JP2702733B2 - Dpcm符号化装置 - Google Patents

Dpcm符号化装置

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JP2702733B2
JP2702733B2 JP12947288A JP12947288A JP2702733B2 JP 2702733 B2 JP2702733 B2 JP 2702733B2 JP 12947288 A JP12947288 A JP 12947288A JP 12947288 A JP12947288 A JP 12947288A JP 2702733 B2 JP2702733 B2 JP 2702733B2
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繁人 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はDPCM符号化装置に関し、特に反転によるエラ
ーを除去するDPCM符号化装置に関する。
背景技術 データの伝送または記憶において、データ量を少なく
するため、各種の符号化(帯域圧縮)が行われている。
このようなデータ圧縮符号化の1つとしてDPCM方式が
用いられている。この符号化方式は、所定の順序で入力
されるデータについて、それぞれ1つ前に入力されたデ
ータとの差分値を求める。このような差分値Deltがとり
得る値の範囲、例えば入力されるデータが8ビットの場
合には0〜255を、複数の範囲に分割し、それぞれの範
囲に含まれる差分値Deltに対応する変換コードをあらか
じめ設定しておく。求められた1つ前のデータとの差分
値が設定された複数の差分値の範囲のいずれに含まれる
かに応じて、その差分値の範囲に対応する変換コードを
差分値に代えて出力する。変換コードのデータは差分値
のデータに比較してビット数が小さいから、このように
変換コードを出力することによってデータを圧縮するこ
とができる。
復号時には、変換コードがそれぞれ対応する差分値の
範囲を代表する値、例えば差分値の範囲の最大値と最小
値との中間の値に設定された出力値Output Dultが求め
られ、1つ前のデータに加算され、データが復号され
る。
DPCMにおいては、差分値が負の値の場合にも負の変換
コードを割り当てることなく、正の差分値に割り当てる
変換コードを共通に使用する。したがって、例えば復号
において、変換コードに対応する出力値Output Deltを
1つ前のデータに加算して復号されたデータが、データ
としてとり得ない範囲、例えば255を越える値となるこ
とがあるが、この場合には例えば255を減算する(256の
モジロで表現する)ことによって元のデータを得ること
ができる。
しかしながら、このようなモジロで表現する方式にお
いては、設定された出力値Output DTelによって、この
出力値Output Deltを加算して復号されたデータが元の
データと全く異なる値となることがある。例えば元のデ
ータが0であるのに対し、復号されたデータが255とな
ること、あるいはその逆となることがある。これは、出
力値Output Deltによって、これを加算した値が255を越
えたり越えなかったりするからである。
このようにもとのデータと全く異なる値となる現象、
いわゆる反転を防止するため、従来は、例えばデータの
差分値が非常に大きい場合にはこれに対応する変換コー
ドを不適当と判断し、他の適切な変換コードを適用する
ようにしていた。
しかし、このように変換コードを不適当と判断し、適
切な変換コードを選択するためには、多数の条件判断を
要するため、ハードにより行う場合には複雑な回路を要
した。また、CPUにより行う場合には複雑なソフトを要
し、処理スピードも遅かった。
目 的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、複雑な
回路またはソフトを必要とせず、モジロで表現する場合
に反転を有効に防止し得るDPCM符号化装置を提供するこ
とを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、入力されるデータとデータの1つ前
に入力されたデータとの差分値を算出する差分値算出手
段と、差分値算出手段により算出された差分値に基づき
変換コードを出力する変換コード出力手段とを有し、入
力されるデータを圧縮するDPCM符号化装置はさらに、差
分値算出手段により算出された差分値が0以上であるか
否かを検出する第1の検出手段と、差分算出手段により
算出された差分値に基づき、データの復号において1つ
前のデータに加算される復号用出力値を算出する復号用
出力値算出手段と、復号用出力値算出手段により算出さ
れた復号用出力値データによりデータを復号する復号手
段と、復号手段により得られる入力されるデータの復号
値が所定のデータ量を越えたか否かを判定するオーバー
フロー判定手段とを有し、第1の検出手段により検出さ
れる差分値の符号およびオーバーフロー判定手段により
安定された結果に応じて、変換コード出力手段から出力
される変換コードを調節するものである。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるDPCM符号化装置
の実施例を詳細に説明する。
第1図には本発明によるDPCM符号化装置の一実施例が
示されている。
本装置は入力部12を有し、入力部12から符号化される
べきデータ、例えば画像の各画素のデータdnが順次入力
される。本実施例においては8ビットのデータが入力さ
れる。入力部12からの出力dnは加算器14の一方の入力に
接続されている。加算器14の他方の入力は、補数生成部
44の出力に接続されている。補数生成部44の入力には、
入力部12から入力されるデータdnの1つ前のデータdn−
1がラッチ42から入力される。補数生成部44は、データ
dn−1の補数、すなわち▲▼+1を生成して加
算器14へ出力する。
加算器14は、入力部12から入力されたデータdnと補数
生成部44から入力された▲▼+1とを加算し、 Delt=dn+(▲▼+1) を求める。すなわち、dn−1の補数である▲▼
+1をdnに加算することによって、データdnと1つ前の
データdn−1との差分値dn−dn−1に相当するDeltを求
める。加算器14はDeltを9ビットのデータとして求め
る。
加算器14の出力はPFラッチ20、量子化テーブル16およ
び量子化テーブル18に入力される。加算器14は得られた
9ビットのデータの最上位ビットのデータをPFラッチ20
へ出力し、下位8ビットのデータを量子化テーブル16お
よび量子化テーブル18へ出力する。
PFラッチ20は加算器14から送られた最上位ビットのデ
ータであるプラスフラグPFを保持する。プラスフラグPF
は、 dn≧dn−1 のとき PF=1 dn<dn−1 のとき PF=0 となっている。
量子化テーブル18は、加算器14から入力される差分値
Deltでアドレス指定されることにより、変換コードKを
出力するテーブルである。加算器で得られた下位の8ビ
ットの差分値Deltがとり得る値の範囲は、入力されるデ
ータが8ビットであるから0〜255である。この0〜255
の範囲を複数の範囲に分割しておき、入力される差分値
Deltが含まれる範囲に対応する変換コードKを出力す
る。すなわち、求められた1つ前のデータとの差分値が
設定された複数の差分値の範囲のいずれに含まれるかに
応じて、その差分値の範囲に対応する変換コードKを差
分値に代えて出力する。変換コードKのデータは例えば
4ビットであり、差分値のデータに比較してビット数が
小さいから、このように変換コードKを出力することに
よってデータを圧縮することができる。
量子化テーブル16は、加算器14から入力される差分値
Deltでアドレス指定されることにより、出力値Output D
eltを出力するテーブルである。すなわち、加算器から
入力される差分値Deltを量子化テーブル18から出力され
る変換コードにより圧縮し、後にこの変換コードからデ
ータdnを復号する場合に、1つ前のデータdn−1に加算
される代表値である出力値Output Deltを出力する。
量子化テーブル16の出力は加算器24の一方の入力に入
力される。加算器24の他方の入力には、ラッチ42からの
出力が入力される。加算器24は、ラッチ42から入力され
る1つ前のデータdn−1に量子化テーブル16から入力さ
れる出力値O(K)を加算し、復号値d′n(K)を d′n(K)=dn−1+O(K) により求める。d′n(K)は9ビットのデータとな
る。
加算器24の出力はOFラッチ22に入力される。OFラッチ
22には、加算器24で得られた9ビットのd′n(K)の
最上位ビットであるオーバーフローフラグOFが入力さ
れ、保持される。オーバーフローフラグOFは、 d′n(K)>255 のとき OF=1 d′n(K)≦255 のとき OF=0 となっている。
PFラッチ20およびOFラッチ22の出力はそれぞれインバ
ータ26および28に入力される。インバータ26および28
は、PFラッチ20およびOFラッチ22からそれぞれ入力され
るプラスフラグPFおよびオーバーフローフラグOFを反転
し、▲▼および▲▼をそれぞれ出力する。プラ
スフラグPFおよびオーバーフローフラグOFは、1または
0のいずれかの値をとるから、インバータ26および28は
これらの値を逆の値に変換する。すなわち、たとえばPF
=1のときには反転されて▲▼=0が出力され、PF
=0のときには反転されて▲▼=1が出力される。
OFについても同様である。
インバータ26および28の出力はそれぞれ加算器30に入
力される。加算器30は、インバータ26からの▲▼お
よびインバータ28からの▲▼を加算し、▲▼+
▲▼を求める。加算器30の出力は、加算器32に入力
される。加算器32は、入力される▲▼+▲▼に
−1を加算する。すなわち、1を減算し、(▲▼+
▲▼)−1を求める。
加算器32の出力は、加算器34の一方の入力に入力され
る。加算器34の他方の入力には、量子化テーブル18から
変換コードKが入力される。加算器34は、変換コードK
と(▲▼+▲▼)−1とを加算し、復号のため
の変換コード K′=K+(▲▼+▲▼)−1 を求める。
加算器34の出力は出力部36へ出力される。出力部36は
復号のための変換コードK′を出力する。
加算器34の出力はまた、復号テーブル38に入力され
る。復号テーブル38は、変換コードK′でアドレス指定
することにより対応する出力値O(K′)が出力される
テーブルである。出力値O(K′)は加算器40に送ら
れ、加算器40において、ラッチ42から入力される1つ前
のデータdn−1と加算され、 d′n(K′)=dn−1+O(K′) が求められる。
加算器40の出力d′n(K′)はラッチ42に入力され
る。ラッチ42は加算器40からd′n(K′)が入力され
ると、今まで保持していた1つ前のデータdn−1に代え
て、d′n(K′)を保持する。ラッチ42からの出力は
前述のように、補数生成部44、加算器24および40に入力
される。
動作を説明する。
入力部12から8ビットのデータdnが入力され、加算器
14に送られる。加算器14において、補数生成部44から送
られる▲▼+1がdnに加算され、 Delt=dn+(▲▼+1) が求められる。すなわち、dn−1の補数である▲
▼+1がdnに加算されることによって、1つ前のデー
タdn−1との差分値dn−dn−1に相当するDeltが求めら
れる。
この差分値Deltは、9ビットのデータとして得られ
る。加算器14で得られる9ビットのデータの最上位ビッ
トであるプラスフラグPFはPFラッチ20に送られ、保持さ
れる。プラスフラグPFは前述のように、 dn≧dn−1 のとき PF=1 dn<dn−1 のとき PF=0 となっている。
加算器14で得られる下位の8ビットのデータは量子化
テーブル16に送られ、量子化テーブル16において入力さ
れる差分値Deltでアドレス指定されることにより、出力
値Output Deltが出力される。
また、加算器14で得られる下位の8ビットのデータは
量子化テーブル18に送られ、量子化テーブル18において
入力される差分値Deltでアドレス指定されることによ
り、変換コードKが出力される。
量子化テーブル16から出力される出力値Output Delt
は加算器24に送られ、加算器24においてラッチ42から入
力された1つ前のデータdn−1と加算され、 d′n(K)=dn−1+O(K) が求められる。すなわち、変換コードに対するK番目の
出力値O(K)が1つ前のデータdn−1と加算され、復
号されたデータd′n(K)が求められる。
加算器24で復号されたデータd′n(K)は、9ビッ
トのデータとして得られ、この9ビットのデータの最上
位ビットであるオーバーフローフラグOFはOFラッチ22に
送られ、保持される。オーバーフローフラグOFは前述の
ように、 d′n(K)>255 のとき OF=1 d′n(K)≦255 のとき OF=0 となっている。
PFラッチ20から出力されるプラスフラグPFは、インバ
ータ26に送られ、インバータ26において反転され、▲
▼が出力される。
一方、OFラッチ22から出力されるオーバーフローフラ
グOFは、インバータ28に送られ、インバータ28において
反転され、▲▼が出力される。インバータ26の出力
▲▼およびインバータ28の出力▲▼は加算器30
に送られる。
加算器30において▲▼と▲▼が加算されて、
▲▼+▲▼が求められ、加算器32に送られる。
加算器32において−1を加算し、(▲▼+▲
▼)−1が求められ、加算器34に送られる。加算器34に
はまた、量子化テーブル18から変換コードKが送られ
る。加算器34において変換コードKと(▲▼+▲
▼)−1とが加算され、復号のための変換コード K′=K+(▲▼+▲▼)−1 が求められる。
復号のための変換コードK′は、元の変換コードに対
し、次のように得られる。
PF OF K′ 1 1 K−1 1 0 K 0 1 K 0 0 K+1 前述のように、 dn≧dn−1 のとき PF=1 dn<dn−1 のとき PF=0 であり、 d′n(K)>255 のとき OF=1 d′n(K)≦255 のとき OF=0 である。
元の変換コードKをそのまま用いた場合にエラー(反
転)が発生するのは dn≧dn−1 かつ d′n(K)>255 のとき dn<dn−1 かつ d′n(K)≦255 のとき のいずれかである。すなわち、dnがdn−1よりも大きい
場合に、復号されたd′n(K)が255を越えると、
d′n(K)がdn−1よりも小さい値となってしまうか
ら、これはエラー(反転)である。この場合には、復号
されたd′n(K)が255を越えないようにするため、
元の変換コードKから1を減算した変換コードK′を使
用すればよい。
また、dnがdn−1より小さい場合に、復号されたd′
n(K)が255を越えないと、d′n(K)がdn−1よ
りもい大きい値となってしまうから、これもエラー(反
転)である。この場合には、復号されたd′n(K)が
255を越えるようにするため、元の変換コードKに1を
加算した変換コードK′を使用すればよい。
したがって、以上のようなエラーが発生するのは、 PF=1 かつ OF=1 のとき PF=0 かつ OF=0 のとき のいずれかであり、の場合には、K′=K−1、の
場合には、K′=K+1とすればよい。
前記のように、加算器34で求められる変換コード K′=K+(▲▼+▲▼)−1は、 PF=1 かつ OF=1 のとき K′=K−1 PF=0 かつ OF=0 のとき K′=K+1 となり、その他の場合には、 PF=1 かつ OF=0 のとき K′=K PF=0 かつ OF=1 のとき K′=K となるから、エラーが発生した時のみ、元の変換コード
Kを適切な変換コードK′に置き代え、エラーが発生し
ない時には元の変換コードKをそのまま使用する。
このように加算器34で得られた変換コードK′は、出
力部36へ送られ、出力部36から出力される。出力部36か
ら出力された変換コードK′は図示しない復号手段にお
いて使用され、適切な復号が行われる。
また、加算器34から出力される変換コードK′は復号
テーブル38に送られ、復号テーブル38において変換コー
ドK′でアドレス指定することにより対応する出力値O
(K′)が出力される。出力値O(K′)は加算器40に
送られ、加算器40において、ラッチ42から入力される1
つ前のデータdn−1と加算され、 d′n(K′)=dn−1+O(K′) が求められる。
このd′n(K′)は適切な変換コードK′により復
号されたデータであり、反転がない。求められたd′n
(K′)はラッチ42に送られ、ラッチ42は今まで保持し
ていた1つ前のデータdn−1に代えて、d′n(K′)
を保持する。
入力部12から次のデータdn+1が入力され、加算器14
に送られると、ラッチ42からデータd′n(K′)が補
数生成部44へ送られ、補数生成部44においてd′n
(K′)の補数▲▼+1が生成されて加
算器14に送られ、加算器14においてdn+1が▲
▼+1と加算され、 Delt=dn+1+(▲▼+1) が求められる。その後、前記と同様の動作を繰り返し
て、各データに対応する変換コードK′が求められる。
本装置によれば、変換コードKおよび出力値O(K)
を求める場合に、プラスフラグPFおよびオーバーフロー
フラグOFの値によって、dnとdn−1との大小関係および
d′n(K)と255との大小関係を判断し、エラー(反
転)が生ずる場合には変換コードKおよび出力値O
(K)を修正して出力するから、出力部からは反転のな
い適切な変換コードを出力することができる。
第2図には本発明によるDPCM符号化装置の他の実施例
が示されている。
この実施例においても、8ビットのデータが入力され
る。入力部12からの出力dnは加算器14の一方の入力に接
続されている。加算器14の他方の入力は、補数生成部44
の出力に接続されている。補数生成部44の入力には、入
力部12から入力されるデータdnの1つ前のデータdn−1
がラッチ42から入力される。
加算器14は、入力部12から入力されたデータdnと補数
生成部44から入力された▲▼+1とを加算す
る。
加算器14は得られた9ビットのデータの最上位ビット
のデータをPFラッチ20へ出力し、下位の8ビットのデー
タを量子化テーブル46および量子化テーブル48へ出力す
る。
PFラッチ20は加算器14から送られた最上位ビットのデ
ータであるプラスフラグPFを保持する。
量子化テーブル46は、加算器14から入力される差分値
Delt、PFラッチ20から入力されるプラスフラグPFおよび
後述するOFラッチ22から入力されるオーバーフローフラ
グOFでアドレス指定されることにより、出力値Output D
eltを出力するテーブルである。
量子化テーブル46の出力は加算器40の一方の入力に入
力される。加算器40の他方の入力にはラッチ42の出力が
入力される。加算器40は、ラッチ42から入力される1つ
前のデータdn−1に量子化テーブル46から入力される出
力値O(K)を加算し、復号値d′n(K)を求める。
復号値d′n(K)は、9ビットのデータとなる。
加算器40の出力はOFラッチ22およびラッチ42に入力さ
れる。OFラッチ22には、加算器40で得られた9ビットの
d′n(K)の最上位ビットであるオーバーフローフラ
グOFが入力され、保持される。ラッチ42には、加算器40
で得られた9ビットのd′n(K)の下位8ビットが入
力され、保持される。
OFラッチ22の出力は、量子化テーブル46および量子化
テーブル48へ入力される。
量子化テーブル48は、加算器14から入力される差分値
Delt、PFラッチ20から入力されるプラスフラグPFおよび
OFラッチ22から入力されるオーバーフローフラグOFでア
ドレス指定されることにより、変換コードKを出力する
テーブルである。
量子化テーブル48の出力はラッチ50に入力される。ラ
ッチ50は量子化テーブル48から入力される変換コードK
を保持し、出力部36へ出力する。
この装置においては、入力部12から入力された8ビッ
トのデータdnが加算器14に送られ、加算器14において、
補数生成部44から送られた▲▼+1とdnに加算
され、 Delt=dn+(▲▼+1) が9ビットのデータとして求められる。
加算器14で得られた差分値Deltの最上位のビットのデ
ータはPFラッチ20へ送られ、PFラッチ20に保持される。
加算器14で得られた差分値Deltの下位の8ビットのデー
タは量子化テーブル46および量子化テーブル48へ送られ
る。
量子化テーブル48において、差分値Deltの下位8ビッ
トのデータ、PFラッチ20から入力されるプラスフラグPF
およびOFラッチ22から入力されるオーバーフローフラグ
OFでアドレス指定されることにより、変換コードKが出
力される。この場合に出力される変換コードKは、プラ
スフラグPFおよびオーバーフローフラグOFの値を考慮し
て前述の条件に従い求められるものである。
すなわち、前記の表に示したようにPFおよびOFがいず
れも1である場合には、下位8ビットの差分値から得ら
れた変換コードKから1を減算し、PFおよびOFのいずれ
か一方のみが1である場合には、差分値から得られた変
換コードKをそのまま用い、PFおよびOFがいずれも0で
ある場合には、差分値から得られた変換コードKに1を
加算する。
このように量子化テーブル48から出力される変換コー
ドKはそれを用いて復号を行った場合に反転のないもの
であり、ラッチ50に保持された後、出力部36へ出力され
る。
量子化テーブル46において、差分値Deltの下位8ビッ
トのデータ、PFラッチ20から入力されるプラスフラグPF
およびOFラッチ22から入力されるオーバーフローフラグ
OFでアドレス指定されることにより、出力値O(K)が
出力される。この場合に出力される出力値O(K)は、
プラスフラグPFおよびオーバーフローフラグOFの値を考
慮して前述の条件に従い求められるものであり、これを
用いて復号した場合に反転のないものである。
量子化テーブル46で求められた出力値O(K)は、加
算器40へ送られ、ラッチ42から送られる1つ前のデータ
dn−1と加算され、d′n(K)=dn−1+O(K)が
求められる。
このd′n(K)は適切な変換コードKにより復号さ
れたデータであり、反転がない。求められたd′n
(K)の最上位ビットはラッチ22およびラッチ42に送ら
れる。ラッチ42は今まで保持していた1つ前のデータdn
−1に代えて、d′n(K)を保持する。
この実施例においては、量子化テーブル48および量子
化テーブル46は、差分値Deltの下位の8ビットのデータ
に加えて、PFラッチ20から入力されるプラスフラグPFお
よびOFラッチ22から入力されるオーバーフローフラグOF
でアドレス指定することにより、変換コードKおよび出
力値O(K)をそれぞれ出力する。したがって、エラー
のない適切な変換コードKおよび出力値O(K)を得る
ことができる。
変換コードKおよび出力値O(K)を求める場合に
は、第1図の装置と同様に、プラスフラグPFおよびオー
バーフローフラグOFの値によって反転の発生を判断し、
これに応じて変換コードおよび対応する出力値を調整し
ている。
この装置においても、変換コードKおよび出力値O
(K)を求める場合に、プラスフラグPFおよびオーバー
フローフラグOFの値によって、dnとdn−1との大小関係
およびd′n(K)と255の大小関係を判断し、エラー
(反転)が生ずる場合には変換コードKおよび出力値O
(K)を修正して出力するから、出力部からは反転のな
い適切な変換コードを出力することができる。
効 果 本発明によれば、入力されるデータの差分値が0以上
であるか否かにより、入力されるデータとその1つ前の
データとの大小関係を判断するとともに、変換コードに
より復号された1つ前のデータと差分値との和が所定の
データ量を越えたか否かにより復号されるデータの大き
さを判断し、これらにより出力される変換コードを調整
する。したがって、反転によるエラーのない適切な符号
化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるDPCM符号化装置の一実施例を示す
ブロック図、 第2図は本発明によるDPCM符号化装置の他の実施例を示
すブロック図である。 主要部分の符号の説明 14……加算器 16,18……量子化テーブル 20……PFラッチ 22……OFラッチ 24……加算器 26,28……インバータ 30,32,34……加算器 38……復号テーブル 42……ラッチ 44……補数生成部 46,48……量子化テーブル 50……ラッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ前に入力されたデータに対応する復号
    データを保持する保持手段と、 入力データから前記保持手段で保持されている復号デー
    タを減算して差分値を出力すると共に、該差分値の正負
    を示すプラスフラグを出力する減算手段と、 該減算手段で算出した差分値に対応する代表値をテーブ
    ルから読み出して出力する第1の量子化テーブルと、 該第1の量子化テーブルから出力された代表値に前記保
    持手段で保持されている復号データを加算すると共に、
    オーバーフローの有無を示すオーバーフローフラグを出
    力する第1の加算手段と、 前記減算手段から出力された差分値に対応する変換コー
    ドをテーブルから読み出して出力する第2の量子化テー
    ブルと、 該第2の量子化テーブルから出力された変換コードを、
    前記プラスフラグが正を示しかつ前記オーバーフローフ
    ラグが有を示すときは1を減算して、前記プラスフラグ
    が負を示しかつ前記オーバーフローフラグが無を示すと
    きは1を加算して、それ以外のときはそのままで出力す
    る第2の加算手段と、 該第2の加算手段から出力された変換コードと前記保持
    手段で保持されている復号データにより前記入力データ
    に対応する復号データを生成する復号手段とを有し、 前記保持手段は、前記第2の加算手段が変換コードを出
    力したとき、保持している復号データに代えて前記復号
    手段で生成された復号データを保持することを特徴とす
    るDPCM符号化装置。
  2. 【請求項2】一つ前に入力されたデータに対応する復号
    データを保持する保持手段と、 入力データから前記保持手段で保持されている復号デー
    タを減算して差分値を出力すると共に、該差分値の正負
    を示すプラスフラグを出力する減算手段と、 前記減算手段から出力された差分値に対応する変換コー
    ドをテーブルから読み出し、読み出した変換コードを、
    前記プラスフラグが正を示しかつオーバーフローフラグ
    が有を示すときは1を減算し、前記プラスフラグが負を
    示しかつオーバーフローフラグが無を示すときは1を加
    算することにより修正し、修正した変換コードに対応す
    る代表値をテーブルから読み出して出力する第1の量子
    化テーブルと、 該第1の量子化テーブルから出力された代表値に前記保
    持手段で保持されている復号データを加算することによ
    り前記入力データに対応する復号データを生成すると共
    に、オーバーフローの有無を示す前記オーバーフローフ
    ラグを出力する加算手段と、 前記減算手段から出力された差分値に対応する変換コー
    ドをテーブルから読み出し、読み出した変換コードを、
    前記プラスフラグが正を示しかつ前記オーバーフローフ
    ラグが有を示すときは1を減算して、前記プラスフラグ
    が負を示しかつ前記オーバーフローフラグが無を示すと
    きは1を加算して、それ以外のときはそのままで出力す
    る第2の量子化テーブルとを有し、 前記保持手段は、前記第2の量子化テーブルが変換コー
    ドを出力したとき、保持している復号データに代えて前
    記加算手段で生成された復号データを保持することを特
    徴とするDPCM符号化装置。
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