JP2728882B2 - 事務機器の動作条件設定装置 - Google Patents

事務機器の動作条件設定装置

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JP2728882B2 JP63075263A JP7526388A JP2728882B2 JP 2728882 B2 JP2728882 B2 JP 2728882B2 JP 63075263 A JP63075263 A JP 63075263A JP 7526388 A JP7526388 A JP 7526388A JP 2728882 B2 JP2728882 B2 JP 2728882B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、例えば複写機,プリンタ,ファクシミリ等
々のような事務機器に関し、特に様々な装置の動作条件
の設定に関する。
[従来の技術] 事務機器、特に複写機は、最近では非常にたくさんの
機能を備えているものが多い。従って、それら様々な機
能に関する装置の動作条件、即ちモード設定を行なうた
めに、この種の装置の操作パネルには、多数のキースイ
ッチと様々な表示器が備わっている。従って、複写機等
を操作するオペレータは、操作パネル上の様々なキース
イッチの全ての機能を覚えなければならず、また、装置
を使用する度に、操作パネル上の様々な表示を全て見
て、自分の希望するモードに設定されていることを確認
しなければならず、単純な動作モードを使用する場合で
あっても、非常に煩わしい操作が必要になる。
また、専属のオペレータが複写機を操作する場合であ
っても、コピー作業の依頼者がそのオペレータに、どの
ような動作モードでコピーを作成するのかを正確に伝達
するのが難しい。
そこで、この種の動作条件の設定を、ICカードを用い
て行なうことが提案されている。しかしながら、ICカー
ドに様々なモード指定情報を書き込むのは困難である
し、書き込まれた内容を確認するためには、特別な表示
装置を用意しなければならず、大変である。
そこで、例えばマークなどの可視情報をモード指定情
報として記入できるメニューシートと、該メニューシー
トに記入されたモード指定情報を読み取って事務機器の
モード設定を行なうようにすれば、ICカードの難点は解
消される。即ち、メニューシイートに対する情報の書き
込みは容易であるし、特別な表示装置を用意することな
く、書き込んだ情報を簡単に確認できる。
ところが、この種のメニューシートを用いてモード設
定を行なう場合、モード設定に誤まりを生じ易い。即
ち、複写機の操作ボード等においては、重復する設定や
指定不可能な設定はできないように制御されているが、
メニューシートの場合には、記入誤りを正す手段がない
ので、例えば記入者がマークを記入する欄をまちがえる
と、例えば単一の設定対象に対し複数の互いに異なる指
定を同時に行うことがある。複写機に対してこれらは指
定異常となる。
〔発明の目的〕
本発明は、事務機器の動作条件の設定を容易にするこ
とを第1の目的とし、動作条件の指定に異常があった場
合にオペレータの期待に可及的に近い動作条件を設定す
ることを第2の目的とする。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するため、本発明においては、 選択的に動作条件を指定するための予め様式を定めた
情報指定欄を備えるメニューシート; 前記メニューシートの情報指定欄の情報を読み取るシ
ート読取手段; 該シート読取手段が読取った情報に、同一の情報指定
欄に対して複数の指定があるかを検出する検出手段; 該検出手段の検出に応じて、単一の情報指定があると
きにはそれを指定情報に定め、複数の指定があったとき
には予め定めた優先順位に従って1つを選択しそれを指
定情報に定める情報確定手段;および、 該情報確定手段が定めた指定情報に基づいて事務機器
の動作条件を設定する、動作モード設定手段; を備える。
即ち、メニューシート上の同一の指定欄に2以上の指
定があったときには、情報確定手段が、予め定めた優先
順位に従って1つを選択しそれを指定情報に定める。こ
れにより、メニューシート上に誤まって2重指定がされ
た場合でも、事務機器が格別に異常な動作を行なうこと
がない。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照し
た実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第2a図に本発明を実施する一形式の複写機の構成を示
す。第2a図を参照して説明する。概略でいうと、この複
写機は、複写機本体と、ADF(自動原稿送り装置)60,ソ
ータ70,自動両面処理ユニット80等のオプションユニッ
ト群で構成されている。記録シートを供給する給紙系は
5段になっている。即ち、第1給紙系及び第2給紙系は
複写機本体に備わっており、第3給紙系である第2給紙
ユニット170及び第4給紙系と第5給紙系を含む第3給
紙ユニット180が複写機本体に接続されている。21,22,2
3及び24はそれぞれ第1給紙系,第2給紙系,第3給紙
系及び第4給紙系に設けられたカセットであり、25が第
5給紙系のトレイである。
複写機本体の最上部に原稿を載置するコンタクトガラ
ス1が備わっており、その下方に光学走査系30が備わっ
ている。光学走査系30には、露光ランプ31,第1ミラー3
2,第3ミラー33,第4ミラー34,レンズ35,第5ミラー36,
スリット37等々が備わっている。原稿読取走査を行なう
場合、光路長が変化しないように、露光ランプ31と第1
ミラー32を搭載した第1キャリッジと第3ミラー33及び
第4ミラー34を搭載した第2キャリッジとが、2:1の相
対速度で機械的に走査駆動される。レンズ35はズームレ
ンズであり、モータ駆動によって倍率を変えることがで
きる。
従って、露光ランプ31から出た光は、第1ミラー32,
第3ミラー33,第4ミラー34,レンズ35,第5ミラー36及
びスリット37を介して、感光体ドラム2上に結像され
る。
感光体ドラム2の周囲には、メインチャージャ3,イレ
ーサ4,現像器5,転写前除電ランプ6,転写チャージャ7,分
離チャージャ8,クニーリングユニット9等々が備わって
いる。
像再生プロセスを簡単に説明する。感光体ドラム2の
表面は、メインチャージャ3の放電によって所定の高電
位に一様に帯電する。像再生に利用されない部分の電荷
は、イレーサ4によって消去される。感光体ドラム2の
帯電した面に、原稿からの反射光が照射されると、照射
される光の強度に応じて、その部分の電位が変化(低
下)する。感光体ドラム2は図に矢印で示す方向に回転
し、それに同期して光学走査系30は原稿面を順次走査す
るので、感光体ドラム2の表面には、原稿像の濃度(光
反射率)分布に応じた電位分布、即ち静電潜像が形成さ
れる。
静電潜像が形成された部分が現像器5の近傍を通る
と、電位分布に応じて現像器5内のトナーが感光体2の
表面に吸着し、それによって静電潜像が現像され、静電
潜像に応じた可視像が感光体ドラム2上に形成される。
一方、コピープロセスの進行に同期して、5つの給紙系
のいずれか選択されたものから記録シートが供給され
る。この記録シートは、レジストローラ27を介して、所
定のタイミングで感光体ドラム2の表面に重なるように
送り込まれる。
そして、転写チャージャ7によって、感光体ドラム2
上の可視像(トナー像)が記録シート側に転写し、更に
分離チャージャ8によって、可視像が転写された記録シ
ートは感光体ドラム2から分離する。分離した記録シー
トは、搬送ベルト11によって定着器12まで搬送される。
定着器12を通ると、記録シート上のトナー像は、定着器
12内の熱によって記録シート上に定着される。定着を終
えた記録シートは、所定の排紙経路を通って、ソータ70
又は自動両面ユニット80に排出される。
第2a図に示した複写機には、複写機の各種動作モード
の設定内容が記入されるメニューシートの内容を読取る
メニューシートリーダが接続される。第3a図及び第3b図
に、そのメニューシートリーダ2の構成を示す。第3a図
は縦断面図、第3b図は第3a図の右側面図である。
各図を参照すると、装置の右端にガイド部材44が配置
されている。メニューシート3は、このガイド部材44上
を案内され、矢紙の方向に向けて装置の入口に挿入され
る。入口に近い位置及び出口に近い位置に、それぞれ搬
送コロ41及び40が配置されている。これらの搬送コロ
は、後述する電気モータM1によって駆動され、メニュー
シート3を入口から出口に向けて搬送する。メニューシ
ート3は、搬送ガイド板42の間を通って搬送される。出
口まで搬送されたメニューシートは、排紙トレイ45に排
紙される。
搬送コロ41よりも少し上流の位置に、メニューシート
3の挿入の有無を識別するための入口センサ51が設けら
れている。また、出口側の搬送コロ40よりも少し上流の
位置に、メニューシートの排出の有無を識別するための
出口センサ52が設けられている。更に、入口側の搬送コ
ロ41と出口側の搬送コロ40との中間付近には、3つのシ
ート読取センサ53a,53b,53cが、メニューシート3の搬
送方向と直交する方向に並んで配置されている。55は矢
印形状に形成された表示器であり、後述する発光ダイオ
ードLEDを内蔵している。56が、メニューシートリーダ
2の電源スイッチである。
このメニューシートリーダ2は、メニューシート3に
記入された情報を読取って、その情報を複写機本体に伝
送する。複写機本体は、メニューシートリーダ3が送信
した情報に基づいて、各種のモード設定を行なう。
第5a図及び第5b図に、メニューシート3の一例を示
す。第5a図及び第5b図は、それぞれメニューシート3の
表面及び裏面を示している。まず第5a図を参照すると、
メニューシート3の表面の右側には、互いに同一形状の
矩形のマーク61及び62が、等間隔で多数形成されてい
る。最も右側に位置するタイミングマーク61は、全て黒
く塗りつぶされている。このタイミングマーク61の左側
に位置するデータマーク62には、四角の枠だけのもの
と、黒く塗りつぶされたものとがある。
初期状態のメニューシートでは、データマーク62は全
て四角の枠だけである。複写機を利用する者は、コピー
モードの設定のために、そのモードに対応する四角の枠
を黒く塗りつぶし、それによってメニューシート3に情
報を記入する。
この例では、メニューシート3上のデータマーク62
は、コピー枚数設定部72,コピーサイズ設定部73,コピー
倍率設定部74,オプション機器設定部75及びアイデンテ
ィティー設定部76の5つのブロックに区分されている。
コピー枚数設定部72には、1の桁の0〜9の数値を指定
する10個のマークと10の桁の0〜9の数値を指定する10
個のマークとが備わっている。従って、この設定部では
コピー枚数の0〜99枚の情報が表現できる。第5a図上で
は、15枚が設定されている。
コピーサイズ設定部73には、A3,A4,B4及びB5の4種類
の記録紙サイズに対応付けたマークが設けられている。
第5a図の例では、A4サイズのマークが黒く塗りつぶされ
ているので、A4が指定されている。同様に、コピー倍率
設定部74には、等倍(100%),1.41倍及び0.71倍のマー
クが設けられ、等倍が指定されている。また、オプショ
ン機器設定部75には、両面コピー機能のオン/オフを指
定する1つのマーク,ソータ機能のモードを指定する2
つのマーク,スティプラー機能のモードを指定する2つ
のマーク,及び予備の4つのマークが備わっている。
アイデンティティー設定部76には合計で、10個のマー
クが設けられている。この設定部は、メニューシートの
所持者、即ち複写機の使用者が予め許可された者か否か
を識別するためのコード情報を表現するマークである。
この例では、10ビットの識別コードが表現できる。
メニューシート3の左下には、2つの塗りつぶされた
マーク82が設けられている。このマークは、メニューシ
ートリーダ2がメニューシート3の挿入方向を自動識別
するのに利用される。即ち、このメニューシート3をメ
ニューシートリーダ2に読ませる場合、第5a図の上中央
部に形成された矢印マークの向きにメニューシート3を
挿入口に挿入する必要があるが、オペレータが誤まって
逆向きに挿入する可能性が考えられる。
この例では、メニューシート3の向きを180度回転さ
せた時に、第5a図の右上端のタイミングマークの位置と
一致する位置に、方向識別マーク82aを配置してある。
また、2つの方向識別マーク82a,82bの配列ピッチは、
タイミングマーク61のピッチのちょうど2倍に設定して
ある。メニューシートリーダ2の制御装置は、後述する
ように、タイミングマークの位置で得られる信号の出現
ピッチを調べることによって、タイミングマーク61と方
向識別マーク82とを識別している。
更に、この例では、メニューシート3の裏と表を自動
的に識別しうるように、第5b図に示すように、メニュー
シート3の裏面に、裏表識別マーク83及び84が設けてあ
る。これらのマークは、メニューシート3の裏表を反転
した時の、表面のタイミングマーク61及び方向識別マー
ク82の位置と各々一致している。この例では、裏表識別
マーク83及び84の2つのマークの配列ピッチは、タイミ
ングマーク61のちょうど3倍に設定してある。
従って、制御装置は、メニューシート3の挿入向きの
誤りと、裏表のまちがいとを識別することもできる。
第2b図に、第2a図の複写機本体に備わった操作ボード
の外観を示す。第2b図を参照すると、この操作ボードに
は多数のキースイッチと多数の表示器が設けられてい
る。即ち、キースイッチとしては、ソータモードキーK
1,ADF/SADFモードキーK2,K3,とじ代調整キーK4a,K4b,寸
法変倍キーK5,ズーム変倍キーK6a,K6b,両面モードキーK
7,原稿サイズキーK8,コピー倍率調整キーK9a,K9b,K9c,
テンキーK10,用紙選択(給紙系切換)キーK11,濃度キー
K12a,K12b,クリアキーKC,プリントスタートキーKS,割込
キーKI等々が設けられている。また、表示部には、メッ
セージ表示器D6を含む、様々な表示器が設けられてい
る。
従って、メニューシート3とメニューシートリーダ2
を用いずに複写機を操作する場合には、第2b図に示すよ
うな、操作ボード上の様々なキースイッチ及び多数の表
示器を操作しなければならず、慣れないと操作をまちが
え易い。
第1図に、この複写機全体の電気回路の構成を示す。
第1図を参照すると、マイクロコンピュータを含む主制
御ユニット101には、光学系制御ユニット102,操作ボー
ド8,給紙制御ユニット108,温度制御ユニット111,ランプ
制御ユニット114,高圧電源ユニット116,ADF(自動原稿
送り装置)ユニット60,センサユニット128,ドライバ12
1,ソータユニット70,自動両面ユニット80及びメニュー
シートリーダ2が接続されている。
概略でいうと、光学系制御ユニット102には、光学走
査系を往復走査駆動するための電気モータ103,コピー倍
率を調整するための電気モータ104及びイレーサ105が接
続され、操作ボード8には、表示器106及びキースイッ
チ107が接続され、給紙制御ユニット108には、給紙系駆
動用の電気モータ109及び給紙クラッチ110が接続され、
温度制御ユニット111には定着ヒータ112及びドラムヒー
タ113が接続され、ランプ制御ユニット114には露光ラン
プ115が接続され、高圧電源ユニット116には、帯電チャ
ージャ117,転写チャージャ118,分離チャージャ119及び
現像スリーブ120が接続されている。
なお、ADFユニット60は、原稿を複写機の読取面(コ
ンタクトガラス)上に搬送する時に、原稿のサイズを読
取る機能を有している。
センサユニット128には、タイミングパルス発生器,
レジストセンサ,排紙センサ,記録紙サイズセンサ,濃
度検出センサ,分離センサ,トナーセンサ,オーバラン
センサ,ペーパエンドセンサ等々が備わっている。記録
紙サイズセンサは、5つの給紙系の各々に備わってお
り、各々の給紙系にセットされたカセット内の記録紙サ
イズを検出する。
ドライバ121には、メインモータ122,各種クラッチ12
3,各種ソレノイド124,除電ランプ125及びフアン126が接
続されている。主制御ユニットに接続されたスイッチSW
1,SW2,SW3及びSW4は、複写機の内部に設けられており、
ユーザの希望に応じた各種のモード切換えを行なう場合
に操作される。これらのスイッチの機能については後で
説明する。
第3c図に、メニューシートリーダ2の電気回路の構成
を示す。第3c図を参照すると、制御装置としてマイクロ
コンピュータ200が備わっている。マイクロコンピュー
タ200の入力ポートには5つの透過型光学センサSEi,SE
o,STa,STb及びSTcが接続されている。これらの光学セン
サSEi,SEo,STa,STb及びSTcは、それぞれ、第3a図及び第
3b図に示すセンサ51,52,53a,53bおよび53cである。
また、マイクロコンピュータ200の出力ポートには、
モータドライバを介して、搬送コロ駆動用の電気モータ
M1が接続されている。マイクロコンピュータ200の出力
ポートに接続された2つの信号ラインCW(時計回り)及
びCCW(反時計回り)を制御することによって、電気モ
ータM1の通電のオン/オフ及び通電の方向を切換えるこ
とができる。つまり、マイクロコンピュータ200は、電
気モータM1の駆動のオン/オフ及び駆動方向を制御でき
る。また、マイクロコンピュータ200の出力ポートに
は、インバータを介して、表示用の発光ダイオードLED
が接続されている。
マイクロコンピュータ200は、シリアル通信(データ
伝送)機能を内蔵しており、そのデータ送信端子及びデ
ータ受信端子は、バッファを介して、第1図に示す主制
