JP3106741B2 - 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 - Google Patents
適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置Info
- Publication number
- JP3106741B2 JP3106741B2 JP31247392A JP31247392A JP3106741B2 JP 3106741 B2 JP3106741 B2 JP 3106741B2 JP 31247392 A JP31247392 A JP 31247392A JP 31247392 A JP31247392 A JP 31247392A JP 3106741 B2 JP3106741 B2 JP 3106741B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic range
- minimum value
- value
- bits
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号をブロックに
分割し、このブロック毎の信号の最大値と最小値との差
を示すダイナミックレンジに応じてブロック内の信号に
対して適応量子化を行い、または、この適応量子化され
た情報を復号して元の入力信号を得る適応ダイナミック
レンジ符号化又は復号化装置に関する。
分割し、このブロック毎の信号の最大値と最小値との差
を示すダイナミックレンジに応じてブロック内の信号に
対して適応量子化を行い、または、この適応量子化され
た情報を復号して元の入力信号を得る適応ダイナミック
レンジ符号化又は復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像機器の高画質化が進む中でマルチダ
ビングを行っても画質の劣化が生じない例えばディジタ
ルビデオテープレコーダが既に商品化されている。この
ディジタルビデオテープレコーダに必要とされる条件に
は、高画質・高音質はいうまでもなく、長時間記録が可
能、各種の環境下でのロバスト性が強いこと等の条件が
ある。この条件を満足させるため、適応ダイナミックレ
ンジが開発されている。適応ダイナミックレンジ符号化
は、画像の持つ局所的特徴としてブロック内ダイナミッ
クレンジを定義して、主にレベル方向の冗長度を適応的
に除去して空間方向のエラー伝播を少なくする符号化の
方式である。
ビングを行っても画質の劣化が生じない例えばディジタ
ルビデオテープレコーダが既に商品化されている。この
ディジタルビデオテープレコーダに必要とされる条件に
は、高画質・高音質はいうまでもなく、長時間記録が可
能、各種の環境下でのロバスト性が強いこと等の条件が
ある。この条件を満足させるため、適応ダイナミックレ
ンジが開発されている。適応ダイナミックレンジ符号化
は、画像の持つ局所的特徴としてブロック内ダイナミッ
クレンジを定義して、主にレベル方向の冗長度を適応的
に除去して空間方向のエラー伝播を少なくする符号化の
方式である。
【0003】この適応ダイナミックレンジ符号化を用い
た適応ダイナミックレンジ符号化装置について簡単に説
明する。一般に、例えば画像信号を8ビットで量子化し
た場合、信号レベルが0〜255の256ステップの範
囲で変化する。画像の持つ局所的特徴としてブロック毎
に分割した際にブロック内のダイナミックレンジは、2
56ステップの範囲より小さくなる。
た適応ダイナミックレンジ符号化装置について簡単に説
明する。一般に、例えば画像信号を8ビットで量子化し
た場合、信号レベルが0〜255の256ステップの範
囲で変化する。画像の持つ局所的特徴としてブロック毎
に分割した際にブロック内のダイナミックレンジは、2
56ステップの範囲より小さくなる。
【0004】このように適応ダイナミックレンジ符号化
装置は、各ブロックに含まれる複数の情報の最大値MA
Xと最小値MINを検出し、これら最大値MAX及び最
小値MINからブロックのダイナミックレンジの値DR
を検出し、このダイナミックレンジの値DRに応じて元
の情報のビット数よりも少ないビット数により、再量子
化を行うものである。
装置は、各ブロックに含まれる複数の情報の最大値MA
Xと最小値MINを検出し、これら最大値MAX及び最
小値MINからブロックのダイナミックレンジの値DR
を検出し、このダイナミックレンジの値DRに応じて元
の情報のビット数よりも少ないビット数により、再量子
化を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、適応ダイナ
ミックレンジ符号化装置は、例えば伝送画像情報をn×
nの画素を1ブロックとした場合、このブロックに対し
て復号時に必要になる最小値MINの8ビットとダイナ
ミックレンジの値DRの8ビットを付加情報として伝送
している。
ミックレンジ符号化装置は、例えば伝送画像情報をn×
nの画素を1ブロックとした場合、このブロックに対し
て復号時に必要になる最小値MINの8ビットとダイナ
ミックレンジの値DRの8ビットを付加情報として伝送
している。
【0006】ところが、低ビットレートに圧縮して例え
ば画像情報を伝送する場合、上記付加情報にそれぞれ8
ビットを用いると、この付加情報は、どのブロックも必
ず最小値MINの8ビットとダイナミックレンジの値D
Rの8ビットが必要になるが、このような付加情報は、
全体の情報圧縮、すなわちブロック内の適応量子化した
伝送画像情報に対して非常に重いものになっている。
ば画像情報を伝送する場合、上記付加情報にそれぞれ8
ビットを用いると、この付加情報は、どのブロックも必
ず最小値MINの8ビットとダイナミックレンジの値D
Rの8ビットが必要になるが、このような付加情報は、
全体の情報圧縮、すなわちブロック内の適応量子化した
伝送画像情報に対して非常に重いものになっている。
【0007】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、上記付加情報であるダイナミッ
クレンジ、あるいは最小値の伝送情報量を常に大幅な低
減化を図って低ビットレートの圧縮に寄与させることが
できる適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置の
提供を目的とする。
てなされたものであり、上記付加情報であるダイナミッ
クレンジ、あるいは最小値の伝送情報量を常に大幅な低
減化を図って低ビットレートの圧縮に寄与させることが
できる適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る適応ダイナ
ミックレンジ符号化装置は、入力信号をブロック分割
し、このブロック内の信号の最大値と最小値との差を示
すダイナミックレンジの大きさに応じてブロック内の信
号に対して適応量子化を行う場合、上記各ブロック内の
ダイナミックレンジの値に応じて最小値のビット数を制
限するビット数低減変換手段を有してなることにより、
上述の課題を解決する。
ミックレンジ符号化装置は、入力信号をブロック分割
し、このブロック内の信号の最大値と最小値との差を示
すダイナミックレンジの大きさに応じてブロック内の信
号に対して適応量子化を行う場合、上記各ブロック内の
ダイナミックレンジの値に応じて最小値のビット数を制
限するビット数低減変換手段を有してなることにより、
上述の課題を解決する。
【0009】ここで、ビット数低減変換手段は、上記各
ブロック内のダイナミックレンジの値が大きくなるほど
上記最小値を示すビット数を低減して表すように変換し
ている。
ブロック内のダイナミックレンジの値が大きくなるほど
上記最小値を示すビット数を低減して表すように変換し
ている。
【0010】また、入力信号をブロック分割し、このブ
ロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナミ
ックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対して
適応量子化を行う場合、上記各ブロック内のダイナミッ
クレンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、こ
の有効ビット数で最小値を表してビット数を低減するビ
ット数低減変換手段を有してなることにより、上述の課
題を解決する。
ロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナミ
ックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対して
適応量子化を行う場合、上記各ブロック内のダイナミッ
クレンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、こ
の有効ビット数で最小値を表してビット数を低減するビ
ット数低減変換手段を有してなることにより、上述の課
題を解決する。
【0011】さらに、入力信号をブロック分割し、この
ブロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナ
ミックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対し
て適応量子化を行う場合、上記各ブロック内の信号の最
小値に応じて上記ダイナミックレンジのビット数を制限
するビット数低減変換手段を有してなることにより、上
述の課題を解決する。
ブロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナ
ミックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対し
て適応量子化を行う場合、上記各ブロック内の信号の最
小値に応じて上記ダイナミックレンジのビット数を制限
するビット数低減変換手段を有してなることにより、上
述の課題を解決する。
【0012】ここで、ビット数低減変換手段は、上記各
ブロック内の最小値が大きくなるほど上記ダイナミック
レンジの値を示すビット数を低減して表すように変換し
ている。ミックレンジをそれぞれビット低減することに
より、上述の課題を解決する。
ブロック内の最小値が大きくなるほど上記ダイナミック
レンジの値を示すビット数を低減して表すように変換し
ている。ミックレンジをそれぞれビット低減することに
より、上述の課題を解決する。
【0013】適応ダイナミックレンジ復号化装置は、ブ
ロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイナ
ミックレンジの大きさに応じて最小値がビット数低減さ
れた信号を供給されるダイナミックレンジ情報に応じて
元の最小値のビット数に復元するビット数復元手段を有
してなることにより、上述の課題を解決する。
ロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイナ
ミックレンジの大きさに応じて最小値がビット数低減さ
れた信号を供給されるダイナミックレンジ情報に応じて
元の最小値のビット数に復元するビット数復元手段を有
してなることにより、上述の課題を解決する。
【0014】また、適応ダイナミックレンジ復号化装置
は、ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、
最小値に応じてダイナミックレンジがビット数低減され
た信号を供給される最小値情報に応じて元のダイナミッ
クレンジのビット数に復元するビット数復元手段を有し
てなることにより、上述の課題を解決する。
は、ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、
最小値に応じてダイナミックレンジがビット数低減され
た信号を供給される最小値情報に応じて元のダイナミッ
クレンジのビット数に復元するビット数復元手段を有し
てなることにより、上述の課題を解決する。
【0015】
【作用】本発明の適応ダイナミックレンジ復号化装置
は、入力信号をディジタル信号に変換し、このディジタ
ル信号をブロック化して上記各ブロック内の情報の最大
値と最小値を検出し、この最大値と最小値との差で示さ
れるダイナミックレンジの値に応じてビット数低減変換
手段で上記最小値を表すビット数を低減させている。
は、入力信号をディジタル信号に変換し、このディジタ
ル信号をブロック化して上記各ブロック内の情報の最大
値と最小値を検出し、この最大値と最小値との差で示さ
れるダイナミックレンジの値に応じてビット数低減変換
手段で上記最小値を表すビット数を低減させている。
【0016】ビット数低減変換手段は、ダイナミックレ
ンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、この有
効ビット数で最小値を表したり、最小値の取り得る値に
応じて上記ダイナミックレンジのビット数を制限して付
加情報であるダイナミックレンジを表すビット数の低減
を図って情報量を削減させている。
ンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、この有
効ビット数で最小値を表したり、最小値の取り得る値に
応じて上記ダイナミックレンジのビット数を制限して付
加情報であるダイナミックレンジを表すビット数の低減
を図って情報量を削減させている。
【0017】本発明の適応ダイナミックレンジ復号化装
置は、ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化さ
れ、ダイナミックレンジの大きさに応じて最小値、ある
いは最小値に応じてダイナミックレンジがビット数低減
された信号を供給されるダイナミックレンジ情報、ある
いは最小値情報に応じて元の最小値、あるいはダイナミ
ックレンジのビット数をビット数復元手段で復号して、
例えば画像に対して復元処理を行った場合、視覚劣化の
ない画像に復元している。
