JP2740163B2 - データ伝送方法及びデータ記録媒体 - Google Patents
データ伝送方法及びデータ記録媒体Info
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Description
【発明の詳細な説明】
以下の順序でこの発明を説明する。
A産業上の利用分野
B発明の概要
C従来の技術
D発明が解決しようとする問題点
E問題点を解決するための手段
F作用
G実施例
G1光磁気ディスクのフォーマットの説明(第3図)
G2データサイズ512バイトのときのデータ構造の説明
(第1図) G3データサイズ1024バイトのときのデータ構造の説明
(第2図) G4記録再生系のブロック図(第4図) H発明の効果 A産業上の利用分野 この発明は、例えば光磁気ディスクのような若干エラ
ーレートの高い伝送(記録再生)媒体を介してデータを
伝送する場合に使用して好適な技術に関する。 B発明の概要 この発明に係るデータ伝送方法は、ディスク形状の媒
体に異なる転送レートにてデータを記録再生するデータ
伝送方法であって、上記媒体には複数のセクタからなる
トラックが記録され、上記各セクタは、少なくともデー
タとエラー検出符号とを含むデータ領域と、更に、上記
データ領域のデータ等からリードソロモン符号により生
成された複数バイトからなる第1のエラー訂正符号と複
数バイトからなる第2のエラー訂正符号とからなり、更
に、上記データ領域には、少なくともデータの転送レー
トを示す情報が記録されるようにすることにより、再生
側にてエラー訂正された状態にてその転送レートを示す
情報を得ることができ、信頼性が高く、しかも、異なる
転送レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを
記録再生することができるようにしたものである。 また、この発明に係るデータ記録媒体は、異なる転送
レートにてデータが記録されるディスク形状のデータ記
録媒体であって、複数のセクタからなるトラックを有
し、上記各セクタは、少なくともデータとエラー検出符
号とを含むデータ領域と、該データ領域のデータ等から
リードソロモン符号により生成された複数バイトからな
る第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエ
ラー訂正符号が記録される領域とを有し、上記データ領
域に、少なくともデータの転送レートを示す情報が記録
される領域を有するように構成することにより、再生側
にてエラー訂正された状態にてその転送レートを示す情
報を得ることができ、信頼性が高く、しかも、異なる転
送レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを記
録再生することができるデータ伝送を実現できるように
したものである。 C従来の技術 書き込み可能で大容量の情報蓄積用のディスク装置と
しては、従来、いわゆるハードディスク装置が知られて
いる。 これは、一般にコンピュータのデータストレージ用と
して用いられているもので、一定の定められた回転数で
回転するディスクに同芯円状(あるいはスパイラル状)
のトラックとして情報が記録されるものである。 第6図に示すように、このハードディスク装置(1)
へのデータの書き込み及び読み出しはCPU(3)により
データバス(2)を介してなされる。これはハードディ
スク装置は記録すべき入力データの転送レートとは無関
係(非同期)の一定回転数でドライブされているので、
CPU(3)でタイミングをとって記録をなすのである。
これは扱うデータが間欠的データであるからである。 ハードディスク装置(1)とCPU(3)間のデータの
やりとりはバッファメモリとしてのRAM(4)を介して
なされる。 D発明が解決しようとする問題点 前述のハードディスクの記録再生は一般に管理された
状況でなされるので、バーストエラーの発生は少ない。 このため、このハードディスクのデータフォーマット
ではエラー訂正符号は強力でなくてもよく、エラー訂正
用のパリティが無いものが多い。また、あっても、デー
タブロックを2次元マトリクス状に配列したとき、その
行と列の一方の方向にのみパリティが付与されるものが
通常である。 ところで、最近はニューメディア時代といわれ、種々
の情報が世に提供され、いわゆるマルチメディア情報と
なっている。 この情報としてはコンピュータデータ等の間欠的なデ
ータ、また、静止画像やイメージ等の準間欠的なデータ
の他に、デジタルオーディオ等の全く連続的な情報もあ
る。 これらの種々の情報をディスクに貯えて適宜、ユーザ
ーの利用に供することができれば便利である。しかし、
前述したように従来のディスク装置では回転速度一定
で、CPUでコントロールしてデータの記録をなすのが一
般であり、マルチメディア情報に対処するものは従来な
かった。 ところで、書き替え可能な大容量記憶装置として光磁
気ディスクが注目されている。このような大容量記憶装
置ではマルチメディア情報の記憶ができる可能性があ
る。 この光磁気ディスクの場合、ハードディスクと異な
り、バーストエラーが比較的多い。また、大容量である
ため、種々の付加情報がデータに付加されて記録される
ことになるが、この付加情報がエラーのため読めなくな
るのを防ぐ必要があるとともにこの付加情報部分の有効
利用を図ることが望まれる。 この発明は、異なる転送レートにてディスク状の記録
媒体に対してデータを記録再生する場合において、その
転送レートを示す情報をセクタ構造のデータ領域に記録
しておき、再生側にてエラー訂正された状態にてその転
送レートを示す情報を得ることにより、信頼性が高く、
しかも、異なる転送レートにてディスク状の記録媒体に
対してデータを記録再生することができるデータ伝送方
法及び該データ伝送を実現させるためのデータ記録媒体
を提供することにある。 E問題点を解決するための手段 この発明に係るデータ伝送方法は、ディスク形状の媒
体に異なる転送レートにてデータを記録再生するデータ
伝送方法であって、上記媒体に対するデータの記録形態
は以下のようになる。 即ち、上記媒体に複数のセクタからなるトラックを記
録し、各セクタは、少なくともデータとエラー検出符号
とを含むデータ領域と、更にこのデータ領域のデータ等
からリードソロモン符号により生成された複数バイトか
らなる第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2
のエラー訂正符号とからなり、更に、上記データ領域
は、少なくともデータの転送レートを示す情報を記録す
る。 また、この発明に係るデータ記録媒体は、異なる転送
レートにてデータが記録されるディスク形状のデータ記
録媒体であって、複数のセクタからなるトラックを有
し、その各セクタは、少なくともデータとエラー検出符
号とを含むデータ領域と、該データ領域のデータ等から
リードソロモン符号により生成された複数バイトからな
る第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエ
ラー訂正符号が記録される領域とを有し、更に、上記デ
ータ領域に、少なくともデータの転送レートを示す情報
が記録される領域を有するように構成する。 F作用 この発明に係るデータ伝送方法においては、各セクタ
において、少なくともデータとエラー検出符号とを含む
データ領域に少なくともデータの転送レートを示す情報
を記録するようにしているため、セクタを単位として異
なる転送レートにてデータを記録することができ、これ
により、異なる性質のデータを所定の転送レートにて1
枚の記録媒体に記録することが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 しかも、上記データ領域のデータ等からリードソロモ
ン符号により生成された複数バイトからなる第1のエラ
ー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラー訂正符号
を付加するようにしているため、データ領域に含まれる
エラー検出符号のみならず、データの転送レートを示す
情報に対しても上記第1及び第2のエラー訂正符号を用
いたエラー訂正を行なうことができる。即ち、データの
転送レートを示す情報に対するエラー訂正能力が大きく
なる。 これにより、エラーに対して強く、データの受信(再
生)側でデータの転送レートを示す情報をより有効に利
用することが可能となる。 また、本発明に係るデータ記録媒体においては、各セ
クタにおいて、少なくともデータとエラー検出符号とを
含むデータ領域に、少なくともデータの転送レートを示
す情報が記録される領域を有することから、セクタを単
位として異なる転送レートにてデータを記録することが
できる。 その結果、異なる性質のデータを所定の転送レートに
