JP2725519B2 - 端子台 - Google Patents

端子台

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JP2725519B2
JP2725519B2 JP4071243A JP7124392A JP2725519B2 JP 2725519 B2 JP2725519 B2 JP 2725519B2 JP 4071243 A JP4071243 A JP 4071243A JP 7124392 A JP7124392 A JP 7124392A JP 2725519 B2 JP2725519 B2 JP 2725519B2
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terminal screw
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screw holder
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重治 大塚
弘行 岡戸
直樹 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/30Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member
    • H01R4/301Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member having means for preventing complete unscrewing of screw or nut

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被接続体の締結が容易
な端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図31は実開昭50−5160号公報に
開示されている端子台の上面の部分断面図であり、図3
2は正面の部分断面図である。なお、図31は図32に
おける(31)−(31)線断面図であり、図32は図
31における(32)−(32)線断面図である。
【0003】図31および図32において、801は端
子台が取付けられている装置のケース、802はケース
801に両端が支持された蛇行形状のばね体である。
【0004】また、803はばね体802の中央で図3
2において紙面の上下方向に移動可能に支持された端子
ねじである。なお、端子ねじ803は図31において
は、端子ねじ803の頭部とねじ部803aの間におけ
る断面により示されている。
【0005】また、804は線押さえ、805はねじ穴
805aを有する固定端子、806はケース801の溝
801aに設けられ、この溝801aに固定端子805
を押圧固定するばね体である。
【0006】次に、この図31および図32に示す従来
の端子台に丸圧着端子を締結する手順について説明す
る。
【0007】まず、丸圧着端子の穴に端子ねじ803を
挿通させるために端子ねじ803をゆるめて固定端子8
05より取外す。
【0008】この取外した状態において端子ねじ803
はばね体802により端子ねじ803のねじ部803a
が固定端子805より丸圧着端子の板厚以上の距離離れ
た状態で保持される。
【0009】ここで、丸圧着端子を端子ねじ803のね
じ部803aと固定端子805のねじ穴805aの間に
丸圧着端子の穴が位置するように挿入する。
【0010】そして、ねじ締め工具により端子ねじ80
3を押圧し端子ねじ803を固定端子805のねじ穴8
05aにねじ込めば丸圧着端子を固定端子805に締結
接続することができる。
【0011】また、図33は実開昭59−177176
号公報に開示された端子台の正面の部分断面図である。
【0012】図において、1001は端子台が取付けら
れた装置のケース、1002はケース1001に取付け
れた固定端子、1003は一端がケース1001に支持
され、多端が固定端子1002のねじ穴1002aの方
向に向い垂下するコイルばね、1004は端子ねじであ
る。
【0013】なお、端子ねじ1004は頭部1004a
とねじ部1004bとの間にスプリングワッシャ100
6とワッシャ1007が脱落不能に挿着されている。
【0014】そして、端子ねじ1004の頭部1004
aに設けられた軸と同心の窪み1004cに、コイルば
ね1003の他端が嵌着し、このコイルばね1003に
より端子ねじ1004はねじ部1004bを固定端子1
002のねじ穴1002aに向けて吊持されている。
【0015】次に、図33に示す従来の端子台に丸圧着
端子を接続す手順について説明する。
【0016】まず、端子ねじ1004が固定端子100
2より取外されると、図33に示すように端子ねじ10
04はコイルばね1003により端子ねじ1004のね
じ部1004bが固定端子1002より丸圧着端子の板
厚以上離隔した状態で吊持される。
【0017】次に、丸圧着端子の穴が固定端子1002
のねじ穴1002aに一致するように丸圧着端子を端子
ねじ1004のねじ部1004bと固定端子1002の
間に挿入する。
【0018】そして、コイルばね1003の収縮力に抗
してねじ締め工具により端子ねじ1004を押圧しねじ
穴1002aにねじ込み、丸圧着端子を固定端子100
2に締結接続させる。
【0019】なお、図31および図32に示す従来の端
子台において端子台に接続する端子が開先形圧着端子で
ある場合には、作業性をよくするため、端子ねじ803
を固定端子805に僅かにねじ込み、この状態で線押さ
え804と固定端子805との間に生じる空隙に開先形
圧着端子を挿入し、端子ねじ803を締結するようにし
ている。
【0020】また、接続する端子が圧着端子等の端子を
有せず電線の一端であるにすぎない場合、即ち素線であ
る場合にも同様に端子ねじ803を固定端子805に僅
かにねじ込み、この状態で素線を線押さえ804と固定
端子805との間の空隙に挿入し端子ねじ803を締結
するようにしている。
【0021】さらに、図33に示す従来の端子台におけ
る場合にも、端子台に接続する端子が開先形圧着端子ま
たは素線である場合は、図31および図32に示す従来
の端子台の場合と同様に締結接続するようにしている。
なお、図31〜図33に示すものと同様な従来例とし
て、実開昭60−124868号公報に開示の端子台が
ある。この実開昭60−124868号公報に開示の端
子台は、端子ねじを上方に持ち上げる弾性体を逆ハ字状
とし、この逆ハ字状弾性体を端子ねじホルダーに設けた
ものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のような図31お
よび図32に示す従来の端子台によれば、端子ねじ80
3がばね体802で吊された状態で浮いているため、ば
ね体802に保持されている端子ねじ803を固定端子
805のねじ穴805aに向けて押圧し移動させたと
き、端子ねじ803のねじ部803aがねじ穴805a
に一致しない場合がある。このような場合、端子ねじ8
03のねじ部803aがねじ穴805aに一致するよう
に、図31において紙面の左右上下に端子ねじ803を
微少移動させ、手さぐりにより一致させて締結しなけれ
ばならず、締結が困難であるなどの問題点を有してい
る。
【0023】また、従来の端子台において素線配線の場
合は、前述のとおり端子ねじ803を固定端子805に
僅かにねじ込んだ状態で素線を線押え804と固定端子
805との間に挿入する。しかしながら、この様な構成
では、例えば電動ドライバーで配線を行う場合には、僅
かにねじ込むことが困難なため、端子ねじ805が浮い
た状態で素線(撚り線)を挿入し、締め付けることにな
る。このときは、固定端子805のねじ穴805aに素
線の一部が絡むという不具合が発生する。また、図33
に示す従来の端子台及び実開昭60−124868号公
報に開示の端子台においても、図31および図32に示
す従来の端子台と同様の問題点を有している。
【0024】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、端子ねじをねじ穴に向けて移動
したとき、端子ねじのねじ部がねじ穴に一致し、端子ね
じの締結が容易に行え、しかも配線の端末形状がいかな
る形状であっても容易に且つ確実に接続できる端子台を
得ることを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る端子台
は、ねじ穴を有する固定端子と、この固定端子を固定す
る固定部と端子ねじホルダー案内部と端子ねじホルダー
係止部とを有する支持体と、上記ねじ穴に螺合するねじ
部を有するとともに頭部にリング状の凹部または凸部を
有する端子ねじと、電気絶縁性の合成樹脂材から成り、
上記端子ねじの頭部に設けられたリング状の凹部または
凸部と嵌合するリング状の凸部または凹部形状とした端
子ねじ保持部および上記端子ねじの頭部を収納する収納
部を有し、被係止部を上記端子ねじホルダー係止部に係
合させることにより、上記端子ねじを保持した状態で、
上記端子ねじの先端が上記固定端子面から一定距離離れ
た第1位置及び上記被係止部を上記端子ねじホルダー係
止部に係合させ上記端子ねじ先端が上記固定端子のねじ
穴に当接する第2位置の2個所に係止される端子ねじホ
ルダーとを備えたものである
【0026】また、ねじ穴を有する固定端子と、この
定端子を固定する固定部端子ねじホルダー案内部
子ねじホルダー係止部を有する支持体と、上記ねじ穴
に螺合するねじ部を有するとともに頭部にリング状の凹
部または凸部を有する端子ねじと、電気絶縁性の合成樹
脂材から成り、上記端子ねじの頭部に設けられたリング
状の凹部または凸部と嵌合するリング状の凸部または凹
部形状とした端子ねじ保持部および上記端子ねじの頭部
を収納する収納部を有し、被係止部を上記端子ねじホル
ダー係止部に係合させることにより、上記端子ねじを保
持した状態で、上記端子ねじの先端が上記固定端子面か
ら一定距離離れた第1位置と、上記端子ねじ先端が上記
固定端子のねじ穴に当接する第2位置と、上記端子ねじ
の先端部と上記固定端子のねじ穴とが螺合する第3位置
との3個所に係止され、上記第1位置から上記第3位置
の間の移動に際し上記端子ねじホルダー案内部により案
内される端子ねじホルダーとを備えたものである
【0027】また、第2位置における支持体の端子ねじ
ホルダー係止部と端子ねじホルダーの被係止部との係合
力を、端子ねじ保持部と端子ねじとの嵌合力より小さく
し、第3位置における上記端子ねじホルダー係止部と上
記端子ねじホルダーの被係止部との係合力を、上記端子
ねじ保持部と上記端子ねじとの嵌合に必要な力より大き
くするとともに、上記端子ねじ保持部と上記端子ねじと
の嵌合力及び上記端子ねじの推進力より小さくしたもの
である
【0028】また、ねじ穴を有する固定端子と、上記固
定端子を固定する固定部端子ねじホルダー案内部
有する支持体と、上記ねじ穴に螺合するねじ部を有する
とともに頭部にリング状の凹部または凸部を有する端子
ねじと、電気絶縁性の合成樹脂材から成り、上記端子ね
じの頭部に設けられたリング状の凹部または凸部と嵌合
するリング状の凸部または凹部形状とした端子ねじ保持
部を有するとともに上記端子ねじを保持し上記端子ねじ
ホルダー案内部により上記端子ねじのねじ部が上記ねじ
穴に実質的に一致するよう案内される端子ねじホルダー
と、上記端子ねじが上記固定端子のねじ穴に螺合してい
ないときに上記端子ねじ及び上記端子ねじホルダーを弾
性力をもって保持し上記端子ねじのねじ部先端と上記固
定端子との間に所定の空隙を形成する弾性体とを備え、
上記支持体に端子ねじホルダー係止部を設けるととも
に、上記端子ねじホルダーに被係止部を設け、上記端子
ねじホルダー係止部と上記被係止部とを係合させること
により、上記弾性体の弾性力に抗して、上記端子ねじの
ねじ部先端が上記固定端子のねじ穴に当接する位置に上
記端子ねじを保持するものである。
【0029】また、弾性体は、端子ねじを撚回する棒状
工具が挿通できる略筒状を呈し、一端支持体に支持
れるとともに他端上記端子ねじまたは端子ねじホルダ
ーに固定または係合され、且つ上記端子ねじ及び端子ね
じホルダーを、端子ねじのねじ部先端と固定端子との間
に空隙を形成する方向に常時引張するものである。
【0030】また、弾性体を電気絶縁性の合成樹脂材よ
り構成するとともに、端子ねじホルダーと上記弾性体と
を一体成形したものである
【0031】また、支持体の端子ねじホルダー案内部を
前面部に設けるとともに溝状とし、また、端子ねじホル
ダーの被係止部を弾性材より構成するとともに略U字状
とし、この端子ねじホルダーの略U字状被係止部を、上
記溝状の端子ねじホルダー案内部にスライド可能に嵌め
込むとともに、上記端子ねじホルダーを端子ねじのねじ
部先端が固定端子のねじ穴に近接または当接またはわず
かに入り込んだ位置まで弾性体の弾性力に抗してスライ
ドさせたとき、上記略U字状被係止部の両辺が弾性力に
より広がって上記支持体の係止部に係止されるものであ
【0032】また、端子ねじホルダーは、端子ねじ保持
部が設けられたホルダー本体と、実質的にV字形を成す
一対の係合片と、操作片とを有し、上記V字形係合片の
略交角部に支持体の係止部に係合する被係止部を各々設
け、且つ上記V字形係合片の一端を上記ホルダー本体に
可撓自在に各々結合するとともに、上記V字形係合片の
他端間を上記操作片で連結したものである
【0033】また、端子ねじホルダーは、端子ねじ保持
部が設けられたホルダー本体と、一対の棒状係合片と、
操作片とを有し、上記係合片に上記支持体の係止部に係
合する被係止部を設け、且つ上記係合片の一端を上記ホ
ルダー本体に可撓自在に各々結合するとともに、上記係
合片の他端間を上記操作片で連結したものである
【0034】また、端子ねじホルダーは、端子ねじ保持
部が設けられたホルダー本体と、実質的に三角形形状を
成す一対の係合片と、操作片とを有し、上記係合片の第
一の角部に上記支持体の係止部に係合する被係止部を設
け、且つ上記係合片の第二の角部を可撓自在に上記ホル
ダー本体に各々結合するとともに、上記係合片の第三の
角部間を上記操作片で連結したものである
【0035】さらに、端子ねじホルダーは、端子ねじ保
持部が設けられたホルダー本体と、操作片と、一対の可
撓性の連結部材とを有し、上記操作片に上記支持体の係
止部に係合する被係止部を設け、且つ上記操作片を両側
より上記ホルダー本体に支持するよう、上記可撓性の連
結部材の一端を上記操作片に各々結合するとともに、他
端を上記ホルダー本体に各々結合したものである
【0036】また、端子ねじホルダーは、支持体の端子
ねじホルダー案内部に摺動自在に係合し上記端子ねじホ
ルダー案内部からの離脱を防止するための摺動係合部を
配線用の開口部と反対側に設けたものである
【0037】また、端子ねじホルダーは、端子ねじ保持
部が設けられたホルダー本体とこのホルダー本体の外周
部に設けられた突起部と端子ねじ撚回用の棒状工具挿通
用穴とを有し、一方、支持体は、略コ字状を成すととも
にそのコ字状部の両辺に溝部が形成された端子ねじホル
ダー案内部が設けられており、上記支持体の端子ねじホ
ルダー案内部の溝部に、上記端子ねじホルダーの突起部
を端子ねじの推進方向にスライド可能に各々係合させた
ものである
【0038】また、支持体は、端子ねじホルダー案内部
に端子ねじホルダー係止部を設けたものであり、端子ね
じホルダーは、操作片を設けるとともに突起部に上記端
子ねじホルダー係止部と係合する被係止部を設けたもの
である
【0039】また、端子ねじホルダーの端子ねじ保持部
または端子ねじの頭部に、上記端子ねじ保持部と端子ね
じの頭部との嵌合を容易化する端子ねじ嵌合案内部を設
けたものである
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【作用】上記のように構成された端子台は、端子ねじホ
ルダーが、上記端子ねじの先端が上記固定端子面から一
定距離離れた第1位置と、端子ねじ先端が固定端子のね
じ穴に近接または当接またはわずかに入り込んだ第2位
置の2位置に係止される。
【0046】また、端子ねじホルダーが、上記端子ねじ
の先端が上記固定端子面から一定距離離れた第1位置
と、端子ねじ先端が固定端子のねじ穴に近接または当接
またはわずかに入り込んだ第2位置と、端子ねじの先端
が固定端子のねじ穴に数山だけねじが締まった第3位置
の3位置に係止されるとともに、上記第1位置〜第3位
置間の移動に際し、上記端子ねじホルダー案内部により
案内される。
【0047】また、上記第2位置及び第3位置における
支持体の端子ねじホルダー係止部と上記端子ねじホルダ
ーの被係止部との係合力が、上述のようなものとなって
いるので、端子ねじホルダーが、端子ねじの推進力で上
記第2位置と第3位置の間を移動するとともに、第3位
置より更に端子ねじを締め付けると、端子ねじが端子ね
じホルダーより外れる。
【0048】また、端子ねじまたは端子ねじホルダー
が、弾性体により端子ねじと固定端子との間に所定の空
隙を形成するように保持され、また上記係止部と上記被
係止部との係合により、弾性体の弾性力に抗して、端子
ねじのねじ部先端が固定端子のねじ穴に近接または当接
またはわずかに入り込んだ位置に保持される。
【0049】
【0050】また、端子ねじホルダーと弾性体が電気絶
縁材で一体成形されるので、安全であり、またその製造
コストが低減する。
【0051】また、端子ねじホルダーを、弾性体の弾性
力に抗して、端子ねじのねじ部先端が固定端子のねじ穴
に近接または当接またはわずかに入り込んだ位置にスラ
イドさせたとき、端子ねじホルダーの略U字状被係止部
の弾性力により、その端子ねじホルダーの略U字状被係
止部が支持体の端子ねじホルダー係止部に自動的に係合
し、端子ねじホルダーを、端子ねじのねじ部先端が固定
端子のねじ穴に近接または当接またはわずかに入り込ん
だ位置に保持する。
【0052】また、端子ねじホルダーが上述のように構
成されているので、上記第1位置と第2位置の間の端子
ねじホルダーの移動時の係合部の係合・解除作業が操作
片のワンタッチ動作で行い得る。
【0053】
【0054】また、端子ねじホルダーの端子ねじホルダ
ー案内部との係合部が、配線のための開口部側と反対の
奥側に設けられているので、その係合部が配線の阻害と
ならない。
【0055】また、端子ネジホルダーが、前面部及び奥
まった位置の2箇所でスライド可能に保持されるので、
そのスライドが安定したものとなる。
【0056】また、操作片を、端子ねじホルダーの突起
部に対し略直交し、且つ上記端子ねじホルダー案内部の
溝部を有する面と平行面をなすように設けているので、
端子ねじホルダーを移動させる時、端子ねじホルダーの
傾きが小さくなり、その操作がスムーズに行える。
【0057】また、上記端子ねじの頭部に、リング状の
凹部または凸部を設けるとともに、端子ねじホルダーの
端子ねじ保持部を、上記端子ねじの頭部に設けられたリ
ング状の凹部または凸部と嵌合するリング状の凹部また
は凸部形状としているので、端子ねじの頭部と端子ねじ
ホルダーの端子ねじ保持部との嵌合が強固なものとな
る。
【0058】更にまた、上記端子ねじホルダーの端子ね
じ保持部または端子ねじの頭部に、上記端子ねじ保持部
と端子ねじの頭部との嵌合を容易化する端子ねじ嵌合案
内部が設けられているので、上記端子ねじ保持部と端子
ねじの頭部との嵌合が容易となる。
【0059】
【実施例】
実施例1.以下この発明の第1の実施例を図1〜図5を
用いて説明する。図1はこの発明の一実施例を示す端子
台の正面の部分断面図である。また、図2および図3は
それぞれ上面図および側面図である。なお、図1は図2
における(1)−(1)断面図であり、図3は図2にお
ける矢印201の方向より見た側面図である。
【0060】図1〜図3において、101は端子台が取
付けられている装置のケース、102はケース101に
支持されたカバーで、端子間のバリア及び側壁により端
子ねじホルダー案内部を構成している。
【0061】103は図5にその詳細を示す蛇行ばねで
あり、一端に設けた支持部103aがカバー102の凹
部102aに嵌め込まれることにより、カバー102に
支持されている。また、ケース101及びカバー102
から支持体が構成されている。
【0062】また、104は図5にその詳細を示す蛇行
ばねで、一端に設けた支持部104aがカバー102の
凹部102bに嵌め込まれることにより、カバー102
に支持されている。
【0063】なお、蛇行ばね103および蛇行ばね10
4は伸縮方向に蛇行する、弾性及び絶縁性を有する部材
より構成されている。
【0064】また、蛇行ばね103と蛇行ばね104
は、それぞれ図2に示すように上方から見た形状が、端
子ねじ106を撚回するドライバー(図示せず)の挿通
部の回りに円弧状をなしており、蛇行ばね103と蛇行
ばね104とはそれぞれの円弧状に湾曲した内側の面が
対向するように配設されている。なお、このように蛇行
ばね103、104を構成すると、端子台のバリア間隔
が狭くてもドライバー挿通穴を十分確保できるようにな
るとともに、内径側に容易に撓ませることができるよう
になり(ひいては一端に設けた支持部103a、104
aをカバー102の凹部102a、102bに嵌め込む
とき、その嵌め込みが容易となる)、且つ合成樹脂材に
よる成形が容易になる。また、蛇行ばね103および蛇
行ばね104により弾性体が構成される。
【0065】105は図5にその詳細を示す絶縁性端子
ねじホルダーで、蛇行ばね103の他端および蛇行ばね
104の他端に支持されている。また、この端子ねじホ
ルダー105は、電気的絶縁材料から形成されている。
【0066】106は端子ねじであり、この端子ねじ1
06は頭部106aとねじ部106bとの間に脱落不能
にワッシャ107および線押え109が挿通されてい
る。
【0067】端子ねじ106は、ワッシャ107の外縁
部が端子ねじホルダー105に設けられた端子ねじ保持
部である溝105aに嵌め込まれることにより、端子ね
じホルダー105に固定されている。なお、ワッシャ1
07は図1における紙面の下方より溝105aに嵌め込
まれる。
【0068】なお、図2は3個の端子ねじ106のうち
1個の端子ねじ106について端子ねじホルダー105
および近傍のカバー102を取除いた状態が示されてい
る。
【0069】また、108はケース101に支持された
固定端子であり、この固定端子108は端子ねじ106
が螺合するねじ穴108aを有している。
【0070】端子ねじ106がねじ穴108aより取外
された状態において、端子ねじ106は、端子ねじ10
6のねじ部106bとねじ穴108aとの間に空隙を有
する状態で保持されている。
【0071】そして、蛇行ばね103および蛇行ばね1
04の弾性力に抗して端子ねじ106を図1における紙
面の下方に押圧し移動させることにより、端子ねじ10
6のねじ部106bが固定端子108のねじ穴108a
に当接し、ねじ込みを可能にする。
【0072】なお、このとき端子ねじホルダー105
は、カバー102により端子ねじ106のねじ部106
bがねじ穴108aに一致するように案内されてねじ穴
108aの側に移動する。
【0073】また、102cはカバー102に設けた係
止部、例えば突起であり、105bは端子ねじホルダー
105に立設された弾性を有する略U字状の被係止部、
例えば突起である。
【0074】端子ねじホルダー105を、蛇行ばね10
3および蛇行ばね104の弾性力に抗して、端子ねじ1
06のねじ部106bがねじ穴108aに近接または当
接または僅かに入り込んだ位置までスライドさせると、
略U字状の突起105bの両辺部が弾性力により広がっ
てその突起105bが突起102cと自動的に係合し、
従って端子ねじホルダー105を、端子ねじ106のね
じ部106bがねじ穴108aに近接または当接または
僅かに入り込んだ位置に保持させる。
【0075】そして、突起105bを図2に示す矢印2
02の方向に加圧し弾性変形させることにより係合が解
除され、端子ねじ106は端子ねじ106のねじ部10
6bとねじ穴108aとの間に空隙を有する位置に移動
する。なお、図3において、実線で示され突起105b
は、係合が解除された位置を示し、点線で示した突起1
05bは係合している状態を示している。
【0076】また、図4は、端子ねじホルダー105の
突起105bがカバー102の突起102cと係合した
状態における正面の部分断面図を示している。
【0077】なお、突起102cと突起105bとが係
合している状態においては、端子ねじ106のねじ部1
06bがねじ穴108aに近接または当接または僅かに
入り込んだ位置に保持されるので、開先形圧着端子また
は素線の接続が容易に行え、係合が解除された状態にお
いて丸圧着端子の接続が容易に行える。
【0078】また、図5は蛇行ばね103、蛇行ばね1
04、端子ねじホルダー105より構成される端子ねじ
ホルダーユニット501を拡大して示した斜視図であ
る。
【0079】なお、蛇行ばね103、蛇行ばね104お
よび端子ねじホルダー105は金属であってもよいが、
この実施例のように、プラスチック等の絶縁部材である
ことが好ましい。
【0080】実施例2.図6は図5において端子ねじホ
ルダー105の突起105bを除去したものであり、こ
の図6に示す端子台によれば、突起102cと突起10
5bとを係合させる動作はできないが、その他について
は実施例1と同様の効果がある。
【0081】実施例3.図7は図5に示す端子ねじホル
ダーユニット501において、蛇行ばね103および蛇
行ばね104を1つのコイルばね702に置きかえたも
のである。図7に示す端子ねじホルダーユニット701
によれば、端子台のバリア間隔が狭くてもドライバー挿
通穴を確保する点、内径側への可撓性及び合成樹脂材に
よる成形性が実施例1のものより劣るようになるが、そ
の他については実施例1と同様の効果がある。
【0082】実施例4.上述の実施例1乃至実施例3に
おいて、蛇行ばね103、蛇行ばね104、および端子
ねじホルダー105をそれぞれ別個に製作して組立てる
ようにしてもよいが、これに限らず電気絶縁性のプラス
チック等の材料を用いて一体に成形するようにしてもよ
い。なお、この場合、一体成形することにより製造コス
トを低減できる等の効果がある。
【0083】実施例5.実施例1乃至実施例4によれ
ば、端子ねじホルダー105の溝部105aがワッシャ
107の外縁部に係合することにより端子ねじ106が
端子ねじホルダー105に係合しているが、これに限ら
ず端子ねじホルダー105に凸部を設けるとともにワッ
シャ107の外縁に溝部を設け、端子ねじホルダー10
5の凸部とワッシャ107の溝部とを係合させることに
より、端子ねじ106を端子ねじホルダー105に係合
させてもよく、同様の効果が得られる。
【0084】実施例6.実施例1乃至実施例5によれ
ば、端子ねじ106はワッシャ107を介して端子ねじ
ホルダー105に係合しているが、これに限らず、線押
さえ109の周部、または線押さえ109に設けた凸部
または溝部と、端子ねじホルダー105に設けた溝部ま
たは凸部とを係合させ、端子ねじ106を端子ねじホル
ダー105に係合させるようにしてもよく、同様の効果
が得られる。
【0085】実施例7.実施例1乃至実施例6におい
て、端子ねじホルダー105はワッシャ107または線
押さえ109と回動または回転可能に係合するようにし
てもよい。
【0086】この場合、端子ねじ106を締結したと
き、摩擦力により端子ねじホルダー105が回転力を受
けるのを防止することができるので、端子ねじホルダー
105が回転または回動不能にカバー102に案内され
て移動する場合にも、端子ねじホルダー105とカバー
102との当接による端子ねじホルダー105等の破損
を防止することができる。
【0087】実施例8.実施例1乃至実施例7によれ
ば、端子ねじ106はワッシャ107または線押さえ1
09を介して端子ねじホルダー105に係合している
が、これに限らず、端子ねじ106の頭部106aに設
けたリング状の凸部または溝部と、端子ねじホルダー1
05に設けたリング状の溝または凸部とを回転可能に係
合させることにより、端子ねじ106を端子ねじホルダ
ー105に係合させるようにしてもよい。この場合、端
子ねじ106と端子ねじホルダー105との嵌合が強固
なものとなり、後述する第19の実施例のような場合に
適用すると効果的である。
【0088】実施例9.実施例1乃至実施例8によれ
ば、一端がカバー102に支持された蛇行ばね103、
蛇行ばね104、またはコイルばね702の他端は端子
ねじホルダー105に固定されているが、これに限ら
ず、端子ねじ106に係合させるようにし端子ねじ10
6および端子ねじホルダー105を支持するようにして
もよい。
【0089】図8は、このような実施例を示す端子台の
正面の部分断面図である。この実施例によれば、一端が
装置のカバー1201に固定されたコイルばね1202
の他端が、端子ねじ1203の頭部1203aに設けた
窪み1203bに回転可能に係合することにより、端子
ねじ1203を吊持するとともに、この端子ねじ120
3に脱落不能に挿着されているワッシャ1204の外縁
部が、端子ねじホルダー1205の溝部に係合すること
により、端子ねじホルダー1205を保持している。
【0090】そして、端子ねじ1203は、図8の下方
に押圧された時カバー1201に案内されて移動する端
子ねじホルダー1205に案内されて、端子ねじ120
3のねじ部1203cが固定端子1206のねじ穴12
06aに一致するように移動する。この図8に示す実施
例によっても実施例1乃至実施例8と同様の効果があ
る。
【0091】また、上記各実施例において、端子ねじが
固定端子のねじ穴に螺合していないとき、端子ねじのね
じ先端部と固定端子との間に所定の空隙を形成するた
め、端子ねじ及び端子ねじホルダーを弾性材で引張する
ものについて説明したが、弾性材によるその空隙の形成
の仕方はこれに限定されるものではなく、端子ねじホル
ダーと支持体との間に圧縮状態の弾性材を介在させる等
の構成を採用してもよいことは言うまでもない。
【0092】更にまた、上記実施例においては、端子ね
じホルダー案内部を前面と奥まった位置の2箇所に設け
ているが、その案内部を、例えば図20のように構成す
れば、前面に設ける必要がなくなり、配線作業が更に容
易となる。
【0093】実施例10. 以下この発明の第10の実施例を図9〜図13に基づい
て説明する。図はこの発明の端子台を電磁接触器に適用
した例を示すもので、図10は電磁接触器の上面図、図
9は図10のA−A線断面図、図11は図10の矢印B
より見た図、図12は端子ねじホルダーの斜視図、図1
3は端子ねじホルダーを図9の位置から所定量下げた位
置(第2位置)に移動させた状態を示す。
【0094】これらの図において1は取付台、101は
ケース、3は励磁コイルを示す。4は固定鉄心で、可動
鉄心5と所定の間隙をもって対向位置に配設されてい
る。6は上記可動鉄心5に連結された絶縁材料からなる
クロスバーで、その上部の窓6aには可動接触子8を摺
動自在に保持している。またクロスバー6は、図9にお
いて上下動可能なように上記ケース101により摺動案
内されている。
【0095】7は可動接触子8に接触圧力を付与するた
めに設けられた接触ばねで、圧縮コイルばねとなってい
る。8aは可動接触子8の両端に取り付けられた可動接
点で、固定接点108bと所定の接点間隙をもって対向
配置されている。108は固定端子で、各々一端に固定
接点108bを接合し、他端には雌ねじ穴108aが穿
たれている。102はカバーで、接点間に発生したアー
クの外部への吹き出しを阻止する。また、16は引外し
ばねで、クロスバー6と可動鉄心5の結合体を、図10
において上方に付勢するよう配設されてい
【0096】固定端子108の雌ねじ穴108aに螺着
されるべく配設された端子ねじ106は、従来例と同
様、線押え109が回動自在に組み立てられている。5
3は端子ねじホルダーで、弾性及び絶縁性を有する例え
ば熱可塑性樹脂等の材料よりなり、図12に示す形状と
なっている。線押え109はホルダー53の端子ねじ保
持部である把持用爪53a、53bにより把持されてお
り、端子ねじ106はホルダー53に対して回動自在で
あり、また把持用爪53a、53bが弾性を有する材料
で形成されているため、端子ねじ106と線押え109
の結合体は、ホルダー53に対してねじの軸線方向の着
脱も自在に組み立てられている。
【0097】ホルダー53の前面には左右一対のV字形
係合片53c、53dが形成されている。係合片53
c、53dのV字の交角部には被係止部である係合突起
53e、53fが形成されている。また、V字形の各々
一端53g、53hはホルダー本体53zに連結され、
他端53j、53kは操作片53lに連結されている。
また、操作片53lは、ホルダー本体53の略中央前
面部に位置するとともに、その操作面の上方がその下方
に比べ前面に向って突出するよう傾斜している。
【0098】また、図11に示す54、55、56、5
7、58はケース101に形成された端子ねじホルダー
案内部となるバリアーで、各相毎に設けられた固定端子
108等の間の電気的絶縁を確保するために配設されて
いる。この図の例ではバリアー55、57の内側に、係
止部である溝55a、55b、57a、57bが、ホル
ダー53の係合突起53e、53fに係合されるべく配
設されている。
【0099】次に動作について説明する。電磁接触器の
開閉動作についてはこの発明の主たる課題の対象ではな
いのでここでは省略する。
【0100】実施例の端子に配線を行う動作について説
明する。この端子に配線される電線の端末の形状は、
圧着端子、素線及び開先形圧着端子の3種類を想定す
る。まず、丸圧着端子の場合について説明する。図9は
端子ねじ106並びにホルダー53が第1位置にある状
態を示し、この図において端子ねじ106の先端と固定
端子108の間には隙間(図示G寸法)が設けられてい
る。この隙間は圧着端子の板厚Tよりもかなり大きく設
定されているため、丸圧着端子はこの隙間をくぐり抜け
てその穴が端子ねじ106に挿通可能な位置まで挿入す
ることが出来る。そして、端子ねじ106をねじ込む、
即ちドライバーで端子ねじ106のねじ頭部106aを
押圧する動作により、線押え109は把持用爪53a、
53bから解除されて端子ねじ106は図9の下方に移
動させられ、端子ねじ106の先端は丸圧着端子の穴を
挿通し、更に雌ねじ穴108aに螺着されて配線は完了
する。
【0101】次に、主に図13を用いて素線並びに開先
形圧着端子を実施例の端子台に配線する場合の動作につ
いて説明する。この場合は素線が固定端子108の雌ね
じ穴108aに入り込み、食いつくことを防止するた
め、端子ねじ106の先端が固定端子108のねじ穴1
08aに近接または当接または僅かに入り込んだ位置ま
で下げて行う。即ち、図9の状態においてホルダー53
を下方向へ移動させて図13の第2位置の状態とする。
これは、ホルダーの操作片53lを、図11あるいは図
12において矢印Y方向に押しながらホルダー53を押
し下げる操作によりこの移動は達成される。
【0102】即ち、矢印Y方向の操作片53lの作動に
よりV字形係合片53c、53dは図中に破線ならびに
矢印Z1、Z2で示すようにV字形の一端53g、53
hを中心とした回転運動をし、その結果、ホルダーの係
合突起53e、53fとバリアーの溝55a、57aと
の係合が解除される。この状態でホルダー53を図9下
方向に押し下げると、バリア55,57によりホルダー
53が下方に案内され、そして第2位置に来ると、係合
片53e、53dがホルダーの材料が持つ弾性で元の状
態に戻り、こんどはホルダーの係合突起53e、53f
がバリアーの溝55b、57bと係合され、ホルダー5
3及び端子ねじ106は端子ねじの先端が雌ねじ穴10
8aに近接または当接または僅かに入り込んだ状態で係
止させられる。
【0103】係合されたこの状態、即ち第2位置の状態
で素線、開先形圧着端子を線押え109の下に挿入し、
端子ねじ106を締め付けることにより配線を完了する
ことができる。このとき端子ねじ106と線押え109
の結合体は、ホルダーの把持用爪53a、53bから外
れて固定端子108の雌ねじ穴108aにねじ込まれる
ことは丸圧着端子の場合と同様である。
【0104】また、図13の第2位置の状態から図9の
浮き上がった状態(第1位置)に戻すには、図11また
は図12の矢印Yで示す方向に操作片53lを作動させ
て、係合突起53e、53fとバリアーの溝55b、5
7bとの係合を解除しつつホルダー53を図9の上方に
移動させれば良い。なおこのとき、操作片53lが、ホ
ルダー本体53の略中央前面部に位置するとともに、
その操作面の上方がその下方に比べ前面に向って突出す
るよう傾斜しているので、操作片53lの操作力の分力
がホルダー53を第1位置に戻す方向に働くことにな
り、スムーズに第2位置から第1位置に移動させること
ができる。
【0105】端子ねじ106が固定端子108にねじ込
まれた状態からホルダー53に把持された状態に戻す、
即ち配線の変更等を行う場合は、ホルダー53を第2位
置、即ち図13の状態として、端子ねじ106を戻すこ
とにより自動的に線押え109が把持用爪53a、53
bに係合する。(自動的に係合する寸法構成と成ってい
る。)
【0106】実施例11.図14はこの発明の第11の
実施例のホルダーの斜視図である。図14以外の構成に
ついては実施例10と同一であるので省略する。図にお
いて53はホルダーで、その中に端子ねじ(図示せ
ず)、線押え(図示せず)等を把持している構成は実施
例10と同様である。ホルダー53の前面には板状の係
合片53mが設けられており、その中央部53nでホル
ダー53の本体53zに連結されている。また、その下
部には被係止部である係合突起53pが、上部には操作
片53lが形成されている。また係合突起53pに係合
する係止部であるバリヤーの溝は、図11における中央
のバリヤー56に形成されている。即ち、図14に示す
ようにバリヤー56に溝56a、56bが設けられてい
る。なおまた、操作片53lは、ホルダー本体53zの
略中央前面部に位置するとともに、その操作面の上方が
その下方に比べ前面に向って突出するよう傾斜してい
る。
【0107】次に動作について説明する。図14におい
て、係合突起53pがバリヤーの溝56aに係合した状
態が第1位置、即ち丸圧着端子配線に適合する状態、係
合突起53pがバリヤーの溝56bに係合した状態が第
2位置、つまり素線配線並びに開先形圧着端子の配線に
適合する状態となる。この第1位置ならびに第2位置の
間のホルダー53の移動は、図14中に示す矢印V方向
に操作片53lを作動させて、係合突起53pと溝56
aまたは56b係合を解除しつつホルダー53を上ある
いは下に移動させれば良い。即ち矢印V方向の操作によ
り、係合片53mは連結された中央部53nを軸中心と
した変形を生じ、係合突起53pの部分は図中に矢印W
で示した方向に移動して、係合が解除される。
【0108】そして矢印V方向の操作を取り去ると、ホ
ルダー53の材料の有する弾性により元の形状に復帰し
て、他方の溝に係合するのである。なおこの実施例にお
いても、操作片53lが、ホルダー本体53zの略中央
前面部に位置するとともに、その操作面の上方がその下
方に比べ前面に向って突出するよう傾斜しているので、
ホルダー53を第2位置から第1位置に移動させると
き、操作片53lを矢印V方向からでなく、斜め下方か
ら操作すると、操作片53lの操作力の分力がホルダー
53を第1位置に戻す方向に働くことになり、スムーズ
に第2位置から第1位置に移動させることができる。そ
の他のねじ締め時の挙動等については実施例10と同一
である。
【0109】実施例12.図15はこの発明の第12の
実施例のホルダーの斜視図である。図15以外の構成に
ついては実施例10と同一であるので省略する。図にお
いて53はホルダーで、その中に端子ねじ(図示せ
ず)、線押え(図示せず)等を把持している構成は実施
例10と同様である。ホルダー53の前面には左右一対
の片持ち梁形状の係合片53q、53rが設けられてお
り、その各々の片持ち梁形状の根本部分53s、53t
は本体に結合されている。また片持ち梁形状の先端部分
には被係止部である係合突起53u、53vが図10の
溝55a、55b、57a、57b等に係合すべく配設
されており、さらに片持ち梁形状の先端部は可撓性の棒
状操作片53wで連結されている。
【0110】次に動作について説明する。図15におい
て可撓性の棒状操作片53wの略中央部を矢印Y方向に
作動させることにより、棒53wおよび係合片53q、
53rに図示破線のような変形が生じ、係合突起53
u、53vは矢印Z1、Z2方向に動く。これによりバ
リヤーの溝55a、57aあるいは溝55b、57bと
の係合が解除される。この解除状態でホルダー53を上
または下に移動させて、第1位置或は第2位置とするこ
とができる。なお、ホルダー53を第2位置から第1位
置に移動させるとき、操作片53wの操作力の分力がホ
ルダー53を第1位置に戻す方向に働くことになり、ス
ムーズに第2位置から第1位置に移動させることができ
る。その他のねじ締め時の挙動等については実施例10
と同一である。
【0111】実施例13.図16はこの発明の第13の
実施例のホルダーの斜視図である。図16以外の構成に
ついては実施例10と同一であるので省略する。図にお
いて53はホルダーで、その中に端子ねじ(図示せ
ず)、線押え(図示せず)等を把持している構成は実施
例10と同様である。ホルダー53の前面には左右一対
の略三角形形状の係合片53c、53dが形成されてい
る。略三角形の一つの角部には、図11のバリヤーの溝
55a、57a或は溝55b、57bに係合すべく配設
された被係止部である係合突起53e、53fが形成さ
れ、二つ目の角部53g、53hではホルダー53の本
体53zに連結している。そして三つ目の角部53j、
53kでは操作片53lに連結している。また、操作片
53lは、ホルダー本体53zの略中央前面部に位置す
るとともに、その操作面の上方がその下方に比べ前面に
向って突出するよう傾斜している。
【0112】次に動作について説明する。実施例10と
同様、操作片53lを図示の矢印Yの方向に作動させる
ことにより、操作片53c、53dは角部53g、53
hを中心とした矢印Z1、Z2方向の回転動作を行い、
係合突起53e、53fはバリヤーの溝55a、57a
或は溝55b、57bとの係合を解除される。なおこの
とき、操作片53lが、ホルダー本体53zの略中央前
面部に位置するとともに、その操作面の上方がその下方
に比べ前面に向って突出するよう傾斜しているので、ホ
ルダー53を第2位置から第1位置に移動させるとき、
操作片53lの操作力の分力がホルダー53を第1位置
に戻す方向に働くことになり、スムーズに第2位置から
第1位置に移動させることができる。以後の動作・操作
については実施例10と全く同一である。
【0113】実施例14.図17はこの発明の第14の
実施例のホルダーの斜視図である。実施例10が複数極
の端子ねじ或は線押えを把持しているのに対し、この実
施例14は一極分毎に分離した構成となっている。即
ち、ホルダー53には一極分の端子ねじ106及び線押
え109が把持されており、その前面には左右一対のV
字形係合片53c、53dが形成されている。係合片5
3c、53dのV字の交角部には係合突起53e、53
fが形成されている。また、V字形の各々一端53g、
53hはホルダー本体53zに連結され、他端53j、
53kは操作片53lに連結されている。図17に示す
ホルダー53が各極毎に配設されている。
【0114】実施例14の動作は各極毎にその動作が行
われる以外は実施例10と全く同一であるのでここでは
省略する。
【0115】実施例15.なお、上記第10〜第14の
実施例において、ホルダー53による端子ねじ106の
保持は線押え109を介して行うものについて説明した
が、この保持の仕方はこれに限定されるものではなく、
第1、第5、第6及び第8の実施例で説明したような保
持を行ってもよいことは言うまでもない。
【0116】また、上記第10〜第14の実施例におい
て、端子ねじホルダー案内部として、バリアを用いるも
のについて説明したが、その案内部を例えば図20のよ
うに構成すれば、第1位置と第2位置間のスライド時に
おける端子ねじホルダーの支持体からの離脱防止がより
確実なものとなる。
【0117】実施例16. 以下この発明の第16の実施例を図18〜図20に基づ
いて説明する。図18はこの発明の端子台を適用した
磁接触器の上部断面図であり、端子部は左側が図19の
Y面での断面を、右側がX面での断面を表示してある。
図19は図18の端子部を上側からPーP、QーQ、R
ーR面にて断面にした図、図20は図18に示される端
子ねじホルダーとカバーの端子部近傍の斜視図である。
【0118】即ち図において、50はカバー102上
で、図18の上下方向にスライドでき2つの安定位置を
もつ、絶縁性及び弾性を有する熱可塑性合成樹脂などで
できた端子ねじホルダーで、50aは線押え109をつ
かむ端子ねじ保持部である保持爪、50bはカバー10
2とのはめ合わせ部であるカバーの位置決め突起102
bにより形成される凹部(係止部)に入り安定位置を生
み出す位置決め突起(被係止部)、50cはカバー10
2の嵌合部であるカバー102の摺動突起102cによ
り作られる凹部(端子ホルダー案内部)にはまりこみ、
スライド時の摺動部をなす摺動突起である。図18のよ
うに端子ねじ106が端子ねじホルダー50に保持され
ているとき、端子ねじ106は回動自在で、また、ホル
ダー50は、端子ねじ106を撚回するドライバー(図
示せず)を挿通する穴をもっている。
【0119】図19の下側2極に端子ねじホルダー50
とカバー102の嵌合状態の断面が示してあり、摺動突
起102cと50cは櫛歯のはまり合わせの形で摺動自
在に嵌合している。また、図20に示されるように、端
子ねじホルダー50のカバー102からの脱落を、端子
ねじホルダー50の受け面50dとカバー102の受け
面102dの当接により防いでいる。端子ねじホルダー
50は、カバー102の位置決め突起102bとホルダ
ー50の位置決め突起50bによりスライド方向の安定
位置が2箇所でき、1つ目は端子ねじ106の先端と雌
ねじ穴108aを有する固定端子108の間に空間をも
たせた第1位置で、2つ目は端子ねじ106の先端が固
定端子108の雌ねじ穴108aに近接または当接また
はわずかに入り込んだ第2位置の上に単に乗っかった第
2位置である。そして、これら嵌合摺動部、位置決め部
は端子部の奥まったところに設けられている。
【0120】次に図18から図20に示される実施例の
端子に配線を行う動作について説明する。電磁接触器の
開閉動作についてはこの発明の主たる課題の対象ではな
いのでここでは省略する。
【0121】この端子に配線される電線の端末の形状
は、従来例と同じく丸圧着端子、素線及び開先形圧着端
子の3種類を想定する。まず、丸圧着端子の場合につい
て説明する。図18は端子ねじ106並びに端子ねじホ
ルダー50が第1位置にある状態を示し、この図におい
て端子ねじ106の先端と固定端子108の間には隙間
(図示G寸法)が設られている。この隙間は圧着端子の
板厚Tよりもかなり大きく設定されているため、丸圧着
端子はこの隙間をくぐり抜けてその穴が端子ねじ106
に挿通可能な位置まで挿入することが出来る。
【0122】そして、端子ねじホルダー50を手または
ドライバーでスライドさせて第2位置(端子ねじ106
のねじ先端が固定端子108に近接または当接または僅
かに入り込んだ位置)に位置させることにより、端子ね
じ106の先端を丸圧着端子の穴に挿通させ、次に端子
ねじ106をねじ込むことにより、雌ねじ穴108aに
螺着させて配線は完了する。
【0123】なおこのとき、ドライバーで端子ねじ10
6のねじ頭部106aを押圧する動作により、端子ねじ
106をホルダー50より外れさせて下方に移動させ
(ホルダー50を第2位置にスライドさせることなく、
第1位置の状態を維持させ、端子ねじ106のみを移動
させる)、端子ねじ106の先端を丸圧着端子の穴に挿
通し、そして端子ねじ106をねじ込むことにより、雌
ねじ穴108aに螺着させてもよい。
【0124】次に、素線並びに開先形圧着端子を実施例
の端子台に配線する場合の動作について説明する。この
場合は素線が固定端子108の雌ねじ穴108aに入り
込み食いつくことを防止するため、端子ねじ106の先
端が固定端子108に近接または当接または僅かに入り
込んだ位置、つまり第2位置まで下げて行う。即ち図1
8の状態において、端子ねじホルダー50を下方向へ押
し下げ図23(a)の第2位置の状態とする。つまり、
端子ねじホルダー50を押すと、これに連結された端子
ねじ106も下方に移動するとともに、端子ねじホルダ
ー50はカバー102の摺動部に沿って下方へスライド
し、そのとき位置決め突起50bは位置決め突起102
bのひとつを乗り越えていく。
【0125】そして位置決め突起50bが、図20に示
す下側の位置決め突起102bと、位置決め突起102
bが形成されている凹部の下側段部とで形成される凹部
(係止部)内に嵌まり込み、その端子ねじ106の先端
が雌ねじ穴108aに近接または当接または僅かに入り
込んだ状態の第2の安定位置に落ち着く。この状態で素
線、開先形圧着端子を線押え109の下に挿入し、端子
ねじ106を締め付けることにより、配線を完了するこ
とができる。
【0126】なお、製品出荷時に第2位置にしておけ
ば、素線と開先形圧着端子がそのまま配線でき、丸圧着
端子の配線時には、上記第1位置に端子ねじ106を保
持した端子ねじホルダー50を動かせば、端子ねじ10
6から手を離した状態で配線ができる。
【0127】また、上記実施例においては、位置決め突
起50bを、図20に示す下側の位置決め突起102b
と、位置決め突起102bが形成されている凹部の下側
段部とで形成される凹部内に嵌まり込ませることによ
り、端子ねじホルダー50を第2位置に係止させたが、
第2位置の係止の仕方はこれに限定されるものではな
く、端子ねじホルダー50の下端部を固定端子108に
当接させたり、端子ねじ106の先端を固定端子108
に当接させたりすることにより、端子ねじホルダー50
を第2位置に係止させてもよいことは言うまでもない。
【0128】実施例17.次に図21と図22を用いて
第17の実施例について説明する。機能的には図18か
ら図20までと同じであるが、摺動部と位置決め部をカ
バー102の代わりに極間のケース101またはケース
101のバリア101aに設けたものである。51、5
1a、51b、51c、51dは図20の50、50
a、50b、50c、50dに相当するものである。1
01b、101c、101dはケース101またはケー
ス101のバリア101aに設けられた図20の102
b、102c、102dに相当するものである。このよ
うにすれば、カバー102が無くても同じ機能を果たす
ことができる。なお、図21及び図22において、10
1b、101c、101dは固定端子108の両側に設
けられるが、一方のみ図示してある。
【0129】実施例18.なお、上記第16及び第17
の実施例において、ホルダー50による端子ねじ106
の保持は線押え109を介して行うものについて説明し
たが、この保持の仕方はこれに限定されるものではな
く、第1、第5、第6及び第8の実施例で説明したよう
な保持を行ってもよいことは言うまでもない。
【0130】実施例19. 次に図23及び図24を用いて、端子ねじホルダーの安
定位置が3箇所ある第19の実施例について説明する。
図23は動作原理図、図24(a)、(b)は実施例の
端子ねじホルダーの斜視図、図24(c)は端子ねじの
斜視図で、図において、60は絶縁性及び弾性を有する
熱可塑性合成樹脂などでできた端子ねじホルダー、60
aは端子ねじ保持部であるリング状の保持用突起、60
bはケース101のバリア101aに設けられた位置決
め溝(係止部)101eにはまり込み、上記第1と第2
の安定位置を決める位置決め突起(被係止部)、60c
は摺動突起、60eはケース101のバリア101aに
設けられた位置決め溝101f(係止部)にはまり込み
第3の安定位置を決め保持する位置保持爪(被係止
部)、106は端子ねじ、106cは端子ねじ106の
頭部106aに設けられ、端子ねじホルダー60に形成
されたリング状の保持用突起60aにはまりこみ、端子
ねじホルダー60に保持されるためのリング状の保持溝
である。
【0131】また106dは端子ねじ106が端子ねじ
ホルダー60に入るとき保持溝106cと保持用突起6
0aがはまりこみ易くするための、端子ねじ嵌合案内部
である案内切り込み溝、109は線押えである。また、
端子ねじ106が端子ねじホルダー60に保持されてい
るとき、端子ねじ106の頭部106aに設けられたリ
ング状の保持溝106cと端子ねじホルダー60に設け
られたリング状の保持用突起60aの嵌合により保持を
するので、端子ねじ106は回動自在であるとともに、
端子ねじホルダー60内への端子ねじ106の挿入が容
易で保持も強固で安定している。
【0132】図23(a)は通常の製品出荷状態となる
端子ねじ106の先端が雌ねじ穴108aに近接または
当接または僅かに入り込んだ状態の図18から図20で
説明した第2位置を、図23(b)は端子ねじ106の
先端と固定端子108の間に空間をもたせた状態の図1
8から図20で説明した第1位置を、図23(c)は端
子ねじ106が締まった状態を、図23(d)は、図2
3(c)の状態から端子ねじ106を緩め、ちょうど保
持溝106cと保持用突起60aがはまり込んだ時、あ
るいは図23(a)の状態から端子ねじ106を数山だ
け締め、端子ねじホルダー60が第3の安定位置にきた
時を示す。なお、端子ねじホルダー60の第1と第2位
置の位置決め構造は実質的に図18から図20で説明し
たものと同じような構成となっている。
【0133】次にこれらの動作について説明する。図2
3(a)と図23(b)は前述の第1、2位置で説明し
たのと同じであるため省略する。
【0134】図23(a)の状態から端子ねじ106を
締めると、保持溝106cと保持用突起60aの嵌合力
を、位置決め突起60bとケース101のバリア101
aに設けられた位置決め溝101eとの係合力より大き
くしてあるため、位置決め突起60bはケース101の
バリア101aに設けられた位置決め溝101eを乗り
越えて、端子ねじホルダー60は端子ねじ106と一緒
に降りてくる。端子ねじ106が数山締まったところ
で、図23(d)のように位置保持爪60eが位置決め
溝101fにはまり込むと同じくして、端子ねじホルダ
ー60はケース101のバリア101aの上部にぶつか
り、動きを止められ第3の安定位置になる。さらに、端
子ねじ106を締めると、ねじの推進力は非常に強いた
め保持溝106cと保持用突起60aの嵌合は外れ端子
ねじ106だけが下に動き図23(c)のようにねじが
締まり切る。
【0135】逆に図23(c)の状態から端子ねじ10
6を緩めると、位置保持爪60eと位置決め溝101f
の保持力(係合力)は、位置決め突起60bと位置決め
溝101eの嵌合などに比べ強くしてあるため、また、
保持溝106cと保持用突起60aのはまり込みに必要
な力より大きくしてあるとともに、端子ねじ106の推
進力及び保持溝106cと保持用突起60aとの嵌合力
(保持溝106cと保持用突起60aとが嵌合した後、
端子ねじ106が端子ねじホルダー60より外れようと
する力)より小さくしてあるため、保持溝106cと保
持用突起60aがはまり込みまで端子ねじホルダー60
は第3の安定位置に留まり、図23(d)の状態にな
る。さらに端子ねじ106を緩めると、ねじの推進力に
より位置保持爪60eと位置決め溝101fの嵌合は外
れ図23(a)の状態になる。このようにねじ締め、緩
めの繰り返し動作に対しても端子ねじホルダー60と端
子ねじ106の着脱の再現性がでてくる。また端子ねじ
106に、案内切り込み溝106dが設けられているの
で、端子ねじホルダー60への端子ねじ106の入りが
スムーズである。
【0136】なお、上記実施例において、端子ねじ10
6が端子ねじホルダー60に入るとき、保持溝106c
が保持用突起60aに嵌まり込み易くするための端子ね
じ嵌合案内部として、端子ねじ106に案内切り込み溝
106dを設けているが、この端子ねじ嵌合案内部は、
端子ねじホルダー60側に設けてもよく、また、溝形状
に限定されないことは言うまでもない。
【0137】実施例20. 次に、この発明の第20の実施例を図25〜図29に基
づいて説明する。図26はこの発明の端子台を適用した
電磁接触器の上面図、図25は図26のA−A線断面図
で、上部のみ図示してある。また図27は図26の矢印
Bより見た図、図28は端子ねじホルダーの斜視図、図
29は端子ねじホルダーを図25の位置から所定量下げ
た位置(第2位置)に移動させた状態を示す。
【0138】これらの図において、固定端子108の雌
ねじ穴108aに螺着されるべく配置された端子ねじ1
06は従来例と同様、線押え109が回動自在に組み立
てられている。また、端子ねじホルダー70と回動自在
に係合するための突部106eを、ねじ頭部106aに
有している。端子ねじホルダー70は弾性及び絶縁性を
有する例えば熱可塑性樹脂等の材料よりなり、端子ねじ
106を回動自在に保持する、端子ねじ保持部であるく
ぼみ部70aを有し、端子ねじ106と端子ねじホルダ
ー70は圧入等により、突部106eがくぼみ部70a
にはまり込み連結され固定されている。端子ねじ106
と端子ねじホルダー70の間は、隙間が設けられており
回動自在の固定となっている。
【0139】端子ねじホルダー70と端子ねじ106の
結合状態を図28に示す。102eはカバー102と一
体成形された弾性及び絶縁性を有する、例えば熱可塑性
樹脂等の材料よりなるほぼコの字状の端子ねじホルダー
案内部で、対向する2面に案内溝102f,102gを
有しており、端子ねじホルダー70の外周面に設けられ
た突起部70b,70cが摺動自在にはまり込んでい
る。また端子ねじホルダー70の突起部70bの下部に
設けられた係合突起(被係止部)70dが、端子ねじホ
ルダー案内部102eの案内溝102f内に形成された
くぼみ(係止部)102h,102iに係止されること
により、端子ねじホルダー70の位置が決められる。
【0140】また、下方(図27の右方)のくぼみ102
iは、端子ねじホルダー70の係合突起70dが端子ね
じ106と固定端子108の雌ねじ穴108aとの螺着
中にくぼみ102iにはまり込み、端子ねじ106の先
端が固定端子108の雌ねじ穴108aと当接した時に
は、上方(図27の左方)へ移動できるよう、第1位置係
止用の上方(図27の左方)のくぼみ102hより長くな
っている。また、端子ねじホルダー70の外周面に設け
られた突起部70bに対し直角方向に端子ねじホルダー
案内部102eの案内溝102fを有する面と平行面を
なすホルダー操作片70eを有している。
【0141】また、端子ねじホルダー案内部102eの
上面には、端子ねじ106を撚回するドライバー(図示
せず)を挿通するための挿通穴102jを有している。
さらに102kはカバー102と端子ねじホルダー案内
部102eとの連結部で、材料の弾性により曲ることが
可能で、端子ねじホルダー案内部102eが回転できる
ようになっている。図27において、102lは、端子
ねじホルダー案内部102eに設けられた係合突起で、
ケース101に設けられたくぼみ101eにはまり込み
係合され、通常端子ねじホルダー案内部102eをケー
ス101に係止している。
【0142】次に実施例の端子台に配線を行う動作につ
いて説明する。この端子台に配線される電線の形状は、
従来例と同じく丸圧着端子、素線及び開先形圧着端子の
3種類を想定する。まず、丸圧着端子の場合について説
明する。図25は端子ねじ106並びに端子ねじホルダ
ー70が第1位置にある状態を示し、この図において端
子ねじ106の先端と固定端子108の間には隙間(図
示G寸法)が設けられている。
【0143】この隙間は丸圧着端子の板厚Tよりもかな
り大きく設定されているため丸圧着端子は、この隙間を
くぐり抜けてその穴が端子ねじ106に挿通可能な位置
まで挿入することが出来る。そして端子ねじ106をね
じ込む。即ちドライバーで端子ねじ106のねじ頭部1
06aを押圧する動作により、端子ねじホルダー70の
係合突起70dが端子ねじホルダー案内部102eのく
ぼみ102hより脱出し端子ねじホルダー70と共に下
方に移動させられ、端子ねじ106の先端は、丸圧着端
子の穴を挿通し、更に雌ねじ穴108aに螺着されて配
線は完了する。
【0144】次に、素線並びに開先形圧着端子を実施例
の端子台に配線する場合の動作について説明する。この
場合は素線が固定端子108の雌ねじ穴108aに入り
込み食いつくことを防止するため、端子ねじ106の先
端が固定端子108のねじ穴108aに近接または当接
または僅かに入り込んだ位置まで下げて行う。即ち図2
5の状態において、端子ねじ106を押すとこれに連結
された端子ねじホルダー70も下方に移動する。この時
端子ねじホルダー70の係合突起70dはくぼみ102
hより脱出し案内溝102f内を下方に移動し、くぼみ
102iの上方(図27の左方)にはまり込んだ位置、即
ち、端子ねじ106の先端が雌ねじ穴108aに近接ま
たは当接または僅かに入り込んだ状態で係止させられ
る。
【0145】この状態、即ち第2位置の状態で素線、
形圧着端子を線押え109の下に挿入し、端子ねじ1
06を締め付けることにより配線を完了することが出来
る。この締め付けにより端子ねじホルダー70の係合突
起70dは、くぼみ102iを脱出し下方へ移動する
が、くぼみ102iが、図27に示すように端子ねじ1
06が雌ねじ穴108aにわずかに螺着されてから端子
ねじの回転による推進力によって脱出するよう形成され
ているため、押し下げ動作が不要で抵抗もなくスムーズ
に締め付けを行うことができる。
【0146】また図29および図27の最上段に示す端
子ねじ106を押し込んだ状態から、図25および図2
7の中に示す浮き上がった状態に戻すには、ホルダー
操作片70eを上方、図27においては左方向へ押し上
げることにより端子ねじホルダー案内部102eの案内
溝102fが図27に示す矢印C方向へ開き、端子ねじ
ホルダー70の係合突起70dが、くぼみ102iより
脱出し上方(図27では左方)へ移動し、図25および
図27の中段の状態、即ち第1位置に戻すことが出来
る。
【0147】また、端子ねじ106が締め付け完了状態
(図示せず)から端子ねじ106を緩めてくると、端子ね
じホルダー70の係合突起70dは、端子ねじホルダー
案内部102eのくぼみ102iに、雌ねじ穴108a
との螺着がなくなるすこし前に、端子ねじ106の回転
による推進力によりはまり込むため、スムーズに緩める
ことができる。
【0148】このように、端子ねじホルダー70が、端
子ねじ106先端が固定端子108面から一定距離離れ
た第1位置と、端子ねじ106先端が固定端子108に
穿った雌ねじ穴108aに近接または当接または僅かに
入り込んだ第2位置との2位置に係止できるよう、端子
ねじホルダー70の係合突起70dと端子ねじホルダー
案内部102eのくぼみ102h,102iなどで構成
しているので、前記2位置に確実に係止できるため、電
線の端末形状に合わせて、予め端子ねじホルダー70お
よび端子ねじ位置を上記2位置のいずれかにセットして
おくことが出来、さらに作業性が極めて良くなると言う
効果がある。
【0149】また、この端子ねじホルダー操作片70e
を押し上げる動作において、ホルダー操作片70eが
子ねじホルダー案内部102eの案内溝102fを有す
る面と平行面をなしているため、押し上げの力点が、端
子ねじ106のセンターよりずれていても端子ねじホル
ダー70の傾き(図25に示す矢印D方向)が小さくで
き、端子ねじホルダー70および端子ねじ106をスム
ーズに押し上げることができる。
【0150】このように、端子ねじホルダー70の突起
部70bに対し直角方向に、端子ねじホルダー案内部1
02eの案内溝102fを有する面と平行面をなす端子
ねじホルダー操作片70eを設けるよう構成しているの
で、端子ねじホルダー70を上下動させる時端子ねじホ
ルダー70の傾きが小さくなりその操作がスムーズに行
えると言う効果がある。
【0151】次に図27、図30により実施例の端子台
に丸圧着端子22を配線する場合の動作について説明す
る。図27においてホルダー操作片70eを左方向に押
し上げるなどにより、端子ねじホルダー案内部102e
の係合突起102lとケース101のくぼみ101eと
の係合を解除することにより、カバー15と端子ねじホ
ルダー案内部102eとの連結部102kより曲り図3
0の状態にすることが出来る。
【0152】この状態で丸圧着端子22の穴に端子ねじ
106を挿通した後、端子ねじホルダー案内部102e
と共に元の方向へ戻すことにより、再び端子ねじホルダ
ー案内部102eの係合突起102lとケース101の
くぼみ101eが係合し、図25の状態に係止する。そ
の後は前記の丸圧着端子の配線作業と同様のねじ込み動
作を行うことにより配線を完了する。
【0153】端子ねじホルダー案内部102eを回転さ
せた状態において、端子ねじホルダー70の係合突起7
0dと端子ねじホルダー案内部102eのくぼみ102
hあるいは102iにより端子ねじホルダー70が係止
できるため、端子ねじホルダー案内部102eより脱落
せず また端子ねじホルダー70の突起部70b,70
cが、端子ねじホルダー案内部102eの案内溝102
f,102gにそれぞれはまり込み係合しているため、
端子ねじホルダー70が回転せず、また端子ねじホルダ
ー案内部102eよりほとんどずれないため、ケース1
01の元の位置に容易に戻すことが出来る。
【0154】このように、端子ねじ106を保持した端
子ねじホルダー70を保持した端子ねじホルダー案内部
102eが、機器のカバーなど本体部との連結部より曲
がることにより回転するよう構成しているので、機器の
取付位置が低いまたは高い、または丸圧着端子2枚配線
など配線がしづらい場合に、端子ねじ106先端が見や
すくなる。および先に丸圧着端子22の穴に端子ねじ1
06を挿通しておくことが可能となり、このような場合
の配線における作業性が良くなると言う効果がある。
【0155】また端子ねじホルダー70の係合突起70
dと端子ねじホルダー案内部102eのくぼみ102
h,102iなどにより端子ねじホルダー70が係止で
きるため、端子ねじホルダー案内部102eを回転させ
ても、端子ねじホルダー70が脱落せず、さらに端子ね
じホルダー70の突起部70b,70cと端子ねじホル
ダー案内部102eの案内溝102f,102gが係合
しているので、端子ねじホルダー70の回転を防止する
ことができ、端子ねじホルダー案内部102eを元の位
置へスムーズに戻すことができ、端子ねじホルダー案内
部102eの回転動作の作業性が良くなると言う効果が
ある。
【0156】実施例21.なお、この発明に係る端子台
は、電磁接触器の端子台ばかりでなく、他の端子部分を
有する電気機器、例えば配線用遮断器、過負荷継電器、
変圧器等あらゆるものに適用できることは言うまでもな
い。
【0157】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、端子ね
じホルダーが、上記端子ねじの先端が上記固定端子面か
ら一定距離離れた第1位置と、端子ねじ先端が固定端子
のねじ穴に近接または当接またはわずかに入り込んだ第
2位置の2位置に係止されるので、端子ねじホルダーの
第1位置で、その空隙に丸圧着端子を挿入することによ
り丸圧着端子の固定端子への接続を行うことができ、ま
た端子ねじホルダーの第2位置で、開先形圧着端子およ
び素線の固定端子への接続を行うことができるととも
に、特に素線の場合、ねじ穴に素線の一部が絡むような
こともなく、従って配線の端末形状がいずれであっても
接続を容易かつ確実に行うことができる。また、上記第
1位置と第2位置の2位置の切換時に、端子ねじホルダ
ーが、端子ねじ案内部により案内されるので、支持体よ
り端子ねじホルダーを外すことなくその切換を行うこと
も可能となり、この場合感電などの危険防止ができる。
【0158】また、端子ねじホルダーのスライド方向の
安定位置として、上記第1位置と第2位置の2位置以外
に、端子ねじの先端が固定端子の雌ねじ穴に数山だけね
じが締まった第3位置を設けたので、第3位置により端
子ねじホルダーへの端子ねじの保持・開放が端子ねじの
推進力により行われ、端子ねじの締め付け、緩めの動作
をするだけで自動的にしかも確実な再現性をもって行な
え、しかも、端子ねじの締まった位置では端子ねじホル
ダーに端子ねじが接触していない状態にできるため端子
ねじなどの発熱による変形などの不具合を防ぐことがで
きる。
【0159】また、端子ねじホルダーを弾性体にて上記
第1位置に弾性保持しているので、端子ねじホルダー
を、その弾性力により第2位置から第1位置に容易に戻
すことができ、ひいては配線作業が容易となる。
【0160】また、端子ねじホルダーを上記第1位置に
弾性保持する弾性体が、端子ねじを撚回するドライバー
が挿通できる略筒状を呈しているので、その弾性体がド
ライバーの案内となり、配線作業が更に容易となる。
【0161】また、弾性体を、一対の円弧状弾性片をそ
の間に略筒状の空間部が形成されるよう、所定間隔を介
して対向配置させることにより構成しているので、バリ
ア間が狭くてもドライバー挿通用空間部を充分確保でき
るとともに、内径側に容易に撓ませることができるよう
になり(ひいては一端に設けた支持部103a、104
aをカバー102の凹部102a、102bに嵌め込む
とき、その嵌め込みが容易となる)、且つ合成樹脂材に
よる成形が容易になる。。
【0162】また、端子ねじホルダーと弾性体とが電気
的絶縁材により一体成形されているので、安全であり、
且つその製造コストが低減する。
【0163】また、端子ねじホルダーを、弾性体の弾性
力に抗して、端子ねじのねじ部先端が固定端子のねじ穴
に近接または当接またはわずかに入り込んだ位置にスラ
イドさせたとき、端子ねじホルダーの略U字状被係止部
の弾性力により、その端子ねじホルダーの略U字状被係
止部が支持体の端子ねじホルダー係止部に自動的に係合
し、端子ねじホルダーを、端子ねじのねじ部先端が固定
端子のねじ穴に近接または当接またはわずかに入り込ん
だ位置に保持するので、端子ねじホルダーの第2位置へ
の保持操作が容易となる。
【0164】また、端子ねじホルダーの端子ねじホルダ
ー案内部との係合部が、配線のための開口部側と反対の
奥側に設けられているので、その係合部が配線の阻害と
ならない。
【0165】また、端子ねじホルダーが上述のように構
成されているので、上記第1位置と第2位置の間の端子
ねじホルダーの移動時の係合部の係合・解除作業が操作
片のワンタッチ動作で行い得る。
【0166】また、上記操作片が、ホルダー本体の略中
央前面部に位置するとともに、その操作面の上方がその
下方に比べ前面に向って突出するよう傾斜しているの
で、上記操作片を操作して端子ねじホルダーを第2位置
から第1位置へ移動させるとき、その操作力が、端子ね
じホルダーを第2位置から第1位置へ移動させる方向に
も作用し、よって端子ねじホルダーを第2位置から第1
位置へ移動させるとき、スムーズにその端子ねじホルダ
ーを移動させることができる。
【0167】また、端子ネジホルダーが、前面部及び奥
まった位置の2箇所でスライド可能に保持されるので、
そのスライドが安定したものとなる。
【0168】また、操作片を、端子ねじホルダーの突起
部に対し略直交し、且つ上記端子ねじホルダー案内部の
溝部を有する面と平行面をなすように設けているので、
端子ねじホルダーを移動させる時、端子ねじホルダーの
傾きが小さくなり、その操作がスムーズに行える。
【0169】また、上記端子ねじの頭部に、リング状の
凹部または凸部を設けるとともに、端子ねじホルダーの
端子ねじ保持部を、上記端子ねじの頭部に設けられたリ
ング状の凹部または凸部と嵌合するリング状の凹部また
は凸部形状としているので、端子ねじの頭部と端子ねじ
ホルダーの端子ねじ保持部との嵌合が強固なものとな
る。
【0170】更にまた、上記端子ねじホルダーの端子ね
じ保持部または端子ねじの頭部に、上記端子ねじ保持部
と端子ねじの頭部との嵌合を容易化する端子ねじ嵌合案
内部が設けられているので、上記端子ねじ保持部と端子
ねじの頭部との嵌合が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す端子台の正面の
部分断面図である。
【図2】図1に示す端子台の上面の部分断面図である。
【図3】図1に示す端子台の側面の部分断面図である。
【図4】図1に示す端子台の係合部と被係合部とが係合
した状態における正面の部分断面図である。
【図5】図1に示す端子台の端子ねじ案内体ユニットの
斜視図である。
【図6】この発明の第2の実施例による端子台の端子ね
じ案内体ユニットの斜視図である。
【図7】この発明の第3の実施例による端子台の端子ね
じ案内体ユニットの斜視図である。
【図8】この発明の第9の実施例を示す端子台の正面の
部分断面図である。
【図9】この発明の第10の実施例に係る端子台を適用
した電磁接触器の上面を示した図10のA−A線断面図
(第一位置の状態を示す)である。
【図10】この発明の第10の実施例に係る端子台を適
用した電磁接触器の上面図である。
【図11】図10の矢印Bより見た図である。
【図12】この発明の第10の実施例に係るホルダーの
斜視図である。
【図13】図9において端子ねじ先端が端子板に穿った
雌ねじ穴に当接する位置に下がった状態(第2位置)を
示す動作説明図である。
【図14】この発明の第11の実施例に係るホルダーの
斜視図である。
【図15】この発明の第12の実施例に係るホルダーの
斜視図である。
【図16】この発明の第13の実施例に係るホルダーの
斜視図である。
【図17】この発明の第14の実施例に係るホルダーの
斜視図である。
【図18】この発明の第16の実施例に係る要部を示す
断面図である。
【図19】図18の端子部をPーP、QーQ、RーR面
にて断面にした図である。
【図20】図18に示される端子ねじホルダーとカバー
の端子部近傍の斜視図である。
【図21】図20と同じ機能を果たす、この発明の第1
7の実施例に係る端子ねじホルダーの装着を説明する斜
視図である。
【図22】図20と同じ機能を果たす、この発明の第1
7の実施例に係る端子ねじホルダーの装着を説明する斜
視図である。
【図23】この発明の第19の実施例に係る、端子ねじ
ホルダーの安定位置が3箇所ある場合の原理説明図であ
る。
【図24】この発明の第19の実施例に係る、端子ねじ
ホルダーの安定位置が3箇所ある場合の端子ねじホルダ
ーと端子ねじの実施例の斜視図である。
【図25】この発明の第20の実施例に係る端子台を適
用した電磁接触器の上面を示した図26のA−A線断面
図(第1位置の状態を示す)である。
【図26】この発明の第20の実施例に係る端子台を適
用した電磁接触器の上面図である。
【図27】図26の矢印Bより見た図で、最上段が第2
位置、中段が第1位置、下段が第1位置ホルダー操作部
を除いた状態を示す。
【図28】この発明の第20の実施例に係る端子ねじを
保持したホルダーの斜視図である。
【図29】図25において端子ねじ先端が端子板に穿っ
た雌ねじ穴に当接する位置に下がった状態(第2位置)を
示す動作説明図である。
【図30】この発明の第20の実施例に係る、ホルダー
装着部を回転させた状態を示す動作説明図である。
【図31】従来の端子台の上面の部分断面図である。
【図32】図31に示す端子台の正面の部分断面図であ
る。
【図33】従来の他の端子台の正面部分断面図である。
【符号の説明】
101 ケース 102 カバー 102c 突起 103 蛇行ばね 104 蛇行ばね 105 端子ねじホルダー 105b 突起 106 端子ねじ 107 ワッシャ 108 固定端子 108a 固定端子のねじ穴 109 線押え 53 端子ねじホルダー 53c、53d、53m、53q、53r 係合片 53e、53f、53p、53u、53v 係合突起 54、55、56、57、58 バリヤー 55a、55b、57a、57b、56a、56b 溝 53l 操作片 53w 棒状操作片 101b 位置決め突起 101c 摺動突起 101d 受け面 101e 位置決め溝 101f 位置決め溝 102b 位置決め突起 102c 摺動突起 102d 受け面 50、51 端子ねじホルダー 50a、51a 保持爪 50b、51b 位置決め突起 50c、51c 摺動突起 50d、51d 受け面 60 端子ねじホルダー 60a リング状の保持用突起 60b 位置決め突起 60c 摺動突起 60d 受け面 60e 位置保持爪 102e 端子ねじホルダー案内部 102f 案内溝 102g 案内溝 102h くぼみ 102i くぼみ 102j 挿通穴 102k 連結部 70 端子ねじホルダー 70a くぼみ部 70b 突起部 70c 突起部 70d 係合突起 70e ホルダー操作片
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 直樹 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−167680(JP,U) 実開 平2−46365(JP,U)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ穴を有する固定端子と、この固定端
    子を固定する固定部と端子ねじホルダー案内部と端子ね
    じホルダー係止部とを有する支持体と、上記ねじ穴に螺
    合するねじ部を有するとともに頭部にリング状の凹部ま
    たは凸部を有する端子ねじと、電気絶縁性の合成樹脂材
    から成り、上記端子ねじの頭部に設けられたリング状の
    凹部または凸部と嵌合するリング状の凸部または凹部形
    状とした端子ねじ保持部および上記端子ねじの頭部を収
    納する収納部を有し、被係止部を上記端子ねじホルダー
    係止部に係合させることにより、上記端子ねじを保持し
    た状態で、上記端子ねじの先端が上記固定端子面から一
    定距離離れた第1位置及び上記被係止部を上記端子ねじ
    ホルダー係止部に係合させ上記端子ねじ先端が上記固定
    端子のねじ穴に当接する第2位置の2個所に係止される
    端子ねじホルダーとを備えたことを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 ねじ穴を有する固定端子と、この固定端
    子を固定する固定部端子ねじホルダー案内部端子ね
    じホルダー係止部を有する支持体と、上記ねじ穴に螺
    合するねじ部を有するとともに頭部にリング状の凹部ま
    たは凸部を有する端子ねじと、電気絶縁性の合成樹脂材
    から成り、上記端子ねじの頭部に設けられたリング状の
    凹部または凸部と嵌合するリング状の凸部または凹部形
    状とした端子ねじ保持部および上記端子ねじの頭部を収
    納する収納部を有し、被係止部を上記端子ねじホルダー
    係止部に係合させることにより、上記端子ねじを保持し
    た状態で、上記端子ねじの先端が上記固定端子面から一
    定距離離れた第1位置と、上記端子ねじ先端が上記固定
    端子のねじ穴に当接する第2位置と、上記端子ねじの先
    部と上記固定端子のねじ穴とが螺合する第3位置との
    3個所に係止され、上記第1位置から上記第3位置の間
    の移動に際し上記端子ねじホルダー案内部により案内さ
    れる端子ねじホルダーとを備えたことを特徴とする端子
    台。
  3. 【請求項3】 第2位置における支持体の端子ねじホル
    ダー係止部と端子ねじホルダーの被係止部との係合力
    を、端子ねじ保持部と端子ねじとの嵌合力より小さく
    し、第3位置における上記端子ねじホルダー係止部と上
    記端子ねじホルダーの被係止部との係合力を、上記端子
    ねじ保持部と上記端子ねじとの嵌合に必要な力より大き
    くするとともに、上記端子ねじ保持部と上記端子ねじと
    の嵌合力及 び上記端子ねじの推進力より小さくしたこと
    を特徴とする請求項2に記載の端子台。
  4. 【請求項4】 ねじ穴を有する固定端子と、上記固定端
    子を固定する固定部端子ねじホルダー案内部を有す
    る支持体と、上記ねじ穴に螺合するねじ部を有するとと
    もに頭部にリング状の凹部または凸部を有する端子ねじ
    と、電気絶縁性の合成樹脂材から成り、上記端子ねじの
    頭部に設けられたリング状の凹部または凸部と嵌合する
    リング状の凸部または凹部形状とした端子ねじ保持部を
    有するとともに上記端子ねじを保持し上記端子ねじホル
    ダー案内部により上記端子ねじのねじ部が上記ねじ穴に
    実質的に一致するよう案内される端子ねじホルダーと、
    上記端子ねじが上記固定端子のねじ穴に螺合していない
    ときに上記端子ねじ及び上記端子ねじホルダーを弾性力
    をもって保持し上記端子ねじのねじ部先端と上記固定端
    子との間に所定の空隙を形成する弾性体とを備え、上記
    支持体に端子ねじホルダー係止部を設けるとともに、上
    記端子ねじホルダーに被係止部を設け、上記端子ねじホ
    ルダー係止部と上記被係止部とを係合させることによ
    り、上記弾性体の弾性力に抗して、上記端子ねじのねじ
    部先端が上記固定端子のねじ穴に当接する位置に上記端
    子ねじを保持することを特徴とする端子台。
  5. 【請求項5】 弾性体は、端子ねじを撚回する棒状工具
    が挿通できる略筒状を呈し、一端が支持体に支持される
    とともに他端が上記端子ねじまたは端子ねじホルダーに
    固定または係合され、且つ上記端子ねじ及び端子ねじホ
    ルダーを、端子ねじのねじ部先端と固定端子との間に空
    隙を形成する方向に常時引張するものであることを特徴
    とする請求項4に記載の端子台。
  6. 【請求項6】 弾性体を電気絶縁性の合成樹脂材より構
    成するとともに、端子ねじホルダーと上記弾性体とを一
    体成形したことを特徴とする請求項4または請求項5の
    いずれかに記載の端子台
  7. 【請求項7】 支持体の端子ねじホルダー案内部を前面
    部に設けるとともに溝状とし、また、端子ねじホルダー
    の被係止部を弾性材より構成するとともに略U字状と
    し、この端子ねじホルダーの略U字状被係止部を、上記
    溝状の端子ねじホルダー案内部にスライド可能に嵌め込
    むとともに、上記端子ねじホルダーを端子ねじのねじ部
    先端が固定端子のねじ穴に近接または当接またはわずか
    に入り込 んだ位置まで弾性体の弾性力に抗してスライド
    させたとき、上記略U字状被係止部の両辺が弾性力によ
    り広がって上記支持体の係止部に係止されることを特徴
    とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の端子台
  8. 【請求項8】 端子ねじホルダーは、端子ねじ保持部が
    設けられたホルダー本体と、実質的にV字形を成す一対
    の係合片と、操作片とを有し、上記V字形係合片の略交
    角部に支持体の係止部に係合する被係止部を各々設け、
    且つ上記V字形係合片の一端を上記ホルダー本体に可撓
    自在に各々結合するとともに、上記V字形係合片の他端
    間を上記操作片で連結したことを特徴とする請求項1に
    記載の端子台
  9. 【請求項9】 端子ねじホルダーは、端子ねじ保持部が
    設けられたホルダー本体と、一対の棒状係合片と、操作
    片とを有し、上記係合片に上記支持体の係止部に係合す
    る被係止部を設け、且つ上記係合片の一端を上記ホルダ
    ー本体に可撓自在に各々結合するとともに、上記係合片
    の他端間を上記操作片で連結したことを特徴とする請求
    項1に記載の端子台
  10. 【請求項10】 端子ねじホルダーは、端子ねじ保持部
    が設けられたホルダー本体と、実質的に三角形形状を成
    す一対の係合片と、操作片とを有し、上記係合片の第一
    の角部に上記支持体の係止部に係合する被係止部を設
    け、且つ上記係合片の第二の角部を可撓自在に上記ホル
    ダー本体に各々結合するとともに、上記係合片の第三の
    角部間を上記操作片で連結したことを特徴とする請求項
    1に記載の端子台
  11. 【請求項11】 端子ねじホルダーは、端子ねじ保持部
    が設けられたホルダー本体と、操作片と、一対の可撓性
    の連結部材とを有し、上記操作片に上記支持体の係止部
    に係合する被係止部を設け、且つ上記操作片を両側より
    上記ホルダー本体に支持するよう、上記可撓性の連結部
    材の一端を上記操作片に各々結合するとともに、他端を
    上記ホルダー本体に各々結合したことを特徴とする請求
    項1に記載の端子台
  12. 【請求項12】 端子ねじホルダーは、支持体の端子ね
    じホルダー案内部に摺動自在に係合し上記端子ねじホル
    ダー案内部からの離脱を防止するための摺動係合部を配
    線用の開口部と反対側に設けたものであることを特徴と
    する請求項1 または請求項2のいずれかに記載の端子
  13. 【請求項13】 端子ねじホルダーは、端子ねじ保持部
    が設けられたホルダー本体とこのホルダー本体の外周部
    に設けられた突起部と端子ねじ撚回用の棒状工具挿通用
    穴とを有し、一方、支持体は、略コ字状を成すとともに
    そのコ字状部の両辺に溝部が形成された端子ねじホルダ
    ー案内部が設けられており、上記支持体の端子ねじホル
    ダー案内部の溝部に、上記端子ねじホルダーの突起部を
    端子ねじの推進方向にスライド可能に各々係合させたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の端子台
  14. 【請求項14】 支持体は、端子ねじホルダー案内部に
    端子ねじホルダー係止部を設けたものであり、端子ねじ
    ホルダーは、操作片を設けるとともに突起部に上記端子
    ねじホルダー係止部と係合する被係止部を設けたもので
    あることを特徴とする請求項13に記載の端子台
  15. 【請求項15】 端子ねじホルダーの端子ねじ保持部ま
    たは端子ねじの頭部に、上記端子ねじ保持部と端子ねじ
    の頭部との嵌合を容易化する端子ねじ嵌合案内部を設け
    たことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の端子台
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