JP2724662B2 - コンクリート構造物のコンクリート打設方法および横行自在の打設用型枠昇降装置 - Google Patents

コンクリート構造物のコンクリート打設方法および横行自在の打設用型枠昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダムの上下流面等、コ
ンクリート構造物を、コンクリート打設用型枠を使用し
て連続的にコンクリートを打設する方法および打設用型
枠移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダム等のコンクリート構造物にコ
ンクリートを打設する方法としては、図12に示すよう
に、コンクリート打設用型枠を、コンクリート構造物の
施行上面に移動自在に設置されたクレーンにより適宜上
昇させ、上昇させたコンクリート打設用型枠を作業員に
よりコンクリート構造物の施行面に固定し、コンクリー
ト打設後、再び作業員によりコンクリート打設用型枠の
固定を解除し、クレーンによりコンクリート打設用型枠
を上昇させ、この作業を繰り返すことによりコンクリー
ト構造物の全面にコンクリートを打設することが知られ
ている。
【0003】また、本作業において、作業員はコンクリ
ート打設後、コンクリート打設用型枠の固定を解除し、
このコンクリート打設用型枠上に乗ったままの状態で、
クレーンによりこのコンクリート打設用型枠を上昇さ
せ、次の施行面にコンクリート打設用型枠を固定させて
いた。
【0004】なお、図中90はコンクリート打設用型
枠、92はコンクリート構造物、94は施行上面、96
はクレーン、98は施行面、100は作業員を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、前記の通り、
各コンクリート打設用型枠をそれぞれクレーンで上昇、
移動させ、作業員により固定し、コンクリート打設後、
再び作業員により固定を解除し、各コンクリート打設用
型枠をクレーンでそれぞれ上昇、移動させることにより
行っていたため、作業が長時間を要すると共に、作業員
の安全性に問題があった。
【0006】本発明は、このような欠点に鑑み、作業時
間の短縮が図れ、作業員の安全性を向上させることがで
きるコンクリート構造物のコンクリート打設方法、およ
び打設用型枠(専用型枠)を容易に昇降させることがで
きる横行自在の打設用型枠昇降装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、打設用
平板の表面に縦方向に平行に枠体を複数個配置させてな
る型枠を複数個並設させると共に、その上縁を連結さ
せ、かつ上下二段に平行に横行レールを配設させてなる
専用型枠を、コンクリート構造物のコンクリート打設施
行面に多数配設させ、各専用型枠を、コンクリート構造
物のコンクリート打設施行面の上下方向に移動させ、か
つ横行レール上を横行自在の型枠昇降装置により昇降自
在とし、全ての専用型枠をコンクリート打設施行面に固
定後、全ての専用型枠内にコンクリートを打設し、コン
クリートを養生硬化させた後、所定の専用型枠を脱型
し、型枠昇降装置により脱型後の専用型枠を、この専用
型枠の下段横行レールが、隣接する専用型枠の上段横行
レールと対応する位置まで上昇させ、この専用型枠をコ
ンクリート打設施行面に固定後、隣接する別の専用型枠
上に型枠昇降装置を横行させると共に、この専用型枠を
上昇させ、全ての専用型枠を上昇固定させた後、コンク
リートを打設することによりコンクリート構造物のコン
クリート打設施行面に順次コンクリートを打設するもの
であり、本発明の横行自在の打設用型枠昇降装置は、打
設用平板の表面に縦方向に平行に枠体を複数個配置させ
てなる型枠を複数個並設させると共に、その上縁を連結
させ、かつ上下二段に平行に横行レールを配設させてな
る専用型枠が設けられ、一方基枠に油圧シリンダーによ
り昇降するブームが設けられ、かつ専用型枠の一方の横
行レールを挟持して横行するための横行機構が基枠に対
して移動自在に設けられてなる型枠昇降機構が一対平行
に連結され、両型枠昇降機構の連結部に、横行機構およ
び両型枠昇降機構の制御手段が設けられ、両型枠昇降機
構のブームの先端を専用型枠と着脱自在に固定させるこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】本発明に係る横行自在の打設用型枠昇降装置
10について、図1〜図10に基づいて説明する。
【0009】打設用平板12の表面に縦方向に平行に枠
体14を複数個配置させてなる型枠16を複数個並設さ
せると共に、その上縁を連結させ、かつ上下二段に平行
に横行レール18,20を配設させてなる専用型枠22
が多数配設されている。本実施例において、型枠16の
上縁は連結枠体24により連結させてある。
【0010】この専用型枠22の上縁の適所に、係止部
26を有するブラケット28が設けられている。本実施
例において、ブラケット28は後述の型枠昇降機構38
が一対であるため、2個設けられている。
【0011】一方、基枠30の長さ方向(図1〜図3に
おいて上下方向)に油圧シリンダー32により昇降する
ブーム34が設けられ、かつ専用型枠22の一方の横行
レール18,20を挟持して横行するための横行機構3
6が基枠30に対して移動自在に設けられてなる型枠昇
降機構38が一対平行に連結されている。本実施例にお
いて、両型枠昇降機構38は2個の連結部材40により
連結されている。
【0012】ここで、本実施例の横行機構36を図4〜
図6に基づいて詳述する。本実施例の横行機構36は、
両型枠昇降機構38に左右対称のものがそれぞれ設けら
れているため、説明上、右側(図1および図2において
右側)の型枠昇降機構38に設けられた横行機構36の
みを開示する。
【0013】一方(本実施例において説明上、下段、図
1および図2参照)の(下段)横行レール20の上面
(図4において上側)に当接する被動ローラー42およ
び下段横行レール20の前面(図4において被動ローラ
ー42の下方平面部)を押圧する被動ローラー44を有
する第一横行手段46が、基枠30の一側(図4におい
て左側)に、基枠30の垂直方向(図6の矢印方向)に
回動(90度反転)自在に設けられている。
【0014】下段横行レール20の上面(図4において
上側)に当接する被動ローラー42、下段横行レール2
0の前面(図4において被動ローラー42の下方平面
部)を押圧する被動ローラー44、および下段横行レー
ル20の下面(図4において下側)に当接する駆動ロー
ラー48を有する第二横行手段50が、基枠30の他側
(図4において右側)に、基枠30の垂直方向(図6の
矢印方向)に回動(90度反転)自在に設けられてい
る。
【0015】第二横行手段50の駆動ローラー48が下
段横行レール20上をスムーズに横行できるように、駆
動ローラー48をピニオンとし、下段横行レール20の
下面にラック52が設けられている(図5および図10
参照)。
【0016】このラック52は、本発明の打設用型枠昇
降装置10が隣接する専用型枠22上を横行するため、
上段横行レール18にも設けられている。
【0017】横行機構36の駆動ローラー48による駆
動を横行レール18,20の下面で行うのは、横行レー
ル18,20の上面で行う場合、隣接する専用型枠22
への横行が段差を乗り越える際、打設用型枠昇降装置1
0の自重が横行レール18,20上に加わるため、大き
な駆動力が必要となるばかりか、効率が良くないので、
駆動力を節減して効率良く行うためである。
【0018】第一および第二横行手段46,50の基枠
30の垂直方向(図6の矢印方向)への回動(90度反
転)はローラーセット用油圧シリンダー54により行
う。
【0019】第二横行手段50の駆動ローラー48は、
下段横行レール20上に確実に当接させるため、基枠3
0の水平方向(図4の矢印方向)に、駆動ローラーセッ
ト用油圧シリンダー56を介して回動自在、かつ基枠3
0の水平方向(図5の矢印方向)に上下用油圧シリンダ
ー58を介して上下動自在に設けられている。
【0020】なお、図中60は油圧モーターを示す。
【0021】両型枠昇降機構38の一方の連結部材40
に、横行機構36および両型枠昇降機構38の油圧シリ
ンダー32を制御する制御手段62である油圧ポンプユ
ニットが設けられている。
【0022】両型枠昇降機構38のブーム34の先端
に、専用型枠22の係止部26と対応する係止用可動ブ
ラケット64が設けられ、かつ係止部26と係止用可動
ブラケット64とを係止固定するための固定機構66が
設けられている。本実施例において、係止用可動ブラケ
ット64には係止部26に対応する係止凹部68が設け
られ、この係止凹部68が右方向(図7、図8において
右側)に90度以上回転しないように構造的に制御させ
てある。
【0023】また、固定機構66は、係止用可動ブラケ
ット64の回動側(図7、図8において右側)に小型油
圧シリンダー70が伸縮自在に設けられ、小型油圧シリ
ンダー70の伸長端に、係止用可動ブラケット64の係
止凹部68に嵌挿される固定片72が装着されたもので
あり、小型油圧シリンダー70の制御は前記制御手段6
2により行う。
【0024】ここで、専用型枠22の型枠昇降機構38
への固定方法を図7および図8に基づいて説明する。
【0025】図7に示すように、まず専用型枠22の上
方に型枠昇降機構38のブーム34の先端が位置するよ
うに型枠昇降機構38を配置させる。
【0026】次に、型枠昇降機構38を下降(ブーム3
4を縮短)させ、型枠昇降機構38に設けられた係止用
可動ブラケット64の係止凹部68に、専用型枠22の
ブラケット28を挿入させると共に、さらに型枠昇降機
構38を下降させ、係止用可動ブラケット64の係止凹
部68を右方向(図7、図8において右側)に位置させ
る。
【0027】次に、小型油圧シリンダー70を伸長させ
て小型油圧シリンダー70の固定片72を係止用可動ブ
ラケット64の係止凹部68に嵌挿させ、係止用可動ブ
ラケット64の回動を固定する。
【0028】従って、専用型枠22のブラケット28が
型枠昇降機構38の係止用可動ブラケット64および固
定機構66により固定される。
【0029】図9に示すように、基枠30の下部に90
度反転自在の被動ローラー74が設けられている。この
被動ローラー74は両昇降機構38を昇降させる際、図
9(イ)に示すように、上下方向に進退自在とし、両昇
降機構38を横行させる際、図9(ロ)に示すように、
横方向に進退自在とする。
【0030】図10に示すように、隣接する専用型枠2
2の上下二段の横行レール18,20の一側に、折畳み
自在の継手部材76が設けられている。この継手部材7
6の下面側にも第二横行手段50の駆動ローラー48で
あるピニオンと噛合するラック52が設けられている。
【0031】隣接する専用型枠22の横行レール18,
20との連結手段は、横行レール18,20の長孔77
と、継手部材76の長孔77とを連結ピン79により連
結することにより行う。
【0032】なお、図中78はコンクリート構造物、8
0はコンクリート施行面、82はコンクリート施行上
面、84は作業員用足場、86は角度調整用油圧シリン
ダー、88は昇降用ローラーを示す。
【0033】本発明に係るコンクリート構造物のコンク
リート打設方法をダムにおけるRCD工法(ダムの上下
流面を上方に向けて段階的にコンクリート打設するこ
と)について、図11に基づいて説明する。また、本実
施例に使用する横行自在の型枠昇降装置10は前記実施
例の型枠昇降装置と同様である。
【0034】まず多数並設された専用型枠22の所定の
専用型枠22を、コンクリート構造物(ダム)78のコ
ンクリート打設施行面80に設置された型枠昇降装置1
0に固定させ、この専用型枠22の下段横行レール20
が、隣接する専用型枠22の上段横行レール18と対応
する位置まで上昇させる(図11(イ)〜(ハ)参
照)。
【0035】この際、型枠昇降装置10の基枠30下部
の被動ローラー74を回転させ、横方向に進退自在とし
(図9(イ)参照)、横行機構36の第一および第二横
行手段46,50を基枠30の垂直方向(図6の矢印方
向)へ回動(90度反転)させ、型枠昇降装置10の昇
降工程に支障をきたさないように回避させる。
