JP2726960B2 - 作業用走行車 - Google Patents

作業用走行車

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JP2726960B2
JP2726960B2 JP3270328A JP27032891A JP2726960B2 JP 2726960 B2 JP2726960 B2 JP 2726960B2 JP 3270328 A JP3270328 A JP 3270328A JP 27032891 A JP27032891 A JP 27032891A JP 2726960 B2 JP2726960 B2 JP 2726960B2
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JP
Japan
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electric motor
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harness
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rear cover
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JP3270328A
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辰彦 野島
毅 涌田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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  • Soil Working Implements (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の作業用走
車に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種トラクタ等の作業用走行車に着脱自在に連結され
る作業部のなかには、例えばロータリ耕耘式作業部に設
けられるリヤカバー移動制御機構等の如く、電動モータ
の駆動で作動制御する作制御機構を設けたものがあ
る。しかるに従来では、作制御機構と共に電動モータ
までもを作業部に設けていたため、該作業部を走行機体
連結した場合、電動モータ用のハーネスを走行機体側
から作業部側に亘つて配線する必要がある。このため、
交換等のため作業部を着脱するたびにハーネス(カプラ
部)の接続−切り離し作業が必要になつて作業性に劣
り、また作業部を外しただけでハーネスの切り離しを忘
れたまま走行した場合にはハーネスを切断してしまうと
いう不都合が生じ問題となつていた。さらに従来では、
前記作制御機構の作動量検知を、作制御機構にリン
クを介して組付けたストロークセンサ等で行うようにし
ていたため、センサ用のハーネスを別途作業部まで配線
する必要があつて前述の電動モータ用ハーネスと同様に
断線の惧れがある許りか、部品点数の増加や構造の複雑
化も問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
車を提供することを目的として創案されたものであつ
て、走行機体に着脱自在に連結され、PTO軸からエン
ジン動力が入力して作業をする作業部に、電動モータの
駆動に基づいて作動制御される作動制御機構を設けてな
る作業用走行車において、前記走行機体側に電動モータ
を配設すると共に、該電動モータと作動制御機構とを、
前記作業部着脱に連繋して切り離し自在な動力伝動機構
を介して連結し、さらに走行機体側には、電動モータの
回転検出に基づいて作動制御機構の作動量検知を行う作
動量検知手段を設けたことを特徴とするものである。そ
して本発明は、この構成によつて、電動モータ用ハーネ
スおよびセンサ用ハーネスを作業部まで配線することを
不要にできるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はトラクタの走行機体であつ
て、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構(図示せ
ず)およびオートヒツチ機構2を介してロータリ耕耘式
の作業部3が昇降自在に連結されており、そして作業部
3は、油圧シリンダ(図示せず)の伸縮作動に伴うリフ
トアーム4の上下揺動に基づいて昇降するが、これらの
基本構成は従来通りである。
【0005】ところで、前記オートヒツチ機構2を構成
するヒツチフレーム5の中央上端部には、昇降リンク機
構のトツプリンク先端に枢結されるトツプフツク6が固
着され、またヒツチフレーム5の左右両端部には、昇降
リンク機構の左右ロアリンク先端にそれぞれ枢結される
ロアフツク7が固着されており、そして、トツプフツク
6を作業部3側のトツプマスト8に係止した状態で作業
部3を上昇せしめることによつて、作業部3側の連結ピ
ン9がロアフツク7に自動的に係合して作業部3の自動
装着がなされるようになつている。また、10はヒツチ
フレーム5の中央部に設けられるPTO連結部であつ
て、該PTO連結部10の入力側は、予めユニバーサル
ジヨイント11を介して走行機体1側のPTO軸12と
連結される一方、PTO連結部10の出力側は、前述の
自動装着に伴つて作業部3側の入力軸13に自動的に連
結し、かつ作業部3の切り離し際しては自動的に分離す
るクラツチ機構に構成されている。
【0006】一方、前記作業部3は、入力軸13が前方
に向けて突設されるギヤケース14、該ギヤケース14
およびチエンケース15を経由する動力で回転せしめら
れる耕耘爪16、該耕耘爪16の回転軌跡上方を覆うメ
インカバー17、該メインカバー17後方に上下揺動自
在に設けられるリヤカバー18等で構成されるものであ
るが、リヤカバー18基端の枢支部18aは、メインカ
バー17の円弧に沿つて前後移動自在なガイド部材19
に一体的に連結されている。
【0007】20は前記リヤカバー18の枢支部18a
とトツプマスト8との間に介設されるシリンダであつ
て、該シリンダ20は、電動モータ21の駆動に基づい
て伸縮作動するべく構成されており、そしてその伸縮に
基づいてリヤカバー18を移動制御するものであるが、
前記電動モータ21はオートヒツチ機構2に設けられて
いる。つまり、オートヒツチ機構2側においては、モー
タ軸21aが後方に突出するよう電動モータ21を配設
すると共に、モータ軸21aに駆動側クラツチホイール
22aを固設し、一方、作業部3側においては、電動モ
ータ21の対向位置に設けられるガイド筒23に、シリ
ンダ20から引き出されるフレキシブルワイヤ24の先
端部を挿通すると共に、該先端部に従動側クラツチホイ
ール22bを設け、さらに従動側クラツチホイール22
bをコイル弾機25によつて前方に向けて付勢してい
る。そして、オートヒツチ機構2に作業部3を連結した
状態では、クラツチホイール22a、22bが互いに噛
合して電動モータ21の動力がフレキシブルワイヤ24
を介してシリンダ20に伝動される一方、作業部3を切
り離した状態では、クラツチホイール22a、22bの
分離に基づいてシリンダ20への動力伝動が断たれるよ
うになつている。尚、26は作業部3を装着した状態で
ON信号を出力し、切り離した状態でOFF信号を出力
するべく電動モータ21に組付けられる接触式の装着検
知スイツチである。
【0008】さらに、27は電動モータ21に組付けら
れるロータリエンコーダであつて、該ロータリエンコー
ダ27は、電動モータ21とモータ軸21aとの間に介
設されるギヤケース21bに一体的に設けられており、
そしてギヤケース21bから入力するモータ動力に基づ
いてモータ回転を検出するが、該検出信号は後述する制
御部28に入力されるようになつている。
【0009】また、29は耕深センサであつて、該耕深
センサ29は、リヤカバー18の揺動角に基づいて耕深
を検知するものであるが、このものは前記電動モータ2
1と同様にオートヒツチ機構2に設けられている。即
ち、オートヒツチ機構2側においては、入力軸29aが
外側方に突出するよう耕深センサ29を配設すると共
に、入力軸29aに検知レバー30を固設し、一方、作
業部3側においては、検知レバー30の対向位置に設け
られるブラケツト31に揺動アーム32を軸支すると共
に、該揺動アーム32を、リヤカバー18の揺動に伴つ
て押し引きされるインナーワイヤ33に連結している。
そして、オートヒツチ機構2に作業部3を連結した状態
では、検知レバー30の折曲片30aが戻り弾機34の
付勢力で揺動アーム32に弾圧接当することにより、リ
ヤカバー18の揺動変化が耕深センサ29に伝動される
ようになつている。
【0010】さて、前記制御部28は、所謂マイクロコ
ンピユータを用いて構成されるものであるが、このもの
は、後述する耕深自動制御をON−OFF操作する耕深
自動スイツチ36、耕深自動制御における目標耕深を設
定する耕深設定器37等の操作具類と、作業部昇降操作
レバーの操作角度を検知するレバー角センサ38、前記
リフトアーム4の揺動角度を検知するアーム角センサ3
9、さらに前記装着検知スイツチ26、ロータリエンコ
ーダ27、耕深センサ29等のセンサ類とから信号を入
力する一方、これら入力信号に基づく判断で、リフトア
ーム昇降用ソレノイド40、41、電動モータ21等に
対して作動信号を出力するようになつている。即ち、制
御部28においては、耕深センサ29の検知値を、目標
耕深に一致させるべく作業部3を昇降制御する耕深自動
制御と、リヤカバー18の検知位置を、目標耕深に対応
して予め設定されるリヤカバー目標位置に一致させるべ
く前記シリンダ20を伸縮制御するリヤカバー移動制御
とを行うが、上記リヤカバー18の位置検知は、前述し
たロータリエンコーダ27が検出するモータ回転に基づ
いて行われるようになつており、以下、図8に示すリヤ
カバー位置検知制御について説明する。
【0011】まず、リヤカバー位置検知制御では、基準
値読込モードであるか否かが判断さ、該判断がYESの
場合には基準値の読込みが行われる。つまり、作業始め
においては位置検知が不可能なため、シリンダ20の最
伸もしくは最縮状態で読み込まれるデータを基準値に設
定するようになつている。そして、基準値の読込みが完
了した後は、装着検知スイツチ26がONであるか否か
を判断し、これがNOである場合にはロータリエンコー
ダ27のデータをキヤンセルするが、YESと判断した
場合は、ロータリエンコーダ27のデータを入力すると
共に、該入力データに基づいてリヤカバー位置を算出す
るようになつている。
【0012】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、メインカバー17の円弧に沿つて前後移動自在な