て1枚の記録媒体に記録することが可能となり、また、
同一サイズのディスク状の記録媒体にて、データに応じ
て異なる記録時間とすることも可能となる。 しかも、上記データ領域のデータ等からリードソロモ
ン符号により生成された複数バイトからなる第1のエラ
ー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラー訂正符号
を付加するようにしているため、データ領域に含まれる
エラー検出符号のみならず、データの転送レートを示す
情報に対しても上記第1及び第2のエラー訂正符号を用
いたエラー訂正を行なうことができ、エラーに対して強
く、データの受信(再生)側でデータの転送レートを示
す情報をより有効に利用することが可能となる。即ち、
この発明に係るデータ記録媒体を用いることにより、上
記発明に係るデータ伝送方法を容易に実現させることが
できることとなる。 G実施例 この発明方法の一例を光磁気ディスクを介してデータ
を伝送する場合を例にとって図を参照しながら説明しよ
う。 G1光磁気ディスクのフォーマットの説明 先ず、光磁気ディスクのフォーマットについて説明す
る。 この光磁気ディスク(11)は第3図に示すようにデー
タが1回転当たり1トラックとして、同芯円状あるいは
スパイラル状にトラック(12)が形成されて記録され、
これより再生されるようにされる。 この光磁気ディスク(11)の1トラック(12)は円周
方向に等分割された複数のセクターからなっており、各
セクターに、定められた所定数のデータにエラー訂正符
号、エラー検出符号等が生成付加されたものが記録され
ている。 第3図の場合、1トラックは同図Aに示すように(n
+1)セクターからなり、この例では1トラックは32セ
クターとされている。 1セクターに記録されるデータのフォーマットは例え
ば同図Bのようになされている。すなわち、1セクター
分は、ヘッダ部とデータ部と、ヘッダ部の後とデータ部
の後にそれぞれ設けられるギャップ部GAPとからなる。 ヘッダ部にはその先頭にプリアンブル信号が記録され
るとともに、トラックアドレスTAとセクターアドレスSA
からなるアドレス信号ADDに対してエラー訂正符号ECCが
付加されたものにアドレス用同期信号ASYNCが付加され
たものが2回くり返して記録されている。 また、データ部にはその先頭にプリアンブル信号が記
録されるとともに、その後にデータ及びそのデータに対
するエラー訂正符号ECCその他が付加されたものが記録
される。 G2データサイズ512バイトのときのデータ構造の説明 この場合、1セクターのデータ部に記録する単位デー
タ量は、コンピュータの記憶装置として用いることを考
慮して512バイトが標準とされる。 この場合に、データ部の構造は第1図のようになって
いる。 すなわち、第1図の場合はデータ数がD0〜D511までの
512バイトの場合で、実際のデータとしては、この512バ
イトのデータD0〜D511の後に16バイトの付加情報が付加
されて行方向に48バイト、列方向に11バイトとして48×
11=528バイトのマトリクス配列とされている。 すなわち、512バイトのデータD0〜D511の後の12バイ
トはリザーブ領域とされ、この領域にはトラックナンバ
ー、セクターナンバー、データ識別情報等が挿入され
る。そして、このリザーブ領域を含む524バイトのデー
タに対してエラー検出用のCRCコードが4バイト分生成
され、付加情報の最後の4バイトの領域に挿入される。
そして、合計528バイトが第1図に示すように48×11と
してマトリクス状に配列される。 そして、このCRCコードの4バイト分を含めた528バイ
トに対し、行方向に1行について4バイト分として第1
のエラー訂正符号C1(これは例えば(52,48)リードソ
ロモン符号)が付加され、同様に列方向に一列について
2バイトの第2のエラー訂正符号C2(これは例えば(1
3,11)リードソロモン符号)が付加される。 そして、図に示すように、データはこのマトリクス配
列の行方向に1行ずつ順次書き込み及び読み出しがなさ
れる。そして、バッファメモリより読み出して、ディス
ク(11)に記録する際には例えば1行毎に、さらには所
定バイト毎に同期信号が挿入され、再生側でのデータ処
理に際してデータの同期をとりやすくしている。 以上のことから、この場合、512バイトのデータに、
このデータに関連する付加情報(CRCコードを含む)を1
6バイト付加して、528バイトからなるブロックを形成
し、これを11行,48列に並べて行方向にパリティC1,列
方向にパリティC2を生成付加して積符号を形成し、これ
をディスク(11)の1セクターとして記録再生するもの
である。 この場合、トラックに記録されるのは、この第1図の
マトリクス状のデータを行方向に順次直列化データとし
て読み出したもので、バーストエラーが発生すると行方
向のデータが影響を受けることになる。 しかし、この行方向のデータが例えば1行分すべて駄
目になったとしても列方向のパリティC2により訂正可能
である。 したがって、付加情報部がバーストエラーですべて駄
目になってもエラー訂正で正しく戻すことができるもの
である。 なお、この例の場合、トラックナンバーTr No及びセ
クターナンバーSeは、データ部の前のヘッダー部にも記
録されており、トラックナンバーTr Noやセクターナン
バーSe等のデータの再生時に有効使用できる付加情報は
2重(ヘッダー部ですでに2重書きされているからこの
例では3重)に保護されているものである。 なお、バイト単位のデータではなく、1ワード16ビッ
ト、あるいは12ビット等のデータもバイト毎に区切って
512バイトにして積符号を形成して伝送することも可能
である。このとき、例えば付加情報部の識別情報IDにこ
の1ワードのビット数を識別する情報を記録するように
する。 また、ディスクの回転数を変えると転送レートの異な
るデータを記録することが可能になるが、その転送レー
トを示す情報をこの識別情報IDに記録するようにしても
よい。 G3データサイズ1024バイトのときのデータ構造の説明 第2図は512バイトの2倍の1024バイトのデータを伝
送(記録)する場合のデータ構造の一例を示すもので、
この例では1024バイトのデータに対し、その前半と後半
の512バイトのデータのそれぞれについて16バイトの付
加情報を付加して合計1056バイトのデータを48列×22行
としてマトリクス配列する。 そして、前半の512バイトのデータについての12バイ
トのリザーブ領域のトラックナンバー等のデータ及びCR
Cコードからなる16バイトの付加情報と、後半の512バイ
トのデータについての12バイトのリザーブ領域のトラッ
クナンドー等のデータ及びCRCコードからなる16バイト
の付加情報とは48×22のマトリクス配列の末行の終りの
部分にすべて挿入する。 そして、第1図例と同様に、このマトリクス配列の各
行については、(52,48)リード・ソロモン符号を生成
して4バイトのパリティC1が付加される。また、マトリ
クス配列の各列については(24,22)リード・ソロモン
符号を生成して2バイトのパリティC2′が付加される。 この場合、この第2図のようにすれば第1図の512バ
イトのデータ構造を作成する際のハードウエアをほぼ共
通に用いることができる。ただし、列方向の第2のエラ
ー訂正符号が512バイトのときとは異なるが、これは512
バイトと1024(1K)バイトとのデータサイズの違いを、
前述したリザーブ領域にそのデータサイズ識別信号とし
て記録しておくことにより、再生したとき、エラー訂正
符号C2とC2′との違いに対処することができる。 なお、データサイズが512バイト/セクターや1024バ
イト/セクターではなく、例えば520バイト/セクタ
ー、1032バイト/セクターとしたときは、付加情報部の
リザーブ領域の一部をデータ領域として使用すること
で、データ構造は第1図及び第2図のままで用いること
ができる。 G4記録再生系のブロック図 第4図は一例として以上のようなセクターフォーマッ
トで種々の転送レートの情報をディスク回転数を変える
ことで記録し、再生する記録再生系の一例のブロック図
である。 (11)は光磁気ディスクで、このディスク(11)には
スパイラル状のトラックとして記録がなされるが、記録
再生用のヘッド(図示せず)はあらかじめ形成されてい
るトラックを正しく走査してゆくようにトラッキング制
御がこのヘッドに対して施されている。 (21)はディスク駆動モータで、ディスク(11)はこ
のモータにより角速度一定の状態で所定の速度で回転す
るように回転制御される。 すなわち、この駆動モータ(21)には周波数発電機
(22)が設けられており、この周波数発電機(22)より
モータ(21)の回転速度に比例した周波数信号FGが得ら
