JP2729120B2 - プレス機械による線材の切断方法およびその装置 - Google Patents

プレス機械による線材の切断方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス機械にオス型
ダイスとメス型ダイスとを取り付けて線材を一定の長さ
で切断するようにしたプレス機械による線材の切断方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材を一定の長さで切断する場合に従来
は、鋸刃、帯鋸、メタルソーによって線材を切断する方
法、切断砥石によって線材を切断する方法、プレス機械
の上下運動によるシャー切断で線材を切断する方法、回
転運動をカムの上下運動を変更するシャー切断で線材を
切断する方法、アブレーシブルジェット切断によって線
材を切断する方法等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】従来の方法のうち、鋸
刃、帯鋸、メタルソー、切断砥石によって線材を切断す
る方法は、寸法、形状の精度は確保できるが量産ができ
ない欠点があり、プレス機械の上下運動によるシャー切
断、回転運動をカムの上下運動を変更するシャー切断で
線材を切断する方法は寸法のバラツキがあり、形状的に
もバリ、欠損、つぶれが出る欠点があり、アブレーシブ
ルジェット切断によって線材を切断する方法は終了側で
形状にダレが出る欠点があった。
【0004】この発明はこのような従来の欠点を除去
し、切断長さのバラツキや形状不良がなく、量産が可能
で、専用機を必要とせずに既存のプレス機械を利用して
線材を切断できるようにしたプレス機械による線材の切
断方法及びその装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】この発明は、プレス機械の昇降する上型の
下面に取付けられ、向き合った面に下方が離れる方向の
傾斜面を有する対のオス型ダイスと、下型の上面に前記
上型の傾斜面が嵌入する凹所を有し、その上型の嵌入に
より互いに接近するようにされた対のメス型ダイスを備
え、該対のメス型ダイスは引張バネによって互いに離れ
る方向に付勢されており、又、互いに向き合った面に線
材の切断長さに等しい寸法の幅と間隔とを持って取付け
られ、該対のメス型ダイスが前記引張バネの付勢力に抗
して接合したときに互いに密に嵌合し合う複数の切断刃
の間に、切断すべき線材を固定状態で配置し、対のオス
型ダイスを下降して、メス型ダイスの凹部に嵌入させ
て、前記引張バネの付勢力に抗して、該対のメス型ダイ
スを接近させ、前記複数の切断刃によって前記線材を切
断することを特徴とするプレス機械による線材の切断方
法、及びプレス機械の昇降する上型の下面に取付けら
れ、向き合った面に下方が離れる方向の傾斜面を有する
対のオス型と、下型の上面に前記上型の傾斜面が嵌入す
る凹所を有し、その上型の嵌入により互いに接近される
ようにされた対のメス型ダイスを備え、該対のメス型ダ
イスは引張りバネによって前記上型の嵌入による接近に
抗する方向に付勢されており、又、互いに向き合った面
に線材の切断長さに等しい寸法の幅と間隔とを持って、
互いに接近したときに密に嵌合し合う複数の切断刃を有
することを特徴とするプレス機械による線材の切断装置
である。
【0006】
【作用】プレス機械の固定されている下型の上面に摺動
可能に載置された対のメス型ダイスの間に切断すべき線
材を固定状態で配置し、プレス機械の上型を下降すると
オス型ダイスがメス型ダイスの凹部に嵌入し、オス型ダ
イスの傾斜面がメス型ダイスの凹部の傾斜面を押圧し、
対のメス型ダイスを互いに接近させて複数の切断刃を互
いに密に嵌合させ、線材を多数の一定の長さのものに切
断する。
【0007】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0008】図1は、この発明の装置の一実施例の正面
図、図2は図1のII−II線より見た平面図であり、図1
において1はプレス機械の昇降する上型、2はプレス機
械の固定されている下型であって、上型1の下面には1
対のオス型ダイス3,3が取り付けられており、1対の
オス型ダイス3,3の向き合っている面には、下方が離
れる方向の傾斜面4,4が形成されている。
【0009】図1及び図2に示すように下型2の上面に
は1対のメス型ダイス5,5が図の左右方向に摺動可能
に載置されていて、メス型ダイス5,5はバネ6によ
り、互いに離れるように引っ張られている。またメス型
ダイス5,5の上面のオス型ダイス3,3の直下の位置
には凹部7,7が設けてあって、凹部7,7の内方側の
面は、上方が互いに接近する方向の傾斜面8,8になっ
ている。そして上型1を下降させるとオス型ダイス3が
メス型ダイス5の凹部7に嵌入してオス型ダイス3の傾
斜面4がメス型ダイス5の傾斜面8を押圧し、メス型ダ
イス5,5をバネ6,6の引張力に抗して対のメス型ダ
イス5,5を互いに接近させるようになる。このように
傾斜面4,8は、対のメス型ダイス5,5を互いに接近
させる働きをすることになる。
【0010】対のメス型ダイス5,5の互いに向き合っ
ている面には、それぞれ複数の切断刃9,10が設けて
あって、切断刃9,10の幅11と、切断刃9,9間の
間隔12及び切断刃10,10間の間隔12とは、全て
等しい寸法になっている。そして前述のように対のメス
型ダイス5,5が互いに接近すると、切断刃9は切断刃
10,10の間に密に嵌合し、切断刃10は切断刃9,
9の間に密に嵌合するようになっている。
【0011】図1、図2において13は線材14を固定
する固定具であり、図2において15はストッパであっ
て、いずれも下型2に固定されるようになっており、ス
トッパ15の中央には、線材14の先端が接触したこと
を検出するセンサ16が取り付けられている。
【0012】線材14を切断する時には、メス型ダイス
5,5の互いに向き合っている面に切断刃9,10を取
り付け、切断刃9,10の間に線材14を通して、線材
14の先端をセンサ16に接触させた状態にして固定具
13で線材14を固定する。センサ16に線材14が接
触するとプレス機械が稼動状態になって、上型1を下降
させることが可能になる。
【0013】上型1を下降させると、オス型ダイス3は
メス型ダイス5の凹部7に嵌入し、オス型ダイス3の傾
斜面4がメス型ダイス5の傾斜面8を押圧し、対のメス
型ダイス5をバネ6の引張力に抗して互いに接近させる
ようになる。このため切断刃9,10が互いに密に嵌合
する状態になって線材14を切断することになる。前述
したように切断刃9,10の幅11と、切断刃9,9間
の間隔12及び切断刃10,10間の間隔12とは、全
て等しい寸法になっているので、線材14は複数の等し
い長さに同時に切断され、しかも線材14は切断刃9,
10に挟まれて拘束されるため、高い剪断力が線材14
に加わって精密切断となり、切断された部分はいずれも
正確に等しい長さとなり、切断部に形状の変形や欠損、
バリ等が生じない。
【0014】線材14の切断が終わって上型1を上昇さ
せると、オス型ダイス3はメス型ダイス5の凹部7から
抜け出し、メス型ダイス5,5はバネ6の引張力によっ
て、互いに離れることになる。
【0015】以上の操作を繰り返すことにより、続けて
線材14の切断を行うことができることになる。
【0016】線材14としては針金状、棒状のものだけ
でなく、ボルト、ナット、リベット、ねじ類等の素材も
適用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、線材を正確な長さで大量生
産的に容易に切断することができ、変形、欠損、バリ等
が生じない効果がある。また専用機械を必要とせず、既
存のプレス機械を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一実施例の正面図である。
【図2】図1のII−II線より見た平面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 オス型ダイス 4 傾斜面 5 メス型ダイス 6 バネ 7 凹部 8 傾斜面 9 切断刃 10 切断刃 11 幅 12 間隔 13 固定具 14 線材 15 ストッパ 16 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−1029(JP,A) 特開 平3−214515(JP,A) 特開 昭52−120025(JP,A) 実開 昭50−39773(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の昇降する上型の下面に取付
    けられ、向き合った面に下方が離れる方向の傾斜面を有
    する対のオス型ダイスと、下型の上面に前記上型の傾斜
    面が嵌入する凹所を有し、その上型の嵌入により互いに
    接近するようにされた対のメス型ダイスを備え、該対の
    メス型ダイスは引張バネによって互いに離れる方向に付
    勢されており、又、互いに向き合った面に線材の切断長
    さに等しい寸法の幅と間隔とを持って取付けられ、該対
    のメス型ダイスが前記引張バネの付勢力に抗して接合し
    たときに互いに密に嵌合し合う複数の切断刃の間に、切
    断すべき線材を固定状態で配置し、対のオス型ダイスを
    下降して、メス型ダイスの凹部に嵌入させて、前記引張
    バネの付勢力に抗して、該対のメス型ダイスを接近さ
    せ、前記複数の切断刃によって前記線材を切断すること
    を特徴とするプレス機械による線材の切断方法。
  2. 【請求項2】 プレス機械の昇降する上型の下面に取付
    けられ、向き合った面に下方が離れる方向の傾斜面を有
    する対のオス型と、下型の上面に前記上型の傾斜面が嵌
    入する凹所を有し、その上型の嵌入により互いに接近さ
    れるようにされた対のメス型ダイスを備え、該対のメス
    型ダイスは引張りバネによって前記上型の嵌入による接
    近に抗する方向に付勢されており、又、互いに向き合っ
    た面に線材の切断長さに等しい寸法の幅と間隔とを持っ
    て、互いに接近したときに密に嵌合し合う複数の切断刃
    を有することを特徴とするプレス機械による線材の切断
    装置。
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