JP2725588B2 - 給湯器 - Google Patents

給湯器

Info

Publication number
JP2725588B2
JP2725588B2 JP6014358A JP1435894A JP2725588B2 JP 2725588 B2 JP2725588 B2 JP 2725588B2 JP 6014358 A JP6014358 A JP 6014358A JP 1435894 A JP1435894 A JP 1435894A JP 2725588 B2 JP2725588 B2 JP 2725588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
hot water
target
valve
distribution ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6014358A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07219648A (ja
Inventor
富雄 三宅
秀仁 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOORITSU KK
Original Assignee
NOORITSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOORITSU KK filed Critical NOORITSU KK
Priority to JP6014358A priority Critical patent/JP2725588B2/ja
Publication of JPH07219648A publication Critical patent/JPH07219648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2725588B2 publication Critical patent/JP2725588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器に係り、特に
は、給湯温度を調整するために使用される温度調整弁の
異常の有無を判定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たとえば、バイパスミキシング
方式の給湯器は、熱交換器と並列に配置されたバイパス
路の途中に温度調整弁を設け、熱交換器で加熱された湯
とバイパス路を経由した水とを所定の分配率で混合して
所望温度の湯が給湯されるようにしている。
【0003】このようなバイパス路に配置される温度調
整弁は、その弁駆動用モータへの電源電圧の一時的な低
下や、弁機構部分へのゴミの噛み込み等があると、これ
に起因して弁駆動用モータが所期の弁開度通りに制御さ
れなくなる現象(いわゆる脱調)が生じることがある。
【0004】特に、温度調整弁のこのような脱調が給湯
温度制御の動作中に生じた場合には、湯水の分配率が所
期の値からずれてしまい、所望温度の湯が得られなくな
るばかりでなく、高温の湯が出湯された場合には人体に
危険でもある。
【0005】したがって、給湯温度制御の動作途中で、
温度調整弁の脱調が生じた場合には、直ちにこれを検出
して、何等かの回復処理をするのが望ましいといえる。
【0006】しかし、従来技術では、給湯温度制御の動
作途中で温度調整弁の脱調の有無を迅速に検出する有効
な手段が何等設けられておらず、給湯温度制御の動作が
停止した後に、以下のような脱調回復処理を行って対処
している。
【0007】すなわち、従来技術では、弁駆動用モータ
に対して、弁開度の全開と全閉状態にそれぞれ対応する
位置にリミットスイッチを設け、給湯温度の制御動作が
停止された時点で、弁駆動用モータを弁開度の全開方向
または全閉方向に駆動し、リミットスイッチから検出信
号が出力された時点を全開または全閉状態とみなして、
これを弁開度制御の基準位置とする、いわゆる零点リセ
ットを行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術によれば、温度制御動作の途中で実際に脱調が生じて
いるか否かは不明であり、したがって、脱調回復のため
には、給湯温度の制御動作が停止するたびに、脱調の有
無にかかわらず常に零点リセットを行うことが必要とな
る。
【0009】そして、このように、脱調の有無にかかわ
らず給湯温度の制御動作が停止するたびに零点リセット
を行うと、零点リセットが頻繁に繰り返されることにな
り、その結果、温度調整弁の耐久性を損ない、また、無
駄な電力を消費するなどの不都合を生じている。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、給湯温度の制御動作の途中において温
度調整弁の脱調の有無を判定できるようにし、脱調が生
じた場合にのみその回復処理を行うことで温度調整弁の
耐久性を向上するとともに、無駄な電力消費を抑えるこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次の構成を採る。
【0012】すなわち、本発明に係る給湯器は、給湯温
度を調整する温度調整弁を備えるとともに、所望の給湯
温度を得るための制御の目標値を決定する目標値決定手
段と、実際の給湯温度を検出することで得られる給湯温
度制御の実際の操作量である実際値と前記目標値との偏
差量に基づいて比例積分動作により求まる補正値で、前
記目標値を補正した操作値を決定する操作値決定手段
と、前記目標値決定手段で決定された目標値と、前記操
作値決定手段で決定された操作値との偏差を求め、この
偏差を予め設定された基準値と比較し、偏差が基準値を
越えた場合に温度調整弁が異常と判定する判定手段とを
含む。
【0013】
【作用】上記構成において、給湯温度の制御動作中に
は、操作値決定手段は、実際の給湯温度を検出すること
で得られる実際値と目標値決定手段で予め決定された給
湯温度制御の目標値との偏差量に基づいて求まる補正値
で、前記目標値を補正した操作値を決定する。
【0014】判定手段は、目標値決定手段で決定された
目標値と、操作値決定手段で決定された操作値との偏差
を求め、この偏差を予め設定された基準値と比較する。
【0015】ここで、温度調整弁が脱調を起こしている
と、操作値と目標値との偏差が大きくなって基準値を越
えるため、この時点で、判定手段は温度調整弁が異常と
判定する。
【0016】このように、給湯温度制御の動作途中で温
度調整弁の脱調の有無を検出するので、実際に脱調が生
じた場合に限り、その回復処理を行うことができ、脱調
が生じていない場合には回復処理は省略できる。
【0017】したがって、従来のように、給湯温度制御
の動作が停止するたびに、脱調の有無にかかわず回復処
理を行うといった無駄を省くことができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明が適用される給湯装置の全体を
示す概略構成図である。
【0019】この実施例における給湯器1は、熱交換器
6と、これを加熱するガスバーナ8を有している。
【0020】そして、熱交換器6の入水側には図示しな
い水道管等に連通された入水路10が、また、熱交換器
6の出湯側には図示しないカランやシャワー等に連通さ
れた出湯路12がそれぞれ接続され、また、入水路10
と出湯路12との間は熱交換器6をバイパスするための
バイパス路14で短絡されている。
【0021】上記の入水路10には、入水温度Tcを検
出する入水温度センサ16が設けられる一方、出湯路1
2には、熱交換器6で加熱された湯の出湯温度Thを検
出する出湯温度センサ22と、熱交換器6で加熱された
湯とバイパス路14を通過した水とが混合された後の給
湯温度Tmを検出する給湯温度センサ24とが設けられ
ている。なお、26は熱交換器6への通水量が最大加熱
能力を越えた場合に湯水の吐出水量を制限する過流出サ
ーボ弁である。
【0022】また、バイパス路14の途中には、このバ
イパス路14を開閉する温度調整弁としてのバイパス弁
28が設けられている。
【0023】このバイパス弁28は、図2に示すよう
に、入水口30aと出水口30bを有するケース30内に
弁軸32が軸方向に沿って出退可能に設けられており、
この弁軸32の先端部分に弁体34が取り付けられ、ま
た、ケース30の外側部にはステッピングモータ36が
固定され、このステッピングモータ36の出力軸に上記
弁軸32の基端部が取り付けられて構成されている。そ
して、ステッピングモータ36が回転することで弁軸3
2が出退し、これによって弁体34がケース30内の通
水路の開度を変化させるようになっている。
【0024】また、ステッピングモータ36内には、図
示しないが、弁体34の全開および全閉位置に対応して
弁軸32の進退量を機械的に制限して零点リセットを行
えるロック機構(たとえば、歯車を組み合わせたゼネバ
・ストップ機構など)が設けられている。
【0025】さらに、この給湯器1には、弁制御装置と
してのコントローラ40が接続され、このコントローラ
40に所定の指令を与えるための操作部42が設けられ
ている。
【0026】コントローラ40は、フィードフォワード
制御部44、フィードバック制御部46、弁操作制御部
48、および弁脱調判定部50を含む。
【0027】フィードフォワード制御部44は、特許請
求の範囲における目標値決定手段に対応するもので、入
水温度Tc、熱交換器6からの出湯温度Th、および操作
部42で予め設定された給湯温度Tsの各値に基づい
て、制御目標となる湯水混合の目標分配率ρFFを算出す
るとともに、この目標分配率ρFFから、図3に示すステ
ッピングモータ36のステップ数と分配率ρ(=Qc/Q
h)の関係に基づいて目標ステップ数(目標値)SFFを算出
するように構成されている。
【0028】フィードバック制御部46は、入水温度T
c、加熱器2からの出湯温度Th、および湯水混合後の実
際の給湯温度Tmに基づいて、実際の湯水混合の分配率
ρAを算出し、この実際分配率(実際値)ρAと目標値算出
手段44bで得られる目標分配率ρFF(目標値)との偏差
量Δρ(=ρA−ρFF)を所定のサンプリング周期Δtごと
に求め、この偏差量Δρに基づいて補正分配率(補正値)
ρFBを算出するものである。
【0029】一方、弁操作制御部48は、特許請求の範
囲における操作値決定手段に対応するもので、図4に示
すように、操作分配率算出手段48a、および操作ステ
ップ数決定手段48bからなる。
【0030】操作分配率算出手段48aは、フィードフ
ォワード制御部44で得られる目標分配率ρFFを、フィ
ードバック制御部46で得られる補正分配率ρFBで補正
した操作分配率ρFF.FBを算出するものである。
【0031】また、操作ステップ数決定手段48bは、
操作分配率算出手段48aで得られた操作分配率ρFF.FB
から、図3に示すステッピングモータ36のステップ数
と分配率ρ(=Qc/Qh)の関係に基づいて操作ステップ
数SFF.FBを算出し、この操作ステップ数SFF.FBに基づ
いてバイパス弁28のステッピングモータ36を駆動制
御するようになっている。
【0032】弁脱調判定部50は、特許請求の範囲にお
ける判定手段に対応するもので、図4に示すように、偏
差算出手段50aと、脱調判定手段50bとからなる。
【0033】偏差算出手段50aは、弁操作制御部48
の操作ステップ数決定手段48bで得られる操作ステッ
プ数SFF.FBと、フィードフォワード制御部44で得ら
れる目標ステップ数SFFとの偏差ΔS(=SFF.FB
FF)を算出するものである。
【0034】また、脱調判定手段50bは、この偏差Δ
Sを予め設定された基準値±αと比較し、偏差ΔSが基
準値αを越えた場合(ΔS≦−αまたはΔS≧α)にバイ
パス弁28が脱調を起こしていると判定するものであ
る。
【0035】なお、上記の基準値±αとしては、給湯器
1の量産ばらつきや経年変化、各温度センサ16,2
2,24の検出ばらつき等を考慮して適切な余裕度を持
った値が設定される。
【0036】次に、上記構成の給湯器1における給湯温
度制御動作について説明する。
【0037】いま、カラン等が開かれて入水路10を通
って水が供給されるようになると、図示しない水流セン
サによってこれが検出されてバーナ8の燃焼が開始され
る。
【0038】この場合、熱交換器6で加熱される湯温
は、所定目標の出湯温度Thとなるように、次の(a),
(b)式に基づいて、ガスバーナ8によるガス量GFF,G
FBがフィードフォワード制御ならびにフィードバック制
御される。
【0039】 GFF=KFF・(Tho−Tc)・Qh (a) GFB=KFB・(Tho−Tha) (b) ただし、Tho=Ts+25、KFF,KFBは定数、Tsはバ
イパスミキシング後の目標値として設定された給湯温
度、Tcは入水温度、Thaは出湯温度センサ22で検出
される実際の出湯温度、Qhは熱交換器6を経由して出
湯する実際の湯量である。
【0040】一方、フィードフォワード制御部44は、
入水温度センサ16からの入水温度Tc、出湯温度セン
サ22からの出湯温度Th、および使用者によって操作
部42で予め設定された給湯温度Tsに基づいて、バイ
パス路14を経由する水量Qcと、熱交換器6を経由し
て出湯する湯量Qhとの目標となる目標分配率ρFFを次
式に基づいて算出する。
【0041】 ρFF=Qc/Qh=(Th−Ts)/(Ts−Tc) (1) さらに、フィードフォワード制御部44は、この目標分
配率ρFFに基づいて、図3に示す関係から、目標ステッ
プ数SFFを求める。
【0042】そして、この目標分配率ρFFの値がフィー
ドバック制御部46および弁操作制御部48に、また、
目標ステップ数SFFの値が弁脱調判定部50にそれぞれ
送出される。
【0043】一方、フィードバック制御部46は、上記
の入水温度Tc、出湯温度Th、および給湯温度センサ2
4で検出される湯水混合後の実際の給湯温度Tmに基づ
いて湯水混合の実際分配率(実際値)ρAを所定のサンプ
リング周期Δtごとに、次式に基づいて算出する。
【0044】 ρA=Qc'/Qh'=(Th−Tm)/(Tm−Tc) (2) この実際分配率ρが得られると、引き続いて、フィー
ドフォワード制御部44で得られている目標分配率ρFF
と実際分配率ρAとの偏差量Δρ(=ρA−ρFF)を求め、
引き続いて、この偏差量Δρに基づいて、次式によって
補正分配率ρFBを算出する。
【0045】 ρFB=KP・Δρ+KI・Σ(Δρ) (3) ここに、KPは比例係数、KIは積分係数である。
【0046】そして、この補正分配率ρFBの値が同じく
弁操作制御部48に送出される。
【0047】弁操作制御部48の操作分配率算出手段4
8aは、上記の目標分配率ρFFを補正分配率ρFBで補正
した操作分配率ρFF.FBを次式によって求める。
【0048】 ρFF.FB=ρFF・(1+ρFB/C) (C:定数) (4) 続いて、操作ステップ数決定手段48bは、この操作分
配率ρFF.FBに基づいて、図3に示す関係から、操作ス
テップ数SFF.FBを求め、この操作ステップ数SFF.FB
値を弁脱調判定部50に送出するとともに、この操作ス
テップ数SFF.FBに基づいてバイパス弁28のステッピ
ングモータ36を駆動制御する。
【0049】このように、バイパス路14に設けたバイ
パス弁28の開度のみを調節して湯水を混合する分配率
を変化させるので、迅速かつ正確な給湯温度制御が行わ
れることになる。
【0050】また、弁脱調判定部50には、弁操作制御
部48で得られた操作ステップ数SFF.FBと、フィード
フォワード制御部44で得られた目標ステップ数SFF
が共に与えられるので、偏差算出手段50aは、両者S
FF.FB,SFFの偏差ΔS(=SFF.FB−SFF)を算出する。
【0051】ここで、給湯温度の制御が定常状態にあ
り、かつ、バイパス弁28が正常に動作している場合に
は、操作ステップ数SFF.FBと目標ステップ数SFFとの
偏差ΔSは基準値±α内(−α<ΔS<α)にあるが、バ
イパス弁28が脱調を起こしていると、操作ステップ数
FF.FBと目標ステップ数SFFとの偏差ΔSが大きな値
をとるために、偏差ΔSは基準値±を越える(ΔS≦−
αまたはΔS≧α)ことになる。
【0052】そこで、脱調判定手段50bは、給湯温度
制御を開始してから上記の偏差ΔSを基準値±αと比較
し、偏差ΔSが基準値±α内(−α<ΔS<α)にあれ
ば、バイパス弁28が正常であると判定し、また、基準
値αを所定時間継続して越えるとき(ΔS≦−αまたは
ΔS≧α)にはバイパス弁28が脱調していると判定す
る。
【0053】そして、脱調判定手段50bがバイパス弁
28が脱調していると判定したときには、出湯が停止さ
れた後に、ステッピングモータ36を弁開度の全開方向
または全閉方向に駆動し、弁軸32の進退量が機械的な
ロック機構によって制限されるに至った時点を全開また
は全閉状態とみなして、これを弁開度制御の基準位置と
する、いわゆる零点リセットを行う。
【0054】これに対して、脱調判定手段50bがバイ
パス弁28が正常であると判定したときには、弁操作制
御部48は、給湯温度の制御動作が停止された後も零点
リセットを行うことなく、給湯温度の制御動作が再開さ
れるまで、そのままの状態で待機する。
【0055】したがって、従来のように、給湯温度制御
の動作が停止するたびに、脱調の有無にかかわず零点リ
セットによる回復処理を行うといった無駄を省くことが
できる。
【0056】上記の実施例では、バイパスミキシング方
式の給湯器1において、バイパス路14に設けられたバ
イパス弁28を制御する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、たとえば、カランに設けら
れる湯水混合弁を制御する給湯器の場合にも、本発明を
適用することができる。
【0057】また、上記の実施例では、弁脱調の判定
は、操作ステップ数SFF.FBと目標ステップ数SFFとの
偏差ΔS(=SFF.FB−SFF)を基準値±αと比較するこ
とで行っているが、これに限らず、操作分配率ρFF.FB
と目標分配率ρFFとの偏差Δρ(=ρFF.FB−ρFF)を基
準値±γと比較することによっても同様に弁脱調の有無
を判定することが可能である。
【0058】さらに、上記実施例では、バイパス弁28
の零点リセットを行うために、弁体34の全開および全
閉位置に対応して弁軸32の進退量を機械的なロック機
構によって制限する構成のものについて説明したが、こ
れに限らず、弁体34の全開および全閉位置に対応して
それぞれリミットスイッチを設けて零点リセットを行え
るようにした構成のものであってもよい。
【0059】さらにまた、上記の実施例では、ステッピ
ングモータ36によって弁体34が開閉移動されるもの
について説明したが、直流モータによって弁体34が開
閉移動されるものにも本発明は適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、給湯温度の制御動作の
途中において温度調整弁の脱調の有無を確実に判定でき
るようになる。
【0061】このため、従来のように、温度調整弁の脱
調の有無にかかわらず、湯温度制御の動作が停止するた
びに無条件で零点リセット等の脱調回復処理を行うとい
った無駄を省くことができる。
【0062】その結果、温度調整弁の耐久性が向上する
とともに、無駄な電力消費を抑えることか可能となる。
【0063】また、機械的なロック機構によって零点リ
セットを行うような温度調整弁の場合には、機械的なロ
ックに伴う騒音発生の頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される給湯器の概略構成図であ
る。
【図2】図1の給湯器に使用される温度制御弁の具体的
な構成を示す縦断面図である。
【図3】ステッピングモータのステップ数と湯水混合の
分配率との関係を示す特性図である。
【図4】図1の弁操作制御部および弁脱調判定部の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…給湯器、6…熱交換器、10…入水路、12…出湯
路、14…バイパス路、22…出湯温度センサ、24…
給湯温度センサ、28…バイパス弁、36…ステッピン
グモータ、40…コントローラ、42…操作部、44…
フィードフォワード制御部(目標値決定手段)、46…フ
ィードバック制御部、48…弁操作制御部(操作値決定
手段)、48a…操作分配率算出手段、48b…操作ステ
ップ数決定手段、50…弁脱調判定部(判定手段)、50
a…偏差算出手段、50b…脱調判定手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯温度を調整する温度調整弁を備える
    とともに、所望の給湯温度を得るための制御の 目標値を決定する目
    標値決定手段と、 実際の給湯温度を検出することで得られる給湯温度制御
    の実際の操作量である実際値と前記目標値との偏差量に
    基づいて比例積分動作により求まる補正値で、前記目標
    値を補正した操作値を決定する操作値決定手段と、 前記目標値決定手段で決定された目標値と、前記操作値
    決定手段で決定された操作値との偏差を求め、この偏差
    を予め設定された基準値と比較し、偏差が基準値を越え
    た場合に温度調整弁が異常と判定する判定手段と、 を含むことを特徴とする給湯器。
  2. 【請求項2】 給湯器は、熱交換器で加熱された湯とバ
    イパス路を通過した冷水とを混合するバイパスミキシン
    グ方式のものであり、 前記温度調整弁は、前記バイパス路に設置されるもので
    あって、ステッピングモータによって弁体が開閉駆動さ
    れる構成を有し、 前記目標値決定手段で決定される目標値は、予め設定さ
    れるバイパス路を流れる水量Qcと熱交換器を経由して
    出湯される湯量Qhとの目標分配率ρFF(=Qc/Qh)に
    対応して一義的に決まる前記ステッピングモータに対す
    る目標ステップ数SFFであり、 また、前記操作値決定手段で決定される操作値は、実際
    にバイパス路を流れる水量Qc'と実際に熱交換器を経由
    して出湯される湯量Qh'との実際分配率ρA(=Qc'/Q
    h')に対する前記目標分配率ρFFとの偏差量Δρ(=ρA
    −ρFF)に基づいて求まる補正分配率ρFBで、前記目標
    分配率ρFFを補正した操作分配率ρFF.FBに対応して一
    義的に決まる前記ステッピングモータに対する操作ステ
