JP2723495B2 - フォームパッド - Google Patents

フォームパッド

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JP2723495B2
JP2723495B2 JP8248403A JP24840396A JP2723495B2 JP 2723495 B2 JP2723495 B2 JP 2723495B2 JP 8248403 A JP8248403 A JP 8248403A JP 24840396 A JP24840396 A JP 24840396A JP 2723495 B2 JP2723495 B2 JP 2723495B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D33/00Containers or accessories specially adapted for handling powdery toiletry or cosmetic substances
    • A45D33/34Powder-puffs, e.g. with installed container

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  • Cosmetics (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキン,爪,頭
髪,及び粘膜の、化粧を含む保護及び局所処置(治療)
のための新規なフォームパッド (foam pads) に関す
る。これらのパッドはリムを形成するヒンジ継ぎ目を含
んでいる。
【0002】
【従来の技術】通常、パッドは練り状またはパウダー状
の物質を皮膚あるいは粘膜上に広げるのに使用され、同
時に、処置すべき面を優しくマッサージする。また、こ
れらのパッドは水、あるいは水溶液又は水−アルコール
溶液を染み込ませて、あるいはそのままで、例えばクレ
ンジングミルク等、皮膚に塗られた物質を除去する。パ
ッドは、使用状況に応じて強めにあるいは弱めに皮膚に
当てられる。従って、これらのパッドには、手にしっく
りと馴染み、しかも心地好いことが求められる。
【0003】皮膚の保護及び/又は化粧のためのパッド
は特に GB-A-0474732 及び US-A-2204202 より周知であ
る。 GB-A-0474732 は、間にパウダーが入れられた二つ
の壁部を備えたパッドを開示している。これら二つの壁
部は、該パッドの周囲から半径方向に伸びた接合部によ
って互いに接合されている。一方の壁部は、一定量のパ
ウダーをその壁部に保持するようにされた不浸透性部材
によってカバーされている。この不浸透性部材は、この
パッドを水に付けたときに、パウダー状生成物が水と完
全に混合されてパウダー状生成物を泡立てるのを防止す
る。
【0004】US-A-2204202 はフォームより成る円形シ
ートを備えている。このシートの厚み部にノッチが切ら
れており、生成物を挿入できるポケットを形成してい
る。このパッドは高密度のラテックス体、及び、複数の
小孔を有したラテックススキンより成っている。この材
料により、このパッドが水に付けられたときに、パウダ
ー状生成物が水と完全に混合されてパウダー状生成物を
泡立てるのを防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記文献の何れも、リ
ムを形成するヒンジ縫い目を持ったパッドの存在につい
ては開示も示唆もされていない。
【0006】従来のパッドはコットン製又はフォーム製
のものである。コットン製のパッドは、非常に薄いフォ
ームより成るパッドと同様、強度及びグリップを欠き、
使用しにくい。フォーム製の厚いものはかかる欠点を有
してはいないものの、縫い目の部分が荒い感がある。剛
性が高いため、不規則な外形を持った表面が均一でなく
なる。
【0007】また、全ての用途について言えることだ
が、特に皮膚の保護及び局所処置においては、充分な時
間を有しない消費者は、扱いが簡単で、使い捨てが可能
で、さらに少なくとも従来製品と同等の機能を有した、
すぐに使用可能な製品を捜し求めている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本出願人は、驚く
べきことに、使用感に優れ、手にしっくりと馴染み、処
置表面のあらゆる形状に追従でき、かつ保護用又は処置
用生成物を塗布することのできる新規なフォームパッド
を開発した。
【0009】該パッドは、比較的大きな小孔を有してお
り、水と完全に混合してパウダー状生成物をフォーム状
にする。
【0010】本発明は皮膚,爪,毛髪,及び粘膜の保護
及び局所処置、特に化粧,クレンジング,穏やかな処置
や手当てのためのフォームパッドに関するもので、この
パッドは、リムを形成するヒンジ接合部を備えた、フォ