リヤカバー18は、電動モータ21の正逆駆動に伴うシ
リンダ20の伸縮作動に基づいて移動制御されることに
なるが、電動モータ21は、走行機体1側であるオート
ヒツチ機構2に配設され、作業部3を走行機体1に装着
することに伴つて自動的にシリンダ20と連動連結状態
となる。従つて、電動モータ21を作業部3側に配設し
ていた従来の様に、電動モータ21用のハーネスを作業
部3まで配線することなく、走行機体1側における配線
のみでよいことになり、この結果、ハーネスが作業部3
の昇降に基づいて折曲して断線する不都合を解消できる
許りか、作業部3を交換する際にハーネス(カプラ部)
の切り離しを不要にして作業性の向上を計れ、またカプ
ラの外し忘れによるハーネスの切断も解消できる。
【0013】しかも、リヤカバー18の位置検知を、前
記電動モータ21に一体的に組付けたロータリエンコー
ダ27のモータ回転検出に基づいて行うべく構成したた
め、作業部3側にストロークセンサ等の位置検知センサ
を設ける必要がなく、従つて、センサ用のハーネスを別
途作業部3側まで配線することを不要にしてハーネスの
断線を防止できる許りか、作業部3における部品点数の
削減および構造の簡略化を計ることができる。
【0014】さらに、実施例においては、耕深センサ2
9を電動モータ21と同様にオートヒツチ機構2に配設
したため、耕深センサ29用のハーネスを作業部3まで
配線することを不要にでき、この結果、耕深センサ29
用のハーネスが切断する不都合も解消できる。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、走行機体に連結される作業部に、
電動モータの駆動に基づいて作動制御する作動制御機構
を設けたものでありながら、該電動モータは、走行機体
側に配設され、該電動モータと作動制御機構とは、作業
部着脱に連繋して切り離し自在な動力伝動機構を介して
連結されることになる。この結果、作業部側に電動モー
タまでをも配設している従来の如く、作業部の着脱に際
し、電動モータ用のハーネスの接続−切り離し作業をい
ちいちする必要がなくなつて作業性の向上が計れる許り
でなく、ハーネスの切り離しを忘れてハーネスを切断し
てしまうような不都合も解消できる。
【0016】しかも、作制御機構の作動量検知を、走
行機体側に設けられる電動モータの回転検出に基づいて
行うようにしたため、作業部側に作動量検知センサを設
けている従来の様に、センサ用ハーネスを作業部側まで
配線することを不要にでき、従つて、前記電動モータ用
ハーネスと同様にハーネスが切断する等の従来の不都合
を解消できる許りか、作業部における部品点数の削減並
びに構造の簡略化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業部の側面図である。
【図2】作業部分離状態を示す要部平面図である。
【図3】作業部装着状態を示す同上要部平面図である。
【図4】作業部分離状態を示す要部側面図である。
【図5】作業部装着状態を示す同上要部側面図である。
【図6】シリンダ伸長状態を示す同上要部側面図であ
る。
【図7】制御機構の概略を示すブロツク図である。
【図8】リヤカバー位置検知制御を示すフローチヤート
である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 オートヒツチ機構 3 作業部 20 シリンダ 21 電動モータ 27 ロータリエンコーダ 28 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−113552(JP,A) 実開 昭59−610(JP,U) 実開 昭57−129305(JP,U) 実開 昭61−169143(JP,U) 実開 平3−85803(JP,U) 実開 平3−65404(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に着脱自在に連結され、PTO
    軸からエンジン動力が入力して作業をする作業部に、電
    動モータの駆動に基づいて作動制御される作動制御機構
    を設けてなる作業用走行車において、前記走行機体側に
    電動モータを配設すると共に、該電動モータと作動制御
    機構とを、前記作業部着脱に連繋して切り離し自在な動
    力伝動機構を介して連結し、さらに走行機体側には、電
    動モータの回転検出に基づいて作動制御機構の作動量検
    知を行う作動量検知手段を設けたことを特徴とする作業
    用走行車。
JP3270328A 1991-09-21 1991-09-21 作業用走行車 Expired - Lifetime JP2726960B2 (ja)

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JPH0576204A JPH0576204A (ja) 1993-03-30
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JP6731795B2 (ja) * 2016-06-10 2020-07-29 株式会社クボタ 歩行型管理機

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JPH0576204A (ja) 1993-03-30

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