JP2726936B2 - ハンダ付け方法およびハンダ付け装置 - Google Patents

ハンダ付け方法およびハンダ付け装置

Info

Publication number
JP2726936B2
JP2726936B2 JP1002041A JP204189A JP2726936B2 JP 2726936 B2 JP2726936 B2 JP 2726936B2 JP 1002041 A JP1002041 A JP 1002041A JP 204189 A JP204189 A JP 204189A JP 2726936 B2 JP2726936 B2 JP 2726936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
melting
soldering
piece
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1002041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02182373A (ja
Inventor
栄修 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1002041A priority Critical patent/JP2726936B2/ja
Priority to DE9090300242T priority patent/DE69001135T2/de
Priority to EP90300242A priority patent/EP0378369B1/en
Priority to US07/463,065 priority patent/US5038995A/en
Publication of JPH02182373A publication Critical patent/JPH02182373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726936B2 publication Critical patent/JP2726936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/06Solder feeding devices; Solder melting pans
    • B23K3/0607Solder feeding devices
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/01Tools for processing; Objects used during processing
    • H05K2203/0104Tools for processing; Objects used during processing for patterning or coating
    • H05K2203/0126Dispenser, e.g. for solder paste, for supplying conductive paste for screen printing or for filling holes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハンダを溶融状態でワークに滴下してハン
ダ付けを行うハンダ付け装置に関するものである。
(発明の背景) プリント配線板などのワーク上で特定の場所だけハン
ダを自動的に付着させるものとして、従来よりすりばち
状のハンダゴテを用いるものが提案されている(特公昭
46−34209号)。これは一定量の糸ハンダをこのすりば
ち状ハンダゴテに供給して溶融し、このハンダゴテの底
に設けた孔を通してワークに滴下させるものである。し
かしこの場合にはハンダゴテのハンダの保持時間が不均
一になるため、糸ハンダが十分溶融しないうちにワーク
に落下したり溶融温度が高くなりすぎたりしてハンダ付
けが不完全になったり不均一になることがあり、ハンダ
付けの信頼性が劣るという問題があった。
またるつぼ状のハンダゴテの底にニードル弁を設け、
予めこのるつぼ状ハンダゴテ内にハンダを溶融してお
き、ニードル弁の開閉によって所定量のハンダをワーク
に滴下するものも提案されている(実開昭50−77427
号)。しかしこの場合には溶融ハンダ自身の表面張力の
ために、微少なハンダ滴下量の管理が不可能であった。
そこで本願の発明者は、次のような方法を提案した。
すなわち複数のコテ要素を集合させてハンダ溶融部を形
成し、このハンダ溶融部に落したハンダ片を一定時間こ
こで保持して溶融した後、コテ要素を分離させて溶融ハ
ンダを滴下させる方法である(特開昭62−270272号)。
しかしこの方法には、ハンダ片を糸ハンダから切断し
てハンダ溶融部へ落下させる際に、落下速度が不揃いに
なり易く、ハンダ溶融温度を均一に管理することはやは
り困難であった。
またこの方法ではハンダ溶融部を形成するコテ要素の
先端付近特に各コテ要素の集合面付近に、溶融ハンダの
フラックスや不純物などの残渣が膜となって固着するこ
とがあった。この膜が多く堆積するとコテ要素からハン
ダへの熱伝達率が著しく低下しハンダ付け温度が変化し
てハンダ付けが不完全になったり不安定になるという問
題が生じることが明らかになった。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
適切な温度に加熱溶融された一定量のハンダをワークに
滴下して信頼性が高く均質なハンダ付け行うことがで
き、微少量のハンダ量の管理が可能となるハンダ付け方
法を提供することを第1の目的とする。
また本発明は、前記第1の発明の実施に直接使用する
ハンダ付け装置を提供することを第2の目的とする。
さらに本発明は、コテ要素に固着するハンダ残渣を簡
単に除去し、常に安定かつ良好なハンダ付け作業が行え
るようにしたハンダ付け装置を提供することを第3の目
的とする。
(発明の構成) 本発明によれば第1の目的は、少なくともハンダ接触
部位の表面がハンダ反撥材料で形成された複数のコテ要
素を集合してハンダ溶融部を形成し、このハンダ溶融部
に一定量のハンダ片を供給し、このハンダ片を前記ハン
ダ溶融部で溶融して一時保持した後、前記複数のコテ要
素を互いに離隔させて溶融ハンダをワークに滴下させる
ことによりハンダ付けを行うハンダ付け方法において、
長い糸ハンダを前記ハンダ溶融部の上方で所定の長さに
切断しこの切断したハンダ片を落下させて前記ハンダ溶
融部の上方に位置するハンダ受けに受け、ここにハンダ
片を一時保持して停止させてからハンダ溶融部に落下さ
せることを特徴とするハンダ付け方法、 により達成される。
また第2の目的は、少なくともハンダ接触部位の表面
がハンダ反撥材料で形成され互いに集合してハンダ溶融
部を形成する複数のコテ要素と、一定量づつのハンダ片
を前記ハンダ溶融部に供給するハンダ供給部とを備え、
前記ハンダ溶融部でハンダ片を溶融してワークに滴下す
るようにしたハンダ付け装置において、前記ハンダ溶融
部の上方に位置し長い糸ハンダを所定の長さに切断して
落下させるカッタ部と、このカッタ部から落下するハン
ダ片を受けこのハンダ片を停止させてから前記ハンダ溶
融部へ落下させるハンダ受けとを備えることを特徴とす
るハンダ付け装置、 により達成される。
すなわちハンダ片を一定の位置で一度停止させてから
ハンダ溶融部へ落下させることにより、ハンダ片の落下
高さと落下速度を一定に保つものである。ここに落下中
のハンダ片を検出してハンダ溶融部でのハンダの溶融時
間を管理するようにするのが望ましい。
また第3の目的は、少なくともハンダ接触部位の表面
がハンダ反撥材料で形成された複数のコテ要素を集合し
てハンダ溶融部を形成し、このハンダ溶融部に供給され
る一定量のハンダ片を前記ハンダ溶融部で一時保持し溶
融した後、前記コテ要素を互いに離隔させて溶融ハンダ
をワークに滴下させることによりハンダ付けを行うハン
ダ付け装置において、前記ハンダ片をハンダ供給部から
ハンダ溶融部へ導く上下動可能なハンダガイドと、この
ハンダガイドに取付けられ前記ハンダ溶融部の上方に位
置するやすりとを備え、前記ハンダガイドとやすりとを
昇降させてやすりをコテ要素の集合面に摺接させつつコ
テ要素を研磨することを特徴とするハンダ付け装置、に
より達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は側面
図、第3図と第4図はそれぞれ分解斜視図、第5図はハ
ンダ供給部の斜視図、第6図はハンダカッタ部の断面
図、第7図はハンダガイド部付近の分解斜視図、第8図
はその中心線上での側断面図、また第9A〜C図はクレイ
