JP2508473B2 - 変換符号化におけるバツフアリング装置 - Google Patents

変換符号化におけるバツフアリング装置

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JP2508473B2
JP2508473B2 JP1199687A JP1199687A JP2508473B2 JP 2508473 B2 JP2508473 B2 JP 2508473B2 JP 1199687 A JP1199687 A JP 1199687A JP 1199687 A JP1199687 A JP 1199687A JP 2508473 B2 JP2508473 B2 JP 2508473B2
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泰弘 藤森
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コサイン変換(discrete cosine transf
orm)等の変換符号化におけるバッファリング装置に関
する。
〔発明の概要〕
この発明では、コサイン変換等の変換符号化における
バッファリング装置において、発生情報量が伝送路のル
ートを超えないように、発生情報量の削減が行われる場
合、この発生情報量がブロック毎の発生情報量に応じて
適応的に行われ、交流電力の小さいブロックの画像の復
元が良好になされる。
〔従来の技術〕 画像信号の冗長度を抑圧するために、所定数の画素か
らなるブロックに画面を分割し、ブロック毎に原画像信
号の特徴と合った変換軸で線形変換を行う変換符号化が
知られている。変換符号化としては、アダマール変換,
コサイン変換等が知られている。例えば「“IEEE TRANS
ACTIONS ON COMMUNICATIONS"VOL,COM−32,NO.3,MARCH,1
984,ページ225〜231」に記載されているように、2次元
コサイン変換では、次式で示される処理がなされる。但
し、原データは、1ブロックが(N×N)サンプルの2
次元データf(j,k)(j,k=0,1,...,N−1)とする。
上式の変換により得られる係数値に対してスレッショ
ルディングで情報量の削減がなされ、バッファリングが
実行される。スレッショルディングは、しきい値をTと
する時に、次式の実行であるが、ブロックの直流成分を
示すF(0,0)は、スレッショルディングの対象から除
かれる。また、しきい値Tとしては、1画面毎に固定の
値が用いられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のスレッショルディングは、しきい値Tが1画面
毎に固定とされていたので、交流電力が小さいブロック
では、係数値が殆ど0となる。第4図Aは、交流電力が
大きいブロックの係数値分布を示し、第4図Bは、交流
電力が小さいブロックの係数値分布を示している。第4
図において、実線22が元の系統値分布を示し、1点鎖線
23がスレッショルディング後(即ち、しきい値Tを減算
した後)の係数値分布を示す。第4図Bに示すように、
スレッショルディング後の係数値が殆ど0となるブロッ
クは、受信側で復元処理を行った時に、直流値のみのブ
ロックとなる。このようなブロックは、復元画像中でブ
ロック歪を生じさせ、復元画像の画質が劣化する問題が
あった。
従って、この発明の目的は、変換符号化により得られ
た係数値に対してスレッショルディングを施す場合、ブ
ロック毎に適応的に定められたしきい値を用いることに
より、復原画像の画室の改善を図ることができる変換符
号化におけるバッファリング装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、画面を所定数の画素で構成されるブロッ
クに分割し、ブロック毎に画素データを直交変換する変
換符号化手段と、 変換符号化手段からの係数値が供給され、係数値の最
大値、または最大値および係数値の最小値の差を検出
し、検出出力に応じたしきい値をブロック毎に決定する
決定手段と 変換符号化手段からの係数値が供給され、その係数値
からしきい値を減算する減算手段と、 減算手段の出力信号が供給され、その出力信号を量子
化する量子化手段と、 量子化手段の出力信号が供給され、伝送路の伝送レー
トに対応した一定レートのデータを出力するバッファリ
ング手段と を備えた変換符号化におけるバッファリング装置であ
る。
〔作用〕
変換符号化回路2からの係数値に対してバッファリン
グを施す時に、1画面全体の情報量で定まる情報量削減
の割合xとブロック毎の発生情報量例えば係数値の最大
値の絶対値とに応じて決定しされるしきい値を形成す
る。このしきい値が変換符号化回路2からの係数値から
減算回路8において減算される。従って、交流電力が小
さいブロックでは、しきい値が小となり、情報量の削減
量が少なくなる。しかし、交流電力が小さいブロックの
係数値が殆ど0となることが防止され、交流電力が小さ
いブロックでも、良好な即ち、ブロックの細部が表れた
復元画像が得られる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第1図は、この一実施例の全体の構成を示し、1で示
す入力端子には、標本化された離散的な画像信号f(j,
k)が供給され、この入力信号がコサイン変換回路2に
供給される。コサイン変換回路2では、従来と同様の処
理により、2次元コサイン変換がなされる。コサイン変
換回路2からの係数値F(u,v)がスレッショルディン
グ回路3に供給され、情報量の削減がなされる。スレッ
シヨルディング回路3からの係数値FT(u,v)が量子化
回路4に供給され、量子化回路4の出力がコーディング
回路5に供給され、所定ビット数のコード信号に変換さ
れる。
コーディング回路5からのコード信号がバッファメモ
リ6に供給される。バッファメモリ6は、コーディング
回路5からのコード信号の伝送レートを伝送路のレート
を超えない範囲の一定レートに変換するために設けられ
ている。バッファメモリ6の入力側のデータレートは、
可変のものであるが、バッファメモリ6の出力側のデー
レートが一定となる。バッファメモリ6からの一定レー
トの出力データが端子7に取り出される。このバッファ
メモリ6では、1画面毎に一定の値xが決定される。こ
のxがスレッショルディング回路3に与えられ、しきい
値の決定に使用される。
xの値の具体的な決定方法としては、あるxの初期値
から適正値へと制御していくことになる。この初期値
は、一般的な画像から設定され、目的値に近ければ近い
ほど収束時間が短くなる。この場合、発振を起こさない
ように、所定のステップで徐々に目的値へ近づけるよう
に制御する。
第3図は、この一実施例におけるスレッショルディン
グ回路3の一例の構成を示す。スレッショルディング回
路3は、減算回路8と最大値検出回路9と乗算回路10と
から構成されている。乗算回路10には、端子11から上記
のxがバッファメモリ6から与えられる。最大値検出回
路9では、コサイン変換回路2からの係数値F(u,v)
の最大値Cmaxが検出される。この最大値Cmaxが乗算回路
10に供給され、xと乗算される。乗算回路10の出力信号
がしきい値Tとして減算回路8に供給される。
この一実施例では、しきい値Tが次式で決定される。
上記のしきい値Tによるスレッショルディングについ
て第3図を参照して説明する。第3図Aは、交流電力が
大きいブロックの係数値分布を示し、第3図Bは、交流
電力が小さいブロックの係数値分布を示している。第3
図において、実線20が元の係数値分布を示し、1点鎖線
21がスレッショルディング後(即ち、しきい値Tを減算
した後)の係数値分布を示す。交流電力が大きく、係数
値の最大値分布を示す。交流電力が大きく、係数値の最
大値が大きいブロックの場合、しきい値Tも大きくな
り、スレッショルディングにより得られる情報量の削減
量が大きくなる。
一方、交流電力が小さく、係数値の最大値が小さいブ
ロックの場合、しきい値Tが第3図Bに示すように小さ
くなる。従って、情報量の削減量が小さくなるが、係数
値が殆ど0となることが防止される。従来のように、ス
レッショルディング後の係数値が殆ど0となるブロック
は、受信側で復元処理を行った時に、直流値のみのブロ
ックとなり、ブロック歪の原因となっていたが、この発
明に依れば、しきい値Tも小さくなるので、係数値が0
とならず、ブロック歪が発生しない。
しきい値Tとしては、次式のように、ブロックの係数
値の最小値Cminを考慮して定めても良い。実際には、大
多数のブロックにおいて最小値Cminが0となるので、
(Cmin=0)としてしきい値Tを算出しても差し支えな
い。
〔発明の効果〕 この発明に依れば、変換符号化により得られた係数値
の情報量を削減するのに、1画面内の各ブロックの係数
値の分布に適応して決定されたしきい値を使用するの
で、交流電力が小さいブロックの場合に、復元画像が直
流とならず、ブロック歪の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例におけるスレッショルディング回路の
ブロック図、第3図はこの一実施例におけるスレッショ
ルディング後の係数値の分布を示す略線図、第4図は従
来のバッファリング装置におけるスレッショルディング
後の係数値の分布を示す略線図である。 図面における主要な符号の説明 1:入力端子、2:コサイン変換回路、3:スレッショルディ
ング回路、6:バッファメモリ、7:出力端子、8:減算回
路、9:最大値検出回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面を所定数の画素で構成されるブロック
    に分割し、上記ブロック毎に画素データを直交変換する
    変換符号化手段と、 上記変換符号化手段からの係数値が供給され、上記係数
    値の最大値、または上記最大値および上記係数値の最小
    値の差を検出し、検出出力に応じたしきい値を上記ブロ
    ック毎に決定する決定手段と 上記変換符号化手段からの係数値が供給され、その係数
    値から上記しきい値を減算する減算手段と、 上記減算手段の出力信号が供給され、その出力信号を量
    子化する量子化手段と、 上記量子化手段の出力信号が供給され、伝送路の伝送レ
    ートに対応した一定レートのデータを出力するバッファ
    リング手段と を備えたことを特徴とする変換符号化におけるバッファ
    リング装置。
JP1199687A 1987-01-21 1987-01-21 変換符号化におけるバツフアリング装置 Expired - Lifetime JP2508473B2 (ja)

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JPS63180281A JPS63180281A (ja) 1988-07-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IEEETRANSACTIONSONCOMMUNICATIONSCOM−32[3](1984)P.225−232

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