れ、これが位相比較回路(23)に供給される。一方、こ
の位相比較回路(23)にはスピード基準信号REFが供給
される。このスピード基準信号REFは後述するように記
録すべき、あるいは再生するデータの転送レートに応じ
て変えられるものであるが、ディスク(11)が目的とす
る回転速度で回転しているときの周波数発電機(22)の
出力FGの周波数と等しい信号である。もっとも、出力FG
を分周したような周波数の信号でもよく、そのときは出
力FGも同じ分周比で分周されて比較回路(23)に供給さ
れるのはもちろんである。 この位相比較回路(23)の比較出力は積分回路(24)
を通されてスピード誤差電圧とされ、これがモータドラ
イブ回路(25)を介してモータ(21)に供給されて、こ
のモータ(21)がスピード基準信号REFに応じた角速度
で回転するように制御される。 次に記録系について説明するに、(31D)はデジタル
データの入力端で、デジタルデータとしてはコンピュー
タデータの他に、アナログオーディオデータが種々の所
定のサンプリング周波数でサンプリングされ、各サンプ
ル値が所定のビット数のワードとして標本化されたも
の、その他種々の転送レートのデジタルデータが入力さ
れる。 (31A)はアナログ信号例えばオーディオ信号が供給
される入力端子である。 デジタル信号入力端(31D)にデジタル信号が入力さ
れるとき、このデジタル信号とともにその転送レートを
示す信号が送られてくる場合があるが、その転送レート
を示す信号は入力端子(31R)に供給される。 入力端子(31D)よりのデジタルデータはセレクタ(3
3)に供給される。また、入力端子(31A)よりのアナロ
グ信号はA/Dコンバータ(32)においてデジタル信号に
変換される。このA/Dコンバータ(32)でのサンプリン
グ周波数は、例えば32kHz,44.1kHz,48kHz等種々のもの
に切り換え可能であり、また、1サンプルは8ビット,1
2ビット,16ビット等の種々のビット数のワードとして切
り換えて出力することができるようにされている。 このA/Dコンバータ(32)よりのデジタル信号はセレ
クタ(33)に供給される。 セレクタ(33)は手動により、あるいは外部よりのコ
ントロール信号により入力端子(31D)よりのデジタル
信号とA/Dコンバータ(33)よりのデジタル信号とのい
ずれかを選択する。 このセレクタ(33)より得られたデジタル信号はECC
エンコーダ(34)に供給され、前述したように512バイ
ト毎に1セクターのデータが形成される。このとき、1
ワード8ビットのデジタルデータであれば512ワード毎
に1セクターのデータが形成されるが、12ビット,16ビ
ット等の1ワードが8ビットでないデジタルデータの場
合には、第1図において整数ワードで1行が構成でき
ず、1ワードが2つの行さらには2つのセクターにまた
がるような場合もあるが、第1図のセクターフォーマッ
トのデータ構造において行方向のバイト数を適当な値と
することにより、それを防ぐことができる。 このECCエンコーダ(34)よりのデータは記録プロセ
ス回路(35)に供給され、適当な変調が施された後、ビ
ットシリアルでヘッドに供給されて光磁気ディスク(1
1)に記録される。 このときのディスク(11)の回転速度は次のようにし
て記録されるデジタルデータの転送レートに同期するよ
うにされる。 すなわち、この記録時、スイッチ(26)が端子REC側
に切り換えられ、スピード基準発生回路(36)よりの信
号がスピード基準信号REFとして位相比較回路(23)に
供給される。 記録すべきデジタル信号が入力端子(31D)よりのデ
ジタル信号であって、これがいわゆるセルフクロッキン
グのデータであるときは、この入力端子(31D)よりの
データがスピード基準発生回路(36)に供給され、この
データよりクロックが抽出され、これより転送レートが
検知され、その検知された転送レートに応じたスピード
基準信号がこれより出力される。 入力端子(31D)よりのデジタル信号がいわゆるセル
フクロックのものでなく、データとは別個に転送レート
を示す信号、例えばクロックが送られてくるときは、こ
れが入力端子(31R)を通じてスピード基準発生回路(3
6)に供給され、この転送レートを示す信号から検知し
た転送レートに応じたスピード基準信号がこれより出力
される。 また、記録する信号が入力端子(31A)よりのアナロ
グ信号を標本化した信号であるときは、前述した選択し
たサンプリング周波数及び1サンプルについてのビット
数に応じてスイッチ(37)を切り換えて、その転送レー
トに応じたスピード基準信号がスピード基準発生回路
(36)より得られる。 入力端子(31D)よりのデジタル信号について転送レ
ートがわかっており、しかも、セルフクロックのデータ
でなく、転送レートを示す信号も送られてこないような
場合には、このスイッチ(37)により転送レートに応じ
た基準信号を選ぶことができる。 こうして得られた転送レートに応じたスピード基準信
号と周波数発電機(22)よりの周波数信号FGとが位相一
致(周波数一致)するようにモータ(21)が駆動され、
ディスク(11)は転送レートに同期した回転数で回転す
る。 そして、この場合、スピード基準発生回路(36)より
の転送レートを識別した信号がECCエンコーダ(34)に
供給され、この転送レートの識別信号が第1図のデータ
構造の付加情報部のデータ識別情報IDの一部として記録
される。また、サンプリング周波数及びデータワードの
ビット数もこの識別情報IDの一部として記録される。 なお、入力端子(31D)に供給されるデジタル信号は
パリティやその他の冗長ビットが付加されたECCエンコ
ードされたものであるときは、これらを一旦デコードし
て、本来のデジタルデータのみとする。 もっとも、光磁気ディスクは大容量であるので冗長ビ
ットを含んだままであってもよい。ただし、そのときは
若干、転送レートが異なることになる。 なお、記録したデータの転送レートを示す識別信号
は、ディスクの最内周あるいは最外周の再生始めの領域
のディレクトリにも記録してもよい。 また、A/Dコンバータでのサンプリング周波数、デー
タワードのビット数もこのディレクトリに書き込み、再
生時に用いるようにしてもよい。 現実的な用途と転送レート、ディスクの回転数との関
係を次に示す。 なお、回転数は以上のように変化するが、ヘッドは同
一トラック上を走査するようにトラッキング制御されて
いるので、1枚のディスクとしての全ビット数は変わら
ない。つまり、転送レートに応じて記録時間が異なるこ
とになる。 この表からも明らかなように、デジタル通信の種々の
標準レート、1.536Mbps,6.144Mbps,2.048Mbps等に合わ
せることができる。また、デジタルオーディオテープレ
コーダの音をそのまま記録することも可能になる。この
ような、記録されたデータの種類、つまりコンピュータ
データか、オーディオデータか、画像データか等の識別
信号もリザーブ領域の識別情報IDとして記録しておけば
よい。 次に、再生時について説明する。 ディスク(11)からヘッドにて再生されたデジタル信
号は再生プロセス回路(41)に供給されて復調され、ビ
ット同期再生がされてデジタル信号にされる。このプロ
セス回路(41)の出力は識別情報IDのデコーダ(46)に
供給されて、各セクターの付加データ部に記録されてい
た転送レートを示す信号がデコードされ、そのデコード
出力がスピード基準発生回路(47)に供給されて、デコ
ードされた転送レートに応じたスピード基準信号がこれ
より得られ、これがスイッチ(26)の再生側端子PBを通
じて位相比較回路(23)に供給され、ディスクは記録さ
れていたデータの転送レートに同期した回転数で回転を
する。 この再生時のディスクの回転制御のスピード基準信号
は、ディスクのディレクトリに記録されていた転送レー
トを示すデータを再生に先だって読んでおくことによっ
てもできる。 また、ディスクに記録されているデータの転送レート
をメモ等により知ることができるようにしておけば、手
動切り換えももちろんできる。 こうして、データ転送レートに同期した回転数で再生
されたデータは再生プロセス回路(41)を介してECCデ
コーダ(42)に供給され、セクター単位毎にエラー訂正
等の処理がなされた後、冗長ビットの除去された本来の
データのみとされ、これがマルチプレクサ(43)によ
り、デジタルデータのときは出力端子(45D)に導出さ
れ、アナログ信号をデジタル化したものであるときはD/
Aコンバータ(44)にてアナログ信号に戻されて出力端
子(45A)に導出される。 このD/Aコンバータ(44)におけるサンプリング信号
周波数及びデータワードのビット数も識別情報IDをデコ
ードして知ることによりあるいはディレクトリに記録し
たデータを読むことにより予め知り、それに応じたD/A
変換を行うことができる。 この場合、付加情報部の識別情報IDは積符号のデータ
の一部となっており、エラー訂正能力が高いから、再生
時、記録データの転送レート、サンプリング周波数、ビ
ット数を正しく得ることが容易である。 なお、以上は回転角速度一定となるようにディスクを
回転制御した場合であるが、線速度一定となるようにデ
ィスクを回転制御する場合にも適用できることは勿論で
ある。 以上のように、上記実施例においては、各セクタにお
いて、少なくともデータとエラー検出符号とを含むデー
タ領域に少なくともデータの転送レートを示す情報を記
録するようにしているため、セクタを単位として異なる
転送レートにてデータを記録することができ、これによ
り、異なる性質のデータを所定の転送レートにて1枚の
記録媒体に記録することが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 また、リードソロモン符号による複数バイトからなる
第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラ
ー訂正符号を付加するようにして積符号を形成して伝送
するものであるが、この積符号を形成する際、データの
みでなく、データに関連する付加情報も含めて積符号を
形成するので、この付加情報がエラーに対して強く、デ
ータの受信(再生)側でこの付加情報を有効に利用する
ことができる。 この場合、付加情報のリザーブ領域は第5図に示すよ
うに、マトリクス配列上でデータの前に配置することも
考えられるが、本実施例のように付加情報のリザーブ領
域をマトリクス配列上でデータの後ろに配置する方が以
下に示すように種々の点で優れる。 即ち、上記実施例のようにデータを前につめて、付加
情報をその後に配置した場合には、データ転送される順
に第1のエラー訂正符号C1のエンコードやCRCコードの
生成演算ができ、ECCエンコーダのバッファメモリのア
クセス回数を減らすことができる。 また、リザーブ領域が第5図に示すように、マトリク
ス配列上でデータの前にある場合、バッファメモリにデ
ータを書き込み、また読み出すためのメモリアドレスコ
ントローラでは、メモリアドレスにオフセットを付ける
必要があるが、この実施例の場合には、そのようなオフ
セットは必要ではなくなり、アドレスコントローラをmo
d.48のカウンタで構成でき、アドレス管理が容易にな
る。 また、付加情報部が後に付いているので、データサイ
ズを例えば512バイトから520バイトに変えたときには、
この付加情報部の一部をデータエリアとして容易に用い
ることができる。即ち、付加情報部がデータの前に付い
ているときにも、その一部をデータエリアとして使うこ
とも可能であるが、その場合には付加情報部の長さが変
わることにより、前述したメモリアドレスコントローラ
でのアドレスオフセット値が変わることになり、より複
雑なコントロールを必要とするのに対し、この実施例で
はそのような必要はない。 更に、ホストコンピュータから付加情報付きのデータ
が送られてきたとき、第5図のように、付加情報エリア
がデータの前にあるときは、付加情報がデータの後から
送られてくる場合にデータの送出が終了するまでデータ
のエンコードができないが、この実施例では付加情報エ
リアがデータの後ろにあるので、そのような不都合はな
い。 H発明の効果 上述のように、この発明に係るデータ伝送方法によれ
ば、異なる転送レートにてディスク状の記録媒体に対し
てデータを記録再生する場合において、その転送レート
を示す情報をセクタ構造のデータ領域に記録しておき、
再生側にてエラー訂正された状態にてその転送レートを
示す情報を得ることにより、信頼性が高く、しかも、異
なる転送レートにてディスク状の記録媒体に対してデー
タ記録再生することができる。 また、セクタを単位として異なる転送レートにてデー
タを記録することができ、これにより、異なる性質のデ
ータを所定の転送レートにて1枚の記録媒体に記録する
ことが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 更に、データ領域に含まれるエラー検出符号のみなら
ず、データの転送レートを示す情報に対しても上記第1
及び第2のエラー訂正符号を用いたエラー訂正を行なう
ことができ、データの転送レートを示す情報に対するエ
ラー訂正能力が大きくなるため、エラーに対して強く、
データの受信(再生)側でデータの転送レートを示す情
報をより有効に利用することが可能となる。 また、本発明に係るデータ記録媒体によれば、上記デ
ータ伝送、即ち、信頼性が高く、しかも、異なる転送
レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを記録
再生することができること、セクタを単位として異な
る転送レートにてデータを記録することができ、異なる
性質のデータを所定の転送レートにて1枚の記録媒体に
記録することが可能となること、同一サイズのディス
ク状の記録媒体にて、データに応じて異なる記録時間と
することも可能となること、エラーに対して強く、デ
ータの受信(再生)側でデータの転送レートを示す情報
をより有効に利用することが可能となる、というデータ
伝送を容易に実現させることができる。
(第1図) G3データサイズ1024バイトのときのデータ構造の説明
(第2図) G4記録再生系のブロック図(第4図) H発明の効果 A産業上の利用分野 この発明は、例えば光磁気ディスクのような若干エラ
ーレートの高い伝送(記録再生)媒体を介してデータを
伝送する場合に使用して好適な技術に関する。 B発明の概要 この発明に係るデータ伝送方法は、ディスク形状の媒
体に異なる転送レートにてデータを記録再生するデータ
伝送方法であって、上記媒体には複数のセクタからなる
トラックが記録され、上記各セクタは、少なくともデー
タとエラー検出符号とを含むデータ領域と、更に、上記
データ領域のデータ等からリードソロモン符号により生
成された複数バイトからなる第1のエラー訂正符号と複
数バイトからなる第2のエラー訂正符号とからなり、更
に、上記データ領域には、少なくともデータの転送レー
トを示す情報が記録されるようにすることにより、再生
側にてエラー訂正された状態にてその転送レートを示す
情報を得ることができ、信頼性が高く、しかも、異なる
転送レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを
記録再生することができるようにしたものである。 また、この発明に係るデータ記録媒体は、異なる転送
レートにてデータが記録されるディスク形状のデータ記
録媒体であって、複数のセクタからなるトラックを有
し、上記各セクタは、少なくともデータとエラー検出符
号とを含むデータ領域と、該データ領域のデータ等から
リードソロモン符号により生成された複数バイトからな
る第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエ
ラー訂正符号が記録される領域とを有し、上記データ領
域に、少なくともデータの転送レートを示す情報が記録
される領域を有するように構成することにより、再生側
にてエラー訂正された状態にてその転送レートを示す情
報を得ることができ、信頼性が高く、しかも、異なる転
送レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを記
録再生することができるデータ伝送を実現できるように
したものである。 C従来の技術 書き込み可能で大容量の情報蓄積用のディスク装置と
しては、従来、いわゆるハードディスク装置が知られて
いる。 これは、一般にコンピュータのデータストレージ用と
して用いられているもので、一定の定められた回転数で
回転するディスクに同芯円状(あるいはスパイラル状)
のトラックとして情報が記録されるものである。 第6図に示すように、このハードディスク装置(1)
へのデータの書き込み及び読み出しはCPU(3)により
データバス(2)を介してなされる。これはハードディ
スク装置は記録すべき入力データの転送レートとは無関
係(非同期)の一定回転数でドライブされているので、
CPU(3)でタイミングをとって記録をなすのである。
これは扱うデータが間欠的データであるからである。 ハードディスク装置(1)とCPU(3)間のデータの
やりとりはバッファメモリとしてのRAM(4)を介して
なされる。 D発明が解決しようとする問題点 前述のハードディスクの記録再生は一般に管理された
状況でなされるので、バーストエラーの発生は少ない。 このため、このハードディスクのデータフォーマット
ではエラー訂正符号は強力でなくてもよく、エラー訂正
用のパリティが無いものが多い。また、あっても、デー
タブロックを2次元マトリクス状に配列したとき、その
行と列の一方の方向にのみパリティが付与されるものが
通常である。 ところで、最近はニューメディア時代といわれ、種々
の情報が世に提供され、いわゆるマルチメディア情報と
なっている。 この情報としてはコンピュータデータ等の間欠的なデ
ータ、また、静止画像やイメージ等の準間欠的なデータ
の他に、デジタルオーディオ等の全く連続的な情報もあ
る。 これらの種々の情報をディスクに貯えて適宜、ユーザ
ーの利用に供することができれば便利である。しかし、
前述したように従来のディスク装置では回転速度一定
で、CPUでコントロールしてデータの記録をなすのが一
般であり、マルチメディア情報に対処するものは従来な
かった。 ところで、書き替え可能な大容量記憶装置として光磁
気ディスクが注目されている。このような大容量記憶装
置ではマルチメディア情報の記憶ができる可能性があ
る。 この光磁気ディスクの場合、ハードディスクと異な
り、バーストエラーが比較的多い。また、大容量である
ため、種々の付加情報がデータに付加されて記録される
ことになるが、この付加情報がエラーのため読めなくな
るのを防ぐ必要があるとともにこの付加情報部分の有効
利用を図ることが望まれる。 この発明は、異なる転送レートにてディスク状の記録
媒体に対してデータを記録再生する場合において、その
転送レートを示す情報をセクタ構造のデータ領域に記録
しておき、再生側にてエラー訂正された状態にてその転
送レートを示す情報を得ることにより、信頼性が高く、
しかも、異なる転送レートにてディスク状の記録媒体に
対してデータを記録再生することができるデータ伝送方
法及び該データ伝送を実現させるためのデータ記録媒体
を提供することにある。 E問題点を解決するための手段 この発明に係るデータ伝送方法は、ディスク形状の媒
体に異なる転送レートにてデータを記録再生するデータ
伝送方法であって、上記媒体に対するデータの記録形態
は以下のようになる。 即ち、上記媒体に複数のセクタからなるトラックを記
録し、各セクタは、少なくともデータとエラー検出符号
とを含むデータ領域と、更にこのデータ領域のデータ等
からリードソロモン符号により生成された複数バイトか
らなる第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2
のエラー訂正符号とからなり、更に、上記データ領域
は、少なくともデータの転送レートを示す情報を記録す
る。 また、この発明に係るデータ記録媒体は、異なる転送
レートにてデータが記録されるディスク形状のデータ記
録媒体であって、複数のセクタからなるトラックを有
し、その各セクタは、少なくともデータとエラー検出符
号とを含むデータ領域と、該データ領域のデータ等から
リードソロモン符号により生成された複数バイトからな
る第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエ
ラー訂正符号が記録される領域とを有し、更に、上記デ
ータ領域に、少なくともデータの転送レートを示す情報
が記録される領域を有するように構成する。 F作用 この発明に係るデータ伝送方法においては、各セクタ
において、少なくともデータとエラー検出符号とを含む
データ領域に少なくともデータの転送レートを示す情報
を記録するようにしているため、セクタを単位として異
なる転送レートにてデータを記録することができ、これ
により、異なる性質のデータを所定の転送レートにて1
枚の記録媒体に記録することが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 しかも、上記データ領域のデータ等からリードソロモ
ン符号により生成された複数バイトからなる第1のエラ
ー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラー訂正符号
を付加するようにしているため、データ領域に含まれる
エラー検出符号のみならず、データの転送レートを示す
情報に対しても上記第1及び第2のエラー訂正符号を用
いたエラー訂正を行なうことができる。即ち、データの
転送レートを示す情報に対するエラー訂正能力が大きく
なる。 これにより、エラーに対して強く、データの受信(再
生)側でデータの転送レートを示す情報をより有効に利
用することが可能となる。 また、本発明に係るデータ記録媒体においては、各セ
クタにおいて、少なくともデータとエラー検出符号とを
含むデータ領域に、少なくともデータの転送レートを示
す情報が記録される領域を有することから、セクタを単
位として異なる転送レートにてデータを記録することが
できる。 その結果、異なる性質のデータを所定の転送レートに
て1枚の記録媒体に記録することが可能となり、また、
同一サイズのディスク状の記録媒体にて、データに応じ
て異なる記録時間とすることも可能となる。 しかも、上記データ領域のデータ等からリードソロモ
ン符号により生成された複数バイトからなる第1のエラ
ー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラー訂正符号
を付加するようにしているため、データ領域に含まれる
エラー検出符号のみならず、データの転送レートを示す
情報に対しても上記第1及び第2のエラー訂正符号を用
いたエラー訂正を行なうことができ、エラーに対して強
く、データの受信(再生)側でデータの転送レートを示
す情報をより有効に利用することが可能となる。即ち、
この発明に係るデータ記録媒体を用いることにより、上
記発明に係るデータ伝送方法を容易に実現させることが
できることとなる。 G実施例 この発明方法の一例を光磁気ディスクを介してデータ
を伝送する場合を例にとって図を参照しながら説明しよ
う。 G1光磁気ディスクのフォーマットの説明 先ず、光磁気ディスクのフォーマットについて説明す
る。 この光磁気ディスク(11)は第3図に示すようにデー
タが1回転当たり1トラックとして、同芯円状あるいは
スパイラル状にトラック(12)が形成されて記録され、
これより再生されるようにされる。 この光磁気ディスク(11)の1トラック(12)は円周
方向に等分割された複数のセクターからなっており、各
セクターに、定められた所定数のデータにエラー訂正符
号、エラー検出符号等が生成付加されたものが記録され
ている。 第3図の場合、1トラックは同図Aに示すように(n
+1)セクターからなり、この例では1トラックは32セ
クターとされている。 1セクターに記録されるデータのフォーマットは例え
ば同図Bのようになされている。すなわち、1セクター
分は、ヘッダ部とデータ部と、ヘッダ部の後とデータ部
の後にそれぞれ設けられるギャップ部GAPとからなる。 ヘッダ部にはその先頭にプリアンブル信号が記録され
るとともに、トラックアドレスTAとセクターアドレスSA
からなるアドレス信号ADDに対してエラー訂正符号ECCが
付加されたものにアドレス用同期信号ASYNCが付加され
たものが2回くり返して記録されている。 また、データ部にはその先頭にプリアンブル信号が記
録されるとともに、その後にデータ及びそのデータに対
するエラー訂正符号ECCその他が付加されたものが記録
される。 G2データサイズ512バイトのときのデータ構造の説明 この場合、1セクターのデータ部に記録する単位デー
タ量は、コンピュータの記憶装置として用いることを考
慮して512バイトが標準とされる。 この場合に、データ部の構造は第1図のようになって
いる。 すなわち、第1図の場合はデータ数がD0〜D511までの
512バイトの場合で、実際のデータとしては、この512バ
イトのデータD0〜D511の後に16バイトの付加情報が付加
されて行方向に48バイト、列方向に11バイトとして48×
11=528バイトのマトリクス配列とされている。 すなわち、512バイトのデータD0〜D511の後の12バイ
トはリザーブ領域とされ、この領域にはトラックナンバ
ー、セクターナンバー、データ識別情報等が挿入され
る。そして、このリザーブ領域を含む524バイトのデー
タに対してエラー検出用のCRCコードが4バイト分生成
され、付加情報の最後の4バイトの領域に挿入される。
そして、合計528バイトが第1図に示すように48×11と
してマトリクス状に配列される。 そして、このCRCコードの4バイト分を含めた528バイ
トに対し、行方向に1行について4バイト分として第1
のエラー訂正符号C1(これは例えば(52,48)リードソ
ロモン符号)が付加され、同様に列方向に一列について
2バイトの第2のエラー訂正符号C2(これは例えば(1
3,11)リードソロモン符号)が付加される。 そして、図に示すように、データはこのマトリクス配
列の行方向に1行ずつ順次書き込み及び読み出しがなさ
れる。そして、バッファメモリより読み出して、ディス
ク(11)に記録する際には例えば1行毎に、さらには所
定バイト毎に同期信号が挿入され、再生側でのデータ処
理に際してデータの同期をとりやすくしている。 以上のことから、この場合、512バイトのデータに、
このデータに関連する付加情報(CRCコードを含む)を1
6バイト付加して、528バイトからなるブロックを形成
し、これを11行,48列に並べて行方向にパリティC1,列
方向にパリティC2を生成付加して積符号を形成し、これ
をディスク(11)の1セクターとして記録再生するもの
である。 この場合、トラックに記録されるのは、この第1図の
マトリクス状のデータを行方向に順次直列化データとし
て読み出したもので、バーストエラーが発生すると行方
向のデータが影響を受けることになる。 しかし、この行方向のデータが例えば1行分すべて駄
目になったとしても列方向のパリティC2により訂正可能
である。 したがって、付加情報部がバーストエラーですべて駄
目になってもエラー訂正で正しく戻すことができるもの
である。 なお、この例の場合、トラックナンバーTr No及びセ
クターナンバーSeは、データ部の前のヘッダー部にも記
録されており、トラックナンバーTr Noやセクターナン
バーSe等のデータの再生時に有効使用できる付加情報は
2重(ヘッダー部ですでに2重書きされているからこの
例では3重)に保護されているものである。 なお、バイト単位のデータではなく、1ワード16ビッ
ト、あるいは12ビット等のデータもバイト毎に区切って
512バイトにして積符号を形成して伝送することも可能
である。このとき、例えば付加情報部の識別情報IDにこ
の1ワードのビット数を識別する情報を記録するように
する。 また、ディスクの回転数を変えると転送レートの異な
るデータを記録することが可能になるが、その転送レー
トを示す情報をこの識別情報IDに記録するようにしても
よい。 G3データサイズ1024バイトのときのデータ構造の説明 第2図は512バイトの2倍の1024バイトのデータを伝
送(記録)する場合のデータ構造の一例を示すもので、
この例では1024バイトのデータに対し、その前半と後半
の512バイトのデータのそれぞれについて16バイトの付
加情報を付加して合計1056バイトのデータを48列×22行
としてマトリクス配列する。 そして、前半の512バイトのデータについての12バイ
トのリザーブ領域のトラックナンバー等のデータ及びCR
Cコードからなる16バイトの付加情報と、後半の512バイ
トのデータについての12バイトのリザーブ領域のトラッ
クナンドー等のデータ及びCRCコードからなる16バイト
の付加情報とは48×22のマトリクス配列の末行の終りの
部分にすべて挿入する。 そして、第1図例と同様に、このマトリクス配列の各
行については、(52,48)リード・ソロモン符号を生成
して4バイトのパリティC1が付加される。また、マトリ
クス配列の各列については(24,22)リード・ソロモン
符号を生成して2バイトのパリティC2′が付加される。 この場合、この第2図のようにすれば第1図の512バ
イトのデータ構造を作成する際のハードウエアをほぼ共
通に用いることができる。ただし、列方向の第2のエラ
ー訂正符号が512バイトのときとは異なるが、これは512
バイトと1024(1K)バイトとのデータサイズの違いを、
前述したリザーブ領域にそのデータサイズ識別信号とし
て記録しておくことにより、再生したとき、エラー訂正
符号C2とC2′との違いに対処することができる。 なお、データサイズが512バイト/セクターや1024バ
イト/セクターではなく、例えば520バイト/セクタ
ー、1032バイト/セクターとしたときは、付加情報部の
リザーブ領域の一部をデータ領域として使用すること
で、データ構造は第1図及び第2図のままで用いること
ができる。 G4記録再生系のブロック図 第4図は一例として以上のようなセクターフォーマッ
トで種々の転送レートの情報をディスク回転数を変える
ことで記録し、再生する記録再生系の一例のブロック図
である。 (11)は光磁気ディスクで、このディスク(11)には
スパイラル状のトラックとして記録がなされるが、記録
再生用のヘッド(図示せず)はあらかじめ形成されてい
るトラックを正しく走査してゆくようにトラッキング制
御がこのヘッドに対して施されている。 (21)はディスク駆動モータで、ディスク(11)はこ
のモータにより角速度一定の状態で所定の速度で回転す
るように回転制御される。 すなわち、この駆動モータ(21)には周波数発電機
(22)が設けられており、この周波数発電機(22)より
モータ(21)の回転速度に比例した周波数信号FGが得ら
れ、これが位相比較回路(23)に供給される。一方、こ
の位相比較回路(23)にはスピード基準信号REFが供給
される。このスピード基準信号REFは後述するように記
録すべき、あるいは再生するデータの転送レートに応じ
て変えられるものであるが、ディスク(11)が目的とす
る回転速度で回転しているときの周波数発電機(22)の
出力FGの周波数と等しい信号である。もっとも、出力FG
を分周したような周波数の信号でもよく、そのときは出
力FGも同じ分周比で分周されて比較回路(23)に供給さ
れるのはもちろんである。 この位相比較回路(23)の比較出力は積分回路(24)
を通されてスピード誤差電圧とされ、これがモータドラ
イブ回路(25)を介してモータ(21)に供給されて、こ
のモータ(21)がスピード基準信号REFに応じた角速度
で回転するように制御される。 次に記録系について説明するに、(31D)はデジタル
データの入力端で、デジタルデータとしてはコンピュー
タデータの他に、アナログオーディオデータが種々の所
定のサンプリング周波数でサンプリングされ、各サンプ
ル値が所定のビット数のワードとして標本化されたも
の、その他種々の転送レートのデジタルデータが入力さ
れる。 (31A)はアナログ信号例えばオーディオ信号が供給
される入力端子である。 デジタル信号入力端(31D)にデジタル信号が入力さ
れるとき、このデジタル信号とともにその転送レートを
示す信号が送られてくる場合があるが、その転送レート
を示す信号は入力端子(31R)に供給される。 入力端子(31D)よりのデジタルデータはセレクタ(3
3)に供給される。また、入力端子(31A)よりのアナロ
グ信号はA/Dコンバータ(32)においてデジタル信号に
変換される。このA/Dコンバータ(32)でのサンプリン
グ周波数は、例えば32kHz,44.1kHz,48kHz等種々のもの
に切り換え可能であり、また、1サンプルは8ビット,1
2ビット,16ビット等の種々のビット数のワードとして切
り換えて出力することができるようにされている。 このA/Dコンバータ(32)よりのデジタル信号はセレ
クタ(33)に供給される。 セレクタ(33)は手動により、あるいは外部よりのコ
ントロール信号により入力端子(31D)よりのデジタル
信号とA/Dコンバータ(33)よりのデジタル信号とのい
ずれかを選択する。 このセレクタ(33)より得られたデジタル信号はECC
エンコーダ(34)に供給され、前述したように512バイ
ト毎に1セクターのデータが形成される。このとき、1
ワード8ビットのデジタルデータであれば512ワード毎
に1セクターのデータが形成されるが、12ビット,16ビ
ット等の1ワードが8ビットでないデジタルデータの場
合には、第1図において整数ワードで1行が構成でき
ず、1ワードが2つの行さらには2つのセクターにまた
がるような場合もあるが、第1図のセクターフォーマッ
トのデータ構造において行方向のバイト数を適当な値と
することにより、それを防ぐことができる。 このECCエンコーダ(34)よりのデータは記録プロセ
ス回路(35)に供給され、適当な変調が施された後、ビ
ットシリアルでヘッドに供給されて光磁気ディスク(1
1)に記録される。 このときのディスク(11)の回転速度は次のようにし
て記録されるデジタルデータの転送レートに同期するよ
うにされる。 すなわち、この記録時、スイッチ(26)が端子REC側
に切り換えられ、スピード基準発生回路(36)よりの信
号がスピード基準信号REFとして位相比較回路(23)に
供給される。 記録すべきデジタル信号が入力端子(31D)よりのデ
ジタル信号であって、これがいわゆるセルフクロッキン
グのデータであるときは、この入力端子(31D)よりの
データがスピード基準発生回路(36)に供給され、この
データよりクロックが抽出され、これより転送レートが
検知され、その検知された転送レートに応じたスピード
基準信号がこれより出力される。 入力端子(31D)よりのデジタル信号がいわゆるセル
フクロックのものでなく、データとは別個に転送レート
を示す信号、例えばクロックが送られてくるときは、こ
れが入力端子(31R)を通じてスピード基準発生回路(3
6)に供給され、この転送レートを示す信号から検知し
た転送レートに応じたスピード基準信号がこれより出力
される。 また、記録する信号が入力端子(31A)よりのアナロ
グ信号を標本化した信号であるときは、前述した選択し
たサンプリング周波数及び1サンプルについてのビット
数に応じてスイッチ(37)を切り換えて、その転送レー
トに応じたスピード基準信号がスピード基準発生回路
(36)より得られる。 入力端子(31D)よりのデジタル信号について転送レ
ートがわかっており、しかも、セルフクロックのデータ
でなく、転送レートを示す信号も送られてこないような
場合には、このスイッチ(37)により転送レートに応じ
た基準信号を選ぶことができる。 こうして得られた転送レートに応じたスピード基準信
号と周波数発電機(22)よりの周波数信号FGとが位相一
致(周波数一致)するようにモータ(21)が駆動され、
ディスク(11)は転送レートに同期した回転数で回転す
る。 そして、この場合、スピード基準発生回路(36)より
の転送レートを識別した信号がECCエンコーダ(34)に
供給され、この転送レートの識別信号が第1図のデータ
構造の付加情報部のデータ識別情報IDの一部として記録
される。また、サンプリング周波数及びデータワードの
ビット数もこの識別情報IDの一部として記録される。 なお、入力端子(31D)に供給されるデジタル信号は
パリティやその他の冗長ビットが付加されたECCエンコ
ードされたものであるときは、これらを一旦デコードし
て、本来のデジタルデータのみとする。 もっとも、光磁気ディスクは大容量であるので冗長ビ
ットを含んだままであってもよい。ただし、そのときは
若干、転送レートが異なることになる。 なお、記録したデータの転送レートを示す識別信号
は、ディスクの最内周あるいは最外周の再生始めの領域
のディレクトリにも記録してもよい。 また、A/Dコンバータでのサンプリング周波数、デー
タワードのビット数もこのディレクトリに書き込み、再
生時に用いるようにしてもよい。 現実的な用途と転送レート、ディスクの回転数との関
係を次に示す。 なお、回転数は以上のように変化するが、ヘッドは同
一トラック上を走査するようにトラッキング制御されて
いるので、1枚のディスクとしての全ビット数は変わら
ない。つまり、転送レートに応じて記録時間が異なるこ
とになる。 この表からも明らかなように、デジタル通信の種々の
標準レート、1.536Mbps,6.144Mbps,2.048Mbps等に合わ
せることができる。また、デジタルオーディオテープレ
コーダの音をそのまま記録することも可能になる。この
ような、記録されたデータの種類、つまりコンピュータ
データか、オーディオデータか、画像データか等の識別
信号もリザーブ領域の識別情報IDとして記録しておけば
よい。 次に、再生時について説明する。 ディスク(11)からヘッドにて再生されたデジタル信
号は再生プロセス回路(41)に供給されて復調され、ビ
ット同期再生がされてデジタル信号にされる。このプロ
セス回路(41)の出力は識別情報IDのデコーダ(46)に
供給されて、各セクターの付加データ部に記録されてい
た転送レートを示す信号がデコードされ、そのデコード
出力がスピード基準発生回路(47)に供給されて、デコ
ードされた転送レートに応じたスピード基準信号がこれ
より得られ、これがスイッチ(26)の再生側端子PBを通
じて位相比較回路(23)に供給され、ディスクは記録さ
れていたデータの転送レートに同期した回転数で回転を
する。 この再生時のディスクの回転制御のスピード基準信号
は、ディスクのディレクトリに記録されていた転送レー
トを示すデータを再生に先だって読んでおくことによっ
てもできる。 また、ディスクに記録されているデータの転送レート
をメモ等により知ることができるようにしておけば、手
動切り換えももちろんできる。 こうして、データ転送レートに同期した回転数で再生
されたデータは再生プロセス回路(41)を介してECCデ
コーダ(42)に供給され、セクター単位毎にエラー訂正
等の処理がなされた後、冗長ビットの除去された本来の
データのみとされ、これがマルチプレクサ(43)によ
り、デジタルデータのときは出力端子(45D)に導出さ
れ、アナログ信号をデジタル化したものであるときはD/
Aコンバータ(44)にてアナログ信号に戻されて出力端
子(45A)に導出される。 このD/Aコンバータ(44)におけるサンプリング信号
周波数及びデータワードのビット数も識別情報IDをデコ
ードして知ることによりあるいはディレクトリに記録し
たデータを読むことにより予め知り、それに応じたD/A
変換を行うことができる。 この場合、付加情報部の識別情報IDは積符号のデータ
の一部となっており、エラー訂正能力が高いから、再生
時、記録データの転送レート、サンプリング周波数、ビ
ット数を正しく得ることが容易である。 なお、以上は回転角速度一定となるようにディスクを
回転制御した場合であるが、線速度一定となるようにデ
ィスクを回転制御する場合にも適用できることは勿論で
ある。 以上のように、上記実施例においては、各セクタにお
いて、少なくともデータとエラー検出符号とを含むデー
タ領域に少なくともデータの転送レートを示す情報を記
録するようにしているため、セクタを単位として異なる
転送レートにてデータを記録することができ、これによ
り、異なる性質のデータを所定の転送レートにて1枚の
記録媒体に記録することが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 また、リードソロモン符号による複数バイトからなる
第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラ
ー訂正符号を付加するようにして積符号を形成して伝送
するものであるが、この積符号を形成する際、データの
みでなく、データに関連する付加情報も含めて積符号を
形成するので、この付加情報がエラーに対して強く、デ
ータの受信(再生)側でこの付加情報を有効に利用する
ことができる。 この場合、付加情報のリザーブ領域は第5図に示すよ
うに、マトリクス配列上でデータの前に配置することも
考えられるが、本実施例のように付加情報のリザーブ領
域をマトリクス配列上でデータの後ろに配置する方が以
下に示すように種々の点で優れる。 即ち、上記実施例のようにデータを前につめて、付加
情報をその後に配置した場合には、データ転送される順
に第1のエラー訂正符号C1のエンコードやCRCコードの
生成演算ができ、ECCエンコーダのバッファメモリのア
クセス回数を減らすことができる。 また、リザーブ領域が第5図に示すように、マトリク
ス配列上でデータの前にある場合、バッファメモリにデ
ータを書き込み、また読み出すためのメモリアドレスコ
ントローラでは、メモリアドレスにオフセットを付ける
必要があるが、この実施例の場合には、そのようなオフ
セットは必要ではなくなり、アドレスコントローラをmo
d.48のカウンタで構成でき、アドレス管理が容易にな
る。 また、付加情報部が後に付いているので、データサイ
ズを例えば512バイトから520バイトに変えたときには、
この付加情報部の一部をデータエリアとして容易に用い
ることができる。即ち、付加情報部がデータの前に付い
ているときにも、その一部をデータエリアとして使うこ
とも可能であるが、その場合には付加情報部の長さが変
わることにより、前述したメモリアドレスコントローラ
でのアドレスオフセット値が変わることになり、より複
雑なコントロールを必要とするのに対し、この実施例で
はそのような必要はない。 更に、ホストコンピュータから付加情報付きのデータ
が送られてきたとき、第5図のように、付加情報エリア
がデータの前にあるときは、付加情報がデータの後から
送られてくる場合にデータの送出が終了するまでデータ
のエンコードができないが、この実施例では付加情報エ
リアがデータの後ろにあるので、そのような不都合はな
い。 H発明の効果 上述のように、この発明に係るデータ伝送方法によれ
ば、異なる転送レートにてディスク状の記録媒体に対し
てデータを記録再生する場合において、その転送レート
を示す情報をセクタ構造のデータ領域に記録しておき、
再生側にてエラー訂正された状態にてその転送レートを
示す情報を得ることにより、信頼性が高く、しかも、異
なる転送レートにてディスク状の記録媒体に対してデー
タ記録再生することができる。 また、セクタを単位として異なる転送レートにてデー
タを記録することができ、これにより、異なる性質のデ
ータを所定の転送レートにて1枚の記録媒体に記録する
ことが可能となる。 また、同一サイズのディスク状の記録媒体にて、デー
タに応じて異なる記録時間とすることも可能となる。 更に、データ領域に含まれるエラー検出符号のみなら
ず、データの転送レートを示す情報に対しても上記第1
及び第2のエラー訂正符号を用いたエラー訂正を行なう
ことができ、データの転送レートを示す情報に対するエ
ラー訂正能力が大きくなるため、エラーに対して強く、
データの受信(再生)側でデータの転送レートを示す情
報をより有効に利用することが可能となる。 また、本発明に係るデータ記録媒体によれば、上記デ
ータ伝送、即ち、信頼性が高く、しかも、異なる転送
レートにてディスク状の記録媒体に対してデータを記録
再生することができること、セクタを単位として異な
る転送レートにてデータを記録することができ、異なる
性質のデータを所定の転送レートにて1枚の記録媒体に
記録することが可能となること、同一サイズのディス
ク状の記録媒体にて、データに応じて異なる記録時間と
することも可能となること、エラーに対して強く、デ
ータの受信(再生)側でデータの転送レートを示す情報
をより有効に利用することが可能となる、というデータ
伝送を容易に実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法に用いる積符号の一例を示す図、
第2図はこの発明方法に用いる積符号の他の例を示す
図、第3図はこの発明方法が適用される光磁気ディスク
のセクターフォーマットを示す図、第4図はこの発明を
適用したディスク記録再生装置の一例を示す図、第5図
は考えられる積符号のデータ構造の例を示す図、第6図
はハードディスク装置によるデータ記録再生システムを
説明する図である。 D0〜D511はデータ、C1,C2は行方向及び列方向のパリテ
ィである。
第2図はこの発明方法に用いる積符号の他の例を示す
図、第3図はこの発明方法が適用される光磁気ディスク
のセクターフォーマットを示す図、第4図はこの発明を
適用したディスク記録再生装置の一例を示す図、第5図
は考えられる積符号のデータ構造の例を示す図、第6図
はハードディスク装置によるデータ記録再生システムを
説明する図である。 D0〜D511はデータ、C1,C2は行方向及び列方向のパリテ
ィである。
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フロントページの続き
(72)発明者 山村 真一
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ
ニー株式会社内
(56)参考文献 特開 昭59−154613(JP,A)
特開 昭60−74160(JP,A)
特開 昭57−69518(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ディスク形状の媒体に異なる転送レートにてデータ
を記録再生するデータ伝送方法であって、 上記媒体には複数のセクタからなるトラックが記録さ
れ、 上記各セクタは、少なくともデータとエラー検出符号と
を含むデータ領域と、更にこのデータ領域のデータ等か
らリードソロモン符号により生成された複数バイトから
なる第1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2の
エラー訂正符号とからなり、 更に、上記データ領域には、少なくともデータの転送レ
ートを示す情報が記録されていることを特徴とするデー
タ伝送方法。 2.異なる転送レートにてデータが記録されるディスク
形状のデータ記録媒体であって、 複数のセクタからなるトラックを有し、 上記各セクタは、少なくともデータとエラー検出符号と
を含むデータ領域と、該データ領域のデータ等からリー
ドソロモン符号により生成された複数バイトからなる第
1のエラー訂正符号と複数バイトからなる第2のエラー
訂正符号が記録される領域とを有し、 上記データ領域に、少なくともデータの転送レートを示
す情報が記録される領域を有することを特徴とするデー
タ記録媒体。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093892A JP2740163B2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | データ伝送方法及びデータ記録媒体 |
AU67856/87A AU594995B2 (en) | 1986-01-24 | 1987-01-21 | Data transmission method suitable for a disc |
US07/005,935 US4819236A (en) | 1986-01-24 | 1987-01-22 | Data transmission method suitable for a disc |
AT87300607T ATE87156T1 (de) | 1986-01-24 | 1987-01-23 | Verfahren zur uebertragung und aufzeichnung von daten. |
EP87300607A EP0232093B1 (en) | 1986-01-24 | 1987-01-23 | Data transmission and recording methods |
DE8787300607T DE3784745T2 (de) | 1986-01-24 | 1987-01-23 | Verfahren zur uebertragung und aufzeichnung von daten. |
KR1019870000574A KR950004644B1 (ko) | 1986-01-24 | 1987-01-24 | 데이타 전송 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093892A JP2740163B2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | データ伝送方法及びデータ記録媒体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8008149A Division JP2728076B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | データ再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62249532A JPS62249532A (ja) | 1987-10-30 |
JP2740163B2 true JP2740163B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14095127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61093892A Expired - Lifetime JP2740163B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-04-23 | データ伝送方法及びデータ記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2740163B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01191523A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-01 | Victor Co Of Japan Ltd | 誤り検出・訂正装置の制御方法 |
WO1995009421A1 (fr) * | 1993-09-29 | 1995-04-06 | Sony Corporation | Procede et appareil de reproduction de donnees |
JP2970994B2 (ja) * | 1994-05-25 | 1999-11-02 | 三洋電機株式会社 | 誤り訂正復号回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4564945A (en) * | 1983-06-20 | 1986-01-14 | Reference Technology, Inc. | Error-correction code for digital data on video disc |
-
1986
- 1986-04-23 JP JP61093892A patent/JP2740163B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62249532A (ja) | 1987-10-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |