JP2725849B2 - バルブユニット - Google Patents

バルブユニット

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JP2725849B2
JP2725849B2 JP1195825A JP19582589A JP2725849B2 JP 2725849 B2 JP2725849 B2 JP 2725849B2 JP 1195825 A JP1195825 A JP 1195825A JP 19582589 A JP19582589 A JP 19582589A JP 2725849 B2 JP2725849 B2 JP 2725849B2
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公二 永江
泰久 伊崎
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/14Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
    • F16L59/16Arrangements specially adapted to local requirements at flanges, junctions, valves or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/007Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for three pipes connecting the outdoor side to the indoor side with multiple indoor units

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は室外ユニットと複数台の室内ユニットとを接
続するバルブユニットに関する。
(ロ)従来の技術 室外ユニットと複数台の室内ユニットとをバルブユニ
ットで接続し、このバルブユニット内の電磁バルブを制
御して室外ユニットからの冷媒の流れを複数台の室内ユ
ニットに切換えるようにした多室型の空気調和装置が例
えば特公昭47−29264号公報で示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記公報で示されたような多室型の空気調和装置で
は、バルブとパイプとの外面に、この中を流れる低温冷
媒で冷却されて露が付着するため一般に断熱材を巻いて
いるが、バルブの個数が増え、且つパイプの本数が増え
ると共にこれらバルブやパイプとが近接すると各バルブ
や各パイプに個々に断熱材を巻きつける作業が面倒であ
ると共に隙間なく巻きつけるのが困難である不具合さを
有していた。
本発明はかかる課題に鑑み、断熱材を個々に巻きつけ
る面倒な作業を行なわずに断熱処理を確実に行なうよう
にしたバルブユニットを提供することを目的としたもの
である。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明のバルブユニットは、一方が開放した箱と、こ
の箱の内部を閉鎖空間と開放空間とに区画する仕切板
と、前記閉鎖空間内に収納されるバルブと、前記バルブ
に接続され前記閉鎖空間内に収納されるパイプと、前記
仕切板に取り付けられて前記開放空間内に収納され、前
記仕切板の孔に貫通された前記バルブの操作桿を駆動す
る電磁コイルと、前記箱に形成され前記閉鎖空間に発泡
断熱材を注入するための注入口とを備えることを特徴と
する。
(ホ)作用 注入口から発泡断熱材を注入して発泡させることによ
り、閉鎖空間内が断熱材で埋められて閉鎖空間に収納さ
れたバルブとパイプが断熱される。
(へ)実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第1図
乃至第3図において、(1)は板金を折り曲げて天板
(2)と両側板(3)(4)と背板(5)とを形成した
上ケース(6)と、板金を折り曲げて両側板(7)
(8)と底板(9)とを形成した下ケース(10)とから
成る箱、(11)は高圧ガス分岐パイプ(12)とガス分岐
パイプ(13)との間に設けられた第1のバルブ、(14)
(15)(16)はガス分岐パイプ(13)と低圧ガス分岐パ
イプ(17)との間に設けられた第2,第3,第4のバルブ、
(18)は第3のバルブ(15)と接続されたキャピラリー
チューブ、(19)は第4のバルブ(16)と接続されたオ
リフィス、(20)は液分岐パイプ、(75)は高圧ガス分
岐パイプ(12)と液分岐パイプ(20)とに跨がって接続
されたキャピラリーチューブ、(21)(22)(23)(2
4)(25)は高圧ガス分岐パイプ(12)の一端と、ガス
分岐パイプ(13)の一端と、低圧ガス分岐パイプ(17)
の一端と、液分岐パイプ(20)の両端とに設けられた接
続用のニップルで、上ケース(6)の両側板(3)
(4)と下ケース(10)の両側板(7)(8)には高圧
ガス分岐パイプ(12)を被覆した耐熱性ポリエチレンフ
ォーム製の筒状シール材(26)を挾み込む切欠口(27)
(28)と、ガス分岐パイプ(13)を被覆した耐熱性ポリ
エチレンフォーム製の筒状シール材(29)を挾み込む切
欠口(30)(31)と、低圧ガス分岐パイプ(17)を被覆
した耐熱性ポリエチレンフォーム製の筒状シール材(3
2)を挾み込む切欠口(33)(34)と、液分岐パイプ(2
0)を被覆した耐熱性ポリエチレンフォーム製の筒状シ
ール材(35)(36)を夫々挾み込む切欠口(37)(3
8),(39)(40)とが形成されている。
(41)は箱(1)の内部を上述の冷凍部品が収納され
る閉鎖空間と開放空間とに区画する仕切板で、バルブ
(11)(14)(15)(16)の操作桿(42)(43)(44)
(45)が貫通される孔(46)と段落部(47)とリード線
(48)固定用のクランパ(49)とを設けており、各操作
桿(42)(43)(44)(45)は矩形状のポリエチレン製
シール材(50)が嵌め込まれた後に孔(46)を貫通し、
その後に電磁コイル(51)が取りつけられるようになっ
ている。(52)はパイプ同志が接触するのを防止するゴ
ム材である。
本発明のバルブユニット(53)は以上の如く構成され
おり、バルブ(11)(14)(15)(16)とこれらバルブ
と接続されたパイプ(12)(13)(17)(20)とを仕切
板(41)が組みつけられた状態で下ケース(10)に組み
込んだ後に、上ケース(6)を下ケース(10)に螺子止
めすると、筒状シール材(26)(29)(32)(35)(3
6)と矩形状シール材(50)とでシールされ、然る後、
上ケース(6)の天板(2)の注入口(54)よりウレタ
ン発泡断熱材の原液(二液混合タイプ)を注入して、箱
(1)内のバルブ(11)(14)(15)(16)とパイプ
(12)(13)(17)(20)並びに毛細管(18)やオリフ
ィス(19)を除く空間内で発泡させながら空気を通気口
(55)から抜くことによりこの空間は第1図に示すよう
にウレタン発泡断熱材(56)で隙間なく埋められ、後述
するようにバルブ(14)(15)(16)やパイプ(13)
(17)(20)に低温冷媒が流れて冷えても露が付着する
ことはない。
又、電磁コイル(51)はウレタン発泡断熱材(56)で
埋められずに仕切板(41)の手前側で露出しているため
に第2図に示す状態でリード線(48)の接続やクランパ
(49)による固定作業を支障なく行なえ、然る後、前板
(57)を取りつけて第3図に示すフェルト材からなる防
音材(58)で箱(1)を包み込むとバルブユニット(5
3)は完成される。
この前板(57)及び防音材(58)の前面部(59)には
電磁コイル(51)の放熱孔(60)(61)が、防音材(5
8)の左側面部(62)にはニップル(23)(24)が通る
孔(63)とニップル(21)が通る孔(64)が、防音材
(58)の右側面部(65)にはニップル(22)が通る孔
(66)とニップル(25)が通る孔(67)が、防音材(5
8)の天面部(68)には吊下具(69)の上板(70)を上
ケース(6)の天板(2)の注入口(54)部分に直接、
取りつけるための逃がし孔(71)が夫々設けられてい
る。尚、吊下具(69)の上板(70)はウレタン発泡した
後の注入口(54)を塞ぐ蓋の役目もしており、且つ下板
(72)で下ケース(10)の底板(9)を下から支える補
強構造となっており、上板(70)と下板(72)とに設け
られた取付孔(73)の両方を貫通してナット締めされる
吊りボルト(74)でバルブユニット(53)は天井裏に吊
り下げ固定されるようになっている。
次にバルブユニット(53)を多室型空気調和機の冷媒
回路に設けた実施例を、第4図に基づいて説明すると、
(76)は圧縮機(77)と室外熱交換器(78)と気液分離
器(79)とを有する室外ユニット、(80a)(80b)(80
c)は室内熱交換器(81a)(81b)(81c)を有する室内
ユニットで、室外熱交換器(78)の一端を圧縮機(77)
の冷媒吐出パイプ(82)と冷媒吸込パイプ(83)とにバ
ルブ(84a)(84b)を介して分岐接続する一方、室外ユ
ニット(76)と室内ユニット(80a)(80b)(80c)と
を接続するユニット間パイプ(85)を冷媒吐出パイプ
(82)と分岐接続された高圧ガスパイプ(86)と、冷媒
吸込パイプ(83)と分岐接続された低圧ガスパイプ(8
7)と、室外熱交換器(78)の他端と接続された液パイ
プ(88)とで構成して、各バルブユニット(53a)(53
b)(53c)の高圧ガス分岐パイプ(12a)(12b)(12
c)をニップル(21a)(21b)(21c)で高圧ガスパイプ
(86)に、低圧ガス分岐パイプ(17a)(17b)(17c)
をニップル(23a)(23b)(23c)で低圧ガスパイプ(8
7)に、液分岐パイプ(20a)(20b)(20c)をニップル
(24a)(24b)(24c)で液パイプ(88)に夫々接続す
ると共にガス分岐パイプ(13a)(13b)(13c)と液分
岐パイプ(20a)(20b)(20c)とを夫々ニップル(22
a)(22b)(22c),(25a)(25b)(25c)を介して室
内ユニット(80a)80b)(80c)に接続している。(89
a)(89b)(89c)は電動式膨張弁等の冷媒減圧器、(9
0)は電動式膨張弁等の補助冷媒減圧器である。
次に運転動作を説明する。全室を同時に冷房する場合
は、室外熱交換器(78)の一方の切換弁(84a)を開く
と共に他方の切換弁(84b)を閉じ、且つバルブユニッ
ト(53a)(53b)(53c)の第1のバルブ(11a)(11
b)(11c)を閉じると共に第2のバルブ(14a)(14b)
(14c)と第3のバルブ(15a)(15b)(15c)と第4の
バルブ(16a)(16b)(16c)とを開くことにより、圧
縮機(77)から吐出された冷媒は吐出管(82)、バルブ
(84a)、室外熱交換器(78)と順次流れてここで凝縮
液化した後、液パイプ(88)と液分岐パイプ(20a)(2
0b)(20c)を経て各室内ユニット(80a)(80b)(80
c)の冷媒減圧器(89a)(89b)(89c)に分配され、こ
こで減圧される。然る後、各室内熱交換器(81a)(81
b)(81c)で蒸発気化した後、夫々第2のバルブ(14
a)(14b)(14c)と第3のバルブ(15a)(15b)(15
c)と第4のバルブ(16a)(16b)(16c)とを並流した
後、低圧ガスパイプ(87)、吸込パイプ(83)、気液分
離器(79)を順次経て圧縮機(77)に吸入される。この
ように蒸発器として作用する各室内熱交換器(81a)(8
1b)(81c)で全室が同時に冷房される。
かかる同時冷房運転時、圧縮機(77)から吐出された
冷媒が高圧ガスパイプ(86)より高圧ガス分岐パイプ
(12a)(12b)(12c)、キャピラリーチューブ(75a)
(75b)(75c)、液分岐パイプ(20a)(20b)(20c)
を夫々経て液パイプ(88)に導かれるので、高圧ガスパ
イプ(86)及び高圧ガス分岐パイプ(12a)(12b)(12
c)に冷媒が溜まり込むことはない。
逆に全室を同時に暖房する場合は、室外熱交換器(7
8)の一方のバルブ(84a)を閉じると共に他方のバルブ
(84b)を開き、且つバルブユニット(53a)(53b)(5
3c)の第1のバルブ(11a)(11b)(11c)を開くと共
に第2のバルブ(14a)(14b)(14c)と第3のバルブ
(15a)(15b)(15c)と第4のバルブ(16a)(16b)
(16c)とを閉じることにより、圧縮機(77)から吐出
された冷媒は吐出パイプ(82)、高圧ガスパイプ(86)
を順次経て高圧ガス分岐パイプ(12a)(12b)(12c)
に分配された後、第1のバルブ(11a)(11b)(11
c)、室内熱交換器(81a)(81b)(81c)へと流れ、こ
こで夫々凝縮液化した後、各冷媒減圧器(89a)(89b)
(89c)で減圧され、液分岐パイプ(20a)(20b)(20
c)を経て液パイプ(88)で合流され、然る後、室外熱
交換器(78)で蒸発気化した後、バルブ(84b)、吸込
パイプ(83)、気液分離器(79)を順次経て圧縮機(7
7)に吸入される。このように凝縮器として作用する各
室内熱交換器(81a)(81b)(81c)で全室が同時に暖
房される。
又、同時に任意の例えば二室を冷房し一室を暖房する
場合は、室外熱交換器(78)の一方のバルブ(84a)を
開くと共に他方のバルブ(84b)を閉じ、且つ、冷房す
る室内ユニット(80a)(80b)のバルブユニット(53
a)(53c)における第1のバルブ(11a)(11c)を閉じ
ると共に第2のバルブ(14a)(14c)と第3のバルブ
(15a)(15c)と第4のバルブ(16a)(16c)を開き、
且つ暖房する室内ユニット(80b)のバルブユニット(5
3b)における第1のバルブ(11b)を開くと共に第2の
バルブ(14b)と第3のバルブ(15b)と第4のバルブ
(16b)とを閉じると、圧縮機(77)から吐出された冷
媒の一部が吐出管(82)、バルブ(84a)を順次経て室
外熱交換器(78)に流れると共に残りの冷媒が高圧ガス
パイプ(86)を経て暖房する室内ユニット(80b)のバ
ルブユニット(53b)における第1のバルブ(11b)、室
内熱交換器(81b)へと流れ、この室内熱交換器(81b)
と室外熱交換器(78)とで凝縮液化される。そして、こ
れら熱交換器(81b)(78)で凝縮液化された冷媒は液
パイプ(88)を経て室内ユニット(80a)(80c)の冷媒
減圧器(89a)(89c)で減圧された後、夫々の室内熱交
換器(81a)(81c)で蒸発気化され、然る後、第2のバ
ルブ(14a)(14c)と第3のバルブ(15a)(15b)(15
c)と第4のバルブ(16a)(16b)(16c)を並流して低
圧ガスパイプ(87)で合流され、吸込パイプ(83)、気
液分離器(79)を順次経て圧縮機(77)に吸入される。
このように凝縮器として作用する室内熱交換器(81b)
で一室が暖房され、蒸発器として作用する他の室内熱交
換器(81a)(81c)で二室が冷房される。
かかる冷暖房同時運転時においても、圧縮機(77)か
ら吐出された冷媒が高圧ガスパイプ(86)より高圧ガス
分岐パイプ(12a)(12c)、キャピラリーチューブ(75
a)(75c)、液分岐パイプ(20a)(20c)を夫々経て液
パイプ(88)に導かれるので、高圧ガスパイプ(86)及
び高圧ガス分岐パイプ(12a)(12c)に冷媒が溜まり込
むことはない。
又、かかる冷暖房同時運転が冬期に行なわれると低圧
冷媒圧力が外気温によって左右されるため冷房している
室内ユニット(80a)(80c)の室内熱交換器(81a)(8
1c)内の冷媒圧力が4kg/cm2以下に低下し易くなるが、
この圧力低下は第2のバルブ(14a)(14c)を閉じると
共に第4のバルブ(16a)(16c)を開いてオリフィス
(19a)(19c)で冷媒流量を僅か絞ることにより室内熱
交換器(81a)(81c)の冷媒出口側の圧力が高められて
防止され、室内熱交換器(81a)(81c)が凍結すること
はない。尚、第4のバルブ(16a)(16b)(16c)に口
径の小さい弁を用いたところ、このバルブの開放時に冷
媒音が発生した為、口径の大きい弁を使用して冷媒流量
をキャピラリーチューブよりも冷媒絞り抵抗が小さいオ
リフィス(19a)(19b)(19c)で絞るようにしたもの
である。
次に一室を冷房し二室を暖房する場合は補助冷媒減圧
器(90)を作動させることにより可能である。
例えば、室内ユニット(80b)で冷房し室内ユニット
(80a)(80b)で暖房する場合は室外熱交換器(78)の
一方のバルブ(84a)を閉じると共に他方のバルブ(84
b)を開き、且つ冷房する室内ユニット(80b)のバルブ
ユニット(53b)における第1のバルブ(11b)を閉じる
と共に第2のバルブ(14b)と第3のバルブ(15b)と第
4のバルブ(16b)とを開き、且つ暖房する室内ユニッ
ト(81a)(81c)のバルブユニット(53a)(53c)にお
ける第1のバルブ(11a)(11c)を開くと共に第2のバ
ルブ(14a)(14c)と第3のバルブ(15a)(15c)と第
4のバルブ(16a)(16c)とを閉じると圧縮機(77)か
ら吐出された冷媒が吐出管(82)、高圧ガス管(86)を
順次経て第1のバルブ(11a)(11c)へと分配され夫々
の室内熱交換器(81a)(81c)で凝縮液化される。そし
てこの液化された冷媒は夫々全開された冷媒減圧器(89
a)(89c)を経て液パイプ(88)に流れ、この液管中の
液冷媒の一部が冷媒減圧器(89b)で減圧された後に室
内熱交換器(81b)で、且つ残りの液冷媒が補助冷媒減
圧器(90)で減圧された後に室外熱交換器(78)で夫々
蒸発気化され、吸込管(83)、気液分離器(79)を順次
経て圧縮機(77)に吸入される。このように凝縮器とし
て作用する室内熱交換器(81a)(81c)で二室が暖房さ
れ、蒸発器として作用する他の室内熱交換器(81b)で
一室で冷房される。
以上の如く、冷房する室の数(冷房容量)が暖房する
室の数(暖房容量)よりも多い時は室外熱交換器(78)
を凝縮器として、逆に暖房する室の数(暖房容量)が冷
房する室の数(冷房容量)よりも少ない時は室外熱交換
器(78)を蒸発器として作用させることにより任意の室
を自由に冷暖房することができると共に、この同時冷暖
房運転時に蒸発器及び凝縮器として作用する夫々の室内
熱交換器で熱回収が行なわれ、運転効率を向上させるこ
とができる。
又、上述の全室暖房運転中に例えば室内ユニット(80
b)のみを冷房運転に切換える場合、第1のバルブ(11
b)と第4のバルブ(16b)と冷媒減圧器(89b)とを閉
じると共に第3のバルブ(15b)を開くとキャピラリー
チューブ(18b)を経て液パイプ(88)に高圧冷媒が流
れて室内熱交換器(81b)内の冷媒圧力が低下し、然る
後に第2のバルブ(14b)を開くことにより冷媒圧力差
による冷媒音の発生が防止される。
又、このキャピラリーチューブ(18a)(18b)(18
c)は室内ユニット(80a)80b)(80c)が冷房又は暖房
運転を停止した際に、第3のバルブ(15a)(15b)(15
c)が開くことによりこれら室内ユニット中に冷媒が溜
まり込むのを防止する冷媒回収器としても作用してい
る。
尚、第3のバルブ(15a)(15b)(15c)を設けた理
由は、キャピラリーチューブ(18a)(18b)(18c)の
みであると暖房運転時に第1のバルブ(11a)(11b)
(11c)を通った高温ガス冷媒の一部がキャピラリーチ
ューブ(18a)(18b)(18c)を通って低圧ガスパイプ
(87)へ戻って暖房能力が低下してしまい、このためキ
ャピラリーチューブ(18a)(18b)(18c)の抵抗値を
大きくすると、これらキャピラリーチューブを流れる高
圧冷媒の量が減って室内熱交換器(81a)(81b)(81
c)内の冷媒圧力が低下するのに時間がかかり上述した
冷媒圧力差による冷媒音の発生を確実に防止できないか
らである。
又、冷媒音の発生防止用として第3のバルブ(15a)
(15b)(15c)とキャピラリーチューブ(18a)(18b)
(18c)を、室内熱交換器(81a)(81b)(81c)の凍結
防止用として第4のバルブ(16a)(16b)(16c)とオ
リフィス(19a)(19b)(19c)を、別々に設けたのは
キャピラリーチューブ(18a)(18b)(18c)の冷媒流
通抵抗値をオリフィス(19a)(19b)(19c)の冷媒流
通抵抗値よりも大きくしなければ上述の如く機能しない
からである。
又、上記実施例において、バルブユニット(53a)(5
3b)(53c)はバルブ(11a)(11b)(11c),(14a)
(14b)(14c),(15a)(15b)(15c),(16a)(16
b)(16c)とキャピラリーチューブ(18a)(18b)(18
c),(75a)(75b)(75c)とオリフィス(19a)(19
b)(19c)、及びパイプ(12a)(12b)(12c),(13
a)(13b)(13c),(17a)(17b)(17c),(20a)
(20b)(20c)とがウレタン発泡断熱材(56)で被覆さ
れているためこれら冷凍部品から冷媒が漏れるか否か判
別しにくいため、出荷時に第1図に示す一点鎖線のよう
にチャージ具(91)をニップル(22)に取りつけてバル
ブユニット(53a)(53b)(53c)内にチッ素ガスを充
填しておき、現地で配管接続する前に充填されているチ
ッ素ガスの封入圧力を確認して漏れがないか否か確認す
るようになっている。
又、上記両実施例ではユニット間配管(10)を高圧ガ
ス管(11)、低圧ガス管(12)、液管(13)との3本の
冷媒管で構成したので、単一機能の室外熱交換器を用い
た簡易な回路構成のものとで、複数台の室内ユニットの
同時冷房運転及び同時暖房運転はもとより冷暖房同時運
転を任意の室内ユニットで自由に選択して行なうことが
できると共に、冷暖房同時運転時には凝縮器として作用
する室内熱交換器と、蒸発器として作用する室内熱交換
器とがシリーズ接続されるため熱回収による効率の良い
運転を行なうことができるが、本発明はかかる冷媒回路
に使用されるバルブユニットに限定されるものではな
い。
(ト)発明の効果 本発明によれば、注入口から発泡断熱材を注入して発
泡させることにより、閉鎖空間内が断熱材で埋められる
ので、バルブユニットとパイプとを確実に且つ容易に断
熱でき、露の付着を防止することができる。しかも、バ
ルブを駆動する電磁コイルは発泡断熱材で埋められずに
露出しているので、リード線の接続やクランパによる固
定作業を支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はバルブユ
ニットの断面図、第2図はバルブユニットの斜視図、第
3図はバルブユニットの分解斜視図、第4図はバルブユ
ニットを接続した空気調和機の冷媒回路図である。 (1)……箱、(11)(11a)(11b)(11c),(14)
(14a)(14b)(14c),(15)(15a)(15b)(15
c),(16)(16a)(16b)(16c)……バルブ、(12)
(12a)(12b)(12c),(13)(13a)(13b)(13
c),(17)(17a)(17b)(17c),(20)(20a)(2
0b)(20c)……パイプ、(53)(53a)(53b)(53c)
……バルブユニット、(56)……発泡断熱材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−121392(JP,A) 特開 昭59−21966(JP,A) 実開 昭61−1071(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方が開放した箱と、この箱の内部を閉鎖
    空間と開放空間とに区画する仕切板と、前記閉鎖空間内
    に収納されるバルブと、前記バルブに接続され前記閉鎖
    空間内に収納されるパイプと、前記仕切板に取り付けら
    れて前記開放空間内に収納され、前記仕切板の孔に貫通
    された前記バルブの操作桿を駆動する電磁コイルと、前
    記箱に形成され前記閉鎖空間に発泡断熱材を注入するた
    めの注入口とを備えることを特徴とするバルブユニッ
    ト。
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