JP2727186B2 - 生鮮植物類の生鮮輸送方法 - Google Patents

生鮮植物類の生鮮輸送方法

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直樹 長嶋
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、野菜、花卉、果実等の生鮮植物類を鮮度を
保持したまま輸送する生鮮輸送方法に関する。 (従来の技術) 従来、野菜等の生鮮植物類を輸送するに際し、箱詰め
した生鮮植物類を真空冷却し、これを常温でコンテナ輸
送或は冷凍機付コンテナで輸送することが行なわれてい
る。この場合、真空冷却には真空冷却装置を付設した貯
蔵庫形の真空容器が使用される。 (発明が解決しようとする問題点) 真空冷却は生鮮植物類を急速に効率良く冷却出来る有
利性があるが、真空冷却装置の費用が比較的高く、しか
も生産時期がある一定時期に限られている農産物では真
空冷却装置の稼動効率が悪くなりコスト高になる欠点が
ある。また、真空冷却したものをコンテナに収め、常温
或は低温で輸送すると、野菜等の呼吸作用のためにコン
テナ内の品温が上昇し、呼吸作用が更に活発になつて野
菜等の老化が促進され、同時にコンテナ内の二酸化炭素
濃度が上昇し、炭酸ガス障害により野菜等にむれが生じ
て品質が低下することがあつた。 本発明は、こうした欠点等を解決し、安価な設備で稼
動効率が良く、品質を低下させない生鮮輸送方法を提案
することをその目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明では、前記問題点を解決すべく、排気口、開閉
扉及び生鮮植物類の呼吸抑制用ガスのガス導入口を備え
た真空容器と、ガス選択性透過膜を設けた通気口を有し
且つ生鮮植物類を収めて該真空容器に収容される輸送用
コンテナとを夫々複数個ずつ用意し、各真空容器へコー
ルドトラツプと真空ポンプを有する真空冷却装置を搭載
した自動車を巡回させて真空容器の排気口へ該真空冷却
装置を接続し、該真空容器に収容した輸送用コンテナ内
の生鮮植物類を真空冷却し、真空化した真空容器内にガ
ス導入口から呼吸抑制用ガスを導入して大気圧へ戻した
のち該輸送用コンテナを輸送するようにした。 (作 用) 複数個の真空容器と輸送用コンテナを生鮮植物類の収
穫地に必要な個数だけ配置しておき、野菜、果実等が収
穫されると箱詰めして輸送用コンテナ内に収める。真空
冷却装置を搭載した自動車が真空容器に巡回して来る
と、真空冷却装置を真空容器の排気口へ接続すると共に
生鮮植物類を収めた輸送用コンテナを真空容器に収容
し、真空ポンプとコールドトラツプを順次作動させる。
これにより真空容器及びコンテナの内部が真空化され、
生鮮植物類を老化・熟成させるエチレンガスが排除され
ると共に生鮮植物類から水分が蒸発して低温化し、真空
冷却される。この真空冷却後、真空容器内へガス導入口
から生鮮植物類の呼吸作用を抑える呼吸抑制用ガスを導
入して大気圧とし、該コンテナを常温或は低温で輸送す
る。この輸送中は、コンテナの通気口に設けたガス選択
性透過膜の作用によつて、生鮮植物類の周囲がその呼吸
が正常且つ最小となるように、該膜を通して内部の炭酸
ガスを排出すると共に外部の酸素を導入し、該コンテナ
内の炭酸ガス濃度を一定に保つので、輸送中に生鮮植物
類に炭酸ガス障害や無機呼吸による醗酵臭が生じない。 (実施例) 本発明の実施例を図面に基づき説明すると、第1図に
於て符号(1)(1)は生鮮植物類の収穫地に分散配置
された複数個の真空容器、(2)は真空冷却装置(3)
を搭載して各真空容器(1)を巡回する自動車を示す。
該真空容器(1)は、第2図示のように、排気バルブ
(4)を設けた排気口(5)と、開閉扉(6)及び生鮮
植物類の呼吸抑制用ガスのガス導入口(7)を備え、該
排気口(5)には自動車(2)へ搭載した真空冷却装置
(3)の接続口(8)が接続され、該開閉扉(6)を開
閉して輸送用コンテナ(9)が出し入れされる。またガ
ス導入口(7)にはバルブ(10a)(10b)(10c)を介
して炭酸ガスボンベ(11)と窒素ガスボンベ(12)とが
接続され、バルブ(10a)を開くと共にバルブ(10b)
(10c)の開度を調整することにより炭酸ガスと窒素ガ
スの任意の混合比の混合ガスが生鮮植物類の呼吸抑制用
ガスとして真空容器(1)内に導入されるようにした。
該真空冷却装置(3)は接続口(8)に接続したコール
ドトラツプ(13)と該トラツプ(13)にバルブ(14)を
介して接続した真空ポンプ(15)を備え、バツテリー等
の動力源(16)によりコールドトラツプ(13)の熱交換
器(17)へ冷媒を循環させる冷凍機(18)と真空ポンプ
(15)とを駆動するようにした。(19)はコールドトラ
ツプ(13)のドレン弁である。輸送用コンテナ(9)
は、第3図或は第4図示のように、ポリエチレン等のガ
ス選択性透過膜(20)を張つた通気口(21)を有し、図
示のものでは該通気口(21)の両側に多孔板(22)を設
けるようにした。該コンテナ(9)の本体は、耐水合板
に金属板を重合した内壁材(23)と金属板の外壁材(2
4)とを中間に空間部(25)を在して組立てされ、該内
壁材(23)に該空間部(25)へ連通する開口(26)を多
数形成し、該コンテナ(9)の室内が真空排気されると
きに該開口(26)を介して空間部(25)内の空気も排気
されるようにした。(27)は開口(26)と合致する透孔
(28)を形成した床板、(29)はフオークリフトのフオ
ーク挿通孔(30)を有する台枠(31)(31)は箱詰めし
た生鮮植物類Aをコンテナ(9)の室内へ出し入れする
収容口(32)に設けた扉を示し、該扉(31)は真空排気
性を高めるために真空冷却中は少し開放される。 本発明の具体的実施例は次の通りである。 生鮮植物類が収穫地に於て収穫されるとこれを輸送用
コンテナ(9)に収め、該コンテナ(9)は巡回して来
た自動車(2)に搭載の真空冷却装置(3)が接続され
た真空容器(1)内に収容され、その開閉扉(6)が閉
じられる。この場合該コンテナ(9)の扉(31)を少し
開けておく。動力源(16)を作動して真空ポンプ(15)
を動かし、バルブ(4)(14)を開け、ある程度真空引
きを行なつたのちコールドトラツプ(13)の冷凍機(1
8)を動かす。これによつて真空容器(1)内及びコン
テナ(9)内は真空化し、コンテナ(9)内の生鮮植物
類はこれより蒸発する水の蒸発潜熱により温度が下が
り、真空冷却され、またコンテナ(9)内が真空化する
ことによつて内部の生鮮植物類を老化・熟成させる有害
なエチレンガスを除去することが出来る。該生鮮植物類
から蒸発する水はコールドトラツプ(13)の熱交換器
(17)に凝縮する。 該生鮮植物類を低温障害を起さない温度、もしくは乾
燥によるしなび等が起きない含水率まで冷却・水分除去
したのち、排気バルブ(4)を閉じ、真空冷却装置
(3)を排気口(5)から外す。次いでバルブ(10a)
(10b)(10c)を開け、炭酸ガスボンベ(11)と窒素ガ
スボンベ(12)から一定の割合で混合した呼吸抑制用ガ
スを真空容器(1)内にガス導入口(7)から大気圧と
なるまで導入する。これによつてコンテナ(9)内の生
鮮植物類の周辺はその呼吸量が最少になるガス濃度にな
る。 その後、真空容器(1)の開閉扉(6)を開け、コン
テナ(9)の扉(31)を閉じて取出し、目的地まで輸送
されるが、その輸送中は、コンテナ(9)の通気口(2
1)に設けたガス選択性透過膜(20)がコンテナ(9)
内に外部から酸素を導入し、内部の炭酸ガスを排出する
作用を行ない生鮮植物類が最小かつ正常な呼吸作用を行
なうように制御する。 1つの真空容器(1)に於ける真空冷却が終了する
と、真空冷却装置(3)は自動車(2)により別の真空
容器(1)の場所へと移送され、前記と同様の収穫され
た生鮮植物類の真空冷却を行なう。尚、熱交換器(17)
に凝縮した水は、適時冷凍機(18)を停止してコールド
トラツプ(13)を大気圧に戻し、ドレン弁(19)から排
除される。該真空容器(1)は固定式、可搬式のいずれ
とするかは任意であり、またコールドトラツプ(13)の
冷却方式も任意形式を用いることが出来る。 (発明の効果) 以上のように本発明に於ては複数個の真空容器と輸送
用コンテナとを用意し、真空冷却装置を搭載した自動車
を各真空容器に巡回させ、該真空容器内に収めた該コン
テナ内の生鮮植物類を真空冷却するようにしたので、各
真空容器に真空冷却装置を設備する必要がなく、設備費
用が安価で真空冷却装置の稼動効率を高くすることが出
来、真空容器のガス導入口からの呼吸抑制用ガスと該コ
ンテナの通気口のガス選択性透過膜の作用で輸送中に障
害を起すことなく鮮度を保持したまま市場へと輸送出来
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例の説明図、第2図はその作動状
態の説明図、第3図は輸送用コンテナの斜視図、第4図
は輸送用コンテナの断面図である。 (1)(1)……真空容器、(2)……自動車 (3)……真空冷却装置、(5)……排気口 (6)……開閉扉、(7)……ガス導入口 (9)……輸送用コンテナ、(20)……ガス選択性透過
膜 (21)……通気口

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.排気口、開閉扉及び生鮮植物類の呼吸抑制用ガスの
    ガス導入口を備えた真空容器と、ガス選択性透過膜を設
    けた通気口を有し且つ生鮮植物類を収めて該真空容器に
    収容される輸送用コンテナとを夫々複数個ずつ用意し、
    各真空容器へ真空ポンプを有する真空冷却装置を搭載し
    た自動車を巡回させて真空容器の排気口へ該真空冷却装
    置を接続し、該真空容器に収容した輸送用コンテナ内の
    生鮮植物類を真空冷却し、真空化した真空容器内にガス
    導入口から呼吸抑制用ガスを導入して大気圧に戻したの
    ち該輸送用コンテナを輸送することを特徴とする生鮮植
    物類の生鮮輸送方法。
JP22643687A 1987-09-11 1987-09-11 生鮮植物類の生鮮輸送方法 Expired - Lifetime JP2727186B2 (ja)

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