JP2725451B2 - 適応型ディジタル輪郭補償ノイズキャンセル回路 - Google Patents
適応型ディジタル輪郭補償ノイズキャンセル回路Info
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Description
ビデオカメラ,VTR,テレビ,電子スチルカメラの輪郭補
償ノイズキャンセル回路に関する。
いて説明する。
図である。第5図は従来の輪郭補償ノイズキャンセル回
路の動作を説明する図である。従来の輪郭補償ノイズキ
ャンセル回路は、ハイパスフィルタ1,絶対値化回路2,比
較回路3,制御回路4,ゲート5,セレクタ7,乗算器9,符号回
路25,加算器26,入力しきい値端子11,リミッタしきい値
端子12,コアリングしきい値端子13,映像入力端子14,ア
パーチャゲイン端子15,ノイズキャンセルゲイン端子16,
映像出力端子17から構成される。映像入力端子14は、ハ
イパスフィルタ1と加算器26と比較回路3に接続する。
ハイパスフィルタ1の出力は絶対値化回路2に接続す
る。入力しきい値端子11,リミッタしきい値端子12,コア
リングしきい値端子13と絶対値化回路2の出力は比較回
路3に接続し、比較回路3の出力は制御回路4に接続
し、制御回路4の出力と絶対値化回路2の出力はゲート
5に接続する。アパーチャゲイン端子15とノイズキャン
セルゲイン端子16はセレクタ7の第1,第2の入力にそれ
ぞれ接続し、制御回路4の出力はセレクタ7の制御入力
と符号回路25に接続する。ゲート5の出力とセレクタ7
の出力は乗算器9に接続し、乗算器9の出力と前記ハイ
パスフィルタ1の出力の符号ビットは符号回路25に接続
し、符号回路25の出力と映像入力端子14は加算器26に接
続し、加算器26の出力は映像出力端子17に接続する。こ
こで入力しきい値端子11,リミッタしきい値端子12,コア
リングしきい値端子13に設定される値をそれぞれTi,TL,
TCとする。同様にアパーチャ値ゲイン端子15,ノイズキ
ャンセルゲイン端子16に設定される値をそれぞれGA,GN
とする。映像入力端子14より入力された映像信号(第5
図)は、ハイパスフィルタ1において高周波成分が抽
出され(第5図)絶対値化回路2において絶対値化
(第5図)される。絶対値化回路2の出力は比較回路
3においてTi,TL,TCと比較され、制御回路4において、
絶対値化回路2の出力≧TCの場合はアパーチャ制御信号
を、絶対値化回路2の出力<TLかつ、映像入力端子14の
映像信号<Tiの場合はノイズキャンセル制御信号を上記
以外の場合はスルー制御信号を制御回路4は出力する。
ゲート5は、制御回路出力がスルー制御の場合は、入力
される絶対値化回路2の信号にかかわらずゼロを出力
し、その他の場合は絶対値化回路2の信号をそのまま出
力する。セレクタ7は制御回路4の出力がアパーチャ制
御の場合はGAを出力し、ノイズキャンセル制御の場合は
GNを出力し、その他の場合は直前の状態を保持する。乗
算器9はゲート5の出力とセレクタ7の出力を乗ずる。
符号回路25にはハイパスフィルタ1の出力の符号ビット
と乗算器9の出力と制御回路4の出力が接続され、ハイ
パスフィルタ1出力の符号ビットがプラスかつ制御回路
4の出力がアパーチャ制御の場合と、それぞれがマイナ
スかつノイズキャンセル制御の場合は乗算器9の出力を
そのまま出力し、同様にそれぞれがプラスかつノイズキ
ャンセル制御とマイナスかつアパーチャ制御の場合は乗
算器9の出力の値をマイナス(2の補数形式)の値に変
換して出力する。加算器26は映像入力端子14の信号と、
符号回路25の出力を加算し、映像出力端子17に出力す
る。(第5図) 上述のように映像の高周波成分の絶対値(第5図)
がコアリングしきい値TC以上の場合は輪郭補償、リミッ
タしきい値TLより小さくかつ入力映像信号が入力しきい
値Tiより小さい(暗い)場合はノイズキャンセル、上記
以外の場合は高周波成分をゼロとして入力映像信号をそ
のまま通す。
ズキャンセルを実現する。
成分には大きなレベル差(2倍以上)がある。これらを
検出するためにコアリングしきい値TCとリミッタしきい
