JP2729873B2 - 情報機器、これに使用される光結合装置およびその制御方法 - Google Patents

情報機器、これに使用される光結合装置およびその制御方法

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JP2729873B2
JP2729873B2 JP7653392A JP7653392A JP2729873B2 JP 2729873 B2 JP2729873 B2 JP 2729873B2 JP 7653392 A JP7653392 A JP 7653392A JP 7653392 A JP7653392 A JP 7653392A JP 2729873 B2 JP2729873 B2 JP 2729873B2
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幸久 織田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検出物体の有無を複
数箇所で無接点で検出する情報機器、これに使用される
光結合装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光結合装置(フオトインタラプ
タ)は、図7の如く、発光素子27、受光素子28、増
幅器29およびトランジスタ30からなり、発光素子2
7に電流を流して発光させ、受光素子28への入射光が
スレツシユ光量以上入光しているか否かにより、ハイま
たはロウの出力を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、光結合装置が搭
載される情報機器、例えば複写機においては、高機能化
に伴い、光結合装置の使用個数が増加しており、図8の
如く、複写機内の制御装置21が個々の光結合装置の検
知状態を知る場合、個々の信号出力ラインV0を制御装
置21に接続する必要があり、機器内の配線が煩雑とな
り、機器の小型化の妨げになつている。
【0004】また、制御装置の入力ポートの数も多くな
り、制御装置21のコストアツプ要因となつている。
【0005】また、従来の光結合装置においては、使用
個数の増加に伴ない、複写機等の情報機器内でのコネク
タ等による接続数を増加する。このためコネクタ等の機
能が確実であるかを製造時および複写機のメンテナンス
時に行ないたいとの要望もある。
【0006】さらに、従来の光結合装置は、発光素子、
受光素子の電源は常時ON状態のため光結合装置の数量
が増加すると消費電流が増加する。このため、光結合装
置の低消費電流化が望まれている。
【0007】本発明は、上記課題に鑑み、配線を簡略化
でき、さらに消費電流の低減が行える情報機器、これに
使用される光結合装置およびその制御方法の提供を目的
とする。
【0008】また、本発明は、機器製造時およびメンテ
ナンス時に、配線の接続チエツクを電気的に行える情報
機器、これに使用される光結合装置およびその制御方法
の提供をも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1,2の如く、被検出物の有無を複数
箇所で無接触で検出する複数個の光結合装置20が外部
制御装置21に接続されてなり、該各光結合装置20
は、発光素子6と、受光素子5と、これらを駆動制御す
る内部制御手段19とから構成され、該内部制御手段1
9は信号入力ライン端子DATAINおよび信号出力ラ
イン端子DATAOUTを有し、前記信号出力ライン端
子DATAOUTが次段の光結合装置20の信号入力ラ
イン端子DATAINに接続されてなる情報機器におい
て、前記内部制御手段19に、前記信号入力ライン端子
DATAINと信号出力ライン端子DATAOUTとを
断線状態から短絡状態に切換えるための信号ライン短絡
回路15が設けられ、該信号ライン短絡回路15の短絡
状態により、複数個の光結合装置20がリング接続状態
からバスライン接続状態に切換わるよう構成されたもの
である。
【0010】本発明請求項2による課題解決手段は、請
求項1記載の情報機器に使用される光結合装置20であ
つて、請求項1記載の各内部制御手段19に、信号入力