【0036】また、隣接する専用型枠22の上段横行レ
ール18との対応位置がずれていても、第二横行手段5
0の駆動ローラー48を、基枠30の水平方向(図4の
矢印方向)に、駆動ローラーセット用油圧シリンダー5
6を介して回動させ、かつ基枠30の水平方向(図5の
矢印方向)に上下用油圧シリンダー58を介して上下動
させることにより、下段横行レール20上に確実に当接
させることができる。
【0037】次に、作業員が専用型枠22に沿って専用
型枠22上を降り、専用型枠22の下部をコンクリート
打設施行面30に予め装着されたシーボルト81を介し
て固定する。
【0038】次に、作業員が専用型枠18に沿って専用
型枠18上を登り、専用型枠18の上部をコンクリート
打設施行上面82に支持固定する。
【0039】次に、この固定された専用型枠22の下段
横行レール20上を、横行機構36を介して隣接する別
の専用型枠22へ型枠昇降装置10を横行させる(図1
1(ニ)参照)。
【0040】この際、型枠昇降装置10の基枠30下部
の被動ローラー74を回転させ、横方向に進退自在とし
(図9(ロ)参照)、横行機構36の第一および第二横
行手段46,50を基枠30の垂直方向(図6の矢印方
向)へ回動(90度反転)させ、下段横行レール20を
挟持させる。
【0041】次に、型枠昇降装置10を横行させた専用
型枠22を、型枠昇降装置10により上昇させる(図1
1(ホ)・(ヘ)参照)。
【0042】この際、型枠昇降装置10の基枠30下部
の被動ローラー74を回転させ、上下方向に進退自在と
すると共に、横行機構36を型枠昇降装置10の昇降工
程に支障をきたさないように回避させる。
【0043】この工程を順次繰返し、全ての専用型枠2
2を上昇固定させる。
【0044】次に、全ての専用型枠22内にコンクリー
トを打設し、コンクリート硬化後、再び作業員により専
用型枠22の支持固定を解除し(脱型作業)、次の移動
に備える。
【0045】なお、本実施例で使用する専用型枠22は
多数並設させ、一度に多数の専用型枠22内にコンクリ
ート打設する方法であるが、最小2個使用することにに
より一度に専用型枠2個分の距離だけコンクリート打設
し、これを繰返して行うことによりコンクリート構造物
にコンクリートを打設することも可能である。
【0046】また、本実施例の横行レール18,20は
専用型枠22に上下二段に配設されているが、専用型枠
22に上下方向に三段以上配設させることは自由であ
る。
【0047】また、本実施例の型枠昇降装置10は本発
明に係る打設用型枠移動装置そのものであるが、本発明
の方法に使用する型枠昇降装置10は、制御手段62に
より制御させた油圧シリンダーによるものに限定される
ことはなく、専用型枠22を昇降できる機構および横行
機構を備えていればよい。
【0048】また、本実施例の型枠昇降装置10の先端
のブーム34と専用型枠22との着脱手段は、専用型枠
22のブラケット28、基枠30の係止用可動ブラケッ
ト64および固定機構66に限定されることはなく、単
に専用型枠22を容易に着脱固定できる手段であればよ
い。
【0049】また、本実施例はダムのRCD工法につい
ての方法であるが、山の斜面(法面)の保護用のコンク
リート打設についても利用でき、他の分野にも利用でき
ることは自明のことである。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るコンクリート構造物へのコ
ンクリート打設方法によれば、コンクリートを打設する
ための専用型枠を、コンクリート構造物のコンクリート
打設施行面に設置された型枠昇降装置により、所定の専
用型枠を上昇後、隣接する全ての専用型枠を上昇させる
ことができ、作業員が専用型枠に乗ったまま上昇させる
ことがなく、作業の安全性を向上させることができる。
【0051】また、コンクリート構造物のコンクリート
打設施行面に設置された型枠昇降装置の移動は、専用型
枠の上下二段の一方の横行レールを利用して横行自在で
あるため、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート構造物のコンクリー
ト打設方法の作業状態を示す斜視図。
【図2】同、打設用型枠昇降装置の正面図。
【図3】同、側面図。
【図4】同、横行機構の要部拡大正面図。
【図5】同、側面図。
【図6】同、平面図。
【図7】同、打設用型枠昇降装置と専用型枠との連結部
を示す要部拡大側面図。
【図8】同、打設用型枠昇降装置と専用型枠との連結部
を示す要部拡大側面図。
【図9】同、打設用型枠昇降装置の下部の被動ローラー
の使用状態を示す正面図。
【図10】同、隣接する専用型枠の連結部を示す正面
図。
【図11】同、本発明の方法の工程を示す正面図。
【図12】従来例の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
12 打設用平板 14 枠体 16 型枠 18 横行レール(上) 20 横行レール(下) 22 専用型枠(打設用型枠) 30 基枠 32 油圧シリンダー 34 ブーム 36 横行機構 38 型枠昇降機構 62 制御手段 78 コンクリート構造物 80 コンクリート打設施行面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 光司 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打設用平板(12)の表面に縦方向に平行に
    枠体(14)を複数個配置させてなる型枠(16)を複数個並設
    させると共に、その上縁を連結させ、かつ上下二段に平
    行に横行レール(18),(20)を配設させてなる専用型枠(2
    2)を、コンクリート構造物(78)のコンクリート打設施行
    面(80)に多数配設させ、各専用型枠(22)を、コンクリー
    ト構造物(78)のコンクリート打設施行面(80)の上下方向
    に移動させ、かつ横行レール(18),(20)上を横行自在の
    型枠昇降装置(10)により昇降自在とし、全ての専用型枠
    (22)をコンクリート打設施行面(80)に固定後、全ての専
    用型枠(22)内にコンクリートを打設し、コンクリートを
    養生硬化させた後、所定の専用型枠(22)を脱型し、型枠
    昇降装置(38)により脱型後の専用型枠(22)を、この専用
    型枠(22)の下段横行レール(20)が、隣接する専用型枠(2
    2)の上段横行レール(18)と対応する位置まで上昇させ、
    この専用型枠(22)をコンクリート打設施行面(80)に固定
    後、隣接する別の専用型枠(22)上に型枠昇降装置(10)を
    横行させると共に、この専用型枠(22)を上昇させ、全て
    の専用型枠(22)を上昇固定させた後、コンクリートを打
    設することによりコンクリート構造物(78)のコンクリー
    ト打設施行面(80)に順次コンクリートを打設することを
    特徴とするコンクリート構造物のコンクリート打設方
    法。
  2. 【請求項2】 打設用平板(12)の表面に縦方向に平行に
    枠体(14)を複数個配置させてなる型枠(16)を複数個並設
    させると共に、その上縁を連結させ、かつ上下二段に平
    行に横行レール(18),(20)を配設させてなる専用型枠(2
    2)が設けられ、一方基枠(30)に油圧シリンダー(32)によ
    り昇降するブーム(34)が設けられ、かつ専用型枠(22)の
    一方の横行レール(18),(20)を挟持して横行するための
    横行機構(36)が基枠(30)に対して移動自在に設けられて
    なる型枠昇降機構(38)が一対平行に連結され、両型枠昇
    降機構(38)の連結部に、横行機構(36)および両型枠昇降
    機構(38)の制御手段(62)が設けられ、両型枠昇降機構(3
    8)のブーム(34)の先端を専用型枠(22)と着脱自在に固定
    させることを特徴とする横行自在の打設用型枠昇降装
    置。
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