置は、ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化さ
れ、ダイナミックレンジの大きさに応じて最小値、ある
いは最小値に応じてダイナミックレンジがビット数低減
された信号を供給されるダイナミックレンジ情報、ある
いは最小値情報に応じて元の最小値、あるいはダイナミ
ックレンジのビット数をビット数復元手段で復号して、
例えば画像に対して復元処理を行った場合、視覚劣化の
ない画像に復元している。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る適応ダイナミックレンジ
符号化又は復号化装置の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。ここで、この実施例における入力情報
は、画像信号を用いている。
符号化又は復号化装置の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。ここで、この実施例における入力情報
は、画像信号を用いている。
【0019】図1は、この適応ダイナミックレンジ符号
化装置についての基本的なブロック図を示している。
化装置についての基本的なブロック図を示している。
【0020】適応ダイナミックレンジ符号化装置は、入
力信号をブロック分割し、このブロック毎の信号の最大
値と最小値との差を示すダイナミックレンジの大きさに
応じてブロック内の信号に対して適応量子化を行う符号
化装置である。この適応ダイナミックレンジ符号化装置
は、上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じ
て最小値のビット数を制限するビット低減変換手段であ
るビット低減変換部17を設けて構成している。
力信号をブロック分割し、このブロック毎の信号の最大
値と最小値との差を示すダイナミックレンジの大きさに
応じてブロック内の信号に対して適応量子化を行う符号
化装置である。この適応ダイナミックレンジ符号化装置
は、上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じ
て最小値のビット数を制限するビット低減変換手段であ
るビット低減変換部17を設けて構成している。
【0021】上記ビット低減変換部17は、上記ダイナ
ミックレンジの値が大きくなるほど上記最小値を示すビ
ット数を低減して表すようにビット低減変換している。
ミックレンジの値が大きくなるほど上記最小値を示すビ
ット数を低減して表すようにビット低減変換している。
【0022】適応ダイナミックレンジ符号化装置の接続
について図1を参照しながら説明する。入力端子10を
介して画像信号がA/D変換器(ADC)11に供給さ
れる。A/D変換器11は、変換したディジタル信号を
ブロック化するためブロック化メモリ部12に供給す
る。ブロック化メモリ部12は、画素に対応したディジ
タル信号を例えばn×nの画素で構成するブロック毎に
伝送画像情報をブロック化している。ブロック化メモリ
部12は、各ブロック毎の伝送画像情報を最大値・最小
値検出部13と遅延回路14にそれぞれ供給している。
について図1を参照しながら説明する。入力端子10を
介して画像信号がA/D変換器(ADC)11に供給さ
れる。A/D変換器11は、変換したディジタル信号を
ブロック化するためブロック化メモリ部12に供給す
る。ブロック化メモリ部12は、画素に対応したディジ
タル信号を例えばn×nの画素で構成するブロック毎に
伝送画像情報をブロック化している。ブロック化メモリ
部12は、各ブロック毎の伝送画像情報を最大値・最小
値検出部13と遅延回路14にそれぞれ供給している。
【0023】最大値・最小値検出部13は、各ブロック
内における最大値MAXと最小値MINを検出してい
る。遅延回路14は、上記最大値・最小値検出部13の
検出処理に要する時間だけブロック化された伝送画像情
報を遅延させて減算器16の一端側に供給している。
内における最大値MAXと最小値MINを検出してい
る。遅延回路14は、上記最大値・最小値検出部13の
検出処理に要する時間だけブロック化された伝送画像情
報を遅延させて減算器16の一端側に供給している。
【0024】また、上記最大値・最小値検出部13は、
検出した最大値MAXを減算器15の一端側に供給して
いる。この最大値・最小値検出部13は、検出した最小
値MINを上記減算器15の他端側に供給すると共に、
上記減算器16の他端側にもそれぞれ供給している。
検出した最大値MAXを減算器15の一端側に供給して
いる。この最大値・最小値検出部13は、検出した最小
値MINを上記減算器15の他端側に供給すると共に、
上記減算器16の他端側にもそれぞれ供給している。
【0025】上記減算器15は供給される最大値MAX
と最小値MINの差をダイナミックレンジの値DRとし
てビット数低減変換部17と量子化器18にそれぞれ出
力している。また、減算器16は、ブロック内の各画素
のレベルと最小値MINとの差データΔDを量子化器1
8に出力している。
と最小値MINの差をダイナミックレンジの値DRとし
てビット数低減変換部17と量子化器18にそれぞれ出
力している。また、減算器16は、ブロック内の各画素
のレベルと最小値MINとの差データΔDを量子化器1
8に出力している。
【0026】量子化器18では減算器15からの上記差
データΔDを上記ダイナミックレンジの値DRに応じた
量子化ステップ幅で再量子化し、得られたディジタルデ
ータDTをフレーム化部19に供給している。ビット数
低減変換部17は、供給されるダイナミックレンジの値
DRが大きくなると共に、上記最小値MINを示すビッ
ト数の低減を行ってフレーム化部19に最小値minを
フレーム化部19に出力する。
データΔDを上記ダイナミックレンジの値DRに応じた
量子化ステップ幅で再量子化し、得られたディジタルデ
ータDTをフレーム化部19に供給している。ビット数
低減変換部17は、供給されるダイナミックレンジの値
DRが大きくなると共に、上記最小値MINを示すビッ
ト数の低減を行ってフレーム化部19に最小値minを
フレーム化部19に出力する。
【0027】ビット数低減変換部17は、図2に示す概
略的な構成になっている。各ブロック毎の最小値MIN
が最大8ビットのデータして入力信号ラッチ部17aに
供給される。入力信号ラッチ部17aは、入力端子21
を介して供給されるクロックにより最小値MINを取り
込み、ビット数低減の変換を行うROM17cに供給し
ている。
略的な構成になっている。各ブロック毎の最小値MIN
が最大8ビットのデータして入力信号ラッチ部17aに
供給される。入力信号ラッチ部17aは、入力端子21
を介して供給されるクロックにより最小値MINを取り
込み、ビット数低減の変換を行うROM17cに供給し
ている。
【0028】また、上記ブロックに対応するダイナミッ
クレンジの値DRが最大8ビットのデータとして入力信
号ラッチ部17bに供給される。入力端子21を介して
供給されるクロックによりダイナミックレンジの値DR
を取り込み、ビット数低減するための閾値検出部17A
に供給している。
クレンジの値DRが最大8ビットのデータとして入力信
号ラッチ部17bに供給される。入力端子21を介して
供給されるクロックによりダイナミックレンジの値DR
を取り込み、ビット数低減するための閾値検出部17A
に供給している。
【0029】上記閾値検出部17Aは、ブロック内での
ダイナミックレンジの値DRによって最小値がどの閾値
の範囲にあって上位から何ビット目まで用いて表される
値か有効なビットnを検出するため、コンパレータC
Th1 〜CTh4 を設けている。上記閾値検出部17Aは、
コンパレータCTh1 〜CTh4 を用いてブロック内のダイ
ナミックレンジの値DRと最小値MINのビット数低減
を行うための参照値である閾値とで比較してROM17
cが出力するビットの割当を指示する4ビットからなる
情報をROM17cに供給している。
ダイナミックレンジの値DRによって最小値がどの閾値
の範囲にあって上位から何ビット目まで用いて表される
値か有効なビットnを検出するため、コンパレータC
Th1 〜CTh4 を設けている。上記閾値検出部17Aは、
コンパレータCTh1 〜CTh4 を用いてブロック内のダイ
ナミックレンジの値DRと最小値MINのビット数低減
を行うための参照値である閾値とで比較してROM17
cが出力するビットの割当を指示する4ビットからなる
情報をROM17cに供給している。
【0030】ROM17cは、上述したビット割当指示
用の4ビットの情報に基づいて最小値MINに対する最
小値Mminを出力する。ROM17cは、このビット
数低減された最小値minを出力信号ラッチ部17dに
供給している。出力信号ラッチ部17cは、上記クロッ
クに応じて一時保持したビット数低減された最小値mi
nを出力している。
用の4ビットの情報に基づいて最小値MINに対する最
小値Mminを出力する。ROM17cは、このビット
数低減された最小値minを出力信号ラッチ部17dに
供給している。出力信号ラッチ部17cは、上記クロッ
クに応じて一時保持したビット数低減された最小値mi
nを出力している。
【0031】このように構成してROM17cは、最小
値MIN8ビットとダイナミックレンジの値DRと閾値
との比較結果4ビットの計12ビットを有するROMを
用いればよい。なお、16ビットのアドレスと出力に8
ビットの出力端を有するROMを用いれば、閾値検出部
17AとROM17cの構成は一つのROMで置き換え
ることができる。
値MIN8ビットとダイナミックレンジの値DRと閾値
との比較結果4ビットの計12ビットを有するROMを
用いればよい。なお、16ビットのアドレスと出力に8
ビットの出力端を有するROMを用いれば、閾値検出部
17AとROM17cの構成は一つのROMで置き換え
ることができる。
【0032】ROM17cは、供給される最小値MIN
に対して上記比較結果の4ビットからの情報を用いて低
減する最小値minの取り得るビット数を決定してい
る。通常、ダイナミックレンジの値DRと最小値MIN
の間の関係には、8ビットを用いた場合、 DR+MIN≦255 (1) となる式(1)の関係がある。この関係と上述した比較
結果を用いてダイナミックレンジの値DRに応じてビッ
ト数低減した際の最小値minは、表1に示す通りであ
る。
に対して上記比較結果の4ビットからの情報を用いて低
減する最小値minの取り得るビット数を決定してい
る。通常、ダイナミックレンジの値DRと最小値MIN
の間の関係には、8ビットを用いた場合、 DR+MIN≦255 (1) となる式(1)の関係がある。この関係と上述した比較
結果を用いてダイナミックレンジの値DRに応じてビッ
ト数低減した際の最小値minは、表1に示す通りであ
る。
【0033】
【表1】
【0034】さらに、この表1に示したダイナミックレ
ンジの値DRと最小値minに要するビット数との関係
を図示すると、図3に示すグラフが得られ、ダイナミッ
クレンジの値DRと最小値minの関係がさらによく理
解することができる。
ンジの値DRと最小値minに要するビット数との関係
を図示すると、図3に示すグラフが得られ、ダイナミッ
クレンジの値DRと最小値minの関係がさらによく理
解することができる。
【0035】具体的に例えばダイナミックレンジDRが
値250を取るときを例に挙げて説明する。図3に示す
ようにダイナミックレンジの値DR=250は、式
(1)の関係から最小値MINが5になっていることが
判る。この最小値5は、2進数表示を用いて3ビットで
表される。ダイナミックレンジの値DR=250は、表
3から明かなように閾値Th4(=247)以上の値
で、値255より小さい値の範囲に入る。このように最
小値minは、ダイナミックレンジの値DRに応じて3
ビットで表される。この値を出力すれば、最小値MIN
の8ビットから最小値minの3ビットにビット数低減
が図られることが判る(表1を参照)。
値250を取るときを例に挙げて説明する。図3に示す
ようにダイナミックレンジの値DR=250は、式
(1)の関係から最小値MINが5になっていることが
判る。この最小値5は、2進数表示を用いて3ビットで
表される。ダイナミックレンジの値DR=250は、表
3から明かなように閾値Th4(=247)以上の値
で、値255より小さい値の範囲に入る。このように最
小値minは、ダイナミックレンジの値DRに応じて3
ビットで表される。この値を出力すれば、最小値MIN
の8ビットから最小値minの3ビットにビット数低減
が図られることが判る(表1を参照)。
【0036】8ビットを用いてデータを表す場合、上記
閾値Th4は値247をとる設定にしている。最小値m
inの値を4ビットで表すことになる。最小値min
は、供給される最小値MINに対して上位側から4ビッ
トを取って、下位側から(3+1)ビット目の値に対し
て0捨1入を行うことで得られる。閾値検出部17A
は、一般に上述した考え方に従ってダイナミックレンジ
の値DRによって最小値の取るべきビット数nが決まれ
ば、8ビットで表す最小値MINの上位側から(8−
n)ビット目をとり、n+1ビット目のビット値に対し
て0捨1入を行えばよい。
閾値Th4は値247をとる設定にしている。最小値m
inの値を4ビットで表すことになる。最小値min
は、供給される最小値MINに対して上位側から4ビッ
トを取って、下位側から(3+1)ビット目の値に対し
て0捨1入を行うことで得られる。閾値検出部17A
は、一般に上述した考え方に従ってダイナミックレンジ
の値DRによって最小値の取るべきビット数nが決まれ
ば、8ビットで表す最小値MINの上位側から(8−
n)ビット目をとり、n+1ビット目のビット値に対し
て0捨1入を行えばよい。
【0037】実際にこの動作を行わせるために回路構成
は、図2に示した閾値検出部17Aを設けている。上位
から選択するビット数を何ビットにするか例えば4種類
のスレッショルドレベルTh1〜Th4に対する比較を
行うコンパレータCTh1 〜C Th4 を設けて供給されるダ
イナミックレンジの値DRをそれぞれ比較している。
は、図2に示した閾値検出部17Aを設けている。上位
から選択するビット数を何ビットにするか例えば4種類
のスレッショルドレベルTh1〜Th4に対する比較を
行うコンパレータCTh1 〜C Th4 を設けて供給されるダ
イナミックレンジの値DRをそれぞれ比較している。
【0038】ここで、4種類のスレッショルドレベルに
相当する値は、それぞれ値Th1=191、値Th2=
223、値Th3=239、値Th4=247に設定し
ている。
相当する値は、それぞれ値Th1=191、値Th2=
223、値Th3=239、値Th4=247に設定し
ている。
【0039】このコンパレータCTh4 は、イネーブル端
子をレベル“L”に接地させている。コンパレータC
Th3 〜CTh1 のイネーブル端子はそれぞれコンパレータ
CTh4〜CTh2 の出力側と接続して信号を供給してい
る。また、コンパレータCTh1 〜CTh4 は、それぞれ出
力をROM17cにも供給している。各コンパレータC
Th 1 〜CTh4 は、イネーブル端子がレベル“L”のと
き、アクティブになって比較を行っている。各コンパレ
ータにおいてダイナミックレンジの値DRと各閾値の比
較結果が所定の閾値より小さいとき、レベル“L”を出
力し、上記所定の閾値以上のとき、レベル“H”を出力
する。コンパレータは、それぞれカスケード接続してい
るため、途中のコンパレータがレベル“H”を出力した
ならば、以降のコンパレータはレベル“H”を出力する
ことになる。
子をレベル“L”に接地させている。コンパレータC
Th3 〜CTh1 のイネーブル端子はそれぞれコンパレータ
CTh4〜CTh2 の出力側と接続して信号を供給してい
る。また、コンパレータCTh1 〜CTh4 は、それぞれ出
力をROM17cにも供給している。各コンパレータC
Th 1 〜CTh4 は、イネーブル端子がレベル“L”のと
き、アクティブになって比較を行っている。各コンパレ
ータにおいてダイナミックレンジの値DRと各閾値の比
較結果が所定の閾値より小さいとき、レベル“L”を出
力し、上記所定の閾値以上のとき、レベル“H”を出力
する。コンパレータは、それぞれカスケード接続してい
るため、途中のコンパレータがレベル“H”を出力した
ならば、以降のコンパレータはレベル“H”を出力する
ことになる。
【0040】この構成によりダイナミックレンジの値D
Rを8ビットに固定して最小値MINに対して出力され
る最小値minのビット数が求められ、ビット数の低減
を図ることができる。このとき、量子化誤差はダイナミ
ックレンジの値DRが大きくなるにほど大きくなる。し
かしながら、たとえ量子化誤差が大きくても視覚的な特
性であるマスキング効果によって誤差が検知されにくい
ため問題ない。このため、有効なビット数の低減が可能
になる。
Rを8ビットに固定して最小値MINに対して出力され
る最小値minのビット数が求められ、ビット数の低減
を図ることができる。このとき、量子化誤差はダイナミ
ックレンジの値DRが大きくなるにほど大きくなる。し
かしながら、たとえ量子化誤差が大きくても視覚的な特
性であるマスキング効果によって誤差が検知されにくい
ため問題ない。このため、有効なビット数の低減が可能
になる。
【0041】次に、本発明の適応ダイナミックレンジ復
号化装置の概略的な構成について図4を参照しながら説
明する。ここで、この適応ダイナミックレンジ復号化装
置の説明に際して使用する入力信号に上述した画像信号
が適応ダイナミックレンジ符号化装置からの圧縮されブ
ロック化されたエンコード出力を用いている。
号化装置の概略的な構成について図4を参照しながら説
明する。ここで、この適応ダイナミックレンジ復号化装
置の説明に際して使用する入力信号に上述した画像信号
が適応ダイナミックレンジ符号化装置からの圧縮されブ
ロック化されたエンコード出力を用いている。
【0042】ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号
化され、ダイナミックレンジの大きさに応じて最小値M
INがビット数低減された信号を復号する場合、この適
応ダイナミックレンジ復号化装置は、供給されるダイナ
ミックレンジ情報で応じて元の最小値MINのビット数
に復元するビット数復元手段であるビット数復元変換部
24を設けて構成している。
化され、ダイナミックレンジの大きさに応じて最小値M
INがビット数低減された信号を復号する場合、この適
応ダイナミックレンジ復号化装置は、供給されるダイナ
ミックレンジ情報で応じて元の最小値MINのビット数
に復元するビット数復元手段であるビット数復元変換部
24を設けて構成している。
【0043】ビット数復元変換部24は、エンコーダ側
でのダイナミックレンジの値DRの値に応じてビット数
の低減が施された付加情報の一つである最小値minの
ビット数を拡張して元のビット数に復元している。
でのダイナミックレンジの値DRの値に応じてビット数
の低減が施された付加情報の一つである最小値minの
ビット数を拡張して元のビット数に復元している。
【0044】入力端子22を介して供給されるディジタ
ルデータがフレーム分解部23に供給されている。フレ
ーム分解部23は、フレーム毎に供給されたディジタル
データをビット数復元変換部24、デコーダ25及び加
算器26にそれぞれ適応量子化されたディジタルデータ
DT、ダイナミックレンジの値DR及びビット数低減さ
れた最小値minを出力している。
ルデータがフレーム分解部23に供給されている。フレ
ーム分解部23は、フレーム毎に供給されたディジタル
データをビット数復元変換部24、デコーダ25及び加
算器26にそれぞれ適応量子化されたディジタルデータ
DT、ダイナミックレンジの値DR及びビット数低減さ
れた最小値minを出力している。
【0045】ビット数復元変換部24は、エンコーダ側
でダイナミックレンジの値DRに応じてビット数の低減
が施された付加情報の一つである最小値minのビット
数を拡張して元のビット数で表す最小値MINに復元し
ている。ビット数復元変換部24は、供給されたダイナ
ミックレンジの値DRをデコーダ25に供給している。
でダイナミックレンジの値DRに応じてビット数の低減
が施された付加情報の一つである最小値minのビット
数を拡張して元のビット数で表す最小値MINに復元し
ている。ビット数復元変換部24は、供給されたダイナ
ミックレンジの値DRをデコーダ25に供給している。
【0046】デコーダ25は、ビット数復元変換部24
から供給されるダイナミックレンジの値DRに基づいて
適応量子化されたディジタルデータDTを上記差データ
ΔDにしている。差データΔDは、前述した各画素のレ
ベルと供給されたブロック内における最小値MINとの
差を示すものである。デコーダ25は、差データΔDを
加算器26の一端側に供給している。また、加算器26
の他端側にビット数復元変換部24を介して復元された
最小値MINが供給されている。
から供給されるダイナミックレンジの値DRに基づいて
適応量子化されたディジタルデータDTを上記差データ
ΔDにしている。差データΔDは、前述した各画素のレ
ベルと供給されたブロック内における最小値MINとの
差を示すものである。デコーダ25は、差データΔDを
加算器26の一端側に供給している。また、加算器26
の他端側にビット数復元変換部24を介して復元された
最小値MINが供給されている。
【0047】加算器26は、最小値MINと上記差デー
タΔDとを加算して元の各画素情報のデータにしてブロ
ック分解部27に供給している。ブロック分解部27
は、ブロック化したデータを元のシーケンシャルなデー
タの並びのデータに戻してD/A変換器28に供給して
いる。D/A変換器28はこのデータをアナログ信号に
変換して出力端子29を介して出力している。
タΔDとを加算して元の各画素情報のデータにしてブロ
ック分解部27に供給している。ブロック分解部27
は、ブロック化したデータを元のシーケンシャルなデー
タの並びのデータに戻してD/A変換器28に供給して
いる。D/A変換器28はこのデータをアナログ信号に
変換して出力端子29を介して出力している。
【0048】このように構成することにより、伝送され
たダイナミックレンジの値DRに基づいてビット数低減
された最小値minを元の最小値MINのビット数で表
される値に変換して戻している。このように効率的にビ
ット数を低減した最小値を元に戻した画像に視覚的な劣
化を伴うことなく、簡単な回路構成で伝送された情報を
復元することができる。
たダイナミックレンジの値DRに基づいてビット数低減
された最小値minを元の最小値MINのビット数で表
される値に変換して戻している。このように効率的にビ
ット数を低減した最小値を元に戻した画像に視覚的な劣
化を伴うことなく、簡単な回路構成で伝送された情報を
復元することができる。
【0049】ただし、最小値MINを8ビットで固定
し、ダイナミックレンジの値DRのビット数を低減する
場合、量子化誤差がさらに増える方向にあり、不自然な
復元画像を生成する可能性を含む場合がある。
し、ダイナミックレンジの値DRのビット数を低減する
場合、量子化誤差がさらに増える方向にあり、不自然な
復元画像を生成する可能性を含む場合がある。
【0050】さらに、本発明に係る適応ダイナミックレ
ンジ符号化装置における他の実施例について説明する。
この装置のブロック回路構成は、図1と全く同じ構成で
行うことができる。
ンジ符号化装置における他の実施例について説明する。
この装置のブロック回路構成は、図1と全く同じ構成で
行うことができる。
【0051】ここで、入力信号をブロック分割し、この
ブロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナ
ミックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対し
て適応量子化を行う場合、ビット低減変換手段17は、
上記各ブロック内のダイナミックレンジの値DRに応じ
て最小値MINの有効ビット数を求め、この有効ビット
数で最小値minを表してビット数を低減させている。
ブロック内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナ
ミックレンジの大きさに応じてブロック内の信号に対し
て適応量子化を行う場合、ビット低減変換手段17は、
上記各ブロック内のダイナミックレンジの値DRに応じ
て最小値MINの有効ビット数を求め、この有効ビット
数で最小値minを表してビット数を低減させている。
【0052】通常、ダイナミックレンジの値DRと最小
値MINの間の関係には、式(1)の関係があることは
前述した通りである。ダイナミックレンジの値DRを8
ビットに固定した場合、このダイナミックレンジの値D
Rに応じて最小値MINは、ビット数を可逆的に低減す
ることができる(表2を参照)。
値MINの間の関係には、式(1)の関係があることは
前述した通りである。ダイナミックレンジの値DRを8
ビットに固定した場合、このダイナミックレンジの値D
Rに応じて最小値MINは、ビット数を可逆的に低減す
ることができる(表2を参照)。
【0053】
【表2】
【0054】このダイナミックレンジの値DRに対して
最小値minはダイナミックレンジの値DRが大きくな
るほど最小値が小さい値になるから、図5に示すように
ビット数低減することができる。
最小値minはダイナミックレンジの値DRが大きくな
るほど最小値が小さい値になるから、図5に示すように
ビット数低減することができる。
【0055】また、適応ダイナミックレンジ符号化装置
において、ビット数低減変換部17は、上述した場合と
逆に各ブロック内の信号の最小値MINの値に応じて上
記ダイナミックレンジの値DRのビット数を制限するこ
ともできる。この場合、最小値MINを8ビットに固定
した場合、この最小値MINに応じてダイナミックレン
ジの値DRは、最小値MINが大きいほどダイナミック
レンジの値DRが小さくなり、ビット数低減されたダイ
ナミックレンジの値drに可逆的にビット数低減するこ
とができる(表3を参照)。
において、ビット数低減変換部17は、上述した場合と
逆に各ブロック内の信号の最小値MINの値に応じて上
記ダイナミックレンジの値DRのビット数を制限するこ
ともできる。この場合、最小値MINを8ビットに固定
した場合、この最小値MINに応じてダイナミックレン
ジの値DRは、最小値MINが大きいほどダイナミック
レンジの値DRが小さくなり、ビット数低減されたダイ
ナミックレンジの値drに可逆的にビット数低減するこ
とができる(表3を参照)。
【0056】
【表3】
【0057】この適応ダイナミックレンジ符号化装置で
ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイ
ナミックレンジの大きさに応じて最小値、あるいは最小
値に応じてダイナミックレンジがビット数低減された信
号を復号する適応ダイナミックレンジ復号化装置は、図
4に示したと同じビット数復元変換部24で供給された
ダイナミックレンジ情報、あるいは最小値情報に応じて
元の最小値MIN、あるいはダイナミックレンジの値D
Rを示すビット数に復元している。
ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイ
ナミックレンジの大きさに応じて最小値、あるいは最小
値に応じてダイナミックレンジがビット数低減された信
号を復号する適応ダイナミックレンジ復号化装置は、図
4に示したと同じビット数復元変換部24で供給された
ダイナミックレンジ情報、あるいは最小値情報に応じて
元の最小値MIN、あるいはダイナミックレンジの値D
Rを示すビット数に復元している。
【0058】ただし、上述した実施例の場合、可逆的な
ビット数低減を行っているため、量子化誤差に対する影
響はないが、大幅なビット数低減は望めない。
ビット数低減を行っているため、量子化誤差に対する影
響はないが、大幅なビット数低減は望めない。
【0059】以上のように構成することにより、適応ダ
イナミックレンジ符号化装置は、上記付加情報であるダ
イナミックレンジ、あるいは最小値の伝送情報量を常に
大幅な低減化を図って低ビットレートの圧縮に寄与する
ことができる。また、適応ダイナミックレンジ復号化装
置は、上記適応ダイナミックレンジ符号化装置が付加情
報に対して行ったビット数低減に応じて元の付加情報に
復元することができ、低ビットレートの圧縮に寄与させ
ることができる。
イナミックレンジ符号化装置は、上記付加情報であるダ
イナミックレンジ、あるいは最小値の伝送情報量を常に
大幅な低減化を図って低ビットレートの圧縮に寄与する
ことができる。また、適応ダイナミックレンジ復号化装
置は、上記適応ダイナミックレンジ符号化装置が付加情
報に対して行ったビット数低減に応じて元の付加情報に
復元することができ、低ビットレートの圧縮に寄与させ
ることができる。
【0060】適応ダイナミックレンジ符号化又は復元化
装置は、システム構成にしても簡単な回路構成でビット
数の低減化を図って情報量の削減を行い、視覚的な劣化
を伴うことなく、低減化された情報の復元を行うことが
できる。このようにビット数低減することにより、記録
媒体に情報を記録する時間を長時間にすることができ
る。
装置は、システム構成にしても簡単な回路構成でビット
数の低減化を図って情報量の削減を行い、視覚的な劣化
を伴うことなく、低減化された情報の復元を行うことが
できる。このようにビット数低減することにより、記録
媒体に情報を記録する時間を長時間にすることができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の適応ダイナミックレンジ符号化装置によれば、入力
信号をブロック分割し、このブロック内の信号の最大値
と最小値との差を示すダイナミックレンジの大きさに応
じてブロック内の信号に対して適応量子化を行う場合、
上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じて最
小値のビット数を制限するビット数低減変換手段を有し
てなることにより、簡単な回路構成で付加情報のビット
数の低減化を図り、伝送情報量の削減をして低ビットレ
ートの圧縮に寄与することができる。
明の適応ダイナミックレンジ符号化装置によれば、入力
信号をブロック分割し、このブロック内の信号の最大値
と最小値との差を示すダイナミックレンジの大きさに応
じてブロック内の信号に対して適応量子化を行う場合、
上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じて最
小値のビット数を制限するビット数低減変換手段を有し
てなることにより、簡単な回路構成で付加情報のビット
数の低減化を図り、伝送情報量の削減をして低ビットレ
ートの圧縮に寄与することができる。
【0062】また、適応ダイナミックレンジ符号化装置
は、上記ビット低減変換手段で各ブロック内のダイナミ
ックレンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、
この有効ビット数で最小値を表したり、あるいは各ブロ
ック内の信号の最小値に応じてダイナミックレンジの値
のビット数を制限して付加情報である最小値、あるいは
ダイナミックレンジのビット数をそれぞれビット低減さ
せても、同様に、簡単な回路構成で付加情報のビット数
の低減化を図り、伝送情報量の削減をして低ビットレー
トの圧縮に寄与することができる。また、このようにビ
ット数低減することにより、記録媒体に情報を記録する
時間を長時間にすることができる。
は、上記ビット低減変換手段で各ブロック内のダイナミ
ックレンジの値に応じて最小値の有効ビット数を求め、
この有効ビット数で最小値を表したり、あるいは各ブロ
ック内の信号の最小値に応じてダイナミックレンジの値
のビット数を制限して付加情報である最小値、あるいは
ダイナミックレンジのビット数をそれぞれビット低減さ
せても、同様に、簡単な回路構成で付加情報のビット数
の低減化を図り、伝送情報量の削減をして低ビットレー
トの圧縮に寄与することができる。また、このようにビ
ット数低減することにより、記録媒体に情報を記録する
時間を長時間にすることができる。
【0063】適応ダイナミックレンジ復号化装置は、ブ
ロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイナ
ミックレンジの大きさに応じて最小値、あるいは最小値
に応じてダイナミックレンジがビット数低減された信号
を供給されるダイナミックレンジ情報、あるいは最小値
情報に応じて元の最小値、あるいはダイナミックレンジ
のビット数をビット数復元手段で復号することにより、
簡単な回路構成で視覚的な劣化を伴うことなく、情報量
の削減を行なわれてビット数の低減化された情報の復元
を行うことができる。
ロック毎に適応ダイナミックレンジ符号化され、ダイナ
ミックレンジの大きさに応じて最小値、あるいは最小値
に応じてダイナミックレンジがビット数低減された信号
を供給されるダイナミックレンジ情報、あるいは最小値
情報に応じて元の最小値、あるいはダイナミックレンジ
のビット数をビット数復元手段で復号することにより、
簡単な回路構成で視覚的な劣化を伴うことなく、情報量
の削減を行なわれてビット数の低減化された情報の復元
を行うことができる。
【図1】本発明の適応ダイナミックレンジ符号化装置の
一実施例における概略的なブロック図である。
一実施例における概略的なブロック図である。
【図2】図1に示した適応ダイナミックレンジ符号化装
置のビット数低減変換部の構成を示す概略的な回路図で
ある。
置のビット数低減変換部の構成を示す概略的な回路図で
ある。
【図3】図2に示した適応ダイナミックレンジ符号化装
置のビット数低減変換部の動作原理を説明するための模
式図である。
置のビット数低減変換部の動作原理を説明するための模
式図である。
【図4】本発明の適応ダイナミックレンジ復号化装置の
一実施例における概略的なブロック図である。
一実施例における概略的なブロック図である。
【図5】従来の適応ダイナミックレンジ符号化装置にお
ける可逆的なビット数の低減を説明するための模式図で
ある。
ける可逆的なビット数の低減を説明するための模式図で
ある。
10、21、22・・入力端子 11・・・・・・・・A/D変換器 12・・・・・・・・ブロック化部 13・・・・・・・・最大値・最小値検出部 14・・・・・・・・遅延回路 15、16・・・・・減算器 17・・・・・・・・ビット数低減変換部 18・・・・・・・・量子化器 19・・・・・・・・フレーム化部 20、29・・・・・出力端子 23・・・・・・・・フレーム分解部 24・・・・・・・・ビット数復元変換部 25・・・・・・・・デコーダ 26・・・・・・・・加算器 27・・・・・・・・ブロック分解部 28・・・・・・・・D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/50 H04N 7/24
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号をブロック分割し、このブロッ
ク内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナミック
レンジの大きさに応じてブロック内の信号に対して適応
量子化を行う適応ダイナミックレンジ符号化装置におい
て、 上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じて最
小値のビット数を制限するビット数低減変換手段を有し
てなることを特徴とする適応ダイナミックレンジ符号化
装置。 - 【請求項2】 入力信号をブロック分割し、このブロッ
ク内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナミック
レンジの大きさに応じてブロック内の信号に対して適応
量子化を行う適応ダイナミックレンジ符号化装置におい
て、 上記各ブロック内のダイナミックレンジの値に応じて最
小値の有効ビット数を求め、この有効ビット数で最小値
を表してビット数を低減するビット数低減変換手段を有
してなることを特徴とする適応ダイナミックレンジ符号
化装置。 - 【請求項3】 入力信号をブロック分割し、このブロッ
ク内の信号の最大値と最小値との差を示すダイナミック
レンジの大きさに応じてブロック内の信号に対して適応
量子化を行う適応ダイナミックレンジ符号化装置におい
て、 上記各ブロック内の信号の最小値に応じて上記ダイナミ
ックレンジのビット数を制限するビット数低減変換手段
を有してなることを特徴とする適応ダイナミックレンジ
符号化装置。 - 【請求項4】 ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符
号化され、ダイナミックレンジの大きさに応じて最小値
がビット数低減された信号を復号する適応ダイナミック
レンジ復号化装置であって、 供給されるダイナミックレンジ情報に応じて元の最小値
のビット数に復元するビット数復元手段を有してなるこ
とを特徴とする適応ダイナミックレンジ復号化装置。 - 【請求項5】 ブロック毎に適応ダイナミックレンジ符
号化され、最小値に応じてダイナミックレンジがビット
数低減された信号を復号する適応ダイナミックレンジ復
号化装置であって、 供給される最小値情報に応じて元のダイナミックレンジ
のビット数に復元するビット数復元手段を有してなるこ
とを特徴とする適応ダイナミックレンジ復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31247392A JP3106741B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31247392A JP3106741B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06164411A JPH06164411A (ja) | 1994-06-10 |
JP3106741B2 true JP3106741B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=18029633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31247392A Expired - Fee Related JP3106741B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106741B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5218302B2 (ja) | 2009-07-07 | 2013-06-26 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31247392A patent/JP3106741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06164411A (ja) | 1994-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0422404B1 (en) | Transform coding using coefficient prediction techniques | |
JP2969867B2 (ja) | ディジタル画像信号の高能率符号化装置 | |
JP2629238B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP2830111B2 (ja) | 高能率符号化装置 | |
JP2754741B2 (ja) | 符号化装置 | |
JPWO2009050766A1 (ja) | 映像圧縮符号化・復元装置、映像圧縮符号化・復元プログラム、及び映像生成・出力装置 | |
JP3106741B2 (ja) | 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 | |
KR0129573B1 (ko) | 디지탈 화상 복호화를 위한 디씨(dc) 계수의 오차보상 방법 | |
JPH1198512A (ja) | 画像符号化装置及び画像符号化方法 | |
JPH07153195A (ja) | ディジタル記録装置 | |
JP3144099B2 (ja) | 適応ダイナミックレンジ符号化又は復号化装置 | |
JPH03140074A (ja) | 動画像符号化装置 | |
JPH08307835A (ja) | クラス分類適応処理装置および方法 | |
JP3170929B2 (ja) | ディジタル信号の量子化器 | |
JP3627256B2 (ja) | ディジタル画像信号の受信/再生装置および方法 | |
JP2924279B2 (ja) | 画像信号予測符号化・復号装置 | |
JPH0786955A (ja) | 符号化装置 | |
JP2605351B2 (ja) | 高能率符号化方法及び装置 | |
JP3048578B2 (ja) | 符号化及び復号化装置 | |
JP3831955B2 (ja) | クラス分類適応処理装置および方法 | |
JP2910204B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP2547479B2 (ja) | 画像符号化制御システム | |
JP3356338B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JPS62214791A (ja) | 復号装置 | |
JP2629239B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000808 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |