JP2730032B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

Info

Publication number
JP2730032B2
JP2730032B2 JP63012411A JP1241188A JP2730032B2 JP 2730032 B2 JP2730032 B2 JP 2730032B2 JP 63012411 A JP63012411 A JP 63012411A JP 1241188 A JP1241188 A JP 1241188A JP 2730032 B2 JP2730032 B2 JP 2730032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stapling
mode
staple
copy
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63012411A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01187177A (ja
Inventor
雅浩 桧垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP63012411A priority Critical patent/JP2730032B2/ja
Priority to US07/299,620 priority patent/US4905055A/en
Publication of JPH01187177A publication Critical patent/JPH01187177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2730032B2 publication Critical patent/JP2730032B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本説明は、複写機本体から排出された用紙を収容整合
してステープル処理等を行なう用紙収容装置を備えた複
写機に関する。
従来の技術 従来、上記のような用紙収容装置を備えた複写機とし
ては、特開昭59−43765号公報、特開昭60−183461号公
報、特開昭60−248563号公報に記載のものが知られてい
る。また、この種の用紙収容装置は、通常フィニッシャ
と称され、複写された用紙をトレイ等の上に積載して整
合させ、ステープル処理等した後にスタック部に移して
積載収容するように構成されている。このフィニッシャ
のトレイとして、装置の省スペース化や収容整合の都合
上、用紙を略垂直に収容するタイプも考えられている。
発明が解決しようとする課題 ところで、前記フィニッシャを使用してのステープル
処理にはマニュアルステープルという、ユーザーが所定
のキーを押すことによりステープル処理を自由に行うこ
とができるモードがある。このマニュアルステープルの
モード時において、ユーザーがステープル処理を行って
いる途中で複写機から離れた場合や、ステープルトレイ
に複写紙を収容整合したもののステープル処理を行う所
定のキーを押し忘れた場合等には複写紙がステープルト
レイ内にそのまま放置されてしまう。その後、もし、別
のユーザーがステープル処理を行えば、ステープルしよ
うとしていた複写紙と前のユーザーが残したままになっ
ている複写紙とが一緒にステープルされてしまう不都合
が生じる。また、このような不都合は、ステープルトレ
イ内に収容される複写紙が外側から見えない、又は、見
え難い場合によく発生することが考えられる。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明にかかる用紙収容装
置を備えた複写機は、複写機本体から排出された用紙を
収容する用紙収容手段と、用紙収容手段内の用紙のステ
ープル処理を行うステープル手段と、用紙収容手段から
用紙を排出する用紙排出手段とを有するフィニッシュ装
置を備えた複写機において、複写動作終了後に自動的に
ステープル処理を行う自動ステープルモード、あるい
は、複写動作終了後に手動によるステープル処理指示の
入力に応じて、ステープル処理を行う手動ステープルモ
ードを選択するステープルモード選択手段と、複写機の
モードを初期モードにリセットするリセット手段と、該
用紙収容手段内に用紙が収容されているか否かを検知す
る用紙検知手段と、手動ステープルモードが選択されて
いるとき、前記リセット手段により該複写機のモードが
リセットされ、かつ、前記用紙検知手段によって前記用
紙収容手段内に用紙があると検知された場合には、手動
によるステープル処理指示がなくても、ステープル手段
によるステープル処理を施してから該用紙を排出するよ
うにフィニッシュ装置を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴としている。
作用 以上の構成を持つ複写機によれば、用紙収容装置内に
忘れられた用紙をリセット時にステープル処理し、排出
する。
実施例 以下、本発明に係る複写機の実施例を添付図面を参照
して説明する。
[複写機本体およびADFの構成] まず、第7図に従って、複写機本体(1)の構成につ
いて説明する。
複写機本体(1)は、デスク(45)上に載置され、上
面には循環式の自動原稿搬送装置(30)(以下、ADFと
記す)が付設されている。この複写機本体(1)の内部
には矢印(a)方向に回転駆動可能な感光体ドラム
(2)を中心に光学系(3)や帯電チャージャ(4)、
現象装置(5)、転写チャージャ(6)、クリーニング
装置(7)、イレーサランプ(8)等の周知の作像エレ
メントが配置されている。これらの装置及び複写工程に
ついては周知であるため、その説明は省略する。
複写紙は自動給紙カセット(10)、(11)に収容され
ており、いずれかのカセット(10)、(11)から選択的
に1枚ずつ給紙され、タイミングローラ対(15)で感光
体ドラム(2)の外周面に形成されたトナー画像と同期
をとって転写部(2a)に搬送される。転写後、複写紙は
搬送ベルト(16)を介して定着装置(17)に送り込まれ
てトナーの定着を施され、排出ローラ対(18)から排出
される。
ADF(30)は、概略、原稿載置トレイ(31)、給紙ベ
ルト(32)、給紙ローラ対(33)、反転ガイド板(3
4)、搬送ベルト(35)、反転ローラ(36)、排出ロー
ラ対(37)にて構成されている。ADF(30)は原稿を最
終ページから順次循環搬送するもので、原稿は最終ペー
ジ裏面を下にしてトレイ(31)上に載置され、最終ペー
ジのものから給紙ベルト(32)の回転に引き出され、給
紙ローラ対(33)から反転ガイド板(34)を介して搬送
ベルト(35)と原稿台ガラス(9)との間に送り込まれ
る。次に、搬送ベルト(35)の回転にて原稿台ガラス
(9)上の所定位置にセットされ、図示しない光学系に
て光走査を受ける。画像露光後、原稿は搬送ベルト(3
5)にて原稿台ガラス(9)上から第7図中右方に搬送
され、反転ローラ(36)を介して排出ローラ対(37)か
ら画像面を上にしてトレイ(31)上に載置されている原
稿上に排出される。ここで、すべての原稿に対する1回
の画像露光を1サイクルの複写処理と定義する。ADF(3
0)は、1サイクルの複写処理を、第9図に示す置数ボ
タン(304)によって入力された回数分くり返す。ま
た、1サイクルの複写処理によって複写される原稿の枚
数も、上記置数ボタン(304)によって入力される。さ
らに、ADF(30)は、複写機本体(1)に対して開閉自
在に設けられており、これによってADF(30)を開放し
て、原稿台ガラス(9)に手動で原稿をセットして複写
することもできる。ADF(30)は、開放されているとき
動作しない。また、ADF(30)の開放は、原稿台ガラス
(9)の近傍に設けた、図示しないスイッチによって検
出される。
用紙収容装置は、本実施例において、複写機本体
(1)から排出された複写紙を選択的に排紙トレイ(8
0)上に収容するか、ステープルトレイ(90)内に収容
整合してステープラ(130)で綴じる様にしたものであ
る。従って、前記ADF(30)を使用して複数部数を複写
してステープル処理を行なう場合であっては、複写紙を
順次ステープルトレイ(90)に収容すると共に、1サイ
クルの複写処理が終了したときに複写機本体(1)から
出力されるステープル信号に基づいてステープラ(13
0)を動作せしめ複写紙を綴じる。綴じられた複写紙は
スタックボックス(161)内に積載収容される。
[複写機本体の操作パネル] ここで複写機本体の操作パネル(300)について第9
図を参照して説明する。この操作パネル(300)は、複
写機本体(1)の上前面部に設置され、複写動作を開始
させるためのプリントボタン(301)、必要なコピー枚
数、複写される原稿の枚数、倍率等の設定に使用する置
数ボタン(304)、複写時の画像濃度を設定する露光設
定ボタン(305)、複写紙を上段カセット(91)また
は、下段カセット(92)に切換える用紙選択ボタン(30
8)、複写倍率を設定する倍率設定ボタン(311)等があ
る。また、倍率演算ボタン、ズームメモリセットボタ
ン、ズームメモリボタン、ブックコピーボタン等の特殊
入力キーは開閉フタ(330)で覆われており、この開閉
フタ(330)を開けた時のみ使用可能となる。(303)は
オールリセットボタンで、複写機のモードを初期モード
にリセットする場合に使用する。また、(322)はコピ
ー枚数、倍率、用紙サイズ等を表示する表示部である。
[フィニッシャユニットの構成] 次に、フィニッシャユニット(50)の構成について、
第1図、第2図、第3図を参照して説明する。
このフィニッシャユニット(50)は、概略、複写紙を
受け入れるためのローラ(60)、(61)と、搬送路を切
り換えるための切換え部材(70)と、排紙トレイ(80)
と、この排紙トレイ(80)への複写紙排出ローラ(8
5)、(86)と、ステープルトレイ(90)と、このステ
ープルトレイ(90)への複写紙搬送ローラ(100)、(1
01)と、ステープルトレイ(90)へ収容された複写紙の
上端を押圧可能な押さえ部材(110)と、ステープルト
レイ(90)へ収容された複写紙をコーナー部(A)に整
合させるためのバドルホイール(120)と、ステープラ
(130)とで構成されている。
複写紙の受入れ部は前述のローラ(60)、(61)の
他、排出ローラ対(18)に対向するガイド板(62)、
(63)、ユニット(50)内に設けたガイド板(64)にて
構成され、ガイド板(65)は受入れ部から排出ローラ
(85)、(86)部分まで延在されている。ガイド板(6
5)は、紙詰まり処理等のために、支軸(66)を支点と
して上方に解放可能であり、ローラ(61)はこのガイド
板(65)に取り付けられている。
なお、複写機本体(1)の排出部には除電ブラシ(1
9)と複写紙検出用のフォトセンサ(SE1)が設置されて
いる。
切換え部材(70)は嘴状をなし、支軸(71)を支点と
して回動可能に取り付けられ、図示しないソレノイドを
オンすることにより、第1図中一点鎖線位置から実戦位
置に回動する。一点鎖線位置にあるときは複写紙を上面
(70a)にて排紙トレイ(80)側にガイドし、実戦位置
にあるときは湾曲面(70b)にてステープルトレイ(9
0)側にガイドする。
排紙トレイ(80)はユニット(50)の外部に支持板
(81)、(82)を介して固定され、下端は排出ローラ
(85)、(86)と段差を有し、複写紙の後端規制片(81
a)と交差している。排出ローラ(85)、(86)の近傍
にはガイド板(87)、(88)が設置され、排出ローラ
(86)がガイド板(87)に取り付けられている。
ステープルトレイ(90)は基板(91)とガイド板(9
2)と、この基板(91)、ガイド板(92)に対向するガ
イド板(93)とストッパ(95)とで構成され、若干左方
に傾斜した状態で起立させて設置されている。ガイド板
(92)は上部が切換え部材(70)の湾曲面(70b)近傍
まで延在され、紙詰まり処理等のために、支軸(94)を
支点として第1図中反時計回り方向に開放可能である。
ガイド板(93)は上部がガイド板(92)の上部と狭い間
隔で対向し、前記切換え部材(70)の直下まで延在され
ている。また、ガイド板(93)の下部は、以下に説明す
るパドルホイール(120)より下方で基板(91)に対向
する部分(93a)の対向間隔が他の部分の対向間隔より
も狭くされている。具体的には、対向部分(93a)と基
板との間隔は、ステープルトレイ(90)に収容可能な複
写紙枚数分の厚みより微小量大きく設定されている。こ
の様に、ステープルトレイ(90)の厚さ方向の間隔をパ
ドルホイール(120)の近傍で狭くし、他を広く設定し
たのは、収容整合済みの複写紙と収容整合中の複写紙と
の接触抵抗を極力軽減し、複写紙を確実に整合規準線
(A′)(A′)に整合させるためである。
さらに、この部分はステープルトレイ(90)へ送り込
まれた複写紙検出用のセンサ(SE3)が設置されてい
る。
ストッパ(95)はステープルトレイ(90)の底板を構
成するもので、アーム(96)を介して支軸(97)に回動
可能に保持されている。アーム(96)はピン(96a)を
介してソレノイド(SL2)に連結され、かつ、支軸(9
7)に巻回したトーションスプリング(98)の両端はア
ーム(96)の突片(96b)とフレーム(51)に設けた突
片(52)とに係合されている。従って、ストッパ(95)
は、ソレノイド(SL2)がオフされているとき、トーシ
ョンスプリング(98)のばね力で第1図中実線位置にあ
り、ステープルトレイ(95)の底部を閉止している。一
方、ソレノイド(SL2)がオンされると、支軸(97)を
支点として一点鎖線位置に回動し、ステープルトレイ
(90)の底部を開放する。搬送ローラ(100)、(101)
は、前記ガイド板(92)、(93)の上部の幅の狭い部分
に設置さえ、前記切換え部材(70)の湾曲面(70b)で
下方にガイドされてきた複写紙をトレイ(90)内に送り
込むためのもので、その直上には複写紙検出用のフォト
センサ(SE2)が設置されている。
前記ガイド板(93)の上端には短冊状のマイラシート
(105)が貼着されている。このマイラシート(105)は
搬送ローラ(100)、(101)のニップ部とオーバーラッ
