JP2728076B2 - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JP2728076B2
JP2728076B2 JP8008149A JP814996A JP2728076B2 JP 2728076 B2 JP2728076 B2 JP 2728076B2 JP 8008149 A JP8008149 A JP 8008149A JP 814996 A JP814996 A JP 814996A JP 2728076 B2 JP2728076 B2 JP 2728076B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光磁気デ
ィスクのような若干エラーレートの高い伝送(記録再
生)媒体を介してデータを伝送する場合に使用して好適
な技術に関する。 【0002】 【従来の技術】書き込み可能で大容量の情報蓄積用のデ
ィスク装置としては、従来、いわゆるハードディスク装
置が知られている。これは、一般にコンピュータのデー
タストレージ用として用いられているもので、一定の定
められた回転数で回転するディスクに同芯円状(あるい
はスパイラル状)のトラックとして情報が記録されるも
のである。 【0003】図6に示すように、このハードディスク装
置1へのデータの書き込み及び読み出しはCPU3によ
りデータバス2を介してなされる。これはハードディス
ク装置は記録すべき入力データの転送レートとは無関係
(非同期)の一定回転数でドライブされているので、C
PU3でタイミングをとって記録をなすのである。これ
は扱うデータが間欠的データであるからである。 【0004】ハードディスク装置1とCPU3間のデー
タのやりとりはバッファメモリとしてのRAM4を介し
てなされる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述のハードディスク
の記録再生は一般に管理された状況でなされるので、バ
ーストエラーの発生は少ない。このため、このハードデ
ィスクのデータフォーマットではエラー訂正符号は強力
でなくてもよく、エラー訂正用のパリティが無いものが
多い。また、あっても、データブロックを2次元マトリ
クス状に配列したとき、その行と列の一方の方向にのみ
パリティが付与されるものが通常である。 【0006】ところで、最近はニューメディア時代とい
われ、種々の情報が世に提供され、いわゆるマルチメデ
ィア情報となっている。この情報としてはコンピュータ
データ等の間欠的なデータ、また、静止画像やイメージ
等の準間欠的なデータの他に、デジタルオーディオ等の
全く連続的な情報もある。 【0007】これらの種々の情報をディスクに貯えて適
宜、ユーザーの利用に供することができれば便利であ
る。しかし、前述したように従来のディスク装置では回
転速度一定で、CPUでコントロールしてデータの記録
をなすのが一般であり、マルチメディア情報に対処する
ものは従来なかった。 【0008】ところで、書き替え可能な大容量記憶装置
として光磁気ディスクが注目されている。このような大
容量記憶装置ではマルチメディア情報の記憶ができる可
能性がある。 【0009】この光磁気ディスクの場合、ハードディス
クと異なり、バーストエラーが比較的多い。また、大容
量であるため、種々の付加情報がデータに付加されて記
録されることになるが、この付加情報がエラーのため読
めなくなるのを防ぐ必要があるとともにこの付加情報部
分の有効利用を図ることが望まれる。 【0010】この発明は上記の点を考慮してデータにつ
いても、また付加情報についてもエラー訂正能力が強力
なものであって付加情報部分を有効に利用することがで
きるようにしたものを提供せんとするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】この発明のデータ再生装
置は、異なる転送レートにて各セクタにその転送レート
を示す信号と共にデータが記録されたディスク形状のデ
ータ記録媒体からデータを再生するデータ再生装置であ
って、上記データ記録媒体からデジタル信号を再生し、
復調するプロセス回路と、再生されたデジタル信号をセ
クタ毎にエラー訂正の処理を行うECCデコーダと、上
記ECCデコーダによりエラー訂正された信号を、デジ
タルデータと他の信号とに分離するマルチプレクサとを
有し、上記デジタルデータからセクタ単位で記録データ
の転送レートを得、このセクタ単位の転送レートの情報
に応じて記録時の転送レートにてデータを再生するもの
である。 【0012】積符号であるからデータについてのエラー
訂正能力は大きく、また、付加情報もデータと全く同様
になされてエラー訂正符号が生成されているので、この
付加情報についてのエラー訂正能力も大きい。 【0013】また、伝送すべきデータに後続して付加情
報が付加され、エラー検出符号はデータエリアの最後尾
に付加されることになる。よって積符号のエンコード及
びデコード時のアドレスコントロールは容易になり、付
加情報の抽出も容易になる。 【0014】 【実施例】この発明方法の一例を光磁気ディスクを介し
てデータを伝送する場合を例にとって図を参照しながら
説明しよう。 【0015】〔実施例1〕光磁気ディスクのフォーマッ
トの説明 先ず、光磁気ディスクのフォーマットについて説明す
る。この光磁気ディスク11は図3に示すようにデータ
が1回転当たり1トラックとして、同芯円状あるいはス
パイラル状にトラック12が形成されて記録され、これ
より再生されるようになされる。 【0016】この光磁気ディスク11の1トラック12
は円周方向に等分割された複数のセクターからなってお
り、各セクターに、定められた所定数のデータにエラー
訂正符号、エラー検出符号等が生成付加されたものが記
録されている。 【0017】図3の場合、1トラックは同図Aに示すよ
うに(n+1)セクターからなり、この例では1トラッ
クは32セクターとされている。1セクターに記録され
るデータのフォーマットは例えば同図Bのようになされ
ている。すなわち、1セクター分は、ヘッダ部とデータ
部と、ヘッダ部の後とデータ部の後にそれぞれ設けられ
るギャップ部GAPとからなる。 【0018】ヘッダ部にはその先頭にプリアンブル信号
が記録されるとともに、トラックアドレスTAとセクタ
ーアドレスSAからなるアドレス信号ADDに対してエ
ラー訂正符号ECCが付加されたものにアドレス用同期
信号ASYNCが付加されたものが2回くり返して記録
されている。 【0019】また、データ部にはその先頭にプリアンブ
ル信号が記録されるとともに、その後にデータ及びその
データに対するエラー訂正符号ECCその他が付加され
たものが記録される。 【0020】〔実施例2〕データサイズ512バイトの
ときのデータ構造の説明 この場合、1セクターのデータ部に記録する単位データ
量は、コンピュータの記憶装置として用いることを考慮
して512バイトが標準とされる。この場合に、データ
部の構造は図1のようになっている。すなわち、図1の
場合はデータ数がD0 〜D511 までの512バイトの場
合で、実際のデータとしては、この512バイトのデー
タD0 〜D511 の後に16バイトの付加情報が付加され
て行方向に48バイト、列方向に11バイトとして48
×11=528バイトのマトリクス配列とされている。 【0021】すなわち、512バイトのデータD0 〜D
511 の後の12バイトはリザーブ領域とされ、この領域
にはトラックナンバー、セクターナンバー、データ識別
情報等が挿入される。そして、このリザーブ領域を含む
524バイトのデータに対してエラー検出用のCRCコ
ードが4バイト分生成され、付加情報の最後の4バイト
の領域に挿入される。そして、合計528バイトが図1
に示すように48×11としてマトリクス状に配列され
る。 【0022】そして、このCRCコードの4バイト分を
含めた528バイトに対し、行方向に1行について4バ
イト分として第1のエラー訂正符号C1 (これは例えば
52,48リードソロモン符号)が付加され、同様に列
方向に一列について2バイトの第2のエラー訂正符号C
2 (これは例えば13,11リードソロモン符号)が付
加される。 【0023】そして、図に示すように、データはこのマ
トリクス配列の行方向に1行ずつ順次書き込み及び読み
出しがなされる。そして、バッファメモリより読み出し
て、ディスク11に記録する際には例えば1行毎に、さ
らには所定バイト毎に同期信号が挿入され、再生側での
データ処理に際してデータの同期をとりやすくしてい
る。 【0024】以上のことから、この場合、512バイト
のデータに、このデータに関連する付加情報(CRCコ
ードを含む)を16バイト付加して、528バイトから
なるブロックを形成し、これを11行,48列に並べて
行方向にパリティC1 ,列方向にパリティC2 を生成付
加して積符号を形成し、これをディスク11の1セクタ
ーとして記録再生するものである。 【0025】この場合、トラックに記録されるのは、こ
の図1のマトリクス状のデータを行方向に順次直列化デ
ータとして読み出したもので、バーストエラーが発生す
ると行方向のデータが影響を受けることになる。 【0026】しかし、この行方向のデータが例えば1行
分すべて駄目になったとしても列方向のパリティC2
より訂正可能である。したがって、付加情報部がバース
トエラーですべて駄目になってもエラー訂正で正しく戻
すことができるものである。 【0027】なお、この例の場合、トラックナンバーT
rNo及びセクターナンバーSeは、データ部の前のヘ
ッダー部にも記録されており、トラックナンバーTrN
oやセクターナンバーSe等のデータの再生時に有効使
用できる付加情報は2重(ヘッダー部ですでに2重書き
されているからこの例では3重)に保護されているもの
である。 【0028】なお、バイト単位のデータではなく、1ワ
ード16ビット、あるいは12ビット等のデータもバイ
ト毎に区切って512バイトにして積符号を形成して伝
送することも可能である。このとき、例えば付加情報部
の識別情報IDにこの1ワードのビット数を識別する情
報を記録するようにする。 【0029】また、ディスクの回転数を変えると転送レ
ートの異なるデータを記録することが可能になるが、そ
の転送レートを示す情報をこの識別情報IDに記録する
ようにしてもよい。 【0030】〔実施例3〕データサイズ1024バイト
のときのデータ構造の説明 図2は512バイトの2倍の1024バイトのデータを
伝送(記録)する場合のデータ構造の一例を示すもの
で、この例では1024バイトのデータに対し、その前
半と後半の512バイトのデータのそれぞれについて1
6バイトの付加情報を付加して合計1056バイトのデ
ータを48列×22行としてマトリクス配列する。 【0031】そして、前半の512バイトのデータにつ
いての12バイトのリザーブ領域のトラックナンバー等
のデータ及びCRCコードからなる16バイトの付加情
報と、後半の512バイトのデータについての12バイ
トのリザーブ領域のトラックナンバー等のデータ及びC
RCコードからなる16バイトの付加情報とは48×2
2のマトリクス配列の末行の終わりの部分にすべて挿入
する。 【0032】そして、図1例と同様に、このマトリクス
配列の各行については、52,48リード・ソロモン符
号を生成して4バイトのパリティC1 が付加される。ま
た、マトリクス配列の各列については24,22リード
・ソロモン符号を生成して2バイトのパリティC2 ′が
付加される。 【0033】この場合、この図2のようにすれば図1の
512バイトのデータ構造を作成する際のハードウエア
をほぼ共通に用いることができる。ただし、列方向の第
2のエラー訂正符号が512バイトのときとは異なる
が、これは512バイトと1024(1K)バイトとの
データサイズの違いを、前述したリザーブ領域にそのデ
ータサイズ識別信号として記録しておくことにより、再
生したとき、エラー訂正符号C2 とC2 ′との違いに対
処することができる。 【0034】なお、データサイズが512バイト/セク
ターや1024バイト/セクターではなく、例えば52
0バイト/セクター、1032バイト/セクターとした
ときは、付加情報部のリザーブ領域の一部をデータ領域
として使用することで、データ構造は図1及び図2のま
まで用いることができる。 【0035】〔実施例4〕記録再生系のブロック図 図4は一例として以上のようなセクターフォーマットで
種々の転送レートの情報をディスク回転数を変えること
で記録し、再生する記録再生系の一例のブロック図であ
る。 【0036】11は光磁気ディスクで、このディスク1
1にはスパイラル状のトラックとして記録がなされる
が、記録再生用のヘッド(図示せず)はあらかじめ形成
されているトラックを正しく走査してゆくようにトラッ
キング制御がこのヘッドに対して施されている。 【0037】21はディスク駆動モータで、ディスク1
1はこのモータにより角速度一定の状態で所定の速度で
回転するように回転制御される。すなわち、この駆動モ
ータ21には周波数発電機22が設けられており、この
周波数発電機22よりモータ21の回転速度に比例した
周波数信号FGが得られ、これが位相比較回路23に供
給される。一方、この位相比較回路23にはスピード基
準信号REFが供給される。このスピード基準信号RE
Fは後述するように記録すべき、あるいは再生するデー
タの転送レートに応じて変えられるものであるが、ディ
スク11が目的とする回転速度で回転しているときの周
波数発電機22の出力FGの周波数と等しい信号であ
る。もっとも、出力FGを分周したような周波数の信号
でもよく、そのときは出力FGも同じ分周比で分周され
て比較回路23に供給されるのはもちろんである。 【0038】この位相比較回路23の比較出力は積分回
路24を通されてスピード誤差電圧とされ、これがモー
タドライブ回路25を介してモータ21に供給されて、
このモータ21がスピード基準信号REFに応じた角速
度で回転するように制御される。 【0039】次に記録係について説明するに、31Dは
デジタルデータの入力端で、デジタルデータとしてはコ
ンピュータデータの他に、アナログオーディオデータが
種々の所定のサンプリング周波数でサンプリングされ、
各サンプル値が所定のビット数のワードとして標本化さ
れたもの、その他種々の転送レートのデジタルデータが
入力される。 【0040】31Aはアナログ信号例えばオーディオ信
号が供給される入力端子である。デジタル信号入力端3
1Dにデジタル信号が入力されるとき、このデジタル信
号とともにその転送レートを示す信号が送られてくる場
合があるが、その転送レートを示す信号は入力端子31
Rに供給される。 【0041】入力端子31Dよりのデジタルデータはセ
レクタ33に供給される。また、入力端子31Aよりの
アナログ信号はA/Dコンバータ32においてデジタル
信号に変換される。このA/Dコンバータ32でのサン
プリング周波数は、例えば32kHz,44.1kH
z,48kHz等種々のものに切り換え可能であり、ま
た、1サンプルは8ビット,12ビット,16ビット等
の種々のビット数のワードとして切り換えて出力するこ
とができるようにされている。 【0042】このA/Dコンバータ32よりのデジタル
信号はセレクタ33に供給される。セレクタ33は手動
により、あるいは外部よりのコントロール信号により入
力端子31Dよりのデジタル信号とA/Dコンバータ3
3よりのデジタル信号とのいずれかを選択する。 【0043】このセレクタ33より得られたデジタル信
号はECCエンコーダ34に供給され、前述したように
512バイト毎に1セクターのデータが形成される。こ
のとき、1ワード8ビットのデジタルデータであれば5
12ワード毎に1セクターのデータが形成されるが、1
2ビット,16ビット等の1ワードが8ビットでないデ
ジタルデータの場合には、図1において整数ワードで1
行が構成できず、1ワードが2つの行さらには2つのセ
クターにまたがるような場合もあるが、図1のセクター
フォーマットのデータ構造において行方向のバイト数を
適当な値とすることにより、それを防ぐことができる。 【0044】このECCエンコーダ34よりのデータは
記録プロセス回路35に供給され、適当な変調が施され
た後、ビットシリアルでヘッドに供給されて光磁気ディ
スク11に記録される。このときのディスク11の回転
速度は次のようにして記録されるデジタルデータの転送
レートに同期するようにされる。 【0045】すなわち、この記録時、スイッチ26が端
子REC側に切り換えられ、スピード基準発生回路36
よりの信号がスピード基準信号REFとして位相比較回
路23に供給される。 【0046】記録すべきデジタル信号が入力端子31D
よりのデジタル信号であって、これがいわゆるセルフク
ロッキングのデータであるときは、この入力端子31D
よりのデータがスピード基準発生回路36に供給され、
このデータよりクロックが抽出され、これより転送レー
トが検知され、その検知された転送レートに応じたスピ
ード基準信号がこれより出力される。 【0047】入力端子31Dよりのデジタル信号がいわ
ゆるセルフクロックのものでなく、データとは別個に転
送レートを示す信号、例えばクロックが送られてくると
きは、これが入力端子31Rを通じてスピード基準発生
回路36に供給され、この転送レートを示す信号から検
知した転送レートに応じたスピード基準信号がこれより
出力される。 【0048】また、記録する信号が入力端子31Aより
のアナログ信号を標本化した信号であるときは、前述し
た選択したサンプリング周波数及び1サンプルについて
のビット数に応じてスイッチ37を切り換えて、その転
送レートに応じたスピード基準信号がスピード基準発生
回路36より得られる。 【0049】入力端子31Dよりのデジタル信号につい
て転送レートがわかっており、しかも、セルフクロック
のデータでなく、転送レートを示す信号も送られてこな
いような場合には、このスイッチ37により転送レート
に応じた基準信号を選ぶことができる。 【0050】こうして得られた転送レートに応じたスピ
ード基準信号と周波数発電機22よりの周波数信号FG
とが位相一致(周波数一致)するようにモータ21が駆
動され、ディスク11は転送レートに同期した回転数で
回転する。 【0051】そして、この場合、スピード基準発生回路
36よりの転送レートを識別した信号がECCエンコー
ダ34に供給され、この転送レートの識別信号が図1の
データ構造の付加情報部のデータ識別情報IDの一部と
して記録される。また、サンプリング周波数及びデータ
ワードのビット数もこの識別情報IDの一部として記録
される。 【0052】なお、入力端子31Dに供給されるデジタ
ル信号はパリティやその他の冗長ビットが付加されたE
CCエンコードされたものであるときは、これらを一旦
デコードして、本来のデジタルデータのみとする。 【0053】もっとも、光磁気ディスクは大容量である
ので冗長ビットを含んだままであってもよい。ただし、
そのときは若干、転送レートが異なることになる。な
お、記録したデータの転送レートを示す識別信号は、デ
ィスクの最内周あるいは最外周の再生始めの領域のディ
レクトリにも記録してよい。 【0054】また、A/Dコンバータでのサンプリング
周波数、データワードのビット数もこのディレクトリに
書き込み、再生時に用いるようにしてもよい。現実的な
用途と転送レート、ディスクの回転数との関係を次に示
す。 【0055】 【表1】 【0056】なお、回転数は以上のように変化するが、
ヘッドは同一トラック上を走査するようにトラッキング
制御されているので、1枚のディスクとしての全ビット
数は変わらない。つまり、転送レートに応じて記録時間
が異なることになる。 【0057】この表からも明らかなように、デジタル通
信の種々の標準レート、1.536Mbps,6.14
4Mbps,2.048Mbps等に合わせることがで
きる。また、デジタルオーディオテープレコーダの音を
そのまま記録することも可能になる。このような、記録
されたデータの種類、つまりコンピュータデータか、オ
ーディオデータか、画像データか等の識別信号もリザー
ブ領域の識別情報IDとして記録しておけばよい。 【0058】次に、再生時について説明する。ディスク
11からヘッドにて再生されたデジタル信号は再生プロ
セス回路41に供給されて復調され、ビット同期再生が
されてデジタル信号にされる。このプロセス回路41の
出力は識別情報IDのデコーダ46に供給されて、各セ
クターの付加データ部に記録されていた転送レートを示
す信号がデコードされ、そのデコード出力がスピード基
準発生回路47に供給されて、デコードされた転送レー
トに応じたスピード基準信号がこれより得られ、スイッ
チ26の再生側端子PBを通じて位相比較回路23に供
給され、ディスクは記録されていたデータの転送レート
に同期した回転数で回転をする。 【0059】この再生時のディスクの回転制御のスピー
ド基準信号は、ディスクのディレクトリに記録されてい
た転送レートを示すデータを再生に先だって読んでおく
ことによってもできる。 【0060】また、ディスクに記録されているデータの
転送レートをメモ等により知ることができるようにして
おけば、手動切り換えももちろんできる。こうして、デ
ータ転送レートに同期した回転数で再生されたデータは
再生プロセス回路41を介してECCデコーダ42に供
給され、セクター単位毎にエラー訂正等の処理がなされ
た後、冗長ビットの除去された本来のデータのみとさ
れ、これがマルチプレクサ43により、デジタルデータ
のときは出力端子45Dに導出され、アナログ信号をデ
ジタル化したものであるときはD/Aコンバータ44に
てアナログ信号に戻されて出力端子45Aに導出され
る。 【0061】このD/Aコンバータ44におけるサンプ
リング信号周波数及びデータワードのビット数も識別情
報IDをデコードして知ることによりあるいはディレク
トリに記録したデータを読むことにより予め知り、それ
に応じたD/A変換を行うことができる。 【0062】この場合、付加情報部の識別情報IDは積
符号のデータの一部となっており、エラー訂正能力が高
いから、再生時、記録データの転送レート、サンプリン
グ周波数、ビット数を正しく得ることが容易である。 【0063】なお、以上は回転角速度一定となるように
ディスクを回転制御した場合であるが、線速度一定とな
るようにディスクを回転制御する場合にも適用できるこ
とは勿論である。 【0064】 【発明の効果】以上のように、この発明はデータについ
てエラー訂正能力の高い積符号を形成して伝送するもの
であるが、この積符号を形成する際、データのみでな
く、データに関連する付加情報も含めて積符号を形成す
るので、この付加情報がエラーに対して強く、データの
受信(再生)側でこの付加情報を有効に利用することが
できるものである。 【0065】この場合、付加情報のリザーブ領域は図5
に示すように、マトリクス配列上でデータの前に配置す
ることも考えられるが、この発明のようにデータを前に
つめて、付加情報はその後にした場合には、データ転送
される順に第1のエラー訂正符号C1 のエンコードやC
RCコードの生成演算ができ、ECCエンコーダのバッ
ファメモリのアクセス回数を減らすことができる。 【0066】また、リザーブ領域が図5に示すようにマ
トリクス配列上でデータの前にあるときは、バッファメ
モリにデータを書き込み、また読み出すためのメモリア
ドレスコントローラでは、メモリアドレスにオフセット
を付ける必要があるが、この発明の場合には、そのよう
なオフセットは必要ではなくなり、アドレスコントロー
ラをmod.48のカウンタで構成でき、アドレス管理
が容易になる。 【0067】また、付加情報部が後に付いているので、
データサイズを例えば512バイトから520バイトに
変えたときには、この付加情報部の一部をデータエリア
として容易に用いることができる。すなわち、付加情報
部がデータの前に付いているときにも、その一部をデー
タエリアとして使うことも可能であるが、その場合には
付加情報部の長さが変わることにより、前述したメモリ
アドレスコントローラでのアドレスオフセット値が変わ
ることになり、より複雑なコントロールを必要とするの
に対し、この発明ではそのような必要はない。 【0068】さらに、ホストコンピュータから付加情報
付のデータが送られたとき、図5のように付加情報エリ
アがデータの前にあるときは、付加情報がデータの後か
ら送られてくる場合にデータの送出が終了するまでデー
タのエンコードができないが、この発明では付加情報エ
リアはデータの後にあるのでそのような不都合はない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明方法に用いる積符号の一例を示す図であ
る。 【図2】本発明方法に用いる積符号の他の例を示す図で
ある。 【図3】本発明方法が適用される光磁気ディスクのセク
ターフォーマットを示す図である。 【図4】本発明を適用したディスク記録再生装置の一例
を示す図である。 【図5】考えられる積符号のデータ構造の例を示す図で
ある。 【図6】ハードディスク装置によるデータ記録再生シス
テムを説明する図である。 【符号の説明】 D0 〜D511 データ C1 ,C2 行方向及び列方向のパリティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 574 G11B 20/18 574J (56)参考文献 特開 昭59−178607(JP,A) 特開 昭57−141005(JP,A) 特開 昭61−117767(JP,A) 特開 昭52−63308(JP,A) 特開 昭60−242554(JP,A) 実開 昭61−52363(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.異なる転送レートにて各セクタにその転送レートを
    示す信号と共にデータが記録されたディスク形状のデー
    タ記録媒体からデータを再生するデータ再生装置であっ
    て、 上記データ記録媒体からデジタル信号を再生し、復調す
    るプロセス回路と、 再生されたデジタル信号をセクタ毎にエラー訂正の処理
    を行うECCデコーダと、 上記ECCデコーダによりエラー訂正された信号を、デ
    ジタルデータと他の信号とに分離するマルチプレクサと
    を有し、 上記デジタルデータからセクタ単位で記録データの転送
    レートを得、このセクタ単位の転送レートの情報に応じ
    て記録時の転送レートにてデータを再生することを特徴
    とするデータ再生装置。
JP8008149A 1996-01-22 1996-01-22 データ再生装置 Expired - Lifetime JP2728076B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8008149A JP2728076B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 データ再生装置

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JP8008149A JP2728076B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 データ再生装置

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