御ユニット101のシリアル通信端子と接続されている。
従って、メニューシートリーダ2と主制御ユニット101
とは、お互いの間でデータの送受信ができる。
主制御ユニット(複写機)とメニューシートリーダと
の間のデータ伝送は、概略で第8図に示すようになって
いる。即ち、最初に複写機がレディ状態になると、メニ
ューシートリーダに“読込可”の信号が送られる。メニ
ューシートリーダ2は、この信号に応答して、シート挿
入可表示(65:LED)を点灯する。そして、メニューシー
トが挿入されると、それを読み込んだ後、シート挿入可
の表示(65:LED)を消灯する。
メニューシートリーダは、次に“データ有”信号を複
写機に送信する。複写機はレディ状態であれば、“送信
可”信号をメニューシートリーダ2に送信する。この信
号に応答して、メニューシートリーダ2は、メニューシ
ートから読み込んだデータ群を、順次に複写機に送信す
る。即ち、データを伝送する毎に、複写機がメニューシ
ートリーダに“送信可”信号を送り、それに応答してメ
ニューシートリーダが1バイトのデータを複写機に送信
する動作を、全てのデータに対して順次に繰り返し実行
する。全てのデータの送信が完了すると、メニューシー
トリーダ2は、“データ終了”信号を複写機に送信す
る。
“データ終了”信号を受けると、複写機は、所定のモ
ードセット処理を実行し、再び“読込可”信号をメニュ
ーシートリーダに送信する。ここで、もしメニューシー
トリーダ2に再びメニューシートが挿入されれば、上記
と同一の動作を繰り返すことになる。なお、複数回のモ
ードセット処理を行なった場合、後の処理で設定された
モードが複写機に設定される。また、メニューシートリ
ーダによるモード設定の後で、複写機の操作ボード8か
らキー入力があった場合には、その入力に応じてモード
設定は更新される。逆に、操作ボード8からのキー入力
に応じたモードが複写機に設定されている場合に、メニ
ューシートリーダからのデータ入力があれば、そのデー
タに応じてモードが更新される。
なお、例えば、操作ボード8からのキー入力によるモ
ード設定と、メニューシートリーダ2からのデータ入力
によるモード設定とに優先順を与え、優先順をスイッチ
で切換可能に構成してもよい。即ち、キー入力を優先す
る場合には、複写機が標準モード以外の時はメニューシ
ートリーダからのモード設定を禁止し、メニューシート
リーダを優先する場合には、メニューシートリーダによ
るモード設定が行なわれた後では、操作ボードのオール
クリアキーとプリントスタートスイッチ以外のキー入力
を禁止すればよい。
プリントスタートスイッチKSが押されると、複写機
は、“読込不可”信号をメニューシートリーダ2に送信
するとともに、設定された動作モードに従って、コピー
動作をスタートする。この場合、メニューシートリーダ
のシート挿入可表示は消灯される。コピー動作が終了す
ると、複写機は、再び“読込可”信号をメニューシート
リーダ2に送信する。
この実施例では、複写機がメニューシートリーダ2に
送信する信号は、“読込可",“読込不可”及び“送信
可”の3種である。“読込可”及び“読込不可”は、DI
OKのラベルで表わされ、各々、10H及び00Hの8ビットコ
ードに対応している。また、“送信可”は、DSOKのラベ
ルで表わされ、FFHの8ビットコードに対応している。
メニューシートリーダ2が複写機に送信する信号の一
覧を、次の第1表に示す。
第1表に示す信号については、基本的に、下位の4ビ
ットがデータのアイデンティティーを表わし、上位4ビ
ットがデータの内容を表わすように構成されている。
第1表を参照すると、コピー枚数の1の桁及び10の桁
がそれぞれラベルDCP1,DCP2で表わされ、それに含まれ
るBCDコードによって0〜9の数値を各々表現してい
る。記録紙サイズは、ラベルBSZで表わされ、B5,A4,B4
及びA3の4種類がコード化されている。なお、この例で
は“1"がアクティブであり、他のコードに対しても同様
である。コピー倍率は、複写機には等倍の他に、拡大3
種(1.15,1.22,1.41)、縮小5種(0.93,0.87,0.82,0.7
1,0.64)があるが、この例では、メニューシートからの
指定は、拡大として1.41、縮小として0.71の各々1つの
みが指定できる。ラベルはDMNである。両面機能は、ラ
ベルDDCで表わされ、固定コードF4H(Hは16進表示を示
す:以下同様)ソータ機能は、ラベルDSTで表わされ、
データにはソートモードとスタックモードを指定するビ
ットがそれぞれ備わっている。
DEDのラベルで表わされるデータは、エラー表示に関
するものである。即ち、ビット4はジャムの有無を示す
フラグ、ビット5はメニューシート挿入方向エラーの有
無を示すフラグ、ビット6はアイデンティティーのコー
ドが登録されたものか否かを示すフラグである。この実
施例では、16種のアイデンティティーコードを予め登録
してあり、16人のユーザ(部門)を識別できる。識別し
たユーザの区別を示す4ビットのデータを含む信号が、
ラベルDUKで表わされるユーザ管理データである。この
データは、複写機側で、コピー枚数等の管理に利用され
る。ラベルDENDで表わされる信号は全てのデータの送信
が終了したことを示すものであり、DINは、メニューシ
ートの挿入があったこと、あるいは制御コードが生じた
ことを示す。
次に、メニューシートリーダ2の具体的な動作につい
て説明する。第6a図,第6b図,第6c図,第6d図及び第6e
図は、メニューシートリーダ2の、即ち第3c図に示すマ
イクロコンピュータ200の各種処理の内容を示してい
る。これらの処理は、順次、繰り返して実行される。
まず、第6a図に示すモータ駆動制御サブルーチンを説
明する。
ステップ1では、信号SGiの信号レベルの立ち下がり
エッジの検出の有無を識別する。メニューシートリーダ
の入口に、メニューシートが挿入された時に、SGiが高
レベルHから低レベルLに切換わる。この時にステップ
2に進む。それ以外の時はステップ11に進む。
ステップ2では、ジャムフラグFjmの状態をチェック
する。ジャムフラグFjmが1の時には、ステップ3でそ
れを0にクリアする。
ステップ4では、挿入方向エラーフラグFdrの状態を
チェックする。挿入方向エラーフラグFdrが1の時に
は、ステップ5に進んで、それを0にクリアする。
ステップ6では、複写機が“読込可”信号を送ってき
たか否かを識別する。“読込可”を受信している時に、
ステップ7に進む。
ステップ7では、駆動用の電気モータM1を正転方向
(CW:時計回り)に駆動開始する。これによって、メニ
ューシート3は、メニューシートリーダの入口から出口
側に向かって搬送される。ステップ8では、発光ダイオ
ードLEDを消灯する。これによって、表示器55の表示が
消える。ステップ9及び10では、それぞれ、タイマTJM
及びTTSをオンする。
ステップ11では、信号SGoの立ち上がりエッジ検出の
有無、即ちメニューシートの排出の有無を識別する。メ
ニューシートの搬送が開始された直後は、ステップ12に
進む。
メニューシートの搬送が開始された直後は、信号SGo
が高レベルHであるので、ステップ12の次にステップ13
に進む。ステップ13では、ジャムタイマ9の内容をチェ
ックする。通常であれば、入口側のセンサSEi(51)が
メニューシート先端を検出してから、所定時間以内に出
口側のセンサSEo(52)がメニューシートの先端を検出
するので、ステップ13でタイマTJMがタイムオーバする
前に、ステップ12でSGoがLになり、ステップ20に進
む。
もし、メニューシートの引っ掛かりなどによってジャ
ムが生じ、メニューシートがメニューシートリーダの内
部につまると、所定時間を経過しても、出口側のセンサ
SEo(52)がメニューシート先端を検出できないので、
その場合には、ステップ13でタイマTJMがタイムオーバ
する。この場合、次にステップ14に進む。
ステップ14では、ジャムフラグFjmを1にセットし、
次のステップ15に進む。
ステップ15では、メニューシート搬送用の電気モータ
M1を停止し、ステップ16では該電気モータM1を逆転(CC
W:反時計方向)に駆動開始し、ステップ17ではタイマTJ
2をオンし、ステップ18では、発光ダイオードLEDの点滅
動作を開始する。
つまり、ジャムが検出された場合には、ジャムフラグ
Fjmを1にセットするとともに、メニューシートの搬送
方向を逆転し、メニューシートを挿入口側に戻す。この
場合、各ステップ12-20-21と進んで、タイマTJ2がタイ
ムオーバすると、ステップ22を実行し、電気モータM1の
駆動を停止する。
また、ステップ20において、フラグFdrが1である
と、ステップ15に進み、上記と同様にメニューシートを
挿入口側に戻す。
ステップ11で、SGoの上ち上がりエッジ、即ちセンサS
Eo(52)がメニューシートの排紙を検出すると、ステッ
プ19に進み、モータM1の駆動を停止し、タイマをオフす
る。
メニューシートの搬送において、正常な動作を行なっ
た場合と、ジャムを生じた場合の動作タイミングの一例
を第7図に示すので参照されたい。
次に、第6b図に示す向き・方向識別ルーチンを説明す
る。
ステップ31では、フラグFsstの状態をチェックする。
このフラグは、メニューシートの読取りを開始した直後
は0にクリアされており、次にステップ32に進む。
ステップ32では、タイミングマーク読取信号SGaがの
LからHへの立上がりエッジを検出したか否か、即ち、
シート読取センサSTa(53a)がメニューシート3上のタ
イミングマーク61(黒い部分)を検出したか否かを識別
する。但し、シート読取センサSTa(53a)の検出するも
のが実際にタイミングマーク61かそれとも他のマーク
(82,83,84)かは、このステップ32では分からない。
ステップ32でシート読取センサSTa(53a)がマークを
検出していると、ステップ32の次にステップ33に進む。
ステップ33では、ファーストフラグFfstの状態をチェッ
クする。最初は、フラグFfstが0であるので、ステップ
39及び40を実行し、タイマTTSをクリアするとともに、
フラグFfstを1にセットする。
フラグFfstが1にセットされると、即ち、2個目の黒
マーク(タイミングマーク)を検出した時には、ステッ
プ33の次にステップ34に進む。この場合、ステップ34で
フラグFfstを0にクリアし、ステップ35に進む。
ステップ35では、タイマTTSの内容を予め定めた時間2
Toと比較する。Toは、メニューシート3がタイミングマ
ーク61の配列ピッチに相当する距離を進むのに要する時
間よりも僅かに小さな値に設定してある。シート読取セ
ンサSTa(53a)がタイミングマーク61を検出している時
には、それを検出する毎にタイマTTSがクリアされるの
で、TTSの値は最大の時に約Toになる。
ところが、メニューシート3の挿入方向が逆になって
シート読取センサSTa(53a)がマーク82を検出している
時や、メニューシート3が裏返しにセットされてシート
読取センサSTa(53a)がマーク83又は84を検出している
時には、タイマTTSの内容が2To以上になりうる。そこ
で、TTSが2To以上になった場合には、メニューシートの
方向まちがい(又は裏返し)とみなす。その場合、ステ
ップ36を実行し、方向エラーフラグFdrに1をセットす
る。
ステップ37ではタイマTTSをクリアし、ステップ38で
は終了フラグFsstを1にセットする。終了フラグFsstが
1になると、以上の処理はスキップされ、実行されな
い。
もし、黒マークの検出周期が予め定めた時間Tmよりも
長い場合には、例えば、メニューシート3が横方向に位
置決め不良であることが考えられるので、エラーとみな
す。具体的には、ステップ41で、タイマTTSの内容をチ
ェックし、それがTm以上であると、ステップ42を実行
し、方向エラーフラグFdrに1をセットする。
なお、タイミングマーク検知の3回目以降の場合、即
ちフラグFsstが1の時には、タイマTTSを用いてジャム
等による搬送不良の検知処理を行なうように変更しても
よい。
次に、第6c図及び第6d図に示すマーク読込みサブルー
チンの内容を説明する。
概略でいうと、この処理では、メニューシート3上の
データマーク62の内容を読んで、前記第1表に示したよ
うな内部データを生成する。
ステップ51では、信号SGaの立ち上がりエッジの検出
の有無をチェックする。それを検出すると、ステップ52
に進む。即ち、シート読取センサSTa(53a)がタイミン
グマーク(黒マーク)61を検出する毎に、ステップ52以
降の処理を実行する。
ステップ52では、カウンタCTMの内容をインクリメン
トする。なお、このカウンタCTMの内容は、メニューシ
ート3の読取りを開始する時に、0にクリアされる。
CTMの値が00Hと0AHの範囲内であると、ステップ53か
らステップ54に進む。即ち、コピー枚数のデータ領域を
読む時には、ステップ54以降の処理に進む。そしてシー
ト読取センサSTb(53b)及びSTc(53c)の各々が検出状
態、即ち黒く塗りつぶした部分を検出している場合に
は、その時のカウンタCTMの内容に応じて、それぞれDCP
1及びDCP2にデータをセットする。
同様に、カウンタCTMが0BH〜OEHの範囲にある時に
は、コピーサイズ(記録紙サイズ)のデータ領域を読取
中であるので、SGbがHの時に、CTMの内容に応じた値
(f(CTM)はCTMの関数を示す)をDCZにセットする。
また、カウンタCTMが0FH〜11Hの範囲であると、コピー
倍率のデータ領域を読取中であるので、SGbがHの時
に、CTMの内容に応じた値をDMNにセットする。
その他のデータ領域についても、上記と同様にして第
6c図及び第6d図に示すように処理し、前記第1表に示す
データを得る。
上記の処理によって、メニューシートからのデータの
読取りが終了すると、第6e図に示すIDコード識別処理を
実行する。
ステップ92では、メニューシート3上のアイデンティ
ティー領域に形成された10ビットのIDコードDACを、予
めメニューシートリーダ内に登録した16種の登録コード
COD(0〜15)と比較する。検出したIDコードがいずれ
か1つの登録コードと一致する場合には、ステップ92の
次にステップ97を実行し、コピー禁止フラグFcprを0に
クリアする。検出したIDコードがいずれの登録コードと
も一致しない時には、ステップ95を実行し、コピー禁止
フラグFcprを1にセットする。
IDコードの識別が完了すると、即ちステップ95又は97
を実行すると、次にステップ96に進み、メニューシート
から読取ったデータ、即ち前記第1表に示すデータを、
前述の手順に従って、複写機に送信する。
次に、第1図に示す主制御ユニット101の動作を説明
する。第4a図に、全体の動作の概略を示す。なお、第4a
図の処理の基本的な内容は、一般の複写機と同様である
ので、詳細な説明は省略する。
複写機が待機状態にある時には、ステップSA3,SA4及
びSA5の処理を繰り返し実行する。この時に、メニュー
シートリーダ2との間でデータの送受信を行なう。第4a
図のステップSA3,SA4,SA5に含まれる処理の一部分を、
第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,第4f図及び第4g図に
示す。
まず、第4b図に示す指定異常識別サブルーチンの内容
を説明する。ステップS1では、メニューシートリーダ2
から送信されるデータDSZ(第1表参照)の異常の有無
を識別する。即ち、このデータDSZは、記録紙サイズに
関するものであり、通常であれば、A3,B4,A4又はB5のい
ずれか1つが選択される。しかし、メニューシートにマ
ークを記入する人間のミスによって、メニューシート上
の記録紙サイズの欄に複数の黒マークが記入されること
がある。この種の重複指定を検出した場合に、ステップ
S2に進む。
主制御ユニット101に接続されたモードスイッチSW1が
“P"(優先順指定)にセットされている時には、ステッ
プS3を実行する。即ち、予め定めた優先順に従って、デ
ータを修正する。例えば、メニューシート上にA3サイズ
を指定するマークとA4サイズを指定するマークが同時に
存在した場合に、A3,B4,A4及びB5の優先順がそれぞれ4,
3,1及び2であると、A3よりもA4の方が優先順位が高い
ので、A4サイズを選択する。
また、モードスイッチSW1が“D"(異常表示)に設定
されている時には、ステップS5を実行する。即ち、操作
ボード上のメッセージ表示器D6に、“データ フクスウ
アリ”を表示し、エラーフラグFerrを1にセットす
る。
モードスイッチSW1が“N"(標準モード)にセットさ
れている時には、ステップ6に進む。即ち、予め定めた
標準状態(電源オン直後及びオールクリア直後の状態)
に記録紙サイズの選択モードを設定する。
ステップS7では、メニューシートリーダ2から送信さ
れるデータDMN(第1表参照)の異常の有無を識別す
る。即ち、このデータDMNは、コピー倍率に関するもの
であり、通常であれば、等倍,0.71又は1.41のいずれか
1つが選択される。しかし、これについても重複指定が
発生する可能性がある。そこで、DMNの重複指定を検出
した場合には、ステップS8に進む。
この場合も、モードスイッチSW1の状態に応じて、
“P"であれば優先順にコピー倍率を選択し、“D"であれ
ば異常を表示し、“N"であれば標準状態にコピー倍率を
設定する。
同様に、ステップS13でDSTの重複指定を検出した場合
には、ステップS14以降の処理に進む。即ち、モードス
イッチSW1が“P"であれば優先順に従ってソータの機能
を選択し、“D"であれば異常を表示し、“N"であればソ
ータの機能を標準モードに設定する。
次に、第4c図に示す“エラー処理”を説明する。ステ
ップS21およびS23では、受信したデータDEDを参照し
て、メニューシートリーダ側のエラーをチェックする。
つまりステップS21では、DEDが19Hか否か、即ちビット
4のジャムフラグFjmがセットされているか否かを識別
する。ジャムフラグFjmがセットされている時には、ス
テップS22を実行し、操作ボード上のメッセージ表示器D
6に、“メニューシート ヲ サイセッテイ シテクダ
サイ”を表示する。
また、ステップS23では、DEDが29Hか否か、即ちビッ
ト5の方向エラーフラグFdrがセットされているか否か
を識別する。フラグがセットされている時には、ステッ
プS24を実行し、操作ボード上のメッセージ表示器D6
に、“メニューシート ノ ホウコウ ヲ カクニンシ
テ クダサイ”を表示する。
ステップS25では、指定不可能な機能に対してモード
指定がされたか否かを識別する。例えば、複写機にステ
ープラーが接続されていないにもかかわらず、メニュー
シート上のステープラーのモードを指定するデータ領域
がマークされ、DYB1にデータがセットされているか否か
を識別する。このような指定がされている場合には、次
のステップS26に進む。
即ち、主制御ユニット101に接続されたモードスイッ
チSW3がオフなら、そのデータを無視し、モードスイッ
チSW3がオンなら、ステップS27に進む。ステップS27で
は、操作ボード上のメッセージ表示器D6に“ステープル
キノウ ハ シヨウデキマセン”を表示し、エラーフ
ラグFerrを1にセットする。
次に、第4d図に示す“指定漏れ処理”を説明する。一
般に、原稿と記録紙の画像の倍率を調整する場合には、
記録画像サイズに合うように、記録紙サイズを選択しな
ければならない。選択をまちがえたり忘れたりすると、
記録画像が記録紙に入りきらなくなったり、記録紙に大
きな余白部分が形成されてしまう。このような不都合を
なくするのが、第4d図に示す処理である。
ステップS31では、データDSZを参照して、記録紙サイ
ズの指定の有無をチェックする。いずれかの記録紙サイ
ズが指定されている時にはステップS32に進み、更にデ
ータDMNを参照して、コピー倍率の指定の有無をチェッ
クする。記録紙サイズの指定があって、しかもコピー倍
率の指定が漏れている時には、AMSモードをセットす
る。このAMSモードがセットされると、複写機は、コピ
ー動作を行なう前に、原稿サイズと記録紙サイズとに応
じて、コピー倍率を自動的に設定する。原稿サイズは、
自動原稿送り装置(ADF)60によって検出される。幅サ
イズは、多数の光学センサによって検出され、送り方向
サイズは、シートの有無を検出するセンサを通過する時
間によって測定される。従って、メニューシート上にコ
ピー倍率の指定を忘れても適正な倍率が自動的に設定さ
れる。
また、ステップS31でDSZ(記録紙サイズ)の指定がな
い時には、ステップS34に進み、コピー倍率(DMN)の指
定の有無をチェックする。コピー倍率の指定があって、
記録紙サイズの指定が漏れている時には、ステップS35
に進み、複写機にAPSモードをセットする。APSモードが
セットされると、複写機は、コピー動作を行なう前に、
原稿サイズを検出し、原稿サイズと指定されたコピー倍
率とに応じて、適正な記録紙サイズを識別し、その記録
紙サイズの記録紙を備える給紙カセットが装着された給
紙系を自動的に選択する。
DSZとDMNの両方の指定が漏れている時には、ステップ
S36に進み、記録紙サイズとコピー倍率の各々に、標準
モードにおけるモード(例えばA4サイズ,等倍)をセッ
トする。
次に、第4e図に示す自動スタートサブルーチンについ
て説明する。
通常の動作においては、複写機は、操作ボード上のプ
リントスタートスイッチKSの押下(オン)によってコピ
ー動作を開始する。しかし、この実施例では、メニュー
シートリーダからのデータによるモード設定が完了した
時には、プリントスタートスイッチKSの操作なしに、自
動的にコピー動作をスタートすることが可能になってい
る。
第4e図を参照して説明する。ステップS41では、メニ
ューシートリーダ2が全てのデータの送信を終了し、
“データ終了”信号を送信したか否かを識別する。主制
御ユニット101が“データ終了”を受信した時には、ス
テップS42に進み、受信したデータの内容に従って、モ
ード設定を実行する。
次のステップS43では、フラグFcprをチェックする。
フラグFcprが0ならステップS44に進み、そうでなけれ
ば、即ちメニューシート上のIDコードが登録コードでな
い場合には、ステップS47に進んで、コピー禁止フラグ
をセットする。
ステップS44では、主制御ユニット101に接続されたモ
ードスイッチSW2の状態をチェックする。モードスイッ
チSW2がオンであると、ステップS45に進む。ステップS4
5では、エラーフラグFerrをチェックし、それが0な
ら、即ちエラーがなければ、ステップS46に進み、コピ
ースタートフラグをセットする。
つまり、メニューシートリーダからのデーダによって
モード設定を完了し、IDコードの不一致がなく、モード
スイッチSW2がオンし、その他のエラーがなかった場合
には、プリントスタートスイッチKSを操作しなくとも、
コピースタートフラグがセットされ、コピー動作が開始
される。
次に、第4f図を参照して、ユーザ管理サブルーチンの
内容を説明する。
ステップS51では、メニューシートリーダから送られ
たデータDUKに基づいて、ユーザの番号USERを生成す
る。即ち、DUKの上位4ビットが16種類のユーザのいず
れかの番号を示しているので、それをUSERにストアす
る。
ステップS52では、DCP1及びDCP2の関数であるコピー
枚数の指定値を生成し、それをnにストアする。
ステップS53では、各々のユーザに割当てられている
使用枚積算メモリMMのうち識別したユーザに割り当てら
れているもの(MM(USER))をアクセスし、今回指定さ
れたコピー枚数の指定値nをそれに加算する。
ステップS54では、ステップS53で更新されたメモリの
内容を、各々のユーザに予め割当てられた最大許容枚数
MX1と比較する。なおステップS54のKは、USERと同一の
ものを示している。MM(K)>MX1である時には、次の
ステップS56に進み、メッセージ表示器D6に“シテイマ
イスウ チョウカ”を表示し、エラーフラグFerrを1に
セットする。
ステップS55では、今回指定したコピー枚数nを各々
のユーザに予め割当てられた最大許容枚数MX2と比較
し、n>MX2であると、ステップS56に進み、エラーメッ
セージを表示するとともに、エラーフラグFerrをセット
する。
次に、第4g図に示す管理情報出力サブルーチンを説明
する。
ステップS61では、主制御ユニット101に接続されたモ
ードスイッチSW4の状態をチェックする。スイッチSW4が
オンすると、ステップS62以降の処理に進む。
即ち、ステップS62では、カウンタNを0にクリア
し、ステップS63では、カウンタNに対応するユーザに
割当てられた使用枚数積算メモリMM(N)の内容を読取
る。ステップS64では、カウンタNの値とステップS63で
読取ッた数値とを、操作ボード8上の表示器に同時に表
示する。ステップS65では、オペレータが表示を認識す
るのに要する所定時間だけ待つ。
そして、ステップS66でカウンタNをインクリメント
し、N>15になるまで、即ち16人全てのユーザのデータ
の表示が完了するまで、上記処理を繰り返し実行する。
つまり、スイッチSW4をオンすることにより、16人の
各々のユーザが、各々、それまでに何枚のコピー処理を
行なったかを表示させることができる。
〔効果〕
以上のとおり、本発明によれば、メニューシート上に
簡単な記入を行なってそれをメニューシートリーダに読
ませるだけで、そのメニューシートの内容に応じたモー
ド設定を行なうことができ、極めて操作性が良い。
また、メニューシート上の同一の指定欄に2以上の指
定があったときには、情報確定手段が、予め定めた優先
順位に従って1つを選択しそれを指定情報に定める。こ
れにより、メニューシート上に誤まって2重指定がされ
た場合でも、事務機器が格別に異常な動作を行なうこと
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する一形式の複写機の全体の構
成を示すブロック図である。 第2a図は実施例の複写機の機構部の構成を示す正面図、
第2b図は該複写機の操作ボードの外観を示す平面図であ
る。 第3a図メニューシートリーダ2を正面から見た縦断面
図、第3b図は第3a図の右側面図である。 第3c図は、第3a図のメニューシートリーダに備わった電
気回路の構成を示すブロック図である。 第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,第4f図及び
第4g図は、第1図の主制御ユニット101の動作の一部を
示すフローチャートである。 第5a図及び第5b図は、それぞれ、1つのメニューシート
3の表面及び裏面の外観を示す正面図である。 第6a図,第6b図,第6c図,第6d図及び第6e図は、第3c図
に示すマイクロコンピュータ200の動作を示すフローチ
ャートである。 第7図は、メニューシートリーダのシート搬送動作の一
例を示すタイムチャートである。 第8図は、主制御ユニット101とメニューシートリーダ
との間のデータ伝送の手順を示すブロック図である。 2:メニューシートリーダ 3:メニューシート、8:操作ボード 40,41:搬送コロ、42:搬送ガイド板 44:ガイド部材、45:排紙トレイ 51(SEi):入口センサ 52(SEo):出口センサ 53a,53b,53c:シート読取センサ 55:表示器、56:電源スイッチ 60:ADFユニット 61:タイミングマーク、62:データマーク 70:ソータユニット 72:コピー枚数設定部 73:コピーサイズ設定部 74:コピー倍率設定部 75:オプション機器設定部 76:アイデンティティ設定部 82a,82b,82:方向識別マーク 83,84:裏表識別マーク 101:主制御ユニット 102:光学系制御ユニット 108:給紙制御ユニット 200:マイクロコンピュータ D6:メッセージ表示器 KS:プリントスタートキー SW1〜SW4:モードスイッチ M1:電気モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 博之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−117570(JP,A) 特開 昭61−117571(JP,A) 特開 昭60−260982(JP,A) 特開 昭63−136282(JP,A) 特開 昭61−177472(JP,A) 特開 昭58−217924(JP,A) 特公 昭61−18798(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択的に動作条件を指定するための予め様
    式を定めた情報指定欄を備えるメニューシート; 前記メニューシートの情報指定欄の情報を読み取るシー
    ト読取手段; 該シート読取手段が読取った情報に、同一の情報指定欄
    に対して複数の指定があるかを検出する検出手段; 該検出手段の検出に応じて、単一の情報指定があるとき
    にはそれを指定情報に定め、複数の指定があったときに
    は予め定めた優先順位に従って1つを選択しそれを指定
    情報に定める情報確定手段;および、 該情報確定手段が定めた指定情報に基づいて事務機器の
    動作条件を設定する、動作モード設定手段; を備える事務機器の動作条件設定装置。
JP63075263A 1988-03-29 1988-03-29 事務機器の動作条件設定装置 Expired - Fee Related JP2728882B2 (ja)

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