JP2726825B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は皮膚外用剤で、さらに詳しくは主成分として
γ−リノレン酸と炭素数2から4までの脂肪族アルコー
ルとから成るエステルを含有することを特徴とし、また
皮膚賦活剤と併用することで、顕著な肌荒れ防止、肌質
改善効果の他、皮膚の衰えを予防し、健康な皮膚を維持
することを目的とした皮膚外用剤に関する。
γ−リノレン酸と炭素数2から4までの脂肪族アルコー
ルとから成るエステルを含有することを特徴とし、また
皮膚賦活剤と併用することで、顕著な肌荒れ防止、肌質
改善効果の他、皮膚の衰えを予防し、健康な皮膚を維持
することを目的とした皮膚外用剤に関する。
[従来の技術] γ−リノレン酸エステルの母核であるγ−リノレン酸
は抗生物質(公開特許公報 昭55−27168)やタール
(公開特許公報 昭60−94913)またはビタミンA類縁
化合物(公開特許公報 昭58−23629)との組合せによ
り、その作用を増強することが知られ、既に医薬品組成
物として報告されている。一方、化粧品としては、血行
促進剤や細胞賦活剤等との組合せが知られている。(公
開特許公報 昭62−138411)こらの作用はγ−リノレン
酸が代謝を受け、アラキドン酸から生理活性物質である
プロスタグランジンを生成し、皮膚の感受性を高めるこ
とによると解釈されている。
は抗生物質(公開特許公報 昭55−27168)やタール
(公開特許公報 昭60−94913)またはビタミンA類縁
化合物(公開特許公報 昭58−23629)との組合せによ
り、その作用を増強することが知られ、既に医薬品組成
物として報告されている。一方、化粧品としては、血行
促進剤や細胞賦活剤等との組合せが知られている。(公
開特許公報 昭62−138411)こらの作用はγ−リノレン
酸が代謝を受け、アラキドン酸から生理活性物質である
プロスタグランジンを生成し、皮膚の感受性を高めるこ
とによると解釈されている。
一方、γ−リノレン酸は、他の必須脂肪酸とともに皮
膚防御機構の一成分として重要な役割を果たしているこ
とが知られており、肌荒れ防止、肌質改善作用を持つこ
とが報告されている。しかしながら、これらの必須脂肪
酸は人体内で生合成ができないことから、一般的には食
事として採取しているが、皮膚における作用を一層高め
るためには、経皮吸収性の良いγ−リノレン酸を外用塗
布することが望ましいと考えられている。
膚防御機構の一成分として重要な役割を果たしているこ
とが知られており、肌荒れ防止、肌質改善作用を持つこ
とが報告されている。しかしながら、これらの必須脂肪
酸は人体内で生合成ができないことから、一般的には食
事として採取しているが、皮膚における作用を一層高め
るためには、経皮吸収性の良いγ−リノレン酸を外用塗
布することが望ましいと考えられている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術の問題点 γ−リノレン酸は前述の通り、他の薬剤の作用を明ら
かに増強するが、構造中には不飽和結合を持つことから
紫外線や空気に不安定である。すなわちγ−リノレン酸
より生成した過酸化物は皮膚を刺激し、かえって皮膚機
能を低下させることが知られている。
かに増強するが、構造中には不飽和結合を持つことから
紫外線や空気に不安定である。すなわちγ−リノレン酸
より生成した過酸化物は皮膚を刺激し、かえって皮膚機
能を低下させることが知られている。
発明の目的 本発明者らは上記の課題に鑑み、数多くのγ−リノレ
ン酸の誘導体を合成し、安定で経皮吸収性に優れた誘導
体を鋭意研究した結果、γ−リノレン酸と炭素数2から
4の脂肪族アルコールとから成るエステルに高い有用性
を見い出し、本発明を完成するに至った。
ン酸の誘導体を合成し、安定で経皮吸収性に優れた誘導
体を鋭意研究した結果、γ−リノレン酸と炭素数2から
4の脂肪族アルコールとから成るエステルに高い有用性
を見い出し、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち、請求項1記載の発明は、γ−リノレン酸と
炭素数2から4の脂肪族アルコールとから成るエステル
(以下γ−リノレン酸エステルと略す)を含有すること
を特徴とする皮膚外用剤であり、請求項2記載の発明
は、請求項1記載のγ−リノレン酸エステルと皮膚賦活
剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供する
ものである。
炭素数2から4の脂肪族アルコールとから成るエステル
(以下γ−リノレン酸エステルと略す)を含有すること
を特徴とする皮膚外用剤であり、請求項2記載の発明
は、請求項1記載のγ−リノレン酸エステルと皮膚賦活
剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供する
ものである。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明で用いられるγ−リノレン酸エステルは、月見
草オイルの分解生成物、あるいは化学合成や菌体産生物
より得られるγ−リノレン酸をエステル化した誘導体
で、例えば、γ−リノレン酸エチルエステル、γ−リノ
レン酸イソプロピルエステル、γ−リノレン酸nブチル
エステル等が挙げられる。これらの中から、一種又は、