    ップ数SFF.FBである、 ことを特徴とする請求項1記載の給湯器。
JP6014358A 1994-02-08 1994-02-08 給湯器 Expired - Fee Related JP2725588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6014358A JP2725588B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 給湯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6014358A JP2725588B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 給湯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07219648A JPH07219648A (ja) 1995-08-18
JP2725588B2 true JP2725588B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=11858854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6014358A Expired - Fee Related JP2725588B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 給湯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2725588B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7184582B2 (ja) * 2018-09-27 2022-12-06 株式会社ガスター 給湯装置及び給湯装置の制御方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0689905B2 (ja) * 1987-06-29 1994-11-14 株式会社ノーリツ 湯水混合制御装置
JPH02143614U (ja) * 1989-04-27 1990-12-05
JPH07104732B2 (ja) * 1990-10-03 1995-11-13 株式会社ノーリツ 湯水混合装置
JP2513353B2 (ja) * 1990-10-03 1996-07-03 株式会社ノーリツ 湯水混合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07219648A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2725588B2 (ja) 給湯器
JP3365544B2 (ja) 空調機制御装置
JP3189544B2 (ja) 温度制御弁の弁制御装置
JP2671801B2 (ja) 給湯装置
JPH08261455A (ja) 燃焼装置
JP2560578B2 (ja) バイパスミキシング方式の給湯装置
JP2897638B2 (ja) 給湯器
JP3622260B2 (ja) 給湯装置
JP2513092B2 (ja) バイパスミキシング制御方式
JP2552586B2 (ja) 給湯機における入水温検知方法及び給湯制御方法
JP2958543B2 (ja) 給湯制御装置
JP3512135B2 (ja) 湯水混合式給湯装置
JP2513353B2 (ja) 湯水混合装置
JP3033415B2 (ja) 給湯制御装置
JP2563288B2 (ja) 湯水混合制御装置
JPH0972611A (ja) 給湯器
JP2636572B2 (ja) 湯水混合出湯方式における再出湯制御方法
JPH07219647A (ja) 給湯器
JPS63169441A (ja) 給湯機の出湯温度制御装置
JPH0616290Y2 (ja) 給湯器の送風ファン制御装置
JP3300147B2 (ja) 燃焼装置およびその燃焼能力更新運転方法
JP3996157B2 (ja) 給湯器
JP3271830B2 (ja) 給湯器およびその水量制御弁の初期流水量設定方法
JPH01127820A (ja) 湯水混合制御装置
JP2655385B2 (ja) 給湯器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees