JPH07153195A - ディジタル記録装置 - Google Patents

ディジタル記録装置

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JPH07153195A
JPH07153195A JP30042793A JP30042793A JPH07153195A JP H07153195 A JPH07153195 A JP H07153195A JP 30042793 A JP30042793 A JP 30042793A JP 30042793 A JP30042793 A JP 30042793A JP H07153195 A JPH07153195 A JP H07153195A
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JP
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rounding
signal
circuit
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bit
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JP30042793A
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Takao Suzuki
隆夫 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/91Television signal processing therefor
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    • H04N5/9261Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback by pulse code modulation involving data reduction
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返しダビングしても画像劣化の少ないデ
ィジタル画像信号の記録装置を提供すること。 【構成】 ディジタル画像信号を圧縮して記録する装置
において、信号演算結果の丸め手段として偶数丸め回路
を使う。偶数丸め回路は、入力ディジタル信号の切り捨
てるべき下位ビットに加算する付加値発生回路104
と、入力ディジタル信号に付加値を加算する加算回路1
02と、加算結果の下位ビットを捨てる回路106を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル画像信号を
圧縮して記録を行ない、それを再生して伸長する信号処
理に関し、特にダビングを重ねても誤差の累積の少ない
ディジタル記録装置を得ることに関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮を用いたディジタル画像信号の
磁気的記録再生については、例えば特開平4−1686
03号公報に記載されており、そこでは、ディジタル画
像信号の情報量及び磁気テープ上の記録密度を所定のも
のに選択することにより長時間記録を可能にすることが
開示されている。
【0003】そこでは、入力ディジタル画像信号は、ブ
ロック化回路により複数の画素データからなるブロック
単位のデータに変換され、このブロック化回路の出力デ
ータは符号化回路で圧縮符号化され、その出力はチャネ
ル符号化回路を通って磁気ヘッドに供給され、磁気テー
プに記録されるようになっている。
【0004】ブロック符号化回路の例としては、各ブロ
ックの画素データをDCT(Discrete Cosine Transfor
m )した後、このDCTで得られた係数データを量子化
し、量子化データをランレングス・ハフマン符号化して
圧縮符号化することが提案されている。
【0005】特開平4−168603号公報に記載され
た詳細については、本発明と直接関係がないのでここで
は説明を省略し、次に、本発明と関係する部分につい
て、図7を参照して簡単に説明する。
【0006】図7は、DCT(離散的コサイン変換)を
用いたビットレートリダクションVTR(画像圧縮記録
再生)システムを簡略化して示すブロック図である。
【0007】同図のシステムにおいて、入力端子1には
8ビットの入力画像信号が入力し、この信号がDCT回
路に供給されて符号化される。DCT回路の出力にはN
ビット(Nは後述する所定の数に定められる)の出力が
出され、その出力信号は後段の量子化回路3で量子化さ
れる。
【0008】量子化回路3の出力は、可変長符号化(V