二種以上が適宜選択され用いられる。当該γ−リノレン
酸エステルは一般的なエステル化の方法で製造すること
ができる。
草オイルの分解生成物、あるいは化学合成や菌体産生物
より得られるγ−リノレン酸をエステル化した誘導体
で、例えば、γ−リノレン酸エチルエステル、γ−リノ
レン酸イソプロピルエステル、γ−リノレン酸nブチル
エステル等が挙げられる。これらの中から、一種又は、
二種以上が適宜選択され用いられる。当該γ−リノレン
酸エステルは一般的なエステル化の方法で製造すること
ができる。
配合量は皮膚外用剤全量中0.001〜5重量%、好まし
くは0.01〜1重量%が望ましい。
くは0.01〜1重量%が望ましい。
請求項2記載の発明に用いられる皮膚賦活剤として
は、以下のものが例示される。すなわち、ビタミンA
油、レチノール、酢酸レチノールなどのビタミンA類、
リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジ
ヌクレオチドなどのビタミンB2類、ピリドキシン塩酸
塩、ピリドキシントリパルミテート、ピリドキシンジオ
クタノエート等のビタミンB6類、ビタミンC燐酸エステ
ル等のビタミンC類、ビタミンC燐酸エステル、パント
テン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パン
トテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチル
エーテル等のパントテン酸類、イノシット、エルゴカル
シフェノール、コレカルシフェロール、ニコチン類、ニ
コチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、α−トコフェノール、酢酸DL−α−トコフェノー
ル、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−
α−トコフェロール等のビタミンE類、ビオチンや胎盤
抽出物、リバイタリンP、唾液線抽出物、肝臓抽出物、
血液抽出物等の動物臓器抽出物または、センブリ、ヒノ
キチオール、朝鮮ニンジン、γ−オリノール等の植物抽
出物等である。これらの中から一種または二種以上が適
宜選択され用いられる。配合量は特に限定されないが、
好ましくは、皮膚外用剤全量中0.005〜2重量%が適当
である。
は、以下のものが例示される。すなわち、ビタミンA
油、レチノール、酢酸レチノールなどのビタミンA類、
リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジ
ヌクレオチドなどのビタミンB2類、ピリドキシン塩酸
塩、ピリドキシントリパルミテート、ピリドキシンジオ
クタノエート等のビタミンB6類、ビタミンC燐酸エステ
ル等のビタミンC類、ビタミンC燐酸エステル、パント
テン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パン
トテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチル
エーテル等のパントテン酸類、イノシット、エルゴカル
シフェノール、コレカルシフェロール、ニコチン類、ニ
コチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、α−トコフェノール、酢酸DL−α−トコフェノー
ル、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−
α−トコフェロール等のビタミンE類、ビオチンや胎盤
抽出物、リバイタリンP、唾液線抽出物、肝臓抽出物、
血液抽出物等の動物臓器抽出物または、センブリ、ヒノ
キチオール、朝鮮ニンジン、γ−オリノール等の植物抽
出物等である。これらの中から一種または二種以上が適
宜選択され用いられる。配合量は特に限定されないが、
好ましくは、皮膚外用剤全量中0.005〜2重量%が適当
である。
本発明の皮膚外用剤はさらに、必要に応じて、本発明
の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一般に
用いられる各種成分、すなわち水性成分、粉末成分、油
分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止
剤、香料、色材、紫外線吸収剤、薬剤等を配合すること
ができる。また本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であ
り、例えば、油上製剤や化粧水系の可溶化系、乳液、ク
リーム等の乳化系あるいは軟膏、分散液粉末製品などの
剤型をとることができる。
の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一般に
用いられる各種成分、すなわち水性成分、粉末成分、油
分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止
剤、香料、色材、紫外線吸収剤、薬剤等を配合すること
ができる。また本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であ
り、例えば、油上製剤や化粧水系の可溶化系、乳液、ク
リーム等の乳化系あるいは軟膏、分散液粉末製品などの
剤型をとることができる。
[実施例] 次に、試験方法および実施例を示し、本発明をさらに
詳細に説明する。なお、本発明はこれによって限定され
るものではない。
詳細に説明する。なお、本発明はこれによって限定され
るものではない。
1.γ−リノレン酸エステルの安定性および経皮吸収性 −試験方法− * 1mMのγ−リノレン酸、γ−リノレン酸エチルエス
テル、γ−リノレン酸オクチルエステル、γ−リノレン
酸のトリグリセライドを作製し、これに酸素を1時間吹
き掛けることにより過酸化物を生成せしめた。過酸化物
の生成量(POV値)は、チオ硫酸ナトリウムを用いた電
位差滴定法により定量した。
テル、γ−リノレン酸オクチルエステル、γ−リノレン
酸のトリグリセライドを作製し、これに酸素を1時間吹
き掛けることにより過酸化物を生成せしめた。過酸化物
の生成量(POV値)は、チオ硫酸ナトリウムを用いた電
位差滴定法により定量した。
* モルモット背部皮膚に0.2μCiのγ−リノレン酸、
γ−リノレン酸エチルエステル、γ−リノレン酸オクチ
ルエステル、γ−リノレン酸のトリグリセライドを閉塞
塗布し、塗布6時間後に塗布部位直下の皮膚よりアイソ
トープを抽出し、経皮吸収率を算出した。
γ−リノレン酸エチルエステル、γ−リノレン酸オクチ
ルエステル、γ−リノレン酸のトリグリセライドを閉塞
塗布し、塗布6時間後に塗布部位直下の皮膚よりアイソ
トープを抽出し、経皮吸収率を算出した。
−試験結果− γ−リノレン酸誘導体の安定性および経皮吸収性につ
いて検討し、結果を表1に示した。すなわち遊離の脂肪
酸であるγ−リノレン酸は、γ−リノレン酸エチルエス
テル、オクチルエステルおよびそのトリグリセライドと
比較し空気酸化に不安定で高いPOV値を示したのに対
し、γ−リノレン酸エチルエステルの安定性は良好であ
った。一方、本発明のγ−リノレン酸エチルエステルの
経皮吸収性はγ−リノレン酸と同様、良好なものであっ
た。しかしながらγ−リノレン酸オクチルエステルおよ
びγ−リノレン酸のトリグリセライドの経皮吸収性は前
2品と比較し明らかに劣っていた。
いて検討し、結果を表1に示した。すなわち遊離の脂肪
酸であるγ−リノレン酸は、γ−リノレン酸エチルエス
テル、オクチルエステルおよびそのトリグリセライドと
比較し空気酸化に不安定で高いPOV値を示したのに対
し、γ−リノレン酸エチルエステルの安定性は良好であ
った。一方、本発明のγ−リノレン酸エチルエステルの
経皮吸収性はγ−リノレン酸と同様、良好なものであっ
た。しかしながらγ−リノレン酸オクチルエステルおよ
びγ−リノレン酸のトリグリセライドの経皮吸収性は前
2品と比較し明らかに劣っていた。
2.ヒト皮膚による肌荒れ改善測定方法。
−試験方法− 冬期に肌荒れを起こしている40〜60才の女性50名を被験
者とし、1群10名で6群にわけ、右頬に実施例1〜3あ
るいは比較例1〜3を塗布し、左頬は無塗布として使用
させた。試験期間は冬期の2週間とし、被験物質をそれ
ぞれ2gずつ1日2回朝晩塗布した。4日間の塗布が終了
した翌日に石鹸洗顔し、洗顔2時間後に下記の方法で肌
荒れ改善効果を評価した。
者とし、1群10名で6群にわけ、右頬に実施例1〜3あ
るいは比較例1〜3を塗布し、左頬は無塗布として使用
させた。試験期間は冬期の2週間とし、被験物質をそれ
ぞれ2gずつ1日2回朝晩塗布した。4日間の塗布が終了
した翌日に石鹸洗顔し、洗顔2時間後に下記の方法で肌
荒れ改善効果を評価した。
(A)皮膚乾燥および落屑に対する評価 下記の基準に従って皮膚乾燥度を肉眼的に判定するこ
とにより皮膚外観を評価した。
とにより皮膚外観を評価した。
著 効;比較例と比べて乾燥、落屑がほとんどない
もの。
もの。
有 効;比較例と比べて乾燥、落屑が少ないもの。
やや有効;比較例と比べて乾燥は同程度であるが、落
屑のないもの。
屑のないもの。
無 効;比較例と比べて乾燥、落屑ともに差がない
もの。
もの。
悪 化;比較例と比べて乾燥、落屑が著しいもの。
(B)皮膚のキメの細かさ.表面形態の評価 上記被験者の外観の美しさについて、皮膚レプリカ
(シリコン樹脂)を用いて採取し実体顕微鏡による観察
を行ない評価した。判定基準は以下のとおりである。
(シリコン樹脂)を用いて採取し実体顕微鏡による観察
を行ない評価した。判定基準は以下のとおりである。
著効;比較例と比べて皮膚や皮丘が著しく鮮明で整っ
ているもの。
ているもの。
有効;比較例と比べて皮溝や皮丘がやや明瞭に整って
いるもの。
いるもの。
無効;比較例と比べて差が認められないもの。
悪化;比較例と比べて皮溝や皮丘が不鮮明なもの。
γ−リノレン酸エチルエステルを配合したクリーム処方
(実施例1)は、無配合クリーム処方(比較例1)と比
較し、皮膚の乾燥および落屑の防止、表面形態の改善作
用が認められた。またγ−リノレン酸エチレンエステル
に胎盤抽出液を配合したクリーム処方(実施例2)及
び、ビタミンAを配合したクリーム処方(実施例3)
は、比較例2〜3に比べ高い有効性が確認された。すな
わち、γ−リノレン酸エチレンエステルは皮膚賦活剤の
効果を相乗的に増強し、顕著な肌荒れ改善効果をもたら
すことが確認された。
(実施例1)は、無配合クリーム処方(比較例1)と比
較し、皮膚の乾燥および落屑の防止、表面形態の改善作
用が認められた。またγ−リノレン酸エチレンエステル
に胎盤抽出液を配合したクリーム処方(実施例2)及
