JP2729355B2 - エアゾール缶 - Google Patents
エアゾール缶Info
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Description
がかしめられて固定されるエアゾール缶(以下「かしめ
タイプのエアゾール缶」と称す)に関し、さらに詳しく
はエアゾール缶の胴部外径に対する口部外径の絞り割合
を大きくすると共に、内容物の漏洩を防止したエアゾー
ル缶に関する。
ては、図4に示すようなものがある。50はアルミニウ
ムスラグをインパクト成形して得られるエアゾール缶の
胴部であり、胴部50の開口は絞り加工が施されて、口
部51が形成され、この口部51の中程には凹所52が
全周に形成されている。そして、この凹所52にはバル
ブ53の鍔部がかしめられて、口部51にバルブ53が
固定されている。そして、このようなかしめタイプのエ
アゾール缶は、アルミニウムスラグをインパクト成形し
て有底の円筒缶を形成し、次にこの円筒缶の開口を絞り
加工することにより、バルブ53を取り付けるための口
部51が形成されている。このようなかしめタイプのエ
アゾール缶は、例えば口部51の外径が約15mm(バ
ルブ外径が約17mm)の場合、胴部50の外径が約2
0〜28mmの小型エアゾール缶であり、通常胴部50
の外径が口部51の外径の1.5〜1.9倍、すなわち
2倍以下の寸法に形成されていた。
うなかしめタイプのエアゾール缶においては、近年内容
量の大きなエアゾール缶の製造の要望が高まった。そこ
で、従来の口部の外径寸法、バルブ寸法を維持したま
ま、エアゾール缶の胴部の外径のみを大きくすること
で、容量の大きいかしめタイプのエアゾール缶の製造が
試みられた。その理由は、容量の大きい(外径寸法が3
0mm以上)エアゾール缶にあっては、マウンティング
カップ付バルブを口部のビード部にクリンチしたエアゾ
ール缶が一般的であったが、近年のエアゾール缶のコス
トダウンの要請から、バルブコストの安いかしめタイプ
のバルブを使用した、容量の大きいかしめタイプのエア
ゾール缶が要請されるに至った。
ゾール缶にあっては、口部51の外径寸法、バルブ寸法
を従来通り維持した状態で、エアゾール缶の胴部50外
径のみを大きくした場合、絞り加工時に口部51内周面
に多くの皺が発生する欠点がある(図2参照)。そし
て、この皺がパッキン当接部近傍に発生する場合、内容
物やプロペラントがこの皺を伝って外部に漏洩する欠点
がある。
してなされたもので、かしめタイプのエアゾール缶にお
いて、エアゾール缶の胴部の外径が口部の外径の2〜4
倍の寸法を有するエアゾール缶であって、多量の内容物
を収納できるだけでなく、かしめタイプのバルブを装着
したエアゾール缶であり、かつ内容物、プロペラントが
漏洩しない、かしめタイプのエアゾール缶を提供するこ
とを目的とする。
め、この出願に係る第1発明はエアゾール缶の口部に形
成した凹所の内周面に内容物の漏洩を防止するパッキン
が当接され、かつ凹所外周にバルブがかしめられて固定
されるエアゾール缶において、エアゾール缶の口部外径
と胴部外径との比が、胴部外径/口部外径=2〜4であ
り、かつ口部内周面に皺潰し加工が施されたことを特徴
とするエアゾール缶である。
ついて説明する。第1発明は、かしめタイプのエアゾー
ル缶において、エアゾール缶の胴部外径を、口部外径の
2〜4倍に構成するものであり、従来のかしめタイプの
エアゾール缶に比し、多量の内容物を収納することがで
きる。また、口部内周面の皺を潰すことにより、内周面
を滑らかにしたから、内容物、プロペラントが皺を伝っ
て外部に漏洩するのを防止することができる。
図1は、第1発明に係るかしめタイプのエアゾール缶お
よびかしめタイプのバルブ4を示した図面である。エア
ゾール缶の開口には、胴部1を絞り加工した口部2が形
成されており、この口部2の中程には、半径方向内側に
向かって外周に凹所3が形成されている。そして、この
口部2には、かしめタイプのバルブ4が挿入され、バル
ブ4の鍔部が凹所3に外側からかしめられてバルブ4が
口部2に固定されている(図6参照)。
を施して口部2を形成し、口部2の外径寸法Bと胴部1
の外径寸法Aとの比が、A/B=2〜4となるように構
成されたものである。因に、従来は図8に示すように、
口部51の外径寸法Yと胴部50の外径寸法Xとの比
が、X/Y=1.5〜1.9となるように構成され、本
発明に比し胴部50から口部51への絞り割合は小さい
ものであった。また、胴部1の絞り割合を大きくするこ
とによって生じる、口部2内周面に発生する皺を潰して
内周面を滑らかにした点にある。実施例では、A=35
mm、B=15.8mm、A/B=2.2であり、かつ
口部2の内周面の皺潰し加工が施されたエアゾール缶
と、従来使用されているX=28mm、Y=15.8m
m、X/Y=1.7であり、かつ皺潰し加工が施されな
いエアゾール缶との間において、内容物に対するリーク
テストを行った。その結果、略同等の結果を得ることが
できた。この結果によれば、口部2の内周面の皺潰し加
工が効果的に反映し、内容物の漏洩が防止されているも
のと考えられる。
ればかしめタイプのエアゾール缶において、缶胴の外径
が口部の外径の2〜4倍に形成されているから、従来の
かしめタイプのエアゾール缶に比し、多量の内容物を収
納できるだけでなく、内容物、プロペラントの漏洩を防
止でき、かつかしめタイプのバルブを使用できるので、
低コストのエアゾール缶を提供できる効果を有する。
図面。
断面図。
バルブを装着した場合の断面図。
示した図面。
Claims (1)
- 【請求項1】 エアゾール缶の口部に形成した凹所の内
周面に内容物の漏洩を防止するパッキンが当接され、か
つ凹所外周にバルブがかしめられて固定されるエアゾー
ル缶において、エアゾール缶の口部外径と胴部外径との
比が、胴部外径/口部外径=2〜4であり、かつ口部内
周面に皺潰し加工が施されたことを特徴とするエアゾー
ル缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187739A JP2729355B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | エアゾール缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187739A JP2729355B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | エアゾール缶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826354A JPH0826354A (ja) | 1996-01-30 |
JP2729355B2 true JP2729355B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=16211354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6187739A Expired - Fee Related JP2729355B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | エアゾール缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729355B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2339717B (en) | 1996-09-17 | 2000-10-11 | Mitsubishi Rayon Co | Chitosan-containing acrylic fibers and process for preparing the same |
WO2016061336A1 (en) | 2014-10-15 | 2016-04-21 | Ball Corporation | Apparatus and method for forming shoulder and neck of metallic container |
WO2016069737A2 (en) | 2014-10-28 | 2016-05-06 | Ball Corporation | Apparatus and method for forming a cup with a reformed bottom |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6187739A patent/JP2729355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0826354A (ja) | 1996-01-30 |
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Legal Events
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