ライン端子DATAINからのデータビツト列信号に単
位数値を加算してアドレス番号を生成する加算回路9
と、該加算回路9で生成されたアドレス番号を記憶する
記憶回路10と、該アドレス番号としてのデータビツト
列信号を信号出力ライン端子DATAOUTへ出力する
出力制御回路14と、前記記憶回路10のアドレス番号
記憶後に請求項1記載の信号ライン短絡回路15を短絡
状態に切換えかつ記憶回路10への新たな記憶を禁止す
るタイミング制御回路7とを有せしめられたものであ
る。
【0011】本発明請求項3による課題解決手段は、請
求項2記載の光結合装置20の各アドレス番号を生成す
る方法であつて、情報機器の電源立上げ時および外部制
御装置が必要とするときに、複数の光結合装置20が、
信号ライン短絡回路15の断線状態により互いにリング
接続状態とされ、外部制御装置21から最前段の光結合
装置20にデータビツト列信号を送信し、該最前段の光
結合装置20から後段の光結合装置20まで、各内部制
御手段19の加算回路9でデータビツト列に単位数値を
順次加算して、光結合装置20ごとに異なるアドレス番
号を夫々生成し、同時に該アドレス番号を各光結合装置
20の記憶回路10にて夫々記憶し、各光結合装置20
の記憶回路10での記憶後に、タイミング制御回路7に
よつて、記憶回路10を記憶禁止状態とし、かつ信号ラ
イン短絡回路15を短絡状態にしてバスライン接続状態
に切換え、以後、この状態を内部制御手段19への電源
供給が無くならない限り保持するものである。
【0012】本発明請求項4による課題解決手段は、請
求項2記載の光結合装置20を駆動する制御方法におい
て、各光結合装置20の各信号ライン短絡回路15を短
絡状態に切換え全光結合装置20の接続状態をバスライ
ンとした後、外部制御装置21にて特定の光結合装置2
0の駆動用アドレス信号を前記バスライン上の全光結合
装置20に送信し、各光結合装置20で、該駆動用アド
レス信号と各記憶回路10のアドレス番号とを比較し、
これらが一致した光結合装置20のみ、その発光素子6
および受光素子5を駆動し、出力制御回路14にて、受
光素子5での受光結果を、信号出力ライン端子DATA
OUTから前記バスラインを通じて外部制御装置21へ
出力するものである。
【0013】請求項5における課題解決手段は、図3〜
5の如く、請求項3または請求項4記載の外部制御装置
21は、データビツト列信号の送信時以外は、出力値を
ハイレベルまたはロウレベルに固定し、データビツト列
の送信時には、その前部に識別用スタートビツトを付加
するものである。
【0014】請求項6における課題解決手段は、図3〜
5の如く、請求項3または請求項4記載の外部制御装置
21を、各光結合装置20のクロツク信号ライン端子C
LKにバスラインを介して接続し、データビツト列信号
の送信時以外は、各クロツク信号ライン端子CLKにハ
イレベルまたはロウレベル固定出力値を送信し、データ
ビツト列の送信時には、各クロツク信号ライン端子CL
Kにクロツク信号を送信するものである。
【0015】
【作用】上記請求項1〜3による課題解決手段におい
て、情報機器の電源立上げ時に、信号ライン短絡回路1
5を断線状態として、複数の光結合装置20を互いにリ
ング接続状態とし、外部制御装置21から最前段の光結
合装置20にデータビツト列信号を送信し、最前段の光
結合装置20から後段の光結合装置20まで、各内部制
御手段19の加算回路9でデータビツト列に単位数値を
順次加算して、光結合装置20ごとに異なるアドレス番
号を夫々生成し、同時に該アドレス番号を各光結合装置
20内で夫々記憶する。
【0016】各光結合装置20内の記憶後に、タイミン
グ制御回路7によつて、記憶回路10を記憶禁止状態と
し、かつ信号ライン短絡回路15を短絡状態にしてバス
ライン接続状態に切換え、以後、この状態を内部制御手
段19への電源供給が無くならない限り保持する。
【0017】請求項4では、被検出物の検出時に、各光
結合装置20の各信号ライン短絡回路15を短絡状態に
切換えバスライン接続状態とした後、外部制御装置21
にて特定の光結合装置20の駆動用アドレスとしてのデ
ータビツト列信号信号をバスライン上の全光結合装置2
0に送信し、該駆動用アドレス信号と各記憶回路10の
アドレス番号とを比較し、これらが一致したときのみそ
の特定の発光素子6および受光素子5を駆動し、出力制
御回路14にて、受光素子5での受光結果を、信号出力
ライン端子DATAOUTおよびバスラインを介して外
部制御装置21へ出力する。
【0018】請求項5では、データビツト列信号の送信
時以外は、外部制御装置21からの出力値をハイレベル
またはロウレベルに固定し、データビツト列の送信時に
は、その前部に識別用スタートビツトを付加して、これ
らの間の識別を確実にする。
【0019】請求項6では、データビツト列信号の送信
時以外は、各クロツク信号ライン端子CLKにハイレベ
ルまたはロウレベル固定出力値を送信し、データビツト
列の送信時には、各クロツク信号ライン端子CLKにク
ロツク信号を送信して、これらの間の識別を確実にす
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す光結合装置の
ブロツク図、図2はその光結合装置を複数個配設した接
続図、図3は記憶回路の記憶をしたデータビツト列が接
続順に切り換わる様子を示す図、図4は光結合装置の入
力タイミングチヤート、図5は外部制御装置と光結合装
置との間で送受信されるデータのタイミングチヤート、
図6は光結合装置の断面図である。
【0021】図示の如く、本実施例の情報機器は、例え
ば複写機において、複写用紙等の被検出物が正常に搬送
されているか否かを複数の検出場所にて無接触で検出で
きるもので、特に、各検出場所に検出用透過型光結合装
置(フオトインタラプタ)20が配置され、ここからの
検出結果を外部制御装置21で読み取るよう構成され
る。
【0022】このように、外部制御装置21にて特定の
光結合装置20の状態を検出したい場合、図8に示した
ように各光結合装置20を直接接続すると検出可能とな
るが、配線が複雑となるため、本実施例では、図2の如
く、各光結合装置20を直列に接続している。そして、
各光結合装置20に何らかのアドレス番号を予め付与し
ておき、このアドレス番号を外部制御装置21が指定す
ることにより、その光結合装置20の検出場所での被検
出物の有無を検出する。
【0023】ここで、このアドレス番号を、予め製造段
階で各光結合装置20の内部に固定入力しておく方法が
考えられるが、そうすると、光結合装置20を情報機器
内に取り付ける際、アドレス番号の順番を誤らないよう
に注意しなければならない。このため、各光結合装置2
0の外装表面にマーキングしたり、取り付け後にアドレ
ス番号通り取り付けたか否かを点検したりしなければな
らず、そのための労力は軽くはない。
【0024】そこで、本実施例では、情報機器の電源立
上げ時に、各光結合装置20のアドレス番号を初めて付
与し、これを各光結合装置20の内部に記憶させるもの
である。
【0025】この場合、各光結合装置20のアドレス番
号は順番に付与するのが望ましいため、光結合装置20
同士の接続をリング接続状態とし、光結合装置20間で
データビツト列信号を順次送信する度に、そのデータビ
ツト列に単位数値を加算して、各光結合装置20ごとに
異なるアドレス番号を付与すればよい。
【0026】なお、光結合装置20同士をリング接続す
る場合、外部制御装置21によつて最前段の光結合装置
20にデータを送信してから、最後段の光結合装置20
に至るまでの時間が、全体として遅くなるという欠点が
ある。この欠点は、情報機器の立上げ時においては、情
報機器の他の部分の立上げに時間がかかることもあつ
て、ほとんど問題にならないが、外部制御装置21で特
定の光結合装置20の状態を検出しようとする場合に
は、極めて非効率である。
【0027】そこで、本実施例では、情報機器の立上げ
時以外のときは、各光結合装置20の接続を、リング接
続から、信号入力端子と出力端子を短絡してデータバス
ライン接続に自動的に切換え、瞬時の検出を可能として
いる。
【0028】以下、上記情報機器およびこれに使用され
る光結合装置の子細を説明する。
【0029】まず、本実施例の透過型光結合装置(フオ
トインタラプタ)20は、図6の如く、発光素子6と、
増幅器、出力トランジスタを内蔵した受光素子5と、該
発光素子6および受光素子5を駆動制御する内部制御手
段19とからなる。
【0030】前記発光素子6および受光素子5は、被検
出物体の通過路23を挟んで対向するようプリント基板
26に搭載されている。
【0031】前記内部制御手段19も、前記プリント基
板26に取り付けられている。
【0032】該発光素子6、受光素子5、内部制御手段
19およびプリント基板26は、外装ケース32に収納
され、該外装ケース32には、受発光間を採光可能とす
るスリツト22,24が設けられる。
【0033】そして、前記内部制御手段19は、図1の
如く、電源ライン端子Vcc、グランドライン端子GN
D、クロツクライン端子CLK、信号入力ライン端子D
ATAIN、および信号出力ライン端子DATAOUT
を有せしめられている。
【0034】前記電源ライン端子Vcc、グランドライ
ン端子GNDおよびクロツクライン端子CLKは、バス
ラインを通じて外部制御装置21に接続される。
【0035】また、各光結合装置20のうち、最前段の
光結合装置20の信号入力ライン端子DATAINは、
外部制御装置21と直接接続される。
【0036】さらに、前記信号出力ライン端子DATA
OUTは、次段に接続される光結合装置の信号入力ライ
ン端子DATAIN端子へ接続される。
【0037】これらVcc,GND,CLK,DATA
IN,DATAOUTは、図6に示したコネクタ25等
を介して夫々接続される。
【0038】そして、内部制御手段19は、外部制御装
置21から、信号入力ライン端子DATAINを通じて
クロツクライン端子CLKのクロツク信号に同期して送
られてきたデータビツト列を読み込むシフトレジスタ8
と、該シフトレジスタ8に取り込まれたデータビツト列
に単位数値として10進数値の1を加算する加算回路9
と、該加算回路9の内容を記憶する記憶回路10と、前
記信号入力ライン端子DATAINと信号出力ライン端
子DATAOUTとを断線状態から短絡状態に切換える
ための信号ライン短絡回路15と、受発光素子5,6の
駆動時に入力されたデータビツト列と記憶回路10のア
ドレス番号とを比較する比較回路11と、これらの全て
の回路ブロツク8,9,10,11,15をクロツク信
号に同期してタイミングを制御するタイミング制御回路
7とを備えている。
【0039】図1中、17は両素子5.6への出力線、
18は受光素子5からの入力線である。
【0040】上記構成の情報機器は、次のように動作す
る。
【0041】まず、光結合装置20に電源端子Vccが
供給された後、外部制御装置21によつて、クロツクラ
イン端子CLKに、通常のハイレベル固定状態からパル
ス状に変化したクロツク信号を入力されると、前記タイ
ミング制御回路7は、信号入力ライン端子DATAIN
を通じて送られてくるデータビツト列信号をシフトレジ
スタ8で読み込み始める。この際、データビツト列信号
は、クロツク信号の立ち下りのタイミングにて読み込
む。
【0042】このとき、図3の如く、送られてきたデー
タビツト列の先頭(スタートビツトDx1)に“10”
の符号が付加されている場合は、タイミング制御回路7
の制御によつて、シフトレジスタ8は“10”を含んだ
スタートビツトDx1、メインレジスタビツトDx2お
よびデータビツト列末尾の偶数パリテイチエツクビツト
Dx3を全てシフトレジスタ8内に取り込む。
【0043】また、スタートビツトDx1が“10”で
ない場合、シフトレジスタ8へはデータの取り込みを休
止し“10”が表れた時点より、シフトレジスタ8への
取り込みを再開する。
【0044】シフトレジスタ8の内容は、図1の如く、
加算回路9にて1を加算され、記憶回路10に記憶され
る。ここでタイミング制御回路7は、一度記憶回路9へ
の記憶が行われると、記憶回路9への入力を禁止する様
に動作し、データ入力ライン端子DATAINよりシフ
トレジスタ8への入力も一時禁止する。
【0045】次に、タイミング制御回路7は、信号入力
ラインと信号出力ラインとを信号ライン短絡回路15を
駆動して、電気的に短絡状態とした後、前記記憶回路1
0の内容をシフトレジスタ8へ再度入力を行なう。
【0046】タイミング制御回路7は、シフトレジスタ
8への入力が完了した後、出力制御回路14とシフトレ
ジスタ8を駆動し、クロツク信号に同期させ、信号出力
ライン端子DATAOUTを通じて次段の光結合装置へ
出力する。
【0047】なお、このときの出力データビツト列の先
頭にも“10”の符号が追加するようシフトレジスタ8
を設定し、データビツト列の最後には、パリテイチエツ
ク回路12によつて、偶数パリテイチエツクビツトDx
3を追加する。
【0048】シフトレジスタ8は、データビツト列を送
信した後は、クロツク信号に同期して信号入力ライン端
子DATAINに入力されるスタートビツトDx1に
“10”が追加されている場合のみ、入力するように動
作する。
【0049】以上のように、情報機器の電源を投入した
後、外部制御装置21よりクロツク信号と、一種類のデ
ータビツト列を送信すると、図2,3の如く、最前段の
光結合装置20の記憶回路10には、送られたデータビ
ツト列に1を加算した結果が記憶され、次段の光結合装
置20の記憶回路10には、更に1を加算した結果が記
憶されるというように、接続順の光結合装置20の記憶
回路10には、前段の光結合装置10の記憶内容に1が
加算された内容で記憶される。
【0050】図4は、図2の接続における(A),
(B),(C),(D)点におけるタイミングチヤート
である。本実施例のメインレジスタビツトDx2は6ビ
ツトであり、接続できる光結合装置の数は2の6乗で6
4個となる。
【0051】外部制御装置21より、初期基準となるデ
ータビツト列と同期したクロツク信号を送信した後、ク
ロツク信号のみを送信続けることによつて、接続された
光結合装置20全ての記憶回路10に異なつた記憶内容
を入力することが可能となる。
【0052】また、記憶内容を送信するとき、光結合装
置20の信号入力ライン端子DATAINと信号出力ラ
イン端子DATAOUTは短絡状態にあるため、個々の
光結合装置20が送信するデータビツト列の内容を、バ
スライン接続にて外部制御装置において確認することが
可能である。
【0053】次に、前記内部制御手段19は、記憶回路
10にデータビツト列が記憶され、シフトレジスタ8よ
り記憶内容を送信した後は、外部制御装置21より、
“10”の符号の付いたデータビツト列(識別信号)
を、バスラインと化した信号入力ライン端子DATAI
Nにクロツク信号に同期して送信する。このデータビツ
ト列(識別信号)をシフトレジスタ8が読み込む。
【0054】その後、比較回路11にてデータビツト列
と記憶回路10のアドレス番号とを比較する。ここで、
データビツト列とアドレス番号とが一致し、かつ、シフ
トレジスタ8に取り込んだデータビツト列の偶数パリテ
イDx3をパリテイチエツク回路12において行つて、
外部制御装置がデータビツト列送信の際、データビツト
列の最後に付加した偶数パリテイビツトの内容を比較し
て、一致があれば、駆動回路12を作動させ、該発光素
子6、受光素子5の電源を供給開始する。
【0055】また、出力制御回路14を動作して、信号
出力ライン端子DATAOUTより、データビツト列受
領信号ACKを送る。
【0056】その後、タイミング制御回路7はクロツク
信号をカウントし、受発光素子5,6が安定動作するま
で待つて、受光素子5の検知状態を出力ラツチ16によ
つてラツチし、出力制御回路14によつてラツチ結果を
信号出力ライン端子DATAOUTおよびバスラインを
通じて外部制御装置21へ送信する。
【0057】したがつて、外部制御装置21は、接続さ
れた個々の光結合装置20の記憶回路10に記憶された
データビツト列と同じデータビツト列を送信することに
より、必要な光結合装置20の検知結果を知ることが可
能であり、信号受領信号ACKの有無によつて接続状態
の確認も可能である。
【0058】また、受発光素子5,6は、データビツト
列の一致があつたものだけが一定期間のみ通電されるた
め、消費電流の低減も可能である。
【0059】さらに、外部制御装置21と光結合装置2
0との間および各光結合装置20間の配線は、4本のみ
によつて行えるため、従来品に比べ配線数の減少が可能
である。
【0060】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0061】例えば光結合装置の検知状態をハイ/ロウ
の2値にとどまらずアナログ量をデジタル変換し、コー
ド化して送ることも可能であるし、識別信号にコマンド
データを追加して送り、発光部の動作を制御することも
可能である。
【0062】また、記憶回路への記憶を、外部制御装置
または前段の光結合装置より送られたデータとし、次段
の光結合装置へ送信するデータに1を加算してもよい。
【0063】さらに、上記実施例では、データビツト列
信号の送信時以外は出力値をハイレベルに固定していた
が、これをロウレベルに固定してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1,4によると、内部制御手段に、前記信号入力ラ
イン端子と信号出力ライン端子とを断線状態から短絡状
態に切換えるための信号ライン短絡回路を設けているの
で、信号ライン短絡回路の短絡状態により、複数個の光
結合装置がリング接続状態からバスライン接続状態に切
換えることができる。
【0065】そうすると、従来不可能であつた信号線の
共用化と直列配線が行えるため、配線材料の減少および
配線容量の縮小化による機器の小型化が可能となる。
【0066】また、特に、立上げ時のように、即時性を
要求されないときにリング接続し、被検出物の検出時の
ように即時性を要求される場合にバスライン接続に切換
えれば、目的に応じて処理スピードを調節できる。
【0067】請求項2,3によると、光結合装置のアド
レス番号を製造時に予め付与するのではなく、情報機器
の立上げ時にアドレス番号を順次付与できるので、光結
合装置を情報機器内に取り付ける際に、アドレス番号の
順番を誤らないように注意する必要がなくなる。そうす
ると、各光結合装置の外装表面にマーキングする必要が
なくなり、取り付け後にアドレス番号通り取り付けたか
否かを点検する必要がなくなる。したがつて、労力を大
幅に低減できる。また、あらかじめ記憶させたものを指
定された場所に取付ける場合、ミスが発生する可能性が
ある本発明ではそれを防ぐことができる。
【0068】請求項5,6によると、特に信号ライン短
絡回路を短絡状態としてバスライン接続状態とした際に
も、外部制御装置からのデータを確実に識別できる。し
たがつて、クロツク信号やデータ信号に発生したノイズ
によるタイミングのズレを各光結合装置においてチエツ
クし修復することが可能となり、故に誤動作を防止しや
すくなる。
【0069】また、外部制御装置から送られて来たデー
タが記憶回路の内容と一致した場合のみその光結合装置
の受・発光素子を駆動するため、他の光結合装置の受・
発光装置は駆動されず従来の光結合装置に比べ大幅な消
費電流低減が行えるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光結合装置の回路ブロ
ツク図
【図2】本発明の一実施例の光結合装置を複数個配設し
た情報機器の回路図
【図3】記憶回路の記憶をしたデータビツト列が接続順
に切り換わる様子を示す図
【図4】光結合装置の入力タイミングチヤート
【図5】外部制御装置と光結合装置との間で送受信され
るデータのタイミングチヤート
【図6】光結合装置の断面図
【図7】従来の光結合装置の回路図
【図8】従来の光結合装置を複数個配設した情報機器の
回路図
【符号の説明】
5 受光素子 6 発光素子 7 タイミング制御回路 9 加算回路 10 記憶回路 14 出力制御回路 15 信号ライン短絡回路 19 内部制御手段 20 光結合装置 21 外部制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−73446(JP,A) 特開 平4−188922(JP,A) 特開 平4−261246(JP,A) 実開 昭60−192554(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物の有無を複数箇所で無接触で検
    出する複数個の光結合装置が外部制御装置に接続されて
    なり、 該各光結合装置は、発光素子と、受光素子と、これらを
    駆動制御する内部制御手段とから構成され、 該内部制御手段は信号入力ライン端子および信号出力ラ
    イン端子を有し、 前記信号出力ライン端子が次段の光結合装置の信号入力
    ライン端子に接続されてなる情報機器において、 前記内部制御手段に、前記信号入力ライン端子と信号出
    力ライン端子とを断線状態から短絡状態に切換えるため
    の信号ライン短絡回路が設けられ、 該信号ライン短絡回路の短絡状態により、複数個の光結
    合装置がリング接続状態からバスライン接続状態に切換
    わるよう構成されたことを特徴とする情報機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報機器に使用される光
    結合装置であつて、請求項1記載の各内部制御手段に、
    信号入力ライン端子からのデータビツト列信号に単位数
    値を加算してアドレス番号を生成する加算回路と、該加
    算回路で生成されたアドレス番号を記憶する記憶回路
    と、該アドレス番号としてのデータビツト列信号を信号
    出力ライン端子へ出力する出力制御回路と、前記記憶回
    路のアドレス番号記憶後に請求項1記載の信号ライン短
    絡回路を短絡状態に切換えかつ記憶回路への新たな記憶
    を禁止するタイミング制御回路とを有せしめられたこと
    を特徴とする光結合装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光結合装置の各アドレス
    番号を生成する制御方法であつて、 情報機器の電源立上げ時および外部制御装置が必要とす
    るときに、複数の光結合装置が、信号ライン短絡回路の
    断線状態により互いにリング接続状態とされ、 外部制御装置から最前段の光結合装置にデータビツト列
    信号を送信し、 該最前段の光結合装置から後段の光結合装置まで、各内
    部制御手段の加算回路でデータビツト列に単位数値を順
    次加算して、光結合装置ごとに異なるアドレス番号を夫
    々生成し、 同時に該アドレス番号を各光結合装置の記憶回路にて夫
    々記憶し、 各光結合装置の記憶回路での記憶後に、タイミング制御
    回路によつて、記憶回路を記憶禁止状態とし、かつ信号
    ライン短絡回路を短絡状態にしてバスライン接続状態に
    切換え、 以後、この状態を内部制御手段への電源供給が無くなら
    ない限り保持することを特徴とする光結合装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の光結合装置を駆動する制
    御方法において、 各光結合装置の各信号ライン短絡回路を短絡状態に切換
    え全光結合装置の接続状態をバスラインとした後、 外部制御装置にて特定の光結合装置の駆動用アドレス信
    号を前記バスライン上の全光結合装置に送信し、 各光結合装置で、該駆動用アドレス信号と各記憶回路の
    アドレス番号とを比較し、 これらが一致した光結合装置のみ、その発光素子および
    受光素子を駆動し、 出力制御回路にて、受光素子での受光結果を、信号出力
    ライン端子から前記バスラインを通じて外部制御装置へ
    出力することを特徴とする光結合装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の外部制御
    装置について、データビツト列信号の送信時以外は、出
    力値をハイレベルまたはロウレベルに固定し、データビ
    ツト列の送信時には、その前部に識別用スタートビツト
    を付加することを特徴とする光結合装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4記載の外部制御
    装置を、各光結合装置のクロツク信号ライン端子にバス
    ラインを介して接続し、データビツト列信号の送信時以
    外は、各クロツク信号ライン端子にハイレベルまたはロ
    ウレベル固定出力値を送信し、データビツト列の送信時
    には、各クロツク信号ライン端子にクロツク信号を送信
    することを特徴とする光結合装置の制御方法。
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