プしてステープルトレイ(90)内に垂れ下がり、下端は
ステープルトレイ(90)に収容されることとなる最小サ
イズ(B5)の複写紙の上端より若干低い位置まで延在さ
れ、かつ、ガイド板(93)に取り付けた除電ブラシ(10
6)にまで達している。このマイラシート(105)は、複
写紙がステープルトレイ(90)に送り込まれる途中にあ
っては、複写紙の厚さに応じた“腰”を付けて確実にス
テープルトレイ(90)内に送り込まれる様に機能すると
共に、収容された複写紙の上端部に除電気ブラシ(10
6)と共に当接し、複写紙がガイド板(93)側に倒れた
り、座屈するのを防止する様に機能する。
また、前記搬送ローラ(100)、(101)のニップ部は
挾まれた複写紙がガイド板(93)側に向く様に設定され
ている。これは、ステープルトレイ(90)内に送り込ま
れる複写紙と収容済みの複写紙との接触抵抗を小さくす
るためである。
押さえ部材(110)は、第3図中に示す様に、フレー
ム(51)、(51)に回転自在に装着した支軸(111)、
(111)に固定されており、支軸(111)はアーム(11
2)を介してソレノイド(SL3)に連結され、アーム(11
2)はコイルスプリング(113)にて矢印(b)とは逆方
向に付勢されている。従って、押さえ部材(110)は、
ソレノイド(SL3)がオフされているとき、コイルスプ
リング(113)のばね力で矢印(b)とは逆方向に付勢
され、ストッパピン(114)に当接して、第1図中実線
で示す様に、ガイド板(93)の外方に待機している。一
方、ソレノイド(SL3)がオンされると、支軸(111)、
(111)を支点として矢印(b)方向に回動し、ヘッド
部(110a)がガイド板(93)の窓部(93b)からステー
プルトレイ(90)内に突入し、ステープルトレイ(90)
内に収容された複写紙の上端部を押圧する。また、ヘッ
ド部(110a)には、ステープルトレイ(90)内に突入し
た際、前記マイラシート(105)、除電ブラシ(106)と
の接触を避けるため、切欠き(101b)が形成されてい
る。
パドルホイール(120)は、第2図に示す様に、軸(1
21)の先端に複数の羽根部材を放射線状に取り付け、複
写紙の搬送面上でその搬送方向に対して角度(θ)に設
置したもので、軸(121)はガイド板(93)の外側に固
定されたブラケット(122)に回転自在に装着され、パ
ドルホイール(120)の一部はガイド板(93)に形成し
た長孔(93c)からステープルトレイ(90)内に突入し
いる。ブラケット(122)に固定された正逆回転可能な
モータ(M2)は図示しない減速手段を介してギヤ(12
3)に連結され、ギヤ(123)は軸(121)に固定された
ギヤ(124)と噛合している。従って、パドルホイール
(120)はモータ(M2)にて正逆に回転可能である。
即ち、このパドルホイール(120)は矢印(c)方向
への回転によってステープルトレイ(90)内に搬送され
てきた複写紙を整合基準線(A′)、(A′)が交わる
コーナー部(A)方向に移動させる。この場合、パドル
ホイール(120)の周速(V)は垂直方向成分(Vy)が
搬送ローラ(100)の周速よりも速くなる様に設定され
ているが、その搬送力は搬送ローラ(100)、(101)の
搬送力よりも弱くなる様に設定されている。従って、複
写紙に対するパドルホイール(120)の矢印(c)方向
への回転にる搬送力は複写紙の後端が搬送ローラ(10
0)、(101)のニップ部を通過した後に作用する。搬送
ローラ(100)、(101)を通過した際の複写紙の位置
は、第2図中A4、B5で示した位置である。なお、複写紙
はセンターライン(CL)を中心とする中央基準で搬送さ
れる。
パドルホイール(120)の傾き角度(θ)は、複写紙
の後端が搬送ローラ(100)、(101)を抜けてパドルホ
イール(120)の搬送力が作用し始めたとき、複写紙角
部と整合コーナー部(A)とを結んだ直線と略平行にな
る様に設定されている。これは、パドルホイール(12
0)の回転にて複写紙を最短距離で直接的に整合コーナ
ー部(A)に移動させ、整合性の向上を図るためであ
る。従って、整合コーナー部(A)は、前記複写紙角部
から角度(θ)の延長線(C)上に位置することが望ま
しいが、角度(θ)が45°以下のときは延長線(C)よ
りも下方へ移動した位置、角度(θ)が45°以上のとき
は延長線(C)よりも上方へ移動した位置であっても良
い。また、パドルホイール(120)と搬送ローラ(10
0)、(101)の垂直方向の位置関係は、必ず複写紙が少
なくともいずれかで搬送力を受ける様に設定されている
ことが必要である。
ステープラ(130)は周知の電動式のもので、第2図
に示す様に、受け台(131)がステープル位置にステー
プルトレイ(90)の基板(91)と同一面上に設置され、
ステープルトレイ(90)内に収容整合された複写紙の角
部を綴じる。
[フィニッシャユニットの動作] 次に、フィニッシャユニット(50)の動作について説
明する。
(ノンステープルモード) 複写機本体(1)の排出ローラ対(37)から排出され
た複写紙をステープルすることなく排紙トレイ(80)上
に積載収容する動作モードである。
この場合、切換え部材(70)は第1図中一点鎖線で示
す様に位置し、ローラ(60)、(61)から受け入れられ
た複写紙は、切換え部材(70)の上面(70a)とガイド
板(65)とでガイドされ、排出ローラ(85)、(86)か
ら排紙トレイ(80)上に排出される。
(ステープルモード) 複写紙をステープルトレイ(90)内に収容整合し、ス
テープラ(130)で綴じた後、スタックボックス(161)
(第7図参照)又はスタックユニット(160)(第6図
参照)等に収容する動作モードである。
この場合、切換え部材(70)は第1図中実線で示す位
置に切り換えられ、ローラ(60)、(61)から受け入れ
られた複写紙は、切換え部材(70)の湾曲面(70b)と
ガイド板(92)、(93)の上部とでガイドされ、搬送ロ
ーラ(100)、(101)からステープルトレイ(90)に送
り込まれる。搬送ローラ(100)、(101)の回転と同時
にパドルホイール(120)も矢印(c)方向に正転駆動
去れ、後端が搬送ローラ(100)、(101)から離れた複
写機はパドルホイール(120)の回転による搬送力を受
け、コーナー部(A)方向に移動し、整合される。この
とき、複写紙は搬送ローラ(100)、(101)にてそのニ
ップ部の設定方向に基づいてガイド板(93)側に向く様
に搬送力を受け、かつ、マイラシート(105)に摺接し
て紙厚に応じた“腰”を付けられ、収容済みの複写紙と
の接触抵抗を極力小さくした状態でステープルトレイ
(90)内に順次収容される。同時に、除電ブラシ(10
6)にも摺接し、除電される。また、収容済みの複写紙
上端部にはマイラシート(105)と除電ブラシ(106)の
先端が当接し、複写紙の倒れ、座屈が防止される。
ところで、複写紙が定着装置(17)による加熱等でカ
ールし、上端部がガイド板(93)側に湾曲した状態でス
テープルトレイ(90)に収容されると、次に進入する複
写紙の先端がカールした収容済み複写紙の上端に衝突し
て紙詰まりを誘発することとなる。これを防止するた
め、本実施例では、押さえ部材(110)にて収容済み複
写紙の上端部を押圧することとした。
即ち、複写紙の先端がフォトセンサ(SE2)で検出さ
れてから所定時間後、例えば、複写紙がパドルホイール
(120)の回転にてコーナー部(A)に整合されたタイ
ミングで、ソレノイド(SL3)がオンされ、押さえ部材
(110)が支軸(111)を支点として矢印(b)方向に回
動し、ヘッド部の(110a)がガイド板(93)の窓部(93
b)からステープルトレイ(90)内に突入し、収容済み
複写紙(S1)の上端部を押圧する(第4図参照)。これ
にて、カールした複写紙(S1)の上端部がトレイ底部
[ガイド位置(92)]側に押圧され、カールが矯正され
ることとなる。
一方、押さえ部材(110)は、次の複写紙(S2)の先
端が少なくとも押さえ部材(110)の近傍に達する直前
に、前記ソレノイド(SL3)がオフされることにより、
矢印(b)とは逆方向に回動し、収容済み複写紙(S1)
に対する押圧状態を解除する。
以上の動作にて、収容済みの複写紙(S1)の上端部が
ガイド板(93)側にカールすることが矯正され、次にス
テープルトレイ(90)に送入する複写紙(S2)が衝突し
て紙詰まりが発生することを確実に防止可能である。
また、本実施例の如く、押さえ部材(110)のヘッド
部(110a)が複写紙(S1)の上端部を押圧するとき、切
欠き(110b)にてマイラシート(105)と交差させれ
ば、複写紙の収容性について一層の向上を期待できる。
即ち、第4図に示す様に、押さえ部材(110)のヘッド
部(110a)が収容済み複写紙(S1)の上端部を押圧して
いるとき、マイラシート(105)は切欠き(110b)に位
置し、左方に付勢されることはなく、次に送り込まれる
複写紙(S2)は、第5図に示す様に、押さえ部材(11
0)がステープルトレイ(90)から退避したときと同じ
様に、収容済み複写紙(S1)と十分な間隔を保持してス
テープルトレイ(90)内に収容される。
以上の動作にて、複写紙は1枚ずつ複写面をガイド板
(93)側に向けてページ順にステープルトレイ(90)内
に収容整合される。そして、前記循環式のADF(30)を
使用している場合は1サイクルの複写処理の終了時に出
力されるステープル信号に基づいて、あるいはADF(3
0)を使用していない場合にはオペレータからのステー
プル処理信号に基づいて、ステープラ(130)が動作
し、ステープル位置(D)にて複写紙を綴じる。
ステープル処理が終了すると、ソレノイド(SL2)が
オンされ、ストッパ(95)が第1図中一点鎖線位置に退
避し、ステープルトレイ(90)の底部を開放する。同時
に、モータ(2)が逆転に切り換えられ、パドルホイー
ル(120)が矢印(c)とは逆方向に回転する。これに
て、綴じられた複写紙は自重で、及び、パドルホイール
(120)の回転付勢力で、第2図中右下方向に旋回しつ
つステープルトレイ(90)から下方に排出される。
即ち、複写紙はパドルホイール(120)の逆転による
付勢力で右旋回することにより、ステープル処理された
箇所がステープル位置(D)を避けて排出される。
以上の如く、ステープルトレイ(90)から排出された
複写紙は、第7図に示すスタックボックス(161)、あ
るいは、第6図に示すスタックユニット(160)のスタ
ックボックス(162)内に積載収容される。
[スタックユニットの構成と動作] 次に、スタックユニット(160)について第6図を参
照して説明する。
このスタックユニット(160)は、スタックボックス
(162)をモータ(M3)で正逆方向に回転駆動されるベ
ルト(163)に金具(164)を介して連結し、上下動可能
としたものである。また、スタックボックス(162)の
両側部に形成された窓部(162a)には複写紙検出用のフ
ォトセンサ(SE4)が臨み、スタックボックス(162)内
に積載された複写紙の高さを検出する様になっている。
即ち、ステープル処理が行なわれた複写紙の束がステ
ープルトレイ(90)から排出され、スタックボックス
(162)内に順次積載され、その上部がセンサ(SE4)で
検出されると、モータ(M3)が矢印(d)方向に回転駆
動され、ベルト(163)の回転に伴ってスタックボック
ス(162)が下降する。この下降によって積載された複
写紙の上部がセンサ(SE4)の光軸を離れ、センサ(SE
4)がオフすると前期モータ(M3)がオフされる。これ
にて、複写紙は常に同じ高さの位置へ排出積載されるこ
とになる。
[フィニッシャユニットの操作パネル] 次に、フィニッシャユニット(50)の操作パネルにつ
いて第9図を参照して説明する。
(SW1)はモード選択スイッチ、(170)はノンステー
プルモード表示LED、(171)はステープルモード表示LE
Dで、初期状態にあってはノンステープルモードに設定
され、選択スイッチ(SW1)を1回押圧するごとにステ
ープルモード、ノンステープルモードに順次切り換えら
れ、表示LED(170),(171)のいずれかが点灯する。
前記ADF(30)を使用してステープルモードを実行す
る際は、ステープル動作のタイミング等は以下に説明す
る様に複写紙本体(1)の制御部との通信にて自動的に
処理される。ADF(30)を使わないでステープルモード
を実行する際には、最初に選択スイッチ(SW1)をオン
してステープルモードを選択し、所定枚数のコピー終了
後、再度選択スイッチをオンすることによってステープ
ル処理を行なう。
また、(SW2)はステープル解除スイッチで、ADF(3
0)を使用してステープルモードを実行中に、オンする
ことによりステープルモードを解除するためのものであ
る。例えば、10部のコピーを実行中に8部のみステープ
ル処理を行ない、残りの2部はステープルしないで取り
出したい場合、8部目のステープルモード実行中にこの
解除スイッチ(SW2)をオンすることにより、9部目以
降の複写紙を排紙トレイ(80)へ排出する様に制御す
る。
(172)はスタック部数表示器で、ステープル処理さ
れたセット部数を表示するもので、複写機本体(1)の
制御部からの信号に基づいてインクリメントされ、クリ
ア信号等に基づいてリセットされる。
[制御回路] 第10図は、複写装置の制御回路を示す。CPU(1000)
は、ADF(30)及び複写機本体(1)の動作制御を行う
マイクロコンピュータである。ポート(QB)からADF(3
0)の各種可動エレメントへの制御信号が出力され、ま
た、ポート(QC)にはADF(30)の状態を示す信号が入
力される。ポート(QD)から複写機本体(1)の各種エ
レメントへの制御信号が出力され、また、ポート(QE)
には複写機本体(1)の状態を示す信号が入力される。
ポート(QF)には、操作パネル(300)の各種設定ボタ
ン及びテンキー(304)からの数値データなどが入力さ
れる。
CPU2(2000)は、フィニッシャユニット(50)の動作
制御を行うマイクロコンピュータである。ポート(PB)
にはデコーダ(175)を介して表示LED(170)、(171)
が接続され、ポート(PC)にはデコーダ(176)を介し
てスタック部数表示器(172)が接続されている。ポー
ト(QD)にはローラ(60)、(85)、(100)を駆動す
るモータ(M1)が接続され、ポート(PE)には正逆転ド
ライバ(177)を介してパドルホイール(120)を駆動す
るモータ(M2)が接続されている。ポート(PF)、(P
G)、(PH)には切換え部材(70)を駆動するソレノイ
ド(SL1)、ストッパ(95)を駆動するソレノイド(SL
2)、押さえ部材(110)を駆動するソレノイド(SL3)
がそれぞれ接続されている。ポート(PI)にはドライバ
(178)を介してステープラ(130)が接続されている。
また、ポート(PJ)〜(PN)にはスイッチ(SW1)、(S
W2)、センサ(SE2)、(SE3)が接続されている。
そして、前記CPU1(1000)とCPU2(2000)とはポート
(QA)とポート(PA)との間で、ADF信号、ステープル
信号、コピー信号、排出信号、コピーウエイト信号、オ
ートリセット信号、オールリセット信号等の授受を行っ
ている。ここで、オートリセット信号とは、複写動作終
了後一定時間複写機が操作されないとき複写機のモード
を初期モードにリセットするオートリセット機構が働い
た時、CPU1(1000)から出される信号であり、オールリ
セット信号は、所定の操作キー、たとえばオールリセッ
トボタン(303)を押すことによって複写機のモードを
初期モードにリセットするオールリセット機構が働いた
時、CPU1(1000)から出される信号である。また、上記
所定の操作キーはオールリセットボタン(303)に限定
されず他の操作キーを兼用してもよい。
[制御手順] 第11図は、CPU1(1000)によって実行される複写機の
メインルーチンを示すフローチャートである。
電源が投入されると、CPU1(1000)にリセットが掛
り、プログラムがスタートする。ステップ(S1)でCPU1
(1000)に内蔵されているRAM、各種レジスタをクリア
すると共に各種可動エレメントを初期状態とするための
初期設定を行う。次に、ステップ(S2)で内部タイマを
スタートさせる。内部タイマは、このルーチンの1ルー
チン所要時間を定めるものである。
ステップ(S3)では、CPU2(2000)から送られてくる
ウエイト信号の状態を判別する。ウエイト信号が「1」
であれば直接ステップ(S7)に進む。ウエイト信号が
「0」であれば、ステップ(S4)で信号処理サブルーチ
ン、ステップ(S5)でADF制御サブルーチン、ステップ
(S6)で複写制御サブルーチンを順次実行してステップ
(S7)に進む。そして、ステップ(S7)において前記ス
テップ(S2)でスタートした内部タイマの終了を待って
ステップ(S2)に戻る。
以下、上記ステップ(S4)の信号処理サブルーチンに
ついて説明する。なお、上記ステップ(S5)、(S6)の
ADF制御サブルーチン及び複写制御サブルーチンは周知
のものと同様であり、本実施例においては説明を省略す
る。
第12図は第11図のステップ(S4)の信号処理サブルー
チンを示したものである。
まず、ステップ(S401)でADFを使用しているか否か
を判断する。ADFを使用していなければ、ステップ(S40
3)でADF信号を「0」にセットしてステップ(S408)へ
進む。そして、ADFを使用していれば、ステップ(S40
2)でADF信号を「1」にセットした後、ステップ(S40
4)でステープル信号が「0」か否かを判断する。ここ
で、ステープル信号が「0」でなければ、ステープル信
号を「0」にセットしてステップ(S408)へ、一方、ス
テープル信号が「0」であるとともに1サイクルのコピ
ーが終了していなければそのままステップ(S408)へ、
1サイクルのコピーが終了していればステップ(S407)
でステープル信号を「1」にセットしてステップ(S40
8)へ進む。つまり、ADFを使用して1サイクルのコピー
が全て終了した時、ステープル信号が「1」にセットさ
れステープル処理が施されることになる。
ステップ(S408)では、コピー中か否かを判断する。
コピー中であればステップ(S409)でコピー信号を
「0」に、コピー中でなければステップ(S410)でコピ
ー信号を「1」にセットする。次にステップ(S411)で
センサ(SE1)がOFFか否かを判断して、OFFならばステ
ップ(S413)で排出信号を「1」に、OFFでなければス
テップ(S412)で排出信号を「0」にセットする。
次にステップ(S414)でオートリセット機構が作動し
たか否かを判断して、作動していなければステップ(S4
15)でオートリセット信号を「0」に、作動していれば
ステップ(S416)でオートリセット信号を「1」にセッ
トする。また、次のステップ(S417)ではオールリセッ
トボタン(303)のオンエッジを判断し、オンエッジつ
まりオールリセットボタン(303)が押されたならステ
ップ(S419)でオートリセット信号を「1」に、オンエ
ッジでなければステップ(S418)でオートリセット信号
を「0」にセットし複写機のメインルーチンへ戻る。
次に第13図は、CPU2(2000)によって実行されるフィ
ニッシャユニット(50)のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
CPU2(2000)にリセットが掛かり、プログラムがスタ
ートすると、まず、ステップ(S10)で(RAM)のクリ
ア、各種レジスタのイニシャライズ及び各装置を初期モ
ードにするための初期設定を行なう。次に、ステップ
(S20)で内部タイマをスタートさせる。内部タイマ
は、このメインルーチンの1ルーチンの所要時間を定め
るものである。
次に、ステップ(S30)〜(S70)に示す各サブルーチ
ンをコールし、全てのサブルーチンの処理が終了する
と、ステップ(S80)で前記内部タイマの終了を待っ
て、ステップ(S20)へ戻る。この1ルーチンの時間の
長さを使って各サブルーチンで登場する各種タイマのカ
ウントを行なう。
また、複写機本体(1)のCPU1(1000)からの割込み
要求があったときには、ステップ(S90)で割込み処理
を行なう。
第14図は、本発明に係るステップ(S30)で実行され
るオートリセット・オールリセットチェックのサブルー
チンである。ステップ(S301)で複写機本体(1)側よ
り出力されるオートリセット信号があるか否かを判定
し、なければ次にステップ(S302)で複写機本体(1)
側より出力されるオールリセット信号があるか否かを判
定し、なければリターンする。そして、ステップ(S30
1)又はステップ(S302)で各信号があると判定する
と、ステップ(S303)でステープルトレイ(90)内の複
写紙の有無を検知するセンサ(SE3)がオンかを判定す
る。オン(複写紙がなし)の場合はリターンし、オフ
(用紙があり)の場合はステップ(S304)でソレノイド
(SL2)をオンしてストッパ(95)を開放するとともに
タイマ(T4)をスタートさせる。このタイマ(T4)は、
パドルホイール(120)を逆転させるタイミングをとる
ためのものでステップ(S305)でタイマ(T4)の終了が
確認されるとステップ(S306)でモータ(M2)がオフし
ていることを確認してステップ(S307)でモータ(M2)
を逆転オンし、パドルホイール(120)を第1図中矢印
(c)と逆方向に回転させる。上記の操作によって複写
紙はステープルトレイ(90)から排出される。ステップ
