JP2729620B2 - 半導体スイッチング素子 - Google Patents

半導体スイッチング素子

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JP2729620B2
JP2729620B2 JP62249477A JP24947787A JP2729620B2 JP 2729620 B2 JP2729620 B2 JP 2729620B2 JP 62249477 A JP62249477 A JP 62249477A JP 24947787 A JP24947787 A JP 24947787A JP 2729620 B2 JP2729620 B2 JP 2729620B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/06Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions
    • H01L29/08Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions with semiconductor regions connected to an electrode carrying current to be rectified, amplified or switched and such electrode being part of a semiconductor device which comprises three or more electrodes
    • H01L29/083Anode or cathode regions of thyristors or gated bipolar-mode devices
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、アノードショート構造を有する半導体スイ
ッチング素子に関し、上記アノードショート構造のアノ
ードショート間隔dをキャリアの拡散長Lの略2倍もし
くはそれ以下に狭める(d2L)ことにより、ライフタ
イムキラーを導入することなく、高速スイッチングを可
能にしたものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばSI(静電誘導)サイリスタ、GTO等
の各種サイリスタを初めとする半導体スイッチング素子
に係り、特にはそのアノードショート構造の改良に関す
る。 〔従来の技術〕 上述したような半導体スイッチング素子においては、
そのターンオフ時間を短縮しスイッチング損失を低減さ
せる目的で、いわゆるアノードショート構造を取入れて
いるものがある。その一例として、従来のプレーナ型SI
サイリスタの概略断面構成を第7図に示す。 同図に示したSIサイリスタは、n-形半導体層からなる
ベース層1にp+形半導体層からなるゲート2を埋込み、
その上にn+形半導体層からなるカソード3を形成した、
いわゆる埋込みゲート構造を有している。なお、ゲート
2はその一部のみを図示したが、その図示された互いに
隣り合う2つの領域(p+領域)間にも、多数のp+領域が
図の表面と平行に互いに所定間隔で埋込まれており、そ
れらp+領域に挟まれたn-領域にチャネル(破線で示され
た部分)が形成される。また、ゲート2にはコンタクト
用の凹部4を介してゲート電極5が形成されると共に、
カソード3上にはカソード電極6が形成されている。 一方、ベース層1の反対側の面には、p+形半導体層か
らなるアノード(アノード領域)7とn形半導体層から
なるアノードショート領域8とをアノード電極9上に交
互に配設してなるアノードショート構造を有している。
ここで、ショート率(アノードショート領域8の幅/ア
ノード7の幅)は例えば20〜30%程度に設定され、また
アノードショート間隔(互いに隣り合う2つのアノード
ショート領域8間の距離)dは数100μm程度となって
いる。 このようなアノードショート構造においては、電子に
対するポテンシャルがアノード(p+領域)7よりもアノ
ードショート領域(n領域)8で低くなる。このため、
ターンオフ時、ベース層1内をカソード3側からアノー
ド7側に流れて来た電子は、アノードショート領域8を
介しアノード電極9に流れ込むことができる。よって、
アノードショート構造を持たないものと比較して、ター
ンオフ時間を大きく短縮することができる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来、上述したようにアノードショート構造を実際に
形成するにあたっては、ショート率だけが十分に考慮さ
れ、アノードショート間隔dについてはほとんど考慮さ
れていなかった。そのため、アノードショート間隔dと
しては上述したような数100μm程度のものしか知られ
ておらず、これはキャリアの拡散長Lの3〜10倍という
大きな値であった。あの、Dをキャリアの拡散係数、τ
をキャリアのライフタイムとすると、拡散長Lは で表わすことができる。 このうようにアノードショート間隔dが広いと、当然
にアノード7の幅も広くなる。すると、第7図に示すよ
うに、ベース層1内をドリフト速度Vdで移動してアノー
ド7の中央付近に到達した電子は、幅の広いアノード7
の前面に長く滞りやすく、すなわちアノード7の面方向
に沿って非常に遅い拡散速度Vk(≪Vd)で移動してか
ら、アノードショート領域8を介してアノード電極9に
引抜かれる。この場合、電子の拡散速度Vkはドリフト速
度Vdと比較しても非常に遅く、しかもアノード7の幅が
広いため、電子がアノード電極9に引抜かれるまで比較
的多くの時間を要し、よってスイッチング速度には自ず
から限界が生じることになった。 そこで、上記のアノードショート構造に加え、例えば
AuやPt等の不純物をライフタイムキラー10として導入す
ることにより、スイッチング速度の向上を図ったものも
ある。しかし、このようなライフタイムキラー10を導入
すると、オン状態においてキャリアが減少し、逆に抵抗
が増加する。そのため、スイッチング速度は向上するが
(例えばターンオフ時間2μsec程度)、オン電圧が増
加し、更にリーク電流も増加してしまうという問題点が
あった。このような問題は、SIサイリスタ以外の各種の
半導体スイッチング素子についても同様に生じるもので
ある。 本発明は、上記問題点に鑑み、オン電圧およびリーク
電流を増加させることなく、スイッチング速度の著しい
向上を可能にした半導体スイッチング素子を提供するこ
とを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の半導体スイッチング素子は、アノードショー
ト構造におけるアノードショート間隔dをキャリアの拡
散長Lのほぼ2倍に等しいか、あるいはそれ以下(d
2L)としたことを特徴とするものである。 〔作用〕 アノードショート領域はアノード領域よりもキャリア
(電子)に対するポテンシャルが低く、しかもd2Lと
したことによってアノード領域の幅が非常に狭くなって
いる。そのため、ターンオフ時、カソード側からドリフ
ト速度で移動してきたキャリアのほとんどはアノード領
域に達することなく、ほぼそのままの速度でアノードシ
ョート領域に達し、アノード電極へ素早く引抜かれる。
なお、カソード側から移動してきたキャリアの極一部に
はアノード領域の中央付近に達するものもあるが、この
ようなキャリアであっても、ほぼ拡散長L(もしくはそ
れ以下)だけ拡散速度で移動しさえすればアノードショ
ート領域に達することができるので、従来と比較すれば
極めて短時間でアノード電極へ引抜かれる。 従って本発明では、以上のようにしてターンオフ時間
が短縮されることによって高速スイッチングが可能にな
り、しかも従来のようにライフタイムキラーを導入する
必要がないことからオン電圧やリーク電流の増加が防止
される。 更に、本発明では、以上のようなアノードショート構
造を、カソード電極とゲート電極とを並列に交互に配設
してなる電極構造と組み合わせたことにより、ゲート抵
抗が著しく減少し、その結果、ターンオン及びターンオ
フ特性の一層の高速化が可能になり、極めて良好なスイ
ッチング特性が実現される。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。 第1図は本発明の一実施例であるプレーナ型SIサイリ
スタの要部構成を示す断面斜視図であり、第2図はそれ
を模式的に示した断面図である。 同図に示したSIサイリスタは、第7図に示したものと
同様な埋込みゲート構造を有し、すなわちn-形半導体層
からなるベース層1にp+形半導体層からなるゲート2を
埋込み、その上にn+形半導体層からなるカソード3を形
成した構造を有している。この構造によれば、ゲート2
における第2図に現れた互いに隣り合うp+領域間にも、
p+の埋込みゲートが複数形成され、その間にチャネル10
ができる。また、ゲート2にはコンタクト用の凹部4を
介してゲート電極5を形成すると共に、カソード3上に
はカソード電極6を形成する。 一方、ベース層1の反対側の面には本実施例の特徴と
するアノードショート構造を有している。すなわちp+
半導体層からなるアノード(アノード領域)17とn形半
導体層からなるアノードショート領域18とを、そのアノ
ードショート間隔dが拡散長Lの2倍よりも小さくなる
(例えばd=33〜38μm<2L)ように、アノード電極9
上に交互に配設する。また、アノード17、アノードショ
ート領域18のそれぞれの深さを例えば15μm、3μmに
設定すると共に、ショート率を従来と同様に、例えば20
〜30%程度に設定する。 次に、上記構成からなるSIサイリスタの製造工程を第
3図(a)〜(g)に基づき説明する。ただしここで
は、上述したゲート(埋込みゲート)2とアノードショ
ート領域18とが互いに平行な方向へ長く伸びるように形
成するものとする。 まず同図(a)に示すように、ベース層となるSi等の
n-基板20の上下面から、マスクを介してホウ素(B)等
の不純物を拡散させることにより、ゲートとなるp+領域
21およびアノードとなるp+領域22を同時に形成する。こ
の際、p+領域22の互いに隣り合った同志の間隔(すなわ
ちアノードショート間隔)dが2L(Lはキャリアの拡散
長)よりも小さくなるように、例えばd=33〜38μm程
度に設定する。続いて、第3図(b)に示すように、p+
領域21の形成されたn-基板20上に、n-基板20を同じn-
Si等をエピタキシャル成長させて、n-層23を形成する。
更に第3図(c)に示すように、n-層23の上面には均一
に、またn-基板20の下面にはマスクを介して、リン
(P)等の不純物を拡散させることにより、カソードと
なるn+領域24およびアノードショート領域となるn領域
25を形成する。この際、n領域25がp+22と交互に配設さ
れるようにすると共に、n領域25とp+領域22の幅の割合
(ショート率)が所定値(例えば20〜30%)となるよう
にする。 その後第3図(d)に示すように、n+領域24およびn-
層23を選択的にエッチングすることにより、ゲートとな
るp+領域21の周辺領域上にコンタクト用の凹部4を形成
する。続いて第3図(e)に示すように、凹部4内に露
出したp+領域21の表面部に対し、オーミックコンタント
を得るためにホウ素等の不純物を更に拡散する(斜線
部)。その後、p+領域21、n+領域24、並びにp+領域22お
よびn領域25に対し、第3図(f)のようにAl等からな
るゲート電極5、カソード電極6、アノード電極9を蒸
着もしくはスパッタ等を利用して形成する。このように
して得られたn-基板20、p+領域21、n+領域24、p+領域2
2、n領域25は、それぞれ、第1図および第2図に示し
たベース層1、ゲート2、カソード3、アノード17、ア
ノードショート領域18に対する。そして最後に、第3図
(g)に示すように、電極5および6上のボンディング
パッド領域を残して、表面部をSiO2等からなるパッシベ
ーション膜26で被覆する。 次に、本実施例のSIサイリスタの主要な動作、特にア
ノードショート構造に係るターンオフ時の作用につい
て、第2図を参照して以下に説明する。 第2図のアノードショート構造では、第4図に示すよ
うに、n領域であるアノードショート領域18はp+領域で
あるアノード17よりも電子に対するポテンシャルが低
く、よって電子がたまりやすい。しかも、アノードショ
ート間隔dを電子の拡散長Lの2倍よりも小さくしたこ
とにより、アノード17の幅(面積)が非常に狭くなって
いる。これからのことから、ターンオフ時には、カソー
ド3側からチャネルを介しドリフト速度Vdで移動してき
た電子のほとんどはアノード(p+領域)17に達すること
なく、ほぼそのままの速度でアノードショート領域(n
領域)18に達し、ここから素早くアノード電極9へ引抜
かれる。なお、カソード3側から移動してきた電子の極
一部にはアノード17の中央付近に達するものもあるが、
このような電子であっても、d<2Lとしたことにより、
アノードショート領域18へ達するまでに拡散速度Vkで移
動しなければならない距離は、拡散長Lに満たない非常
にわずかな距離となる。 このように本発明では、電子が従来のようにアノード
前面に長く滞るということがなく、しかもほとんどの電
子がアノード17に達することなく引抜かれるため、ター
ンオフ時間が著しく短縮され、すなわちスイッチング速
度が一段と向上する。例えば、第2図の構成においてア
ノードショート間隔d=38μm、アノード17の深さ15μ
m、アノードショート領域18の深さ3μmとした場合、
ターンオフ時間500nsec(従来は、ライフタイムキラー
を導入した場合でも2μsec程度)という高速スイッチ
ングが実現された。この時のターンオフ波形を第5図に
示す。同図によれば、オフ状態において、ゲートにオン
パルス(同図(c))を印加すると、ゲート・カソード
間電圧VGK(同図(b))が加わり、これによりアノー
ド電流が流れ始めアノード・カソード間電圧VAK(同図
(a))が300Vからほぼ0Vに落ちる(すなわちターンオ
ンする)。一方、オン状態においてゲートにオフパルス
(同図(d)を印加すると、ゲート・カソード間電圧V
GKがゼロに落ち、これによりアノード電流が停止してア
ノード・カソード間電圧VAKが再び300Vに増加する(す
なわちターンオフする)。この時のアノード・カソード
間電圧VAKの立上り時間、すなわちターンオフ時間は500
nsecと非常に短かく、従来の波形(2点鎖線で示す)と
比べるとほぼ一直線に立上っているのがわかる。 また、本実施例ではd<2Lとしたが、このようにする
ことによってショート率が変化するということはなく、
すなわちアノード電極9上におけるアノード18の全面積
は相変わらず一定となるので、オン状態におけるアノー
ド側からの正孔の注入量が従来のものより減少するとい
う心配は全くない。しかも本実施例では、上述したよう
にライフタイムキラーを導入することなく高速スイッチ
ングが実現されることから、オン状態において従来のよ
うなライフタイムキラーによるキャリアの減少はなくな
る。これらのことから、本実施例に係るアノードショー
ト構造によってオン電圧が増加するようなことはなく、
またリーク電流が増加するようなことも起こらない。 なお、本発明はSIサイリスタに限らず、GTO(Gate Tu
rn−Off Thyristor),IGBT(Insulated Gate Bipolar T
ransistor:商品名),GATT(Gate Associated Turn−Off
Thyristor:商品名),あるいは一般のサイリスタ等、
アノードショート構造を有する各種のスイッチング素子
に適用できる。例えば、上記実施例と同様なアノードシ
ョート構造を、npnp構成の一般のGTOに適用した例を第
6図に示す。具体的には、ベース層(n-層)30、ゲート
(p層)31、カソード(n+領域)32、ゲート電極33、カ
ソード電極34、アノード電極35等から構成されるGTOの
アノード側に、アノード(p+領域)36およびアノードシ
ョート領域(n領域)37をd<2Lとなるように交互に配
設してなるアノードショート構造を形成したものであ
る。このように構成したGTOにおいても、前述したと同
様な作用により、ライフタイムキラーを導入することな
く、スイッチング速度の著しい高速化が可能になる。 また、上述した各実施例においては、アノードショー
ト間隔dをキャリアの拡散長Lの2倍よりも小さく設定
したが、本発明はこれに限らず、アノードショート間隔
dをキャリアの拡散長Lの2倍に等しいか、もしくはそ
の近傍に設定してもよい。このようにしても、ほぼ同様
な高速スイッチングが可能である。 更に、アノードショート領域はn領域に限定されるこ
とはなく、n-あるいはn+領域としてもよい。アノードと
アノードショート領域の互いの深さの関係も任意であ
り、前記実施例で示した数値はほんの一例である。 また、第1図に示した実施例ではアノード17およびア
ノードショート領域18の形成方向をゲート(埋込みゲー
ト)2の形成方向に対して垂直方向となるようにした
が、第3図のように互いに平行となるように形成しても
よい。また、製造工程においては、前述したような不純
物拡散の代りにイオン注入等を利用してもよい。 また、特にSIサイリスタにおいては、カソード領域の
下方位置にのみアノード領域及びアノードショート領域
を交互に配設し、それ以外の位置にはアノード領域のみ
を均一に配置してもよい。さらには、アノードショート
領域をゲート間のチャネルの下方位置にのみ設けてもよ
い。ターンオフ時には、カソード側からチャネルを介し
て電子が流れてくることが考えれば、このような構成に
しても電子を引き抜く作用に変わりはない。一方、アノ
ード有効面積は一段と増加することになるため、オン電
圧をより低く抑えることができ、よって上記実施例以上
の効果が期待できる。 なお、n及びpのいずれのチャネルを持つ半導体スイ
ッチング素子に対しても本発明を適用しうるのは、もち
ろんのことである。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、ライフタイム
キラーを導入することなく、スイッチング速度の著しい
高速化が可能になる。しかも、ライフタイムキラーが不
要であることにより、オン電圧の増加およびリーク電流
の増加を引起こすこともない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例(SIサイリスタの場合)の要
部構成を示す断面斜視図、 第2図は同実施例の概略構成を示す模式断面図、 第3図(a)〜(g)は同実施例のSIサイリスタの製造
工程図、 第4図は同実施例に係るアノードショート構造における
電子に対するポテンシャル分布を示す模式図、 第5図(a)〜(d)は同実施例によって得られたター
ンオンおよびターンオフ波形を示す波形図、 第6図は本発明の他の実施例(GTOの場合)の概略構成
を示す模式断面図、 第7図は従来のSIサイリスタの概略構成を示す模式断面
図である。 9……アノード電極、 17……アノード(アノード領域)、 18……アノードショート領域、 35……アノード電極、 36……アノード(アノード領域)、 37……アノードショート領域.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−226179(JP,A) 特開 昭61−189667(JP,A) 特開 昭55−39667(JP,A) 特開 平1−93169(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.半導体基盤の一主面側にはカソード電極とゲート電
    極とを並列に交互に配設した電極構造を有し、前記半導
    体基盤の他の主面側にはアノード電極上にアノード領域
    とアノードショート領域とを交互に配設したアノードシ
    ョート構造を有する半導体スイッチング素子において、 前記アノードショート構造のアノードショート間隔をキ
    ャリアの拡散長の略2倍もしくはそれ以下としたことを
    特徴とする半導体スイッチング素子。 2.前記アノードショート領域の厚さが前記アノード領
    域の厚さよりも薄いことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体スイッチング素子。
JP62249477A 1987-10-02 1987-10-02 半導体スイッチング素子 Expired - Lifetime JP2729620B2 (ja)

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