JP2606545B2 - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JP2606545B2
JP2606545B2 JP5076588A JP7658893A JP2606545B2 JP 2606545 B2 JP2606545 B2 JP 2606545B2 JP 5076588 A JP5076588 A JP 5076588A JP 7658893 A JP7658893 A JP 7658893A JP 2606545 B2 JP2606545 B2 JP 2606545B2
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武志 前田
元雄 宇野
幸治 村岡
昌弘 高砂
康充 溝口
徳也 金田
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを利用して情
報を記録し、かつ再生する情報記憶装置に関し、更に具
体的にいえば、光ビームを所望のトラックにサブミクロ
ン精度で位置決めするための情報記憶装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、情報記録膜(例えば、金属膜)を
基板上に蒸着した、回転するディスク上にレーザ光を照
射して1μm程度のスポットに絞り込み、その照射パワ
ーを変調することによって金属膜に熱的に穴をあける形
態で情報を記録し、再生時には金属膜に微弱なレーザ光
を集光,照射し、その情報穴(ピットと称する)からの
反射光量の変化を用いて情報を読み取るディジタル光デ
ィスクと称する情報記憶装置が提案されている。この種
の提案としては、Electronics誌,Nov.23,198
7,P.75,“Ten Billion Bits Fit on t
o Tow Sidesof 12−inch disc”等がある。
【0003】この種のシステムは例えば典型的な構成と
しては図1のようなものである。すなわち、直径30cm
のサンドイッチ構造のディジタル光ディスク3が回転軸
4を中心に回転モータ5によって矢印の方向に回転して
いる。レーザ光源と光学系から構成される光ヘッド2
は、磁気ディスク等に使用されているスイングアームア
クチュエータ1に搭載されて、ディスク3の半径方向に
駆動される。
【0004】かかる構成において、情報の記録再生方法
を、ディスク3の部分拡大図である図2を用いて説明す
る。
【0005】すなわち、ガラス、又はプラスティックの
基板11の上にUV樹脂14等によって、案内溝13と
称する、ある程度の幅と深さをもつ凹断面構造のトラッ
クを作成し、その上に金属膜10を蒸着する。記録に際
しては、案内トラック13に沿って光ヘッド2からの集
束スポットを案内し、スポットの照射パワーを変調する
ことによって金属膜10を溶かしてピット12を形成す
る。また再生時には、同様に案内トラック13に沿って
光スポットを照射し、その反射光量を読みとる。さらに
光スポットを制御する信号も反射光量から検出する。
【0006】この光スポットを制御する信号は、ディス
クの上下振れによる焦点のずれを検出する焦点ずれ検出
信号、また光スポットの中心と案内トラックの中心のず
れを検出するトラックずれ検出信号(このトラックずれ
検出信号自体、あるいはこの信号から形成されるスポッ
トとトラックのずれ量を反映した制御信号を、「トラッ
キング信号」と称する)の2つが主なものである。これ
らの信号はすべて反射光量を使用している。
【0007】この光ディスクには、トラックピッチ1.
6μmとすると、ディスク直径300φの片面では約5
万トラック、1トラック当りに収納されるデータは4千
バイト程度になる。これらのトラックには、データの区
切りを示すためのセクタが、各トラックごとに回転方向
に複数個ずつ設けてある。
【0008】外部からの情報を任意の位置に記録,再生
するためには、まず1つのトラックを捜し出し、その
後、このトラック周上にある1つのセクタを見つけると
いうアクセス動作が必要となる。つまり、所望の情報が
記録されている又は記録すべき選ばれた所望のトラック
へ光スポットを移動させる、所謂シーク制御と、情報の
読み取り中あるいは記録中、最小の変位誤差でトラック
の中心上に光スポットを維持する、所謂トラッキング
(追従制御)が必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のアクセ
ス動作が要求される装置としては、磁気ディスクがある
が、これはトラックピッチが150μmから30μm程
度と光ディスクに比較してピッチ間隔が1桁から2桁大
きいものであるため、光ディスクには磁気ディスクで用
いられているアクセス方法をそのまま用いることができ
ない。すなわち、磁気ヘッドをアクチュエータ(例え
ば、リニアモータ)で所望のトラックに位置付けする
と、アクチュエータの構成及び性能によっても異なる
が、5〜10μm程度の定常的な偏差(目標位置からの
ずれ)が生じる。この原因は摩擦等によるものであり、
また位置制御の過渡状態では目標位置に対してオーバー
シュートを起こす場合があって、この値も5μm程度は
ある。従って、磁気ディスクに用いられているアクセス
方法では停止精度が10μm程度の極めて精度の低いも
のであるため、トラックピッチが1.6μm程度と高密
度の光ディスクには同様の位置決め方法が採用できない
という問題点がある。
【0010】従来の磁気ディスクのアクセス方式を図3
を用いて説明する。図3はシーク制御回路ブロック図、
図4は追従制御回路ブロック図である。目標トラックま
での差の値20をディファレンスカウンター21に設定
する。ディファレンスカウンター21には後述するトラ
ックパルス22が入力され、設定トラック数からトラッ
クパルスが入力されるごとに順次減少していく。このカ
ウントダウンされた出力23は最適速度発生回路24に
入力されて、速度制御を行なう目標速度カーブを出力
し、速度比較器25に入力される。速度比較器25のも
う1方の入力には後述される実動速度信号26が入力さ
れて、目標速度と実動速度の差の値が出力される。この
出力がシーク制御と追従制御を切り換えるロジック回路
27に入力されて、電流増幅器28に入ってポジショナ
29を駆動する。ポジショナとしては例えば、ボイスコ
イル型リニアモータを例にとると、コイルに流れる電流
30を積分器31に入力して、積分するとこれは実際に
ポジショナが動いている実動速度を表わすことから、実
動速度信号26が検出される。一方、ポジショナの上に
登載されたサーボヘッド32から読み出された位置信号
33はトラックパルス22を発生するトラックパルス発
生回路34に入力され、1つのトラックを通過する各に
1つのトラックパルスを出力する。
【0011】以上のシーク制御回路によって、目標のト
ラックまで最適速度カーブに従って速度制御が行なわれ
る。目標トラックに達すると、図4に示す追従制御回路
によって動作する追従制御を行なう。すなわち、トラッ
クの振れXTとヘッドの変位XHの差を位置信号発生回
路35によって検出し、位置信号33を発生する。これ
を位相進み回路36、位相遅れ回路37からなる補償系
を通して、図3で説明した電力増幅器28に入力する。
このところで、図3で述べたロジック回路27はシーク
制御から追従制御に切り換えられ、位置信号によってポ
ジショナ29が制御される。
【0012】位置信号は図5のように、ディスク半径上
をヘッドが変位xだけ移動するにつれて、図のような三
角波状の波形となる。黒丸の点は奇数番のトラックを示
し、白丸は偶数番のトラックを表わす。トラックパルス
発生回路34は零点である黒丸,白丸の点でトラックパ
ルスを発生する。
【0013】図5の三角形の半周期Δは大体トラック幅
に等しい。最近の高密度磁気ディスクでは35μm程度
である。上述の位置信号によってポジショナを制御する
と、ポジショナの構成,性能によっても異なるが、5μ
m〜10μm程度の定常的な偏差(目標点からのずれ)
が生ずる。この原因は摩擦等によって生じる。また、位
置制御の過渡状態では目標点に対してオーバーシュート
を起す場合があり、この量も5μm程度はある。
【0014】光ディスクのトラック間隔は前述の如く、
現在最小1.6μm程度であるため、以上説明した制御
では位置決めは困難である。また、トラックピッチは
1.6μmと狭いため別の困難を生ずる。シーク制御、
追従制御のために光ヘッドがディスクを通過するときの
位置を検出するための信号を検出しなくてはならない。
この種の信号としては光スポットがトラックを通過する
ときのトラッキング信号がある。この信号を使用してシ
ーク制御,追従制御を行なう場合、次の問題が生ずる。
シーク制御の始めと、終りの時には光ヘッドの移動速度
は非常に小さくなる。この速度がトラック偏心によって
生ずる偏心最大速度より小さくなると、トラックを通過
するたびにトラック数をカウントしていると、カウント
ミスを生じ、正確な位置を検出できない。
【0015】すなわち、図6において、光スポットの軌
跡40は偏心の最大速度で、偏心のあるトラック群を通
過した場合であり、一本一本の実線はトラックのディス
ク半径位置に対する時間的変化を表わしている。この場
合にはトラック通過の回数と通過したトラックの数は一
致する。しかし、光スポットの軌跡41は偏心の最大速
度より小さな速度でトラック群を通過した場合であり、
この場合にはトラック通過の回数は実際に通過したトラ
ックの数とは一致せず、多く数えるという問題がある。
【0016】本発明の目的は前述の問題点を解決し、光
ディスクに適した高精度の位置決めを行なう情報記憶装
置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明は、トラックを
有する記録媒体に光ビームを照射し、トラックに沿って
情報を記録し再生するために上記光ビームを上記トラッ
クに位置づける情報記憶装置であって、光ビームがトラ
ックを追従するためトラッキング信号を検出し、トラッ
キング信号により高応答性の第2のアクチュエータを駆
動し、第2のアクチュエータによる光ビームの動きを検
出し、この検出した動きに連動して、光ビームがトラッ
クを追従するために必要とされる第2のアクチュエータ
の動きを減少するように、第1のアクチュエータを駆動
することを特徴とする。
【0018】
【作用】以下、本願発明の思想を詳細に説明する。
【0019】本発明は、広い可動範囲を持つ第1のアク
チュエータ(位置制御手段)と、可動範囲は狭いが高応
答性の第2のアクチュエータ(位置制御手段)とを用
い、これら2つのアクチュエータを連動させることによ
り、1つのアクチュエータだけでは達成不可能な位置決
め精度を実現する。このとき、2つのアクチュエータを
連動させる方法が問題となるが、本発明では高精度位置
決め用第2のアクチュエータによる光スポツトの動きを
検出して、この動きに連動して第1のアクチュエータを
駆動する。
【0020】図7はディスクから光ヘッドの位置を正確
に検出するために、トラックを通過するときの方向とト
ラックを通過したことを表わす信号を作成する方法につ
いての説明図である。図7(a)において、光ヘッドの
光源から出射された光線は対物レンズ(図示されない)
によって集光され、ディスク上の基板11、案内トラッ
ク13を構成するUV樹脂14を通って金属膜10上に
スポット50を形成する。このとき、対物レンズのN.
Aを0.50、光源の波長を830nmとすると、スポ
ットサイズ(強度1/e2になる直径)は1.6μm程
度となる。ディスク上に作成された案内トラックのピッ
チを1.6μmとすると、このスポットが矢印の方向に
ディスクの半径方向に移動するにつれて、トラック中心
とスポット中心とのズレを表わすトラッキング信号52
は図7(b)のように変化する。このトラッキング信号
の作成方法については、特開昭49−50954号に開
示された2つのスポットを用いた方法、及び特開昭49
−94304号に開示されたスポットウォーブルの方
法、及び特開昭50−68413号に開示されたトラッ
クウォーブルの方法、及び特開昭49−60702号に
開示された回折光を用いた方法等がある。またスポット
が矢印の方向に移動するとディスクからの総反射光量は
図7(c)のように変化する。総反射光量はトラック中
心で最も小さくなり、トラック間の中心で最も大きくな
る。総反射光量を光検出器で検出し、電気信号に変換し
た信号51はトラッキング信号52とは周期が等しく、
位相が90°シフトした関係がある。トラッキング信号
52はトラック中心では零となり、光スポットがトラッ
クの右側,左側(ディスクの外周側,内周側に対応す
る)にあるかによって極性が異なる。この特徴を利用し
てトラックの通過方向を知ることが出来る。
【0021】ここで述べる総反射光量というのは、ある
特定の開口数を持ったレンズによってディスクからの反
射光を集光し、このレンズの開口を通過してきた光量の
総量を示す。この種の光量はディスクに記録された情報
信号を検出するために使用される。この情報信号はレン
ズ開口から通過してきた光束を1つの光検出器の受光面
に集光して光電流に変換する、または光束を複数に分割
された受光面を持つ光検出器群に照射し、それぞれの光
検出器からの光電流の和をとる、又は光電流を電圧に変
換して加算することによって得られる。この信号を前述
の総反射光量の信号51として使用できる。
【0022】以下、トラッキング信号52と総反射光量
の信号51を用いて正確な位置検出を行なう方法につい
て述べる。
【0023】図8(a)は総反射光量の信号のAC成分
を示す。同図(b)はトラッキング信号を示す。
【0024】図8の例では、スポットがディスクの内側
にあるときをプラス(+)、ディスクの外側にあるとき
をマイナス(−)とすると、光スポットがディスクの外
側から内側に向って移動し、途中で停止して逆方向に移
動した場合の時間軸に対する上記の2信号の変化を示
す。図8(c)はトラックのある場所を示すトラック信
号90であり、これはトラックの存在するところでは総
反射光量が減少することを利用して、総反射光量の信号
とある電圧E1との比較を行ない、小さい場合に論理レ
ベルで“0”の状態に対応させている。すると、時間軸
でこの信号90の変化を観測すると、波形の立ち下りは
スポットがトラックを横断し始めるトラックのエッジに
略々対応する。そこで、この立ち下りから時間幅の狭い
パルス92を作成する。また、スポットが通過するエッ
ジの方向を知るために、トラッキング信号52を零レベ
ルと比較した信号(トラック極性信号と称す)91を作
成する。このトラック極性信号91をトラック通過エッ
ジ信号92のタイミングで比較することによってトラッ
ク通過の方向を知ることが出来る。
【0025】従って、光スポットが外側から内側に向っ
て移動したときの通過トラックの本数を知りたければ、
トラック極性信号91が低レベルとなるときのトラック
通過エッジ信号53(図8(g))のパルス数を数えれ
ば良い。逆方向の移動も同様である。
【0026】以上説明した動作を実現するための具体的
回路例を図9に示す。総反射光量の信号51をコンパレ
ータ93の(+)端子に入力し、(−)端子には電圧E
1を入力し、総反射光量信号51と電圧E1の比較を行な
い、信号51のレベルがE1より大きければ論理レベル
が“1”となり、他の場合には“0”となる。この出力
信号90を単安定マルチバイブレータ94に入力して、
信号90の立ち下りから一定幅のパルスを作成する。こ
の出力信号92は論理積をとるAND回路95と96の
それぞれの端子に入力される。またAND回路95と9
6のそれぞれの残る端子には、トラッキング信号52を
コンパレータ97に入力して得られる極性信号91と、
この極性信号91を反転回路98によって反転した信号
がそれぞれに入力され、光スポットがトラックを内側か
ら外側に通過するたびにパルスを発生するプラス方向エ
ッジ信号54と、光スポットがトラックを外側から内側
に通過するたびにパルスを発生するマイナス方向エッジ
信号53を出力する。従って、これらの信号を用いて、
速度制御のコントロールに必要となる、アクセス中にお
ける目標トラックまでの残余のトラック数を知ることが
可能となる。例えば、図9の回路において、アクセスの
方向を示すアクセス極性信号56を外側から内側に向っ
てアクセスする場合に論理レベルの“0”に対応させ
る。すると論理素子98〜103からなる論理回路によ
って、プラス方向エッジ信号54がカウンタ104のア
ップ端子(U)に選択されて入力され、マイナス方向エ
ッジ信号53がカウンタ104のダウン端子(D)に選
択されて入力される。また、カウンタ104にはアクセ
ス開始時に内側にある目標トラックまでの差の絶対値5
5がロードされている。光スポットが外側から内側に向
って移動を開始すると光スポットがトラックを外側から
内側に向って横切るたびにマイナス方向エッジ信号53
にパルスが発生し、カウンタ104の内容を減少させて
いく。また、光スポットが何らかの理由で途中で戻って
来て、内側から外側に向ってトラックを横切るとプラス
方向エッジ信号54にパルスが発生し、カウンタ104
の内容を増加させて、アクセス中の残余のトラックの正
確な絶対値57を出力する。カウンタ104の内容が零
になるとカウンタ104のBR端子より、カウンタ10
4の内容が零になったことを示すパルスAが発生する。
このパルスAを認知することにより、光スポットが目標
トラックのエッジに到達したことを知ることが出来る。
【0027】また、プラス,マイナス方向エッジ信号5
4,53を使用することによって、速度制御のコントロ
ールに必要となる、アクセス中における速度の絶対値を
知ることが出来る。例えば、図10の回路図において、
マイナス方向エッジ信号53を周波数−電圧変換器10
5に入力し、プラス方向エッジ信号54を周波数−電圧
変換器106に入力する。トラックピッチp、トラック
通過の速度の絶対値をvとすると、トラックを通過する
たびにトラックのエッジで発生するパルス列の周波数f
は、以下の式で与えらる。
【0028】 f=v/p 従ってこの周波数を知ることによって、光スポットがト
ラックを通過する速度の絶対値を知ることが出来、通過
する方向はエッジ信号53,54の符号によって知るこ
とが出来る。図10の回路は具体的にこれを実現する例
である。周波数−電圧変換器(以下F/V変換器と称
す)105,106の出力は、それぞれのトラック通過
の極性に対して、トラック通過の速度が電圧というアナ
ログ値に変換されたものであり、後の速度比較に便利な
形態となっている。F/V変換器105,106の出力
は差動増幅器107によって差をとられ、その出力がそ
れぞれ、反転回路108の入力と、スイッチング回路1
09に入る。また反転回路108の出力はスイッチング
回路110に入力され、スイッチング回路109を制御
する信号56の反転信号によって制御される。スイッチ
ング回路109と110の出力は結合されて速度の絶対
値を表らわす信号111となる。すなわち、アクセス極
性信号56は今、内側から外側に向う場合を論理レベル
の“1”に対応させているので、内側から外側にアクセ
スする場合には、プラス方向エッジ信号54のF/V変
換出力が差動出力でも+極性となり、スイッチング回路
109がアクセス極性信号が“1”であることからスイ
ッチONとなって速度の絶対値信号111となって表ら
われる。逆に外側から内側にアクセスする場合にはアク
セス極性信号56は論理レベルで“0”であることか
ら、スイッチング回路110がアクセス極性信号56を
反転するインバータ112の出力によってスイッチON
となり、マイナス方向エッジ信号53のF/V変換出力
が差動増幅器107で−極性となるが、反転回路108
によって+極性となり、速度の絶対値信号111となっ
て表われる。
【0029】次に速度制御から位置制御に切り換えるタ
イミング信号を作成する手順について、図11を用いて
説明する。位置制御のサーボ系は線形動作を行なうこと
を仮定して、設計されるのが通常である。これは解析の
容易さと回路構成の簡単さから来ている。ところで、ト
ラッキング信号52は図7(b)のようにトラック位置
の関数としては正弦波状に変化するものであり、制御入
力としては非線形特性を持つ。このような系ではサーボ
系を動作開始するタイミングが系の安定動作に重要な要
因となる。図11(a)のようにディスクの内側から外
側へスポットが横切っていき、N番目の目標トラックに
近づいていくと、トラッキング信号52は図のように変
化する。目標点115(トラッキング信号の零点)を原
点とする正弦波としてトラッキング信号を表現すると、
安定に動作を行なうタイミング(位置制御開始の)は実
験によれば、目標点に最も近い+極性,−極性のピーク
点の間(正弦波の位相で表現すれば±π/2の間)であ
り、好適には、原点を対称点とする線形領域が良い。し
かも、目標トラックの零点を通過する前のエッジ部分で
動作させることが必要となる。以上を考慮すると、目標
トラックにディスク内側から外側へと近づくときには、
目標トラックの1つ手前のトラックの零点を通過して、
次の正のピーク点を通過した後に位置サーボ系をONに
すればよい。また逆に目標トラックにディスク外側から
内側へと近づくときには、目標トラックの1つ手前のト
ラックの零点を通過して次の負のピーク点を通過した後
に位置サーボ系をONする。以上を実現するための回路
を図12,13に示す。図11の(a),(b),
(c),(g)はディスクの内側から外側へと近づいた
ときのトラッキング信号52、線形領域を示す信号11
3、位置サーボ系ONを示す信号B、目標トラックに来
たことを示す信号114である。図12において、トラ
ッキング信号52はコンパレータ117の+端子に入力
され、−端子には電圧E2が入力されている。電圧E2
レベルは図11(a)に示すように、トラッキング信
52の目標点115に対して略々線形性を持つ正のレベ
ルに設定する。コンパレータ117の出力はAND回路
120の一方に入力され、もう一方にはアクセス極性信
号56が入力される。またトラッキング信号52はコン
パレータ118の−端子に入力され、+端子には電圧E
3が入力されている。電圧E3のレベルは図11(a)に
示すように、トラッキング信号52の目標点115に対
して、略々線形性を持つ負のレベルに設定する。コンパ
レータ118の出力はAND回路121の一方の入力に
入り、もう一方の入力には、アクセス極性信号56をイ
ンバータ119で反転させた信号が入る。AND回路1
21,120の出力はOR回路122に入力され論理和
をとる。このようにするとOR回路122の出力113
はアクセス極性信号56が“1”のとき図11(b)に
示すような信号となり、アクセス極性信号56が“0”
のとき図11(e)に示すようになる。いずれもパルス
状信号の立ち下りが、目標点を中心とする線形領域の端
を表らわすことになる。目標トラックの目標点115に
位置制御を行なうためには、目標トラックの線形領域を
知ることが必要となる。そこで、図9を用いて説明した
カウンタ104のBR出力(カウンタ内容57が零とな
ったときに出力される信号)Aを用いる。トラック通過
のパルス54,53は図8(f),(g)で説明したよ
うに通過トラックの時間的に先に表らわれるエッジ部分
でパルスが発生する。従って、このパルスの立ち上り部
分は略々トラッキング信号のピーク点に対応している。
信号Aはカウンタ104の内容が零になった時点で立ち
上るパルス信号とすると、これをフリップフロップ12
8に入力して、信号Aの立ち上りで立ち上ってくる信号
114を作成する。信号114をAND回路123の一
方に入力して、信号113をもう一方に入力し、目標ト
ラックの線形領域を信号114によって選択する。AN
D回路123の出力を後縁エッジ反応形(マスタースレ
ーブ形式)のフリップフロップ124に入力して、後縁
エッジで立ち上ってくる位置制御開始信号Bを発生す
る。この信号Bはまた図13に示す回路でも作成出来
る。トラッキング信号52はスイッチング回路125に
入力され、また一方反転増幅器116に入力され、反転
され、スイッチング回路126に入る。スイッチング回
路125はアクセス極性信号56によって制御され、ス
イッチング回路126はアクセス極性信号56をインバ
ータ119によって反転させた信号によって制御する。
スイッチング回路125,126の出力は結合され、コ
パレータ127の+端子に入力される。コンパレータ
127の−端子には電圧E2が加えられ、コンパレータ
出力の立ち下りが目標点を中心とする線形領域の端を表
らわす信号113が発生する。後の処理は図12の動作
と同様である。この場合、トラッキング信号52の正の
ピークレベルと負のピークレベルは略々等しくなくては
ならない。図13は図12の前半の部分をアナログ的に
処理した場合である。
【0030】アクセス動作を行なうための信号処理回路
ブロックについて、図14を用いて説明する。図14の
例では位置決めの移動機構としては、光ヘッドを一体と
して移動してディスク半径方向に大きく移動し、かつ
0.1μm程度の位置決め精度が可能であるスイングア
ーム1を用い、シーク制御と追従制御とを1個のアクチ
ュエータで行なう。光ヘッド2によって検出された反射
光量は光検出器(図示せず)によって光電変換をうけ、
トラッキング信号発生回路201と総反射光量信号発生
回路200に入力される。ここではトラッキング信号の
作成方法については詳述しない。トラッキング信号発生
回路201からはトラッキング信号52が得られ、総反
射光量信号発生回路200からは総反射光量信号51が
得られる。トラッキング信号52と総反射光量信号51
はプラス方向エッジ信号54とマイナス方向エッジ信号
53を発生するエッジ信号発生回路202に入力され演
算処理される。図9にこの演算処理は詳述した。プラ
ス,マイナス方向エッジ信号54,53はそれぞれ目標
トラックまでの差を演算する差動カウンタ203と速度
検出回路204に入力され、目標トラックまでの差の絶
対値信号57と速度の絶対値信号111が出力される。
これらについては図9を用いて差動カウンタ203の動
作を詳述し、図10を用いて速度検出回路204の動作
を詳述した。目標トラックまでの差の絶対値信号57は
目標速度カーブ発生回路205に入力される。目標速度
カーブ発生回路205は目標トラックまでの差に応じて
最適な速度を出力するものであり、通常、最適速度は目
標トラックまでの差の平方根に比例するものが良いとさ
れている。ここでは、カウンタ104の出力がディジタ
ル的に与えられているため、ROMにあらかじめ平方根
のテーブルを記憶しておき、目標トラックまでの差の絶
対値信号57に応じて目標速度信号206をディジタル
的に出力する。目標速度信号206をD/Aコンバー
207に入れて、アナログ量に変換し、差動増幅器20
8の一方の入力に入れる。もう一方の入力には速度検出
回路204からの速度の絶対値信号111が入力され、
差をとられる。差の出力は極性反転回路209に入力さ
れる。この極性反転回路209は、速度の差の出力は絶
対値であることから、アクセス極性信号56の論理レベ
ルに対応して、速度の差に符号を与える動作を行なう。
従って、この出力が符号を持った目標速度と実動速度の
差となる。これがシーク制御,位置制御切り換え回路2
10に入り、位置制御開始のタイミング信号Bによって
制御される。すなわち、タイミング信号BがLOWのと
きはシーク制御となり、速度差の信号が切り換え回路2
10の出力に表われ、これが、スイングアーム駆動回路
211を介して、スイングアーム1を駆動する。シーク
制御が完了して目標トラックに光スポットが達すると、
タイミング信号Bが high になり位置制御に切り換わ
る。タイミング信号Bの発生回路214については図1
2,13を用いて詳述した。位置制御の信号の流れは、
トラッキング信号52がスイッチ回路211に入力さ
れ、タイミング信号Bの制御のもとに high のとき、位
置補償回路212に接続される。この出力は後述するジ
ャンプ信号Dと共に加算回路213に入力され加算さ
れ、切り換え回路210に入る。このようにして、タイ
ミング信号Bによって位置制御が開始され、目標トラッ
クに安定に引き込むことができる。
【0031】トラッキング信号52はまたタイミング信
号Bを作成するタイミング回路214にアクセス極性信
号56、信号Aと共に入力される。この回路214の動
作については図12,13に詳述した。
【0032】目標トラックを以上の手順でアクセスし、
トラックに記憶されたアドレス情報を読み出す。この読
み出し手段については以上の説明の中では省略してい
る。読み出された情報をコントローラ(図示せず)に転
送し、目標トラックかどうかを判定する。
【0033】ここで言うコントローラは、磁気ディスク
等で使用されている制御装置であり、通常はデータを読
み書きするための必要最低限の駆動機構と駆動回路を持
つ駆動装置(これは本発明の中で詳述した)と、データ
を読み書きするために駆動装置に命令指令を与えて制御
を行なうものである。この種の機能として、アクセス時
にはコントローラに連ながる計算機からの希望トラック
番号を受けとり、現在読み出しているトラックと照合を
行ない、希望トラックまでのトラック数の差の絶対値と
符号を演算して、この結果を駆動装置に送出する。駆動
装置がシーク制御,位置制御を自身で実行し、目標とす
るトラック、及びその近傍のトラックからデータを読み
始めると、コントローラはそのデータを解読し、現在読
み出しているトラックの番号を知って、以後のアクセス
手順を判断する。例えば、目標トラックであればジャン
プ本数信号58に1本の本数を示す信号と、ディスク上
のトラックが内側から外側へスパイラル状に記録されて
いるならば、外側から内側へジャンプの方向を示すジャ
ンプ極性信号をコントローラが送出する。ジャンプ本数
信号58をジャンプ起動回路215に入力する。ジャン
プ起動回路215ではジャンプの極性信号をジャンプ波
形発生回路216に送出すると共に、ジャンプ本数分だ
けのジャンプ起動するためのパルスを特定の時間間隔を
もって発生する。ジャンプ波形発生回路216はこのパ
ルスを受けて、ジャンプ極性信号に従ってジャンプを行
なうための駆動信号Dを発生する。なお、ジャンプ動作
の詳細については Philips Technical Reviiew Vol.3
3,P.178に詳しいので、ここでは省略する。
【0034】従って目標トラックに達してこれを定常的
に読み出すためにはジャンプ本数信号58はディスクが
1回転する毎に1本のジャンプ本数を示す信号と外側か
ら内側へジャンプの方向を示すジャンプ極性信号を含ん
でコントローラから送出される。アクセスが終了した時
点で位置制御されたトラックのアドレス内部を読み出し
たところが、目標トラックと異なっている場合には、現
在読み出しているトラックと目標トラックの差がある設
定数(例えば64あるいは128)より小ならばジャン
プを繰り返し行なうことによって目標トラックまで光ス
ポットを移動する。このとき、コントローラからは目標
トラックまでの本数とその方向を含むジャンプ本数信号
58を送出する。また目標トラックとの差がある設定値
より大ならば速度制御を含むアクセスを起動する。これ
は今まで説明したアクセス手順の繰り返しとなる。
【0035】以上説明したように図14の例では、光デ
ィスク上に記録された案内トラックを光スポットが通過
するときに発生する総反射光量信号とトラッキング信
とから光スポットがトラックを外側から内側に通過する
のか、また内側から外側に通過するのかを知ることによ
り、偏心,機械振動等による誤差をなくしている。速度
検出にも、前述の光スポットがトラックを通過する信号
を利用することにより、光スポットとトラックの相対速
度の正確な検出を行なっている。アクチュエータとして
は、図14の例ではディスク半径全面に渡る粗い位置決
めから0.1μm程度の微少な位置決めまで可能となる
スイングアームを用いている。
【0036】図14の例では1つのアクチュエータで、
ディスク半径全面に渡る粗い位置決めと微小な位置決め
を兼ねている。ところが、この種のアクチュエータで
は、駆動電流に対する変位の周波数特性に問題が生じ、
位置制御のサーボ系を構成した場合にカットオフ周波数
を高く出来ない。従って、粗い位置決め用の第1のアク
チュエータとは別に微小範囲しか可動出来ないが、周波
数応答性能が良く、サーボ系を構成した場合にもカット
オフ周波数を高くすることの出来る第2のアクチュエー
タを別に設けることが望ましい。この場合、二つのアク
チュエータがトラックを追従している間どのように連動
させるかが問題となる。これを解決する手段を与えるの
が本発明である。
【0037】
【実施例】図15で本発明の実施例を説明する。ここで
は、粗い位置決め用の第1のアクチュエータとしては、
磁気ディスクに使用されている、リニアモータを例に説
明する。他のアクチュエータでも本発明の主旨は変らな
い。一方、微少範囲を追従する高応答性の第2のアクチ
ュエータとしてはガルバノミラー、又はピボットミラー
を用いる。ディスク3は回転軸4を中心に一定の方向に
回転しており、光ヘッド314は移動台315の上に搭
載され、この移動台315はベース309の上をコロ3
10の回転に従って移動する。また移動台315は支持
機構313を介してコイル311に連結され、磁石31
2とコイル311に流れる電流との電磁力によって駆動
される。光ヘッド314の中にはディスク上に光スポッ
トを形成するための対物レンズ306と、光スポットを
ディスク面上で移動させるための偏向手段としてのガル
バノミラー308と、ディスク面からの反射光を受光す
る光検出器307と、光源と、光源からの光束を対物レ
ンズに導く光学系と、反射光を光検出器に導く光学系と
があるが、光源及び光学系は本発明を説明するのに不用
であるので省略してある。
【0038】光検出器307の出力から総反射光量信号
51,トラッキング信号52を作成し、トラック通過の
方向を示す信号53,54を作成する過程及び、これら
の信号を用いて速度制御を行なう過程は図14の例に詳
しいので、同一ブロックを提示するだけにしてその説明
は省く。位置制御のタイミング信号Bをトラッキング信
号52から作成するブロック214、ジャンプ機能を行
なう部分も同様なので省く。位置制御の手順についての
み説明する。位置制御のタイミング信号Bによってスイ
ッチング回路211は閉じ、トラッキング信号52を位
相補償回路212に導き、制御系の安定性、追従性能を
向上する位相補償を行ない、ジャンプ信号Dと加算回路
213で加算された後、ミラー駆動信号Eとなる。ミラ
ー駆動信号Eはガルバノミラー駆動回路305を介して
ガルバノミラー308を駆動し、光スポットをトラック
に追跡させる。この状態では、第1のアクチュエータを
位置決めする位置の目標信号がないので位置決めの信号
を作成する必要がある。
【0039】ここで、この位置決めの信号について説明
する。光スポットを後述する対物レンズの視野の中心に
固定して、リニアモータがディスク面上を半径方向に移
動すると、トラッキング信号52は移動量に対して図2
0のように変化する。リニアモータの位置決めの信号と
してこのトラッキング信号52を使用することも考えら
れるが、この信号の線形範囲Δはトラック幅の程度しか
ないため、追従精度δがこの範囲内にないと制御は不可
能となる。通常のリニアモータでは追従精度が2〜3μ
mから大きい場合には10μm程度にも達する。しか
し、トラックピッチpはディジタル光ディスクにおい
て、高密度情報記録を行なうために1.6μm程度であ
り、トラック幅Δは0.8〜0.6μm程度になる。従っ
て、トラッキング信号52を使用してトラック中心40
5を目標にしてリニアモータの位置決め制御を行なうこ
とは不可能である。そこでトラッキング信号より線形領
域が広くて、目標追跡しているトラックとリニアモータ
とのずれを表わす信号を作成し、この信号を用いて、リ
ニアモータの位置決めを行なう必要がある。この種の信
号としては、光スポットのガルバノミラーによる追従軌
跡がある。すなわち、図21において点線で示した円形
領域は対物レンズの視野402であり、軌跡403がガ
ルバノミラーによって追跡しているトラックの時間tに
対する軌跡である。レンズ視野402の中で追従中のト
ラックは時間に対して図示のごとく偏心によって正
状に変化する。レンズ視野402の中心404は対物レ
ンズがリニアモータの移動台に固定されていることか
ら、このレンズ視野中心404もリニアモータと一体と
なって動く。ガルバノミラーの中立点(機械的にミラー
をリニアモータの移動台の上に設定したときに決まる)
はバネ支持機構であるため、駆動信号Eが零のときは一
義的に定まり、通常はガルバノミラーが中立点にあると
きに、対物レンズ視野402の中心404に光スポット
が位置されるように調整されている。このように調整さ
れる理由は、レンズ視野内の中心がレンズの残存収差が
最も少ないことによる。レンズ視野内での光スポットの
移動量とガルバノミラーの回転角との間には光学的な配
置関係と対物レンズの焦点距離から定まる一定の線形関
係が存在する。従って、レンズ視野中心から光スポット
が追跡しているトラックまでのずれはガルバノミラーの
回転角から知ることが出来る。
【0040】また、ガルバノミラーの回転角は駆動信号
Eから知ることができる。ガルバノミラーの回転角は駆
動信号Eの周波数成分によって異なる特性(すなわち、
周波数特性)を持っているが、この特性は既に知られて
いる。図20において、レンズ視野の中心をトラック中
心405に一致させて、リニアモータを停止させた状態
でガルバノミラーを駆動して、光スポットを対物レンズ
の視野の端から端まで移動させても、前述と同様にトラ
ッキング信号52が検出され、このときのガルバノミラ
ー駆動信号Eは目標トラック中心405では零となり、
レンズ視野の片端ではマイナス、他の端ではプラスの極
性を持ち、レンズ視野内の光スポットに対して線形な関
係となり、線形領域は対物レンズの視野全体に渡る。
【0041】図15において、駆動信号Eをガルバノミ
ラーの周波数特性をシミュレートする回路300に入力
し、光スポットのレンズ視野中心からのずれ信号Fを作
成し、位置制御のタイミング信号Bによって閉じられる
スイッチング回路316を介して位相補償回路301を
通ってリニアモータを駆動することにより、ガルバノミ
ラーによる光スポットの動きに連動させてリニアモータ
を駆動する。このようにして、リニアモータの位置は光
スポットがレンズ視野の中心に来るように制御され、光
スポットがトラックを追従するために必要とされる動き
を減少する。このとき、光スポットのレンズ視野中心か
らのずれ信号Fは線形領域は広く、少なくとも100μ
m程度はあるので、リニアモータの追従精度が2〜3μ
mあっても問題はない。
【0042】図21において、実線の円形領域406は
上述の動作を行った後の対物レンズの視野である。
【0043】すなわち、ガルバノミラーにより光スポッ
トがトラック軌跡403を追跡しているのに連動して、
光スポットとレンズ視野中心407のずれ、つまりガル
バノミラーによる光スポットの動きを検出して、リニア
モータの位置決めが行なわれる。その結果、ガルバノミ
ラーによる光スポットの動きに対してリニアモータと一
体になったレンズ視野中心(白丸で示した)407が追
従しているが、前述した位置決め誤差δ(追従精度と説
明した)の分だけずれている。このように、リニアモー
タの動きは、トラックの偏心による大きな変動にもかか
わらず、光スポットをレンズ視野中心の近くに維持する
ように働き、光スポットがトラックを正しく追従するの
に必要とされるガルバノミラーによる光スポットの動き
は誤差δの分だけとなり、大幅に減少される。この位置
決め誤差δはリニアモータの位置決めサーボ系の特性に
よって異なるが、図21では大きな偏心分に追従できる
サーボ帯域を持つ場合について図示した。本発明におい
てリニアモータ位置決めサーボ系の帯域を向上させるこ
とは別の効果を持つ。それは対物レンズの視野中心の近
傍に光スポットが常に来るように制御されるため、残存
収差の少ない領域が使用出来るようになる。その結果、
光スポットのスポットサイズ(光強度分布が最大値の1
/e2になる直径)が最も小さくなり、再生時には記録
された穴からの再生信号の振幅が大きくなり、記録時に
は一定の径の穴を開けるために必要とされる光源の発光
パワーが小さくてすむ。また逆に考えると、ディジタル
光ディスクに必要とされるスポットサイズが一定値に決
められると、ガルバノミラーを用いて対物レンズ視野内
でスポットを移動する方式に比較して、視野の中心だけ
で収差を小さくすれば良いので、対物レンズは構成する
レンズ枚数が少なくなり、軽量、小型、安価になる。
【0044】ガルバノミラーによる光スポットの動きを
検出するため、光スポットのレンズ視野中心からのずれ
信号Fをガルバノミラーの駆動信号Eから作成する回路
300の一例を図16に示す。駆動信号Eはバッファ増
幅器302に入り、ガルバノミラーの周波数特性に似せ
た電気回路に送出される。通常のガルバノミラーの駆動
電圧(又は電流)対偏向角の特性は2次の低減フィルタ
の特性を示すので、この実施例では容量C1,C2、抵抗
1,R2、バッファ増幅器304からなる2次の低域ア
クティブフィルタを用いている。この出力は従って、ガ
ルバノミラーの偏向を表わすことになる。ガルバノミラ
ーの偏向とレンズ視野上でのスポットの動きは通常線形
の関係にあるので、線形増幅器303を介して、感度の
補正(偏向角とスポット移動量との)を行なうことによ
って光スポットのレンズ視野からのずれ信号Fを得る。
【0045】ガルバノミラーによる光スポットの動きを
示す光スポットのレンズ視野からのずれ信号を検出する
方法として、前述のミラー駆動信号Eから電気的にシミ
レートする以外に直接ミラーの偏向角を検出する方法
がある。図17にその具体例を示す。光源(図示せず)
から出た光束328は光軸329に沿ってミラー320
に入射し、45°方向に反射され、対物レンズ(図示せ
ず)の方向に光路を曲げられる。ミラー320の裏面に
は永久磁石321がとりつけられ、それを囲むコイル3
22に流れる電流によって電磁力を発生し、軸受331
を中心に回転する。軸受331は支持棒330によって
光ヘッドの一部332に固定されている。軸受331は
弾性のあるゴム材で形成されている。この構造は一種の
ピボットミラーである。ミラーの偏向角を検出するた
め、発光ダイオード326からの光線束をレンズ327
によってミラー320の反射面に集光し、その反射光線
束を2つの光検出器323,324で受光する。ミラー
320によって反射された光束の光軸329が駆動電圧
零の状態で対物レンズの光軸と一致する様にアライメン
トされた後、発光ダイオードからの光線束が光検出器3
23,324に等しく受光される様に調整する。する
と、光検出器323,324の出力を差動増幅器325
に入力して、両者の差をとると、その出力F′はミラー
の偏向角を表わす信号となり、ミラーによる光スポット
の動きを検出できる。このようにミラーの偏向角を直接
検出する方法は、機械的な振動によるミラーの動きを知
ることが出来るため、粗い位置決めのとき、リニアモー
タが最大数Gの加速,減速を行なうことによって、リニ
アモータ上に搭載されたミラーが振動する可能性のある
場合に有効である。すなわち、ミラーの動きを検出し
て、ミラーを最初の設定点に位置決めを行ない、対物レ
ンズの光軸が変動することを防ぐことが出来るからであ
る。従って、信号F′は粗い位置決めをリニアモータの
速度制御で行なっているときには前述の動作に使用し、
ミラー320を偏向して光スポットを微少に位置決めす
るときには、レンズ視野の中心からのずれ信号として使
用することが出来る。以上述べたミラー偏向角直接検
出した信号F′を用いた実施例を図18に示す。リニア
モータを用いた速度制御は今まで説明した実施例と同様
であり、同じブロック番号で表わした部分は共通なので
説明は省略する。スイッチング回路333は位置制御の
タイミング信号Bが速度制御ではLOWであるので、こ
の期間だけはミラー偏向信号F′を通過させ、偏向ミラ
ー320が機械的に振動を行なうことを防ぎ、設定点に
停るように制御する。位置制御のタイミング信号Bがh
ighになると、トラッキング信号52を通過させ、ミ
ラーによる光スポットのトラック追跡を行なう。一方ミ
ラー偏向信号F′は感度補正のための増幅器334を介
してスイッチング回路316に入力され、位置制御のタ
イミング信号Bがhighのときだけ通過し、リニアモ
ータを駆動し、レンズ視野の中心にミラーで追跡してい
るトラックが位置するように制御する。
【0046】また、微少範囲だけを高応答性を持って追
従する第2のアクチュエータとしては図19に示す2次
元アクチュエータがある。これは対物レンズ340を焦
点合せのために光軸342に平行に移動すると同時にト
ラッキングのために光軸に垂直に移動する機構である。
図19(a)は上から見た平面図であり、(b)は横か
ら見た側面図である。光軸342はミラー343によっ
て曲げられ、対物レンズ340の光軸に一致している。
対物レンズ340は金属性のスパイラル状をしたリング
バネ341によって支持され、バネの外周部をおさえる
枠体361はトラック方向駆動するための支持部34
7に連結されている。バネの内周部に連結された枠体3
62の下方にはコイル344が巻かれ、永久磁石345
とセンタポール346とヨークから成る磁気回路によっ
て電磁的にコイル344に流れる電流により光軸に平行
に対物レンズ340を駆動する。ミラー343はセンタ
ポール346の上に結合されている。一方図19(a)
で分るように、支持部347の先端にはコイル348が
巻かれており、永久磁石349、センターポール350
とヨークからなる磁気回路により、トラック半径方向に
駆動される。リングバネ341をおさえる枠体361に
は滑り軸受351が結合され、滑り軸受351には軸3
52が接触しており、軸352は軸を支持する台353
に取りつけられて、ベースに固定されている。トラック
半径方向には従って、対物レンズを光軸に平行に駆動す
る機構とミラー342が一体となって駆動される。以上
の構成ではリニアモータでトラックの位置決めを行なう
場合にはレンズ視野の中心が二次元アクチュエータのト
ラック方向の移動と一致することから対物レンズ340
とミラー342を一体に支持している機構の位置ずれを
知れば良い。
【0047】そこで、滑り軸受351に永久磁石354
をとりつけ、軸支持部353を固定するベース上にホー
ル素子355,356をとりつけて、両者の出力の差を
差動アンプ357に入力すると、差動アンプの出力は、
2つのホール素子355,356の幾何学的な中心と永
久磁石354のずれを示す。永久磁石354を対物レン
ズ340の光軸から滑り軸352に下した垂線の延長線
上に配置すると、2次元アクチュエータがトラックを追
跡すると、対物レンズの光軸とトラックの位置は一対一
の対応関係があることより、差動アンプ357の出力は
リニアモータに設定されたホール素子355と356の
幾何学的中心とトラックとのずれを表わすことになる。
従って、差動アンプ357の出力をリニアモータの位置
制御の信号F′として使用する。
【0048】以上、粗い位置決めは行なえるが従来精度
の良くないアクチュエータと微少範囲の可動範囲しか持
たないが高応答性であり追従精度を高く出来るアクチュ
エータとを組み合せて、全体として高応答、追従精度の
高いアクセスを実現することが本実施例によって可能と
なる。
【0049】以上の説明では、情報信号の検出方法とト
ラッキング信号の検出方法については詳細な説明を省略
したので、ここでこれらの方法について図22,図2
3,図24を用いて詳細に説明する。図22は回折光を
用いたトラッキング信号検出方式の原理図であり、
(a)図は光学系の簡単な構成を示す。まず光源504
(例えば、半導体レーザ等)からの光線をカップリング
用レンズ503によって平行光に変換し、偏光ビームス
プリッタ502を通って、1/4波長板501を経て対
物レンズ500によって、回転軸4の回りに回転する光
ディスク3上に収束する。この反射光は対物レンズ50
0を再び通過し、1/4波長板によって、入射光とは偏
波面が90°だけ回転され、偏光ビームスプリッタ50
2によって収束レンズ505の方向に光路が曲げられ、
収束レンズ505により収束点506に向けて集光され
る。収束レンズ505と収束点506の間に光検出器5
07を配置する。(b)図は光検出器507の構造とト
ラッキング信号52、情報信号512の検出手段を説明
するものである。光検出器507は二分割された光検出
器508と509とから構成され、トラッキング信号5
2はこれらの光検出器からの出力を差動増幅器510に
よって差をとることによって得、情報信号512は光検
出器508と509の出力の和を加算器511によって
とることにより得る。
【0050】また、図23は2つのスポットを用いたト
ラッキング信号検出方式の原理図であり、(a)図にお
いて、図22の(a)図と異なる点はカップリングレン
ズ503の後に回折格子514を配置して平行光束を3
つに分離する点にある。このようにすると、ディスク面
上に3つのスポットが形成され、中の1つのスポットを
トラックの真中に配置されるようにし、残りの2つのス
ポットをトラックの真中から微かにずれた量だけ対称的
に配置する。光検出器513を収束レンズの収束点50
6上に配置すると、この上では(b)図で示すように、
斜線で囲った3つのスポットが形成される。光検出器5
13はこの3つのスポットに対応して3つの独立した光
検出器から構成される。真中の光検出器からの出力はバ
ッファ増幅器515を通って情報信号512になり、残
り2つの光検出器からの出力は差動増幅器510に入っ
てトラッキング信号52を発生する。
【0051】さらに図24はウォーブリング、及びプリ
ウォーブリングトラッキング信号検出方式の原理図であ
り、(a)図において光検出器516は収束レンズ50
5の収束点に置かれ、図22の光学系と同様な構成とな
る。(b)図において、光検出器516は単一の受光部
を持つ光検出器であり、光検出器面上に形成される光ス
ポット(斜線で囲った領域)も1つのものである。光検
出器516の出力をバッファ増幅器517で増幅すると
情報信号512になり、これをエンベロープ回路519
を通して記録されたデータ信号の影響を除去し、ウォー
ブリング、又はプリウォーブリングを行なっている周波
数を中心周波数に持つ帯域フィルタ520に通してウォ
ーブリング、又はプリウォーブリングの成分を抜き出
し、同期検波回路521に入れる。同期検波回路521
には基準位相を持つウォーブリング周波数の信号522
が入力され、同期検波を行なってトラッキング信号52
を得る。基準位相を持つ信号522はプリウォーブリン
グの場合には情報信号512から作られ(詳細は特願昭
53−68793号明細書を参照のこと)、ウォーブリ
ングの場合は光ヘッド、又は偏向器をトラック方向に駆
動する信号から作られる。
【0052】次に、情報信号512から総反射光量信号
51を検出する手段について述べる。案内溝13に情報
ピット12がない場合には情報信号512は総反射光量
信号51に等しい。ところが、情報ピット12が存在す
ると、情報信号512は図25(b)のように図7
(c)に対応して変化する。実線と点線で囲まれた部分
は情報ピットによる反射光量の変調を表わしている。こ
の信号512を図25(a)に示すようにバッファ増幅
器523を介してエンベロープ検波回路524に入れ、
バッファ増幅器525を介して出力すると総反射光量信
号51が得られる。このとき、エンベロープ検波回路5
24の時定数を決めるコンデンサーC,抵抗Rの値は時
定数が情報信号512の中の情報ピットによる最低繰り
返し周波数より十分小さく、かつトラックを通過すると
きの総反射光量信号51の最高繰り返し周波数より十分
高くなるように選ぶ。トラッキング信号52についても
情報ビットによる影響をなくすため、上述と同様な手段
が考えられるが、これについては昭和56年9月4日付
特許出願の特願昭56−138583号「光スポット制
御方式」に詳しいので省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、安価
で軽量なレンズを用いて、トラッキング追従動作時に光
ビームが常に光ヘッドのレンズの中心付近を通過するよ
うに制御することができるので、精度の良い回折限界に
近い大きさのスポットを形成し、正確な記録再生を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル光ディスクの概略斜視図。
【図2】ディスクの部分拡大斜視図。
【図3】磁気ディスクのアクセス方式を説明するための
回路ブロック図。
【図4】磁気ディスクの追従制御回路ブロック図。
【図5】磁気ディスクにおけるトラッキング信号を示す
波形図。
【図6】光スポット軌跡と偏心の関係を説明する波形
図。
【図7】トラック通過時の信号検出方法を説明する斜視
図。
【図8】位置検出方法を説明するための波形図。
【図9】位置検出を説明するための回路ブロック図。
【図10】速度検出を説明するための回路ブロック図。
【図11】位置制御のタイミングを説明するための波形
図。
【図12】位置制御を説明するための回路ブロック図。
【図13】位置制御を説明するための回路ブロック図。
【図14】アクセス動作を行う信号処理回路を示すブロ
ック図。
【図15】本発明の情報記憶装置の実施例を示すブロッ
ク図。
【図16】本発明に用いられるアクチュエータのシミュ
レート回路のブロック図。
【図17】本発明で用いられるミラー偏向検出方法を説
明するためのブロック図。
【図18】本発明の情報記憶装置のもう一つの実施例を
示すブロック図。
【図19】本発明で用いられる2次元アクチュエータの
構成を示す平面図及び断面図。
【図20】本発明を説明するための波形図。
【図21】本発明を説明するための平面図。
【図22】本発明で用いられるトラッキング信号と総反
射光量信号の検出方法を説明するための構成図。
【図23】本発明で用いられるトラッキング信号と総反
射光量信号の検出方法を説明するための構成図。
【図24】本発明で用いられるトラッキング信号と総反
射光量信号の検出方法を説明するための構成図。
【図25】本発明で用いられる情報信号と総反射光量信
号の検出方法を説明するための構成図。
【符号の説明】
3…記録媒体、314…照射手段、307…光検出器、
52…トラッキング信号、320…第2の位置制御手
段、312…第1の位置制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高砂 昌弘 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 溝口 康充 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 金田 徳也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状記録媒体の略同心円状のトラックに
    沿って所定の情報を光学的に記録、若しくは、再生する
    情報記憶装置において、レーザビームをレンズを通して
    上記円盤状記録媒体上にスポットとして照射する光ヘッ
    ドと、上記円盤状記録媒体からの反射光を受けて信号を
    出力する受光手段と、該受光手段の出力に基づいて上記
    スポットの上記トラックからのずれを示すトラッキング
    信号を形成するトラッキング信号形成手段と、上記光ヘ
    ッドを上記円盤状記録媒体の半径方向に動かす第1の駆
    動手段と、上記トラッキング信号に従って所望のトラッ
    クを追従するように、上記スポットを上記円盤状記録媒
    体の半径方向に動かすために上記レーザビームと上記レ
    ンズの相対的位置を変化させる第2の駆動手段と、少な
    くとも第2の駆動手段が所望のトラックを追従している
    間、第2の駆動手段の動きを検出し、これを示す信号を
    出力する検出手段とを有し、上記第1の駆動手段は第2
    の駆動手段が所望のトラックを追従動作している間、第
    2の駆動手段によって動かされるスポットの変位の大き
    さが減少するように上記検出手段の出力に従って上記光
    ヘッドを上記円盤状記録媒体の半径方向に動かし、上記
    スポットは上記第1と第2の駆動手段の動きに従って移
    動して上記トラックを追従する情報記憶装置。
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