(S308)では、センサ(SE3)がオンかを判定し、オン
すなわちステープルトレイ(90)内に複写紙がないこと
が検出されるとステップ(S309)において排出フラグを
「1」にセットし、ソレノイド(SL2)及びモータ(M
2)をオフした後リターンする。
第15図はステップ(S40)で実行されるステープルモ
ード解除のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S41)で排出フラグが「1」か否か
を判定し、ステップ(S42)でステープルモード解除フ
ラグが「1」が否かを判定する。この排出フラグはステ
ープル処理された複写紙がスタックボックス(161)へ
収容されると「1」にセットされ、続いて実行される複
写サイクルの複写紙がステープルトレイ(90)へ収容さ
れると「0」にリセットされる。また、ステープルモー
ド解除フラグは解除スイッチ(SW2)がオンされると
「1」にセットされる。いずれも「1」であれば、ステ
ップ(S43)で動作モードをノンステープルモードと
し、排出フラグを「0」にリセットすると共に、ステー
プルモード解除フラグを「0」にリセットする。
次に、ステップ(S44)で解除スイッチ(SW2)がオン
エッジか否かを判定し、オンエッジであればステップ
(S45)で動作モードとしてステープルモードが設定さ
れているか否かを判定し、ステープルモードに設定され
ていれば、ステップ(S46)でステープルモード解除フ
ラグを「1」にセットする。即ち、解除スイッチ(SW
2)は複写中でも受付け可能になっており、ステープル
モード解除フラグが「1」にセットされ、前記ステップ
(S41)〜(S43)で現在の複写サイクルの複写紙がステ
ープル処理され、スタックボックス(161)に収容され
た時点で動作モードをステープルモードからノンステー
プルモードに変更する様になっている。
第16図はステップ(S50)で実行されるモード設定の
サブルーチンを示す。
ここでは、まず、ステップ(S51)でモード選択スイ
ッチ(SW1)がオンエッジか否かを判定し、オンエッジ
であればステップ(S52)でコピー信号が「0」か否か
を判定する。コピー信号は複写紙本体(1)でコピー動
作中「1」にセットされている。従って、コピー信号が
「0」でコピー動作中でないと判定されると、ステップ
(S53)で動作モードとしてステープルモードが設定さ
れているか否かを判定する。ステープルモードでなけれ
ばステップ(S57)でステープルモードを設定する。ス
テップ(S53)でステープルモードが設定されていれ
ば、ステップ(S54)でADF信号が「1」か否か、即ちAD
F(30)を使用してのコピーか否かを判定し、使用して
いればステップ(S55)でノンステープルモードに設定
する。ADF(30)を使用していなければ、ステップ(S5
6)でステープルトレイ(90)内の複写紙を検出するセ
ンサ(SE3)がオフか否かを判定し、オフされていなけ
れば(トレイ(90)内に複写紙がない場合)ステップ
(S55)でノンステープルモードに設定する。センサ(S
E3)がオフされていれば、(トレイ(90)内に複写紙が
ある場合)、第18図に示す搬送整合ルーチンのステップ
(S615)に移行する。即ち、ADF(30)を使用しないで
複写を行ないステープル処理する場合には、自動的にス
テープル処理を実行するための信号(ステープル信号)
が発生しないため、スイッチ(SW1)のオンで強制的に
ステープル処理を行なう。なお、センサ(SE3)がオフ
していれば、ステープルトレイ(90)内に複写紙が存在
するためステープルされるが、オンであれば複写紙が存
在しないためステープルせずに動作モードのみをノンス
テープルモードに変更する。
第17図及び第18図はステップ(S60)で実行される搬
送整合のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S601)でコピー信号が「1」か否
か、ステップ(S602)で動作モードとしてステープルモ
ードが設定されているか否かを判定する。いずれもYES
であれば、ステップ(S603)でソレノイド(SL1)をオ
ンし、切換え部材(70)を第1図中実線位置に切り換え
ると共に、排出フラグを「0」にリセットする。
次に、ステップ(S604)で複写機本体(1)の排紙部
に設置したセンサ(SE1)の状態を示す排出信号のオン
エッジを確認のうえ、ステップ(S605)でモータ(M1)
をオンすると共に、モータ(M2)を正転オンする。これ
にて、ローラ(60)、(85)、(100)が回転駆動され
ると共に、パドルホイール(120)が矢印(c)方向に
正転駆動される。
次に、ステップ(S606)でステープル通路に設置しセ
ンサ(SE2)のオフエッジを確認のうえ、ステップ(S60
7)でソレノイド(SL3)をオフすると共に、タイマ(T
1)をスタートさせる。ソレノイド(SL3)のオフにて押
さえ部材(110)のヘッド部(110a)がステープルトレ
イ(90)から退避する。そして、ステップ(S608)でタ
イマ(T1)の終了が確認されると、ステップ(S609)で
整合終了フラグが「0」であるか否かを判定する。いず
れもYESであれば、ステップ(S610)でソレノイド(SL
3)をオンし、押さえ部材(110)のヘッド(110a)をス
テープルトレイ(90)内に突入させ、収容された複写紙
の上端部を押圧する。
次にステップ(S611)で再びタイマ(T1)の終了を確
認のうえ、ステップ(S613)でモータ(M1)、(M2)を
オフする。次に、ステップ(S614)でステープル信号が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S61
5)でステープル処理を行なうための整合終了フラグを
「1」にセットすると共に、ウエイト信号を「1」にセ
ットして複写機本体(1)の動作を禁止する。また、AD
F(30)を使用していないのであれば、ステープル処理
をすべきか否か明確でないのでメインルーチンにリター
ンし、次のサブルーチン(S70)に移行する。
一方、前記ステップ(S602)でNOと判定され、ノンス
テープルモードを実行する場合には、まず、ステップ
(S612)でソレノイド(SL1)をオフし、切換え部材(7
0)を第1図中一点鎖線位置に保持すると共に、排出フ
ラグを「0」にリセットする。次に、ステップ(S622)
で排出信号のオンを確認のうえ、ステップ(S623)でモ
ータ(M1)をオンし、ローラ(60)、(85)を回転駆動
する。
次に、ステップ(S624)で排出信号のオフエッジが確
認されると、ステップ(S625)でタイマ(T2)をスター
トさせる。タイマ(T2)は複写紙が排紙トレイ(80)に
排出されるまでの時間がセットされており、ステップ
(S626)でこのタイマ(T2)の終了が確認され、続くス
テップ(S627)でコピー信号が「0」であると判定され
ると、ステップ(S628)でモータ(M1)をオフし、この
サブルーチンを終了する。
第19図はメインルーチンのステップ(S70)で実行さ
れるステープル・スタック処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S701)で整合終了フラグが「1」か