LC)回路4に供給され、そこで可変長符号に変換され
て出力端子5に送出される。
【0009】出力端子5に送出された信号は図示してい
ない伝送路を介して他の装置に伝送されるか又はテープ
等の記録媒体に記録される。
【0010】他方、伝送路上に送られて来た信号又は記
録媒体から再生された信号は入力端子6に入力し、可変
長信号の復号器(VLD)7で復号化されてMビットの
ディジタル信号として逆量子化回路8に供給され、そこ
で逆量子化されてNビットのディジタル信号として、逆
DCT回路9に供給され、符号変換後8ビットのディジ
タル信号として出力10に出力される。
【0011】このビットレートリダクションVTRにお
いては、図7で「ε」で示したように、DCT(離散的
コサイン変換)回路2、量子化回路3及び逆DCT回路
9の3ヵ所で丸めによる演算誤差が発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の装置に用
いられている丸め回路は、四捨五入によるもので、切り
捨てるビット以下(即ち少数点以下)がちょうど0.5
の時が誤差が最大になる。この場合は、絶対値の大きい
方の最も近い整数に丸められる。
【0013】そこで、例えば、ビットレートリダクショ
ン方式のVTRでダビングをする場合について考える
と、ダビングをする毎に信号の圧縮伸長を繰り返すこと
になり、その結果、通常の四捨五入による丸めでは、ダ
ビングの世代毎に(即ち1回ダビングする毎に)丸めに
よる誤差が累積して画質劣化を来すことがある。
【0014】これは圧縮伸長の度に、ちょうど10進方
で0.5のDCT係数や画像データが発生して、その度
に絶対値の大きい方の整数に丸められるからである。
【0015】その結果、誤差が同一方向になって累積す
るので直流(DC)レベルのシフト等の知覚されやすい
ブロック歪みを発生させる原因となる。この誤差は数世
代で収束する(即ち、それ以上画質が劣化しない)場合
が多いが、最悪のパターンではダビングの度に無限に累
積することもある。
【0016】また、内部の演算精度が十分でない場合に
は、丸めの影響はさらに顕著になる。これは、内部演算
精度が少なければ少ないほど、0.5の発生確率が多く
なるからである。その結果、累積誤差の収束が遅くな
る。
【0017】この誤差の発生原因について、図7を参照
して、もう少し具体的に説明する。
【0018】前述のとおり、ビットレートリダクション
方式のVTRでは、DCT回路2、量子化回路3、逆D
CT回路9の3ヵ所で演算誤差が発生する。
【0019】まず、DCT回路2について考えると、こ
れは三角関数の演算であるため演算結果は無理数で与え
られ、これを有限のビット数に丸めるとき誤差が発生す
る。例えば、DCT回路の演算結果Nを12ビットに丸
めると、ここで演算誤差が発生する。
【0020】DCT回路2からの出力は量子化回路3で
量子化されて一定のデータ量に抑えられる。このときの
ビット数は量子化ステップサイズによって変化する。例
えば最大11ビットから最小1ビットまで変化する(即
ち、ビット数をMとすると、Mは1〜11ビットの範囲
で変化する)。従ってここでも演算誤差が発生する。
【0021】画像再生時には、IDCT(逆DCT)後
に8ビットに丸めることにより演算誤差が発生する。
【0022】これら以外の可変長符号化(VLC)回路
4、復号化(VLD)回路7、逆量子化(Q-1)回路8
では演算誤差は発生しない。
【0023】圧縮伸長が一回限りならば丸め方式による
演算誤差の累積は問題にならない。しかし、VTRにお
いては、テープの記録内容をダビングして使うことが多
いので、マルチジェネレーション(数回のダビングによ
り記録された画像)における画質は重要な要素となる。
特に、同アルゴリズムで圧縮伸長を繰り返す場合には、
演算誤差が同一方向に累積するので、無視できない問題
となる。
【0024】また、或る種の装置では、送信側と受信側
でそれぞれ別のメーカにより製作された独自の装置が使
われることがあるが、そのような場合には、送信側の丸
め誤差を受信側でキャンセルすることかできず、演算誤
差の累積が生じる。
【0025】本発明は、従来装置の上述の欠点を克服
し、丸めによる誤差の影響を減らし、繰り返しダビング
をしても画像劣化の少ないディジタル画像信号記録装置
を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディジ
タル画像信号のビット数を減らすビットレートリダクシ
ョン手段及び量子化手段を備え、少なくとも1ヵ所に信
号演算結果の丸め手段を備えたディジタル画像信号圧縮
記録装置において、前記丸め手段が、切り捨てるビット
以下の値が2進数で1000‥‥(即10進数で0.
5)の場合には、その数の整数部分が偶数か奇数か即ち
2進数整数部の最下位ビットが0か1かを検出し、0の
ときはそのまま切り捨て、1のときは2進数で1000
(即ち10進数0.5)を加えてから切り捨てることに
より一番近い偶数に丸め、それ以外の場合には、通常の
四捨五入を行なうようになされていることを特徴とする
ディジタル記録装置を提供する。
【0027】このディジタル記録装置において、前記ビ
ットレートリダクション手段は離散的コサイン変換回路
であることが好ましい。
【0028】また、前記ディジタル記録装置において、
前記ビットレートリダクション手段は、ウェーブレット
変換回路であることが好ましい。
【0029】
【作用】本発明のディジタル画像信号圧縮記録装置は、
ディジタル信号の丸め手段として偶数丸めを採用してい
るので、繰り返しダビングした場合でも再生画像の劣化
が少ない。
【0030】また、記録装置(又は送信側装置)と再生
装置(又は受信側装置)がミスマッチのとき、例えば、
別の会社によって独自に作られた装置の場合でも再生信
号の劣化が少ない。
【0031】
【実施例】本発明のディジタル記録装置の1実施例の説
明をする。
【0032】まず、四捨五入による丸めについて考える
と、一般に次の3つの方法がある。 (a)正方向への丸め(+∞方向) (b)無限大方向への丸め(±∞方向) (c)偶数への丸め これらは、10進数で少数点以下の数値が0.5ちょう
どの場合の処理の仕方が異なる。
【0033】(a)は最も簡単な処理方法で0.5の時
は正の方向に切り上げられる。例えば、或る数nのラウ
ンドナンバー(丸め数)をRND(n)と表わすことに
すれば、RND(1.5)+RND(2.5)=5、R
ND(−3.5)+RND(4.5)=2のように0.
5を正の方に切り上げた数として計算される。この様子
を図4に示す。
【0034】図4において、横軸は入力信号、縦軸は出
力信号を示している。例えば、入力信号が0.5,1.
5,2.5の時縦軸上で0,1,2の点は白丸になって
おり、それらの値をとらないことを示しており、縦軸の
1,2,3上の黒丸の点をとることを示している。即
ち、0.5は切り上げられる。
【0035】(b)は、一般的な四捨五入方式で(a)
の方法を負の数まで拡張したものである。この方法によ
れば、例えば、RND(1.5)+RND(2.5)=
5、RND(−3.5)+RND(4.5)=1であ
り、前者は(a)の場合と同じであるが後者では、−
3.5が丸めによって−4になるので加算結果が(a)
の場合と異なる。この様子を図5に示す。
【0036】(c)は、少数点以下が0.5の時は偶数
に丸める計算の仕方で、これはバンカーズラウンド(Ba
nkers round )ともいわれ、計算機上での浮動少数点の
丸め方法として規格(IEEE 754)に採用されて
いる。
【0037】例えば、RND(1.5)+RND(2.
5)=4、RND(−3.5)+RND(4.5)=0
である。何故ならば、1.5は2に、2.5も2になる
ので両者の加算結果は4となり、−3.5は−4に、
4.5は4になるので両者の加算結果は0になる。この
様子を図6に示してある。
【0038】図6において、白丸はその点の値をとらな
いことを意味し、黒丸はその点の値をとることを意味し
ている。従って、入力が−0.5から0.5までは出力
が0であり、入力が0.5を越えて1.5未満ならば出
力は1であり、入力が1.5から2.5までは出力は2
である。
【0039】負方向についても同様にして、入力が−
0.5よりも小さく−1.5より大きいときは出力は−
1であり、入力が−1.5から−2.5までは出力は−
2である。
【0040】丸めにより捨てる数が0.5の点について
見ると、0.5は0、1.5は2,−0.5は0、−
1.5は−2のように丸めた後の数が偶数になるように
丸められる。
【0041】以上、3つの丸め方法について説明した
が、いずれの方法をとるにしても少数点以下がちょうど
0.5の時丸めによる誤差が最大になる。このときの誤
差の絶対値はいずれの丸め方式でも同じである。
【0042】次に、上記3つの丸め方法をDCT(離散
的コサイン変換)に適用した場合について説明する。本
発明の発明者は、DCTの演算精度Nを12,13,1
4ビットにして、ストレートにダビングを繰り返した場
合を電子計算機によりシミュレーションした結果、次の
ことを発見した。ここでDCT,IDCTは倍精度の浮
動少数点演算を使った。
【0043】上記(a),(b)の丸め方法では、N=
12ビットの場合に、世代を重ねる毎に誤差が累積して
S/N(信号対雑音比)が劣化し、なかなか収束しなか
った。
【0044】しかし、N=13,N=14ビットの場合
には誤差の累積が少なく、比較的若い世代で収束した。
【0045】これに対して、(c)の偶数丸めでは
(a),(b)に比べてS/Nの劣化は緩やかになり、
若い世代で収束している。特にDCTの演算精度が少な
いN=12ビットの場合にその差が大きい。
【0046】以上のように偶数丸めは演算精度が不足し
ている場合でも、他の丸めに比べて誤差の累積が少ない
ことがわかった。これは、切り捨てるビット数が少ない
ほど0.5の発生する確率が高いので偶数丸めの効果が
現われるからである。
【0047】高画質を要求されるビットレートリダクシ
ョンVTRでは十分な演算精度を確保しつつ、少なくと
も量子化回路には偶数丸め回路を装備する必要がある。
また、十分な演算精度を確保しても、通常の丸めだけで
は、ある特定のパターンに対しては誤差が累積して収束
しなくなることも発見されている。
【0048】上述のシミュレーション結果を勘案して、
本実施例の丸め回路としては偶数丸め回路を採用してい
る。
【0049】図1は偶数丸めを実現する回路のブロック
図である。図1において、入力101に供給される入力
信号XはAビットのディジタル信号、出力105に出力
される出力信号ZはBビットのディジタル信号である。
【0050】付加値発生回路104は、入力ディジタル
信号Xの下位(A−B)ビットが10進法で0.5かど
うかを検出し、次に下から(A−B+1)ビット目を見
て偶数か奇数か(即ち2進数で0か1か)を判定して、
付加値××××(4ビット数値)を決める。
【0051】付加値発生回路104の出力××××は加
算回路102において、入力信号Xに加算され、その加
算結果の信号Yの上述Bビットを出力信号Zとして出力
する。
【0052】図2は、丸めビット演算の例を示してい
る。入力ディジタル信号Xの下位(A−B)ビットがb
bbb、下から(A−B+1)ビット目がaで、下位ビ
ットに加える値が××××であるとして図示してある。
××××の値は図3に示すようにして決める。
【0053】図3は、その丸め処理の仕方を示したフロ
ーチャートである。同図を参照して図1の丸め回路の動
作説明をする。
【0054】動作開始に続いて、ステップS1で入力デ
ィジタル信号の切り捨て部分、即ちここでは少数点以下
の下位4ビットbbbbが、1000であるか否かの判
断を行なう。
【0055】もしbbbbが1000(即ち、10進数
で0.5)であればステップS2に進み、同入力信号の
少数点以上(整数部)の最下位ビットaが0(即ち、偶
数)であるかどうかを判断する。
【0056】もし、a=0ならば、ステップS3に進み
上記入力信号の少数点以下の4ビットbbbbの部分に
加算するための4ビットの数値××××を0000に設
定する。
【0057】次にステップS5に進み、入力ディジタル
信号Xに上記設定値××××(この場合0000)を加
算して出力ディジタル信号Yを得る。この動作は図1の
加算回路102で行われる。
【0058】こうして出力端子103に出力された信号
YはステップS6で後段の回路(図1においては106
で示す)において少数点以下の4ビットが切りすてられ
る。
【0059】前記ステップS1で整数部最下位ビットa
が0でない(即ち、奇数)と判断されたときは付加値×
×××を1000(即ち10進数0.5)に設定する。
この設定値1000(10進0.5)と入力信号の少数
点以下の1000(10進0.5)とがステップS5で
加算されると1つ桁上げが生じて偶数に丸められる。
【0060】前記ステップS1で入力信号の少数点以下
4ビットbbbbが1000でないと判断されたとき
は、換言すると、10進数で0以上0.5未満か、0.
5より大きく1.0未満のときはステップS4に進み、
付加値を2進1000即ち10進で0.5に設定するの
で、入力信号の少数点以下が0.5未満の数はステップ
S5で加算して桁上げは起こらず、0.5より大きい数
に対してはステップS5での加算において桁上げが生じ
るので、ステップS6において少数点以下の値を切り捨
てたとき、通常の四捨五入になっている。
【0061】以上の動作を、図6を参照して説明する
と、少数点以下の数値が0.5の点については、少数点
以上の数値が偶数のときは付加値が0なので図の横線の
両端の黒丸の点になり、少数点以上の数値が奇数のとき
は付加値が0.5なので図の横線の両端の白丸で示すよ
うに1つ上又は下の数に丸められる。従って図1の回路
は偶数への丸めを行なう働きをしていることがわかるで
あろう。
【0062】上述の偶数丸め回路(図1参照)を通常の
丸め方式を採用したディジタル記録再生装置の一部に追
加することにより累積誤差の少ないディジタル記録再生
装置を得ることができる。
【0063】また、図7を参照して前述したビットレー
トリダクションVTRにおいて、量子化回路3に前記偶
数丸め回路を装備するのが効果的である。従って、DC
T2及びIDCT9には通常の丸めを採用し、量子化回
路3だけに偶数丸めを採用するようにしてもよい。
【0064】上述の説明においては、DCT(離散的コ
サイン変換)による画像圧縮方式のディジタル記録再生
装置について偶数丸め回路の適用を説明してきたが、D
CTによらない圧縮方式、例えばウェーブレット変換な
どによるビットレートリダクションVTRにおいても偶
数丸め方式が有効である。
【0065】また、VTRだけでなく他の画像符号化装
置においても、動き補償などにより再帰的にDCTとI
DCTを繰り返すことがある。このとき問題になるのが
送信側と受信側のIDCTミスマッチである。このID
CTミスマッチを少なくするにも、偶数丸め方式が有効
である。
【0066】偶数丸めの方法は、画像符号化だけでな
く、マトリックス変換のように変換/逆変換を繰り返す
場合にも、累積誤差を少なくするために有効な方法であ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明のディジタル記録再生装置は、そ
の内部で演算結果を丸めるとき、切り捨てるビット以下
がちょうど0.5の時は、一番近い偶数に丸めることに
より、(1)ダビングを重ねたときの誤差が累積するの
を防ぐことができる、(2)演算精度が不十分な場合に
はより効果的で、若い世代で誤差の収束ができる、
(3)通常の丸め方式に比べても誤差の絶対値が大きく
なることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディジタル記録装置に採用される偶数丸
め回路の1例のブロック図である。
【図2】丸め計算の説明図である。
【図3】丸め回路の動作を示すフローチャートである。
【図4】正方向への丸めの説明図である。
【図5】無限大方向への丸めの説明図である。
【図6】偶数への丸めの説明図である。
【図7】ビットレートリダクションVTRシステムのブ
ロック図である。
【符号の説明】
102 加算回路 104 付加値発生回路 106 下位ビット切り捨て回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 5/92 7734−5C H04N 5/92 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像信号のビット数を減らす
    ビットレートリダクション手段及び量子比手段を備え、
    少なくとも1ヵ所に信号演算結果の丸め手段を備えたデ
    ィジタル画像信号圧縮記録装置において、 前記丸め手段が、切り捨てるビット以下の値が2進数で
    1000‥‥(即10進数で0.5)の場合には、その
    数の整数部分が偶数か奇数か即ち2進数整数部の最下位
    ビットが0か1かを検出し、0のときはそのまま切り捨
    て、1のときは2進数で1000(即ち10進数0.
    5)を加えてから切り捨てることにより一番近い偶数に
    丸め、それ以外の場合には、通常の四捨五入を行なうよ
    うになされていることを特徴とするディジタル記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル記録装置に
    おいて、前記ビットレートリダクション手段が離散的コ
    サイン変換回路であることを特徴とするディジタル記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディジタル記録装置に
    おいて、前記ビットレートリダクション手段がウェーブ
    レット変換回路であることを特徴とするディジタル記録
    装置。
JP30042793A 1993-11-30 1993-11-30 ディジタル記録装置 Pending JPH07153195A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30042793A JPH07153195A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 ディジタル記録装置
US08/349,998 US5585963A (en) 1993-11-30 1994-11-29 Digital image signal recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30042793A JPH07153195A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 ディジタル記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07153195A true JPH07153195A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17884675

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