値TLにレベル差をつける(TC≫TL)が従来の輪郭補償ノ
イズキャンセル回路では輪郭成分とノイズ成分を同一の
信号線で伝達するため検出されたノイズ成分の階調を充
分にとるには、多くのビット数を必要とする。この場合
高周波成分とアパーチャ補償ゲイン又はノイズキャンセ
ルゲインを乗算する乗算器の規模が大きくなるという問
題点がある。
回路は、映像入力端子から入力された映像信号から高周
波成分を抽出するハイパスフィルタと、高周波成分を絶
対値化する絶対値化回路と、高周波成分の絶対値が入力
され、当該高周波成分の絶対値が映像信号の輪郭成分の
しきい値以上の場合はアパーチャ制御信号を発生し、当
該高周波成分の絶対値が映像信号のノイズ成分のしきい
値未満の場合はノイズキャンセル制御信号を発生する比
較制御手段と、アパーチャ制御信号が入力されたときに
高周波成分の絶対値の上位ビットを出力し、ノイズキャ
ンセル制御信号が入力されたときに高周波成分の絶対値
の下位ビットを出力する第1のセレクタと、アパーチャ
制御信号が入力されたときにアパーチャゲイン信号を出
力し、ノイズキャンセル制御信号が入力されたときにノ
イズキャンセルゲインを出力する第2のセレクタと、第
1のセレクタの出力と第2のセレクタの出力を乗算する
乗算器と、アパーチャ制御信号が入力されたときに乗算
器の出力の上位ビットに出力し、ノイズキャンセル制御
信号が入力されたときに乗算器の出力の下位ビットを出
力する第3のセレクタと、高周波成分の符号にもとづい
て第3のセレクタの出力と映像信号を加減算して映像出
力端子に出力する加減算回路とを備えることを特徴とす
る。
比較制御手段の出力であるアパーチャ制御信号およびノ
イズキャンセル制御信号が入力されて符号デコード信号
を出力する符号デコード回路と、符号デコード信号にも
とづいて乗算器の出力の符号を変換する符号変換回路
と、符号変換回路の出力と映像信号とを加算する加算器
とを有する。
1図は本発明の実施例の構成図、第2図は本発明の実施
例の加減算回路の実施例の構成図である。第5図は本実
施例の動作を説明する図である。本実施例はハイパスフ
ィルタ1,絶対値化回路2,比較回路3,制御回路4,ゲート5,
第1のセレクタ6,第2のセレクタ7,第3のセレクタ8,乗
算器9,加減算回路10,入力しきい値端子11,リミッタしき
い値端子12,コアリングしきい値端子13,映像入力端子1
4,アパーチャゲイン端子15,ノイズキャンセルゲイン端
子16,映像出力端子17から構成される。
と比較回路3に接続し、ハイパスフィルタ1の出力は絶
対値化回路2に接続し、ハイパスフィルタ1の出力の符
号ビットは加減算回路10に接続する。入力しきい値端子
11とリミッタしきい値端子12とコアリングしきい値端子
13と絶対値化回路2は比較回路3に接続し、比較回路3
の出力は制御回路4に接続する。絶対値化回路2の出力
と制御回路4の出力はゲート5に接続し、制御回路4の
出力は第1,第2,第3のセレクタ6,7,8の制御入力と加減
算回路10に接続する。ゲート5の出力のうち上位N1ビッ
ト(ゲート5の出力をNビットとするとN>N1;N,N1は
自然数)は第1のセレクタ6の第1の入力に接続し、下
位N2ビット(N>N2,N2は自然数)は第1のセレクタ6
の第2の入力に接続する。アパーチャゲイン端子15,ノ
イズキャンセルゲイン端子16は第2のセレクタ7に接続
し第1のセレクタ6と第2のセレクタ7の出力は乗算器
9に接続し、乗算器9の出力の上位M1ビット(乗算器9
の出力MビットとするとM>M1 M,M1は自然数)は第3
のセレクタ8の第1の入力に接続し、下位M2ビット(M
>M2,M2は自然数)は第3のセレクタの第2の入力に接
続する。第3のセレクタ8の出力は加減算回路10に接続
し、加減算回路10の出力は映像出力端子17に接続する。
換回路19,加算器20より構成される。
の出力は符号デコード回路18に接続し、符号デコード回
路18の出力と乗算器9の出力は符号変換回路19に接続す
る。また、符号デコード回路の出力は、加算器20のキャ
リー入力に接続する。映像入力端子14と符号変換回路19
の出力は加算器20に接続し、加算器20の出力は映像出力
端子17に接続する。
い値端子12,コアリングしきい値端子13に設定される値
をそれぞれTi,TL,TCとし、アパーチャゲイン端子15,ノ
イズキャンセルゲイン端子16に設定される値をそれぞれ
GA,GNとする。映像入力端子14より入力された映像信号
(第5図)はハイパスフィルタ1において高周波成分
が抽出され(第5図)、絶対値化回路2において絶対
値化される(第5図)。絶対値化回路2の出力は比較
回路3においてTi,TL,TCと比較される。比較回路3にお
いて、絶対値化回路2の出力≧TCの場合はアパーチャ制
御を、絶対値化回路2の出力<TLかつ映像入力端子14の
映像信号<Tiの場合はノイズキャンセル制御を、上記以
外の場合はスルー制御を制御回路4は出力する。ゲート
5は制御回路4の出力がスルー制御の場合には入力され
る信号にかかわらずゼロを出力し、それ以外の場合には
絶対値化回路2の出力(第5図)をそのまま出力す
る。第1のセレクタ6は制御回路4の出力がアパーチャ
制御の場合ゲート5の出力の上位N1ビット側を選択し、
ノイズキャンセル制御の場合は下位N2ビット側を選択出
力し、スルー制御の場合は直前の状態を保持する。第2
のセレクタ7は制御回路4の出力がアパーチャ制御の場
合GA側をノイズキャンセル制御の場合GN側を選択出力
し、スルー制御の場合は直前の状態を保持する。乗算器
9は第1のセレクタ6と第2のセレクタ7の出力を乗ず
る。第3のセレクタ8は制御回路4の出力がアパーチャ
制御の場合は乗算器9の出力の上位M1ビット側を選択
し、ノイズキャンセル制御の場合は乗算器9の出力の下
位M2ビット側を選択し、スルー制御の場合は直前の状態
を保持する。加減算回路10の符号デコード18はハイパス
フィルタ1の出力の符号ビットと制御回路4の出力が接
続され、符号ビットがプラスかつ制御回路4の出力がア
パーチャ制御の場合とそれぞれがマイナスかつノイズキ
ャンセル制御の場合、符号デコード回路18は0を出力
し、ハイパスフィルタ1の出力の符号ビットと制御回路
4の出力がそれぞれプラスかつノイズキャンセル制御の
場合とマイナスかつアパーチャ制御の場合は1を出力
し、その他の場合は直前の状態を保持する。加減算回路
10の符号変換回路19は符号デコード回路18の出力が1の
場合は乗算器9の出力を全ビット反転して出力し、0の
場合はそのまま出力する。加減算回路10の加算器20は符
号変換回路19の出力と映像入力端子14の映像信号と符号
デコード回路18の出力を加算し、映像出力端子17に出力
する(第5図) 上述のように映像信号の高周波成分の絶対値(第5図
)とコアリングしきい値TC,リミッタしきい値TLの比
較と映像入力信号と入力しきい値Tiの比較によって、元
の信号に高周波成分を加算するか減算するか判断するた
め適応的な輪郭補償、ノイズキャンセルを実現できる。
また、第1,第3のセレクタにおいてアパーチャ制御,ノ
イズキャンセル制御に応じてそれぞれ上位N1,M1,下位N
2,M2ビット(N>N1,N2;M>M1,M2)を選択するため乗算
器の必要ビット数を少なくし乗算器の規模を小さくでき
る。
図は本実施例の動作を説明する図である。
路3,制御回路4,ゲート5,第1のセレクタ6,第2のセレク
タ7,第3のセレクタ8,乗算器9,加減算回路10,入力しき
い値端子11,リミッタしきい値端子12,コアリングしきい
値端子13,映像入力端子14,アパーチャゲイン端子15,ノ
イズキャンセルゲイン端子16,映像出力端子17,ローパス
フィルタ24から構成される。
1の実施例と同一に接続され、加減算回路10の出力はロ
ーパスフィルタ24に接続され、ローパスフィルタ24の出
力は映像出力端子17に接続される。
以外は第1の実施例と同一に動作し、ローパスフィルタ
24は加算回路10の出力の高周波成分を減衰させて、映像
出力端子17に出力する。
波成分を減衰させるため、CCDカメラにおける輝度信号
の色変調成分を除去することができる。
後にセレクタを設け、輪郭補償,ノイズキャンセルに応
じて必要なビットを選択し乗算するため輪郭補償,ノイ
ズキャンセル両方に必要なビットの乗算を行なう従来の
輪郭補償ノイズキャンセル回路よりも小規模の乗算器を
使用できるという効果を有する。これにより本実施例を
半導体集積回路に実現した場合チップ面積を縮小化する
ことができるため従来の輪郭補償ノイズキャンセル回路
に比べ歩留りの向上と消費電力の削減を実現できる。
の実施例の加減算回路の実施例の構成図、第3図は本発
明の第2の実施例の構成図、第4図は本発明に関する従
来例の構成図、第5図は本発明の第1,第2,従来例の動作
を説明する図である。 1……ハイパスフィルタ、2……絶対値化回路、3……
比較回路、4……制御回路、5……ゲート、6……第1
のセレクタ、7……第2のセレクタ、8……第3のセレ
クタ、9……乗算器、10……加減算回路、11……入力し
きい値端子、12……リミッタしきい値端子、13……コア
リングしきい値端子、14……映像入力端子、15……アパ
ーチャゲイン端子、16……ノイズキャンセルゲイン端
子、17……映像出力端子、18……符号デコード回路、19
……符号変換回路、20……加算器、21……ハイパスフィ
ルタ出力符号、22……制御回路出力、23……乗算器出
力、24……ローパスフィルタ、25……符号回路、26……
加算器。
Claims (2)
- 【請求項1】映像入力端子から入力された映像信号から
高周波成分を抽出するハイパスフィルタと、前記高周波
成分を絶対値化する絶対値化回路と、前記高周波成分の
絶対値が入力され、当該高周波成分の絶対値が前記映像
信号の輪郭成分のしきい値以上の場合はアパーチャ制御
信号を発生し、当該高周波成分の絶対値が前記映像信号
のノイズ成分のしきい値未満の場合はノイズキャンセル
制御信号を発生する比較制御手段と、前記アパーチャ制
御信号が入力されたときに前記高周波成分の絶対値の上
位ビットを出力し、前記ノイズキャンセル制御信号が入
力されたときに前記高周波成分の絶対値の下位ビットを
出力する第1のセレクタと、前記アパーチャ制御信号が
入力されたときにアパーチャゲイン信号を出力し、前記
ノイズキャンセル制御信号が入力されたときにノイズキ
ャンセルゲインを出力する第2のセレクタと、前記第1
のセレクタの出力と前記第2のセレクタの出力を乗算す
る乗算器と、前記アパーチャ制御信号が入力されたとき
に前記乗算器の出力の上位ビットを出力し、前記ノイズ
キャンセル制御信号が入力されたときに前記乗算器の出
力の下位ビットを出力する第3のセレクタと、前記高周
波成分の符号にもとづいて前記第3のセレクタの出力と
前記映像信号を加減算して映像出力端子に出力する加減
算回路とを備えることを特徴とする適応型ディジタル輪
郭補償ノイズキャンセル回路。 - 【請求項2】前記加減算回路は、前記高周波成分の符号
と前記比較制御手段の出力である前記アパーチャ制御信
号および前記ノイズキャンセル制御信号が入力されて符
号デコード信号を出力する符号デコード回路と、前記符
号デコード信号にもとづいて前記乗算器の出力の符号を
変換する符号変換回路と、前記符号変換回路の出力と前
記映像信号とを加算する加算器とを有することを特徴と
する請求項1記載の適応型ディジタル輪郭補償ノイズキ
ャンセル回路。
Priority Applications (3)
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JP2237421A JP2725451B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 適応型ディジタル輪郭補償ノイズキャンセル回路 |
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Family Applications (1)
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- 1991-09-05 US US07/755,281 patent/US5214510A/en not_active Expired - Lifetime
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