ームから成る少なくとも一つのシートを備えている。こ
のパッドは従来のパッドよりも扱い易くかつ柔らかいも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】このパッドはフォームから成る単
一のシートを有したものであってもよい。このパッドに
は、スキンケア及び皮膚の局所的処置のための生成物
(化粧品を含む)を含浸させることができる。例えば、
ケア及び局所処置用生成物の溶液又はエマルジョンを含
浸させ、その後、該パッドを脱水する方法を用いること
が可能である。
【0012】また、該パッドは、フォームから成り実質
的に同一のサイズと外形を有した二つのシートを備えた
ものであってもよい。その場合、これら二つのシート
は、エッジ部どうしを合わせて重畳されるとともに両者
間には水溶性又は水乳化性の生成物Pから成るパウダー
が包含されており、この生成物Pは化粧用,皮膚科用,
又は薬学用生成物であり、前記二つのシートは共に、少
なくとも一つの前記接合部により外周部に沿って保持さ
れている。
【0013】パウダーは、バインダに分散された、ある
いはぎっしりと詰められたルーズパウダー (loose powd
er) を意味している。生成物Pは、50nm〜3.5m
m、好ましくは100nm〜300μm、さらに好まし
くは5μm〜150μmの単位粒子を含んでいてもよ
い。
【0014】前記接合部により、パッドには、同じ厚さ
のフォームシートでは得られないドーム形状 (flattene
d spheroidal shape)、及び手に対してより優れた保持
性が得られる。
【0015】本発明によれば、生成物Pは、パッドが乾
燥している限り二つのシート間に包まれた状態となる。
パッドが濡れると、生成物Pは溶解又は乳化し、該パッ
ドの表面に向かって拡散し、処置される面に塗布され
る。
【0016】本発明に係るパッドの製造に用いられるフ
ォームはどのようなタイプのものであってもよい。例を
挙げるならば、ポリエステル,ポリエーテル,ポリエチ
レン,ポリスチレン,ポリウレタン,ポリ塩化ビニルの
フォーム,その他である。これらのフォームは、パウダ
ーの粒径に応じたサイズの開口セル又は半開口セルを有
したフォームである。特に、これらのセルは1μm〜
3.5mmの幅を有している。
【0017】フォームから成る二つのシートは、異なっ
たタイプ,密度,厚さ,又は表面特性を持ったものとす
ることが可能である。例えば、このシートは織物,フロ
ック(flock) ,又はエラストマーで覆うことが可能であ
る。それらは異なった色,起伏,及び厚みのものとする
ことができる。
【0018】接合部は、例えば接着,超音波,高周波に
よる接合,又は機械的圧着等、当業者に周知のあらゆる
手段によって形成することができる。
【0019】接合部は周縁から奥まった位置に形成され
ている(ヒンジ接合部)。この接合部の両側に前記フォ
ームシートが互いに分岐して膨出部を形成している。
【0020】従って、フォームシートの外縁はリムを形
成しており、このリムは、リム幅に応じて大きめあるい
は小さめに丸められている。パッドの中心部とこのリム
との間において前記接合部がヒンジとして作動し、パッ
ドが処置面を動くときにこのリムはブラシの端部のよう
にしなり、これにより、強調された起伏部分、例えば顔
面、特に鼻の両翼部及び目の輪郭部等に届くようにな
る。
【0021】上記の作用効果に加え、ヒンジ接合部を有
したこのパッドは、水に浸した場合、他のタイプのパッ
ドよりも規則的かつ均一に生成物Pを拡散させる。従来
のパッドでは、濡らした後、指の力が加わると、液体が
逃げ落ちてしまったが、ヒンジ接合部を持った本発明の
パットは液滴を形成せず、処置面の全面にわたってムラ
のない液膜を形成する。
【0022】しかも、該パッドを囲む柔軟で丸められた
リムは、従来のパッドの周囲に形成された外周接合部よ
りも柔軟性に富み、柔らかいものである。
【0023】このパッドの厚み、すなわちフォームから
成る二つのシートの合計の厚みは3〜30mm、好まし
くは4〜20mm、さらに好ましくは6〜12mmであ
る。
【0024】リムの幅は0.1〜20mm、好ましくは
1〜15mm、さらに好ましくは1.5〜10mmであ
る。
【0025】接合部は可変幅とすることもでき、当業者
によって所期の使用に適応されるものでなければならな
い。
【0026】本発明に係るパッド内に用いられる生成物
Pは、局所に適用される化粧用,皮膚科用,又は薬学用
の生成物とすることができる。これらの生成物は、パウ
ダー,固形ジェル,又はケーキの形状で、本発明に係る
パッド内に入れられる。例を挙げるとすれば、せっけ
ん,シャンプー,化粧落とし,化粧品,日光浴剤,ケア
クリーム,植物又は動物エキス,ビタミン,タンパク
質,酵素,ミネラル塩,及び微量元素,等である。
【0027】これらの生成物は凍結乾燥,微粒化,脱
水,結晶化等、当業者に周知の全ての手段により所要の
物理的形状とされる。
【0028】このように製造される該パッドの外形は通
常丸いものであるが、その他の幾何学的形状、あるいは
意匠を凝らした形状とすることも可能である。
【0029】接合部は該パッドの形状と同心的に設ける
こともできるが、該パッドの形状に対して偏心している
か、あるいは交差したものであってもよい。パッドは、
好ましくは同心的となる複数のヒンジ接合部を有してい
てもよい。
【0030】本発明の変形実施形態では、前記接合部
を、その一部を該パッドの外周部に位置した外周接合
部、一部をヒンジ接合部とすることができ、この場合で
は、該パッドの周辺部のみがリムを有するものとなる。
【0031】ヒンジ接合部を持った本発明に係るパッド
ではさらに、リムを、外周接合部によって閉じることが
できる。この場合、これら二つの接合部は実質的に同心
的なものとなる。
【0032】接合部は、その接合部を形成するのに用い
られるツールにより異なった形状及び起伏を持つことが
できる。例えば、接合部は平坦,凸状又は凹状,あるい
は特殊な形とすることができる。
【0033】本発明に係るパッドの製造方法は、生成物
Pをフォームから成る一のシートの中心に配置し、次い
で、二つのシートを、前記生成物Pがこれら二つのシー
トの間に配されるように重畳し、最後に、前記二つのシ
ートを前記生成物Pを包むように互いに接合する工程を
備えて成る。シートは当業者に周知の如何なる手段によ
っても接合される。外周接合部は、フォームを接合部と
同じレベルに切断することにより得られる。
【0034】
【実施例】図1に示したパッドは、フォームから成る二
つのシート11と、これら二つのシートの間に配設され
た局所処置及びケア用生成物12と、これらフォームの
シートを互いに挟み込むヒンジ接合部13と、リム14
と、を備えている。フォームは上述した如きものであ
る。
【0035】図2に示したパッドは、フォームから成る
二つのシートと、これら二つのシートの間に配設された
局所処置及びケア用生成物12と、これらフォームのシ
ートを挟み込むヒンジ接合部13と、を備えている。こ
の接合部は、該パッドの周辺のの第一の部分にわたる外
周接合部23-1と、この周辺の他の部分にわたるヒン
ジ接合部23-2と、である。ヒンジ接合部23-2がリ
ム24を形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒンジ接合部を備えた本発明に係るパッドを
一部切り欠いて見た斜視図である。
【図2】 一部が外周接合部となり一部がヒンジ接合部
となる接合部を備えた本発明に係るパッドを一部切り欠
いて見た斜視図である。
【符号の説明】
11,21 シート 12,22 生成
物P 14,24 リム 13,23-2
ヒンジ接合部 13-1 外周接合部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61M 35/00 A61M 35/00 Z

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚,爪,毛髪,及び粘膜の保護及び局
    所処置、特に化粧,クレンジング,穏やかな処置や手当
    てのためのフォームパッドであって、リム(14,2
    4)を形成するヒンジ接合部(13,23-2)を備え
    た、フォームから成る少なくとも一つのシート(11,
    21)を備えていることを特徴とするフォームパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッドにおいて、フォー
    ムから成り実質的に同一のサイズ及び外形を有した二つ
    のシート(11,21)を備え、これら二つのシートは
    エッジ部どうしを合わせて重畳されるとともに両者間に
    は水溶性又は水乳化性の生成物P(12,22)から成
    るパウダーが包含されてされており、前記生成物Pは化
    粧用,皮膚科用,又は薬学用生成物であり、前記二つの
    シートは共に前記接合部(13,23-1,23-2)に
    より保持されていることを特徴とするパッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のパッドにおいて、
    3〜30mmの厚みを有していることを特徴とするパッ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、4〜20mmの厚みを有していることを特
    徴とするパッド。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、6〜12mmの厚みを有していることを特
    徴とするパッド。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、前記接合部が、0.1〜20mmの幅を有
    したリム(14,24)を形成していることを特徴とす
    るパッド。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、前記接合部が、1〜15mmの幅を有した
    リム(14,24)を形成していることを特徴とするパ
    ッド。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、前記接合部が、1.5〜10mmの幅を有
    したリム(14,24)を形成していることを特徴とす
    るパッド。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8の何れかに記載のパッ
    ドにおいて、同心となる複数の接合部を有していること
    を特徴とするパッド。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9の何れかに記載のパ
    ッドにおいて、前記フォームは、複数の開口セル又は複
    数の半開口セルを有したフォームであることを特徴とす
    るパッド。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10の何れかに記載の
    パッドにおいて、前記フォームは、1μm〜3.5mm
    の幅を持った複数のセルを有していることを特徴とする
    パッド。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11の何れかに記載の
    パッドにおいて、リムを形成するヒンジ接合部と周縁接
    合部とを備え、これら二つの接合部が実質的に同心状で
    あることを特徴とするパッド。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12の何れかに記載の
    パッドにおいて、一部が外周接合部(23-1)、一部
    がヒンジ接合部(23-2)となる接合部を有している
    ことを特徴とするパッド。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13の何れかに記載の
    パッドにおいて、前記生成物P(12,22)はせっけ
    ん,シャンプー,化粧落とし,化粧品,日光浴剤,ケア
    クリーム,植物又は動物エキス,ビタミン,タンパク
    質,酵素,ミネラル塩,及び微量元素から成る群から選
    ばれたものであることを特徴とするパッド。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14の何れかに記載の
    パッドにおいて、前記生成物P(12,22)は50n
    m〜3.5mmの単位粒子を含んでいることを特徴とす
    るパッド。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のパッドにおいて、前
    記生成物P(12,22)は100nm〜300μmの
    単位粒子を含んでいることを特徴とするパッド。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のパッドにおいて、前
    記生成物P(12,22)は5μm〜150μmの単位
    粒子を含んでいることを特徴とするパッド。
  18. 【請求項18】 請求項1,3〜13の何れかに記載の
    パッドにおいて、フォームから成る単一のシートを備え
    ていることを特徴とするパッド。
  19. 【請求項19】 請求項1,3〜13,18の何れかに
    記載のパッドにおいて、皮膚の処置及び局所保護のため
    の生成物が含浸されていることを特徴とするパッド。
  20. 【請求項20】 請求項2ないし17の何れかに記載の
    パッドの製造方法であって、 前記生成物P(12,22)をフォームから成る一のシ
    ートの中心に配置し、 次いで、前記二つのシート(11,21)を、前記生成
    物Pがこれら二つのシートの間に配されるように重畳
    し、 最後に、前記二つのシートを前記生成物Pを包むように
    互いに接合する、ことにより製造することを特徴とする
    パッドの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項19記載のパッドの製造方法で
    あって、リムを形成するヒンジ結合部を備えてフォーム
    から成るシートを、保護及び局所処置用生成物の溶液又
    はエマルジョンに含浸させ、次いで該パッドを脱水する
    ことを特徴とするパッドの製造方法。
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