否かを判定し、ステップ(S702)でタイマ(T3)フラグ
が「0」か否かを判定する。いずれもYESであれば、即
ち、複写紙のステープルトレイ(90)内での整合が終了
すると、ステップ(S703)でタイマ(T3)フラグを
「1」にセットし、ステープラ(130)をオンして複写
紙を綴じる。なお、このステープラ動作信号は瞬時的に
オフされる。同時に、タイマ(T3)をスタートさせる。
タイマ(T3)はストッパ(95)を開放するタイミングを
とるためのもので、ステップ(S704)でタイマ(T3)の
終了が確認されると、ステップ(S705)でソレノイド
(SL2)がオフされているか否かを判定する。オフであ
ればステップ(S706)でソレノイド(SL2)をオンして
ストッパ(95)を開放すると共に、タイマ(T4)をスタ
ートさせる。これにて、ステープル処理された複写紙が
落下し始める。タイマ(T4)はパドルホイール(120)
を逆転させるタイミングをとるためのもので、ステップ
(S707)でタイマ(T4)の終了が確認されると、ステッ
プ(S708)でモータ(M2)がオフされていることを確認
のうえ、ステップ(S709)でモータ(M2)を逆転オン
し、パドルホイール(120)を矢印(c)とは逆方向に
回転させる。これにて、複写紙は第2図中右方向に旋回
しつつ落下し、ステープル処理された箇所がステープル
位置(D)を避けてステープルトレイ(90)から排出さ
れる。
次に、ステップ(S710)でステープルトレイ(90)内
の複写紙を検出するセンサ(SE3)がオンであるか否か
を判定し、オンであれば、即ち、ステープルトレイ(9
0)から複写紙が排出されたことが検出されると、ステ
ップ(S711)でタイマ(T3)フラグ、整合終了フラグ、
ウエイト信号を「0」にリセットし、排出フラグを
「1」にセットすると共に、ソレノイド(SL2)、モー
タ(M2)をオフし、かつ、カウントアップして表示器
(172)にスタック部数を表示する。
[ステープル操作モード] ステープル処理を行う際、ユーザーが選択可能な操作
モードとして、オートステープルモードおよびマニュア
ルステープルモードである。
(オートステープルモード) オートステープルモードは、ユーザーがADF(30)を
使用してステープル処理を行う場合のもので、ADF(3
0)により搬送される原稿を所定部数コピーして自動的
にステープル処理を施しスタックユニット(160)に排
出する。この場合の処理の手順を概略説明すると、ま
ず、ADF(30)を使用しているため第12図のステップ(S
402)でADF信号が「1」にセットされ、その後、1サイ
クルのコピー終了後ステープル信号も「1」にセットさ
れる。そして、第18図の搬送整合ルーチンのステップ
(S615)で整合終了フラグが「1」にセットされ、その
結果、第19図のステープル・スタックルーチンのステッ
プ(S703)でステープルされた後、ステップ(S706)で
用紙排出用のストッパ(95)の解除が行われる。つま
り、オートステープルモードにおいては、以上の処理が
所定部数回、自動的に行われることになる。
(マニュアルテープルモード) マニュアルテープルモードは、ADF(30)を使用しな
いでユーザーがコピーをして、それらをステープルする
ものである。ユーザーの操作としては、まず、モード選
択スイッチ(SW1)によりステープルモードを選択した
後、ステープル処理する分のコピーをする。そして再
度、モード選択スイッチ(SW1)を押すことでステープ
ル処理およびステープルトレイ(90)からの排出が行わ
れる。この場合の処理の手順をフローチャートにより概
略説明すると、まず、ADF(30)を使用していないため
第12図のステップ(S403)でADF信号が「0」にセット
される。コピー終了後、ステープル処理のためモード選
択スイッチ(SW1)を押すと第16図のステップ(S51)で
「YES」と判断され、ステップ(S52)、ステップ(S5
3)、ステップ(S54)へと順次進み、ステップ(S54)
ではADF信号が「0」にセットされているためステップ
(S56)へと進む。ステップ(S56)ではステープルトレ
イ(90)内に用紙があるためセンサ(SE3)がオフとな
り、第18図のステップ(S615)へと処理が移り、整合終
了フラグが「1」にセットされる。その結果、第19図の
ステープル・スタックルーチンのステップ(S703)でス
テープルされた後、ステップ(S706)で用紙排出用もス
トッパ(95)の解除が行われ、マニュアルステープルが
完了する。
[変形例] 上記実施例においては、マニュアルステープルモード
時ステープルトレイ(90)内に残された複写紙をオート
リセット機構又はオールリセット機構により排出する場
合、第14図に示す様にステープル処理を行わずにそのま
ま排出する様な制御方式となっている。しかし、このよ
うにステープルトレイ(90)内の複写紙をそのまま排出
すれば、複写紙がばらばらになる恐れがある。そのた
め、複写紙を排出する前にステープル処理を行う様な制
御方式を変形例として説明する。この制御方式では、第
14図のオートリセット・オールリセットチェックルーチ
ンの代わりに第20図に示すルーチンを使用するのであ
る。この第20図のルーチンは、第14図のステップ(S30
4)以降を第19図に示すステープル・スタックルーチン
のステップ(S7102)以降の処理と置き換えたものであ
る。ただし、ステップ(S711)中のカウントアップおよ
びカウント表示処理は、オートステープルモード時の処
理であるため省いている。つまり、この第20図のルーチ
ンを使用すれば、オートリセット信号又はオールリセッ
ト信号が検知された場合、オートステープルモード時と
同様に、ステープルトレイ(90)内の複写紙がステップ
(S311)でステープル処理が施された後にスタックユニ
ット(160)に排出されることになる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る複写機
では、複写機本体から排出された用紙を収容整合してス
テープル処理を行い排出する用紙収容装置内に取り残さ
れた複写紙をオートリセット時やオールリセット時にス
テープル処理して排出することで、その複写紙と次に複
写機本体から用紙収容装置内に排出される関係のない複
写紙とを誤ってステープルしてしまうことがなくなる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は用紙収容装置の断面図、第2図は第1図のE矢
視図、第3図は用紙収容装置内の用紙押さえ部材部分の
斜視図、第4図、第5図はステープルトレイ内への複写
紙搬送状態を説明するためのステープルトレイの断面
図、第6図はスタックユニットを用紙収容装置に付設し
た状態の断面図、第7図は複写機本体へ用紙収容装置を
連結した状態を示す概略断面図、第8図は複写機本体の
操作パネルの平面図、第9図はフィニッシャユニットの
操作パネルの平面図、第10図は制御回路のブロック図、
第11図ないし第20図は制御手順を示すフローチャート図
である。 (1)……複写機本体 (30)……循環式自動原稿搬送装置(ADF) (50)……フィニッシャユニット (90)……ステープルトレイ (95)……ストッパ (130)……ステープラ (303)……オールリセットキー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機本体から排出された用紙を収容する
    用紙収容手段と、用紙収容手段内の用紙のステープル処
    理を行うステープル手段と、用紙収容手段から用紙を排
    出する用紙排出手段とを有するフィニッシュ装置を備え
    た複写機において、 複写動作終了後に自動的にステープル処理を行う自動ス
    テープルモード、あるいは、複写動作終了後に手動によ
    るステープル処理指示の入力に応じて、ステープル処理
    を行う手動ステープルモードを選択するステープルモー
    ド選択手段と、 複写機のモードを初期モードにリセットするリセット手
    段と、 該用紙収容手段内に用紙が収容されているか否かを検知
    する用紙検知手段と、 手動ステープルモードが選択されているとき、前記リセ
    ット手段により該複写機のモードがリセットされ、前記
    用紙検知手段によって前記用紙収容手段内に用紙がある
    と検知された場合には、手動によるステープル処理指示
    がなくても、ステープル手段によるステープル処理を施
    してから該用紙を排出するようにフィニッシュ装置を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする複写機。
JP63012411A 1988-01-21 1988-01-21 複写機 Expired - Lifetime JP2730032B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63012411A JP2730032B2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21 複写機
US07/299,620 US4905055A (en) 1988-01-21 1989-01-19 Copying machine provided with a paper handling device with a paper stapling function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63012411A JP2730032B2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21 複写機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01187177A JPH01187177A (ja) 1989-07-26
JP2730032B2 true JP2730032B2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=11804520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63012411A Expired - Lifetime JP2730032B2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21 複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2730032B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031586B2 (ja) * 1992-04-30 2000-04-10 三田工業株式会社 画像形成装置
JP2012083666A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び記録媒体
JP2015040089A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置並びに画像形成システムの制御方法
JP7224866B2 (ja) 2018-11-14 2023-02-20 キヤノン株式会社 画像形成システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62290678A (ja) * 1986-06-09 1987-12-17 Canon Inc 画像記録装置
JPH079549B2 (ja) * 1986-02-25 1995-02-01 キヤノン株式会社 ステープル装置
JPH0827582B2 (ja) * 1986-06-09 1996-03-21 キヤノン株式会社 複写装置
JPS62290669A (ja) * 1986-06-06 1987-12-17 Canon Inc シ−ト後処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01187177A (ja) 1989-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2961944B2 (ja) 画像形成装置
US5013021A (en) Paper container with a paper binding function
US4905055A (en) Copying machine provided with a paper handling device with a paper stapling function
JPH0255369A (ja) 画像形成装置
US4852867A (en) Copying apparatus having an automatic document feeder with document circulating function and a paper container with paper binding function
JP2730032B2 (ja) 複写機
JPH0286550A (ja) シート後処理制御装置
JPH01127564A (ja) 用紙収容装置
JP2837999B2 (ja) シート後処理装置及びこの装置を備える画像形成装置
JPH02269370A (ja) 複写装置
JP2990848B2 (ja) フィニッシャ
JPH01247372A (ja) 複写機
JPH01236167A (ja) 複写機
JPH117170A (ja) 画像形成装置
JPH01187178A (ja) 複写機
JPH02226263A (ja) 複写装置
JP2575668B2 (ja) 用紙収容装置
JP3276016B2 (ja) 複写機のマルチジョブ制御装置
JPH0256361A (ja) 画像形成装置
JP2707738B2 (ja) 用紙処理装置
JPH0238262A (ja) シート後処理制御装置
JP2895984B2 (ja) 製本装置
JP2633629B2 (ja) 原稿循環型複写装置
JPS6397577A (ja) 用紙収容装置
JPH01236166A (ja) 複写機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11