ドルの動作説明図、第10A、B図はコテ要素の研磨動作
説明図である。
第1〜4図で符号10は支持基板であり、不図示の基台
に垂直に固定されている。この支持基板10は縦長であっ
て、その前面の左側にはリニヤベアリングの軌道12が縦
に固定され、この軌道12には3つの移動体12A、12B、12
Cが装着されている。各移動台12A〜Cはそれぞれベアリ
ングを内蔵して軌道12上で回転することなく上下方向に
のみ滑らかに移動する。支持基板10の右側には縦に長い
窓14が形成されている。
20は上可動板であり最上部の移動体12Aに固定されて
上下動する。支持基板10の上部右側には送りねじ22の上
端がベアリングホルダ24を介して保持される一方、この
送りねじ22の下部が上下動板20に固定されたナットホル
ダ26に螺入されている。そしてこの送りねじ22は支持基
板10上部に取付けられたステッピングモータ28により回
転される、この結果送りねじ22が回転するとナットホル
ダ26と一体の上可動板20が上下動することになる。なお
モータ28の左側にはファンモータ30が配設される(第
1、2図)。このハンダ付けは支持基板10を後面とし
て、上、前、左右の各面がカバーで覆われる。そしてフ
ァンモータ30は外気をこのカバー内に導入してこのカバ
ー内を下降させ、ハンダから発生する油煙を外で排出す
るように考慮されている。
40はハンダガイド保持板である。この保持板40は前記
リニヤベアリングの中間の移動体12Bに固定され、上可
動板20の切欠き部分20Aから前方へ突出している。この
保持板40の前端にはアーム42が固定され、このアーム42
の下端はこのハンダ付け装置の前面中央付近に伸び、こ
こに後記ハンダガイド80が固定される。保持板40は上可
動板20に固定されたエアシリンダ44により上下動され
る。すなわちエアシリンダ44の本体が上可動板20に固定
され、そのピストンロッドが保持板40の上面に連結され
ている。
50は上可動板20に固定されたハンダフィーダ取付板で
ある。この取付板50は第4図に示すように上可動板20の
右側面に固定されて前方へ突出する。この取付板50には
ハンダ供給部52が装着され、このハンダ供給部52は、後
記のハンダガイド80に一定長さにカットしたハンダ片58
Aを供給する。第2、4図で54はリール支持腕であり、
その一端は上可動板20の背面に固定され、支持基板10の
窓14を通って後方へ延出している。このリール支持腕54
にはハンダリール56が保持され、このリール56から糸ハ
ンダ58が前方へ導かれ、上可動板20の切欠き部分20Aに
形成した窓20B(第4図)を通ってハンダ供給部52に入
る。
ハンダ供給部52は第5図に示す送り部60とカッタ部62
とから成る、送り部60はハンダ58を挟む一対のローラ6
4、64と、その一方のローラ64を駆動するステッピング
モータ66とを有する。このモータ66は不図示の制御装置
により所定のタイミングに所定量だけ回転し、ハンダ58
を一定量だけカッタ部62へ送る。カッタ部62は、保持板
50に固定されたコ字状のホルダ68と、このホルダ68の下
板部に保持された筒状のボデー70と、このボデー70に上
方から嵌入されたカッタピン72と、このカッタピン72を
上方へ復帰させるばね74と(第6図)、ホルダ68の上板
部に保持されカッタピン72を押下するエアシリンダ76と
を有する。ボデー70には送り部60の両ローラ64、64間に
向って開くハンダ導入口78が形成されている。
従って送り部60がハンダ58を一定量送るとこのハンダ
58の先端がハンダ導入口78内に進入し、次に制御装置は
エアシリンダ76にエアを供給してカッタピン72を下降さ
せる。この時ハンダ58の先端がカットされ、カットされ
たハンダ片58Aがボデー70から下方へ落下する。
ハンダガイド80は第7〜9図に示すようにボデー82を
備える。ボデー82には、上部が拡径して上下に貫通する
略じょうご状のガイド孔84が形成され、その下部にはス
リーブ86が接続されている。すなわちボデー82下部には
スリ割りが形成され、このスリ割りを横断するビス88
(第7、8図)を締めることによってボデー82へ下方か
ら嵌入されたスリーブ86を固定している。ガイド孔84の
上部には前後に貫通孔90が形成され、この貫通孔90に第
7図に示すクレイドル92と一体の軸体94が挿入されてい
る。このクレイドル92はカッタ部62から落下するハンダ
片58Aが入るハンダ受けとなるものであり、その内面に
はテフロン樹脂製のカップ96が装着されている。このカ
ップ96の内面には細かい凹凸模様が形成され、ハンダ片
58Aが付着しにくくされている。
軸体94の前端には半径方向にのびるアーム98が固定さ
れる一方、ボデー82側にはストッパ100が固定され、ア
ーム98はこのストッパ100に当たる約180゜の範囲内で回
動可能である。なおこのアーム98が上方でこのストッパ
100に当たる時には第9A図のようにクレイドル92は上方
に開口し、アーム98が下方に来てストッパ100に当たる
時には第9C図のようにクレイドル92は下方に開口するよ
うに反転する。なおこのアーム98の先端とストッパ100
との間にはコイルばね102が掛け渡され、クレイドル92
は第9A図と第9C図の両位置に安定する。
軸体94の後端には互いに約90゜の角度をもって2本の
ピン104、106が固定されている。これらのピン104、106
は第9A図のようにクレイドル92が上に開口している時に
斜め下に位置する。一方、上可動板20と一体のハンダフ
ィーダ取付板50には下方へのびる腕108が固定され、こ
の腕108の下端にはこれらのピン104、106が当たるカム
フォロワ110が取付けられている。この結果エアシリン
ダ44によって保持板50と共にハンダガイド80が昇降され
ると、ピン104、106がこのカムフォロワに当たり、クレ
イドル92が第9A図と第9C図の位置間で回動する。すなわ
ちハンダガイド80を下降させる時にクレイドル92は反転
する。
このハンダガイド80のボデー82にはハンダ片58Aの落
下を確認するためのいハンダセンサ112が取付けられて
いる(第7、8図)。すなわち、ボデー82にはガイド孔
84を横断する孔114が形成され、この孔114の一端に発光
素子112Aが、他端に受光素子112Bがそれぞれセンサ支持
板116、118により固定されている。この受光素子112Bが
ハンダ片58Aの通過を検出すると制御装置はこの通過タ
イミングからタイマを積算し始め、後記のコテ要素156
によるハンダの溶融時間を管理する。
また、このハンダガイド80のボデー82にはガイド孔84
内に空気を送る空気孔83が設けられている。ここから入
る空気は、後記コテ要素156により溶融されたハンダか
ら立登る油煙がガイド孔84内に付着するのを防ぎ、ハン
ダ片58Aの円滑な落下を確保する。
なおこのボデー82と、エアシリンダ44および76に送ら
れるエアは第2図に示すように外部から供給され、切換
弁120(第2図)によって継続される。
次にハンダ溶融部を形成するコテ要素につき説明す
る。第3図において130は下可動板である。この下可動
板130は、前記リニヤベアリングの下の移動体12Cに固定
されて上下動可能となっている。下可動板130はその左
端をコイルばね132により上可動板20に吊られる一方、
その右端が長ボルト134により上可動板20に吊られてい
る。この結果上可動板20と下可動板130とは一体となっ
て上下動する。ここに長ボルト134は上可動板20の挿入
孔内でスライド可能となり、後記コテ要素156がワーク
に当たった時などにはコテ要素156と共にこの下可動板1
30が上へ移動してワークを傷めないように対策されてい
る。なおこの長ボルト134にはばね136が縮装され、コテ
要素156をワークに押圧する際に適度な押圧力を発生さ
せるようになっている。
下可動板130にはスライドレール138が水平に固定さ
れ、このレール138に噛合ってスライドする移動体140
A、140Bには左右一対のコテ支持板142(142A、142B)が
固定されている。また下可動板130の背面にはステッピ
ングモータ144が取付けられ、このモータ144の軸は下可
動板130を貫通して前方へのび、ここにエンコーダガム1
46およびカム148が固定されている。エンコーダカム146
は光センサ150によってモータ144の回転角度を検出する
ためのものである。カム148はダ円形で対称なカム形状
を持ち、このカム148には前記コテ支持板142に取付けた
カムフォロワ152(152A、152B)が左右両側から転接す
る。なお両コテ支持板142は互いに接近するようにばね1
54によって連結されている(第3図)。
156(156A、156B)は一対のコテ要素であり、これら
はコテ支持板142に取付角度および位置調節可能に固定
される。両コテ要素156は前記ハンダガイド80のスリー
ブ86下方で集合・離隔するように斜めに取付けられ、正
面視V字状のコテを形成する。コテ要素156は内部にニ
クロム線ヒータを有し、表面がセラミック、フッ素樹
脂、ステンレスなどのハンダ反撥材料で被覆されてい
る。特にセラミックの場合に窒素ケイ素を用いると、ハ
ンダに対する耐浸透性が高く、またハンダのヤニに含ま
れる塩酸などに対する耐薬品性が高く、耐久性が優れた
ものとなる。
両コテ要素156の互いに対抗する集合面には、溝158
(第3図、一方のみ図示)が形成され、両コテ要素156
が集合した時に両者の溝158が対向してその間にハンダ
溶融部が形成される。
このコテ要素156の集合面は、棒状のやすり160(160
a、160b)によって研磨される。すなわちハンダガイド8
0のスリーブ86には支持板162が固定され、一対のやすり
160はこの支持板162から垂下するように固定されてい
る。従ってこのやすり160を下降させればやすり160はコ
テ要素156を左右に押し開きつつ集合面に摺接する。
次にこの実施例の動作を説明する。先ずハンダ付けを
行うワークをコテ要素156の集合部の下方に位置させ
る。この時ハンダガイド80は第1、2図のように上昇位
置にあり、またコテ要素156は集合している。ハンダ供
給部52の送り部60が糸ハンダ58を一定量送り、エアシリ
ンダ76がカッタピン72を押下すれば一定長さのハンダ片
58Aに切断されて落下する。そしてハンダガイド80に設
けたクレイドル92内に入り停止する。するとエアシリン
ダ44にエアが送られてハンダガイド保持板40と共にハン
ダガイド80が下降する。この時軸体94のピン104がカム
フォロワ110に当って軸体94が第9B図のように回転す
る。ストッパ100の先端につながれたばね102が軸体94の
中心線上にある不安定点を越えると軸体94は一気に第9C
図の位置に回転する。この時クレイドル92内のハンダ片
58Aがクレイドル92の回転時の衝撃の助けも作用して落
下し、ハンダガイド80内のガイド孔84およびスリーブ86
に導かれて下降する。このハンダガイド80の下降位置で
はスリーブ86下端はコテ要素156の集合部に近接し(第9
C図)、このスリーブ86から落下するハンダ片58Aはこの
集合部に形成されたハンダ溶融部内に入り、加熱されて
溶融する。ハンダガイド80はハンダ片58Aを落下すると
速やかに上昇して第9A図の状態で待機する。
ハンダ片58Aがガイド孔84を落下する時に、受光素子1
12Bがこの落下を検出するが、この信号に基いて制御装
置はタイマによる時間の計時を開始する。そして所定時
間が経つとモータ144を作動させてカム148を回転させ、
両コテ支持板142を押し開いてコテ要素156を離隔させ
る。この結果集合部の溝158で形成されるハンダ溶融部
内の溶融ハンダがワークの上に落下し、ハンダ付けが行
われる。なおカッタ部62で切断されたハンダ片56Aをク
レイドル92内に複数個ためてから、このクレイドル92を
一度に反転させることによりこれら複数のハンダ片56A
を一度にまとめて落下させることも可能になる。従って
一ヶ所のハンダ供給部へのハンダ供給量をクレイドル92
にためるハンダ片56Aを数によって変えることが可能に
なる。
一方適宜回数のハンダ付け作業を行うと、ハンダのフ
ラックスや不純物の残渣がコテ要素156の溝158付近に付
着して硬化する。この場合には両カム要素156を開きハ
ンダガイド80を降下させる。すると棒状のやすり160a、
160bが各コテ要素156A、156Bをさらに左右に押し開きつ
つその集合面の溝158に摺接する。この状態でハンダガ
イド80と共にやすり160を適宜回数上下動させれば、や
すり160は固着した残渣を削り取ることができる。
次にこの実施例の種々の動作モードを第11〜16図に基
づき説明する。
第11図のモード1は、まずハンダ片58Aをハンダ供給
部52からクレイドル92に供給し待機する(ステップ20
0)。そしてハンダ付け開始信号に基づき(再スター
ト)、コテ要素156を閉じたまま下降させ、これと共に
ハンダガイド80が下降する(ステップ202)。下降中に
クレイドル92を反転してハンダ片58Aをガイド80に落し
込み(ステップ204、206)、所定の一次下降位置までコ
テ要素156を下降させて待機する(ステップ208)。ハン
ダ片58Aはステップ206で落下するハンダセンサ112がそ
れを検出し加熱タイマが計時開始し、2つのコテ要素15
6の集合部に形成される溶融部におけるハンダ片58Aの溶
融時間が所定の時間になると(ステップ210)、両コテ
要素が一度開いて溶融ハンダをワークに落下させた後閉
じる(ステップ212)。その後コテ要素156は閉じたまま
さらに下降(二次下降)してワーク上のハンダに接近し
(ステップ214)、所定時間再加熱する(ステップ21
6)。そしてコテ要素156は上昇して復帰位置に戻る(ス
テップ218)。
第12図のモード2は、第1図のモード1に対してステ
ップ220、222のみが異なり、溶融ハンダをワークに落し
た後再加熱するのに、コテ要素156を開いたまま降下
(二次降下)させるものである。このモード2によれば
再加熱する際にワーク上のハンダの山にコテ要素156が
接触するのを防止できる。
第13図のモード3は、溶融ハンダをワークに落した後
コテ要素を上昇させて閉じ(ステップ224、226)、再び
下降させてワークおよびハンダを再加熱してから(ステ
ップ216)コテを上昇復帰させるものである(ステップ2
18)。このモード3によれば、溶融ハンダをワークに十
分に接近させて落下させることによりハンダ付け位置を
高精度に管理することができる。
第14図のモード4は、コテ要素を開いてから(ステッ
プ228)下降させてワークに接近または接触させること
によりワークを予熱し(ステップ230、232)、この予熱
後にハンダ片をワークに落下させ付着させてから(ステ
ップ234)、さらに所定時間加熱するものである(ステ
ップ236)。このモード4によれば熱伝動性が非常に高
いワークにも良好にハンダ付けができる。
第15図のモード5は、ワイヤを巻付けた起立ピンにハ
ンダ付けを行うものである。すなわちコテを開いた状態
で下降させ(ステップ228、230)、コテを閉じたピンを
挟み(ステップ238)所定時間ピンを加熱する(ステッ
プ240)。このピンを挟むコテ要素の間にハンダ片を落
してハンダを溶融し、巻き付けたワイヤにハンダを付け
る(ステップ242)。そして、コテ要素を開き(ステッ
プ244)上昇復帰させる(ステップ246)。
第16図のモード6は、開いたコテ要素間からガイド80
を下してワークに接近させ(ステップ248、250)、ハン
ダ片をワークに載せた後(ステップ252)ガイド80を上
方へ退避させて(ステップ254)コテ要素を閉じ、閉じ
たコテ要素を下降させてワークを加熱しハンダを溶融さ
せる(ステップ256、258、260)。そして上方へ復帰さ
せる(ステップ262)。このモード6によればガイド80
をワークに接近させてハンダ片を落すので、非常に小さ
いハンダ片をコテ要素などに付着させることなく確実に
ワークに付着させることができる。
(発明の効果) 本発明の第1の発明は以上のように、長い糸ハンダを
ハンダ溶融部の上方で所定の長さに切断し、この切断し
たハンダ片をハンダ受けに落下させてここにハンダ片を
一時保持して停止させた後、このハンダ片を複数のコテ
要素の集合部に形成されるハンダ溶融部に落して溶融
し、各コテ要素を離隔させることによりこの溶融ハンダ
をワーク上に落してハンダ付けするものであるから、ハ
ンダ溶融部に落ちるハンダ片の速度とタイミングのバラ
ツキが少なくなり、ハンダの溶融温度のバラツキも少な
くなる。このため均質なハンダ付けが可能となり、ハン
ダ付けの信頼性が向上する。またカッタ部で切断された
微少なハンダ片であってもハンダ量が正確に管理して供
給できると共に、ハンダ受けに複数のハンダ片をためて
からハンダ受けを反転させて複数のハンダ片を一度に落
下させることによりハンダ供給量の変更も容易である。
また第2の発明によれば、この第1の発明の方法を用
いた装置を提供することができる。ここにハンダ片を一
時ハンダ受けに受け止めて落下させる際に、このハンダ
片の落下を光センサなどのセンサで検出し、このタイミ
ングによってタイマの積算を開始してハンダの溶融時間
(すなわちコテ要素が離隔するタイミング)を決めるよ
うにすれば、溶融時間の管理は一層高精度になり、本発
明の効果は一層顕著なものとなる。
また第3の発明によれば、上下動可能なハンダガイド
にやすりを設け、このハンダガイドを下降させることに
よってやすりをコテ要素の集合面に摺接させるものであ
るから、コテ要素に固着するフラックスや不純物の残渣
をやすりで容易に削り取ることができる。このためハン
ダの加熱が常に安定して行われ、良好なハンダ付けを行
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は側面図、
第3図と第4図はそれぞれ分解斜視図、第5図はハンダ
供給部の斜視図、第6図はハンダカッタの断面図、第7
図はハンダガイド部付近の分解斜視図、第8図はその中
心線上での側断面図、第9A〜C図はクレイドルの動作説
明図、第10A、B図はコテ要素の研磨動作説明図であ
る。また第11〜16図は種々の動作モードの流れ図であ
る。 52……ハンダ供給部、58A……ハンダ片、 62……カッタ部、 80……ハンダガイド、 92……ハンダ受けとしてのクレイドル、156……コテ要
素、 160……やすり。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともハンダ接触部位の表面がハンダ
    反撥材料で形成された複数のコテ要素を集合してハンダ
    溶融部を形成し、このハンダ溶融部に一定量のハンダ片
    を供給し、このハンダ片を前記ハンダ溶融部で溶融して
    一時保持した後、前記複数のコテ要素を互い離隔させて
    溶融ハンダをワークに滴下させることによりハンダ付け
    を行うハンダ付け方法において、 長い糸ハンダを前記ハンダ溶融部の上方で所定の長さに
    切断しこの切断したハンダ片を落下させて前記ハンダ溶
    融部の上方に位置するハンダ受けに受け、ここにハンダ
    片を一時保持して停止させてからハンダ溶融部に落下さ
    せることを特徴とするハンダ付け方法。
  2. 【請求項2】少なくともハンダ接触部位の表面がハンダ
    反撥材料で形成され互いに集合してハンダ溶融部を形成
    する複数のコテ要素と、一定量づつのハンダ片を前記ハ
    ンダ溶融部に供給するハンダ供給部とを備え、前記ハン
    ダ溶融部でハンダ片を溶融してワークに滴下するように
    したハンダ付け装置において、 前記ハンダ溶融部の上方に位置し長い糸ハンダを所定の
    長さに切断して落下させるカッタ部と、このカッタ部か
    ら落下するハンダ片を受けこのハンダ片を停止させてか
    ら前記ハンダ溶融部へ落下させるハンダ受けとを備える
    ことを特徴とするハンダ付け装置。
  3. 【請求項3】ハンダ受けから落下するハンダ片をハンダ
    溶融部へ導くハンダガイドと、このハンダガイド内をハ
    ンダ片が落下したことを検出するセンサとを備え、前記
    センサがハンダ片を検出したことに基いてコテ要素を離
    隔する時期を決めることを特徴とする請求項(2)記載
    のハンダ付け装置。
  4. 【請求項4】少なくともハンダ接触部位の表面がハンダ
    反撥材料で形成された複数のコテ要素を集合してハンダ
    溶融部を形成し、このハンダ溶融部に供給される一定量
    のハンダ片を前記ハンダ溶融部で一時保持し溶融した
    後、前記コテ要素を互いに離隔させて溶融ハンダをワー
    クに滴下させることによりハンダ付けを行うハンダ付け
    装置において、 前記ハンダ片をハンダ供給部からハンダ溶融部へ導く上
    下動可能なハンダガイドと、このハンダガイドに取付け
    られ前記ハンダ溶融部の上方に位置するやすりとを備
    え、前記ハンダガイドとやすりとを昇降させてやすりを
    コテ要素の集合面に摺接させつつコテ要素を研磨するこ
    とを特徴とするハンダ付け装置。
JP1002041A 1989-01-10 1989-01-10 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置 Expired - Fee Related JP2726936B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1002041A JP2726936B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
DE9090300242T DE69001135T2 (de) 1989-01-10 1990-01-09 Loetverfahren und loetgeraet.
EP90300242A EP0378369B1 (en) 1989-01-10 1990-01-09 Soldering method and soldering apparatus
US07/463,065 US5038995A (en) 1989-01-10 1990-01-10 Soldering method and soldering apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1002041A JP2726936B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02182373A JPH02182373A (ja) 1990-07-17
JP2726936B2 true JP2726936B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=11518241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1002041A Expired - Fee Related JP2726936B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5038995A (ja)
EP (1) EP0378369B1 (ja)
JP (1) JP2726936B2 (ja)
DE (1) DE69001135T2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT398921B (de) * 1992-05-08 1995-02-27 Kroes Helmut Ing Lötkopf
JP3314088B2 (ja) * 1992-06-08 2002-08-12 栄修 永田 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
JP3307777B2 (ja) 1994-07-07 2002-07-24 栄修 永田 ハンダ付け方法および装置
JP4346054B2 (ja) * 2000-01-18 2009-10-14 栄修 永田 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
SG91867A1 (en) * 2000-05-24 2002-10-15 Casem Asia Pte Ltd Improved apparatus and method for dispensing solder

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2415542A (en) * 1942-02-07 1947-02-11 Vawryk Mike Soldering iron
US3015137A (en) * 1957-09-03 1962-01-02 Cyril J Hoebing Fishing sinker molding apparatus
DE2348081C2 (de) * 1973-09-25 1984-08-09 Hans 5500 Trier Jaklin Verwendung einer Bariumverbindung als Zusatz zu Beton- und Mörtelmischungen
US4595816A (en) * 1984-08-31 1986-06-17 Westinghouse Electric Corp. Automated soldering process and apparatus
JPH0777665B2 (ja) * 1986-05-16 1995-08-23 栄修 永田 ハンダ付け方法およびハンダ付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0378369B1 (en) 1993-03-24
DE69001135T2 (de) 1993-09-16
JPH02182373A (ja) 1990-07-17
EP0378369A2 (en) 1990-07-18
US5038995A (en) 1991-08-13
DE69001135D1 (de) 1993-04-29
EP0378369A3 (en) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4346054B2 (ja) ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
EP0691172B1 (en) Soldering method and soldering apparatus
US4932581A (en) Method of and device for metering a solder material in a soldering device
JP2726936B2 (ja) ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
JP3314088B2 (ja) ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
JPH02140000A (ja) 電子コンポーネントを基板に着脱するための装置
CA2810135A1 (en) Method for attaching prepared adhesive to bonding part bonding tool therefor
JP2009200196A (ja) スルーホール用の半田付け装置、それを用いて電子機器を製造する方法
JPS62270272A (ja) ハンダ付け方法およびハンダ付け装置
JPS59207854A (ja) 流体または糊状物質をガラス製アンプルに塗布する方法および装置
JP4633270B2 (ja) 電線のハンダ付着装置
US20050139638A1 (en) Automated packaging apparatus and method of optical elements
JPS6028628Y2 (ja) 感熱転写記録装置用インク自動供給機構
US3982047A (en) Soldering method
EP0024185B1 (en) Soldering apparatus
US2536999A (en) Apparatus for electric arc-welding
EP0215122A1 (en) Automatic soldering method and apparatus
JP4969737B2 (ja) 軸表面への塗膜形成方法及び装置
JPH05267086A (ja) 空芯コイルの製造装置
JP3134463B2 (ja) 接木苗製造機における苗切断装置
WO1994001287A1 (en) Ribbon inking device
JPS5842784B2 (ja) はんだ切断装置
JPH05206685A (ja) 電子部品供給装置
JPS58182300A (ja) 線材自動挿入装置
JPS59201796A (ja) バインダテ−プ自動切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees