誤
差信号がディスクの案内溝の影響で大きく変化するのと
同様にフォーカス位置によるトラッキング誤差信号のオ
フセットもディスクの特性によって非常にばらつく。よ
って、これらディスクのばらつきによるオフセット補正
誤差を野放しにすると、トラッキング精度を著しく落と
すことになり、データ記録再生の信頼性が落ちる。ある
いは、トラックピッチを狭くして、大容量化するとき
に、トラッキング精度を保証できず、ディスクの記憶容
量を増やすことができない。
【0073】そこで、ディスクに応じてこのフォーカス
位置によるトラッキング誤差信号のオフセットを自動的
に補正する必要がある。
位置によるトラッキング誤差信号のオフセットを自動的
に補正する必要がある。
【0074】このとき注意しなければならないことは、
フォーカス方向位置はディスクの情報面の位置により決
まり、単に対物レンズ用アクチュエータ1を駆動するだ
けで、位置を変更することができない点である。もちろ
ん、ディスクを回転させるスピンドルモータをフォーカ
ス方向に動かすこともできない話ではないが、装置が大
がかりになり大幅なコストアップを招く。
フォーカス方向位置はディスクの情報面の位置により決
まり、単に対物レンズ用アクチュエータ1を駆動するだ
けで、位置を変更することができない点である。もちろ
ん、ディスクを回転させるスピンドルモータをフォーカ
ス方向に動かすこともできない話ではないが、装置が大
がかりになり大幅なコストアップを招く。
【0075】つまり、通常のタイプのアクチュエータを
もつ装置(いわゆる2段トラッキングアクチュエータ
で、対物レンズ用アクチュエータとキャリッジ用アクチ
ュエータの2段を有する。)における対物レンズをトラ
ッキング方向に移動させることにより発生するトラッキ
ング誤差信号のオフセットの場合は、対物レンズアクチ
ュエータをトラッキング方向に振ることで、容易に対物
レンズをトラッキング方向に移動させたときのトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定可能である。しかしな
がら、本発明にあるようなフォーカシングを行うために
ミラーをフォーカス方向に動かし、ミラーがフォーカス
方向に移動するがために、トラッキング誤差信号にオフ
セットが発生する場合は、単純にフォーカスアクチュエ
ータを駆動するだけでは、フォーカスサーボにより抑圧
されて、1μmをも変位させることができない。また当
然無理矢理変位させたとしても、フォーカスサーボがは
ずれてしまう、あるいはスポットの合焦状態が悪化し、
トラッキング誤差信号を検出することもできなくなって
しまう。
もつ装置(いわゆる2段トラッキングアクチュエータ
で、対物レンズ用アクチュエータとキャリッジ用アクチ
ュエータの2段を有する。)における対物レンズをトラ
ッキング方向に移動させることにより発生するトラッキ
ング誤差信号のオフセットの場合は、対物レンズアクチ
ュエータをトラッキング方向に振ることで、容易に対物
レンズをトラッキング方向に移動させたときのトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定可能である。しかしな
がら、本発明にあるようなフォーカシングを行うために
ミラーをフォーカス方向に動かし、ミラーがフォーカス
方向に移動するがために、トラッキング誤差信号にオフ
セットが発生する場合は、単純にフォーカスアクチュエ
ータを駆動するだけでは、フォーカスサーボにより抑圧
されて、1μmをも変位させることができない。また当
然無理矢理変位させたとしても、フォーカスサーボがは
ずれてしまう、あるいはスポットの合焦状態が悪化し、
トラッキング誤差信号を検出することもできなくなって
しまう。
【0076】本発明はこのフォーカス位置を変化させた
時のトラッキング誤差信号のオフセットを実用的な方法
で測定するものである。
時のトラッキング誤差信号のオフセットを実用的な方法
で測定するものである。
【0077】トラッキング誤差信号のオフセットそのも
のの測定は前述した、いくつかの方法を用いることがで
きる。トラック横断時のトラッキング誤差信号の正側ピ
ークと負側ピークの平均をとることもできるし、サンプ
リングされたトラッキング誤差信号の全ての平均すなわ
ち、DC分を測定することでオフセット測定が可能であ
る。もちろんディスク周方向に分割された領域でこのオ
フセットを測定するためには、前述したようにディスク
周方向で分離した測定方法をとる。
のの測定は前述した、いくつかの方法を用いることがで
きる。トラック横断時のトラッキング誤差信号の正側ピ
ークと負側ピークの平均をとることもできるし、サンプ
リングされたトラッキング誤差信号の全ての平均すなわ
ち、DC分を測定することでオフセット測定が可能であ
る。もちろんディスク周方向に分割された領域でこのオ
フセットを測定するためには、前述したようにディスク
周方向で分離した測定方法をとる。
【0078】手順を追って説明する。本発明を適用した
光ディスク装置に電源が投入されると、搭載されている
CPUがディスクがローディングされているか否かをチ
ェックする。ディスクがローディングされていればその
ままスピンドルモータを起動する。また、ディスクがユ
ーザーによりローディングされるとセンサー又はスイッ
チによりCPUはそれを検知して、やはりスピンドルモ
ータを起動する。そして、スピンドルモータが規定の速
度に達するとレーザーを点灯する。
光ディスク装置に電源が投入されると、搭載されている
CPUがディスクがローディングされているか否かをチ
ェックする。ディスクがローディングされていればその
ままスピンドルモータを起動する。また、ディスクがユ
ーザーによりローディングされるとセンサー又はスイッ
チによりCPUはそれを検知して、やはりスピンドルモ
ータを起動する。そして、スピンドルモータが規定の速
度に達するとレーザーを点灯する。
【0079】次にCPUはアクチュエータをフォーカス
方向に移動させながら、引き込み動作を行う。CPUは
ディスクの反射光から得たフォーカス誤差信号により引
き込みタイミングを知り、フォーカスサーボループをオ
ンにする。
方向に移動させながら、引き込み動作を行う。CPUは
ディスクの反射光から得たフォーカス誤差信号により引
き込みタイミングを知り、フォーカスサーボループをオ
ンにする。
【0080】このようにして、対物レンズにより集光さ
れたスポットはディスク面上に焦点を結ぶことができ
る。
れたスポットはディスク面上に焦点を結ぶことができ
る。
【0081】アクチュエータのトラッキング方向(半径
方向)の位置をほぼ中央にする。本実施例のようなバネ
支持によるアクチュエータではトラッキングコイルを駆
動しないことでディスクのほぼ中央にアクチュエータを
位置させることができる。
方向)の位置をほぼ中央にする。本実施例のようなバネ
支持によるアクチュエータではトラッキングコイルを駆
動しないことでディスクのほぼ中央にアクチュエータを
位置させることができる。
【0082】この状態でアクチュエータフォーカス位置
検出部53の出力を測定する。ディスクの回転によりフ
ォーカス位置が変化するので、1回転分以上のアクチュ
エータフォーカス位置検出部53出力を平均化し、平均
的なフォーカス位置を測定する。また同時にトラッキン
グ誤差信号のオフセットを測定する。測定方法は前述し
た方法に準ずる。このときの測定された平均的なフォー
カス位置をFP1、測定されたオフセットをOF1とす
る。
検出部53の出力を測定する。ディスクの回転によりフ
ォーカス位置が変化するので、1回転分以上のアクチュ
エータフォーカス位置検出部53出力を平均化し、平均
的なフォーカス位置を測定する。また同時にトラッキン
グ誤差信号のオフセットを測定する。測定方法は前述し
た方法に準ずる。このときの測定された平均的なフォー
カス位置をFP1、測定されたオフセットをOF1とす
る。
【0083】次にアクチュエータのトラッキング方向
(半径方向)の位置を外周あるいは内周に変化させる。
説明上は外周に変化させることにする。
(半径方向)の位置を外周あるいは内周に変化させる。
説明上は外周に変化させることにする。
【0084】トラッキングアクチュエータに適当な駆動
力を与えることで、アクチュエータをディスク外周位置
へ移動させることができる。このときディスク外周位置
への高い位置決め精度が不要なので、図1にあるような
ディスク半径位置検出部51はいらない。もちろん、デ
ィスク半径位置検出部51をもち、これにより正確に位
置決めしたとしてもなんら問題はない。
力を与えることで、アクチュエータをディスク外周位置
へ移動させることができる。このときディスク外周位置
への高い位置決め精度が不要なので、図1にあるような
ディスク半径位置検出部51はいらない。もちろん、デ
ィスク半径位置検出部51をもち、これにより正確に位
置決めしたとしてもなんら問題はない。
【0085】ディスク外周位置で再びアクチュエータフ
ォーカス位置検出部53の出力を測定する。また同時に
トラッキング誤差信号のオフセットを測定する。このと
きの測定された平均的なフォーカス位置をFP2、測定
されたオフセットをOF2とする。
ォーカス位置検出部53の出力を測定する。また同時に
トラッキング誤差信号のオフセットを測定する。このと
きの測定された平均的なフォーカス位置をFP2、測定
されたオフセットをOF2とする。
【0086】測定結果をプロットしたものを図11に示
す。ディスク半径位置を変えたことで、ディスクの平均
的なフォーカス位置が異なった状態でトラッキング誤差
信号のオフセットを測定することができる。この2点の
測定データにより、フォーカス位置千差出力から補正す
べきトラッキング誤差信号のオフセットへの関係を算出
する。センサ出力をx、オフセットをyとして、y=a
*x+bという1次方程式の係数a,bを求める。
す。ディスク半径位置を変えたことで、ディスクの平均
的なフォーカス位置が異なった状態でトラッキング誤差
信号のオフセットを測定することができる。この2点の
測定データにより、フォーカス位置千差出力から補正す
べきトラッキング誤差信号のオフセットへの関係を算出
する。センサ出力をx、オフセットをyとして、y=a
*x+bという1次方程式の係数a,bを求める。
【0087】OF1=a*FP1+b OF2=a*FP2+b の2式の連立方程式を解くと、 a=(FP1−FP2)/(OF1−OF2) b=OF2−a*FP2 となる。
【0088】その後、情報の記録再生、シーク時等、装
置動作時、この係数a,bを用いてy=a*x+bによ
り随時補正オフセットyを算出してD/Aコンバータ4
8に設定することでトラッキング誤差信号のオフセット
を補正することができる。
置動作時、この係数a,bを用いてy=a*x+bによ
り随時補正オフセットyを算出してD/Aコンバータ4
8に設定することでトラッキング誤差信号のオフセット
を補正することができる。
【0089】さらに、アクチュエータフォーカス位置検
出部53の出力をアドレスとした補正オフセットデータ
テーブルを用いることも可能である。例えばアクチュエ
ータフォーカス位置検出部53のダイナミックレンジが
±1Vであるとした場合、20個のテーブルを用いて、
0.1V刻みのデータテーブルを作成する。この場合算
出した係数a,bを用いてxを0,0.1,0.2…と
順次補正テーブルデータを算出する。
出部53の出力をアドレスとした補正オフセットデータ
テーブルを用いることも可能である。例えばアクチュエ
ータフォーカス位置検出部53のダイナミックレンジが
±1Vであるとした場合、20個のテーブルを用いて、
0.1V刻みのデータテーブルを作成する。この場合算
出した係数a,bを用いてxを0,0.1,0.2…と
順次補正テーブルデータを算出する。
【0090】そしてその後の装置動作時にフォーカス位
置検出部53の出力を−0.05から0.05,0.0
5〜0.15,……といった範囲に分けて、テーブルデ
ータを参照し、D/Aコンバータ48に設定することで
オフセット補正を行う。
置検出部53の出力を−0.05から0.05,0.0
5〜0.15,……といった範囲に分けて、テーブルデ
ータを参照し、D/Aコンバータ48に設定することで
オフセット補正を行う。
【0091】〔実施例5〕また、フォーカス方向位置を
変化させたときのトラッキング誤差信号のオフセットを
測定するには以下の方法がある。
変化させたときのトラッキング誤差信号のオフセットを
測定するには以下の方法がある。
【0092】ディスクにフォーカスをかけた状態で、デ
ィスク回転周期より短い時間の間、アクチュエータフォ
ーカス位置検出部53の出力と、トラッキング誤差信号
のオフセットを測定、平均化する。これを複数回行い、
これらのデータをもとに、近似計算により、アクチュエ
ータフォーカス位置と補正オフセットの関係を算出す
る。
ィスク回転周期より短い時間の間、アクチュエータフォ
ーカス位置検出部53の出力と、トラッキング誤差信号
のオフセットを測定、平均化する。これを複数回行い、
これらのデータをもとに、近似計算により、アクチュエ
ータフォーカス位置と補正オフセットの関係を算出す
る。
【0093】例えば、ディスク回転数が3600rpm
であったとすると、一回転が16.6msである。測定
を開始後例えば4msの間フォーカス位置検出部の出力
の平均を測定する。同時にそのときの4msでのトラッ
キング誤差信号のオフセットの平均を測定する。次に再
び4msの間のフォーカス位置検出部の出力とトラッキ
ング誤差信号のオフセットの平均を測定する。
であったとすると、一回転が16.6msである。測定
を開始後例えば4msの間フォーカス位置検出部の出力
の平均を測定する。同時にそのときの4msでのトラッ
キング誤差信号のオフセットの平均を測定する。次に再
び4msの間のフォーカス位置検出部の出力とトラッキ
ング誤差信号のオフセットの平均を測定する。
【0094】このようにしてディスク周方向の異なる2
点におけるフォーカス位置検出部53の出力とトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定することで、やはり先
の実施例と同様に直線近似により係数a,bを求めるこ
とができ、フォーカス位置検出部の出力から補正オフセ
ットまでの関係を算出することが可能となる。
点におけるフォーカス位置検出部53の出力とトラッキ
ング誤差信号のオフセットを測定することで、やはり先
の実施例と同様に直線近似により係数a,bを求めるこ
とができ、フォーカス位置検出部の出力から補正オフセ
ットまでの関係を算出することが可能となる。
【0095】また、さらに4ms毎の測定を続け、その
複数の測定データのなかで、フォーカス位置検出部の出
力の最大のデータと最小のデータ2組により係数a,b
を求めることができる。この方法の利点を説明する。2
点のみの測定ではディスクのゆがみの加減で2つの測定
点でのフォーカス方向位置がたまたま近い場合には係数
a,bの精度が落ちることになる。そこで複数点での測
定を行い、最小最大のフォーカス位置のデータを用いる
ことで、係数a,bの精度を常に高く保つことができ
る。
複数の測定データのなかで、フォーカス位置検出部の出
力の最大のデータと最小のデータ2組により係数a,b
を求めることができる。この方法の利点を説明する。2
点のみの測定ではディスクのゆがみの加減で2つの測定
点でのフォーカス方向位置がたまたま近い場合には係数
a,bの精度が落ちることになる。そこで複数点での測
定を行い、最小最大のフォーカス位置のデータを用いる
ことで、係数a,bの精度を常に高く保つことができ
る。
【0096】さらには、複数の測定点でのフォーカス位
置とオフセットデータとにより、最小二乗法により近似
することが可能である。この場合1次式の近似による係
数だけでなく、2次式以上で近似することが可能にな
り、かつ複数のデータを用いることで係数の算出精度を
もあげることができる。
置とオフセットデータとにより、最小二乗法により近似
することが可能である。この場合1次式の近似による係
数だけでなく、2次式以上で近似することが可能にな
り、かつ複数のデータを用いることで係数の算出精度を
もあげることができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、フォーカス動作に伴うアクチュエータ
のフォーカス方向の移動により発生するトラッキング誤
差信号のオフセットの悪影響を除去することができる。
さらにこのオフセットの除去のためにフォーカス方向の
位置検出器が不要でコストのかからない装置を提供する
ことができる。また、ディスクの特性がばらついても正
確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能にな
り装置信頼性の向上、装置の大容量化に貢献する。
の発明によれば、フォーカス動作に伴うアクチュエータ
のフォーカス方向の移動により発生するトラッキング誤
差信号のオフセットの悪影響を除去することができる。
さらにこのオフセットの除去のためにフォーカス方向の
位置検出器が不要でコストのかからない装置を提供する
ことができる。また、ディスクの特性がばらついても正
確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能にな
り装置信頼性の向上、装置の大容量化に貢献する。
【0098】また、本発明に係る第2の発明によれば、
ディスクの半径方向にわたる特性のばらつきに対しても
正確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能に
なる。
ディスクの半径方向にわたる特性のばらつきに対しても
正確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能に
なる。
【0099】また、本発明に係る第3の発明によれば、
ディスクの周方向にわたる特性のばらつきに対しても正
確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能にな
る。
ディスクの周方向にわたる特性のばらつきに対しても正
確なトラッキング誤差信号のオフセット補正が可能にな
る。
【0100】また、本発明に係る第4の発明によれば、
フォーカス方向の位置検出器を用いて、フォーカス動作
に伴うアクチュエータのフォーカス方向の移動により発
生するトラッキング誤差信号の補正を精度良く行うこと
が可能で、さらには装置起動時あるいはディスク交換時
においてフォーカス位置検出器とトラッキング誤差信号
のオフセットとの関係を測定することで、ディスクの特
性のばらついても正確なトラッキング誤差信号のオフセ
ット補正が可能になり装置信頼性の向上、装置の大容量
化に貢献する。
フォーカス方向の位置検出器を用いて、フォーカス動作
に伴うアクチュエータのフォーカス方向の移動により発
生するトラッキング誤差信号の補正を精度良く行うこと
が可能で、さらには装置起動時あるいはディスク交換時
においてフォーカス位置検出器とトラッキング誤差信号
のオフセットとの関係を測定することで、ディスクの特
性のばらついても正確なトラッキング誤差信号のオフセ
ット補正が可能になり装置信頼性の向上、装置の大容量
化に貢献する。
【0101】また、本発明に係る第5の発明によれば、
ディスクの複数の位置でフォーカス位置検出器とトラッ
キング誤差信号のオフセットとの関係を測定すること
で、ディスクの特性のばらつき、あるいはフォーカス位
置検出器の特性ばらつきがあっても、正確なトラッキン
グ誤差信号のオフセット補正が可能になり、精度の高い
トラッキングサーボを行うことができる。
ディスクの複数の位置でフォーカス位置検出器とトラッ
キング誤差信号のオフセットとの関係を測定すること
で、ディスクの特性のばらつき、あるいはフォーカス位
置検出器の特性ばらつきがあっても、正確なトラッキン
グ誤差信号のオフセット補正が可能になり、精度の高い
トラッキングサーボを行うことができる。
【図1】本発明を実施した光学式情報記録再生装置のト
ラッキングサーボ系ブロック図である。
ラッキングサーボ系ブロック図である。
【図2】本発明を実施した光学式情報記録再生装置のア
クチュエータの斜視図である。
クチュエータの斜視図である。
【図3】本発明を実施した光学式情報記録再生装置のア
クチュエータの平面図である。
クチュエータの平面図である。
【図4】本発明を実施した光学式情報記録再生装置の別
のタイプのアクチュエータの斜視図である。
のタイプのアクチュエータの斜視図である。
【図5】フォーカス位置によるトラッキング誤差信号オ
フセットの発生原理を説明する図である。
フセットの発生原理を説明する図である。
【図6】本発明における光学式情報記録再生装置のトラ
ック横断時のトラッキング誤差信号波形である。
ック横断時のトラッキング誤差信号波形である。
【図7】ディスク半径位置とトラッキング誤差信号に発
生するオフセットとの関係図である。
生するオフセットとの関係図である。
【図8】ディスク回転に伴うトラッキング誤差信号オフ
セットを表した図である。
セットを表した図である。
【図9】本発明の別の実施例でのトラッキングサーボ系
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】フォーカス位置検出器を説明する図である。
【図11】フォーカス位置検出器出力とトラッキング誤
差信号オフセットとの関係図である。
差信号オフセットとの関係図である。
1 アクチュエータ 1A 対物レンズ 1B ミラー 13 トラッキングコイル 14 フォーカスコイル 23 フォーカス位置検出器の発光素子 24 フォーカス位置検出器の受光素子 41 2分割センサ 44 位相補償 47 A/Dコンバータ 48 D/Aコンバータ 49 オフセット調整処理部 50 メモリ 51 アクチュエータ半径位置検出部 52 ディスク回転位相検出部 53 アクチュエータフォーカス位置検出部
Claims (8)
- 【請求項1】 情報トラックを有する情報媒体に対し光
ビームを照射し、光学的に情報の記録再生を行う光学式
情報記録再生装置において、 前記光ビームを発光する光源と、 前記光源からの光ビームの主光線を前記情報媒体面に対
して平行とする手段と、 前記情報媒体面に前記平行な光ビームを折り曲げ、前記
情報媒体に向けて垂直に照射する折り曲げ手段と、 前記折り曲げ手段により照射された光ビームを媒体上に
集光する対物レンズと、 前記対物レンズと折り曲げ手段を保持し、前記集光され
た光ビームの焦点位置をフォーカス方向に移動するフォ
ーカスアクチュエータと、 前記集光された光ビーム位置をトラッキング方向に移動
するトラッキングアクチュエータと、 前記情報媒体により反射された光ビームを受光し、前記
情報トラックと光ビームとのずれを検出するトラッキン
グ誤差検出手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを測定する
オフセット測定手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを補正する
オフセット補正手段とを有し、 前記オフセット測定手段は前記情報媒体の交換時にオフ
セットを測定することを特徴とする光学式情報記録再生
装置。 - 【請求項2】 前記情報媒体を保持する保持手段を有
し、前記オフセット測定手段は前記情報媒体を保持する
保持手段からの距離が異なった複数の情報媒体位置での
オフセットを測定することを特徴とする請求項1に記載
の光学式情報記録再生装置。 - 【請求項3】 前記情報媒体を回転する回転手段と、前
記回転手段の位相を検知する位相検知手段とを有し、前
記オフセット測定手段は前記位相検知手段の検知する複
数の位相位置におけるオフセットを測定することを特徴
とする請求項1に記載の光学式情報記録再生装置。 - 【請求項4】 情報トラックを有する情報媒体に対し光
ビームを照射し、光学的に情報の記録再生を行う装置に
おいて、 前記光ビームを発光する光源と、 前記光源からの光ビームの主光線を前記情報媒体面に対
して平行とする手段と、 前記情報媒体面に平行な光ビームを折り曲げ、前記情報
媒体に向けて垂直に照射する折り曲げ手段と、 前記折り曲げ手段により照射された光ビームを媒体上に
集光する対物レンズと、 前記対物レンズと折り曲げ手段を保持し、前記集光され
た光ビームの焦点位置をフォーカス方向に移動するフォ
ーカスアクチュエータと、 前記折り曲げ手段のフォーカス方向の位置を検出する位
置検出手段と、 前記集光された光ビームの位置をトラッキング方向に移
動するトラッキングアクチュエータと、 前記情報媒体により反射された光ビームを受光し、前記
情報トラックと前記光ビームとのずれを検出するトラッ
キング誤差検出手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを測定する
オフセット測定手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを補正する
オフセット補正手段とを有し、 前記オフセット補正手段は前記位置検出手段の出力と前
記オフセット測定手段により測定されたオフセットに基
づき、前記位置検出手段の出力に応じたオフセットを前
記トラッキング誤差検出手段の検出信号に加算すること
を特徴とする光学式情報記録再生装置。 - 【請求項5】 前記オフセット補正手段は、前記情報媒
体の複数位置での前記オフセット測定手段の出力と前記
位置検出手段の出力により補正量を決定することを特徴
とする請求項4に記載の光学式情報記録再生装置。 - 【請求項6】 情報トラックを有する情報媒体に対し光
ビームを照射する光源と、前記光ビームを前記情報媒体
上に集光する対物レンズと、前記集光された光ビームの
焦点位置をフォーカス方向に移動するとともに前記集光
された光ビーム位置をトラッキング方向に移動するシン
グルアクチュエータとを備えた光学的情報記録再生装置
において、 前記情報媒体により反射された光ビームを受光し、前記
情報トラックと前記光ビームとのずれを検出するトラッ
キング誤差検出手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを測定する
オフセット測定手段と、 前記トラッキング誤差検出手段のオフセットを補正する
オフセット補正手段とを有し、 前記オフセット測定手段は前記情報媒体の記録再生動作
開始時に前記オフセットを測定し、また前記オフセット
補正手段は前記オフセット測定手段により測定されたオ
フセットに基づき、トラッキングサーボ制御時に前記オ
フセットを前記トラッキング誤差検出手段の信号に加算
することを特徴とする光学式情報記録再生装置。 - 【請求項7】 情報トラックに情報セクタさらにアドレ
ス部を有する情報媒体に対し光ビームを照射し、フォー
カスサーボ及びトラッキングサーボ制御手段により対物
レンズの位置を制御するアクチュエータを有する情報記
録再生装置において、 前記情報トラックに追従するためのトラッキング誤差信
号検出手段と、 前記アドレス部のアドレスを検出するアドレス検出部
と、 前記トラッキング誤差信号検出手段のオフセット値を測
定するオフセット測定手段と、 前記トラッキング誤差信号検出手段のオフセット値を補
正するオフセット補正手段とを有し、 前記オフセット測定手段は前記アドレス検出部の複数個
のアドレスに応じてそれぞれの前記オフセット値を測定
し、前記オフセット補正手段は前記複数個のアドレスに
応じてそれぞれの前記オフセット値を補正することを特
徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項8】 前記オフセット補正手段に加え、前記複
数個のアドレスに応じたそれぞれの前記オフセット値か
らさらに多数のアドレスに応じたそれぞれのオフセット
値を演算する演算手段を有することを特徴とする請求項
7に記載の情報記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011661A JPH08203096A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 光学式情報記録再生装置と情報記録再生装置 |
US08/590,422 US5796687A (en) | 1995-01-27 | 1996-01-24 | Information recording and reproducing apparatus with offset compensation circuit and method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011661A JPH08203096A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 光学式情報記録再生装置と情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203096A true JPH08203096A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11784171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7011661A Pending JPH08203096A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 光学式情報記録再生装置と情報記録再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5796687A (ja) |
JP (1) | JPH08203096A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100238279B1 (ko) * | 1997-02-17 | 2000-01-15 | 윤종용 | 액튜에이터의 진동 억제방법과 그에 적합한 장치 및 이를 이용한 트랙킹 서보장치 |
JP2011192369A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-29 | Hitachi Media Electoronics Co Ltd | 光ディスク装置 |
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---|---|---|---|---|
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JP3384336B2 (ja) * | 1998-09-03 | 2003-03-10 | ティアック株式会社 | 情報記憶装置 |
JP3489476B2 (ja) * | 1999-03-18 | 2004-01-19 | 株式会社日立製作所 | 情報記録再生装置 |
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KR20040029716A (ko) * | 2002-10-02 | 2004-04-08 | 삼성전자주식회사 | 디스크 구동기의 트랙킹 제어 방법 및 장치 |
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