JP3331816B2 - トラッキングエラー信号のオフセット補正方法 - Google Patents

トラッキングエラー信号のオフセット補正方法

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JP3331816B2
JP3331816B2 JP12614995A JP12614995A JP3331816B2 JP 3331816 B2 JP3331816 B2 JP 3331816B2 JP 12614995 A JP12614995 A JP 12614995A JP 12614995 A JP12614995 A JP 12614995A JP 3331816 B2 JP3331816 B2 JP 3331816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ等の光源を用い
て光学的に記録媒体上に信号を記録する、あるいは記録
媒体上の信号を再生する光学式記録再生装置において利
用され、特に光ビームが記録媒体上のトラック上を正し
く走査するように制御するために用いられるトラッキン
グエラー信号のオフセットの補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像情報の記録やコンピュータの
データの記録等に用いられている光学式記録再生装置は
より高密度で、またデータの読み書きに対して高い信頼
性を持つことが求められている。このような光学式記録
再生装置ではトラッキング制御装置等の各種制御系は高
信頼、高精度であることが必要である。
【0003】以下従来の光学式記録再生装置について説
明する。図2は従来の光学式記録再生装置を示すブロッ
ク図である。同図において半導体レーザ等の光源203
より発せられた光ビームはコリメータレンズ204で平
行光にされた後、偏光ビームスプリッタ205で反射さ
れ、1/4波長板206を通過し、収束レンズ207で
収束されてモーター201により回転されているディス
ク202上に照射される。このディスク202からの光
ビームの反射光は収束レンズ207、1/4波長板20
6、偏光ビームスプリッタ205および集光レンズ20
8を通過した後、光検出領域209a、209bを有す
る2分割構造の光検出器209に照射される。収束レン
ズ207はアクチュエータ217の可動部に取り付けら
れており、このアクチュエータ217のトラッキング用
コイルに電流を流すことによりディスク半径方向に移動
する。ヘッドユニット221には、収束レンズ207、
アクチュエータ217、1/4波長板206、偏光ビー
ムスプリッタ205、コリメータレンズ204、光源2
03、集光レンズ208及び光検出器209が取り付け
られている。ヘッドユニット221はネジ送り機構でト
ラバースモータ220によりディスクの半径方向に移動
できるように構成されている。
【0004】光検出器209の2つの光電流出力は増幅
器210a、210bで電圧に変換された後、差動増幅
器211に入力される。この差動増幅器211は両入力
信号の差に応じた信号を出力する。この差動増幅器21
1の出力がディスク202上の光ビームスポットとトラ
ックとの位置ずれを示す信号、つまりトラッキングエラ
ー信号となる。
【0005】差動増幅器211のトラッキングエラー信
号は、差動増幅器214、トラッキング制御系の位相を
補償するための位相補償回路215、電力増幅するため
の駆動回路216を介してアクチュエータ217のトラ
ッキング用コイルに加えられ、ディスク202上の光ビ
ームはトラック上に位置するように制御される。また、
差動増幅器211のトラッキングエラー信号は、差動増
幅器214、位相補償回路215、移送制御系の位相を
補償するための位相補償回路218、駆動回路219を
介してトラバースモーター220に加えられ、ヘッドユ
ニット221は差動増幅器211のトラッキングエラー
信号が平均的に零となるように移送される。
【0006】このように微移動手段であるアクチュエー
タ217と粗移動手段であるトラバースモータ220を
駆動することによりディスク202上の光ビームスポッ
トは常にトラック上に位置される。
【0007】前述したように、微移動手段であるアクチ
ュエータ217と粗移動手段であるトラバースモータ2
20の関係は、ディスクの偏心のように高周波数成分の
トラックずれに対しては主としてアクチュエータ217
が応答し、低周波数成分のトラックずれに対しては主と
してトラバースモータ220が応答する。従って、ディ
スクに偏心が存在する場合、収束レンズ207がほぼ偏
心に沿って移動し、このレンズシフトにより、光検出器
209上の光ビームスポットが図4に示すように移動す
る。図4において、401はレンズが中心にある場合の
光ビームスポット、401a、401bはレンズシフト
が起こった場合の光ビームスポットを示している。この
ようにレンズがシフトすると光検出器209上の光ビー
ムスポットが移動するため、差動増幅器211のトラッ
キングエラー信号出力に、光ビームスポットが移動した
ことによる疑似的な信号が混入する。
【0008】上記問題を解決するために、従来の装置で
は、ディスクのトラック上にあらかじめミラー部を配置
し、これを用いてトラッキングエラー信号のオフセット
補正を行っている。
【0009】先にミラー部を配置したディスク202の
フォーマットについて図3を参照して説明する。図3a
はディスク202の平面概略図、図3bはディスク20
2の半径方向の断面図、図3cはディスク202の平面
拡大図である。ディスク202上には図3bに示す凹凸
状のトラック301が図3aに示すようにスパイラル状
に形成されている。トラック301は、一周当り複数の
セクタに分割され、1セクタは、図3cに示すように、
位置を識別するためにセクタの先頭に設けられているピ
ット列よりなるアドレス部、トラッキングエラー信号の
オフセットを補正するために設けられている一定区間ピ
ットの存在しないミラー部及び連続的な溝で構成された
データを記録するためのデータ部より構成されている。
【0010】このミラー部を用いた従来のトラッキング
エラー信号のオフセット補正について、図5を参照しな
がら説明する。図5は、光検出領域上の光ビームスポッ
トが光ビームスポット402aのように移動した状態
で、ディスク202上の光ビームがトラックを横断した
場合の信号波形を示し、図5aは光検出領域209aの
出力波形、図5bは光検出領域209bの出力波形、図
5cは差動増幅器211の出力波形を示す。図5a、図
5bに示すように、レンズシフトにより光検出領域20
9a、209bのそれぞれの検出光量が変化し、その差
に応じた信号であるトラッキングエラー信号は、振幅中
心が図5cのように零レベルと異なってしまう。つまり
レンズのシフト量に相当する分、トラッキングエラー信
号にオフセットが生じ、トラッキング制御によりトラッ
キングエラー信号が零になるように制御を行ったとして
も、光ビームスポットはトラックの中心上に位置しな
い。
【0011】そこで、加算器222にて増幅器210
a、210bの各出力の和信号を得て、アドレス検出器
223は加算器222の出力よりアドレスを検出し、こ
の検出信号をコントローラ224に送る。コントローラ
224は、アドレス検出信号を所定の時間だけ遅延し、
光ビームがディスク上のミラー部に来たことを示す信号
をサンプルホールド回路212に送る。サンプルホール
ド回路212はミラー部における差動増幅器211の出
力信号をサンプルホールドし、このサンプルホールド信
号は増幅器213でα倍に増幅され、差動増幅器214
に入力される。差動増幅器214は差動増幅器211の
出力信号と増幅器213の出力信号との差を演算し、演
算した差信号を位相補償回路215に送る。
【0012】ミラー部では光ビームの反射光は回折の影
響を受けないため、ミラー部における差動増幅器211
の出力信号はレンズシフトにより起こった光検出器20
9上の光ビームスポットの移動分に対応した信号とな
り、図5dに示すように、増幅器213の増幅率αが適
当であれば増幅器213には図5cに示すVoffに相
当する信号が出力される。従って、差動増幅器211の
トラッキングエラー信号と増幅器213の出力信号との
差を演算する差動増幅器214の出力波形は図5eに示
す波形となり、トラッキングエラー信号は差動増幅器2
11の補正前のトラッキングエラー信号に混入している
レンズシフトによって生じた擬似信号が相殺されるよう
に補正される。補正後のトラッキングエラー信号である
差動増幅器214の出力信号が零の時、ディスク202
上の光ビームがトラックのセンターに位置することとな
る。すなわち、トラッキング制御を動作させると、差動
増幅器214の出力信号が零となるように制御され、収
束レンズ207が移動してもレンズシフトの影響を受け
ず、ディスク202上の光ビームは高精度にトラッキン
グ制御される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
おいて、増幅器213の増幅率α、つまり補正係数は一
定の値に固定されている。しかしながら、最適な補正係
数はディスクによって異なる。例えば、装置にとりつけ
られたディスクのトラックの光学的溝深さがλ/8(λ
は光ビームの波長)より浅くなってたり深くなってたり
すると、図5cに示すトラッキングエラー信号の振幅は
低下し、増幅器213の信号との関係が異なってしま
う。また、ディスクの溝の傾斜の非対称性、あるいはア
クチュエータ等の経年変化等によっても最適な補正係数
は変化する。このような場合、一定の値に固定された補
正係数を用いたトラッキングエラー信号のオフセット補
正では補正不足もしくは過補正となってしまい、補正後
のトラッキングエラー信号である差動増幅器214の出
力信号にオフセットが残る。従って、このような状態で
は、トラッキング制御を動作させた時レンズがシフトす
るとトラッキングエラー信号にオフセットが発生するた
め光ビームスポットはトラック中心上を走査せず、差動
増幅器214に発生するオフセットに相当する分だけト
ラック中心からずれたところに位置する。光ビームスポ
ットがトラック中心上に位置しなくなると、トラック上
に記録されている信号を信頼性よく読み出すことができ
なくなり、また、トラック中心上に信号が記録されない
ので互換性も悪化する。さらに、衝撃などの外乱に対し
てトラック飛びが発生しやすくなり装置の信頼性が著し
く損なわれてしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明のトラッキングエラー信号のオフセット補正
方法は、ミラー部が設けられているトラックを有するデ
ィスク上に収束レンズにより光ビームを収束照射し、光
ビームがディスクを透過した透過光あるいは反射した反
射光より光ビームとトラックとの位置ずれに応じたトラ
ッキングエラー信号を検出し、このトラッキングエラー
信号に基づいて収束レンズをトラックを横切る方向に移
動するアクチュエータを駆動して光ビームがトラック上
に位置するようにトラッキング制御する光学式再生装置
において、収束レンズを所定の距離移動させた状態で、
ミラー部オフセットVm及び光ビームがトラックを横切
ったときのトラッキングエラー信号のピーク値とボトム
値を計測し、このピーク値とボトム値の差よりトラッキ
ングエラー信号のオフセットVoffを求め、トラッキ
ングエラー信号よりミラー部オフセットを減算する際の
両信号の相対的比率をオフセットVoffとオフセット
Vmとの比に基づいて決定して、トラッキングエラー信
号のオフセットを補正するものである。
【0015】第2の本発明のトラッキングエラー信号の
オフセット補正方法は、収束レンズが第1の位置にある
状態で、ミラー部オフセットVm1及び光ビームがトラ
ックを横切ったときのトラッキングエラー信号のピーク
値とボトム値を計測し、このピーク値とボトム値の差よ
りトラッキングエラー信号のオフセットVoff1を求
め、前記第1の位置から第2の位置に前記収束レンズを
移動させた後、前記ディスクの偏心に応じた前記収束レ
ンズのシフト量が前記第1の位置計測点における前記
ディスクの偏心に応じた前記収束レンズのシフト量と
ぼ同じとなる円周位置で、ミラー部オフセットVm2及
び光ビームがトラックを横切ったときのトラッキングエ
ラー信号のピーク値とボトム値を計測し、このピーク値
とボトム値の差よりトラッキングエラー信号のオフセッ
トVoff2を求め、トラッキングエラー信号よりミラ
ー部オフセットを減算する際の両信号の相対的比率をV
off2−Voff1の値とVm2−Vm1の値との比
に基づいて決定して、トラッキングエラー信号のオフセ
ットを補正するものである。
【0016】また、第3の本発明のトラッキングエラー
信号のオフセット補正方法は、収束レンズが第1の位置
にある状態で、ミラー部オフセットVm1及び光ビーム
がトラックを横切ったときのトラッキングエラー信号の
ピーク値とボトム値を計測し、このピーク値とボトム値
の差よりトラッキングエラー信号のオフセットVoff
1を求め、第1の位置から第2の位置に前記収束レンズ
を移動させた状態で、ミラー部オフセットVm2及び光
ビームがトラックを横切ったときのトラッキングエラー
信号のピーク値とボトム値を計測し、このピーク値とボ
トム値の差よりトラッキングエラー信号のオフセットV
off2を求め、トラッキングエラー信号よりミラー部
オフセットを減算する際にの両信号の相対的比率をVo
ff2とVoff1の平均値とVm2とVm1の平均値
との比に基づいて決定して、トラッキングエラー信号の
オフセットを補正するものである。
【0017】
【作用】本発明は上記構成により、収束レンズを所定の
距離移動させた状態で計測したミラー部オフセットVm
とトラッキングエラー信号のオフセットVoffの比率
に基づいて、トラッキングエラー信号のオフセットを補
正する際の補正係数を決定するので、装置の経年変化、
ディスク間の特性ばらつき等に対して、最適にトラッキ
ングエラー信号のオフセットを補正することができる。
よって常に光ビームのスポットをトラック中心上に位置
させる、高精度で、安定したトラッキング制御を行うこ
とができ、装置の信頼性を著しく高めるられる。
【0018】また、第2の本発明の方法によれば、収束
レンズが第1の位置にあるときと第1の位置における計
測点とディスクの偏心がほぼ同じとなる円周位置の第2
の位置で、ミラー部オフセット及びトラッキングエラー
信号のオフセットを求め、第1と第2の位置で計測した
ミラー部オフセットとトラッキングエラー信号のオフセ
ットのそれぞれの差に基づいて、補正係数を決定してト
ラッキングエラー信号のオフセットを補正するので、デ
ィスクの偏心によらず最適にトラッキングエラー信号の
オフセットを補正することができる。
【0019】また、第3の本発明によれば、収束レンズ
が第1の位置にあるときと第1の位置における計測点と
ディスクの偏心がほぼ同じとなる円周位置の第2の位置
で、ミラー部オフセット及びトラッキングエラー信号の
オフセットを求め、第1と第2の位置で計測したミラー
部オフセットとトラッキングエラー信号のオフセットの
それぞれの平均値に基づいて、補正係数を決定してトラ
ッキングエラー信号のオフセットを補正するので、ディ
スク等のチルトの影響が低減され、より最適にトラッキ
ングエラー信号のオフセットを補正することができる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について図1の構成図を参
照して説明する。尚、図2と同じものには同じ番号を付
し、その説明を省略する。
【0021】スイッチ126はトラッキング制御を不動
作にするためのものであり、位相補償回路215の出力
信号が駆動回路216に加わらないように遮断するため
のものである。スイッチ128はトラバースモーター2
20を駆動するための駆動回路219の入力を遮断し、
移送制御を不動作にするためのものである。また、ジャ
ンプ信号発生回路127は、スイッチ126を開放にし
てディスク202上の光ビームを隣接トラックへ飛び越
し走査させる際に、駆動回路216を介してアクチュエ
ータ217を駆動するためのジャンプ信号を発生するも
のである。ピーク&ボトム検出回路125は、コントロ
ーラ124においてトラッキングエラー信号のオフセッ
トを演算するために、光ビームがトラックを横断する際
のトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム値を検出
するためのものである。増幅器113はコントローラ1
23により増幅率が設定されるように構成された可変増
幅器である。
【0022】図1に示す実施例は、可変増幅器113の
増幅率、つまりトラッキングエラー信号のオフセット補
正係数βをレンズがシフトした状態でのトラッキングエ
ラー信号のオフセット及びミラー部におけるトラッキン
グエラー信号より求めるように構成しているが、この動
作について図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0023】初期状態として、モーター201により回
転されているディスク202上に光ビームが収束するよ
うにフォーカス制御が行われ、スイッチ126、128
は共に開放となっている。この状態で、コントローラ1
24は可変増幅器113の増幅率つまり補正係数βを所
定の初期値、例えば0に設定する。そして、コントロー
ラ124はスイッチ126、128を短絡させる指令信
号を送り、トラッキング制御及び移送制御を動作させ
る。この状態で、コントローラ124は、ディスク20
2の一回転に一回、光ビームを隣接トラックにキックバ
ックさせるために、スイッチ126を開放にさせ、同時
にジャンプ信号発生回路127に信号を送る。ジャンプ
信号発生回路127は1本バックさせるジャンプ信号を
駆動回路216に送り、その後にコントローラ124は
再びスイッチ126を短絡させる。従って、ディスク2
01上の光ビームは同じ円周上のトラック上に位置する
ようにスチル制御される。このスチル制御による光ビー
ムの隣接トラックへのジャンプは同一半径上にて行われ
る。
【0024】次に、スチル制御された状態で、コントロ
ーラ124はスイッチ128を開放し、トラバースモー
タ220が駆動されないようにする。その後、スチル制
御によるトラックジャンプが行なわれていない期間に、
外周方向、もしくは内周方向へ1本ジャンプさせる。す
なわち、コントローラ124はスイッチ126を開放に
し、同時にジャンプ信号発生回路127に指令を送る。
ジャンプ信号発生回路127はコントローラ124の指
令に応じて外周方向、もしくは内周方向へ1本ジャンプ
させるジャンプ信号を駆動回路216に送り光ビームを
隣接トラックへジャンプさせ、その後コントローラ12
4は再びスイッチ126を短絡させ、1トラック隣接の
トラックへジャンプさせる。スイッチ128は開放され
ているため、この1トラックのジャンプにより収束レン
ズ207はトラック1本分だけ内周方向もしくは外周方
向へ移動する。この1トラックジャンプをディスクの内
周方向もしくは外周方向へ所定の回数繰り返し行い、所
望のレンズシフトを起こさせる。
【0025】次に、コントローラ124は、スチルジャ
ンプ時に光ビームがトラックから隣接トラックへ横断し
ている際のトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム
値を検出するようにピーク&ボトム検出回路125をコ
ントロールする。そして、コントローラ124は、ピー
ク&ボトム検出回路125で検出されたピーク値とボト
ム値よりトラッキングエラー信号のオフセットを演算す
ると共に、サンプルホールド回路212の出力値を読み
取り、補正係数βを求める。
【0026】これについて、図6を参照してさらに説明
する。図6において、区間aはスチルジャンプ時の差動
増幅器211の出力信号波形を示し、Vmはミラー部に
おける差動増幅器211の出力信号の値である。図示の
ように、ピーク&ボトム検出回路125は、光ビームが
トラックを横断する際のトラッキングエラー信号の極大
値V1と極小値V2を検出し、コントローラ124はV
1とV2の差を演算することによりトラッキングエラー
信号のオフセットVoffを得る。
【0027】次に、コントローラ124はトラッキング
エラー信号のオフセットVoffとミラー部におけるト
ラッキングエラー信号Vmより、Voff/Vmを演算
し、レンズシフトに対するトラッキングエラー信号のオ
フセットを相殺するための補正係数βを求める。そし
て、増幅率βがVoff/Vmの値となるように可変増
幅器113をコントロールする。これにより可変増幅器
113の出力β×VmはVoffに相当する信号とな
る。
【0028】以上の動作により、装置に取り付けられて
いるディスク、アクチュエータ等の状態に応じて補正係
数βを決定するため、差動増幅器211のトラッキング
エラー信号に混入しているレンズシフトによって生じた
擬似信号であるオフセットVoffはVoffに相当す
る可変増幅器113の出力β×Vmにより相殺される。
これにより、差動増幅器214の出力信号が零となるよ
うに制御すると、レンズシフトの影響が除去され、ディ
スク202上の光ビームがトラックのセンターに正確に
位置する。
【0029】以上が本発明の第1の実施例である。第1
の実施例において、図7に示したフローチャートに従っ
て、内周方向にレンズシフトさせた時の補正係数と外周
方向にレンズシフトさせた時の補正係数を求め、可変増
幅器113の増幅率が両補正係数の平均値となるように
すれば、レンズのシフト方向によらずオフセットをより
高精度に補正することができる。
【0030】上述した本発明の第1の実施例は、ディス
ク202の偏心が比較的に小さい場合に有効であるが、
補正係数を求める際にトラックジャンプによって収束レ
ンズ207を移動させる移動量がディスクの偏心に対し
て小さい場合に、求めた補正係数が最適な補正係数と大
きく異なる。これは本発明の第1の実施例では、収束レ
ンズ207の移動量をトラックジャンプの本数として求
めているが、実際にはスチルジャンプ時点の偏心とトラ
ックジャンプによる移動量を加算したものであり、スチ
ルジャンプ時点の偏心が大きいとレンズのシフト量がト
ラックジャンプの本数として求めたシフト量と大きく異
なるためである。例えば、補正係数決定時のレンズのシ
フト量が偏心の影響により所望のレンズのシフト量より
小さいとトラッキングエラー信号のオフセットと、ミラ
ー部におけるトラッキングエラー信号の振幅が小さくな
り、S/N、演算精度の限界等により求めた補正係数が
最適な補正係数と異なってしまう。
【0031】この問題を解決する本発明の第2の実施例
のフローチャートを図8に示す。図7に示したフローチ
ャートと同様に、コントローラ124は可変増幅器11
3の増幅率つまり補正係数βを所定の初期値、例えば0
に設定する。そして、コントローラ124はスイッチ1
26、128を短絡させ、トラッキング制御及び移送制
御を動作させる。この状態で、コントローラ124は、
同一の円周トラックに位置させるためにスチル制御させ
る。そして、コントローラ124は、このスチルジャン
プ時に光ビームがトラックから隣接トラックへ横断して
いる際のトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム値
を検出するようにピーク&ボトム検出回路125をコン
トロールし、ピーク&ボトム検出回路125で検出され
たピーク値とボトム値の差よりトラッキングエラー信号
のオフセットVoff1を演算し、さらにサンプルホー
ルド回路112の出力値Vm1を読み取る。
【0032】次に、スチル制御された状態で、コントロ
ーラ124はスイッチ128を開放し、スチル制御によ
るトラックジャンプが行なわれていない期間に、外周方
向、もしくは内周方向へ、1トラックジャンプを所定の
回数繰り返し行い、所望のレンズシフトを起こさせる。
その後に、コントローラ124は、スチルジャンプ時に
光ビームがトラックから隣接トラックへ横断している際
のトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム値を検出
するようにピーク&ボトム検出回路125をコントロー
ルし、ピーク&ボトム検出回路125で検出されたピー
ク値とボトム値よりトラッキングエラー信号のオフセッ
トVoff2を演算し、さらに、サンプルホールド回路
112の出力値Vm2を読み取る。そして、コントロー
ラ124は、(Voff2−Voff1)/(Vm2−
Vm1)を演算して補正係数β1を求め、レンズシフト
に対するトラッキングエラー信号のオフセットを相殺す
るために可変増幅器113の増幅率がβ1となるように
設定する。
【0033】1トラックジャンプによって起こったレン
ズシフトに対するトラッキングエラー信号のオフセット
の変化量はVoff2−Voff1であり、ミラー部に
おけるトラッキングエラー信号の変化量はVm2−Vm
1であるので、補正係数β1を(Voff2−Voff
1)/(Vm2−Vm1)と設定することにより、ディ
スクの偏心に関わらず所望のレンズシフトに対して補正
係数を決定することができる。
【0034】以上、本発明の第2の実施例を説明した
が、本発明の第2の実施例によれば、トラックの偏心の
影響が除去されるので、大きな偏心を有する場合にも高
精度に補正係数を求めることができる。
【0035】本発明の第2の実施例において、図8に示
したフローチャートに従って、内周方向にレンズシフト
させた時の補正係数と外周方向にレンズシフトさせた時
の補正係数を求め、可変増幅器113の増幅率が両補正
係数の平均値となるようにすれば、レンズのシフト方向
によらずオフセットをより高精度に補正することができ
る。また、本発明の第2の実施例においてスチルジャン
プのトラッキングエラー信号からVoff1とVoff
2を求めたが、ディスク202の同一半径上で光ビーム
をジャンプさせた時のトラッキングエラー信号よりVo
ff1とVoff2を求めてもよい。
【0036】チルト、つまりディスク面に対する垂線と
光ビームの光軸との角度ずれが存在する場合に、レンズ
のシフト量とトラッキングエラー信号のオフセットの関
係が直線的とならない。この様な場合、一点のレンズが
シフトした状態より補正係数を決定すると、その他のレ
ンズのシフト量によっては補正前より悪くなる場合があ
る。このチルトが存在する場合に、チルトの影響を低減
できる本発明の第3の実施例について図9のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0037】図7に示したフローチャートと同様に、コ
ントローラ124は可変増幅器113の増幅率つまり補
正係数βを所定の初期値、例えば0に設定する。そし
て、コントローラ124はスイッチ126、128を短
絡させ、トラッキング制御及び移送制御を動作させる。
この状態で、コントローラ124は、同一の円周トラッ
クに位置させるためにスチル制御させる。
【0038】次に、スチル制御された状態で、コントロ
ーラ124はスイッチ128を開放し、スチル制御によ
るトラックジャンプが行なわれていない期間に、外周方
向、もしくは内周方向へ、1トラックジャンプを所定の
回数繰り返し行い、第nの所望のレンズシフトを起こさ
せる。その後に、コントローラ124は、スチルジャン
プ時に光ビームがトラックから隣接トラックへ横断して
いる際のトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム値
を検出するようにピーク&ボトム検出回路125をコン
トロールし、ピーク&ボトム検出回路125で検出され
たピーク値とボトム値より第nのトラッキングエラー信
号のオフセットを演算し、さらに、第nのサンプルホー
ルド回路212の出力値を読み取る。
【0039】この複数本のトラックジャンプ、トラッキ
ングエラー信号のオフセットの演算、サンプルホールド
回路212の出力の読み取りの一連の動作を2以上の所
定の回数Nだけ繰り返す。
【0040】そして、コントローラ124はこれらN組
のトラッキングエラー信号のオフセット及びサンプルホ
ールド回路212の出力よりそれぞれの補正係数を演算
し、これら補正係数の平均値β2を最終的な補正係数と
し、可変増幅器113の増幅率に設定する。
【0041】以上が第3の実施例である。本発明の第3
の実施例によれば複数組のレンズのシフト量に対する補
正係数から最終的な補正係数を決定するので、チルトの
影響を低減し、高精度に補正係数を求めることができ
る。
【0042】チルトが大きい場合、レンズシフトとトラ
ッキングエラー信号のオフセットの関係が線形の関係か
ら大きくずれてしまう。この場合にチルトの影響を低減
するには、第3の実施例において、N点のレンズシフト
に対するミラー部におけるトラッキングエラー信号とそ
れに対する最適な補正係数を決定し、補正係数をミラー
部におけるトラッキングエラー信号の関数としてコント
ローラ内部にテーブルもしくは演算式にしてメモリに持
っておく。補正時には、サンプルホールド回路212に
てホールドしたミラー部のトラッキングエラー信号に対
する最適な補正係数をコントローラ124にてテーブル
もしくは演算式から求め、この求めた値に基づいて可変
増幅器113の増幅率を設定してトラッキングエラー信
号のオフセットを補正すれば、さらに高精度にトラッキ
ングエラー信号のオフセット補正を行うことができる。
【0043】本発明は、ディスクの溝の凹部、凸部の両
方をトラックとして用いることにより記録密度を向上さ
せる構成のものにも適応できる。これについて図10を
参照して説明する。図10において図1と同じものには
同じ番号を付し説明を省略する。コントローラ1024
は凹部トラック、凸部トラックどちらに光ビームを走査
させるによって極性切換器1029に入力信号の極性の
切り換え指令を送り、極性切換器1029はコントロー
ラ1024からの指令によって入力信号をそのまま、ま
たはの極性を切り換えた信号を出力する。図10の構成
の場合凹部トラック、凸部トラックのどちらにトラッキ
ング制御を行うかは極性切換器1029で差動増幅器2
14の出力の極性を切り換えるかどうかで決まるため、
ミラー部におけるトラッキングエラー信号およびトラッ
キングエラー信号のオフセットは凹部トラック、凸部ト
ラックのどちらにトラッキング制御を行っていても同じ
である。従って本発明の実施例によって得られた補正係
数は凸部トラック、凹部トラックどちらにトラッキング
制御を行うに関わらず、両方に共通して用いることがで
きる。
【0044】なお、補正係数の初期値として例えば0と
設定し全く補正を行わないと、補正係数決定の際に行な
われるレンズシフトでトラッキングが外れるなどの問題
が起こり補正係数を決定することができなくなる可能性
がある。これに対し装置の出荷時に標準的なディスクな
どにより調整され設定された補正係数、もしくは以前に
決定された補正係数を用いることによりある程度のオフ
セット補正効果を得ることができ上記の問題を避けるこ
とができる。
【0045】また本発明の実施例では、ミラー部におけ
るトラッキングエラー信号に補正係数を乗じてトラッキ
ングエラー信号より減算することでトラッキングエラー
信号のオフセットを打ち消していたが、トラッキングエ
ラー信号に係数を乗じた信号からミラー部におけるトラ
ッキングエラー信号を減算することでトラッキングエラ
ー信号のオフセットを補正する図11の構成にも適用で
きる。図11において図1と同じものは説明を省略す
る。増幅器1130と増幅器1131はコントローラ1
124により増幅率を設定できる可変増幅器である。コ
ントローラ1124は可変増幅器1131の増幅率を本
発明の実施例によって得られた補正係数に、可変増幅器
1130の増幅率を補正係数の逆数に設定する。可変増
幅器1130で増幅器211の出力に補正係数の逆数を
乗じ、差動増幅器214にて可変増幅器1130の出力
からミラー部におけるトラッキングエラー信号であるサ
ンプルホールド回路212の出力を減算し、可変増幅器
1131で差動増幅器214の出力に補正係数を乗算す
ることによりトラッキングエラー信号のオフセットを打
ち消す。図11の構成においても本発明の実施例と同じ
効果を得る。また、図11において可変増幅器1131
の増幅率を補正係数に設定したが、本実施例によって得
られる補正係数のばらつきが小さい場合、トラッキング
制御の動作にはほぼ影響を与えないため、可変増幅器1
131の増幅率を一定の値に設定してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より本発明によれば、トラッ
キングエラー信号のオフセットを補正する際に用いられ
る補正係数をヘッドの経年変化、ディスクのばらつき、
ディスクの偏心、チルトの影響によらず最適な値に決定
することができ、常に光スポットをトラックの中心上に
位置させることが可能となる。
【0047】したがって常に高精度で安定したトラッキ
ング制御を得ることができ、装置の信頼性を高めること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における構成図
【図2】従来例の構成図
【図3】本発明に用いられるディスクの構成図
【図4】光検出器上の光ビームのレンズシフトによる影
響を説明するための図
【図5】トラッキングエラー信号のオフセットの補正を
説明するための図
【図6】ミラー部におけるトラッキングエラー信号とジ
ャンプ時におけるトラッキングエラー信号の波形図
【図7】本発明の第1の実施例のフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例のフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例のフローチャート
【図10】凹部、凸部の溝の両方をトラックとして用い
る場合の構成図
【図11】トラッキングエラー信号に係数を乗じて補正
を行う構成図
【符号の説明】
113 可変増幅器 124 コントローラ 125 ピーク&ボトム検出回路 126 トラッキング制御を不動作にするスイッチ 127 ジャンプ信号発生回路 128 位相制御系を不動作にするスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−223390(JP,A) 特開 昭59−19250(JP,A) 特開 平3−105733(JP,A) 特公 平7−36237(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラー部が設けられているトラックを有す
    るディスク上に収束レンズにより光ビームを収束照射
    し、光ビームがディスクを透過した透過光あるいは反射
    した反射光より光ビームとトラックとの位置ずれに応じ
    たトラッキングエラー信号を検出し、ミラー部上におけ
    るトラッキングエラー信号の値よりミラー部オフセット
    を検出し、このミラー部オフセットに基づいてトラッキ
    ングエラー信号のオフセットを補正し、この補正したト
    ラッキングエラー信号に応じて前記収束レンズをトラッ
    クを横切る方向に移動するアクチュエータを駆動して光
    ビームがトラック上に位置するようにトラッキング制御
    する光学式再生装置において、前記収束レンズを所定の
    距離移動させた状態で、ミラー部オフセットVm及び光
    ビームがトラックを横切ったときのトラッキングエラー
    信号のピーク値とボトム値を計測し、このピーク値とボ
    トム値の差よりトラッキングエラー信号のオフセットV
    offを求め、トラッキングエラー信号よりミラー部オ
    フセットを減算する際に、両信号の相対的比率をオフセ
    ットVoffとオフセットVmとの比に基づいて決定し
    てトラッキングエラー信号のオフセットを補正するトラ
    ッキングエラー信号のオフセット補正方法。
  2. 【請求項2】ミラー部が設けられているトラックを有す
    るディスク上に収束レンズにより光ビームを収束照射
    し、光ビームがディスクを透過した透過光あるいは反射
    した反射光より光ビームとトラックとの位置ずれに応じ
    たトラッキングエラー信号を検出し、ミラー部上におけ
    るトラッキングエラー信号の値よりミラー部オフセット
    を検出し、このミラー部オフセットに基づいてトラッキ
    ングエラー信号のオフセットを補正し、この補正したト
    ラッキングエラー信号に応じて前記収束レンズをトラッ
    クを横切る方向に移動するアクチュエータを駆動して光
    ビームがトラック上に位置するようにトラッキング制御
    する光学式再生装置において、前記収束レンズが第1の
    位置でトラッキング制御を動作させた状態で、ミラー部
    オフセットVm1と光ビームがトラックを横切るように
    トラック飛び越し走査させたときのトラッキングエラー
    信号のピーク値とボトム値を計測し、このピーク値とボ
    トム値の差よりトラッキングエラー信号のオフセットV
    off1を求め、前記第1の位置から第2の位置に前記
    収束レンズを移動させた後、前記ディス クの偏心に応じ
    た前記収束レンズのシフト量が前記第1の位置計測点
    における前記ディスクの偏心に応じた前記収束レンズの
    シフト量とほぼ同じとなる円周位置で、ミラー部オフセ
    ットVm2及び光ビームがトラックを横切ったときのト
    ラッキングエラー信号のピーク値とボトム値を計測し、
    このピーク値とボトム値の差よりトラッキングエラー信
    号のオフセットVoff2を求め、トラッキングエラー
    信号よりミラー部オフセットを減算する際に、両信号の
    相対的比率をVoff2−Voff1の値とVm2−V
    m1の値との比に基づいて決定してトラッキングエラー
    信号のオフセットを補正するトラッキングエラー信号の
    オフセット補正方法。
  3. 【請求項3】ミラー部が設けられているトラックを有す
    るディスク上に収束レンズにより光ビームを収束照射
    し、光ビームがディスクを透過した透過光あるいは反射
    した反射光より光ビームとトラックとの位置ずれに応じ
    たトラッキングエラー信号を検出し、ミラー部上におけ
    るトラッキングエラー信号の値よりミラー部オフセット
    を検出し、このミラー部オフセットに基づいてトラッキ
    ングエラー信号のオフセットを補正し、この補正したト
    ラッキングエラー信号に応じて前記収束レンズをトラッ
    クを横切る方向に移動するアクチュエータを駆動して光
    ビームがトラック上に位置するようにトラッキング制御
    する光学式再生装置において、前記収束レンズが第1の
    位置にある状態で、ミラー部オフセットVm1及び光ビ
    ームがトラックを横切ったときのトラッキングエラー信
    号のピーク値とボトム値を計測し、このピーク値とボト
    ム値の差よりトラッキングエラー信号のオフセットVo
    ff1を求め、前記第1の位置から第2の位置に前記収
    束レンズを移動させた状態で、ミラー部オフセットVm
    2及び光ビームがトラックを横切ったときのトラッキン
    グエラー信号のピーク値とボトム値を計測し、このピー
    ク値とボトム値の差よりトラッキングエラー信号のオフ
    セットVoff2を求め、トラッキングエラー信号より
    ミラー部オフセットを減算する際に、両信号の相対的比
    率をVoff2とVoff1の平均値とVm2とVm1
    の平均値との比に基づいて決定してトラッキングエラー
    信号のオフセットを補正するトラッキングエラー信号の
    オフセット補正方法。
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