JP3306120B2 - 自動昇降式型枠装置 - Google Patents

自動昇降式型枠装置

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JP3306120B2
JP3306120B2 JP25802192A JP25802192A JP3306120B2 JP 3306120 B2 JP3306120 B2 JP 3306120B2 JP 25802192 A JP25802192 A JP 25802192A JP 25802192 A JP25802192 A JP 25802192A JP 3306120 B2 JP3306120 B2 JP 3306120B2
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利平 木下
慎太郎 林
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株式会社青木建設
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動昇降式型枠装置
に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、多
階層コンクリートの打設によるダム等の高層構造物の構
築に有用な、高効率で、作業安全性に優れた自動昇降式
型枠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、ダム等の高層構造物の
コンクリート打設を行うための型枠として、型枠支持フ
レームの下部をシーボルトにより下層の既設コンクリー
トに固定し、その型枠をコンクリート打設面に設置する
方式のものが知られている。しかしながら、近年、この
ような型枠についても、省力化の傾向とともにより大型
になってきており、この大型化された型枠は人力による
脱着昇降では設置不可能になり、クレーンを利用するこ
とで昇降させることがどうしても必要になってきてい
る。
【0003】だが、このクレーンの使用による作業に
は、やはり熟練を要するとともに、作業性、安全性、さ
らには効率性、経済性の点で不利であるという欠点があ
った。殊に、型枠の剥離上昇作業中には、型枠支持フレ
ームにより一体化された大型枠を移動クレーンにて吊り
上げる作業が必須であるが、この作業のためには、作業
員が型枠内に居て位置を決め、ボルト締め付け等の作業
を行わねばならない。このような作業は、安全上問題が
あり、法規(労働安全衛生法クレーン等安全規則第73
条)に違反するものであるとの指摘もなされている。
【0004】このため、型枠の昇降を必要とするダム等
の高層構造物のコンクリート等の打設において、型枠を
より簡便に昇降取付けすることができ、しかも作業の安
全性、信頼性も良好な、新しい型枠設置のための自動化
手段の実現が望まれていた。
【0005】この出願の発明は、上記の通りの課題を解
決するためになされたものであって、 コンクリート打
設面に取り外し自在の固定具により固定されるリフトフ
レームと、リフトフレームに締付け手段で締付け固定さ
れる中型枠を複数並設しユニットとした中型枠群と、各
中型枠にそれぞれ支持される型枠とを備え、リフトフレ
ームに、中型枠を介して支持される型枠をコンクリート
打設面に対して離接可能に作動する中型枠装着脱用油圧
ジャッキ及び中型枠を所要のコンクリート打設面高さに
まで昇降させる中型枠昇降用油圧ジャッキを各中型枠毎
配備し、各中型枠に個別に固定具及び締付け手段の着
脱作業と関連して、中型枠装着脱用油圧ジャッキ及び中
型枠昇降用油圧ジャッキを作動させて中型枠を駆動し、
駆動された中型枠を介して型枠を所要のコンクリート打
設面に対して移動可能としたことを特徴とする自動昇降
式型枠装置を提供する。
【0006】また、さらにこの発明においては、リフト
フレーム自体にも昇降ジャッキを配備することを好まし
い態様ともしている。この発明によって、クレーン等の
外部機材を必要とすることなく、型枠の上下移動そして
コンクリート打設面での脱着が可能となり、より簡便な
操作で、安全で効率良く型枠設置作業が可能となる。
【0007】以下、図面に沿って、さらに詳しくこの発
明の自動昇降式型枠装置について説明する。
【0008】
【実施例】添付した図面の図1および図2は、この発明
の装置の概要を示した正面図および側面構成図である。
たとえばこの図1および図2に示したように、この発明
の装置においては、型枠(1)を支持する中型枠(2)
を有し、この中型枠(2)を介して型枠(1)をコンク
リート打設面位置(C)に装着し、コンクリート打設終
了後にはこの打設面位置(C)より脱着させる中型枠装
着脱用油圧ジャッキ(3)と、中型枠(2)そのものを
所要のコンクリート打設面位置の高さ(C、D)にまで
昇降させる中型枠昇降用油圧ジャッキ(4)とを備えた
リフトフレーム(5)を配備している。
【0009】そして、この例においては、型枠(1)と
して、各々独立して、脱着および昇降自在とした型枠
、、と、これを支持する中型枠によって一つのユ
ニットを形成してもいる。リフトフレーム(5)には、
作業足場(6)とともに、安全手段としての手摺り
(7)とともに、これに安全ネットを張り巡らしてもい
る。図3および図4は、この装置の動作例を示した側面
構成図である。以下、この図3および図4に沿って順次
説明すると; <a>ロッキングボルト(10)およびアンカーボルト
(11)等固定具の連結によってコンクリート打設面位
置(A)に固定したリフトフレーム(5)の中型枠装着
脱用油圧ジャッキ(3)を作動させ、中型枠(2)に支
持した型枠(1)を、所定のコンクリート打設面位置
(C)に装着する。次いでコンクリートの打設を行う。
【0010】この場合、アンカーボルト(13)にはシ
ーボルト(12)、ダミーボルト(14)を取外し自在
連結しておく。 <b> 型枠(1)のうちの、図1の型枠のように、ユ
ニットのうち1枚のみを次の打設面位置(D)に装着す
るために、まずシーボルト(12)、ダミーボルト(1
4)を取り外す。
【0011】中型枠装着脱用油圧ジャッキ(3)を引
き、中型枠(2)およびこれに連結している型枠(1)
をコンクリート打設位置(C)の面より脱着させる。 <C> ジャッキボルト(15)等の締付け手段を緩め、
図1に示した中型枠昇降用油圧ジャッキ(4)を伸ば
し、中型枠(2)を上昇させ、型枠(1)が所定のコン
クリート打設面位置(D)の高さに到るようにする。
【0012】中型枠装着脱用油圧ジャッキ(3)によ
り、中型枠(2)を押し、型枠(1)が所要の位置
(D)のコンクリート打設面に位置するように装着す
る。次いで、アンカーボルト(13)にシーボルト(1
2)を連結する。中型枠(2)の前後の揺れはジャッキ
ボルト(15)で調節することとする。 <e> 以上<a>〜<d>の操作を、図1に示した型枠
(1)のについても行い、3個の型枠の全ての上昇
装着を終了する。
【0013】<f> リフトフレーム(5)両端の昇降ジ
ャッキ(図示省略)によりリフトフレーム(5)そのも
のを所要の高さまで上昇させ、ロッキングボルト(1
0)をアンカーボルト(13)に連結する。このロッキ
ングボルト(10)は、コンクリート打設後、その硬化
までには数日間を要することから、油圧ジャッキの緩み
等も考慮して、型枠(1)、中型枠(2)、およびリフ
トフレーム(5)そのものの位置安定化を図るものであ
る。
【0014】もちろん、図1〜4の例は、コンクリート
打設面(A,B,C,D)が垂直に設定されているが、
これは傾斜面であってもよいことは言うまでもない。ま
た、中型枠(2)の下端部にはローラー(16)を配設
して、昇降安定化を図ってもよい。また、さらに細部の
構成については様々に可能であることは言うまでもな
い。
【0015】
【発明の効果】この発明によって、以下の通りの優れた
効果が実現される。 <1> 各部材の上下移動または脱着は、ユニットに組
み込まれた油圧ジャッキを制御バルブの操作で行うこと
により容易に可能となるので、クレーン等の外部機材を
必要とすることなく、効率、性能ともに優れている。
【0016】<2> 作業行動範囲が単独であるため
に、隣接する同時並行作業に支障を与えない。 <3> 使用頻度を考慮にいれ極度にオートメーション
化することを避けたので、高度な技能を必要とせず取扱
いが容易であり、かつ、安全である。 <4> 製作費、作業費とを総合的に集計した工事費
は、従来より廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の概要を示した正面図である。
【図2】図1に対応する側面概要図である。
【図3】この発明の装置の動作を例示した側面概要図で
ある。
【図4】図3に続く動作の側面概要図である。
【符号の説明】
1 型枠 型枠 2 中型枠 3 中型枠装着脱用油圧ジャッキ 4 中型枠昇降用油圧ジャッキ 5 リフトフレーム 6 作業足場 7 手摺り 10 ロッキングボルト 11 アンカーボルト 12 シーボルト 13 アンカーボルト 14 ダミーボルト 15 ジャッキボルト 16 ローラー17 リフトフレーム昇降用ジャッキ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート打設面に取り外し自在の固
    定具により固定されるリフトフレームと、リフトフレー
    ムに締付け手段で締付け固定される中型枠を複数並設し
    ユニットとした中型枠群と、各中型枠にそれぞれ支持さ
    れる型枠とを備え、リフトフレームに、中型枠を介して
    支持される型枠をコンクリート打設面に対して離接可能
    に作動する中型枠装着脱用油圧ジャッキ及び中型枠を所
    要のコンクリート打設面高さにまで昇降させる中型枠昇
    降用油圧ジャッキを各中型枠毎に配備し、各中型枠に個
    別に固定具及び締付け手段の着脱作業と関連して、中型
    枠装着脱用油圧ジャッキ及び中型枠昇降用油圧ジャッキ
    を作動させて中型枠を駆動し、駆動された中型枠を介し
    て型枠を所要のコンクリート打設面に対して移動可能と
    したことを特徴とする自動昇降式型枠装置。
  2. 【請求項2】リフトフレーム自体にも昇降ジャッキを備
    えてなることを特徴とする請求項1の自動昇降式型枠装
    置。
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