び、ビタミンAを配合したクリーム処方(実施例3)
は、比較例2〜3に比べ高い有効性が確認された。すな
わち、γ−リノレン酸エチレンエステルは皮膚賦活剤の
効果を相乗的に増強し、顕著な肌荒れ改善効果をもたら
すことが確認された。
[実施例4] クリーム (重量%) (1)γ−リノレン酸プロピルエステル 1.0 (2)胎盤抽出液 1.0 (3)ビタミンA酸 1.0 (4)セチルアルコール 4.0 (5)ミツロウ 5.0 (6)スクワラン 35.0 (7)ラノリン 5.0 (8)ステアリン酸グリセライド 2.0 (9)ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 ソルビタンモノラウリン酸エステル (10)メチルパラベン 0.1 (11)エチルパラベン 0.15 (12)香料 0.1 (13)イオン交換水 残余 これらの成分を常法に従って、混合したクリームを得
た。
た。
実施例4のクリームは、経皮吸収性に優れ、長期保存に
おいても安定性良好であり、肌荒れ防止、肌質改善に極
めて有用なものであった。
おいても安定性良好であり、肌荒れ防止、肌質改善に極
めて有用なものであった。
[実施例5] クリーム (重量%) (1)γ−リノレン酸エチルエステル 1.0 (2)γ−リノレン酸ブチルエステル 1.0 (3)セチルアルコール 4.0 (4)ミツロウ 5.0 (5)スクワラン 35.0 (6)ラノリン 5.0 (7)ステアリン酸グリセライド 2.0 (8)ポリエキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸 エステル 2.0 (9)メチルパラベン 0.1 (10)エチルパラベン 0.15 (11)香料 0.1 (12)イオン交換水 残余 これらの成分を常法に従って、混合しクリームを得
た。
た。
実施例5のクリームは、経皮吸収性に優れ、長期保存に
おいても安定性良好であり、肌荒れ防止、肌質改善に有
用なものであった。
おいても安定性良好であり、肌荒れ防止、肌質改善に有
用なものであった。
[発明の効果] 本発明に係る請求項1記載の皮膚外用剤は、γ−リノ
レン酸エステルを含有した、経皮吸収性に優れ、安定性
が良好で、更に肌荒れ防止及び肌質改善に有効な皮膚外
用剤である。
レン酸エステルを含有した、経皮吸収性に優れ、安定性
が良好で、更に肌荒れ防止及び肌質改善に有効な皮膚外
用剤である。
請求項2記載の皮膚賦活剤を含有した皮膚外用剤は、
効果を相乗的に増強し、あらゆる種類の肌荒れ防止及び
肌質改善に対して、極めて有用な皮膚外用剤である。
効果を相乗的に増強し、あらゆる種類の肌荒れ防止及び
肌質改善に対して、極めて有用な皮膚外用剤である。
なお、本発明の効果は、γ−リノレン酸エチルエステル
を用いた時、最も良好であった。
を用いた時、最も良好であった。
Claims (2)
- 【請求項1】γ−リノレン酸と炭素数2から4までの脂
肪族アルコールとから成るエステルを含有することを特
徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】請求項1記載のエステルと皮膚賦活剤とを
含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27528688A JP2726825B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27528688A JP2726825B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02121904A JPH02121904A (ja) | 1990-05-09 |
JP2726825B2 true JP2726825B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17553309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27528688A Expired - Fee Related JP2726825B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726825B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002145758A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-05-22 | Kose Corp | 化粧料 |
US20040115233A1 (en) * | 2001-04-12 | 2004-06-17 | Katsumori Fukumoto | Composition for improving skin environment and clothes thereof |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP27528688A patent/JP2726825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02121904A (ja) | 1990-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |